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観光時


ぶらぶらと歩きながら街の雰囲気を楽しむのは、旅行の醍醐味。コバルトブルーの澄んだ青空を背景に、歴史ある建造物がさりげなく街に溶け込み、そして人々も温かくて人懐っこいスペインでは、散策もまた格別です。
ここではマドリッドやバルセロナなどの大都市を歩く場合に、治安面から留意しておいてほしいことを紹介します。その他の町ではここまで注意する必要は感じませんが、これらの情報を参考にして、他の町々でも気は抜かないようにして下さい。



観光時のスタイル

一般的に観光客全般が泥棒から狙われる対象となるのですが、残念ながら、中でも日本人観光客が特に狙われやすいようです。なぜか。
まず第一に、日本人観光客の多くが、こちらの常識で考えると大金に相当する額の現金やパスポートなどの貴重品を持ち歩いているからです。
そして第二に、治安の良い日本に馴れていることと、旅行先であるということの解放感が相まって、街を歩く際に最低限必要な緊張感が失われているからです。

まず泥棒・強盗の手口を説明しましょう。単純なスリ、置き引き、ひったくりなどに加え、 強奪というべき手荒なものも存在します。
犯人は通常集団で行動しますので、気がついた時には実は既に囲まれていた… という場合が最も怖いですね。
近年は減りましたが、中には背後から首を絞めて気絶させ、地面に倒れこんだところで 貴重品を奪い去るというケースも、稀に見られます。
そしてほとんどの場合、彼らはナイフを装備しています。

ということで、街歩きをする際の基本は、手ぶらです。
貴重品はホテルのセーフティーボックスに預けてしまってから出掛けてください。
腹巻き型や首から提げるタイプの貴重品入れなら安全と思われるかもしれませんが、残念ながらこれらの存在は強盗の間ではあまりにも広く知られています。
パスポートのコピー、必要量の現金、あればカード類などを、盗られにくい前ポケットに、別々の場所に分けて入れてください。

どうしてもバッグを持たなければならない場合も、貴重品はポケットなどに分けて入れ、くれぐれも盗られて困るものは入れないでください。そうした上で、肩からぶらーんと提げるなど、できるだけ無防備なスタイルで持つようにします。
一見矛盾しているように思われるかもしれませんが、これは盗難を避けることよりも、人体への被害を避けることに重きを置いた助言です。バッグの斜め掛けや腹巻き型バッグは、盗りにくい分、万が一の時に自分も転ばされたり、泥棒が強攻策に出て大怪我をする恐れがあります。
それならば、逆に狙われた時にはあっさりと諦めて、彼らが盗りやすいようにしておいた方が怪我が無く、より安全策だと言えます。ただし、あくまで貴重品を入れないと言うことが前提です。

必ずチェック!!  完全に誤解されている最も危険なスタイル例
(マドリッド、バルセロナなど、大都会の散策時に避けたほうが良いスタイルです)
*バッグの斜め掛け *バッグを持った上から上着で隠す *首紐付き貴重品袋や、胴巻きタイプの貴重品入れの使用

これらは全て、スリ対策であって、強盗対策では無いと言う事を忘れないようにして下さい。狙われた場合、 身体に大怪我をする原因となるものです。 1人でもこのような格好の人がいると、その人のせいで、他の仲間までが強盗の被害に遭う事になります。お互いに指摘し合うようにしましょう

必ずチェック!!  推奨出来るスタイル例
(マドリッド、バルセロナなど、大都会の散策時に実行して頂きたいスタイルです)
*原則は手ぶら *ガイドブック、ミネラルウォーターなどを持つ場合はスーパーなどのビニール袋で充分です。 *カメラは隠さずにカメラと判るように持つ (通常カメラは強盗の対象ではありません。バッグなどに入れて隠し持つと、かえって狙われます)



注意すべき場所

まず、知らない街を歩く場合は、ホテルを出る前に目的地までの行き方を頭の中にしっかりと入れておきます。もし街中で地図を広げなければならなくなったら、地図を見る人と周囲を見張る人とに役割分担をしてください。

歩く道は、できるだけ大通りを。地図上で近道に見えるからといって人通りのない小道に入るのは危険が伴う事もあります。大通りを歩く時も安心せず、常に周囲に気を配ってください。
怪しい雰囲気の人が後を付けているように思われたら、近くの店に入り、その人がどのような行動を取るか観察します。公衆電話で立ち止まったりウィンドウショッピングを始めたりした場合にはつけられている可能性が大きいですので、店の中でその人が諦めて立ち去るまで待ってください。

人の集まる所、特に日本人の集まる所は要注意です。言ってしまえば、観光モニュメントのある所は全て、決して安全とは言えません。常に注意を怠らないでください。

こんな場所は要注意!!
大きな交差点などに用意されている地下道(例:マドリッドのシベレス広場)、 地下鉄乗り場へ通じるエスカレーター(出来るだけ階段を使用する)、 特に地下道が長い地下鉄の駅(例:Plaza de Espana、Noviciado、Nuevos Ministerios、Republica Argentina、Diego de Leon、Nunez de Balboa、Embajadores、Acacias)



注意すべき時間帯

人通りの絶える時間は要注意です。早朝(平日の7時半前、土日祝日の9時前くらい)、 深夜(23時半過ぎくらい)に加えて、特に夏場はスペイン人の人通りが絶える 昼休み(午後2時〜5時)も用心してください。
スペインの一日は長く、夜にレストランが開くのは早くても20時ですので、昼休みの時間帯はゆっくり昼食を摂ったり、ホテルに戻って一休みされてはいかがでしょうか。



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