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スペインのニュース

現地のメディアよりスペインのニュースを毎日更新でお伝えします
土日、祝日はお休みです。

スタッフが休暇のため、11月30日から1月半ばまで、毎日では無く、不定期の掲載とさせていただきます。


2017年12月15日(金)

カタルーニャ警察:カタルーニャ独立派政党のためのスパイ機関

10月1日にカタルーニャで行われた違憲州民投票のあと、中央政府がカタルーニャ自治州自治権の部分的停止処分を決定するかしないかの 判断は、当時、州知事を務めていたカルラス・プーチデモン氏が同州議会を解散し、前倒し州選挙を発表するかどうかにかかっていたが、その発表のある可能性がほぼ無いと思われた時点で、国家裁判所は独立プロセスに関する書類でカタルーニャ警察が所有するもの全てを押収し、裁判所へ提出するよう命じた。
これを受け国家警察は、関連書類やデジタル情報を焼却処分するため搬送中であったカタルーニャ警察のワゴン車2台を探知、拘束し、その積荷を全て没収した。
それら全資料の調査結果が徐々に公開されつつあるが、その中で、カタルーニャ警察が警察機構としてはではなく、独立反対派の政治家、 企業、市民団体などの動向を探るためのスパイ機関として運用されていた事が判明。
過激な独立プロセスが始まる発端を開いたアルトゥール・マスの州知事時代、そしてその後を継いだプーチ・デ・モンの州知事時代にこのスパイ機構としての運用が行われており、カタルーニャに住む独立反対派政党の議員等をエスコートしていたカタルーニャ警察官等は、全て彼等をエスコートするように見せかけたスパイであったことが明らかとなった。
また中央政府の議員や閣僚等がカタルーニャを訪れた際に、その身辺警備のために配備されたのも、カタルーニャ警察官の姿を装ったスパイで、その行動の一部始終がカタルーニャ独立派政府に報告されていたとのこと。
同様に、独立に反対する姿勢を見せる企業や市民団体についても、その主要人物にはカタルーニャ警察がスパイとして付けられ、どこで誰と ミーティングを行なっているかなど、細かく写真を添えてカタルーニャ州政府へと送られていたことが判明。
カタルーニャ警察のある情報筋によると、これらのスパイ行動の任務を受けたカタルーニャ警察官については、独立賛成の意思を持つメンバーが選ばれており、本人が同意した上での任務遂行であったと言う。

カタルーニャのホテル、外国人ツーリスト離れにより19%の値下げ

一方的な独立プロセスを進めた結果、カタルーニャの社会情勢不安が直接的原因となって、同地を訪れる外国人ツーリストの減少が目立っている。
そう言った中、カタルーニャのホテル業界では、少しでもこれを補おうと値段を下げる傾向が見られ、違憲州民投票が行われた10月1日時点の値段と比較すると、その価格は19%ダウン、夏場のハイシーズン時と比べると26%ダウンと、その落ち方はバレアレス諸島と並んでスペイン全国でトップを切っている。
カタルーニャでは依然、自治州権の一部停止処分が続いており、中央政府の介入により一見、その情勢は落ち着きつつあるように見えるが、 今月21日に自治州としての新政府確立のための州選挙が予定されており、その結果次第で今後、同地の社会情勢がどう変化するかが左右されると思われる。


2017年12月12日(火)

世論調査、ERCが勝利

カタルーニャのエル・ペリオディコ紙が、今月21日に投開票が行われる同州選挙に関する世論調査の結果を発表した。
それによると、独立推進派のERCがトップで30〜31議席、次いで、やはり推進派のJxCatが29〜30議席獲得となる。
3位は反対派のPSCとシウダダノスが29〜30議席でしのぎを削る。
また、やはり推進派のCUPは7〜8議席となる。
これら推進派3党の上方の数値を合わせれば絶対過半数も可能となるが、下方の場合は過半数に達しない計算となる。
尚、中央政府与党のPPの予想議席数は6〜7で、主要政党のなかでは最下位であった。

違憲州民投票、宣伝費に公庫から50万ユーロ

治安警備隊の調査によると、10月1日に当時の州政府によって強行された違憲州民投票の宣伝費に、公庫から50万ユーロが支払われていた事がわかった。
このうち約27万7000ユーロは同州のテレビやラジオで放送されたスポットの製作費に充てられ、残りは海外向けの宣伝活動に使われた模様。
同警備隊は公費の不正流用で調査しているが、不透明な部分が多く、正確な数値を出すのは非常に困難な状況であるという。
このため同警察では、国政レベルの会計監査を求めるとしている。

宗教美術品、シヘナ修道院に返還

ウエスカの裁判所の判決により、同県のシヘナ修道院への返還が命じられていた宗教美術品44点の移動が、昨日午前11時半ごろ開始された。
所蔵していたジェイダ(レリダ)の博物館前には多くの市民が集まり抗議集会を行い、中には州警察の停止線をくぐって輸送車の出発を阻止しようとする者もいた。
同博物館館長は、「非常にデリケートな状態にある作品もある」と移送を危惧した。
一方、返還先のウエスカでは、政治家や一般市民がこれらの作品を出迎えるために修道院付近に集まった。


2017年12月11日(月)

カタルーニャ州前閣僚、パスポートはく奪でも更新申請

報道によると、カタルーニャ州議会の前閣僚のひとり、ジョルディ・トゥルル氏が、パスポートの更新を行おうとしていたことがわかった。
同氏はカタルーニャ州の違憲州民選挙や一方的な独立宣言に関連して逮捕されたが、保釈金の支払いとパスポートはく奪、出国禁止と法的機関への定期的な出頭を条件に先週仮釈放されていた。
釈放後、同氏はバルセロナの警察署に期限切れパスポートの更新申請を行ったため、同警察署が最高裁判所に連絡し、これが発覚した。
最高裁判事は、はく奪命令が実行されている間はパスポートの更新ができない事を同氏に改めて通達した。

カタルーニャの医療予算、独立政策で大幅削減

エル・パイス紙の報道によると、カタルーニャ自治州の公共医療に充てられる予算は、2012年以降大幅に削減されたという。
アルトゥール・マス元州知事が州知事となった2010年以降、予算の多くは独立推進に流れ、また3期連続の州選挙前倒しで、削減の影響を最も大きく受けたのは医療であった。
これに伴い、医師やベッドの削減などが大幅に行われた模様。
一方でカルレス・プーチデモン前州知事の時代以降、手術の順番待ち期間が増加した。

暴風雨アナ、各地で被害も雨は期待外れ

今回初めて命名された発達性低気圧「アナ」。
イベリア半島北部や北西部では暴風による特別警報が発令され、最大風速は140キロに達すると予測されていた。
各地で倒木や冠水などの被害が発生し、特にガリシアなどでは現在も複数の自動車道が通行止めとなっている。
しかしながら、降雨量に関しては記録的な水不足を補うには程遠いものとなり、大きな期待外れとなった。


2017年12月5日(火)

最高裁判事、前州知事らの逮捕令を撤回

最高裁判所のパブロ・ジャレナ判事は今朝、ベルギー滞在中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事らの国際指名手配を取り下げるよう指示した。
これにより、現地で今月14日に行われる予定であった司法裁決は無期延期となった。
撤回の理由について同判事は、カタルーニャ独立問題に関連した容疑者が、全員同じ条件の下で審理が行われるようにするためとしている。
前州知事らベルギー組は、現地の裁判において公金横領や不服従の罪では審理を受けても、反逆罪では裁かれないという。
取り下げにより、前州知事らはベルギーから他国へ出国できるが、スペイン国内での逮捕令は有効であるためスペインに帰国する ことがあれば逮捕の対象となる。

スペイン国籍取得の外国人、32%増加

国家統計局(INE)の調査によると、昨年のスペイン国籍取得件数は15万944件で、2015年より32%増加した。
取得者を国籍別でみると、最も多かったのはモロッコで3万7009件、これに続くのが、ボリビア、エクアドル、コロンビア、ドミニカ共和国、ペルー、キューバ、アルゼンチン、パラグアイ、と中南米諸国が大多数を占めているが、アジアではパキスタンが際立っている。
男女別では女性が半数をやや上回り、年齢層では30〜39歳が最も多かった。
一方、取得者が最も多かった自治州はカタルーニャとマドリッドだった。

大晦日のソル広場入場者数を縮小

大晦日に新年のカウントダウンが行われるマドリッドのソル広場では、世界中から大勢の人が集まるため、例年入場制限が行われている。
同市役所は、今年の入場者数の定員を縮小する事を検討していると発表した。
これは、テロなどの有事に備えて、パトカーや救急車などの通路と、負傷者の応対のための救護隊員のスペースを確保するためという。
同市のマヌエラ・カルメナ市長は、これらの対応は全て、市民や訪問客の安全を第一に考えたためであるとコメントした。


2017年12月4日(月)

最高裁判事、前副知事らの拘留を継続

パブロ・ジャレナ最高裁判事は、オリオル・ジュンケラス前カタルーニャ州副知事、元閣僚のジョアキム・フォルム氏、さらにオムニウムとANC代表のジョルディ・クイシャールとジョルディ・サンチェス両氏の拘留を継続すると発表した。
それによると同判事は、前副知事らに逃亡の危険性はないものの、裁判所で検察側の質問への回答を拒否していることから、再犯の恐れがあると判断したためという。
一方でそれ以外の前閣僚らに対しては10万ユーロの保釈金の支払いと引き換えに釈放すると通達した。
彼らについても再犯の可能性はあるが、前副知事らほどの影響力はないためとして、代わりに裁判所への定期的な出頭義務やパスポートはく奪、出国禁止令などが出されている。

11月の失業者数増加、特にカタルーニャで顕著

雇用・社会保健省によると、先月の失業者数は前月比7255人増加した。
これで総失業者数は347万4281人となった。
先月のデータでは特にカタルーニャでの失業者数増加と雇用の減少が目立っており、バレアレスとカンタブリアに次いで、全国で3番目に失業者数が増加した。
同省では、観光シーズンや農作物の収穫時期の終了などにより、11月は例年失業者が増加傾向にあるが、カタルーニャの政情不安定も影響していると懸念している。

14県に低温注意報

気象局は本日14県に低温注意報を発令した。
それによると、注意報が出ているのはコルドバ、ウエスカ、サラゴサ、アルバセテ、クエンカ、グアダラハラ、レオン、サモラ、バルセロナ、ヘロナ(ジローナ)、ジェイダ(レリダ)、マドリッド、アリカンテとオレンセで、最低気温は5度からマイナス4度となる見込み。
また、ヘロナ(ジローナ)とメノルカには強風注意報も出ている。


2017年11月29日(水)

文化省、カタルーニャにある宗教美術品44点のシヘナへの返還を命令

アラゴン州、ウエスカ県にある12世紀建築のサンタ・マリア・デ・シヘナ王立修道院の所蔵であった宗教美術品が、カタルーニャ州のジェイダにある博物館に展示されていたが、これの返還を求める裁判が行われていた。
返還を命じる判決が下されたあと、昨年、ジェイダ博物館は同地に展示されていた97点の美術品の内、53点のみを返還し、残り44点の返還を拒絶し続けていたが、今回、憲法155条適用の元でカタルーニャの文化局長を代行するメンデス・デ・ビゴ文化大臣は、判決に従い全てを返還することを命じた。
罷免され、ブリュッセルに滞在中の元カタルーニャ州政府文化局長のジュイス・プーチ氏は、自身のトゥイッターを通し、今回の措置について「これでまた一つの架け橋が崩れ落ちた。こんなことをしながらカタルーニャとの対話を復旧させると言うのか?」と批判した。
その一方でメンデス・デ・ビゴ文化大臣は、「未返還の美術品の返還を命じたのは、裁判所が出した判決に従っただけで、カタルーニャ問題に油を注ぐものでは無い。法廷が下した判決に従わない人々が存在すると言うことそのものが驚きである。」とコメント。

タクシーの全国スト、マドリッドでも大渋滞

本日、全国規模で行われているタクシーのゼネストにより、マドリッドでは早朝より大渋滞となっている。
スペイン各地で一斉に行われるストだが、首都マドリッドでのデモに参加しようと、全国各地からタクシーが集結しているため、同市内では、サービスを行なっていないスペイン各地のタクシーの姿が見られる。
これらタクシーによる抗議デモは、マドリッド市内中心部において本日12時から15時にかけて行なわれる予定。


2017年11月28日(火)

EU議会、プーチデモン氏の言動に反論

EU議会の広報担当官は昨日、罷免された前カタルーニャ州知事カルレス・プーチデモン氏の言動に反論した。
これはイスラエルの公共放送の番組で、同氏がEUを批判したことを受けたもの。
前州知事は、EUは退廃的で時代遅れの国々の集団であると評し、その地域の一部の人権や民主主義に無関心であると批判した。
そして、EU離脱を問う住民投票をカタルーニャで行うべきであると主張した。
これに対してEU議会の広報官は、EUは民主主義を基本とした連盟であり、世界有数の経済市場であると反論した。
尚、プーチデモン氏は、EUやその通貨であるユーロそのものは支持しており、欧州連合の体制を変えるために尽力していくと述べた。

プラド美術館、デジタル化資料をウェブで公開

マドリッドの国立プラド美術館は、デジタル化された同館所蔵の資料のウェブ公開を開始した。
200年近い歴史を持つ同美術館は、12000点近くに上る資料をデジタル化した。
その内容は1819年の開館に向けたプロジェクトのものから近年の資料まで、歴代館長の個人的資料からピカソのゲルニカ移動のプロジェクトに関するものなど、多岐にわたっている。
同館ではすでに所蔵作品15000点以上がデジタル化されウェブで閲覧できる。
同館の担当者は、デジタル部門はすでに同美術館の主要部門であるとコメントしている。

装飾博物館でマノロ・ブラニク展

マドリッドの装飾博物館では、靴のロールスロイスと評されるマノロ・ブラニクの作品の特別展示を開催中。
カナリアス出身のブラニクの靴は、世界中のセレブに愛され、ハリウッド映画でもしばしば使用されており、安い物でも一足600ユーロする。
スニーカーにヒールがついたような奇抜なものや、見るだけで目が回りそうな高いピンヒールなど独特のデザインの靴212足と80点のデザイン画が展示される。
この展示は来年3月8日まで。


2017年11月27日(月)

全国のタクシー、水曜日に24時間スト

スペイン最大のタクシー組合は、その他の組合と協力して、今週水曜日に24時間ストライキを行うと発表した。
今回のストは、最高裁判所がUberなど運転手付きレンタカーに有利となる判決を下した事に抗議するもので、組合代表はタクシー業界の崩壊につながると危惧している。
一方Uberは、これにより新法が導入されれば、消費者の選ぶ権利が拡大すると評価している。
尚、このストでは、緊急・救急や空港、駅などでのサービスは対象外となる。

カタルーニャ州選挙世論調査、ERCがトップか

カタルーニャ自治州選挙まで4週間となった先週、全国紙エル・パイスは世論調査の結果を発表した。
それによると、独立推進派のERCが得票率26.5%で1位、これに次ぐのが反対派のシウダダノスで25.3%だった。
3位は社労党カタルーニャで14.9%、4位はカルレス・プーチデモン前州知事が代表となっているJxCATで13.6%、PPは5.8%だった。
一方、保守系全国紙ラ・ラソンの調査では、独立推進派3党の予想議席数は絶対過半数に達しないとの結果が出ている。

12県に低温注意報

気象局は本日、12県に低温注意報を発令している。
予報が出ているのはテルエル、サラゴサ、クエンカ、グアダラハラ、ブルゴス、レオン、パレンシア、セゴビア、ソリア、バジャドリッド、マドリッドとバレンシアで、最低気温が零度以下となる地域もある模様。
またマジョルカ、メノルカとジローナでは高波注意報も出されている。
ただし、水不足が深刻化しているなか、降雨に関してはジブラルタル付近とアンダルシア、エクストレマドゥーラの一部で小雨が予測されている程度という。


2017年11月24日(金)

独立主義者、1-O担当判事の自宅にペンキ

バルセロナに住む裁判官、フアン・アントニオ・ラミレス・スニェル氏は、1-O(10月1日)に行われた違憲州民投票事件の裁判の担当をしているが、 彼の家に脅迫文などがペンキで書かれると言う、独立主義者等による嫌がらせがあった。
最近、法機関に属するメンバーへの嫌がらせ行為が激化しつつあり、一昨日にはバルセロナ検察長を務めるアンナ・マリア・マガルディ氏の自宅の電力ケーブルとTVアンテナケーブルとが切断されている。
そう言った中、カタルーニャで働く裁判官や検察官から、職務を行なうための正常な環境か無いとして、他地方への転勤依頼が相次いでいる模様。

カタルーニャにおける特別警備態勢、緩和へ

憲法155条適用のあと、特に深刻な暴動が生じていないことから、内務省はカタルーニャに特別配備されていた警官隊の一部を撤退させつつある。
カタルーニャにおける違憲独立運動が高まる中、スペインの他地方から国家警察官、治安警備隊員など約6000人がカタルーニャに特別配備されていたが、その内の半数が本来の勤務地へと戻された。
普段からカタルーニャで働く国家警察官と治安警備隊はそれぞれは2929名、3164名で、計6093名が同地に配備されているが、現時点ではこれらに加えて3000名が特別配備として残されており、予定では少なくとも12月21日の州選挙終了後、年末まではこの状態が維持されるとのこと。


2017年11月23日(木)

PDeCAT、 一方的独立政策を破棄

PDeCAT党とERC党は、2015年度選挙の際、Junts per Siと言う名の元に合同で統一候補を立て、これまで「一方的独立政策」をベースにした独立運動を共に展開して来たが、来る12月21日に行われる選挙では、それぞれが各々の候補を立てて独自の参選を予定している。
ただし、独立プロセスを続行するために両党の間で今後の方針についての討議が重ねられており、その中で、これまでの戦略の土台となって来た「一方的独立政策」を破棄する事で同意した模様。
「一方的独立政策」による独立プロセスは失敗に終わったとして、今後は中央政府との対話をベースにした「双方向からの独立プロセス」を進めて行くと言うことだが、それにはスペイン国憲法の改正が必要となるため、12月21日の選挙で仮に独立派勢力が 再度、政権を握ることとなった場合、中央政府は憲法改正に向けての圧力への対応に迫られることとなろう。

カタルーニャを訪れるツーリスト減少

今年10月のホテル利用者数は、スペイン全国平均で見た場合、昨年同時期と比較して2%プラスの950万人となり、また、宿泊日数合計も1.14%プラスの3090万泊に達した。
しかしながら、10月1日に違憲州民投票が行われたカタルーニャ州では、ホテル利用者数が州内平均4.4%のマイナスとなった。
特にジロナでは12.4%と大きく後退し、バルセロナでも4.5%のマイナス、ジェイダでは1.8%のマイナスとなっており、タラゴナだけは6.2%のプラスと、カタルーニャ危機が続く中にあってもプラス傾向を維持した。
また、宿泊日数合計にしても、スペイン全国平均では1.14%のプラスとなったのに対し、カタルーニャ州平均では2.7%のマイナスとなった。
国内旅行者のみで見ると2%のマイナスで、外国人ツーリストについては2.9%のマイナスとなっており、外人ツーリストの減少が目立ったのが判る。
州内の地域別で見た場合、ジロナで8.8%のマイナス、バルセロナで3.3%のマイナス、ジェイダで0.3%のマイナスとなっているが、ここでもタラゴナだけ7.3%の増加とプラス値を維持した。
これらの動きがホテル代にも影響を及ぼしており、スペイン全国平均では5.6%の値上がりとなっている中、カタルーニャ州内平均では0.5%の値下がりとなった。


2017年11月22日(水)

不正選挙防止対策

12月21日に行われるカタルーニャ州選挙に向け、すでに混乱を招くためのネット攻撃が始まっている。
カタルーニャ独立派勢力は今回の選挙を不当としており、参加はするが、その結果が意図するものと異なる場合は、同選挙の不当性と不正性を訴える構え。

 そう言った中、ネット上で「どうすれば中央政府による開票時の不正行為を防ぐことができるのだろう?」と言った類の「正常な開票が行われるはずが無い」と言う印象を植え付けるためのメッセージが無数に流されており、これらのネット攻撃は、独立主義者、またはカタルーニャ独立を推し進めることによって、スペインの、更にはEUの統率を乱す事に意義を見出す海外勢力によるものと思われている。

 実際にスペインではどのような開票システムが使われているのかについて、マラガ大学、政治科学学科長を務めるアンヘル・バレンシア氏は次のように説明している。
「スペインの開票システムと開票結果の発表システムは、極めてその操作・改ざんが困難なものと言うことができ、その大きな理由として次の三つが挙げられる。
一つ目は、開票作業が契約を得た企業により行われるのではなく、全て投票会場のある地域住民によって行われると言うこと。
二つ目は、投票、そして開票作業の現場からその結果が発表される現場までの全てのルートにおいて、全ての政党が必要とあれば常にチェック出来るようになっていること。
そして三つめは、結果発表が全て市民と全政党のチェックの元に物理的に集められた情報に基づいて行われ、そこにはデジタル情報が一切含まれないこと。
地域住民から選ばれた選挙委員が開票作業を行ない、その間、全政党の党員は現場でチェックを行なう事が出来る。
開票と集計が終わると、そのまとめが三つの封筒に納められ、一つは裁判所に保存され、残り二つが地域の選挙委員会の管理下に置かれ、いつでも内容を再確認する事が出来る。
これらを実現するためには相当な時間を要するため、開票後すぐにメディアを通じて報道される開票結果は単なる参考資料程度のもので、正確性や合法性に欠ける。
最終的な選挙結果は、先述のとおり全て地域住民と全政党の党員による連係プレーによる手作業により、デジタル情報を排除した形で発表に至るため、選挙結果を操作したり改ざんするのは不可能に近い。」

 その他の専門家等を含め、今後、ネットを利用した攻撃によって、仮集計情報を好評するWEBページがブロックされたり、集計中と見せかけた偽のWEBページが公開される、また、偽の開票情報を次々に流し混乱を招くことによって、選挙の公正さについての信頼性を落とすと同時に懐疑心を高める、などの行為が行われる可能性は充分にあるが、投票と開票システムそのものについては、インターネットを含め、デジタル情報による介入がゼロであるため、内・外部からの不正が行われる可能性は極めて低いと言う意見で一致している。


2017年11月21日(火)

バルセロナEMA誘致ならず

欧州連合の一般事項審議会は昨日、欧州医薬品庁(EMA)の移転先を決める投票を行った。
EMAは現在ロンドンに本部を置くが、英国のEU離脱によってその移転先を決める必要があった。
その経済効果の大きさから複数の都市が候補に名乗りを挙げ、スペインからはバルセロナが立候補していた。
有力な候補地のなかでもバルセロナは唯一本拠地用の建物が存在していたため、本命とされていた。
しかしながら10月以降のカタルーニャ問題の影響を受け、第一回目の投票で落選となり、誘致を決めたアムステルダムと決戦投票に持ち込むことさえできなかった。
スペイン政府のドローレス・モンセラ保健大臣は、この敗退は独立推進派の失敗のひとつであると述べた。
一方で、引き続きベルギー滞在中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は自身のツイッターで、10月まではバルセロナは最有力候補であったが、憲法155条の適用が影響してしまった、と中央政府を非難した。
尚、この投票は非公開で行われており、どのような票の動きがあったかは不明である。
また、選択の基準には、その国にEUの機関が少ないほど有利というポイントがあったが、スペインにはすでに複数のEU機関が存在している。

前自治州閣僚、155条遵守と引き換えに釈放要求

国家裁判所の判事によって予防拘束中の前カタルーニャ自治州閣僚の弁護士が、同裁判所に、担当する2名の前閣僚の釈放を要求した。
この弁護士によると、彼らは逃亡や証拠隠滅の危険性はすでにないとしたうえで、憲法155条についてはその内容等に異議はあるものの、遵守する事を約束しているとして、先日釈放された前州議会議長と同様の措置を取るよう求めた。

60%の成人が運動不足

保険会社の調査によると、18歳から65歳までの成人の60%が全く運動をしていない事がわかった。
このうち23%は定期的に歩く事さえしていないと答えた。
またこのうち60%が体重オーバーを認め、さらに9%が20キロまたはそれ以上オーバーしていると答えた。
運動をしない理由は、家庭の雑事や仕事に追われてというのが最も多かったが、違うタイプの趣味を持っているためという回答もあった。
また10歳から18歳の子供を持つ親の3人に1人が、子供が十分に運動しているとは言えないと答えた。
自治州別でみると、最も運動不足なのはカスティージャ・イ・レオン、バレアレスとバレンシアで、逆に最も運動量が多いのはアストゥリアス、カナリアスとアンダルシアだった。
専門家は、スペイン人は、喫煙・飲酒やファーストフードを食べることは体に良くないと思っているが、運動不足の危険性はあまり重要視しない傾向があるとみている。


2017年11月20日(月)

カタルーニャから本部移転の企業、2573社に

商業登記所のデータによると、先週木曜日までにカタルーニャから州外に本部を移転した企業は、2573社に達した。
但し、移転企業の数値は減少傾向にあり、木曜日の移転数は33社、同じ週の火曜日(27社)に次いで2番目に低い数値となった。
尚、10月9日以降、最も移転数が多かったのは同月19日で268社、これに次ぐのが同9日の212社だった。
ここ最近は一日の数値は平均50社以下となっている。

国家警察と治安警備隊をネットで中傷の男ら逮捕

スペイン国家警察は、同警察および治安警備隊に対する脅迫文やボイコットを訴える文章をインターネットのSNSに掲載したとして、カタルーニャ在住の男2人を逮捕した。
同警察によると、この男らは同州の違憲州民投票を阻止するため配属されていた警官に対し「賞金稼ぎの殺し屋」、「生きる資格なし」などと罵倒したほか、「宿舎に火をつけろ」、「我々の子供たちが、奴らの子供たちと一緒に勉強したり遊ぶ事を阻止せよ」などと、憎悪をあおるようなメッセージもあった。
報道によるとこの二人は50歳と28歳で、いずれも州内の小規模自治体在住、逮捕容疑は憎悪と差別行為の教唆、脅迫と誹謗行為であるが、どちらもすでに釈放されている。

プラド美術館、193周年で特別イベント

マドリッドの国立プラド美術館は昨日、193周年の記念行事を行った。
その一環として、午前10時から19時まで常設・特別展示ともに入場無料となったほか、館内のホールでクラッシック・コンサートが開催された。
また、14歳以下の子供たちには、家族4人まで同伴して次回も無料で入場できるミュージアム・カードを贈呈した。
さらに193周年を記念して、オーディオガイドの利用範囲が拡張された。


2017年11月17日(金)

バルセロナ、テロ予防の障害物を設置

テロ対策の一環として、人通りの多い地域に障害物を置くようにとの助言が中央政府からあったにも関わらず、バルセロナ市行政は「障害物を置いたところで、テロリストは障害物が無い場所を選んで車突入テロを行なうだけで無意味である」として対策を取らずにいたところに起きたのが8月17日のランブラスをはじめとするカタルーニャにおけるダブル突入テロであったが、被害があった後になって、バルセロナ市行政は障害物の設置を決定した。
クリスマスシーズンが近づき、テロのリスクが高まる中、再度の車突入テロを防ぐため、ランブラス通りを始め、市内中心部の人通りの多い所に重量の大きいコンクリート製の花壇などの設置が行われる。
また、ツーリストが集結するサグラダ・ファミリア教会の周囲の道路は、全て車両通行止めとなる模様。

カタルーニャ最大のホテルチェーンHotusa、マドリッドへ引っ越し

10月1日にカタルーニャで行われた違憲州民投票以降、カタルーニャから脱出した企業の数はすでに2500社近くに上るが、この度、カタルーニャ最大のホテルチェーンとして知られるHotusaが、その本部のマドリッドへの引っ越しを決定した。
Hotusaは4000人以上の従業員、10億ユーロ以上の年商を持つ。
同社は、現時点では今回の本部移転決定についてのコメントを避けている模様。


2017年11月16日(木)

PSOE、カタルーニャ問題におけるロシア介入についての詳細情報を政府に要求

政府スポークスマンを務めるイニゴ・メンデス・デ・ビゴ氏は、去る金曜日、カタルーニャ問題に関してロシアやベネズエラなど外国からの情報操作、情報偽造による攻撃を受けている事を公表したが、これについてPSOE党は詳細情報を要求している。
PSOE党は、同問題は政府だけの問題ではなくスペイン国家全体の問題であり、慎重に対処すべきものであるとし、その情報操作による介入の詳細、そしてそれらの攻撃を防ぐために政府がどのような対策を講じているのかなどについて、正確な情報の提供を求めた。
また、スペイン国家情報局の責任者を務めるサエンス・デ・サンタマリア副首相自らによる説明を要求している。

ベルギー法廷、プーチデモン氏以下、元州政府閣僚の行動を監視

ベルギー法廷は、元カタルーニャ州知事であるプーチデモン氏を含むブリュッセルに逃亡、在留中の同州政府元閣僚ら5名に対し、自由に行動する権利を認めてはいるが、毎日の行動の監視を続けている。
元閣僚等5名は滞在している固定住所を届け出ると共に、毎朝、その日の行動予定を当地の警察に連絡することが義務付けられている。
また、ベルギーからの出国は禁じられ、法廷からの呼び出しがあれば常に出頭する必要がある。
これら5名の元閣僚等の身柄がスペインへ引き渡されるかどうかの決定が下されるのは、1月か2月頃になるとの見方が強い。


2017年11月15日(水)

マス元州知事、保証金集めに苦戦

2014年11月9日に行われた違憲州民投票において、その開催に必要な費用をカタルーニャ州の財政から賄ったとして、アルトゥール・マス元カタルーニャ州知事他、数名の元閣僚等に対し公金横領の罪で裁判が行われているが、保証金520万ユーロの納入期限が今月の16日と迫ってきており、現時点で220万ユーロが納入済みで、残り300万ユーロが未納となっている。
納入済みの220万ユーロは、そのほとんどが独立推進派団体であるANCやOmniumなどが中心となって集めた独立派州民からの寄付金に よるものだが、足らない分について、マス元州知事は彼等の個人的資産である不動産を充てる用意があるとしている。

カタルーニャにおける特別警戒レベル引き下げへ

内務省は、カタルーニャにおける特別警戒態勢を、少なくとも州選挙が行われる12月21日までは維持するものと見られるが、一時期に比べると同州の主要都市の様子は落ち着きつつあるとして、カタルーニャに特別配備されていた警察官等の一部引き上げを開始した。
撤退を開始した国家警察、及び治安警備隊は情報捜査班のメンバーが特に多く、国家警察だけでも200名が増員されていたが、その約3分の2が引き上げ、治安警備隊についても同様の措置が取られた模様。
また、非常事態に対応すべく訓練を受けた特別部隊についても、近日中に撤退を開始すると見られる。


2017年11月14日(火)

カタルーニャ独立活動家、ジュリアン・アサンジ氏との会合認める

カタルーニャの企業家で、独立推進運動の重要人物の一人とされているオリオル・ソレール氏は、先週木曜日にウィキリークス編集長のジュリアン・アサンジ氏と会合を持ったことを認めた。
アサンジ氏は米国の司法当局の追随を逃れてロンドンの駐英エクアドル大使館に5年以上前から政治亡命している。
ソレール氏はもう一人の活動家とともに同大使館を訪れ、現地時間の午後5時から、およそ4時間にわたって会合を持ったことをエル・パイス紙に明かしている。
しかしながら、その内容については、カタルーニャもアサンジ氏と同様、スパイ行為、検閲、不正法的措置、拘留などといった被害を受けてきたため、それらの経験を交換しあったものであるとして、来月の自治州選挙などカタルーニャの現状について言及したことを否定した。
一方スペインのアルフォンソ・ダスティス外務大臣は、カタルーニャについて何も話さなかったとは思えないとコメントし、これまでもカタルーニャについて大量の偽情報を流したとされるアサンジ氏と活動家らの接触に警戒感を強めている。

税務省、カタルーニャ州市長200人の経費を調査へ

スペイン税務省は、カタルーニャの独立推進派市長ら200人のベルギー滞在費の 支払元の調査を裁判所に要請すると発表した。
これは今月7日カタルーニャ州内の市長ら200人がブリュッセルを訪れて、カルレス・プーチデモン前州知事を支持するイベントに参加したもので、当初からその経費の出どころが取りざたされていた。
帰国後これらの市長の中には全て自腹であったと主張する者もいたが、ある市長はこれは公務であり自分が代表を務める自治体の経費となると主張した。
またイベントに利用された施設の使用料に関しては、独立推進政党ERCのEU議員が支払ったと説明する者もいたが、この議員はこれを否定している。
税務省は、このイベントを主催した2団体のうち1つは自治体の公費を受けているため、この団体が支払った場合でも公費濫用にあたるとしている。

8県で強風による警報・注意報

気象局は本日、4自治州の8県に強風などによる警報・注意報を発令している。
それによると、バレアレスのマジョルカとメノルカ、カタルーニャのジローナでは強風や高波による警報が発令されている。
特にバレアレスでは、海上では波の高さが4〜6メートル、地上では最大風速が80〜90キロに達すると予測されている。
一方、カタルーニャではジローナで最大風速が110キロに達するほか、バルセロナとレリダにも強風高波注意報が出ている。
さらにアラゴンのウエスカとサラゴサ、ナバラにも強風注意報が出されている。


2017年11月13日(月)

プーチデモン氏、「独立」以外の解決策に言及

引き続きベルギー滞在中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、地元メディアのインタビューに応じた。
その中で同氏は、中央政府との現実的な関係を受け入れる可能性があると述べた。
そして、カタルーニャ州独立以外の解決策は「常に存在する」と付け加えた。
さらに、私はこの可能性を実現するために30年以上努力してきたが、ホセ・マリア・アスナル元首相が政権を握った時点でこれが阻止されてしまった、と中央政府の責任を強調した。
このように前州知事は中央政府との合意を受け入れる姿勢を示す一方で、現在の危機の原因は、2010年に司法裁判所がカタルーニャ自治州法の一部を違憲と判断した事にあると批判した。

レンフェ、列車運行妨害を告発

スペイン国鉄レンフェは、カタルーニャのゼネラル・ストライキにおける妨害行為の損害賠償を求める訴えを起こすと発表した。
それによると、同社では列車の遅延などによって発生した多額の損害額を算出し、さらにビデオ解析などで、妨害の責任者らを特定するという。
このストは先週水曜日に実施されたが、鉄道の線路に多くの人が降りて列車の進路を塞ぐなどしたほか、障害物が置かれた路線もあった。
これらの妨害行為により、高速列車では1万人以上、近郊線では15万人以上の利用者に影響が出たという。

マドリッドのクリスマス・イルミネーション、今年も24日から

マドリッド市は、今年のクリスマス・イルミネーション点灯を昨年と同じ今月24日から開始すると発表した。
同市役所はこの日に設定したのは、商店主らの要望によるもので、近年スペインでも流行しているブラック・フライデーに合わせたためという。
今年は中心地のイルミネーションのデザインを一部リニューアルしたほか、多くの市民が楽しめるように、これまでイルミネーションがなかったバラハス地区のマヨール広場など住宅地にも新たに設置される。
尚、イルミネーションは来年1月6日までの間、毎日午後6時に点灯され、通常は午後11時まで。
週末や12月の祝日前日は午前零時まで、さらに12月25日、1月1日と6日の祝日も午前零時までとなるほか、クリスマスイブは午前3時、大晦日は午前6時までとなる。
これにより総点灯時間は256時間となる。


2017年11月10日(金)

カタルーニャ州議会議長、カルメ・フォルカデル氏、保釈金を納入し釈放へ

国家への反逆罪、憲法違反などの罪で昨夜より仮留置されていたカルメ・フォルカデル カタルーニャ州議会議長は、150.000ユーロの保釈金を納入した事により釈放が決まった模様。
同氏はカタルーニャ州議会が行った一方的な違憲独立宣言が単なるシンボリックなものであり、合法的且つ正当なものでは無い事を認め、更に中央政府が行った憲法155条適用についてもその正当性を認めた事により、最高裁は保証金を納める事により仮留置を避ける可能性を与えていた。
同氏は仮留置判決を受けた昨日、刑務所にて一夜を過ごしたが、本日、指定された150.000ユーロの保証金が納められ、国外逃亡を避けるための パスポート剥奪、週に一度の地元裁判所への出頭義務、そして最高裁からの命令があればいつでもすぐに出頭しなければならない等、幾つかの条件付きで本日中に釈放される模様。

カタルーニャ危機、バスクの世論に影響せず

バスク世論調査によると、カタルーニャ危機によるバスク州民の政治的見解への影響はほとんど見られない模様。
今年10月24日から30日にかけてバスク州政府によって行われたアンケート調査によると、今、バスク州選挙が行われた場合、PNV(バスク国民党)とPSE(バスク社会党)による連立政権が維持される形となる。
正確にはPNVが1議席増しの29議席を獲得し、PSEは2016年選挙時の9議席を維持、そしてEH Bildu党は18議席を維持、Elkarekin Podemos党は前回の11議席から1席マイナスの10議席、PPは前回同様の9議席を維持すると言う予測となり、カタルーニャの違憲州民投票や憲法155条適用があり、その現実を目にしたにも拘わらず、バスク人の投票意思にはほとんど変化は見られなかった。

2050年にはスペイン人の40%が65歳以上に

35か国によって構成される経済協力開発機構発表によると、30数年後には、スペイン、日本、ポルトガル、ギリシャ、韓国などで65歳以上の人口が全体の40%近くに達する見通しとのこと。
また、スペイン、イタリア、ポルトガル、ドイツなどでは、2050年には80歳以上の人口が2倍以上に膨れ上がることが予測されている。


2017年11月9日(木)は、アルムデナの聖母の祝日にあたるため、ニュースはお休みとさせていただきます。


2017年11月8日(水)

カタルーニャで半ゼネスト

本日、カタルーニャにおいてカタルーニャ独立派州民の一部による半ゼネストが行なわれているが、その影響が同州各地で見られている。
バルセロナ市内、中でもディアゴナル通りやグラン・ビアなどの中心部数か所で通行止めとなっている箇所があり、交通に混乱をきたしている。
また、カタルーニャ内の国道や州道など約30本の道路がデモ隊の集結により一部、通行不能状態に陥っている模様。
鉄道についても、ジロナの駅では朝からデモ隊が集まり線路を占領するなどして列車の通行を妨害しており、バルセロナとフィゲレスをつなぐ超特急AVEも運行不能となっている。
また、バルセロナのサンツ駅でも、夕刻になってAVEの線路を学生を中心とした一団が占領し、その運行に支障が生じている模様。

カタルーニャ以外の地方に住むスペイン人の20%がカタルーニャ製品をボイコット

10月最終週にスペイン全国の1150名を対象に行われたアンケート調査によると、カタルーニャ州民の47.8%が今回のカタルーニャ危機を理由に他地方へ立ち去った企業を批判しており、38.3%が理解を示している。
またカタルーニャ以外の地方の住民は、カタルーニャから脱出した企業に対し賞賛の意を表し、約20%がカタルーニャ製品の購入を辞めたとしており、更に20.9%が今後、購入を辞めようと思っていると答えた。


2017年11月7日(火)

欧州議会、プーチデモン氏の入場認めず

欧州議会は本日、カタルーニャのカルレス・プーチデモン前州知事が申請していた同議会への入場許可を却下した。
これは本日、独立推進派のカタルーニャ州の自治体首長協会に所属する200人の市長らがベルギーを訪問するのに合わせて、前州知事が同議会で演説を行うための申請であった。
欧州議会では、プーチデモン氏は裁判所命令により常に警察の監視を要するが、欧州連合の法律により、警察は同議場内に自由に出入りする事ができないという。
このため議会は、プーチデモン氏自体を拒否したわけではないが、入場には常に判事の許可が必要であるためとしている。
尚、ブリュッセルを訪問する200人の市長らは、市内にある文化センターで会見や写真撮影を行うが、この際プーチデモン氏やその他罷免された4人の元閣僚がこれに出席するかは明らかにしていない。

授業中に警察批判の教員8人が裁判所出頭

カタルーニャ州ジェイダの8人の学校教員が地方裁判所の出頭命令を受け、本日午前9時より聴取を受ける。
これらの教員は、10月1日に強行された違憲州民投票の際の警察介入を、授業中に強く非難した。
生徒の中には両親またはどちらかが治安警備隊員である子供もおり、教師や同級生の一部から侮辱、中傷を受け、なかには暴力があったケースもあるという。
子供たちや一部の教員の証言をもとに、これらの学校に子供を通わせる治安警備隊員たちが先月18日に訴えを起こしていた。

収監の前カタルーニャ閣僚、刑務所で陶芸教室に参加

司法裁判所判事によりアルカラメコの刑務所に先週木曜から収監されている2人の女性前閣僚が、刑務所内の陶芸教室に参加したりジムで汗を流しているという。
これらの活動はセラピーや娯楽目的で行われているもので、他に寄せ木細工、絵画や裁縫教室もあるという。
一方、エストレメラ刑務所に収監されている男性の元閣僚らは、現在の所なにも活動をしていない模様で、刑務所事情に詳しい専門家によると、通常は収監されても環境になじむのにある程度時間がかかり、すぐにこのような活動を始める人は少ないという。


2017年11月6日(月)

前州知事ら、条件付きで釈放

カルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事及び前閣僚4名は、昨日午前9時頃にベルギーの裁判所に出頭した。
裁判後に同国の判事は、許可なく出国することを禁止したほか、居住地を定め裁判所の要求に応じて本人が出頭することなどを条件に釈放した。
スペインの裁判所より身柄の引き渡し要請が出されているが、15日以内にこれが審議される。
さらに判決に対する控訴などが行われた場合、最終決定には最高で3カ月を要する。
このため、前州知事らが来月21日に実施される自治州選挙前にスペインに引き渡される可能性は低いとみられる。

ポデム代表が辞任

カタルーニャにおけるポデモス党の徒党であるポデムの代表アルバノ・ダンテ・ファチン氏が、本日辞任と離党を発表した。
同氏はカタルーニャの独立問題に関して再三中央執行部と対立、ポデモスが違法州民選挙を支持しなかった事を批判していた。
今回も、同党が自治州選挙においてバルセロナのアダ・コラウ市長率いるカタルーニャ・エン・コムとの連立を決定したことに異議を唱え、中央からの強行令であると批判した。
尚、他の独立推進派の筆頭となる可能性は否定したが、選挙人リストに加えられる可能性はあるとしている。
また、ポデモスでは同氏が辞任しなければ解任すると発表していた。

フレシネ社長、州選挙の結果次第で移転再考

カバで有名なカタルーニャの企業フレシネの社長でスペイン商工会議所の会長であるホセ・ルイス・ボネ氏は、来月21日実施の自治州選挙後も状況が改善しなければ、再び同社の移転を検討するとコメントした。
ラジオ番組に出演した同氏は、憲法155条の適用により、状況が安定したため本社移転を見送ったと説明。
しかしながら、選挙後再び同じような状況になれば、移転を検討する重役会議を再び行うと述べた。
また、多くの大学の専門家が独立がもたらす結果について嘘をつき、多くの経営者は黙秘していたと批判した。
さらに選挙に向けて有権者に、これまで起きた事象をよく考えて投票するよう呼び掛けた。


2017年11月3日(金)

Tous、「我が社がスペイン企業で無いなどと誰からも言われないように」

カタルーニャに拠点を置く大手ジュエリー、アクセサリー、ファッションメーカーのTousは、社長名で全ての社員に対し、「我が社がスペイン企業では無いなどと誰からも言わせないように」との指示を出した。
同社がカタルーニャ独立を擁護する企業であるとの噂が広がり、同社製品のボイコットが始まりつつあるが、これはネット上に広がった1枚の写真に起因する。
写真は自称カタルーニャ共和国の旗を持ち微笑むプーチデモン元州知事やラポルタ元バルサ会長、ピラール・ラオラ記者などの独立派メンバーと一緒にTousのアルバ・トウス社長が写っているもの。
Tous社は、この写真が作為を持って作られたフェーク画像であること、アルバ・トウス社長がこれらメンバーの会合の場にはいなかったことを訴え、同社がカタルーニャ独立には反対しており、心よりスペインの一部としてのカタルーニャの企業であることを誇りに感じていることを強調している。
アルバ・トウス社長は各店舗の状況把握と、各地における記者会見を行なうため、スペイン全国のTous販売店を自ら訪問する予定とのこと。

カタルーニャ各地で大規模反政府デモ

オリオル・ジュンケラス元副州知事と元閣僚の計9名が、逃亡と証拠隠滅の可能性が高いとして仮留置処分を受けた事に対し、カタルーニャ各地で大規模な反政府デモが行なわれた。
それぞれの会長が同様に拘束されている、カタルーニャ民族市民団体であるANCとOMC等が中心となって呼びかけられた集会に、多数の独立派市民が詰めかけ、市警察の発表によると、バルセロナの中心部に約2万人が、ジロナの中心部に15000人が、ジェイダでは3000人が、タラゴナ、レウスでも8000人が集結し、拘束中のメンバーの開放を求めると同時に、「逮捕したところで我々の運動を止める事は出来ない」、「ゼネストにより国中を麻痺させよう」、と言ったリーダー等による演説が見られた。


2017年11月2日(木)

検察、カタルーニャ州政府元閣僚等に懲役の求刑

カタルーニャ州政府の元知事をはじめ、全閣僚等に対し出された国家裁判所への出頭命令に従い、今朝、オリオル・ジュンケラス元副知事を含む9名が出頭した。
残りの閣僚4名とプーチデモン元州知事の計5名は逃亡先のベルギーに残留しており、国家裁判所には現れなかった。
出頭したのはオリオル・ジュンケラス元副知事、ジョルディ・トゥルール元官房局長、ジョセップ・ルル元勧業局長、サンティ・ビラ元経済局長、メリチェル・ボラス元統治局長、ジョアキム・フォルン元内務局長、ラウル・ロメバ元外務局長、カルラス・ムンド元法務局長、ドロールス・バサ元労働局長の9名。
出頭しなかったのはカルラス・プーチデモン元州知事、ジュイス・プーチ元文化局長、アントニ・コミン元厚生局長、メリチェル・セレ元牧業・漁業・食糧局長、クララ・ポンサティ元教育局長の5名。
出頭した9名の内、サンティ・ビラ氏を除く8名は、全て自己の弁護人からの質問にのみ返答を行ない、裁判官、検察からの質問には黙秘を通した模様。
また、同じ8名に対し、検察は国家反逆罪、扇動罪、公金横領の罪で無条件懲役の求刑を行ない、カタルーニャ元州政府が一方的独立宣言を行なう前に辞任したサンティ・ビラ氏についてのみ、保釈金による懲役回避の可能性を残した。

一方で、カタルーニャ州議会議長をはじめとする議会運営委員のメンバー6名についても、最高裁より本日の出頭命令が出されており、全員がこれに従ったが、弁護人からの「弁護の準備に必要な時間が必要」との要求が受け入れられ、再出頭日は11月9日となった。

検察、ブリュッセル残留グループに対し、逮捕を要請

国家裁判所からの出頭命令に応じず、その義務を怠った元州知事と元閣僚4名に対し、検察から国際指名手配と逮捕要請が出された。
また同時に、検察はEU法に基づいた逮捕と引き渡し要請に必要な手続きを開始するよう求めた。
この場合、逮捕要求は裁判官からスペインの国家警察を経由してベルギーの国家警察へ渡されることとなる。


2017年11月1日(水)は、諸聖人の祝日にあたるため、ニュースはお休みさせていただきます。


2017年10月31日(火)

前州知事、ベルギー訪問発覚、政治亡命申請?

一方的な独立宣言と憲法155条適用後初の平日であった昨日、カルレス・プーチデモン前州知事が罷免された5人の元閣僚らと共にベルギーのブリュッセル入りしていたことが判明した。
一部の報道では、同国に政治亡命を申請する可能性を示唆しているが、現在判明しているのは、同国の弁護士と会合を持ったと言う事である。
この弁護士事務所は以前スペインバスク地方の独立を訴えるテロリスト集団ETAの容疑者を庇護した経験があるという。
亡命の可能性について政治学者ら専門家は、ベルギーはEUの一員であり、スペインが民主主義国家であることを承認しているため、これを受け入れることはないとみている。
尚、最新情報によると、本日前州知事らがベルギーで記者会見を行う模様。

中央政府、自治州公式ウェブを閉鎖

スペイン政府は憲法155条の適用に伴い、本日よりカタルーニャ自治州政府の公式ウェブサイトを閉鎖した。
閉鎖されたのは州政府と州知事のページで、アドレスを入力して入ろうとしてもエラーがでる。
ただし、州民の諸手続きや天気、交通状況など有益な情報を掲載している行政のページは引き続き利用できる。
尚、このページには現在もカルレス・プーチデモン氏が州知事として記載されている箇所がある。

独立推進派、州議会選挙参加表明

独立推進派政党であるERCは昨日、12月21日に実施されるカタルーニャ州議会選挙に参加を表明した。
当初同党はこの選挙について、実施を決定したのが州知事ではなく中央政府であることから、違法かつ脅迫行為であると強く批判していた。
だが昨日になって一転参加を表明、選挙を恐れてはいないとして勝利に自信を示し、これによって独立をより堅固なものにするとしている。
またプーチデモン氏が所属するPDdCATも参加を表明し、ラホイ首相に挑戦状を叩きつけるとコメントしている。
一方CUPは当初この選挙のボイコットを表明していたが、現在は参加を検討している模様。
しかしながらこれらの独立推進派政党が誰を擁立し、どのような協力体制を行うかは不明である。


2017年10月30日(月)

カタルーニャ独立宣言、政府は155条適用

先週金曜日、自治州選挙実施を発表すると思われていたカタルーニャのカルレス・プーチデモン州知事は、結局一方的な独立宣言を行った。
これを受けて中央政府は上院で可決された憲法155条を適用、州知事以下閣僚ら155人を罷免し、12月21日に州議会選挙を実施すると発表した。
またこの措置によりソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア副首相が、州知事及び副知事代行を兼任するほか、中央政府の閣僚が各々相当する役職を代行する。
尚、同憲法の適用は選挙までとなるため、実質上は2カ月足らずの施行となる。

世論調査、独立推進派過半数に届かず

全国紙エル・ムンドが行った世論調査によると、今カタルーニャ州で選挙が行われた場合、ERCら独立推進派3党の議席は計65で、2015年と比較すると7議席失うこととなり、政権を握るには3議席足りない。
このうちERCの議席が最も多く41〜43議席、次いでPDeCATが13〜15、CUPは7議席となる。
一方、独立反対派で最も議席が多いのはシウダダノスで26〜28議席、これに次ぐのがPSCで20〜22議席、 中央政府与党のPPは10〜12議席との調査結果が出ている。
尚、この調査は今月23〜26日の間に1000人を対象に行われている。
従ってカタルーニャ州の独立宣言及び中央政府の155条適用以前のアンケートである。

前州知事、インスタグラムに州庁舎内部写真をアップ

中央政府によって先週末罷免されたカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、今朝写真投稿SNSのインスタグラムに州政府庁舎内部の写真をアップした。
この投稿にはカタルーニャ語でボン・ディア(おはよう)と書かれた後にスマイリーの絵文字が添えられている。
この風景は内部に入れる者だけが撮影できるが、投稿では写真がいつ撮影されたものかは明らかにされていない。
前州知事は中央政府による罷免措置を認めない演説を行っているため、本日登庁するかが注目されており、早朝から州庁舎前に多くのメディアが駆け付けている。


2017年10月27日(金)

州知事、選挙実施を否定

カタルーニャのカルレス・プーチデモン州知事は昨日午後会見を行い、州議会の解散・選挙を実施しないことを表明した。
同知事は、州政府は選挙を行う構えであったが、中央政府から安全な選挙実施のための保証が得られないため断念した、と述べた。
これは中央政府による憲法155条適用について触れたものだが、昨日一日でマドリッドの上院議会出廷を取りやめ、会見の時間を2度変更し、その間州政府閣僚らと何度も会議を重ねた。
州選挙は、一時は12月20日に実施とまで報道されていたが、独立推進派の強いプレッシャーがあったものとみられる。
尚、選挙実施が予測されていた昨日午前には州議会前に独立推進派が集結して抗議、州知事に対して「裏切り者」などと叫ぶ者もいた。

ラホイ首相「憲法適用を進めたのは州知事自身」

スペイン上院議会では本日午前より憲法155条適用の審議と票決を開始したが、これに先立ってマリアノ・ラホイ首相が演説を行った。
まず首相はこれまでの経緯を述べ、カタルーニャ州政府が憲法を無視し、無関心な態度で自分勝手な行動を取り続けてきた事を激しく非難した。
このような州政府の姿勢に対して、中央政府としては「合法的」に対処するしか選択肢はないとし、155条の適用を擁護した。
そして同法の適用を先に進めてしまった責任はプーチデモン知事にあると述べたうえで、その適用の必要性を議員らに訴えた。

今週末から冬時間開始

欧州連合諸国では今週末から冬時間が適用される。
スペイン本土では、午前3時に時計の針を1時間遅らせ、午前2時になる。
尚、夏時間の際は1時間時計の針を進めるため、毎回どちらなのか混乱する人も多い。
また変更直後の数日間は軽い時差ボケになる人もいる。


2017年10月26日(木)

州知事、上院出廷を取りやめ

中央政府による憲法155条適用を受けて、上院議会で申し立てをする予定であったカルレス・プーチデモンカタルーニャ州知事だが、同州政府はこれを撤回すると発表した。
当初同州政府は、知事が本日午後5時にマドリッドに到着できるよう、午後5時開始予定だった州議会の閣議を午前に変更していた。
しかしながら、この撤回を受けて再び開始を午後5時に戻した。
一方、上院議会では155条適用の票決を午前に予定していたが、州知事の出廷を受けて予定を午後にずらしていた。
州政府はこの決定について、憲法の適用はすでに決められており、知事が出向いて説明を行っても無駄であると判断したとしている。
一方中央政府の報道官はこれについて、出廷しないと言う事は話し合う気がないと言うこと、最初からそのような姿勢であったので、何も驚かないとコメントした。

州知事、12月20日選挙実施を発表か

報道によると、カルレス・プーチデモンカタルーニャ州知事は、州選挙の実施を本日午後1時30分に発表する模様。
それによると、日程は12月20日となる可能性が高い。
この発表により中央政府の155条適用を阻止する狙いがあるとみられる。
州選挙の招集の権限を持つのは州知事だけであるが、これによってさしあたり独立宣言の可能性は遠のくこととなり、独立推進派を大きく失望させることになる。

10月1日に警官に危害を与えた男を逮捕

治安警備隊は昨日、バルセロナのサン・ジョアン・デ・ビラトラーダで、10月1日に警察官に危害を加え、その公務を妨害したとして40代の男を逮捕した。
この男はカタルーニャ州政府が強行した違憲州民選挙の投票所において、司法裁判所の命を受けて突入した最初の警官に椅子を投げつけた。
この警官は床に倒れて大けがを負った。
同州では数日前にも警察官の頭を脚で蹴り上げて負傷させた22歳の若者が公務執行妨害などで逮捕されている。


2017年10月24日(火)

カタルーニャ州議会、臨時閣議を明後日招集

中央政府の憲法155条適用を受けて、カタルーニャ州議会は今週木曜日に臨時閣議を開くと発表した。
これは同州の独立推進派2党の要請によるもので、カルレス・プーチデモン州知事が演説を行う。
この閣議では討議の後、各党につき3件の解決策を提案できるが、独立推進派が改めて独立宣言を提議する可能性がある。

州知事の従姉妹経営の企業も州外移転

違憲州民選挙以降、カタルーニャから州外に本部を移転する企業が後を絶たない。
今月2日以降20日までの間にその数は1302社に上っているが、その中にはプーチデモン州知事の従姉妹が経営する企業も含まれている。
この企業の経営者はエステル・プーチデモンさんで、車いすや松葉づえなどの医療器具を販売している。
同社は現在の所移転先を明らかにしていないが、理由についてはカタルーニャの不安定な政情を鑑み、経営の安定とさらなる発展のために決断したと発表している。
尚、先週1週間だけでも移転企業は670社で、このうち最も多かった木曜日には268社が届出ている。

カイシャ・バンク、移転は恒常的

カタルーニャからの本部移転を真っ先に行ったスペイン有数の銀行カイシャ・バンクは、本日その幹部総会を初めて移転先のバレンシアで行った。
この総会では同行の第3四半期の収支報告が行われたが、その後記者会見を行った同行頭取は、暫定的なものであれば、最初からそのように伝えている、あくまで顧客、従業員と株主の皆さんの事を考えてこのような決断を下したと述べ、移転が恒常的まものであることを強調した。
また、決定はあくまで銀行の上層部によって下されたものであるとし、独立賛成派が訴えているような、中央政府の圧力を暗に否定した。


2017年10月23日(月)

首相、155条適用可決を発表

先週土曜日に行われた政府臨時閣僚会議の後、マリアノ・ラホイ首相が会見し、カタルーニャ州に対して憲法155条を適用する案が可決した事を報告した。
それによると、この適用によりカルレス・プーチデモン州知事以下同州政府の閣僚全員の罷免措置が行われるほか、州議会の権限が限定され、6カ月以内に選挙が実施される事となる。
さらに同州警察と州の管理下にあったテレビ及びラジオ局も中央政府が管理し、正確な情報の提供を保証するという。
ラホイ首相は会見の中で、決して同州の自治権が消滅するわけではないと強調し、違憲行為を犯した者たちへの合法的な制裁措置であると述べた。

68.6%の州民が選挙実施を支持

カタルーニャ発の全国紙ペリオディコの調査によると、68.6%の州民が自治州選挙の実施を支持していることがわかった。
一方で27.4%が選挙は現状の解決にはならないとし、4%がどちらともいえない、または無回答だtった。
また29.3%がカルレス・プーチデモン州知事はただちに独立宣言をすべきであると回答し、24.8%が一方的な独立宣言ではなく、中央政府との話し合いを行うべきであるとしている。
一方、同州知事が今月10日に独立宣言を行ったかどうかについては、48.1%がしていないと答え、37.5%が宣言はあったとしている。
尚、このアンケートは今月16〜19日の間に800人を対象に行われた。

クリスマス宝くじ、00155が売り切れ

カタルーニャ州に対する適用で話題となっている憲法155条だが、意外なところで人気を博している。
毎年12月22日に発表される国民的イベントともいえるクリスマス宝くじ。
毎年その購入される番号や購入額などが話題となっているが、10月1日以降、00155の番号くじが急激に売れ始め、ほぼ完売であるという。
この現象は地域を問わず、ガリシア、エクストレマドゥーラ、カナリアス、マドリッドはもちろん、渦中のバルセロナでも同様に起きている。
ほとんどの販売所では2〜3週間前に売り切れたが、中には10月1日以降数日で完売した所もあるという。
それにもかかわらず、毎日この番号があるかと問い合わせる電話が全国各地の販売所に寄せられており、対応に追われて仕事にならないと苦笑する販売員も多い。
毎年げんを担いでなんらかの行事にちなんだ番号を購入する人は多く、子供の出生や記念日など個人的なものから、贔屓のサッカーチームの優勝日などを選ぶ人もいるが、このような現象は前代未聞であるという。


2017年10月20日(金)

カタルーニャ州選挙、来年1月か

明日、土曜日に予定されている臨時閣僚会議において、カタルーニャに対し憲法155条の適用が妥当であるかどうかが協議されるが、それに先立ち、ラホイ首相と第一野党PSOEのペドロ・サンチェス党首との間で、今後とるべき対策についてのミーティングが行われている。
その中で、憲法155条についてその適用範囲と適用期間を最小限に抑えるべきであるとし、一刻も早くカタルーニャ州が法治社会に戻れるよう、最短期間内にカタルーニャ州選挙を行なうことで合意に至った模様。
明日の閣僚会議で155条適用申請案が可決された場合、今月末の上院議会で同議題が取り上げられ可決された後、国王のサインを得て、政府広報を通じて155条の適用とその内容が発表されることとなる。

一方、カタルーニャ州議会は閣僚会議において憲法155条の適用申請が可決されたかどうかの結果が判明したあと、週明けの火曜日に議会開催を 予定しており、その中で、憲法を無視したカタルーニャ独立の路線を突き進むか、或は、中央政府からの進言に従いカタルーニャ州の前倒し選挙を発表する事により155条の適用を避けるか、選択を迫られる事となる。
その時点で独立路線を進んだ場合でも、その後、今月末に上院で政府から出された155条適用案が可決されるまでの約1週間、カタルーニャ州政府にはまだ後戻りする機会が残されている。
ここでも独立運動を続投した場合、155条適用案が上院で可決された後、その書類に国王が署名を行ない正式発表が行われるまでの僅かな時間が、 カタルーニャがその自治権を停止されるのを防ぐための最後のチャンスとなる。

中央政府としては、これまでにもカタルーニャ独立派が法治社会に復帰出来るよう何度かに渡ってその機会を提供したが、今回、155条適用についてもその最終決定が行われるまでに、それを避けるための時間と、カタルーニャ議会自らによる前倒し選挙の発表と言う現状打開案を用意する形となった。

中小企業1300社がカタルーニャから脱出

10月1日に違憲州民投票が行われて以降、カタルーニャの社会不安から逃れるため、その登記を他地方へ移した中小企業の数は、すでに1300社にのぼる。
これは社員250名以下の企業を対象にした調査で、同数は全体の1%に達しており、更に2.2%が移転を検討中とのこと。
また、11%がすでに会社の銀行口座をカタルーニャ以外の地方に開いており、13%がこれに続く予定。

マドリッドーバルセロナ間のAVE、利用者増加

カタルーニャ危機により、バルセロナをはじめカタルーニャのホテル利用者数が減少しているにも関わらず、マドリッドとバルセロナを結ぶ高速列車AVEの利用者数が増加している現象について、イニゴ・デ・ラ・セナ勧業大臣は「カタルーニャからの企業移転が急増しているため、それら企業の運営陣を中心とした社員の移動が増加しているためと考えられる」 とコメント。

イワシ漁、禁止か?

国際海洋探査委員会ICESは、「欧州で行われてきた漁獲量制限の効果は見られず、大西洋、カンタブリア海におけるイワシの生息数は減少する一方で、 このままでは絶滅の危機を招く」として、2018年におけるイワシ漁を完全に禁止するよう欧州諸国に求めている。


2017年10月19日(木)

スペイン政府、憲法155条の適用へ

カタルーニャのプーチデモン州知事が10月10日に行った曖昧な表現による演説の中で「独立宣言を行なったのか否か」についての明確な回答を出すようスペイン政府が求めていたが、その1度目の回答期限が1週間後の10月16日とされ、この要請に対し州知事は明確な回答を行なわなかった。
その後、政府はその3日後にあたる本日の午前10時を2度目の期限とし、今朝、期限が訪れる30分程前に州知事からの返答が政府に届けられたが、その内容は前回と同様に、明確な回答を示すものでは無かった。
これにより、政府はカタルーニャ自治州政府が独立宣言の否定と対話による問題解決への意思を持たないと判断し、カタルーニャ州民を含むスペイン全国民の利益と安全を守るため、カタルーニャの自治権の停止と、それに伴い、同州の政治を中央政府が担うことを可能とする憲法155条の適用に向け、正式に必要な手続きを開始することを発表した。
政府は明後日、土曜日に臨時閣僚会議を開き、憲法155条の適用許可を議題として上院へ提出する事となる。
上院では政府与党のPPが議席の過半数を有しているため、これが可決されるのは確実と思われるが、同決議が行われるのは今月末の27日から31日ごろとされるため、それまで10日前後の猶予が、第3度目の期限としてプーチデモン州知事に与えられる事となる。
カタルーニャ自治州を政府がそのコントロール下に置くと言う、前代未聞の事態を招く事となるかどうかは、再び今後のカタルーニャ州知事の動向次第となる。

カタルーニャから脱出する企業数800社を超える

10月1日に行われた違憲州民投票以降、カタルーニャの社会情勢に不安を感じて同州からの脱出を決断する企業が急増し、その数は日々増え続けている。
違憲州民投票が行われてから10月7日までの1週間にカタルーニャからの登記住所の変更を行なったのは、カイシャ銀行、サバデル銀行、ガス・ナトゥラル社をはじめとする数社の関連会社だけだったが、これら大手企業の脱出を見て危機感が高まったからか、9日には212社が、10日には177社が、11日には155社が、そして12日の祝日を挟んだあと、13日には81社がカタルーニャから他地方への引っ越しを決定した。
その後、一時、その動きは静まるかに見えたが、17日には再び105社が移転を決定しており、すでに10月1日以降にカタルーニャが失った企業は800社以上に達する。


2017年10月17日(火)

カタルーニャ民族主義NGO団体代表2名を収監

最高裁判所のカルメン・ラメラ判事は昨日、カタルーニャ独立推進派協会ANCのジョルディ・サンチェス代表とオミウムのジョルディ・クイシャール代表をマドリッドの刑務所に収監させた。
容疑は騒乱を誘発し、治安警備隊の捜査を妨害した事によるもの。
事件は先月20日バルセロナで発生、治安警備隊が10月1日の違憲州民選挙に関連した捜査をカタルーニャ州政府の経済省で行った際、この2団体がネットで事実上の捜査妨害を 呼び掛けていた。
実際、経済省の周辺では平穏な集会とは程遠い雰囲気に包まれ、警察の車が完全に破壊されるなどの暴動が起きていた。
一方同判事は、やはり聴取を行ったカタルーニャ自治州警察幹部については証拠不十分として収監はせず、15日ごとの裁判所出頭や パスポートのはく奪及び出国禁止令を出すにとどまった。
この決定を受けてカタルーニャ州では各地で小規模な抗議集会が行われたが、ANCは本日、大規模な抗議デモを行うとしている。

カバ販売企業も州外に移転

カタルーニャ自治州による違憲州民投票直後から、その本部を他の自治州に移転する企業が相次いているが、中小企業も含めてその数は先週木曜日の時点で500社に上っている。
昨日はカタルーニャの名産品として知られる発泡ワイン「カバ」の製造販売企業コドルニュー社が、ワインの産地として知られるリオハへの移転を発表した。
同社の広報は、同州の不安定な政情を踏まえ、従業員や消費者の事を考えて、移転に踏み切ったと発表している。
尚、同社は以前からリオハにワイン農場や製造拠点を設けており、生産量などに影響はないとしている。
一方同業者であるフレシネ社も今月末に役員会を開き、今後の事を決定する方針。
カバはカタルーニャを象徴するワインとしてしばしば取りざたされ、クリスマスシーズンに不買運動の対象となったこともあった。

ティッセンでピカソ/ロートレック展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、本日から来年1月21日まで、ピカソ/ロートレック展を開催する。
ピカソがロートレックに大きな影響を受けていることはよく知られているが、これまでこの2大芸術家を同時に扱った特別展は開催されたことがなかった。
ピカソが19歳でパリに到着したのはロートレックが36歳で早逝する1年前であり、彼はすでにボルドーで死の床に伏していたため、二人が会うことはなかったが、ピカソの作品のあちこちにその影響が見られる。
今回は100点以上の作品が集められ、パリの風景やデッサンなどが展示される。


2017年10月16日(月)

カタルーニャ州知事、独立宣言について明確な言及せず

独立問題で揺れるカタルーニャのカルレス・プーチデモン州知事は、中央政府の要求に対し、文書で回答した。
これは、今月10日に州議会で行われた同知事の演説の際に独立宣言を行ったか否かという政府の質問に対する回答であった。
同知事は、この文書でカタルーニャ及び同州民に対する攻撃を控えるよう要求しているほか、2カ月以内に国内外の専門家を交えて、問題解決のための第一回目の交渉に応じるよう求めている。
しかしながら宣言についてはこの文書にも明言していないため、中央政府はこの文書を無効であるとし、ソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア副大臣は、「イエスかノーかと答えるのはさほど難しいことではない」と批判、早急に明確な回答を行うよう求めている。

カタルーニャ州、経済のマイナス面でも全国トップ

カタルーニャ州といえば、国内総生産の20%を占めるなど、スペイン経済を牽引する州のひとつとされているが、マイナス面でもトップに位置している。
報道によると、今年の第2四半期にローンや家賃の支払いが不能となり退去命令を受けた、またはそのプロセス中というケースは3千625件で全国1位、全体の21.5%を占める。
また、負債を抱えて破産、倒産した個人や企業の数も全国一だった。
さらに昨年の公債の金額は750億ユーロで全体の27%、こちらも全国トップであった。

マドリッドでアルフォンス・ミュシャ展開催

マドリッドのパラシオ・デ・ガビリアではアール・ヌーボーの父と呼ばれるグラフィック・デザイナー、アルフォンス・ミュシャの特別展を開催している。
ミュシャは現在のチェコ出身であるが、パリで活躍した。
今回の特別展では彼の出世作である演劇の宣伝ポスター「ジスモンダ」や「自画像」など200点以上の作品が展示される。
同展は来年2月25日まで。


2017年10月13日(金)

ユンケル委員長:EUのカタルーニャ問題への介入の可能性を再否定

カタルーニャ州政府は、これまで幾度かにわたって独立問題についての仲介役をEU政府に依頼しているが、EUはこれを拒絶する姿勢を維持している。
先日、10月10日に行われたカタルーニャ州知事による独立宣言を含めた演説においても、「カタルーニャ問題を、EUがEUの問題として取り上げるべきである」と主張したが、これについてユンケルEU委員長は、EUが同問題に介入することは、少なくともスペインの中央政府がそれを要請しない限りはあり得ないことを、改めて通達した。
また、委員長は独立問題について次のようにコメントした。
「カタルーニャの非合法なプロセスで進められてきた独立を認めるような事になれば、その他にも次々に独立問題が持ち上がり、
15年後にはEUは98か国で構成されるに至るであろう。EUは28か国だけでもなかなかまとまらないのが実状であり、
これが27か国に減ったからと言って、まとまりやすくなることは無いが、98か国にもなれば全く機能しなくなるだろう。」

カタルーニャ独立派政党による虚言が露わに

2015年、選挙運動の中でアルトゥール・マス元カタルーニャ州知事は、カタルーニャが独立してもこの地から金融機関が立ち去るようなことは無く、それどころか、この地から追い出されることが無いよう競って努力するだろうと、笑顔いっぱいで大言したのはまだ記憶に新しいが、それから2年経ち、独立プロセスが進められてきた今、カタルーニャの主要銀行であるカイシャバンク、サバデル銀行の2行が、すでにそれぞれバレンシア、そしてアリカンテへと避難し、大手企業が続々とそのあとを追っている。
このままでは、その場から動きようのない零細企業や公的事業とつながりのある企業しか残らず、カタルーニャの生産性は地に落ちるのが目に見えている、とカタルーニャ企業連副会長のカルラス・リバドゥーラ氏は言う。
現時点でカタルーニャ産の商品は、その43%がスペイン国内のその他の地方で消費され、また月額にして60億ユーロ分のカタルーニャ製品が海外輸出されているが、その内の64%がEU諸国向けとなっている。
ところが、カタルーニャが万が一独立するような事になれば、同時にEUから脱退する事となり、これによりスペインを含め、EU諸国全てとカタルーニャとの間に経済面におけるバリケードがはられ、EU諸国によるカタルーニャ製品に対する一種のボイコットが始まるため、孤立したカタルーニャの経済は大打撃を受けるであろう、と同氏は指摘する。


10月12日(木)はイスパニア・デーの祝日のため、ニュースはお休みとさせていただきます。


2017年10月11日(水)

カタルーニャ警察、10月1日の違憲州民投票開催のため治安警備隊の動きをスパイ

10月1日にカタルーニャで行われた違憲州民投票において、これの阻止命令を受けていたカタルーニャ州警察がその命令に従わず、治安警備隊や国家警察に協力するどころか、その邪魔をしていた疑いがあるとして捜査が進められているが、治安警備隊の動きを察知し、その事前捜査と当日の行動を阻止するための組織的スパイ行為がカタルーニャ警察によって行われていた事が明らかとなった。
カタルーニャ警察は最新のシステムを使って治安警備隊の連絡網を傍受、分析し、その動きを最小限に抑える働きをしており、また、後日の捜査を逃れるため、内部連絡はプリペイド式携帯電話を使うと言う、テロリストが常習する手段を講じていたことも判明している。
カタルーニャ警察が治安警備隊の動きを監視するために使用した、この最新モデルのシステムを導入するのに必要となった費用をどこから賄ったのか、現在調査している。

カタルーニャ州知事、独立宣言とその取り消しを同時に発表

昨夜、カタルーニャ議会において18時に行われる予定であったカタルーニャ州知事による「一方的独立」についての発表は、独立派政党内部での意見対立などが理由で、1時間以上遅れて始まった。
世界中の報道陣が注目する中、州知事の演説は約30分間続いたが、その内容は、その場を利用してカタルーニャがどれだけスペイン政府より不正な扱いを受けているかについて語ることにより、国際社会に対し、カタルーニャ独立運動の必要性と正当性を訴えかけるものとなった。
長い演説のあと、最後の1分間にスペイン全国民を始め、世界の報道陣が待ち構えていたテーマ、「独立か否か」についての発表が行なわれたが、州知事は、共和国としての独立を宣言した直後、その10数秒後には独立プロセスの中止を発表し、二つの相反する内容の発表をほぼ同時に行なうと言う、多くの人々にとって意味不明の発表を行なって演説を終了。
発表の順番からすれば、最初に独立宣言を行ない、その後、これを取り消したため、一般的には「独立宣言は行われたが、その意思はその場で取り消された」と言った解釈となった。
その後、独立派政党のメンバーが一人一人檀上に上がり、一旦、独立宣言書にサインを行なうと言う、一切法的効力を持たない、シンボリックな独立宣言証書のようなものが作成された。

独立を祝うつもりでカタルーニャ議会の周囲に集まり、独立宣言の瞬間を待っていた群衆は、一瞬、歓喜の様相に包まれたが、その直後、誰もが顔をしかめ、何が起きたのか判らないと言った表情に変わり、状況を理解出来たあとには、独立宣言を取り下げた州知事に対する罵声が飛び交う様が見られた。
尚、中央政府はこの州知事の演説について、その内容には不正確、更には事実と異なる情報が多く含まれており、州知事としての立場を利用した、国民、そして特に国際社会に対する情報操作を図るものとして、更には、民主国家への反逆と独立を促す扇動的発言としてこれを強く非難しており、本日、憲法155条の適用と、それによるカタルーニャ自治州の自治権停止処分を発令したが、この措置を避ける最後の可能性として、州知事に対し、昨夜の独立宣言と宣言の取り消しの同時発表と言う意味不明とも思える発表の中で、例えばシンボリックでもあれ独立宣言をしたのかどうかを明確にするよう要請。
州知事の返事次第で、カタルーニャ自治州の存続の有無が決まると言う状況となった。


2017年10月10日(火)

カタルーニャ独立宣言か?州議会周辺厳戒態勢

今月1日に行われた違憲カタルーニャ州民投票の結果を踏まえて、本日午後6時にカルレス・プーチデモン州知事が同州議会に出廷する。
事実上の独立宣言が行われるとみられるが、現在の状況から、その場合でも日付や日程などは特定しない、無期限の独立宣言となる可能性が高い模様。
州民投票以降、カタルーニャの大手2銀をはじめとした主要企業が続々とその本部の州外移転を発表、これまで目立たなかった独立反対派も先週日曜に大規模デモを行うなど、動きをみせている。
一方でCUP党などの独立推進派は、明確な独立宣言を迫っており、州知事は両サイドから強いプレッシャーを受けている。
州議会周辺では賛成・反対派がそれぞれ集会を予定しており、早朝から厳戒態勢が敷かれてている。

今年の軍隊パレード、例年より北寄りに

毎年10月12日のイスパニア・デーに行われるマドリッドの軍隊パレードのルートが発表された。
それによると、今年のパレードはカスティージャ広場から始まり、サン・フアン・デ・ラ・クルス広場で終わる。
また、国王夫妻や政府閣僚らの観覧席はサンティアゴ・ベルナベウサッカー場付近に設置される。
例年はネプチューン広場であったが、今年はより多くの市民が見物できるよう、カステジャーナ大通りのなかでも、より広いスペースがとれる北寄りに設置される。
また、今年はパレードに初めて国家警察の参加が予定されている。
尚、式典は午前11時開始で、パレードのほかに航空ショーなども行われる。

ムリージョ生誕400周年、600点以上の作品がセビージャに

セビージャ市は、同市出身の画家バルトロメ・エステバン・ムリージョの生誕400年の記念行事を、今年11月から来年12月まで開催する。
記者発表を行った同市市長によると、期間中セビージャに600点以上の作品が集められ、8つの特別展が開催される他、関連のコンサートやイベントが各地で行われるという。
尚、ムリージョ・イヤー最初のイベントは、マエストランサ劇場で行われるクラシックコンサートとなる。


2017年10月9日(月)

バルセロナで反独立集会

独立問題で揺れるカタルーニャの州都バルセロナで昨日、独立に反対し国の団結を訴える集会が行われた。
この集会には違憲である州民投票をごり押しし、独立を推進しようとする州政府のやり方に異議を唱える多くの州民が参加した。
ノーベル賞作家でスペイン国籍も所有するペルー人のマリオ・バルガス・リョサ氏がマニフェストを読み上げ、全国民の団結を訴えた。
一方、元経済大臣でカタルーニャ出身のジョセップ・ボレル氏も、カタルーニャ語で演説を行った。
同様の集会はこの週末、国内各地だけでなく、ヨーロッパの主要都市でも行われた。
尚、この集会の参加人数は主催者発表では95万人、警察発表では35万人となっている。

独立問題で、州外に口座開設急増

先週、カタルーニャの大手2銀行が独立問題を受けてその本部の州外移転を発表したが、この状況に不安を感じて預金を州外の口座に移動する州民が急増しているという。
州内の銀行窓口には、独立した場合預金がどうなるかを問い合わせる人が列を作っている。
どの銀行も、独立が起きた場合でも預金の安全を保障しているが、希望者には近隣の州の支店に口座を開設し、そこに送金することを勧めているという。
事実、州境にあるアラゴンのウエスカやバレンシアのカステジョンなどに口座を開設した人が急増している。
但し銀行側は口座を開設した顧客はごく一部で、パニック状態にあるわけではないとしている。

マドリッド市、グランビアの自家用車通行禁止を撤回

マドリッド市の交通担当官は先週、目抜き通りのグランビアをクリスマスシーズン以降も交通規制を行い、公共交通機関や居住者以外の車両通行を禁止すると発表していたが、これを撤回し、クリスマス以降は通常通り通行できるようになると訂正した。
ただし、シーズン終了後は歩道拡張工事を開始するため、車線が上下1本づつ閉鎖される。
尚、工事終了後には一般車両の通行は禁止となる見通し。
同市によると、現在グランビアの車両通行量は一日平均5万5000台で、これを1万台まで減らす計画であるという。


2017年10月6日(金)

大手企業、続々とカタルーニャから撤退

カタルーニャの一方的な違憲独立宣言を目の前に、同地方2大銀行であるサバデル銀行はその本部をアリカンテへ、カイシャ銀行はバレンシアへ移す事を決定したが、銀行だけでなく、その他の企業も同様にカタルーニャからの撤退の準備を進めている。
こう言った経済界の動きがあることはカタルーニャ企業連を始め、各方面から独立派勢力に対し警告が出されていたが、独立を進めるカタルーニャ州政府はこれら忠告に耳を貸すどころか、州民に対し、そのような事は起こりえないと断言していた。
そして今、来る月曜日に一方的独立宣言が行われる可能性が高まる中、その悪影響をすでに大きく受け始めた銀行が、その被害が拡大する前に早急に 撤退行動を開始したが、これに続いて、光熱費供給会社の大手であるGas Natural Fenosa社や、高速道路、テレコミュニケーションなどのインフラ設備関連の最大手であるAbertis社なども、一方的独立宣言が行われた時点でのカタルーニャ撤退を予告している。
また外国資本企業についても同様の動きが見られ、Volkswagen、 Bayern、 Lidlなどが、一方的独立宣言があればカタルーニャから撤退すると予告している。


2017年10月5日(木)

バンコ・サバデル、カイシャ・バンク、バルセロナから移転か

カタルーニャ危機によるスペイン企業の株価への影響が拡大する中、カタルーニャの主要銀行であるバンコ・サバデルとカイシャ・バンクは、その登記住所を他地方へ移す可能性について検討している。
サバデル銀行は本日の午後の臨時会議で決定を行なう予定としており、移転先としてはマドリッド、アリカンテ、オビエドなどが選択肢として挙がっている。
また、カイシャ銀行もまだ決定時期は定まっていないが、バレアレスへの移転を検討中とのこと。
両銀行共に、万が一、カタルーニャがスペインから独立するような事があれば、それはスペイン、そしてEUの預貯金保障システムから除外され、顧客の財産が危機にさらされることになるため、登記の移転は、そう言った事態を防ぐための必用措置であるとしている。

憲法裁判所、月曜日のカタルーニャ州議会開催に中止命令

来る月曜日に予定されているカタルーニャ州議会で、10月1日に行なわれた違憲州民投票の結果についての評価が行われ、これに基づいて一方的な スペインからのカタルーニャ独立宣言が行われる可能性があるが、これについてカタルーニャ社会党が憲法裁判所に対し、その開催停止を求めていた。
これに対し、憲法裁判所は本日、違憲投票に関する協議が予定されている月曜日の州議会開催中止命令を下した。
これにより、仮に月曜日に州議会が開催されどのような決議が行われたとしても、その全てが法的に無効なものとなる。


2017年10月4日(水)

カタルーニャにおける警備強化、10月12日まで延長

カタルーニャへの治安警備隊や国家警察の特別動員体制は、当初10月5日までとされていたが、当地における状況が悪化するなか、内務省は同体勢を全国共通の祝日である10月12日まで延長することを決定した。
治安警備隊、国家警察官へのカタルーニャ独立派勢力による圧力は高まる一方で、幾つかの市では、内務省が契約して警官隊の宿舎として利用していたホテルが、独立派市長や市民からの圧力に負け、警官隊をホテルから追い出すと言う事態に至っている。

カタルーニャ市民協会、沈黙の反対派勢力に大規模デモの呼びかけ

カタルーニャ市民協会、Societat Civil Catalana は、カタルーニャ独立に反対する「沈黙の大多数」に対し、反独立の大規模デモへの参加を呼びかけた。
デモは10月8日、日曜日の12時にバルセロナ市の中心部、ウルキナオナ広場において行われる予定。

失業者数27.858名の増加

夏のバカンスシーズンが終わる9月は、例年、失業者数が増加する傾向にあるが、今年もその例にもれず、昨日の政府発表によると、9月の失業者数は27.858名の増加となり、総失業者数は3.410.182名となった。

スペインにおけるツーリストの消費額14.2%増加

国家統計局の発表によると、今年1月から8月までの8か月間にスペインを訪れた外国人ツーリストが消費した金額は604億6100万ユーロに達し、昨年度同時期と比べると14.2%の増加となり、これまでの記録を更新した。
バカンスシーズンである8月の1カ月間だけでも、外国人ツーリストによる消費金額は113億4200万ユーロにのぼり、前年度同時期比較10.3%のプラスとなっており、月々の前年度比較としては63カ月間に渡って上昇を続けている。


2017年10月3日(火)

カタルーニャでゼネスト開始

カタルーニャ自治州は、今月1日の州民投票実施に対する国家警察などの実力行使に抗議して、本日ゼネストを開始した。
公務員たちがストに参加しても欠勤扱いにならず、ミニマムサービスも25%に設定されるなど、州政府は特例措置を行った。
尚、本日のストには公共交通機関、医療機関、教育機関などが参加、サッカー1部リーグのFCバルセロナも参加を表明している。
一方で、2大労働組合であるCCOOとUGTはこのストから距離を置くという姿勢を表明し、話し合いによる解決を求めている。
現在、同州内では40以上の自動車道が閉鎖され、各地で大渋滞が発生している。
また、スペイン国鉄レンフェは151便の高速列車AVEをキャンセル、空の便も25%のミニマムサービスで運航されている。

サッカースペイン代表の公開練習、ピケに壮絶なヤジ

サッカーのスペイン代表チームは昨日、マドリッドのラス・ロサスで公開練習を行った。
バルサ所属でカタルーニャの州民選挙を支持し、先日の警官隊による実力行使も批判していたDFジェラール・ピケがピッチに登場すると、観客席からすさまじいヤジが飛び交った。
「ピケ、出ていけ」といったものから、「ビバ・エスパーニャ(スペイン万歳)」といったフランコ独裁政権時代を彷彿とさせるものもあった。
同選手を揶揄する横断幕を持ち込んだ者もおり、警備員によって没収されたが、中には表現の自由を掲げてこれを拒否する者もおり、治安警備隊が介入する一幕もあった。

英LCC破綻、スペインでは12空港に影響

英国の格安航空会社モナークは、先日経営破綻と運航するフライトの全便キャンセルを発表したが、これによりスペイン国内では12の空港の69便に影響が出る。
同航空会社は主に英国からのツーリストがスペインの海辺のリゾート地へ向かうのに利用されており、スペイン発着便の多くはカナリアスやバレアレスに集中している。
影響を受けるのは、バレアレス諸島のイビサ、メノルカ、パルマ、カナリアス諸島のフエルテベントゥーラ、グラン・カナリア、ランサロテとテネリフェ、さらにアリカンテ、アルメリア、バルセロナ、マドリッドとマラガ。


2017年10月2日(月)

カタルーニャ州民投票、90%が賛成と発表

昨日カタルーニャ自治州政府が強行した独立の是非を問う州民投票は、未明に開票結果が発表された。
それによると賛成票は226万2424票で、全体の90%に相当するという。
同州広報担当官は、さらに400の投票所が閉鎖され、大量の投票用紙が押収されていることを挙げて、これがすべての結果でないことを強調した。
一方、同州のカルレス・プーチデモン州知事はこれに先立って会見し、事実上の勝利宣言を行い、数日中に「独立」宣言を行うことを示唆した。
尚報道によると、州政府は投票開始の45分前にシステムを変更し、身分証明の提示や投票用の封筒が不必要となり、一部で2重投票などの不正行為があったとみられる。

州政府、警察介入の負傷者は893名と発表

昨日実施されたカタルーニャ州民投票のために、全国から千人近い国家警察と治安警備隊の警官が現地に派遣されていた。
州内各地ではこれら警官隊と市民との衝突が相次いで起きたが、同州ではこれらの事件による負傷者を893名と発表している。
このうち1名が国家警察官が発砲したゴム弾により目を負傷、また心臓発作を起こして重体の男性もいるという。
一方スペイン内務省は、19名の国家警察官と14名の治安警備隊員が負傷したと公表している。
さらに少なくとも6名が公務執行妨害などの疑いで逮捕された。
このうちもっとも衝突が大きかったのはジローナにある投票所で、州知事の投票が予測されていたため、50人以上の警官が窓ガラスを割って突入し、会場を封鎖した。

FCバルサ、抗議のためリーガの試合を非公開

カタルーニャ州民投票の実施の支持を表明していたサッカースペインリーグ1部のFCバルセロナは昨日、その状況から判断して、スペインプロサッカー連盟に対ラス・パルマス戦の延期を申し入れたが、拒否された。
同クラブではこの対応に抗議して、同試合の開始26分前に非公開にすると発表、無観客の状態で試合が行われた。
FCバルサは同日正午過ぎに緊急会議を開いて、試合延期を検討し要請したが、同連盟は延期する明確な理由が見当たらないとしてこれを拒否した。
尚、試合は3対0でバルセロナが勝利した。


2017年9月29日(金)

カタルーニャ自治州の国庫への債務総額、525億ユーロに

スペイン銀行の発表によると、今年第2・四半期におけるカタルーニャ自治州のスペイン国庫への債務総額は、524億9900万ユーロに達しており、240億3000万ユーロの債務を負うアンダルシアの2倍以上、また、354億500万ユーロのバレンシアが負う債務よりもはるかに上回っている。
カタルーニャの債務は今年3月には506億7700万ユーロであったため、その後の僅か3か月間で3、5%の増加となった。

カタルーニャ警察、違憲州民投票開催に関与しない可能性を示唆

スペイン内務省は、10月1日にカタルーニャで予定されている違憲州民投票開催について、これを協力して阻止するよう治安警備隊、国家警察、 そしてカタルーニャ警察に対し命令を下しているが、カタルーニャ内務局は、カタルーニャ警察は投票開催については関与しない可能性もあると している。
中央政府内務省は治安警備隊、国家警察、カタルーニャ警察の各機構が合同作業を行なうにあたって、その指揮権を治安警備隊に与えたが、カタルーニャ州はこれを否定し、同州警察は独自の判断を優先し、内務省の命令には従わない姿勢を見せている。

バルセロナのエル・コルテ・イングレス、10月1日は閉店

バルセロナ市内中心部にある大手デパート、エル・コルテ・イングレスは、10月1日も営業を行なう予定であったが、違憲州民投票開催予定日と 重なり、当日の社会状況の予測が困難であるため、閉店することを決定。
その他、Zara、Pull & Bear なども営業を予定しているが、現時点で予定どおり開店するかどうかについての発表は無い。


2017年9月28日(木)

バルセロナ市警、投票箱監視

バルセロナ市警察は本日、同市内に保管されている国所有の投票箱の監視を開始した。
この投票箱は国政選挙に使用されるもので、管理は市が行い、市営の倉庫に保管されている。
同市警は検事総長の命令を受けて、これらの投票箱が来月1日に計画されているカタルーニャ自治州の州民投票に利用されないよう、当日まで監視する。

ライアンエアーキャンセル拡大、スペインでは2路線に影響

アイルランドのローコスト航空ライアンエアーは、あらたに今年11月から来年3月にかけて運航路線のキャンセルを行うと発表した。
発表された全34ルートのうち、スペイン発着便は2路線だった。
1つはカナリアス諸島のラス・パルマスとスコットランドのグラスゴーを結ぶ路線で、現在週1便が運航している。
もう1つはカステジョンとブルガリアのソフィア間で、こちらは週2便運航している。
同航空会社によると、期間は11月17日から来年3月18日までで、所有する400機のうち25機が運行停止、40万人の利用者に影響がでるという。
一方、スペイン旅行業経営者協会は、直接・間接的損害を被るとして、法的手段に訴える構えであることを発表している。

カタルーニャ影響?スペイン国旗の注文3倍に

経済紙インテルエコノミアによると、スペイン国旗の注文がここ数カ月で大幅増加し、通常の3倍近い数値に達しているという。
国旗の製造販売を行うマドリッドの老舗企業の社長によると、先月は最も売れ筋の100x150センチの商品は1万枚以上、それ以外の製品も7000枚程度販売したという。
同社長は、これまで国旗と言えばサッカーの試合であったが、愛国心から購入する人が増えたようだと語っている。
同社では経済危機の時には利益が半減するなど苦しい状況にあったが、カタルーニャの独立問題で思わぬ恩恵を受けることとなった。
尚、カタルーニャ独立のシンボルであるエステラーダは、サッカーに使われる旗と同様中国製であるため、同社では製作販売を行っていないという。


2017年9月26日(火)

検事総長、州知事に対する逮捕の可能性示唆

国家総合検察のホセ・マヌエル・マサ検事総長は昨日、カタルーニャのカルレス・プーチデモン州知事の逮捕状を請求する可能性について言及した。
ラジオ番組に出演した同総長は同州知事について、背任、不服従と公金横領の嫌疑があり、特に横領については最高8年の刑に該当すると述べた。
しかしながら現時点では逮捕状の請求は適切でないとして、今すぐ逮捕される可能性はないとした。
一方で、違法州民選挙の取り締まりに対する検察の手段に対する批判があることについて尋ねられると、これを否定し、解決に向けて総力を挙げて努力していることを強調した。

レイナ・ソフィア、個人寄贈絵画の特別展開始

マドリッドのレイナ・ソフィア美術館では本日より元画廊経営者であるソレダ・ロレンソさんの 寄贈作品の特別展を開始する。
ロレンソさんは1986年マドリッドに画廊を開き、スペイン現代アートの象徴的存在となった。
2012年にギャラリーの閉鎖を決めた際、同美術館への寄贈を思い立ったという。
同氏は、レイナ・ソフィアが所蔵すれば多くの市民が楽しむことができると考えたといい、89人のアーティストによる計392点を寄贈した。
これらの作品の特別展は2度に渡って開催され、今回の展示は11月27日まで、2回目は12月19日から来年3月5日まで開催される。

サン・セバスチャンにターミネーター出現

現在開催中のサン・セバスティアン映画祭に昨日、ターミネーターことアーノルド・シュワルツェネガーが到着、著名なハリウッド俳優をひとめ見ようとマリア・クリスティーナホテルの前には大勢の人だかりができた。
今回の訪問は自らプロデュースし、ナレーションも務めた環境保護を訴えるドキュメンタリー映画の宣伝のためで、今年の映画祭のゲストの中で最も注目をされているスターのひとりだった。
元カリフォルニア州知事の同氏は、政治の話はしないとしたものの、環境保護の大切さを訴え、パリ協定から離脱したトランプ政権を暗に批判した。
尚、映画「ターミネーター2」のスペイン語吹き替え版では主役のシュワルツェネガーが「アスタ・ラ・ビスタ」という部分が「サヨナラ」と変更されていたため、同氏に向かってサヨナラと叫ぶファンもいた。


2017年9月25日(月)

州民投票関連の偽ウェブ登場

カタルーニャ自治州政府が来月1日に計画している違法州民選挙に関する偽ウェブページが登場した。
これは、同州政府が開設し、その後司法裁判所によって閉鎖された「公式」ウェブと非常によく似たデザインで、生年月日、国民身分証明番号と居住地の郵便番号を入力すると、最寄りの投票所が表示されることになっている。
しかしながら実際に入力してみると、居住地から数十キロ離れた場所が表示されるという。
また、実在しない身分証明番号や郵便番号、さらにはありえない生年月日を入力しても投票所が表示されるという。

レンフェ、2時間足らずで2万5000枚の切符販売

スペイン国鉄レンフェは、本日午前零時より公式ウェブにて列車チケットの特別キャンペーンセールを開始したが、1時間45分で2万5000枚のチケットを完売した。
このセールは高速列車AVE運行開始25周年を記念したもので、毎月25日に2万5000枚のチケットを25ユーロで提供するもので、今回で6回目となる。
今回のセールは来月1日から11月30日までの旅程が対象で、高速列車と長距離列車が利用できる。
今回もこれまでと同様、セール開始直後からアクセスが極端に増えたため、ウェブの反応が遅くなりエラーも多発し、多くの利用者からクレームが出た。
これについてレンフェは、今後もできるだけスムーズに利用してもらえるよう、ページの質の向上に努めるとしている。

ビルバオ美術館、ピカソの「肘掛け椅子に座る女」を展示

ビルバオ美術館では明日から来年2月27日まで、パブロ・ピカソの「肘掛け椅子に座る女・ドラ」の特別展示を行う。
この作品は1938年に描かれたもので、タイトル通りピカソの愛人のひとりであったドラ・マールがモデルとなっており、前年に製作された「ゲルニカ」と同様の作風となっている。
同作品はスイスの財団が所蔵しているが、ゲルニカ製作80周年の特別展が行われていたマドリッドのレイナ・ソフィア美術館で展示されていた。
ビルバオ美術館の館長は、この作品の展示により、世界的に著名な芸術作品が少ないパイス・バスコにおいて埋め合わせができた、とコメントした。


2017年9月22日(金)

グラナダ、地下鉄運行開始

グラナダの新しい交通機関として、地下鉄が昨日よりそのサービスを開始した。
一日当たり3万人の利用者数が予想されるこの地下鉄は、グラナダ市、アルミージャ市、アルボロテ市、マラセナ市の4つの市をまたぐ形で運行され、その16キロの路線には地上駅を23個、地下駅を3個有している。
また線路の83%が地上を通り、残り17%が地下を通っている。

カタルーニャ州政府、Twitterを通じて投票会場を通知

国家警察と治安警備隊、並びに法順守を基本と考えるカタルーニャ警察の一部の警官等による、関係諸機関への立ち入り捜査や違憲投票の準備に 関与する人物の逮捕が進められる中、カタルーニャのプーチデモン州知事は個人のTwitterを通じて、10月1日の投票会場の通知を開始した。
州知事のTwitterに記されたWEBページに入ると、カタルーニャ住民は自身の身分証明証番号と生年月日、そして住居の郵便番号を打ち込む事によって、投票会場となる学校の住所が表示されるシステムとなっている。


2017年9月21日(木)

ラホイ首相、カタルーニャ州知事への最後通告

昨夜、ラホイ首相はカタルーニャのプーチデモン州知事に向け、違憲投票の中止を要求する最後通告を行なった。
その中で首相は、「政府は武力介入を含めた全ての法的措置を取る」ことを明らかにし、これ以上の状況悪化を防ぐためにも、一刻も早く違憲投票の中止を発表するよう通達。

治安警備隊員、カタルーニャ経済局に20時間閉じ込められる

昨日の朝、カタルーニャ州政府の諸機関への立ち入り捜査が開始されたが、これに抗議する多数の民衆が現場へ詰めかけ、捜査の妨害をしようとする 光景が見られた。
そう言った状態が続く中、更に多数の民衆が集結し、駐車してあったパトロールカーが破損し、立ち入り捜査に入った治安警備隊員が外へ出られなくなり、閉じ込められると言う事態に発展。
立ち入り捜査で建物内部へ入ってから、実に20数時間経った今朝になって、ようやく脱出できた。


2017年9月20日(水)

カタルーニャ違憲独立プロセス関連速報:

*14名を逮捕、カタル―ニャ州政府機関への行政調査開始

今朝、治安警備隊によるカタルーニャ州政府機関への本格的な立ち入り調査が 開始され、現時点で14名が逮捕された模様。
14名の中にはカタルーニャ副知事を務めるオリオル・ジュンケラスの片腕であり カタルーニャ州政府の経済局長を務めるジョセップ・マリア・ジョベ氏をはじめ、 副知事の下で違憲州民投票の準備を進めていた数人のチームが含まれる。
また、行政立ち入り調査の対象となったのは現時点ではカタルーニャ州政府の 経済局、外務局関連など、複数に及んでいる。
立ち入り調査が始まった建物の入り口には独立派市民等が多数集結し始め、 その中には治安警備隊のアクセスを阻止しようとする者もあり、現場での緊張が 高まりつつある。
内務省は、これらの状況を受け、カタルーニャに配備されている治安警備隊員、 国家警察官に対し、今後、10月5日までの間、すでに認可済みであった 休暇やバカンスなどの取り消しを通達。

*FCバルサ 違憲独立プロセス擁護を公式発表

スペインサッカーリーグの主要チームの一つであるFCバルサが カタルーニャ独立違憲プロセスを進める全ての人々、全ての機関の側に立って その運動を擁護すると発表。

*ラホイ首相 PSOE、CIUDADANOSの党首を招集

カタルーニャのカルラス・プーチデモン州知事による「違憲州民投票を中止する 意思無し」の発表を受け、マリアノ・ラホイ首相はこれより10月1日まで 政府がどのような対応を続けるかについての説明を行なうため、 PSOEのペドロ・サンチェス党首、CIUDADANOSのアルベール・リベラ党首等に 対し招集をかけた。

*国家警察、カタルーニャのCUP本部に強制行政調査開始

カタルーニャの極左翼・独立過激派政党であるCUPの本部に国家警察が 強制立ち入り調査を開始。


2017年9月19日(火)

政府、北朝鮮大使に退去通告

スペイン政府は昨日、駐スペイン北朝鮮大使に対して、今月末までに国外退去するよう通告したと発表した。
国連総会出席のためニューヨークを訪れているアルフォンソ・ダスティス外務大臣が明らかにした。
これは北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射に抗議するもので、同大臣は「これらの行為は世界の安全と平和に対する脅威である。」と判断したためと述べた。
尚、政府は先月末にも同大使を外務省に招集し、外交官の人数を削減するよう要求している。
駐スペイン北朝鮮大使館は2014年に開設された。

ライアンエアーのキャンセル、スペイン発着便にも影響

アイルランドのローコスト航空会社ライアンエアーは先週、10月末までの間に1日40〜50便のフライトをキャンセルすると発表した。
これは、従業員のストライキ、悪天候やパイロットらの休暇が重なり、定時発着のパーセンテージが80%を切ったためで、この措置により期間中2000便以上がキャンセルされることとなる。
昨日月曜日のスペイン発着便は、バルセロナ発ポルト、ロンドン、ダブリン、ミラノ行やマドリッド発着の4便など、計16便がキャンセルされた。
また、本日はバルセロナ発の5便やマドリッド発の3便等が欠航した。
同航空会社ではチケットの払い戻しや振り替えを約束しているが、消費者団体FACUAは損害賠償の請求も行うよう呼び掛けている。

カディスのIU、闘牛士の勲章はく奪を要求

左派連合(IU)カディス支部は、同県議会に対し、同県出身のフアン・ホセ・パディージャ闘牛士に授与した勲章のはく奪を求めた。
これは先週ハエンで行われた闘牛後、同闘牛士がフランコ政権時代の紋章入りの国旗を背中に巻いて行進したことに対するもので、このような人物は県の勲章に値しないと批判した。
また同県へレス市でも、ポデモス党がこれを受けて、同闘牛士の名前が付けられた通りの名称を直ちに変更するよう求めた。
これについてパディージャは、勝利に感動して、客席から投げられた国旗を体に巻いたが、紋章には気が付かなかったとコメントしている。
また、スペインの国旗には違いなく、自分の国を象徴するものであるが、自分はフランコのシンパでもなく、ましてや挑発しようなどと言う気はまったくなかった、と釈明した。


2017年9月18日(月)

市民警備隊、サバデルで州民投票の資材を押収

市民警備隊は本日、カタルーニャの州民投票に使用されるとみられる投票箱などをバルセロナ県のサバデルで押収した。
それによると、現場は同市の工場地帯にある倉庫で、様々な資材が見つかったという。
また昨日日曜日には、やはりバルセロナ県内で130万枚以上の選挙活動用ポスターやチラシなども押収されている。
さらにその前日にもポスターなどの印刷用機材が県内で押収されている。

8月の消費者物価指数、1.6%上昇

国家統計局(INE)は先月の消費者物価指数の最終結果を発表した。
それによると、8月の数値は前年同月比1.6%上昇した。
また7月の数値からは0.1ポイント上昇している。
INEではこの上昇の理由について、燃料の値上がりにより運輸関係や光熱費が上昇したことによるとしている。
一方で果物の値段や保険料、通信費などは値下がりしている。

マドリッドでアルモドバル監督撮影の作品展示

マドリッドのフレッシュ・ギャラリーでは今月21日より、スペインを代表する映画監督の一人であるペドロ・アルモドバル氏が撮影した作品の特別展を開催する。
同氏によると、これらの作品は写真で綴る自身のバイオグラフィーで、ほとんどが普段身の回りにある物が撮影対象となっている。
そして、ある日退屈しのぎに目の前にあったコップに花を入れて撮影したのがきっかけだったと語っている。
。 尚、収益はNGO団体に寄付されるという。
この展示は来月25日まで開催される。


2017年9月15日(金)

7月の住宅売買件数、16.8%増加

国家統計局(INE)の調査によると、今年7月の住宅売買件数は3万8441件で、前年同月比16.8%増加した。
これで前年比の数値は3カ月連続の増加となる。
このうち中古物件は17.7%増加して3万2049件、新築物件は12.5%増加した。
一方で、6月の数値と比較すると12%減少している。
これらの数値を自治州別でみると、最も増加率が高かったのがリオハで、これにラ・マンチャとマドリッドが続く。
逆に増加率が低かったのはエクストレマドゥーラとガリシアだった。

郵政局、州民投票関連書類の不配を局員に命令

スペイン郵政局は、カタルーニャ自治州の独立の是非を問う州民選挙に関するあらゆる書類の配達や送付を行わないよう局員に通達した。
これらの書類は、宣伝のビラや選挙管理人の招集文書なども含まれている。
同局の広報担当官によると、この件については州内のすべての郵便局に通達され、関連郵便物を発見した場合はただちに上司に報告するよう指示しているという。
一方、同州の地方ラジオ局の報道によると、自治州政府はこれを受けて、代替案を検討中という。

マドリッド市、アトレティコの新スタジアム来場者に公共交通機関利用を呼びかけ

サッカースペインリーグ1部のアトレティコ・デ・マドリッドは、今週土曜日に初めて、新スタジアムであるワンダ・メトロポリタノサッカー場で試合を行う。
マドリッド市役所の広報担当はこれに先立って会見を行い、来場には必ず公共交通機関を利用するよう呼び掛けた。
同スタジアムは収容人数は7万人近いが、駐車場の収容台数は3000台しかないため、車を利用しないことは「最重要ポイント」であるとしている。
またこの駐車場は、試合当日はクラブが管理し、事前予約制の上、ドライバーを含めて最低でも2名以上が乗車していないと駐車できないという。
さらに同広報担当は、セキュリティの都合上、2時間前には到着するよう求めた。
尚、同スタジアムには市バスのほか地下鉄も乗り入れているが、スタジアムに向かう出入り口の工事の遅れが問題となっていた。


2017年9月14日(木)

フェリペ国王、カタルーニャ問題に言及

フェリペ6世国王は昨日、カタルーニャ州議会が州民選挙法を可決して以来初めて、カタルーニャについて言及した。
レティシア王妃と共に2016年度国民文化賞の授与式に出席した国王は演説の冒頭で、「初めに、カタルーニャで起こっている問題について言及することをお許しください」と話し始めた。
この中で国王は、「すべての国民に自由が保障されています。皆さんご存知の通り、我々スペイン国民が手に入れるのに大変苦労した自由です。しかしながらいかなる考え方も憲法の下にあり、民主主義における共存を促すものでなけらばなりません」と述べ、憲法違反を犯している自治州政府をけん制した。

州民投票のウェブ、閉鎖直後に新たに開設

市民警備隊は本日、裁判所命令によりカタルーニャ州政府が開設した州民投票のオフィシャルウェブを閉鎖した。
関係筋によると、同警察はこのページを管理するバルセロナの企業に司法命令の書類を直接持参、このウェブはただちに閉鎖された。
しかしながら、カルレス・プーチデモン州知事は、その直後に自身のツイッターにあらたに海外のドメインのアドレスをアップした。
さらに同知事は、メディアのインタビューの中で現代のネット時代に国境はないとして、政府の対処を19世紀のやり方であると揶揄した。
一方で、州民投票の開催が周知の事実となったためこのページの役目はすでに終わっているともコメントした。
尚、この海外のドメインにはウィキリークスのジュリアン・アサンジェ氏が関わっているという。

ナダルのツィッター、ハッカー被害に

テニスの世界ランキング1位でマジョルカ出身のラファエル・ナダルの公式ツイッターがハッカーに遭った、と本人が報告した。
ナダルは「自分のアカウントが一時的にハッカー被害に遭い第三者に利用されましたが、取り戻すことができました。非常に残念なことです。」と述べた。
乗っ取りが起きた直後には、下院議会において、カタルーニャの州民投票を支持する政党の議員とソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア副首相との応酬の場面のビデオと共に、副首相を応援するコメントがアップされた。
尚、ナダルは先日、アメリカからの帰国の際にカタルーニャ問題に対するコメントを行い議論を呼んだ。


2017年9月12日(火)

ディアダのデモ、参加者の数値にばらつき

スペイン継承戦争でバルセロナが陥落した日である9月11日のディアダ。
カタルーニャの祝日であるこの日、今年も独立推進派が中心となったデモ行進が行われたが、10月1日に予定されている州民投票と8月に起きたテロを受けて、例年以上に緊迫した雰囲気に包まれた。
カタルーニャ自治州政府の独立推進政策が強硬であることに反発する州民も多いためか、昨年や一昨年に比べると参加者はやや少なめで、中央政府は35万人と発表している。
さらに統計やコンピュータによる解析を行ったカタルーニャ市民協会の発表では、その数値は22万5000人にとどまっている。
しかしながら州政府は、その数値を100万人と発表しており、中央政府発表との間に大きな差が発生している。
それでも投票箱と投票用紙が描かれた巨大な旗がそれぞれ参加者によって運ばれ、投票が実現するというシンボリックなイベントが大々的に行われた。

ダリの娘と主張の女性、結果を疑問視

自分はダリの娘であると主張し、DNA鑑定を求めていたピラール・アデルさんは、ダリの娘ではないとの判定を不服とし、上告する構えであると述べた。
国営放送のインタビューに応じたアデルさんは、ダリ美術館に埋葬されている遺体から採取されたDNAの保管状況などに疑問を持ち、別の解剖医に調べてもらうよう要求するとしている。
一方で、鑑定を指示した女性判事の事を信頼しており、確固たる理由があったからこそ、命じたのであろうと述べた。
また、サルバドール・ダリ財団から遺体発掘費用を請求される可能性があることについては、自分には支払い能力はないと強調した。
さしあたって、今月18日に予定されている「父子関係の認定」の裁判は中止するという。

シートベルト着用監視レーダー、運用開始

総合交通局(DGT)は、昨日よりシートベルトを着用していないドライバーを監視するレーダーの運用を開始した。
今回は50台設置されたが、最終的には計220台が運用される。
違反者には自動的に撮影された写真が送付され、罰則は200ユーロの罰金と3ポイントの減点となるが、 開始から2カ月は適用されず、違反の通達のみになるという。
DGTではこれに合わせて、昨日からシートベルトとチャイルドシートの適正な使用をチェックする強化週間も開始した。


2017年9月11日(月)

50%以上のカタルーニャ人、州民投票は無効

カタルーニャ州政府が来月1日に実施を予定している州民投票について、全国紙エル・パイスが世論調査を行った。
それによると、56%のカタルーニャ州民が現在の同州政府のやり方は無効、もしくは違法行為であると回答した。
特に18歳〜36歳の若者の間では、この数値が63%と高くなっている。
また82%の回答者が、州民投票実施に対する中央政府の対応を批判し、独立の気運を弱体化させるどころか、むしろ強化することに貢献しているとしている。
さらに66%が現在のカタルーニャの政情は良くないとし、44%が州民投票法の可決について納得していないと答えた。
一方、投票が行われた際には、たとえ独立賛成派が多数であっても、一定以上の投票率が必要であると回答した人は56%だった。

国家警察、地下鉄で人種差別の男を逮捕

国家警察は、マドリッドの地下鉄車内でムスリムのカップルに暴言を浴びせた後に逃走した男を特定し、先週金曜日に逮捕した。
事件は先週水曜日の正午前に発生。
同地下鉄6番線走行中の列車がレプブリカ・アルヘンティーナ駅に到着した時、40代の男がムスリムのカップルに、自分の国に帰れ、マドリッドから出ていけ、などと罵声を浴びせ、ベールを被った女性に手をかけようとした。
その時点で居合わせた他の乗客が男を非難し、「自分が降りろ」などと叫んだため、この男は下車を余儀なくされた。
しかしながらこの男は、降車後も罵声を浴びせ続け、最後はナチスの敬礼を行ってその場を去った。
運転士は警察に通報、乗客が撮影した映像と列車やホームの監視カメラを解析し男を特定、逮捕した。

マドリッドのプエンテ・デ・バジェカス地区、スポーツ施設の名称をアンヘル・ニエトに改称

マドリッド市南部のプエンテ・デ・バジェカス地区では、市営スポーツセンターの名称を、8月に亡くなったバイクの元世界チャンピオン、アンヘル・ニエトさんの名前に変更すると発表した。
ニエトさんはサモラの出身だが、1歳の時に家族と共に同地に移住し、バイクの修行のためバルセロナに引っ越すまで、この地区で過ごした。
そのためバジェカスへの愛着は強く、たびたび戻ってきてイベントなどにも参加していた。
尚、同地区ではこのほか、地区内の通りまたは広場の名称をアンヘル・ニエトに変更する事や、2013年に閉鎖されたアンヘル・ニエト博物館の再開なども検討している。


2017年9月8日(金)

司法裁判所、州民投票法認めず

水曜夜にカタルーニャ州議会で可決された独立の是非を問うための州民投票法について、スペイン中央政府がその違法性を訴えていた。
これについて司法裁判所はその訴えを認めたため、可決から24時間足らずで、この新法の施行は暫定的に停止されることとなった。
また、マリアノ・ラホイ首相は昨日緊急会見を開き、州民投票の違法性を主張し、カタルーニャはあくまでスペインの一部であることを訴えた。
一方カタルーニャ州議会では、カタルーニャを共和国とするための新たな法律が可決されたが、前日同様、主要政党が退出して棄権した。

マドリッドのレンタサイクル、メトロのカードで利用可能に

先日導入された、マドリッド自治州の様々な公共交通機関で利用できる非接触型カードが、年内に市営レンタサイクルでも利用できるようになる。
これは同州のクリスティーナ・シフエンテス知事が明らかにしたもので、先日工事が終了した地下鉄5番線の駅を視察した際にコメントした。
レンタサイクルはマドリッド市の管轄であるため、市との協議が必要だが、早ければ10月、遅くとも年末までには利用可能となる模様。
このカードは地下鉄、バス、近郊線などで利用でき、1回券、回数券や割引適用者向けの料金など、さまざまな料金体系に対応している。

グッゲンハイムの入場者記録更新

ビルバオのグッゲンハイム美術館は、今夏入場者の最高記録を更新した。
同美術館によると、7月と8月の入場者は32万2247人で前年同月比6891人増加した。
このうち入場者の76%が外国からの観光客で、前年同月比2%増加した。
最も多かったのはフランス人で22%、2位がイタリア人で8%、以下英国人、ドイツ人、オランダ人と続く。


2017年9月7日(木)

カタルーニャ州議会、レファレンダム法を可決

カタルーニャ州議会は昨日、独立の是非を問う州民投票選挙法の導入を可決した。
ただし、シウダダノス、社会労働党(PSOE)、民衆党(PP)など野党は棄権した。
午後11時半頃に可決された直後、カルレス・プーチデモン州知事が来月1日の州民投票招集の勅令書類にサインした。
午前9時に始まった閣議は、過半数の独立推進派と反対派の野党との間で終始怒号が飛び交う大荒れの議会となった。
最終的には賛成72票と白票11票で可決したが、その時点で野党議員のほとんどが退出していた。

DNA鑑定の女性、ダリの娘にあらず

ラ・バングアルディア紙の報道によると、芸術家サルバドール・ダリの娘であると主張していた女性のDNAとダリのそれは、鑑定の結果一致しなかった。
女性によると、1955年頃にダリの家で働いていた母親とダリの間に生まれた、と亡くなる直前にこの母親が知人女性に明かしたという。
フィゲラスのダリ美術館に埋葬されている遺体発掘作業には、世界中からメディアが駆け付けて大々的に報道されたが、謎の解明はあっけないものであった。
今後は、サルバドール・ダリ財団が発掘作業の経費をこの女性に請求するかが注目される。

テニス世界ランキング、男女ともスペイン選手が1位

現在開催中のテニスUSオープンの現在の結果を受けて、ATP世界ランキングは来週月曜から、男子はラファエル・ナダル、女子はガルビネ・ムグルサのスペイン勢が1位を占める。
ナダルは先月21日の時点ですでに1位に返り咲いていたが、同オープンで準々決勝に進出し、トップをキープした。
一方のムグルサは今回すでに敗退しているものの、月曜から1位となり、スペイン人女性としては二人目となる。
尚、これまでは1995年にアランチャ・サンチェス・ビカリオが女性部門で1位となって以来、男性部門でもナダルの他にカルロス・モジャ、フアン・カルロス・フェレロがトップに立ったが、男女同時は初の快挙。


2017年9月5日(火)

カタルーニャ州政府、州民投票のCM放送

カタルーニャ自治州政府は昨日、独立の是非を問う州民投票を呼び掛けるコマーシャルを放映した。
このCMは10秒ほどの短いもので、鉄道の線路が映し出され、ナレーションが入る。
その内容は「あなたは自分で決断する能力を持って生まれてきました。それを捨てるのですか?」というもので、投票に対する直接の言及はないが、それをほのめかす内容となっている。
尚、このスポットはカタルーニャの地方局TV3のプライムタイムのニュース開始直前に放映された。

バルセロナ空港のスト、10月6日に再開か

バルセロナのプラット空港のセキュリティ・コントロール係員で構成される労働組合は、来月6日にストライキを再開する予定であると発表した。
それによると、このストは労使交渉の仲介者の裁定を会社側が順守するよう訴えるもの。
ただし労組代表は、この裁定自体を受け入れたわけではないとコメントしている。
一方、今月8日に予定されていたストに関しては、企業側がミニマムサービスを順守しなかった社員に対する解雇や制裁措置を取り下げたため、キャンセルとなった。
同代表は、約1カ月の間に合意に達することを期待していると述べた。

レイナ・ソフィア入場料、明日から値上げ

マドリッドの国立レイナ・ソフィア美術館は、一般入場料を現行の8ユーロから10ユーロに引き上げる。
同美術館の入場料は2013年に6ユーロから8ユーロに値上げして以来、4年ぶりの料金改正となる。
施行は本日付けだが、実質上は明日からの導入となる。
また、同館ではこれに合わせて、1年の間に2度入場ができる特別チケットなど、新たな料金体系を設ける。
また、無料チケットの対象者はこれまで通り適用される。
さらに無料入場時間もこれまでどおり行われるが、日曜日はこれまでの15時以降から13時30分以降に前倒しされる。


2017年9月4日(月)

8月の失業者数、4万人以上増加

雇用・社会保険省の発表によると、先月の失業者数は、4万6400人増加した。
これで失業者の総数は338万2324人となり、6か月続いていた減少傾向に歯止めがかかった。
これらの数値を業種別でみると、最も増加したのは建設業と工業で、それぞれ2.4%増加している。
これに続くのがサービス業で1.3%増加した。
農業だけが唯一減少しており、これは夏の果物などの収穫で雇用が増加したためという。
男女別の数値を前年同期で比較すると、どちらも減少しているが、男性の減少率は女性の倍となっている。
自治州別でみると、最も増加したのはムルシアで3.57%、これにバレアレスとカタルーニャが続く。
一方、カンタブリア、リオハ、ナバラ、ガリシア、カナリアス、ラ・マンチャとアストゥリアスの7州では減少した。
同省では8月のバカンスシーズン終了とともに失業者が増加するのは通常の事であるとコメントしている。

7月の宿泊施設価格、8.4%上昇

国家統計局(INE)の調査によると、7月の国内の宿泊施設料金は前年同月比8.4%上昇した。
また、6月と比較すると16.1%値上がりしている。
これにより国内旅行のパッケージツアーの価格も24.7%上昇した。
これに対し海外旅行のパックツアーは6%の上昇にとどまっている。
尚、パッケージの上昇は、航空券の値上がりも反映されている。
自治州別でみると、最も値段が上がったのはバレアレスで4.5%、これにカタルーニャ、アラゴンとパイス・バスコが続く。

フラン・リベラ、闘牛士引退

曾祖父の代から闘牛士や闘牛飼育に携わっている家系に生まれ、闘牛場で不慮の死を遂げたパキーリを父に持つフラン・リベラが、ロンダで行われたゴイェスカ闘牛をもって闘牛士を引退した。
この日闘牛界の御曹司の最後の雄姿を見るため、家族や著名人を始め多くのファンが駆け付けた。
2頭目の牛を相手にした際には危険にさらされたものの、最後は耳を2つ与えられ、弟でやはり闘牛士のカジェタノに肩車をされて、プエルタ・グランデをくぐった。


2017年9月1日(金)

カタルーニャ警察シンジケート、嘘偽りがあったなら内務局長と警察長の辞任を要求

米国のCIAがバルセロナのラ・ランブラにおけるテロ発生の可能性を警告していたことについて、「もしもこの警告を受けていたにも拘らず、その事実をカタルーニャ内務局長とカタルーニャ警察長が偽っていたことが事実であれば、両人の辞任を求めるが、そのような事実が無かったことを信じている」と、カタルーニャ警察の組合が警告。
また同組合は、CIAからの情報に耳を貸して対処していれば、今回のテロを防げたと言う理論は、無意味であり間違いであると断言している。
その理由として、今回のテロの本来の目的は、爆発物による観光モニュメントの破壊であったが、爆発物の取り扱いでミスがあり暴発を招いた結果、予定変更をせざるを得なくなり、その結果としてラ・ランブラへの車突入テロを招いたものであり、ラ・ランブラにおけるテロは当初、予定されていなかったことを挙げている。
しかしながら、CIAからの警告があったのは今年の5月であったことから、当初、爆発物によるテロが計画の主要部分を占めていたかどうかは不明と言える。

住宅ローン契約数16.5%の増加

今年6月に組まれた住宅ローンの契約数は29516件で、昨年度同時期比較16.5%の増加となった。
また、平均貸与額も1件あたり116.629ユーロと、前年度同時期比較にして4.4%プラス、また、前月比では2.6%の増加となり、不動産業界がその勢いを取り戻しつつあるのが伺われる。
今年6月の1カ月間に金融機関が住宅ローンとして貸与した金額は、総額34億4200万ユーロにのぼり、前月比4.4%のプラス、前年度同時期ににして21.6%のプラスとなった。


2017年8月31日(木)

CIA、5月の時点でカタルーニャ警察にラ・ランブラでのテロ発生を警告

カタルーニャの新聞社El Periodicoによると、アメリカの中央情報局CIAは、今年5月25日付で、カタルーニャ警察に対し「この夏、ISISがバルセロナ市内の観光地、特にラ・ランブラを標的にしたテロを計画している」との明確な情報を含むアラ―ムを発していた。
また、この警告はスペイン国家警察機構でも受信しており、中央政府からもカタルーニャ警察に対し、ラ・ランブラ付近を含む観光エリアの警備強化を要請していた。
この警告は、テロリストの名前や住所、電話番号などを伴った具体的な情報は含んでおらず、警戒を強める必要性を示すものだった。
バルセロナでのテロがあった翌日、El Periodico紙は、この米国CIAからの警告の存在についての報道を行なったが、カタルーニャの プーチデモン州知事をはじめ、ジョアキン・ホルン内務局長、ジョセップ・ジュイス カタルーニャ警察長等は、その事実を否認した。

今年7月までの外国人観光客数、4700万に

スペインを訪れる外国人観光客の数は増加の一途を辿っており、今年の1月から7月までの間に、すでに約4700万人に達している。
これは昨年の同時期と比較すると11.3%の増加となっている。
国別に見ると、1090万人が英国からのツーリストで昨年比8.7%の増加を示しており、現時点ではBrexitによる悪影響は見られない。
イギリスに次いで多いのがドイツ人ツーリストで、昨年より9.4%増しの690万人。
次いで昨年比4.3%増し、630万人のフランス人ツーリストがスペインを訪問した。

9月15日開始予定の全空港でのスト、一旦、回避

9月15日から年末にかけて、断続的に25回に分けて行われる予定となっていたスペインの全空港におけるスペイン空港事業団AENAスタッフ等によるストは、一旦、ペンディング状態となった。
勧業省から労組に「賃上げ、スタッフ数の増加など、彼等が要求している項目について、どれだけの対応が可能かどうかを調べ、返答する時間が欲しい」との要求が出されたのに対し、労組側はこれを承諾し、ストの決定は9月7日まで延期される事となった。


2017年8月30日(水)

ラス・ベンタス闘牛場、大改装

マドリッド自治州政府は、ラス・ベンタス闘牛場の大改装工事を行なう事を決定した。
闘牛だけでなく様々なイベント開催に対応出来る多目的会場とするため、そしてアクセスや避難経路の充実による近代化を図るのが目的となっており、これに充てられる予算は1510万ユーロで、工事は早くても来年の後半の開始となる見込み。
改装内容の詳細はまだ決まっていないが、重要ポイントとしては次の項目が挙げられている。

*座席の幅、奥行きを広げ、より快適なものにする。
*プラスチック製の座席の導入は避け、これまでの雰囲気を維持しつつ、背もたれの設置を検討。
*車椅子でのアクセスを可能にする。
*上方の席はあまりに勾配がきついので、これをより緩やかなものにするため、競技場部分(円形の砂地部分)の直径を縮める。

これらの改善のため、現在23700ある観覧席数が2000〜2500席減少するものと思われる。

マドリッド地下鉄5番線、日曜日より2カ月ぶりに運行再開

マドリッド自治州政府は、7月3日に始まった地下鉄5番線の改善工事が予定通り9月2日に終了し、9月3日から運行が再開されることを発表した。
今回の工事には6650万ユーロの予算が組まれたが、自治州政府は更に、新しい地下鉄車両導入のため、2000万ユーロの予算を追加する旨を1週間前に発表している。


2017年8月29日(火)

悪天候で各地に被害

昨日スペイン各地で降った大雨により、各地で浸水や通行止めなどが起きた。
特にイベリア半島中央以南のアンダルシア、ラ・マンチャやマドリッドなどで大きな被害が発生した。
アンダルシアのマラガ空港では、昨日午前に着陸するはずだった5便が、セビージャやグラナダなどの空港に迂回した。
同じくマラガのアンテケーラ付近では河川の氾濫が起き、国道が通行止めとなった他、周辺の道路や家屋が浸水した。
マドリッド州では、午後5時までの間に消防隊の出動回数が266回に及んだ。
そのほとんどが地下の浸水や街路樹の枝の落下などによるもので、人的被害は出ていない模様。
ラ・マンチャのトレドでも消防隊の出動回数は市内だけで22回に達し、枝の撤去や溜まった水の除去に追われた。
一方ガリシアでは、少なくとも3000回以上の落雷が観測されたという。
気象局によると、本日はやや落ち着いた天候となるものの、引き続き15県で警報や注意報を発令されており、注意を呼び掛けている。

AVEマドリッド発着便 最高で45分の遅延

昨日午前、マドリッドから南部やレバンテに向かう高速列車AVEで遅延が発生し、最高で45分の遅れがでた。
国鉄レンフェによると、線路への異物の落下を探知するシステムの作動により起きたもので、マドリッド―トレド間で何者かがケーブルを盗もうとした疑いがあるという。
遅延が起きたのはいずれもAVEで、マドリッド発着のセビージャ、マラガ、アリカンテ、バレンシアとトレド行きの路線。
レンフェによると、これとは別に、悪天候によりマラガ近辺やトレドなどの中距離や近郊路線などでも遅延が発生したという。

アトレティコの新スタジアムで雨漏り

昨日マドリッドで起きた大雨の影響で、スペインサッカーリーグ1部アトレティコ・デ・マドリッドが今季から新しい本拠地として使用するワンダ・メトロポリタノで雨漏りが発生した。
いくつかのメディアやSNS上で公開された映像によると、スタンド席に大量の水が流れ、中には滝のように流れている所もあった。
アトレティコは、来月16日にリーグ第4節の対マラガ戦で同スタジアムでの初試合を行う。
クラブ側はこの雨漏りについて、工事完了後に保護のためにカバーされている部分があり、そのために起きた事であると説明し、安全上の問題はないと強調している。


2017年8月28日(月)

バルセロナ反テロ集会、独立推進派が国王と首相にヤジ

先週土曜日にバルセロナで行われた反テロリズムのデモ行進には、フェリペ6世国王やマリアノ・ラホイ首相をはじめとした政府閣僚や野党党首らが参加した。
多くの参加者は反テロリズムと平和を訴えていたが、カタルーニャの独立推進派は、この場を利用して国王らにヤジや罵声を浴びせた。
特に国王やその他マドリッドからの参加者が到着した際には「出ていけ」などと叫ぶ者もあり、行進が終わるまで罵声やヤジがやむことはなかった。
これに対し首相は、「自分たちはいるべき場所にいただけ。罵声は聞いていなかった。」と述べた。
一方バルセロナ州知事カルレス・プーチデモン氏とバルセロナ市長アダ・コラウ氏は、これらの行為について批判も擁護もせず、「表現の自由」とコメントするにとどまった。
これについて全国紙などのメディアは、テロ事件直後に見られた国の結束は、10日ほどで崩壊したと伝えている。

27県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、27県に悪天候による警報・注意報を発令している。
それによると、マドリッドでは大雨及び嵐による警報及び注意報が出ており、1時間あたり25立方メートル以上の降雨の他、強風や直径2センチ以上の雹も予測されている。
また、ラ・マンチャのトレドとシウダ・レアルでも同様に警報・及び注意報が出ている。
さらにアンダルシアではマラガで警報、コルドバ、ハエン、グラナダとセビージャでは注意報が発令されている。
ガリシアのア・コルーニャ、ルーゴ、オレンセとポンテベドラ、そしてバレンシア州でも大雨注意報が出ている。
一方、アラゴンのウエスカやカタルーニャ州の4県とバレアレス諸島では、高気温による注意報が出ており、最高気温は34〜36度に達する模様。

マドリッド空港セキュリティースタッフ、10月にストの可能性

マドリッドのバラハス空港のセキュリティコントロールのスタッフが参加する労働組合は、来月初めに組合員による投票を行い、10月にストライキを決行するかどうかを問うと発表した。
これはバルセロナ空港と同様に待遇改善や昇給を求めて行うもので、人員増加も訴えるという。
尚、テロ事件を受けて中止していたバルセロナのストも、来月8日からの再開を発表した。


2017年8月25日(金)

ラホイ首相、政治家等のバルセロナへの移動に専用機を用意

明日、26日の夕刻、バルセロナ市内で先日のテロを受けた反テロデモが行なわれるが、これに参加するため、ラホイ首相は主要政治家等をバルセロナまで運ぶ専用機を用意するとのこと。
すでにこの専用機への混乗意思を表明している人物は次のとおり。
マリアーノ・ラホイ首相、ホセ・ルイス・ロドリーゲス・サパテロ元首相、ポデモス党首のパブロ・イグレシアス氏、アナ・パストール国会議長、ピオ・ガルシア上院議長、ソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア副首相、アルフォンソ・ダスティス外務大臣、ラファエル・カタラ法務大臣、マリア・ドローレス・デ・コスペダル防衛大臣、フアン・イグナシオ・ソイド内務大臣、イニーゴ・メンデス・デ・ビゴ教育・文化大臣、ファティマ・バニェス労働大臣、イサベル・ガルシア・テヘリナ農業大臣、ルイス・デ・ギンドス経済大臣、ミゲル・アリアス・カニェテ元農業・食糧・環境大臣、PP国会スポークスのマンラファエル・エルナンド氏、PPゼネラルコーディネーターのフェルナンド・マルティネス氏、ムルシア州知事のフェルナンド・ロペス氏、カナリアス州知事のフェルナンド・クラビホ氏、マドリッド州知事のクリスティーナ・シフエンテス氏、カスティージャ・イ・レオン州知事のフアン・ビセンテ・ヘレラ氏、セウタ州知事のフアン・ヘスス・ビバス氏、スペイン中小企業連盟のアントニオ・ガラメンディ会長。
更には、バルセロナに到着したあと、イニーゴ・デ・ラ・セルナ勧業大臣とドロールス・モンセラ厚生大臣の合流が予定されており、大臣の中ではクリストバル・モントーロ財務大臣とアルバロ・ナダル エネルギー大臣等2名の出席がペンディングとなっている。
またこの他、同デモにはマリア・テレサ・フェルナンデス・デ・ラ・ベガ元副首相、ガリシア州知事のアルベルト・ヌニェス・フェイホー氏、カスティージャ・ラ・マンチャ州知事のエミリアーノ・ガルシア氏、スペイン企業連会長のフアン・ロセル氏、労働組合連合UGTのホセ・マリア・アルバレス会長、労働組合連合CCOOのウナイ・ソルド氏などの出席が予定されている模様。
デモは明日、26日の18時の開始予定で、ラホイ首相はスペイン全国民への参加を呼び掛けている。

国王フェリペ6世、反テロ・デモに参加

明日の夕刻にバルセロナ市内で予定されている反テロ・デモに、国王フェリペ6世も参加を表明している。
反テロ・デモに国王が参加するのはこれが初めて。
フェリペ6世は、13年前のアトーチャテロの際に行われたデモにも、彼の姉であるドニャ・エレナ、ドニャ・クリスティーナの2姉妹と共に参加しているが、当時、彼はまだ王位にはついておらず、当時の国王フアン・カルロス1世は同デモには参加していない。

ドイツ法廷、アンダルシアの胡瓜に軍配 ハンブルク行政に慰謝料の支払いを命令

2011年、ドイツのハンブルク地方行政は、ドイツで56名の死者を出したバクテリア e-coli の発信源が、スペインのアンダルシア地方産の胡瓜であるとして、これを告発した。
このため、アンダルシア産の胡瓜が大量にヨーロッパ諸国から撤去されるなど、アンダルシアの農家に対し大打撃を与えることとなったが、後の調査で、バクテリアの震源地は別にあったことが判明し、アンダルシア産の胡瓜告発は、全くの濡れ衣であったことが明確となった。
これに対し、アンダルシアの大手胡瓜農園2軒が、ドイツ法廷にハンブルク行政を相手取って告訴していたが、あれから6年経った今、ドイツの裁判所はハンブルク市に対し、慰謝料の支払いを命じた。
慰謝料の金額は不明だが、エル・パイス紙によると6桁の数字であるとのこと。


2017年8月24日(木)

ベルギー警察、カタルーニャ警察へテロの危険性を警告済み

先日、「ベルギーの警察から、スペインの警察に対して、バルセロナ・タラゴナ2重テロに関連する危険人物についての警告が行われていた」との報道があったが、これについて、スペイン国家警察も治安警備隊も、そしてカタルーニャ警察も、そのような情報は受けていないと発表をしていた。
エル・ムンド紙の調べによると、その真相は次のとおり。
ブリュッセルから約12キロ離れたところにある街、Vilvoordeの地元警察からカタルーニャ警察へ、苗字を“es Satty”と名乗る人物についての照会があった。
「スペインから来たと思われる“es Satty”なる挙動不審な人物がいるが、スペインにおけるテロ関連の経歴は無いか」、と言った問い合わせだった。
“es Satty”は、今回のカタルーニャでの2重テロを行なったグループのリーダーと見られる、イスラム過激派指導者。
過去のイスラム系テロ捜査の記録によると、まず“Mustapha es Satty”と言う同じ苗字を持つ人物が、13年前のアトーチャ・テロの事件で逮捕されており、また、ベルギーの警察が照会して来た“Abdelbaki es Satty”についても、その身分証明書がすでに、ジハディストのリクルートを行なっている罪で逮捕された過激派“Mohamed Mrabet”の家で発見されており、彼らが2003年から2005年にかけてバルセロナのVilanova i la Geltru市で同居していたことが判る。
ところがカタルーニャ警察は、ベルギー警察からの問い合わせに対し、スペイン内務省が持つ過去のテロ関連捜査のデータベースへの照会を行なうことなく、「“es Satty”なる人物については、テロ関連の要注意人物リストには含まれていない」との返答を返している。

この事実について、カタルーニャ警察は次のように弁明している。
「ベルギーからの照会はオフィシャルなものではなく、以前、テロに関する合同捜査の際に生じた友好関係により、ベルギーの地元警察から非公式なものとして、カタルーニャ警察へ届いた問い合わせである。
そのため、カタルーニャ警察はプライベートな交信として受け止め、スペイン内務省を通さず、単独で自分達の知り得る範囲での情報を持って返信した。
公式な照会であれば、ベルギー内務省からスペイン内務省へ届くはずである。」

カタルーニャ警察の対応と弁明について大きな批判の声が上がっているが、ベルギー警察が、今回のカタルーニャ2重テロのキーワードとなった人物が、ベルギーでジハディストのリクルート活動を始めようとしていた事実を伝えようとしたにも関わらず、その情報を生かせなかった事が悔やまれる。

また、同人物率いるテログループがタラゴナのアルカナルでテロに使うための爆弾を準備中に暴発した事件のあと、同件を担当した裁判官が、暴発現場で見つかった多数のガスボンベはテロに使われる予定であった可能性がある旨を警告したにもかかわらず、カタルーニャ州政府は、同爆発事件をテロとは無関係として処理していた。

Wanda Metropolitanoスタジアムへのアクセス工事、間に合わず

マドリッドのサッカーチーム、アトレティコ・デ・マドリッドの新スタジアムとして建設が進められているワンダ・メトロポリターノ・スタジアムだが、それ自体の建設は間に合うものの、スタジアムへのアクセスを伴う道路工事が間に合わないことが確実となった。
同スタジアムへの車両によるアクセスは3つの経路が予定されており、一つはA2号線からルイス・アラゴネス大通りへ入るもの、二つ目が環状線M40からアルセンタレス交差点へ入るもの、そして同じくM40から直接、駐車場へ至るアクセスである。
しかし、3つ目の道路工事は現時点で80%完了しているが、一つ目と二つ目の工事は未だ始まってもおらず、9月16日に予定されている同スタジアムでの最初の試合までに工事が終わる可能性は全く無いとのこと。


2017年8月23日(水)

バルセロナ、市内に障害物の設置を検討

車を使った突入テロを防ぐため、大勢の人が集まるエリアに大型の花壇などの障害物を設置するよう、中央政府内務省よりカタルーニャ行政に要請があったが、カタルーニャ行政はこれについて、「障害物を置いたところで、障害物の無いエリアを選んでテロが行われるだけである」とし、障害物設置は無意味であるとして、中央政府からの要請を無視していた。
しかし、今回の2重テロのあった後になって、障害物の設置を検討するとのこと。
中央政府勧業省は、カタルーニャ行政の対応を待たず、バルセロナにある国鉄サンツ駅の前に障害物を設置した。

国家警察、治安警備隊、カタルーニャにおける地方警察による単独捜査を非難

スぺインの治安警備隊協会と警察機構シンジケートは、今回のバルセロナとタラゴナで起きたテロについて、スペイン国家の警察と協力するどころか、その調査に国家警察が参入するのを事実上妨害し、カタルーニャ警察が単独で行なうように仕向けたとして、カタルーニャ行政、およびカタルーニャ警察を強く避難した。
非難声明によると、カタルーニャ警察は捜査で得た情報の公開を行なわず、あくまでも単独で進め、一部、それが今回のテロ発生の原因ともなっているとのこと。
健全なる共同作業が行われていれば防げた事もあったとし、その一例として、タラゴナのアルカナルでラ・ランブラでのテロの数日前に起きた爆発事件の際に浮かび上がった人物が、3.11のアトーチャ・テロの際に逮捕されたテロリストの弟子であった事もカタルーニャ警察は把握しておらず、この爆発事件が、数日後に予定されていたテロに使う爆弾の準備段階で生じた事故であることに気付く事も出来なかったとしている。
治安警備隊協会と警察機構シンジケートは、今回のカタルーニャ警察による「国家警察締め出し体勢」は、テロによって多くの人命が失われたにも関わらず、それを利用して、国際社会に対し、自称カタルーニャ国家が、自前の警察機構で充分にテロに対応する事が出来ると言う事をアピールすることだけを優先したもので、住民の安全性を疎かにしたとして強く批判。

カタルーニャ州行政:「国家警察は、手柄を独り占めにされたのがお気に召さないらしい」

スペインの警察機構からの連名による、カタルーニャ警察の非協力的な捜査活動に対するクレームがあったのに対し、カタルーニャ自治州政府スポークスマンのジョルディ・トゥルール氏は、次のように述べ、スペインの国家警察を事実上、侮辱した。
「テロの捜査について、最初から最後まで全ての情報は他の警察機構と共有されていた。捜査の中でカタルーニャ警察が比類なき活躍を見せたことにより、カタルーニャはカタルーニャ警察に対し名誉賞を授与するが、それがスペインの警察にはお気に召さないらしい。名誉賞は誰にでも与えられる ものでは無いのだ。」 


2017年8月22日(火)

カタルーニャのイスラム教徒、反テロ訴えデモ

先週木曜日のカタルーニャのテロ事件を受けて、昨日、同州在住のイスラム教徒団体らが反テロリズム集会を行った。
集会は、事件現場近くのカタルーニャ広場で行われ、複数のイスラムコミュニティから1300人余りが参加し、反テロを訴えた。
マニフェストを読み上げた代表者の女性は、自分たちを受け入れてくれたカタルーニャへの謝意を示し、カタルーニャで生まれ育った人間は、この地に反旗を翻すような事があってはならないと訴えた。
また、参加した人々は、イスラム=テロではないと強調した。
尚、集会に参加した関係団体の多くは、今週土曜日に同州主催で行われる追悼式典に参加する予定であるという。

カタルーニャ・テロ、逃走車内で見つかった男性を15人目の犠牲者に認定

カタルーニャ警察は昨日、ランブラ通りのテロ実行犯が逃走に使った自家用車の車内で遺体で見つかった男性を、今回の事件の15人目の犠牲者として認定した。
この男性はビラフランカ出身の34歳で、車を駐車中、徒歩で逃走していた容疑者と遭遇、容疑者は男性を刺殺して後部座席にのせたまま逃走、途中の検問所を突破した際に警官をはねている。
不幸な偶然に遭ったこの男性は、車の所有者であったため、当初はテロに関与しているとの報道もあった。

スペイン人競泳選手、一人で黙とう

ハンガリーのブダペストで開催されていた水泳のマスターズ世界選手権で、スペイン人選手が一人で黙とうするという珍事が起きた。
この選手はカディスのスイミングクラブに所属するフェルナンド・アルバレス氏で、カタルーニャのテロを受けて、主催者の国際水泳連盟に1分間の黙とうを要請した。
しかしながら同連盟は、時間のロスを理由にこれを拒否したため、同選手は、200メートル平泳ぎ予選開始の合図と同時に、一人で黙とうを行った。
この選手は当然予選落ちとなったが、一人黙とうする姿がSNSで大きな話題となった。
尚、同大会では、結局、別の競技で1分間の黙とうを行った。


2017年8月21日(月)

カタルーニャテロ犠牲者、12人の身元判明

先週木曜日、カタルーニャ州バルセロナと同カンブリルスで起きたテロ事件で犠牲となった14人のうち、現在のところ12人の身元が確認された。
死亡者の内訳は、ランブラ通りのテロが13人、カンブリルスのテロが1人。
犠牲者の国籍は、スペインの他、ベルギー、イタリア、米国、ポルトガル、英国ーオーストラリア及びスペインーアルゼンチンの二重国籍者だった。
また、事件後に行方不明とされていた英国ーオーストラリア国籍の7歳の男児も、この犠牲者に含まれていたことが判明した。
さらにカナダ政府は、同国国籍の犠牲者がいると発表している。
一方、負傷者は132人で、このうち51人が現在も入院中で、10人が重篤な状態にあるという。
その多くが観光客であったため、負傷者の国籍も多岐にわたっている。
また、当局の発表によると、テロ容疑者については、5人を射殺、4人を逮捕、2人が事件前の爆発事故で死亡し、少なくとも1人が逃走中とのこと。

カタルーニャ州知事、CUPの姿勢に苦言

先週のカタルーニャテロ事件を受けて、今週土曜日にバルセロナで反テロリズムの集会が予定されている。
この集会にはフェリペ6世国王やマリアノ・ラホイ首相らも出席するが、これについて反資本主義を掲げるCUP党が難色を示し、出席者のメンバーによって集会不参加の可能性を示した。
これに対して同州のカルレス・プーチデモン知事が苦言を呈した。
昨日テレビ局のインタビューに応じた同知事は、CUPに考えを改めるよう要請し、反テロの集会にはすべての政党が参加するべきであると強調した。
一方で、テロ行為によって我々が目指すオープンな社会が妨げられることはない、と訴えた。

テロを受けてプラット空港のスト中止

バルセロナのプラット空港で行われていたセキュリティ・コントロール係員のストは、同市内で起きたテロ事件を受けて中止となった。 先週金曜午後からスタッフが通常通り勤務に就き、業務は平常に戻った。
一方、これと同時にサンティアゴ・デ・コンポステーラとバレンシアの空港で予定されていたストも中止となった。


2017年8月18日(金)

(スペイン国内の各報道機関により、報道内容に大きな食い違いが見られ、 まだ情報が混乱していると思われるため、お伝えする情報に間違いが含まれている 可能性があります。)

タラゴナ、カンブリルスでテロ

昨日17時頃に起きたバルセロナ市内、ラ・ランブラ通りでのテロのあと、本日未明、タラゴナのカンブリルスで同様に車を使ったテロが発生。
テロリストが運転する黒色のAudi A3が通行人等に突っ込み、6人が負傷し、その内の2名が重症の模様。
駆けつけたカタルーニャ警察のパトロールカーが、その車体を使ってテロリストの車を止めるのに成功。
車から降りて来たテロリストら5名が全員、身体に爆発物と思われるものを巻いていたため、警察は発砲。
これにより5名の内、4名がその場で死亡し、残り1名は数時間後に死亡。
その後の調査により、犯人らが身に付けていた爆発物は偽物であったことが判明。
当局では、バルセロナ市内であったテロとタラゴナで起きたテロとが最初から2重テロとして計画されていたものとして、調査を続けている。

バルセロナ テロ: 3人目を逮捕

バルセロナ市内で起きたテロのあと、今朝、ジロナのリポルにおいて3人目の逮捕があった。
最初に逮捕されたのは、同じくリポルで逮捕されたモロッコ国籍の男性、ドリス・オウカビルで、身分証明書を盗まれたとして地元警察に届け出を 出しに来たところを逮捕された。
警察では、ドリスの兄弟であるモウサ・オウカビルが、彼の身分証明書を使ってテロに使われたレンタカーを借りたとの見方を強め、捜査を続けていたが、今朝、モウサ・オウカビルも逮捕された。
このモウサ・オウカビルが今回のバルセロナ、タラゴナで起きた2重テロの主犯と考えられている模様。
尚、警察は、バルセロナのラ・ランブラ通りで人の群れに突っ込んだワゴン車を運転していた犯人はこれまでに逮捕された中にはおらず、依然、逃亡中と見ている。
バルセロナ・テロによる死亡者は13名、負傷者は100名(エル・ムンド紙より)

バルセロナ、カンブリルス 連続テロ 続報

*昨日夕刻、バルセロナ市内で起きたテロによる死亡者の数は現時点で13名との 発表が定着しつつある。

*今朝未明に起きたカンブリルスでのテロで負傷を負った女性ツーリストがその後、 死亡した事により、連続テロによる死亡者数は14名となった。

*バルセロナでのテロによる130名の負傷者の内17名が重症とのこと。

*バルセロナテロの主犯と思われるモロッコ人モウサ・オウカビル(17歳)は カンブリルステロで死亡した5名のテロリストの中に含まれていた。

*現時点で4名が逮捕されているが、その内訳は1名がメリージャ生まれ、 残り4名がモロッコ国籍でいずれも男性。

カタルーニャ州政府、車突入テロ防止用障害物設置を拒絶

ニースやベルリンなどで起きた車を使った突入テロを防止するため、 スペインを含む欧州各国で、人通りの多いエリアには、大型の花壇などの 障害物を配置しており、同様の対応を行なうようスペイン内務省より カタルーニャ州政府に対し要請が出されていた。
配置するエリアとして、ラ・ランブラやカタルーニャ広場などが挙げられていたが、 これに対し、カタルーニャ州政府、バルセロナ市行政共に、「障害物を置いたとしても テロリストは障害物の無いエリアにターゲットを変えるだけで無意味である」、 「バルセロナ市内全てに障害物を置く事などは不可能である」、 「障害物を置く事に寄って通行人の交通の妨げになる」、などを理由として 中央政府からの要請を却下していた模様。


2017年8月17日(木)

海上救助隊、1日で593名を保護

昨日、地中海を渡りアンダルシアの大地にたどり着いた違法移民の数は、僅か1日の間に593名に達した。
まず昨日未明、ジブラルタル海峡にて139名が保護され、その後、早朝に簡易ボートで渡って来た200名(全員男性、内2名が未成年)を保護。
更に同日16時40分ごろ、2艘のボートが発見され、この日、ジブラルタルを渡って入国しようとした違法移民の数は424名となった。
また昨日の正午ごろ、アルボラン海でも169名(内女性が14名)が救出されており、24時間以内の到達者数としては、過去の記録の中でも多い一日となった。
これまでに最多数を記録したのは、2014年8月12日で、920名がカディス付近で保護されている。
また、2008年9月30日には329名がカナリアスで、2007年5月14日には464名がカナリアスで保護されている。

バルセロナ、ラ・ランブラ通りでワゴン車が通行人の群れに突っ込み逃走

本日17時過ぎ、バルセロナのランブラ通りで、白いワゴン車が通行人の群れに突っ込み数人をひいたあと、車を捨てて逃走した模様。
現在、周囲は通行止めとなり、複数の救急チームが現場の対応に当たっているが、被害の詳細は不明。
また、テロリストによる犯行かどうかについても現時点では不明。

バルセロナ テロ 続報

(まだ情報が混乱していますので、現時点での報道には誤報も含まれいてる 可能性があります)

*カタルーニャ警察はテロリストによる犯行と発表。

*少なくとも13名の死亡者が出た模様。

*犯行に使われたワゴン車は2台と思われ、一台は犯行現場で、残り1台はVICで発見。

*2台のワゴン車の内、1台の運転手は車から出たあとバルセロナ市内のHospital通りにあるバル、El Rey de Estambul に武器を持って閉じ籠った模様。

*カタルーニャ広場付近は通行止めとなり、同広場の地下鉄駅、鉄道駅は閉鎖。

*付近の商店は、シャッターを閉め、避難する市民を保護。

*地元警察は、現場で建物から出ないよう市民に警告。

*付近にいた市民に、速やかに帰宅するよう通達。

*タクシー業界は、帰宅する人、ホテルへ帰りたいツーリスト等を無料で送迎開始。


2017年8月16日(水)

AENA 9月15日よりストライキを開始

スペイン空港事業団AENAの労働組合は、9月15日より、スペイン全国の空港において25回に渡る24時間ストライキを行う旨を発表した。
AENAスタッフのストは、空港内の消防機能から滑走路における全てのサービス、情報セキュリティー、電気関係、商業エリア、セキュリティー全般、管制塔メンテナンスなど、空港内のあらゆる機能に影響を及ぼすこととなる。
現時点でストライキは、9月15日以降、年内に25回行なわれるとのことで、その予定は次のとおり。
9月15日、17日、22日、24日、29日
10月1日、6日、11日、15日、27日、30日、31日
11月3日、5日
12月1日、4日、5日、7日、8日、10日、26日、27日、28日、29日、30日


8月15日(火)は聖母被昇天の祝日にあたるため、ニュースはお休みとさせていただきます。


2017年8月14日(月)

プラット空港、24時間スト突入も混乱はなし

バルセロナのプラット空港のセキュリティ・コントロールスタッフは、本日より24時間ストライキを開始したが、ミニマムサービスは90%に設定されており、市民警備隊の介入もあるため、現在の所、目立った混乱はない模様。
コントロールのための待ち時間は15〜30分ほどで、1時間以上の待ち時間があった部分ストの時と比較して、大幅に削減されている。
ただし本日未明の時点では、一時的に待ち時間が1時間以上となった。
尚、州政府の提案(200ユーロの昇給)を受け入れるかどうかの投票が昨日、Eulen社の従業員によって行われたが、反対150票、賛成36票で否決されたため、24時間スト決行となった。

連休初日、大渋滞なし

8月下旬のバケーションと15日の祝日が重なるこの時期、総合交通局(DGT)は特別警戒キャンペーンを行うが、同局によると、先週金曜午後3時から昨日午前零時まで、これといった大渋滞は起きておらず、死亡事故も発生していないという。
同局ではこの日、800万台以上の移動を見込んでいたが、マドリッド、マラガ、セビージャ、セゴビアとソリアで一時的に渋滞した以外は、特に問題は起きなかった。
尚、ソリアの渋滞は森林火災による一部閉鎖のために起きたという。
またDGTは、火曜の24時までの期間、アルコール及び薬物検査を強化し、全国で2万件以上のコントロールを行うという。

ベンタス闘牛場に侵入の反闘牛活動家29人逮捕

先週土曜日、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場で興行中に29人の反闘牛活動家が侵入した。
事件が起きたのは闘牛士らの入場行進が行われている最中で、牛はいなかった。
闘牛を見に来ていた観客からは罵声が浴びせられ、場内は騒然となり、主催者らはただちに国家警察に通報し、駆け付けた警官によって退場させられた後、逮捕された。
同警察によると、逮捕された29人は全員成人で、そのほとんどがスペイン国籍であったという。
彼らは職務質問を受けたあと、釈放された。


2017年8月11日(金)

エル・プラッツ空港のセキュリティーコントロールスタッフ 24時間ストに突入か

バルセロナのエル・プラッツ空港では、セキュリティーコントロールスタッフ等による週3回の4時間ストが行なわれており、これによる大混雑が続いている。
昨日、この解決に向けて数時間に渡る交渉が行われたが、決裂に終わり、組合側は予定どおり、来週の月曜日から無期限24時間ストに入る事を決定した。
これを受けて、本日、勧業省と内務省とによる緊急会議が持たれ、エル・プラッツ空港の安全性の維持と空港利用者への影響を最小限にとどめるため、空港のセキュリティーコントロールを治安警備隊の管理下に置く事が決定された。

1000年前の修道院、FACEBOOKで売り広告

ルゴ県にある、約1000年の歴史を持つ修道院「サン・サルバドール・デ・アスマ」が、FACEBOOK上にて「興味本位の問い合わせではなく、真剣な問い合わせのみ受け付けます」として、売りに出されている。
同修道院は、1836年の教会財産没収政策以来、教会の手を離れて個人所有となったまま、幾人かの持ち主の手を経て今日に至っている。
現在の持ち主は、この歴史遺産を売却する意思のあることを掲載しているが、その値段については触れられていない。
地元行政は、これを機会に公共の歴史遺産として買い取るべきであるとして、現オーナーとの交渉と、必要に応じてガリシア自治州政府やスペイン中央政府による経済援助の要請を検討中。


2017年8月10日(木)

不動産賃貸料、今年に入って9.6%の高騰

不動産会社FOTOCASA調べによると、今年7月時点でスペインにおける住居物件の全国平均賃貸料は、年間比較9.6%のプラスとなった。
しかし、6月と比べると7月は0.4%のマイナスとなっており、前月比較としては実に29カ月ぶりのマイナス値となる。
7月時点の1平米あたりの全国平均賃貸料は8.08ユーロで、2010年11月の8.1ユーロのレベルまで戻りつつあるが、経済危機が始まる前の2007年5月の平均値10.12%に比べると、まだ20.2%低い数値となっている。
スペイン国内で州別に見ると、中古物件の平均賃貸料が最も高いのはカタルーニャで1平米あたり月額11.97ユーロとなっており、これにマドリッドの11.55ユーロ、バスクの10.57ユーロが続く。
また最も安いのは、エクストレマドゥーラの4.77ユーロとカスティージャ・ラ・マンチャの4.97ユーロとなっている。

40歳以降の初出産率、イタリアに次いでスペインが2位

ヨーロッパ諸国の中で、40歳を過ぎてから第一子を出産する女性が最も多いのがイタリアで、スペインがこれに続いている。
EU統計局調べによると、2015年にスペインで生まれた第一子の内、15808名は40歳以上の母親から生まれており、全体の7.4%を占めた。
ヨーロッパ諸国の中でこれを上回ったのは唯一イタリアだけで、全体の8%が40歳以上の女性による初出産だった。
スペインに続いて多かったのはギリシアの5.5%、アイルランドの4.9%、ルクセンブルクの4.5%。
逆に40歳を過ぎてからの初主産が最も少なかったのはリトアニアとポーランドで、僅か1.1%、そしてこれにラトビアとスロバキアの1.5%、ルーマニアの1.6%、マルタの1.7%が続いた。
また欧州諸国平均では、第一子を出産した女性が最も多い年齢層が20〜30歳であったのに対し、スペインでは61.69%が、ギリシアとアイルランドでは57%が、イタリアでは56.2%が、ルクセンブルクでは54.1%が、そしてポルトガルでは53.7%が30〜39歳の年齢層に含まれていた。


2017年8月9日(水)

Ernai、バスク観光局本部を攻撃

バスク愛国主義急進派左翼の若者等によって構成されるグループ「ERNAI」は、今朝、ビルバオにあるバスク観光局本部オフィスの出入り口付近を赤色のペンキで塗りたくり、壁には新たな抗議運動への参加を呼びかける落書きを残した。
同グループは、今月17日にゲルニカとサン・セバスティアンで、そして22日にビルバオでの反ツーリズム・デモ実施を呼びかけている。
今朝のバスク観光局本部の攻撃については、ERNAIがその様子をネット上にアップしており、そのビデオの中で、覆面で顔を隠した数人のグループが、観光局本部オフィスに赤ペンキを吹き付けているのが見られる。

レティロ公園の展望台、2018年初頭にオープン予定

マドリッドのレティロ公園内にあるアルフォンソXIIの騎馬像には、秘密の展望台と呼んでも良い程に知る人の少ない展望台があり、一時期、80年代に同用途で使われていた。
1902年に建築が始まり、1922年に完成したこの騎馬像を頂く塔は、石の部分の劣化が激しく、その修復作業が続けられているが、この工事は年内に終了すると見られており、来年初頭には展望台が再オープンする予定。


2017年8月8日(火)

ラホイ首相、ぎっくり腰で国王との会談遅刻

マリアノ・ラホイ首相は、昨日マジョルカ島でフェリペ6世国王と会談を行ったが、当日朝に行っていたウォーキング中にぎっくり腰となり、予定より3時間ほど遅れて同島に到着した。
会談後にメディアの前に現れた首相に対し、記者らから健康状態を問う声が上がった。
これに対し首相は、状態はすこぶる良好で次の選挙に勝つ自信があると述べる一方、これからはやり過ぎないよう注意すると付け加えた。
また、先日発表された社会学研究所の世論調査で党の支持率が下がったことについて質問されると、アンケートの結果は良い時もあれば悪い時もあると答え、現在総選挙の予定はないので特に問題視していないと強調した。

6月の住宅売買19.3%増

国家統計局(INE)の発表によると、6月の住宅売買は4万4135件で、前年同月比19.3%増加した。
これで2カ月連続の増加となる。
このうち82.1%が中古物件で、前年同月比19.2%増加した。
これらの数値を自治州別でみると、全ての自治州で増加しているが、最も多かったのはナバラ、リオハとマドリッドだった。
逆にもっとも増加率が低かったのはアラゴン、パイス・バスコとガリシアだった。

バルサ、チャペコエンセと親善試合、結果は5−0

スペイン・サッカーリーグ1部のFCバルセロナは、昨日、本拠地カンプ・ノウ・サッカー場でブラジルのチャペコエンセと親善試合を行った。
チャペコエンセは昨年11月、コロンビアで移動中の航空機が墜落し、選手やスタッフのほとんどを失うという悲劇に見舞われた。
今回の試合は、新しい選手を獲得してチーム再建に励むチャペコエンセを応援するために、バルセロナが招待したもの。
尚、試合はメッシの2点、ルイス・スアレスの2点とジョルディ・アルバの1点による5対0でバルサが圧勝し、力の差を見せつけた。


2017年8月7日(月)

PSOE、世論調査で躍進

社会学研究所(CIS)は先週、総選挙に関する最新の世論調査の結果を発表した。
それによると、与党民衆党(PP)は得票率28.8%で首位を維持したものの、前回の調査より3ポイント近く落とし、総選挙以降最も低い数値となった。
一方、野党第一党の社労党(PSOE)はペドロ・サンチェス氏が党首に再選して以来初めての調査であったが、24.9%と躍進、PPとの差を4ポイントまで縮めた。
3位はウニドス・ポデモスで20.3%、前回の調査より0.6ポイント上昇した。
これに続くのはシウダダノスであるが、こちらはわずかに下がっている。
尚、各党党首に対する評価においてもPSOEのサンチェス氏が最も高かった。

プラット空港のスト、本日も1時間程度の待ち時間

引き続き行われているバルセロナ空港のセキュリティ・スタッフのストライキにより、同空港の出発ロビーでは長蛇の列ができ、午前9時30分の時点で平均1時間待ちとなっている。
これに加えて、多くの利用客が乗り遅れを避けるために出発時刻の3〜4時間前に空港に到着するため、空港内は大勢の人であふれ、空港財団AENAのスタッフが列の整理に追われている。
尚、本日午前11時より再び労使交渉が行われるが、決裂した場合は14日以降24時間ストに突入する可能性もある。

へレス・サーキット、アンヘル・ニエト・サーキットに

先日交通事故で死去したバイクの元世界チャンピオン、アンヘル・ニエトさんに敬意を表し、へレス・サーキットの名称をアンヘル・ニエト・サーキットに改称すると、へレス市市長が発表した。
ニエトさんは13回世界チャンピオンに輝き、スペイン・モータースポーツ界のパイオニアとして知られる。
近年は解説者としてテレビなどに出演していたが、先日イビサ島でクアッドを運転中事故に遭遇し、搬送先の病院で回復に向かうと見られていたが、状態が悪化し死去した。
尚、敬虔なクリスチャンであった同氏は、不吉な数字である13を避けるため、自らを12+1回チャンピオンと称していた。


2017年8月4日(金)

エル・プラッツ空港、セキュリティーコントロールスタッフのストにより混乱

バルセロナのエル・プラッツ空港では、セキュリティーコントロールを行なうスタッフ等によるストライキのため、利用者による長蛇の列が続き、夏のバカンスシーズンによる利用者増と重なって大混雑をきたしている。
同ストライキはこのあと6日の日曜日、7日の月曜日に繰り返される予定となっている。
空港のセキュリティーコントロールは、空港事業団AENAが契約しているEULEN社によって行われいるが、AENAは昨夜、EULEN社と労働組合、両者の話し合いに立ち会うとして、本日午前中に対話の場を設定した。
両者の交渉がまとまらない場合、今月14日より無期限の24時間ストライキが始まる予定。

CUP関連の別グループが観光客迫害行為に参加表明

カタルーニャ独立を推す極左翼政党CUPに属する若者たちによって構成されるグループ、ARRANによる観光業に対する攻撃が広まる中、同じくCUP関連の別グループであるEndavantが、これに加わる事を表明。
観光客用のレンタサイクルのタイヤをことごとくパンクさせる、レンタサイクルを営業している店や荷物一時預かり所などの鍵穴にシリコンを流し込んで固める、町中に「ツーリストは地域文化を破壊する」と言ったシールを張り付けるなど、反ツーリスト行為を行なっている様子を撮った動画をネット上にアップした。
同様の行為がカタルーニャだけでなく、バレアレス、バスクなどにも広がりつつあり、バスクのサン・セバスティアンでは、間もなく始まる夏祭りに合わせて反ツーリスト活動が活発化する恐れがあるとして、行政はその対応を迫られている。


2017年8月3日(木)

反ツーリズム運動、バスクに拡大

カタルーニャのCUP党所属のグループによるツーリスト迫害行為が、カタルーニャ、バレアレスなどでエスカレートする中、バスクにも同様の動きが広がりつつある。
Sortu党などに代表される、バスク愛国主義左翼急進派の若者等によって構成されるグループERNAIは、バスクにおける反ツーリズム運動を組織的に展開する事を決定した。
バスク州ツーリズムの中心とも言えるサン・セバスティアンでは、すでに「観光客は出て行け!」、「火あぶりにするぞ!」と言った落書きが街中で見られる。
サン・セバスティアンでは、間もなくラ・セマナ・グランデと呼ばれる夏祭りが始まるが、これに合わせて観光客に対するサボタージュが行われるのではないか、という危惧が高まっている。

カタルーニャ独立キャンペーン、9月15日より開始

カタルーニャ独立賛成派の主要市民団体である「カタルーニャ・ナショナル・アセンブリ」は、9月15日から独立キャンペーンを開始することを、本日、発表した。
同アセンブリはプーチデモン州知事が10月1日の州民投票開催を正式発表するのを、9月11日から15日までの間と見ており、この発表があったあと、15日になる0時から開始するとのこと。
同キャンぺ―ンには、市民団体や独立派政党などが参加すると見られる。

マドリッド住民、4世帯に1世帯がバカンスに出かけるゆとり無し

国家統計局調べによると、マドリッド自治州住民の内、4家族の内1家族が金銭的余裕が無いため、1年間に1週間以上のバカンスに出かけることが出来ない状態となっている。
また、10人中3人が1カ月に600ユーロの予想外の出費があった場合、それに対応出来ないとしている。
更にはMadrid住民の12%が、毎月、経済的に月末を迎えるのが非常に困難であるとし、全国平均では同じ状況にある人は16.6%に達する。
尚、平均年収は全国平均が10.707ユーロであるのに対し、マドリッド自治州での平均は12.646ユーロとなっている。


2017年8月2日(水)

セルカニア ソル駅、工事のため8月12日から27日まで閉鎖

国鉄近郊線「セルカニア」のソル駅は、工事のため今月12日から27日まで閉鎖となり、これによりC3番線、C4番線などが影響を受けることとなる。
アランフエス − エル・エスコリアル間を走るC3番線列車の場合、アランフエス発の列車はアトーチャ止まりとなり、エル・エスコリアル発の列車はヌエボス・ミニステリオス駅止まりとなる。
また、パルラ ー アルコベンダス/サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス間を走るC4番線列車の場合、パルラ発の列車がアトーチャ駅止まりに、そしてアルコベンダス、サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス発の列車がヌエボス・ミニステリオス駅止まりとなる模様。

グラナダでマグニチュード3.9の地震

本日未明、1時16分ごろ、グラナダ県でマグニチュード3.9の地震が観測された。
震源地はグラナダ県ニグエラス市の北東部、地下12キロメートルとのこと。
揺れはグラナダ市、パドゥル市、チュリアーナ・デ・ラ・ベガ市、オトゥーラ市、ラス・ガビアス市、オルヒバ市など、多くの市町村で感じられ、地震発生直後より緊急電話への通報が相次いだが、人的、物的損害の報告は無い模様。

プラッツ空港のセキュリティーコントロールスタッフ、24時間ストライキ

バルセロナのプラッツ空港では、セキュリティーコントロールを通過するのに長蛇の列となっており、これに要する時間が長すぎる事が原因でフライトに乗り遅れると言う例が目立っている。
そう言った中、セキュリティーコントロールを行なうスタッフ等による24時間ストライキが、今月の14日か15日から無期限で開始される可能性が濃厚となりつつある。
また、24時間無期限スト開始以前にも、金曜、日曜、月曜日に4時間ストが予定されている。
これは8月中の全ての金、日、月曜日において5:30〜6:30、10:30〜11:30、16:30〜17:30、18:30〜19:30の計4時間、ストを行なうと言うもので、バルセロナの空港の利用を予定している人は注意が必要。


2017年8月1日(火)

13県に警報・注意報

気象局は本日、13県に大雨や高温による警報・注意報を発令した。
アラゴン州3県とジローナ、レリダで大雨や強風による警報が、バルセロナ、タラゴナ、ナバラ、カステジョンとバレンシアでは同注意報が発令されている。
一方マジョルカ及びメノルカでは高温警報、マラガ、イビサ、ムルシア、レリダとタラゴナでは同注意報が出ている。

政府、スペイン最古の原発閉鎖を発表

アルバロ・ナダル観光・エネルギー大臣は本日、国内最古のガローニャ原子力発電所の閉鎖を発表した。
この発電所はブルゴス県のサンタ・マリア・ガローニャに位置し、1971年に運転開始、国内最古かつ最小の原発である。
ガローニャの運営会社はライセンスの延長を求めていたが、安全性の問題から2012年より運転停止となっていた。
同大臣は今回の決定について、与党の議席数が野党を下回り、閣議において発電所の存続が否決されることが明らかであるためとし、これまで同発電所を政治的に利用してきた野党各党を批判した。

C.ロナウド、裁判所で証言

脱税容疑で起訴されているスペインサッカーリーグ1部レアル・マドリッド所属のクリスティアーノ・ロナウド選手が、昨日マドリッドの裁判所に出廷した。
同州北部の高級住宅地ポスエロ・デ・アラルコン市にある裁判所前には、多くのマスコミが詰めかけたが、証言を行ったロナウドは足早に裁判所を後にし、メディアの質問に答える事はなかった。
1470万ユーロの脱税容疑で起訴されているロナウドは、不正行為は一切行っていないと主張し、すべての容疑を否認した。
また自分がC.ロナウドという名前でなければ今日ここにはいなかったであろう、と述べ、自分が有名なスター選手であるが故に攻撃対象となったと示唆した。


2017年7月31日(月)

マドリッド市、クリスマス・イルミネーション予算として40万ユーロを追加

マヌエラ・カルメナ市長率いるマドリッド市行政は、今年のクリスマスシーズンに市内を飾る電飾に充てる予算として、昨年よりも40万ユーロ多い250万ユーロへの増額を決定した。
これにより、昨年よりも更に、イルミネーションが設置されるエリアが広がる予定。
昨年の予算は210万ユーロで前年度比8%のプラスとなったが、全てLEDを使用しているため、電気代に費やされたのは210万ユーロの予算の内、僅か0.91%だったとのこと。

Arran、バルセロナの観光バスを攻撃

先週の木曜日に、バルセロナ市内のカンプノウ・サッカー場の傍を走っていた観光バスが襲われると言う事件があった。
目撃者によると、観光バスの前に数名の覆面をした人物が現れ、バスを止め、一人がフロントガラスに「観光は地域を破壊する」とスプレーペンキで書く間に、その他の仲間がタイヤを切り、パンクさせたとのこと。
その後、この様子を写したビデオがネット上にアップされたが、同攻撃を行ない、ビデオをアップしたのは、カタルーニャの独立を推す極左翼の政党CUPに属する、Arranと呼ばれるグループであった。
Arranは、今回の攻撃を「我々を奴隷化し、我が国をブルジョアジーと資本家のみが潤う遊園地に変えようとする動きに対する、正当な防衛行為である」とし、犯行表明と共に、その正当性を主張。
 バルセロナのアダ・コラウ市長は、「観光業に対する抗議が他人への脅しや破壊行為に及ぶ事は、許される事では無い」として、同事件についての詳しい調査を開始した。

今年前半にスペインを訪れた外国人ツーリスト数は3600万人

国家統計局の本日の発表によると、今年1月から6月までの6か月間にスペインを訪れた外国人ツーリストの数は、3.630万人を越え、2016年同時期と比較すると11.6%の増加となった。
国別に見て最も多かったのはイギリスからの旅行者で、前年度比9.1%プラスの860万人。
これに続いたのが前年度比9.6%増のドイツ人、4.9%増のフランス人だった。
また、特に増加が目立ったのは、前年度比40%増となった米国からのツーリストで120万人、25.1%増となったスイス人の91500人などとなっている。


2017年7月28日(金)

バルセロナ、近郊線列車事故により54名が負傷

今朝7時5分ごろ、バルセロナのフランシア駅で、国鉄近郊線列車が駅に入ったあと停止せず、衝突すると言う事故があった。
事故を起こしたのはタラゴナのサン・ビセンテ・カルデルス発のR2線の列車で、70名の乗客があった。
死者は無かったが、運転士を含む54名の負傷者を出し、1名が胸部に受けた強い打撲のため、肺に影響を及ぼし重症とのこと。

カタルーニャ企業連盟、同州政府による独立プロセスを法的クーデターとして非難

カタルーニャ企業連盟のジョアキン・ガイ・デ・モンテジャ会長は、プーチデモン州知事が進めているカタルーニャ独立プロセスについて、法を完全に無視したものであり、法的クーデターであるとして、これを強く非難した。
スペイン企業連盟のフアン・ロセル会長は、このデ・モンテジャ氏の主張を支持すると同時に、これまでカタルーニャ独立派が進めて来たプロセスについて口を閉ざして来た同州企業連が、政界に対し、経済界からの声を上げたことを、歴史に残る出来事であるとして高く評価。

失業者数、2008年以来、初めて400万人を割る

国家統計局による昨日の発表によると、今年第2四半期には375000人の新規雇用があり、失業者数は340.700名減の3.914,300名となった。
失業者数が400万人を切ったのは2008年の第4四半期以来のことで、失業率は前四半期と比較してマイナス1.53%の17.22%となった。
また、過去12カ月間における失業者数の変化はマイナス660.400名(14.44%減)となった。
特に雇用増が目立つのがサービス業で、同カテゴリーに含まれる労働者数は18.813.300名と、2010年の第3四半期以来の数値を記録した。


2017年7月27日(木)

本日、スペイン全国でタクシーのスト

本日、複数のタクシー組合が集まって、全国一斉24時間ストが行なわれている。
また、全国から集まったタクシードライバー等によるデモが本日、マドリッドで行なわれた。
デモは正午にマドリッドのクスコ広場から始まり、14時頃、勧業省の前で終了。
また、バルセロナでも今朝10時30分ごろ、約2000台のタクシーがプラッツ空港を出発し、全車、のろのろ運転を続けながらバルセロナ市中心部まで走行を続け、空港ーバルセロナ市内間の交通を妨害した。
今回の全国ストは、UBER、CABIFY、CAR2GO などのコントロールが充分になされていないことに対する抗議で、政府の設定では、こう言った新タイプのサービスを行なう車両のライセンス数は、タクシー30台につき1台と言う事になってはいるが、タクシー組合によれば、11台につき1台の割合にまで増えているとのこと。
 尚、タクシー組合の中でも最大規模のFEDETAXIのミゲル・アンヘル・レアル会長は、今回のストには参加しないよう組合員に呼び掛けている。
レアル氏は、スペイン政府もEU政府もこの問題の解決に向け、従来のタクシー業界の存続を念頭に置いて対処しているのが見受けられるので、この問題への取り組みはストではなく、あくまでも該当機関、法機関、そして対話を通じて行なうべきであると呼びかけている。

マジョルカ島、パルマ市で民泊を完全禁止

バレアレス諸島では、一般住居のツーリスト向け賃貸がエスカレートした結果として、住居費の異常な高騰と、それに伴う地元住民の住居不足が大きな社会問題となっているが、本日、パルマ市議会でこれを全面的に禁止する条例がMes,Podemosの賛成票、PP、PSOEの棄権票によって可決された。
反対票を投じたのはCiudadanos党のみ。
この条例案は、地元住民が集めた6076人分のサインから始まったもの。


2017年7月26日(水)

国連、カタルーニャのインターナショナル・オブザーバー承認を拒絶

カタルーニャ州政府は国連に対し、同州の外交局が国際オブザーバーとしての承認を得られるよう申請したが、国連担当課は、これを全員一致で拒絶した。
関係筋によると、拒絶の理由は、カタルーニャのカルラス・プーチデモン州知事率いるカタルーニャ外交局の目的が、国際オブザーバーの一員となる事では無いと判断されるのと、同件が、スペインと言う国連メンバーの一員である国家の利益と主権に大きな影響を及ぼす事になるため、とのこと。
国連の国際オブザーバー・リストは、カーターセンターによる後ろ盾を有しているが、プーチデモン州知事が今年の4月に元米国大統領であるジミー・カーター氏に対し、カタルーニャ独立の賛否を問う州民投票開催のバックアップを打診した際、「私もカーターセンターも独立投票に関与することは無い」との返答を受けている。

RENFE、28日のストライキで274便の長距離列車がキャンセル

今月28日金曜日は8月のバカンスシーズンの開始日にあたり、民族大移動が予想されているが、この日に合わせる形で、スペイン国鉄RENFEの23時間ストが予定されている。
そのため、RENFEはすでにこの日のAVEを含む長距離列車について、274便のキャンセルを発表した。
利用予定便がキャンセルとなった場合、利用者はRENFEに対して無料での他の便への変更、または返金を求める事が出来る。
これら長距離列車については、77%のミニマムサービスが勧業省より設定されている。
また、中距離列車については65%、近郊線列車についてはラッシュアワーで75%、その他の時間帯は50%のミニマムサービスとなる模様。


2017年7月25日(火)

バルセロナ・オリンピック25周年、市内各地で記念行事

1992年のバルセロナ・オリンピック開会式から25周年となる本日、バルセロナ市内ではいくつかの記念イベントが行われる。
特に同オリンピックでヨット競技に参加し、入場行進の旗手も務めたフェリペ6世国王(当時は皇太子)は、2つの記念式典に出席する。
記念イベントは午前10時から開始されるが、クライマックスは午後8時から行われる式典で、国王、バルセロナ市長をはじめ、当時の選手やオリンピック委員らも参加し、聖火リレーなども行われる。
最後にはオリンピックスタジアムで、当時開会式を演出したグループの元メンバー演出による、パフォーマンスやコンサートも行われる。

ガリシア列車脱線事故から4年、現地で追悼集会

2013年7月24日にア・コルーニャで起きた列車断線事故から4年を迎えた昨日、現地で追悼集会が行われた。
この事故では80人が亡くなり、144人が重軽傷を負う大惨事となった。
被害者やその遺族らは、事故の責任は運転士だけでないとし、運営する国鉄や当時の勧業大臣らの政治責任を問うよう訴えてきた。
今年になってやっと国鉄の関係職員の事情聴取などが行われたが、建設当時の勧業大臣は社労党、事故当時は民衆党であったため2大政党が事故調査委員会の設立に難色を示していた。
ペドロ・サンチェス氏が社労党党首に就任し、同党の方針が変わったため、調査委の設立を支持するようになったが、まだ道のりは遠い模様。

バレアレスで新闘牛法可決

マジョルカ島やイビサ島などが属するバレアレス州議会は昨日、同州の新闘牛法を可決した。
この新法では、牛を殺すことを禁じるほか、槍や銛などの使用も禁止し、さらに闘牛士及び牛のドーピング検査を義務付ける。
動物愛護団体は、闘牛禁止に向けて大きな前進であると大きく評価している。
一方闘牛関係者は、牛が死ななければ闘牛ではなく、闘牛を馬鹿にした見世物でしかないと批判している。
尚、この新法では、闘牛のほかに動物を使ったサーカスなどの興行も禁止している。


2017年7月24日(月)

6月の観光地宿泊料金上昇

国家統計局(INE)の調査によると、先月の国内宿泊施設の料金はすべての自治州で上昇した。
その中でも特に上昇したのはマドリッドで16.3%、これにバレアレス(12.5%)とカタルーニャ(9.3%)が続く。
また全国平均は9%の上昇で、前月比1.8ポイント、前年比では3.5ポイント上昇した。
一方、施設の客室占有率については、バレアレス、カタルーニャとも上昇しているが、マドリッドでは下がっている。

8県で高気温や強風注意報

気象局は本日、8県に高気温や強風などによる注意報を発令している。
それによると、カステジョン、ジローナとタラゴナには強風注意報が出ており、最大風速は80キロに達する見込み。
さらにジローナとタラゴナでは、大雨による注意報も出されている。
また、ウエルバ、コルドバ、ハエン、グラナダとアルバセテには高気温に対する注意報が出ており、最高気温は38度を超える模様。

ダリの遺体発掘作業完了

先週金曜日午前、ガラ・サルバドール・ダリ財団は、前日の夜に行われたダリの遺体発掘作業が無事完了したと発表した。
この作業ではダリの毛髪、歯、腓骨と脛骨が取り出され、DNAの抽出が行われる。
同財団は作業を終えたうえで、発掘命令を下した裁判所の判断を改めて批判し、またダリの娘であると主張している女性との間に親子関係が認められなかった場合には、これらの作業にかかった費用をこの女性に請求する構えであると述べた。
一方、28年前に遺体の防腐加工を行ない、今回の作業にも加わった医師がメディアの取材に応じ、遺体の保存状態は完璧であったと述べた。
毛髪も完全な状態であり、特徴的な口ひげも「10時10分」のまま保存されているのを見て感激したとコメントしている。
尚、鑑定の結果が判明するのは8月下旬から9月初旬となる見通し。


2017年7月21日(金)

カタルーニャ自治州に対し週に一度の会計報告を義務化

本日の閣僚会議で、カタルーニャ自治州に対し、週に一度の会計報告義務を課す事が可決された。
カタルーニャ州議会が可決した予算案の中に、スペインからの独立の賛否を問う州民投票を開催するための予算枠が確保されていたが、憲法裁判所はこれを違憲として、州民投票に関わる全ての予算を無効とした。
この憲法裁判所命令が正常に順守されているかどうかを確認するために下されたのが今回の会計報告義務の決定で、カタルーニャ州政府の全ての課の会計責任者は、週に一度の頻度で、担当する課の予算が州民投票の準備予算に割かれていない事を証明する書類を提出しなければならない。
万が一、この報告義務を怠った場合は、中央政府から各自治州へ定期的に送られる割り当て予算の送金が、即刻、停止される。
また、州民投票開催準備のための出費が確認された場合には、更なる対策が用意されているとのこと。

カタルーニャ独立賛成派減少

カタルーニャ世論調査センターが行った最新の調査によると、カタルーニャ州民の49.4%が独立に反対しており、賛成派の割合は41.1%と、2012年以降に行われた統計の中での最低値に達した。
今回の調査はバルセロナの住民1120名、ジロナの住民140名、ジェイダの住民85名、タラゴナ住民154名の計1500名を対象に、6月26日から7月11日にかけて行われたもの。


2017年7月20日(木)

バルセロナ市長、州民投票の会場提供を拒絶

バルセロナ市のコラウ市長は、市議会において、10月1日に予定されている州民投票のための会場提供を拒絶する構え。
市長は、カタルーニャ民族が自民族の将来を選ぶ権利があるとする考え方を維持してはいるが、10月1日の州民投票については、公式に発表されたものではなく、バルセロナ市として、これの開催について正式な要請を受けた訳でも無いとして、市議会に持ち込まれる州民投票に関する全ての提案を拒否する見通し。
また、同時にPP党やCiutadans党などからの州民投票妨害要請に対しても、拒否の姿勢を維持している。

スペインにおける外国人労働人口、2010年時レベルに復帰

今年6月に、外国人の社会保険加入者数は13822名増加し、前月比0.7%のプラスとなり、1.875.413名となった。
また、年間比較した場合、前年度同時期と比べると127.612名、7.3%の増加となった。
これで外国人加入者数は5カ月連続でのプラス値となり、2010年のレベルに戻った。
内訳を見ると、1.572.877名が一般被雇用者となっており、297.601名が自営業者、4789名が漁業関連、146名が炭鉱関連の労働者となっている。
国籍別に見た場合、1.074.995名がEU以外の国からの移民で、モロッコ人が230.470名と最も多く、これに中国人99.437名、エクアドル人71.104名、コロンビア人56.629名が続く。
またEU諸国の中では、ルーマニア人が最も多く340.086名で、これにイタリア人100.816名、英国人65.360名が続いた。


2017年7月19日(水)

ダリの遺体のDNA採取作業、明日の20時に開始

ダリの娘であると主張する女性、ピラール・アベル氏の主張が正しいかどうかを判断するためのDNA鑑定が行われるが、 同目的のための作業が明日の20時に開始される事が決まった。
この作業中、報道陣やカメラマンの入場は禁止され、翌日の金曜の朝、ガラ・サルバドール・ダリ財団より調査の経過についての発表が行なわれる予定。

カタルーニャ州政府、投票箱の入手ルートについてノーコメント

カタルーニャ州政府は、10月1日にスペインからの独立の賛否を問う州民投票開催を予定しているが、中央政府はこれが開催されることは決してあり得ないであろうとしつつも、それを阻止する方法について未だ、手の内を見せていない。
この非開示策を真似る形で、カタルーニャ州政府は州民投票に使用する投票箱の購入時期を延期し、その入手方法や入手ルートなどの詳細については、最後まで非開示とすることを発表した。
これにより、中央政府や独立反対勢力からの妨害を避けようと言うもの。


2017年7月18日(火)

スペインサッカー連盟会長、汚職容疑で逮捕

本日スペイン市民警備隊は、スペインサッカー連盟のアンヘル・マリア・ビジャール会長と、その息子らを逮捕した。
容疑の詳細はまだ明らかにされていないが、収賄、着服、脱税や文書偽造など、多岐に渡っているとみられる。
容疑はいずれもサッカーの試合開催など同連盟の運営に関連しており、スペイン代表の親善試合も含まれている模様。
今後さらに逮捕者が出る見通しで、個人宅の家宅捜索も行われる模様。
尚ビジャール会長は現在、FIFAの副会長やUEFAの役員なども兼任している。

100万台以上の車両がタイヤに問題を抱えたまま走行

総合交通局は昨日より、夏の特別キャンペーンの一環として、走行する車のコンディションのチェックを行っているが、同局によると、100万台以上の車がタイヤに問題を抱えたまま使用されているという。
特に劣化したタイヤで走行している車両が多く、基準値以下の物が多かった。
またライトやウィンカーに不備がある車も多かった。
さらに車検を通らないまま走行している車も18%程度あるとみられる。
同局では、事故を防ぐために適正なメンテナンスを行うことの大切さを訴えている。

柴崎選手、ヘタフェに移籍決定

サッカースペインリーグ1部に復帰したヘタフェは、2部のテネリフェに所属していた柴崎岳選手の獲得を発表した。
柴崎選手はテネリフェ移籍当初は現地やチームに適応するのに時間がかかったが、1部昇格をかけた試合で得点するなど最後は活躍できた。
テネリフェは最終的に昇格できなかったが、移籍先のヘタフェは奇しくもテネリフェがプレーオフで競り負けた対戦相手であった。


2017年7月17日(月)

バルセロナ地下鉄、スト継続

バルセロナ地下鉄労働組合は、本日11回目となるストライキを行う。
時間帯はこれまでどおりで、午前7時〜9時までと午後4時〜6時までは40%、同8時半〜10時半までは20%のミニマムサービスとなる。
カタルーニャ自治州は、同労組と地下鉄の仲介役を試みたが交渉は決裂し、失敗に終わった。
尚バルセロナでは、公共レンタサイクルの従業員らも先週水曜日よりストを開始しており、市民の移動はさらに混乱を極めている。

王立アカデミー、来秋よりiros採用へ

スペイン語の標準を規定する組織であるスペイン王立アカデミーは、今秋からirosという表現を正式に採用する方針であると、作家でアカデミー会員のアルトゥーロ・ペレス・レベルテ氏が自身のツイッターで明かした。
irosは動詞irse(行ってしまう、などの意)の2人称複数形の命令形として使われているが、正しくはidosであり、irosは誤った用法である。
しかしながら口語表現での浸透率が非常に高いため、採用に踏み切った模様。
ただしアカデミーとしては、特に文語表現においてはidosを推奨するとしている。
また、2人称複数の命令形では、これ以外の動詞でも間違った言い方が多数浸透しているが、採用されるのはあくまでirosだけであるという。

ガルビニェ・ムグルサ、ウィンブルドン女子初優勝

土曜日に英国で行われたテニスのウィンブルドン女子決勝で、スペイン国籍のガルビニェ・ムグルサが米国のビーナス・ウィリアムズを破り初優勝し、スペイン女性としては二人目の快挙となった。
スペインテニス界にとって歴史的一戦となったこの決勝には、フアン・カルロス前国王も観戦に訪れ、ムグルサはウィリアムズを7−5、6−0で撃破した。
ムグルサはスペイン人女子として初めて、全仏オープンとウィンブルドンの2冠を手にした。
尚、ムグルサのコーチを務めたコンチータ・マルティネスは、23年前のウィンブルドンで、やはり米国出身のマルチナ・ナブラチロワを破ってスペイン人女子として初優勝を飾った。


2017年7月14日(金)

プーチデモン州知事、州民投票に向けて内閣改造

カタルーニャのカルレス・プーチデモン州知事は、カタルーニャ独立の是非を問う州民投票の実施に向けて、州政府の内閣改造を行う。
同州知事による会見は本日午前11時より行われるが、報道によると広報担当のネウス・ムンテ氏、内務大臣のジョルディ・ジャネ氏と教育大臣のメリチェル・ルイス氏が退任する。
ジャネ氏とルイス氏は、それぞれ独立問題に関連して批判を受けたことが理由とみられ、選挙に向けて不利な材料を削除していく模様。
一方ムンテ氏に関しては、次期バルセロナ市長選において、現職のアダ・コラウ市長の対抗馬として出馬させる意向とみられる。

コルドバで46.8度、史上最高記録

今夏2度目の熱波は昨日ピークを迎え、アンダルシアのハエンとコルドバでは特別警戒警報が発令されていた。
特にコルドバでは最高気温が46.8度に達し、計測始まって以来の最高値となった。
また、セビージャではアスファルトの舗装工事に携わっていた54歳の男性が不調を訴え、病院に搬送されたが死亡した。
現在死因は調査中であるが、熱中症の疑いが強いとみられる。
セビージャの労働組合は、熱波による警報が出されていた午後のセビージャで舗装工事をさせていたことは、労働基準法に違反している可能性もあるとみて調査を開始した。
本日は地域によっては多少気温が下がるものの、熱波は日曜日まで続くと予測されている。

フィゲラス、ダリの遺体発掘停止を要求

先日カタルーニャの最高裁がサルバドール・ダリの遺体発掘とDNA鑑定を命じたが、フィゲラス市はこの作業の一時停止をガラ・サルバドール・ダリ財団に要請した。
この裁判所命令は、ダリの娘であると主張する女性の訴えを受けたものであるが、同市はダリが埋葬されているのはダリ美術館の敷地内であり、この建物自体が重要文化財として保護されていることを指摘。
発掘するには工事計画書の提出が必要で、許可が下りるまでは発掘はできないと主張した。
また現在は夏のバカンスシーズンで多くの観光客が訪れるため、この時期を避けるべきであると訴えている。


2017年7月13日(木)

フェリペ国王、英議会でジブラルタル問題に言及

レティシア王妃と共に英国を公式訪問中のフェリペ6世国王は、昨日、同国議会で演説を行った。
英語で演説したフェリペ国王は、英国のEU離脱を踏まえて、両国に居住しているスペイン及び英国人が不安を抱くことなく住み続けられるために、両国政府が努力するよう求めた。
また、同国で連続して起きたテロ事件に触れ、スペイン国民の心は英国国民と共にあると述べ、先月3日にロンドンで起きたテロで、警官を助けようとして死亡したスペイン人男性、イグナシオ・エチェベリア氏を追悼した。
さらに、ジブラルタルの領土問題にも言及し、解決に向けて両国が努力していく必要があると述べた。
しかしながら英政府は、ジブラルタルの統治権は住民の意志により英国が保有しているもので、交渉の余地はない、と断言している。

ダリの遺体掘り起こしは20日

フィゲラス市役所によると、同市出身の画家サルバドール・ダリの遺体発掘は今月20日に行われるという。
これはダリの娘であることを主張している女性の訴えを受けて、DNA鑑定のために行われる。
同市は、本日午後に市長が詳細の説明会見を行うとしているが、DNA採取はその場で行われ、遺体をどこかに移動する予定はないという。
尚、この女性はすでにマドリッドの専門機関に出頭し、自身のDNAを採取されている。

二転三転のビトーロ移籍、結局アトレティコが獲得

カナリアス出身のサッカー選手、ビトーロことビクトル・マチン・ペレス選手は、昨日スペインリーグ1部のアトレティコ・デ・マドリッドと契約を交わした。
当初から、来季はアトレティコと契約と噂されていたが、やはり1部のセビージャが獲得に名乗りを上げ、同クラブの会長が会見を行ってビトーロとの契約を断言したが、実際には本人のサインがなかった模様。
そこでアトレティコのディエゴ・シメオーネ監督が再交渉に乗り出し、セビージャよりも良い条件を提示して、契約に漕ぎつけたという。
ただし、アトレティコはFIFAの制裁により1月まで新規選手と契約できないため、それまではラス・パルマスでプレーする事となる。
セビージャはこれに対し、契約違反であると主張し、法的手段に訴えるとコメントした。


2017年7月12日(水)

ブランコ議員殺害から20年、各地で追悼式

ビスカヤ県エルムアで、同市の市会議員であったミゲル・アンヘル・ブランコ氏の誘拐・殺害事件から昨日で20年となり、地元エルムアを中心に各地で追悼式典が行われた。
この事件は1997年7月11日、バスクの独立を謡うテロリスト集団ETAが、出勤途中のブランコ議員を誘拐し、全国の刑務所に収監中のテロリスト達を一か所に集めるよう要求したが、当時のアスナル政権はこれに応じなかった。
期限とされた48時間が過ぎたころ、負傷した同議員が見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。
誘拐が報道された直後から、エルムアをはじめ、国中の都市でETA の行為を糾弾する、これまでにない大規模な集会が行われた。
昨日の追悼式で同市の市長はETAに対し、完全な解体と、被害者やその家族に対する公式な謝罪を要求した。
尚、本日もマドリッドなどで関連の式典が行われる。

国王夫妻、初の英国公式訪問

フェリペ6世国王夫妻は、昨夜ロンドンに到着し、本日午前より公式訪問を開始する。
国王夫妻は3日間同国に滞在するが、初日のホテル滞在以外はバッキンガム宮殿に宿泊する。
本日の昼食会にはエリザベス2世女王夫妻の他、テレサ・メイ首相や両国の経済界の要人らが出席する。
訪問のメインイベントはフェリペ6世による英国議会での演説で、フアン・カルロス1世前国王が外国の要人として初めて演説を行って以来、31年ぶりのスペイン国王演説となる。
尚、エリザベス女王は在位64年で91歳、フェリペ国王は在位3年で49歳である。

アントニオ・バンデラスに国民映画賞

近代のスペイン映画界で、最も世界的に活躍している俳優のアントニオ・バンデラスが、今年のスペイン国民映画賞を受賞した。
1960年にマラガで生まれたバンデラスは、1982年にペドロ・アルモドバル監督作品でデビュー。その後同監督の作品に多く出演し、アルモドバル・ボーイと呼ばれた。
1992年に「マンボ・キングス」でハリウッドデビュー後は様々な作品に出演し、ブロードウェイのミュージカルや監督業にも挑戦した。
現在はロンドンに移住し、ファッションデザインを勉強中という。


2017年7月11日(火)

明日より再び熱波到来か

気象局によると、イベリア半島南部及び中央部を中心に明日から再び熱波が訪れ、最高気温が44度に達する地域もあるという。
特にグアダルキビル峡谷沿い、エクストレマドゥーラ及びラ・マンチャ南部では気温の上昇が顕著で、熱波は3日程度続く見込み。
バダホス、ウエルバ、セビージャ、シウダ・レアルとアルバセテでは、ほとんどの地域で40度以上となる見込み。
さらにハエン、コルドバとグラナダでは42〜44度に達する模様で、これらの地域では最低気温も22〜24度を下らないという。
これらの地域の気温は土曜日あたりから下がっていく模様。

バルセロナ市長、州民投票協力も、疑問視

バルセロナのアダ・コラウ市長は、カタルーニャ州政府が10月1日に行うと発表したカタルーニャの独立の是非を問う州民投票に協力すると発表した。
自身のフェイスブックアカウントでコメントした同市長は、協力はすると述べたものの、この投票は中央政府からは認められていない一方的なもので、準備もできておらず、投票箱があるかもわからない、不明瞭な点が多いと批判。
行われたとしても、その有効性は低いであろうと述べた。

バルセロナタクシー、新たなストを発表

バルセロナのタクシー組合は、今月27日に新たな24時間ストライキを行うと発表した。
当初は31日を予定していたが、この日はバケーションに向かう人と帰ってくる人で最も移動が多い日であるため、これを避けたという。
ただし27日も7月最後の金曜日であり、バケーションでバルセロナに到着する観光客も多いとみられる。
このストは、運転手付き配車サービスのタクシーに対する割合の維持を求めたもので、勧業大臣が労働組合との話し合いに応じないことに抗議したもの。
当日は同省管轄のプラット空港やバルセロナ港に集結して付近に大混雑を起こし、大臣の注目を惹くつもりであるという。
同組合では当日、今後もストを続行するかどうか決めるとしている。


2017年7月10日(月)

サラのオーナー、欧州の長者番付1位

スイスの経済誌によると、昨年のヨーロッパの資産家ランキングで、サラなどを展開するインディテックス・グループのオーナーであるアマンシオ・オルテガ氏が1位だった。
同誌によるとオルテガ氏の資産は730億ユーロに上ると推定される。
スペイン人資産家でこれに次ぐのは、スーパーチェーン大手のメルカドナを経営するフアン・ロッチ氏とその夫人だが、順位は68位だった。
さらにオルテガ氏の娘であるサンドラ・オルテガ氏も、下位ながらランクインしている。
尚、2位はフランスのファッションブランド経営者、3位はスウェーデンの家具大手経営者がランクインしているが、最も多かったのは、自動車や消費財などの大手企業が多いドイツの経営者だった。

Uberマドリッド市内ー空港料金セール、タクシー激怒

アメリカ発の自動車配車サービスUberは、7、8月のバカンスシーズンを対象に特別セールを開始した。
これはバラハス空港とマドリッド市内(環状道路M30の内側)を結ぶ料金を15ユーロ均一で提供するというもの。
しかしながら、タクシーにおける空港と市内間の料金は一律30ユーロに設定されており、この料金はその半額ということになる。
これに対し主要タクシー組合は、価格破壊であると非難し、この料金では人件費などのコストを賄うこともできないと訴えた。
尚、Uberは、市内から空港に向かう地下鉄8番線が工事で不通となった際にも、このサービスを提供している。

バルセロナ地下鉄、本日10度目のスト

バルセロナ地下鉄労働組合は、本日10度目となるストライキを行う。
時間帯は午前7時〜9時、午後4時〜6時と午後8時半〜10時半の3回。
ミニマムサービスは40%に設定されているが、午後8時半〜10時半に関しては20%となっている。
このため市の交通局では、この時間帯には地下鉄以外の交通手段を利用するよう呼び掛けている。


2017年7月7日(金)

マドリッド地下鉄、本日より新チケットを導入

マドリッドの地下鉄は、本日よりムルティと呼ばれるプラスティック製の課金可能なカードの導入を開始した。
これまでの使い捨て紙製チケットも10月末まで販売が続けられるが、それ以降は廃止となる。
ムルティ・カードは各地下鉄駅に置かれた券売機で購入する事が出来、費用は1枚につき2,5ユーロ、有効期限は10年。
また、導入開始となった本日より100日間はwww.tarjetamulti.crtm より申し込む事が可能で、この場合、カード代も送料も無料で郵送してくれる。

マドリッドで大雨の影響

昨日に続き、今日も首都マドリッドでは大雨が続き、各地で被害が出ている。
アドルフォ・スアレス・バラハス国際空港のターミナル4では、昨日も今日も深刻な雨漏りがあった他、悪天候により同空港に着陸予定であったフライトが今日だけで8便、他の空港へルート変更しているとのこと。
また、市内でも特に午後3時以降、降り続いた大雨の影響で地下鉄7番線のカルタヘナ駅に浸水が見られ、同線が運行不能となるなどの影響が出た模様。


2017年7月6日(木)

ビルバオ、偽爆弾通告により空港が一時麻痺

昨夜22時30分ごろ、スペイン空港事業団AENAに、「ビルバオのロイウ空港に着陸予定であったKLM航空、アムステルダム発のフライトに、爆弾が積み込まれている」との電話による通報があった。
ただちに緊急体制が布かれ、通報のあったフライトを空港ターミナルから離れた位置に着陸させ、搭乗者を避難させたあと、機内のチェックが行われたが、爆発物は見つからず、偽の通報であったことが判明した。
これにより、サンティアゴ発ビルバオ行きの便がサンタンデール空港に着陸するなど、ロイウ空港での離着陸に影響が生じた模様。

AVE バルセロナーバレンシア路線、2019年より工事を開始

バルセロナとバレンシア間を鉄道で移動すると、現時点では約3時間を要するが、2019年より新幹線AVEの開通工事が開始され、開通後には2時間での移動が可能になるとのこと。
2019年には一部の工事が完了し、所要時間が30分短縮されて2時間半での移動が可能となり、全ての工事が終われば時速350キロでの走行が可能となり、更に30分短縮されて2時間になる模様。


2017年7月5日(水)

カタルーニャ: プーチデモン州知事、カタルーニャ独立法を公表

「カタルーニャの独立の賛否を問う住民投票を行ない、投票した人数とは無関係に賛成票が1票でも多かった場合、自動的に48時間以内にカタルーニャはスペイン国家より切り離され、独立国家となる。」 
これが、プーチデモン州知事が発表した「一方的な独立法」で、これをスペイン国憲法を含む何者も犯す事の出来ぬ「カタルーニャ最高法」と称した。
 この発表内容について、独立賛成派議員の中にも疑問を持つ者が多く、そう言った議員に対して州知事は、「我らと共に最後まで戦う意思の無い者は、現時点で立ち去れば良い」と述べた。
この「一方的な独立法」は、発表があったものの、憲法裁判所による無効判決を受けるのを防ぐため、施行されるのは8月末か9月に入ってからになると見られるが、ソラヤ・サエンス副首相は、これを無効化する手続きを取るには、24時間あれば充分であるとコメント。

憲法裁判所、カタルーニャの住民投票予算に対し違憲判決

カタルーニャ州議会が、去る4月4日に可決した独立投票予算について、中央政府はその違憲性を訴えていたが、本日、憲法裁判所は全員一致で「カタルーニャ州政府が10月1日に設定した独立賛否を問う住民投票に充てるための予算は、違憲である」との判決を下した。


2017年7月4日(火)

6月の失業者数、9万8317人減少

雇用・社会保健省の発表によると、先月の失業者数は前月比9万8317人減少した。
6月は夏のバカンスシーズンに向けて雇用が伸びる時期であり、事実、最も失業者数が減少したのはサービス業、これに続くのが建設業と工業だった。
一方、春の収穫期が終了した農業、及び学年末を迎えた教育関係では上昇した。
男女別ではどちらも減少したが、男性の減少率(マイナス3.7%)が女性の数値(マイナス2.2%)を上回った。
自治州別では、全ての州で下がったが、最も下がったのはバレアレス、カンタブリアとカスティージャ・イ・レオンだった。
同省ではこの数値を評価しているが、野党や労働組合は短期雇用など脆弱な雇用体系が多いことを指摘している。

13県で高気温や強風による注意報

気象局は本日、13県に高気温や強風による注意報を発令している。
それによると、コルドバ、ハエン、バジャドリ、レオン、サモラ、バダホス、ポンテベドラ、ルーゴ、ラ・コルーニャ、オレンセ、サラゴサとビスカヤに高気温による注意報が出ている。
尚、コルドバとハエンでは、水曜日には最高気温が39度に達すると予測されている。
一方、強風注意報は、カディス、ガリシア沿岸部、アンダルシア東部沿岸部とカナリアス諸島西部に発令されている。

マドリッド地下鉄5番線閉鎖、一部で混乱も

マドリッド地下鉄5番線は、改修工事のため昨日より全線閉鎖された。
初日の朝、代替バスが発着するマヌエル・べセラ駅とカニジェハス駅周辺では長蛇の列ができ、40分待ってもバスに乗れない事態が起きた。
また多くの人が自家用車の利用に切り替えたため、一部地域では渋滞も起こった。
特にスアンセス駅周辺では駅の改修も行われているため、アルカラ通りの車線が上下一本ずつ閉鎖され、渋滞を悪化させた。
一方、代替バスは3路線用意されているが、いずれもディエゴ・デ・レオンとラ・ラティーナ間をカバーしておらず、その事に対するクレームも多く上がっている。
一方、マドリッド自治州の交通担当官は、利用者がまだ慣れていないが、初日の運行はスムーズであったと述べた。
尚、同線は9月2日に再開される予定。


2017年7月3日(月)

ワールド・プライドのパレード、100万人以上が参加

12日間に渡ってマドリッドで開催されたワールド・プライド。
そのクライマックスともいえるデモ行進とパレードが先週土曜午後に行われ、主催者発表では100万人以上が参加した。
パレードはアトーチャ駅に面した広場から北上してコロン広場まで続いた。
開始前には著名人らによってマニフェストが読み上げられ、LGTBIの人権擁護を訴えた。
世界では、現在でも約80カ国で同性愛は違法であり、国によっては死刑が科せられる地域もある。
参加者らはこれらの国出身のLGTBIを難民として保護するよう訴え、これらの国の人々がすべて人権を認められるまで戦うと主張した。
今回のデモ行進には初めて保守系の民衆党(PP)も正式参加し、これですべての主要政党が参加したこととなった。
尚、3500人の警官が動員された今回のイベントで、は目立った事故や心配されたテロ行為なども起きず、むしろ通常の土曜日よりも事件が少なかったくらいであるという。

同性婚施行12年、女性同士の結婚増加

スペインで同性同士の結婚が認められてから本日で12年を迎える。
当時国家として同性婚を認めていたのはオランダとベルギーのみで、スペインは3番目の国であった。
カナダや米国のマサチューセッツなどでも認められていたが、それはその地域のみ有効というものであった。
国家統計局(INE)の発表によると、施行直後から2015年までに3万5323組の同性婚が成立、このうち男性同士は2万1305組で、60%を占める。
最も婚姻件数が多かったのは2006年で男性が3000組、女性が1313組だった。
数値は常に男性の方が優勢であるが、このピークを境に男性同士は減少傾向にあるのに対し、女性同士は増加しており、2005年と比較すると2015年は410%伸びた。
尚、2016年は4259件の婚姻届けがあった。

バカンスシーズンの交通特別警戒開始、事故死者は5名

総合交通局(DGT)は、先週末より夏のバカンスシーズンの特別警戒態勢を開始した。
同局によると、最初の週末の交通事故による死者は5名、重軽傷者は4名だった。
また死亡者のうち2名はバイクを運転していた。
最も死亡者が多かったのは土曜日で、3名が亡くなっている。
一方、今年に入ってから昨日までの累計数は559名だった。
同局では8月末まで特別警戒キャンペーンを続ける。


2017年6月29日(木)

マドリッド地下鉄スト初日、特に問題なく終了

昨日午後1時から始まったマドリッド地下鉄のストライキは、営業終了時間まで続いたが、特に大きな問題は起きていない。
このストライキは運転士の労働組合が行っているもので、開催中のワールド・プライドに合わせて開始した。
尚、労組側は初日のスト参加率を100%と発表しているが、地下鉄側は8%としている。
このストは日曜日まで行われる予定。
一方、やはりこの時期に予定されていたタクシーのストライキは直前に回避となった。

6月の消費者物価指数、1.5%

国家統計局(INE)は今月の消費者物価指数の暫定値を発表した。
それによると、今月の数値は1.5%と見込まれ、先月より0.4ポイント下がった。
INEではこの理由について、燃料費の下落と光熱費の上昇率が低かった事を挙げている。
今年の消費者物価指数は1、2月は燃料費の高騰により上昇気味で、3月にはやや落ち着いたものの、4月はセマナサンタで観光関係の値上がりが影響して急騰した。
一方、ユーロ経済圏全体のデータでは今月の数値は1.6%で5月より0.4ポイント上昇した。
尚、最終的な数値は来月13日に発表される予定。

ダリの遺体掘り起こしは「シュールレアリズム」

先日マドリッドの裁判所が、画家サルバドール・ダリの娘であることを以前から主張している女性の訴えに対し、ダリの遺体を掘り起こしてDNA鑑定を行うことを命じた。
この件について、ダリの遺体に防腐加工を行った医師がメディアの取材に応じた。
この医師は、裁判所の判断は尊重するとしたうえで、ダリの遺体を掘り起こす前に、女性の戸籍上の父親である人物とのDNA鑑定を行うなど、他の方法があるのではと述べた。
また、この女性がDNAを採取できるデスマスクの存在を示唆しているのに対して、これを否定した。
医師によると、ダリの死後デスマスクの製作を試みたが、「10時10分」と呼ばれるあの特徴的な口ひげの再現ができなかったため、断念したという。
さらに、この防腐加工のため、DNAの採取が困難であることから、この発掘は「シュールレアリズムである」と評した。
一方、サルバドール・ダリ財団では裁判所の決定に対して上訴する構え。
尚、ダリと妻のガラには子供がいなかったため、この女性が娘であると認定された場合には相当額の遺産を受ける事となる模様。


2017年6月27日(火)

ドニャーナの火事収束へ

アンダルシア州によると、先週土曜日に発生したドニャーナ国立公園付近の火事は、まだ完全な鎮火には至っていないものの、コントロールされ収束に向かっているという。
現在のところ、被害にあった面積は不明であるが、上空からの目視では、燃焼した範囲の中にも部分的に影響を受けていない所もあるという。
また、避難していた観光客やキャンプ滞在者も、多くは自分の荷物などを引き上げることができた。
一方、絶滅の危機にあるイベリアオオヤマネコについては、避難のために捕獲して移送した14匹のうち、雌1匹はストレスで死亡したという。
原因究明についてはこれからであるが、放火の疑いもあることから、同州のスサーナ・ディアス知事は、徹底的に調査をするとコメントした。

バルセロナでまた民泊違反行為

バルセロナ市役所によると、民泊を斡旋するAirbnbの元幹部が、同社で勤務していた時に自らが店子として借りていたアパートを、無断でまた貸しして利益を得ていたことが発覚した。
同市役所の担当者は、「この人物はツーリスト用アパートに関する法律を知り尽くしているはずで、完全な詐欺行為である」と強く非難した。
同市ではこれまでに316件のまた貸しが見つかっており、このうち10〜15%に中止命令がだされている。
これらのアパートのほとんどは、賃貸契約違反と無許可の民泊営業という2重の違反を犯していることとなる。
同市では、市内に少なくとも6000〜8000軒の無届民泊があるとみている。

21県で高気温や大雨による注意報

気象局は本日、13自治州の21県に高気温、大雨や強風による注意報を発令している。
それによると、ウエスカ、サラゴサ、ブルゴス、レオン、パレンシア、レリダ、ルーゴとア・コルーニャには大雨強風注意報が出されている。
またカンタブリア、パイス・バスコ、アストゥリアスとナバラにも大雨注意報が出ており、1時間で15立方メートルの降雨が予測される。
一方アンダルシアでは、アルメリアで高気温による注意報が発令されており、最高気温は39度に達する見込み。
さらにグラナダとマラガでは強風注意報が出ており、海沿いの地域では高波も予想される。


2017年6月26日(月)

スペイン国鉄、5年以内に主要駅をスマート化

スペイン国鉄は、5年をめどに主要駅のスマート化計画を推進すると発表した。
計画では、駅構内にWifi、4G、5Gといった最新テクノロジーを導入し、利用客だけでなく、従業員やテナント向けに利用し、よりスムーズな営業を目指す。
同社ではほかに、環境に優しい駅づくりも計画している。
現在国鉄では高速列車AVEのマドリッドーセビージャ間の車内でWifiが導入されており、2019年初めまでには全線に設置される予定。
このスマート化計画の入札は現在募集を開始、締め切りは来月20日となる。

近郊線ソル駅、明後日より午後閉鎖

マドリッドで開催中のLGTBIイベント「ワールド・プライド」のため、スペイン国鉄は中心地にあるソル駅を、明後日より閉鎖すると発表した。
ワールド・プライドには世界中から300万人が参加するとみられ、特にソル付近は、パレードが行われる土曜日前後は大混雑が予測される。
このため同国鉄では、今週水曜日から土曜日までは、午後6時45分以降の閉鎖を決めた。
一方マドリッド地下鉄の同駅は、現在のところ閉鎖に触れていない。
ソル駅付近はクリスマスシーズンにも大勢の人が集まり、特に大晦日のカウントダウンでは大混雑するため、入場規制や駅の閉鎖が行われる。

マドリッドでネオ・ナチが同性カップルに暴行

ワールド・プライド開催中のマドリッドの中心地にあるチュエカ地区で、同性カップルが暴行される事件が起きた。
国家警察によると、事件は昨日午前4時ごろ、ペドロ・セロロ広場で発生し、3人の若者が、付近にいた同性カップルに対し、ナチス的敬礼を行ったあと、唾を吐いたり罵声を浴びせた上に暴力を振るったという。
尚、この3人は即座に逮捕されたが、本日未明に釈放された。
同地区はLGTBIのメッカとして世界的に知られている。


2017年6月23日(金)

マドリッド州、ラス・ベンタスの閉鎖を否定

昨日エル・ムンド紙が、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場が急遽閉鎖されると報じたが、マドリッド自治州は、当面そのような予定はないとコメントした。
同闘牛場は、闘牛以外にもコンサートやスポーツイベントなどに利用されてきたが、安全面の問題から、それらのイベントにも対応した改修が必要であるのは事実で、イベントを管理するマドリッド市役所から要請されている。
ただし、工事の開始や工期、さらに開催予定の興行にどのように影響するかはまだ未定という。
従って、開催が決まっている闘牛がキャンセルされる予定はないが、それ以外のイベントが行われない可能性はある模様。

バルセロナの女性、自分のアパートを「不法占拠」

バルセロナからの報道によると、同市バルセロネタの海岸近くにアパートを所有する女性が、自らの家を借りて「不法占拠」するという珍事が起きた。
この事件は、この女性が5月に、ロンドンからバルセロナに転勤してきたという、チリ―ロシア国籍の男性と賃貸契約を行った事が発端だった。
この男性の所得は950ユーロの家賃支払いに十分なものであったため、契約はスムーズに行われた。
しかしその後、光熱費の名義変更のためコンタクトをとろうとしたが、連絡がとれなかったためアパートを訪れたこの大家は、異変に気づいた。
調査の結果、このアパートが民泊サービスに掲載されており、一日200ユーロで貸し出されていることを知った。
賃貸契約書にはまた貸しや民泊目的で貸すことを禁じることが記されていたため、この男性と連絡を取ろうとしたがかなわず、警察に通報した。
しかし警察では民事であるとして相手にされず、民泊サービスの会社にも無視された。
そこで女性はこのサービスを利用して、自分のアパートに1泊の予約をして家に入り、鉤を付け替えて「不法占拠」した。
この女性は問題が解決するまでは一歩も動かないとし、早期解決を訴えた。
一方、バルセロナでは他にも、やはり店子が勝手に民泊サービスに家を掲載したとみられる大家の男性が、違反行為を犯したとして、市役所から3万ユーロの罰金を命じられたと訴えている。

ワールド・プライド開始、首都厳戒態勢

今年のワールド・プライドは、本日から来月2日まで行われるが、それに合わせてマドリッドでは厳戒態勢を敷いている。
世界中から300〜400万人が集結するといわれるこのイベントの目玉となるパレードの日には、1000人の警官を配備する。
また毎日600人の警官が配備され、地方からの応援もあわせると、その数は1万5千人以上となる。
さらに上空などからは特別部隊も警備にあたる。
交通機関については地下鉄が増便され、特にパレードの夜から翌朝にかけては一晩中運行される。
バスは通行規制が行われる地域を除いて増便され、近郊線も2日の朝は通常より早い開始となる。
一方、タクシーも、ドライバーが希望すれば制限時間以上の勤務が可能となり、期間中には特設のタクシー乗り場も設けられる。


2017年6月22日(木)

各地で高気温による警報・注意報

気象局は本日12自治州の28県に高気温による警報・注意報を発令した。
それによると、アラゴンではウエスカとサラゴサで警報が出ており、最高気温は39度に達する見込み。
またテルエルには注意報が出されている。
ナバラやカタルーニャのレリダにも警報が出ており、やはり39度まで達する模様。
一方、ラ・マンチャではすべての県で、カスティージャ・イ・レオンでもサモラとレオン以外で注意報がでている。
さらにマドリッド、アンダルシアのコルドバとハエン、バレンシア、リオハ、ギプスコアのアラバ、グラン・カナリア島にも注意報が発令されている。
ただし同局によるとこの暑さは週末にかけて徐々に緩んでいくという。

マドリッド地下鉄5番線工事、7月3日開始

マドリッド地下鉄は、5番線全線を閉鎖して行われる工事をワールド・プライド終了後の来月3日より開始すると発表した。
この工事ではカテナリーの架け替えなどのほか、カニジジェハス、トーレ・アリアス、スアンセスとアルーチェの4駅の改修工事も行われる。
マドリッド州の担当者によると、工事はシフト制で24時間毎日行われるため、工期は当初の予定より縮小され、9月3日に終了する。
尚、工事期間中には4種類の代替バスが運行されるほか、近隣の地下鉄及びバス路線も増便して対応する。

ラス・ベンタス闘牛場、工事で無期限閉鎖

マドリッドのラス・ベンタス闘牛場は今週日曜日に行われる興行を最後に、改修工事のため閉鎖される。
これはマドリッド州及び市が決定したもので、老朽化した建物を改修して安全性を向上し、コンサートなど様々なイベントの開催をよりスムーズにする目的があるという。
闘牛のシーズンは3月から10月で、本来ならこの時期毎週末闘牛が開催されるが、現在の所ウエブページで購入できるのは今週末の興行のみとなっている。
ラス・ベンタスは1929年に建設されたスペイン最大の闘牛場で、観客収容人数は2万3798人、1994年に国の文化財に指定されている。
現在の所工期の終了は明らかになっていないが、秋の闘牛祭はキャンセルとなった模様。


2017年6月20日(火)

マドリッド地下鉄、紙のチケット廃止を急きょ前倒し

マドリッド自治州の交通担当官は今年3月に、2018年までに紙製の乗車券(1回券、10回券など)を廃止すると発表していたが、ABC紙の報道によると、廃止を来月7日に前倒しする模様。
これに変わるのは、定期券に使われている非接触型カードで、駅の販売機や町中のたばこ店で購入やチャージができる。
このカードの発行手数料は2.5ユーロで10年間有効という。
尚、カードは記名式、無記名式のどちらも可能で、前者の場合は大家族割引や身障者割引などを適用できる。
同地下鉄は、ペーパーレスにより年間23万ユーロの経費削減を見込んでいる。

飲酒運転取り締まり期間中、2000人近くが陽性反応

総合交通局(DGT)は今月5日〜11日に飲酒運転取り締まり強化週間を行ったが、この間アルコールや薬物で陽性反応が出たドライバーは1626人に上った。
そのほとんどはコントロールで見つかったが、中には交通事故などにより発覚したケースもあった。
最も重篤なケースは4トントラックの運転手で、職業ドライバーの許容量の5倍のアルコールが検出された。
また、一般車両のドライバーでも、1度目の検査で陽性となり、警察官が2度目の検査を試みたが途中で眠ってしまい検査不能となったケースもあった。

「動くガウディ」の映像初公開

カタルーニャのテレビ局TV3は、同局のドキュメンタリー番組で、建築家アントニオ・ガウディが映っている映像を初めて放映した。
この映像はガウディが亡くなる約1年前の1925年に撮影されたもので、サグラダ・ファミリアの建設に関わっていた職人の娘の結婚式に出席していた。
この映像はこの娘婿の子孫によって保存されており、デジタル化もされたが、これまで放映されることはなかった。
この娘婿の孫にあたる男性によると、このオリジナルは、近年はジャムなどと一緒に冷蔵庫に保管されていたという。
ガウディの姿は何度が登場するが、唯一1人で映っているのは、カメラに向かってゆっくり歩き、近づいたところで挨拶の印に帽子を取り出し、僅かに微笑むものであった。
尚、このドキュメンタリーはサグラダ・ファミリアの進行状況についての番組で、先週日曜日に放映された。


2017年6月19日(月)

猛暑は終息も高気温続く

スペイン国内では、イベリア半島中央以南を中心に各地で40度以上の高気温が続いたが、気象局によると本日月曜日と明日はやや気温が下がるという。
首都マドリッドでは、月曜と火曜の最高気温はそれぞれ36度と33度まで下がるという。
ただし、それでも平年よりは高い気温が予測され、また水曜日以降再び上昇するとみられているため、注意が必要。
本日はコルドバなど3県で40度を超えると予測されているが、それ以外にも23県で高気温が続く模様。

ティッセンでベネチア・ルネッサンス特別展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、明日よりベネチア・ルネサンスの特別展を開始する。
この展示ではティツィアーノ、ティントレット、ベロネスやロトといった巨匠の絵画や彫刻など100点近い作品が世界中から集められた。
これらの作品は個人所蔵のほか、プラド美術館、国立図書館といったスペイン国内、フィレンツェのウフィツィをはじめとしたイタリアの著名な美術館、パリのルーブル、ロンドンのナショナルギャラリーなど世界有数の美術館から貸与されたもの。
尚、この展示は9月24日まで。

テネリフェ、柴崎のゴールで勝利

スペインサッカーリーグ2部のテネリフェは、昨日行われた1部昇格プレーオフで、カディスを1対0で下して勝利した。
この1点はMF柴崎岳が34分に得点したもので、総合では1対1となったものの、リーグでの順位が上位のテネリフェが決勝進出を決めた。
尚テネリフェは、土曜日にウエスカを破ってやはり決勝に進出したマドリッドのヘタフェと、1部昇格をかけて対戦する。


2017年6月16日(金)

ロエベ本店で50万ユーロ分の商品盗まれる

マドリッドの目抜き通り、グラン・ビアの8番地にある高級ブランドブティックのロエベ本店に泥棒が侵入し、およそ50万ユーロ分の商品を持ち去った。
事件は去る水曜日の早朝に起きたもので、隣接する建物の半地下階から、ロエベと接する壁を壊して侵入した模様。
水曜日の朝に出勤したスタッフが警察に通報し、現在、付近の防犯カメラが捉えた映像などから、利用された車両の割り出しなど、初期捜査が行われている。

マドリッド、各学校に猛暑への対応を委ねる

最高気温40度と言う猛暑のため、熱中症で倒れる子供達が多数あったため、マドリッドでは、各学校に適切な対応を委ねることにした。
屋外での授業を室内授業に変更したり、また、必要と見なされる場合は一日の授業時間を減らす事も有り得るとのこと。

カタルーニャ州の債務、過去10年間で378%の増加

スペイン銀行の昨日の発表によると、カタルーニャ州が抱える債務は、2007年度には157億7900万ユーロであったのに対し、今年の第1四半期には754億4300万ユーロにまで膨れ上がっており、その差額は約600億ユーロ、すなわち378%の増加となっている。
この増加額は、スペインの自治州の中では最悪の数値。
カタルーニャに次いで債務が多いのはバレンシア州の440億1100万ユーロで、過去10年間で322億500万ユーロの増加となった。
そしてこのあと、アンダルシア州(252億8500万ユーロ増)、マドリッド州(207億ユーロ増)と続いた。
増加した金額ではなく、増加率について見た場合、最も大幅に増えたのがバスクで、2007年時の6億4200万ユーロから105億1100万ユーロへと、1.537%の増加を示した。
これに続いたのがムルシアで、6億4800万ユーロから83億200万ユーロへと1.181%の増加、そしてカスティージャ・ラ・マンチャ、カンタブリア、アラゴンなどが500%以上の増加となった。


2017年6月15日(木)

ワールド・プライド開催期間、マドリッドのホテルは満室

今月23日から7月2日にかけて首都マドリッドで開催されるワールド・プライドの影響で、マドリッド州内のホテルは同期間の稼働率がほぼ100%に達している。
また、マドリッド州内だけに止まらず、トレドなどの近隣都市にまでその影響は及んでいる。
マドリッド市内で、合法的に運営されている全ホテルが持つ宿泊可能人数は83.300人、そしてマドリッド自治州まで広げると、その数は152.000人となるが、すでにこれらは予約済みとなっており、違法宿や周囲の他府県が持つホテルへも予約が殺到している。
これにより、宿泊費用も高騰しており、ホテルによっては普段の値段の5倍に達しているところもある模様。

バスク警察、欧州警察情報共有システムに参加

内務省は、バスク警察エルツァインツァを、欧州警察情報共有システムとテロ対策情報共有システムに参入させることを決定した。
これにより、エルツァインツァはこれまでアクセス出来なかった様々な情報を閲覧したり、入手した情報を欧州各国の警察機構へ提供する事が可能となる。


2017年6月13日(火)

バカンスシーズンに向けて警備増強

スペイン内務省は昨日、夏のバカンスシーズンに向けて、観光地を中心に警官の配備を増強すると発表した。
これは毎年行われているが、今夏は昨年の2倍にあたる2639人で警備に当たる。
配備されるのはマドリッド、ガリシア、アストゥリアス、カンタブリア、バレンシア、アンダルシア、カナリアスとバレアレスで、期間は7、8月のハイシーズンであるが、バレアレスの場合は9月まで延長される。
またカナリアスのハイシーズンは、本来夏ではないが、今回は特別に増強される。
一方、観光・エネルギー省は、観光客向けの携帯用アプリケーション「アラート・コップス」の新バージョンを発表し、観光客が犯罪などに巻き込まれた場合、直ちに警察に通報しコミュニケーションができるよう、様々な言語に対応している。
またこのアプリを使って、写真やビデオを送信する事により、犯罪捜査をよりスムーズにできる。

今週いっぱいは猛暑続く見通し

気象局によると、昨日に引き続き本日も各地で高気温に達し、最低気温も20度を下らない地域が多いという。
引き続き高気温による警報が出ているのは、エクストレマドゥーラのカセレスとバダホスのみであるが、注意報に関しては、アンダルシアのグラナダ、コルドバ、ハエン、アラゴン、ラ・マンチャ全域、カスティージャ・イ・レオンのアビラ、セゴビア、サラマンカ、バジャドリ、サモラに出されている。
またカタルーニャのバルセロナ、ジローナ、レリダ、タラゴナ、マドリッド、ナバラ、マジョルカとメノルカなどにも同注意報が出されており、引き続き警戒を呼び掛けている。

マドリッド市、ストリートミュージシャンのオーディション廃止を検討

マドリッド市役所は、ストリートミュージシャンに関する条例の改正を検討している。
このうち、ミュージシャンが許可を受けるためにはこれまでオーディションを受ける必要があったが、これが廃止される模様。
一方時間制限は継続されるが、エル・パイス紙の報道によれば、住宅地の場合は日〜金曜は午後8時(夏季は午後9時)まで、土曜日は午後10時(同午後11時)まで、商業地に関しては毎日午後10時(同午後11時)まで、という案が検討されているという。
尚、この条例はアナ・ボテージャ前市長の時代に制定された。


2017年6月12日(月)

24県で高気温による警報・注意報

気象局は本日、24県に高気温による警報・注意報を発令した。
特にカセレス、バダホス、セビージャ、コルドバ、ハエンとトレドでは警報が出されており、最高気温は40度に達する見込み。
アンダルシアでは上記以外にグラナダとウエルバで同注意報が出ているほか、カディスには強風注意報が発令されている。
またラ・マンチャでは、トレドの警報以外にクエンカとグアダラハラに注意報が出ている。
一方、それ以外の地域では、マドリッド、カタルーニャ、カスティージャ・イ・レオンやアラゴンでも各地で注意報が出ている。
各自治体では、日光をなるべく避け、十分な水分補給をするなどの対策をとるよう呼び掛けている。

AVE、2019年までに全ての路線にWiFi設置

勧業省は、2019年1月までに高速鉄道AVEのすべての路線にWiFiサービスを設置すると発表した。
このサービスは2016年初旬にマドリッド―セビリア間で開始されており、2019年までに徐々にサービスを拡大していく。
車内でWiFiに接続するには専用のアプリケーションをダウンロードする必要があり、その後、2種類のサービス、ベーシックとプレミアムから選択する。
料金はプレフェレンテクラスの乗客と+Renfe会員は無料だが、それ以外は一度の乗車につきベーシックは2ユーロ、プレミアムは4ユーロとなっている。
尚、プレミアムでは、テレビで放送されている番組をダイレクトに視聴できるため、車内でサッカー観戦なども可能となる。

ナダル全仏オープン10勝目、世界から称賛の声

昨日決勝が行われたテニスの全仏オープンで、マジョルカ出身のラファエル・ナダルがスイスのバブリンカをストレートで下し、3年ぶり10度目の優勝を飾った。
ローランギャロス10勝は史上初とあって、スペイン国内だけでなく他のヨーロッパ諸国を始めとする海外のメディアにも大きく取り上げられた。
イタリアのスポーツ紙は彼を「宇宙人」と評し、一般紙でも「クレーコートの伝説」というタイトルで大きく取り上げられた。
一方、英国のメディアは、「ナダル、スポーツ界の不死鳥」「驚異的」などといったタイトルを掲げた。
さらに開催地フランスのメディアも、「このクレーコートは永遠に彼のものである」「スポーツ界の伝説の仲間入り」などと称賛を惜しまなかった。


2017年6月9日(金)

カタルーニャ独立を問う住民投票、10月1日に開催か?

本日、カタルーニャのプーチデモン州知事は、カタルーニャ独立の賛否を問う住民投票(違憲)を10月1日に行なうと公式発した。
また、その際、住民に問われる質問の内容は「カタルーニャが共和制の独立国となることを希望しますか?」というもの。
同住民投票を行なう権利は地方議会には無く、すでに違憲判決と同プロセスの停止命令が憲法裁判所より出されているが、今回の発表にあたってプーチデモン州知事は、スペイン中央政府から受けるであろう阻止行為をどのように回避するかについてはノーコメントだった。
今、カタルーニャ議会によるこの発表に対する、スペイン中央政府からの反応が待たれている。

カタルーニャの公務員、上司からの違憲命令への対応プロトコルの指示を要請

カタルーニャ州議会が、憲法裁判所の判決に背く形で独立の賛否を問う住民投票開催の日時を発表したのを受け、カタルーニャ公務員組合には、各方面で働く公務員から、上司から違憲と思われる命令を受けた場合の対応について、指示を仰ぐ問い合わせが次々と寄せられている。
昨年、同様に中止命令を受けながらも行なわれた仮住民投票の際、投票箱が置かれたカタルーニャ各地の学校の中には、違憲行為であるとして校門の鍵を開けず、投票目的での校舎の提供を拒絶するところもあったが、カタルーニャ州議会の主要メンバーより直接、脅迫電話を受けるなどの事件があった。
今回10月1日に、もしも憲法裁判所に逆らう形で住民投票が行なわれた場合、同様に違憲命令や脅迫行為が見られる可能性があるため、その場合の対応策を求める声が続出している。
カタルーニャ公務員組合はこれに対し、違憲と思われる命令を受けた場合は、必ず口頭では無く書面での通知を要求するように指導している。
また、必要と思われる時には、警察や裁判所に通達するよう指示している。


2017年6月8日(木)

サンタマリア副首相: カタルーニャの独立投票は有り得ない

カタルーニャのプーチデモン州知事が昨日、カタルーニャ独立を問う住民投票開催の日時と、その質問内容の詳細を今週の金曜日に発表すると述べたのに対し、ちょうどバルセロナを訪問中であったサンタマリア副首相は、住民投票の日時や詳細が発表されたとしても、投票は行われないとし、カタルーニャ州政府が最近、特に過激化している事を指摘した。
また、「住民投票詳細を公開する」と何度発表をしようが、また、何度それを遅らせようが自由だが、最終的に住民投票が開催される事はあり得ないと断言。

サンタンデール銀行、ポプラル銀行を1ユーロで買収

スペイン国内における6大銀行の一つ、バンコ・ポプラルが事実上倒産した。
先週より、Moody’sやDBRSなどによる同銀行の信頼性は最低ラインにまで格下げされ、投資家や預金者による資本の引き上げが相次いでいた。
経済界への大きな影響が出る前に早急な対処が求められる中、欧州中央銀行管轄の統一監査機関とスペイン政府との共通の判断により 、同銀行を売却し、健全運営がなされている他の銀行に委ねる事となった。
これにより、バンコ・ポプラルの価値はゼロユーロとなり、これをスペインのサンタンデール銀行が、シンボリックに1ユーロという価格で買収することになった。
サンタンデール銀行による買収が決定したのは今朝の6時半ごろで、その時点で、バンコ・ポプラルは事実上消滅し、株主や債券主はその権利を100%失う事となった。
同時に、僅か1ユーロと言うシンボリックな価格でバンコ・ポプラルの新しいオーナーとなったサンタンデール銀行は、旧バンコ・ポプラルの経営状態を正常化するために必要であるとして、7千億ユーロの資本金の増資申請を行なった。
経済・産業大臣であるルイス・ギンドス氏は、今回行なわれた対応について、公費を費やす事無く、また他の銀行をはじめ、社会全体への影響の拡大も最小限に抑えることが出来たと評価。


2017年6月7日(水)

ロンドンのテロで行方不明だったスペイン人男性の死亡を確認

先週末にロンドンで起きたテロで、テロリストの攻撃を受けていた女性を救うため、テロリストに立ち向かったスペイン人男性、イグナシオ・エチェベリア氏の死亡を確認したとの知らせが、英国政府よりスペイン政府、そしてその遺族へと届けられた。
遺族は英国政府に対し、早急に遺体と会わせてくれるよう要請しているが、早くても金曜日以降になる模様。

プーチデモン氏、今週金曜日に住民投票の日時と質問事項の詳細を発表

カタルーニャのプーチデモン州知事は、カタルーニャ独立を推し進めるJxSi党、CUP党の州議会議員全てに対し、今週の金曜日、午前9時45分に招集をかけた。
その場において州知事は、知事選の際の最大の公約、すなわちカタルーニャの独立の賛否を問う住民投票開催の日時と、その質問内容の詳細について発表するとのこと。

当選したクリスマス宝くじを拾い、換金した女性に有罪判決

2014年12月に、拾った宝くじが当選くじである事を知り、裏面に鉛筆で書かれていたメモ書きを消して自身の所有物として換金した女性に対し、有罪判決が下された。
女性は換金後、税金を差し引いた金額、320.580ユーロの全額返還を命じられると共に、1.080ユーロの罰金を科せられた。
担当した裁判官によると、当選くじの裏にあったメモ書きを消して換金したあたりに意図的なものが認められ、横領罪に値するとのこと。


2017年6月6日(火)

外国人観光客、最も増加したのはマドリッド

国家統計局(INE)によると、今年1月から4月までにスペインを訪問した外国人観光客が最も増加したのはマドリッドで、21.9%増だった。
ただし、訪問者数では海辺のリゾート地であるカナリアス、カタルーニャやアンダルシアが上位を占めた。
またツーリストあたりの一日平均消費額もマドリッドが223ユーロで、カタルーニャ(172ユーロ)やバレアレス(135ユーロ)を上回った。
しかしながらこのデータには、旅行者の居住地からの交通費も含まれている。
カナリアスなどの海辺のリゾート地を訪問するのはドイツ、フランス、英国などが大多数であるのに比べ、海のないマドリッドを訪問するのは米国以外のアメリカ大陸からの旅行者が多い。
遠隔地からの交通費はより高額であるため、他のリゾート地よりも数値が高くなっている。
それでもマドリッドの観光客が増加傾向にあることは事実で、宿泊施設や飲食店などのサービス業が好景気に沸く一方で、観光地付近の住民からは、騒音などに対する苦情も増加している。

ロンドンテロ、被害者救助のスペイン人男性、依然不明

先週土曜日にロンドン市内で起きたテロ事件に巻き込まれたスペイン人男性が、依然行方不明となっている。
この男性は現地在住でマドリッド出身のイグナシオ・エチェベリアさん(39歳)。
エチェベリアさんは、付近の公園でローラースケートをした後事件現場に遭遇、ナイフで襲われている女性を見て、 乗っていた自転車から降りて、スケートで犯人に襲い掛かったが、逆に他のテロリストに攻撃されている姿が目撃されている。
一緒にいた友人らがその後付近を捜したが、エチェベリアさんの姿はなく、彼の所持品もなくなっていたという。
やはり現地在住の兄弟が負傷者の入院している複数の病院を訪れたが、現在は立ち入り禁止となっているため、安否の確認はできていない。
これに対しスペイン政府は英国外務省と接触し、迅速な対応を要請している。

ベラスケスと判明の作品、プラドで展示開始

マドリッドの国立プラド美術館では昨日よりベラスケスの「フェリペ3世の肖像」を展示している。
この作品はスペイン絵画の専門家ウィリアム・B・ジョーダン氏によって昨年寄贈された。
同氏はこの作品をロンドンの絵画オークションで購入、そこでは「ある男の肖像」と題されていた。
同氏はこの作品がベラスケスのものである可能性が高いと判断し、プラドで修復と研究が行われた結果、「モリスコスの追放」と関連した作品であるとの結論に達した。
この作品は同美術館のベラスケス展示室に他の作品とともに公開されている。


2017年6月5日(月)

DGT飲酒運転取り締まり強化週間開始

総合交通局(DGT)は、本日より飲酒運転取り締まり強化週間を開始した。
これは、先月16日にフアン・イグナシオ・ソイド内務大臣が、飲酒運転の罰則強化を発表して以来初めてのキャンペーンとなる。
この罰則は、2年間で2回以上飲酒や薬物を服用して運転していることが発覚した場合、保健省によりアルコールや薬物中毒の検査が行われ、陽性の場合はリハビリを受け、回復した事が証明されるまで免許停止処分になるというもの。
尚このキャンペーンは11日まで行われる。

マドリッド市内、男性同士が手を繋ぐ信号機設置へ

マドリッド市では約3週間後に控えたワールド・プライドを前に、市内の信号機のデザインをLGBT仕様に変更すると発表した。
デザインは同性同士が手を繋いでいるもので、LGBTへの差別をなくすキャンペーンの一環となる。
同市によると、市内数か所に設置する予定だが、その数はまだ発表されていない。
また、一部の横断歩道もLGBTのレインボーフラッグにちなんで虹色に塗ることも検討しているという。

作家のフアン・ゴイティソーロ氏死去

カタルーニャ出身の作家フアン・ゴイティソーロ氏が昨日、モロッコのマラケシュの自宅で死去、享年86歳。
ゴイティソーロ氏は2014年にスペイン語文学では最も重要とされるセルバンテス賞を受賞した。
1931年バルセロナ生まれ、フランコ独裁政権時代にパリに亡命、1997年よりマラケシュに居住していた。
「サラエボ・ノート」などの作品で知られる。


2017年6月2日(金)

5月の失業者数、11万1908人減少

雇用・社会保険省の発表によると、先月の失業者数は11万1908人減少した。
5月としては2005年以来最も高い減少率となった。
これらの数値を業種別でみると、すべての職種で下がっているが、特にサービス業と建設業で減少している。
また、男女別でみると、どちらも減少したが、男性の減少率(マイナス4.4%)が女性(マイナス2.2%)を上回った。
自治州別では、やはりすべての州で下がったが、特にバレアレス、アラゴンとアンダルシアで減少している。
同省ではこの結果を評価しているが、労働組合などは雇用契約が短期で不安定であることを批判している。

マドリッド地下鉄、労組にスト中止を要請

昨日、マドリッド地下鉄の運転士が所属する労働組合が、今月末から来月初めにかけてストライキを発表したことを受け、同地下鉄はその中止を要請した。
同地下鉄の担当者は、ストの期間がマドリッドで開催されるワールド・プライドと重なり、これまで行われてきた部分ストではなく、ノンストップで行われることから、「完全に脅迫行為である」と批判した。
さらに期間中、特にパレードの行われる日は付近で交通規制が行われるため、地下鉄ストは世界中から集まる多くの人の移動に混乱をきたすと指摘した。
一方で、万が一ストが決行された場合は、十分なミニマムサービスを制定し、混乱を最小限にとどめるよう努めるとコメントした。

アリカンテ、海辺の監視員がスト

スペイン有数の夏のリゾート地の一つであるバレンシア州アリカンテの海岸で、シーズン初日から監視員らのストライキが行われている。
このストライキは、コストや人員削減による労働条件の悪化を訴えるもので、「同市はリゾート地として十分な投資を行っていない」と批判している。
一方の市側は、人命にかかわる件で制定された70%のミニマムサービスを満たしていないと批判している。
これらの海岸では、水質や天候などの条件が満たされているにも関わらず遊泳禁止の赤旗が掲げられ、監視員らは海沿いからやや離れた救護室に詰めており、見張り台や監視用の椅子に座っている監視員の姿は見られないという。
尚、このストは現在無期限で行われている。


2017年6月1日(木)

住宅ローン契約、20%増

国家統計局(INE)によると、3月の住宅ローン契約数は2万7720件で、前年同月比20%の増加となり、3月の数値を2月と比較しても、3.9%増加した。
また平均契約額は11万4469ユーロで、こちらも前年同月比27.9%増加している。
一方、これらの数値を自治州別でみると、カナリアス以外の全ての州で上昇したが、特にバレアレス、アストゥリアスとカンタブリアでの上昇率が高かった。

前国王のフェラーリ2台、再び競売へ

フアン・カルロス前国王によって税務省に寄贈された高級車フェラーリ2台が、明日より開始される競売にかけられる。
これらのフェラーリは、2011年にアラブ首長国連邦でF1レースが開催された際に、同国の首相から前国王に贈与されたもの。
2015年にも競売が試みられたが、落札者はいなかった。
車種はどちらもFFで、一台はブラックで19万5000ユーロから、もう一台はシルバーグレイで18万ユーロから。
これらの合計金額は前回の競売の約半額となる。
尚、競売の期間は明日から今月28日までとなっている。

マドリッド地下鉄運転士、再びストへ

マドリッド地下鉄の運転士が所属する労働組合は、新たなストライキを通達した。
今回のストは今月28日の13時から7月2日の24時までで、これまでと違いノンストップで行われる。
尚、この時期はワールド・プライドの開催時期と重なり、特に今年はマドリッドが世界最大規模の開催地となるため、200万人以上が首都に集結すると見込まれている。
このため同地下鉄では、パレードが行われる7月1日は24時間営業を予定していた。


2017年5月30日(火)

5月の消費者物価指数、1.9%

国家統計局(INE)は、今月の消費者物価指数の暫定値を本日発表した。
それによると、今月の数値は前年同月比0.7ポイント下がって1.9%だった。
また4月と比較しても0.1ポイント下がっている。
INEではこの理由について、主に燃料費の下落とセマナサンタの終了に伴い、パッケージツアーが値下がりしたことによるとみている。
尚、最終的な数値は来月13日に発表される。

バルベルデ氏、バルサ監督に就任

サッカースペインリーグ1部のFCバルセロナは昨日、来季の新監督にエルネスト・バルベルデ氏を起用すると発表した。
バルベルデ氏は、1988年から90年までバルサに所属、その間8ゴールを記録した。
今期まではアトレティック・デ・ビルバオの監督を務め、好成績を収めた事が評価され、ルイス・エンリケ前監督がシーズン中に今季限りで辞任する事を表明した直後から新監督の有力候補として名前が挙がっていた。

各地でタクシーのスト開始

全国の大手タクシー組合は本日、大都市を中心に各地でストライキを開始した。
これは、ドライバー付レンタカーサービスが、違法行為を行っていると訴えているもので、都市や地域によってストライキの時間帯は異なっている。
首都マドリッドでは午前6時から12時間のサービス停止が予定され、バラハス空港には、いつもなら列を作って客待ちをするタクシーの姿は全く見られず、何も知らずに到着した利用者に対し、空港係員が地下鉄や近郊線の利用を薦める姿が見られた。
マドリッドでは正午にデモ行進が予定されており、アトーチャ駅から国会議事堂まで行進する。
一方バルセロナではストが24時間予定されており、空港や駅などで混雑が予測される。


2017年5月29日(月)

イベリア、GDS発券のチケットにチャージ

イベリア航空は、旅行会社各社に対し11月1日以降旧予約システムGDSによって発券された航空券には9.5ユーロの割増料金を適用すると通達した。
尚、これらの旅行会社が新システムNDCで発券した場合はその限りではない。
一方、イベリアと合併している英国のブリティッシュ航空も同様の措置を発表しており、11月1日から8ポンドの割増を適用するとしている。
同社はこれについて、パートナーである旅行会社に対して様々な販売システムへの対応を続け、GDSによる販売も継続するとしたうえで、旧システムは非常にコストがかかると説明している。
欧州ではドイツのルフトハンザグループが2015年より旧システムによる発券に対して16ユーロの割増を適用している。

4月の小売店の販売、1%減少

国家統計局(INE)の調査によると、先月の小売店の売り上げは前年同月比1%減少した。
ただし内訳をみると、下がったのは中小の小売店のみで、大手企業は1.5%増加している。
これらの数値を自治州別でみると、9州で増加し8州で減少したが、特にバレアレス、カナリアスとリオハで増加し、パイス・バスコ、カタルーニャとセウタで最も減少している。
また、品目別では食料品の売り上げは増加したが、それ以外のものは軒並み下がっている。

バルサ、国王杯優勝も祝勝は控えめ

先週土曜日にマドリッドのビセンテ・カルデロンサッカー場で行われた国王杯の決勝で、FCバルセロナがアラベスを3‐1で下し優勝した。
バルサはエースのメッシやネイマールの活躍で3点を奪取、一方初優勝を狙ったアラベスも1得点を入れて健闘したが、及ばなかった。
優勝決定直後には、バルセロナのカナレタスの噴水にファンが詰めかけて祝った。
しかしながら今シーズンはリーグ優勝を逃し、チャンピオンズリーグでも決勝まで残ることができず、世界的な強豪としてはあまりぱっとしなかったせいか、集まった人数は比較的少なかった。
また、チームとしても特に祝賀会などは行わず、選手たちはマドリッドから直接それぞれのバケーション先に向かった。


2017年5月26日(金)

グラン・ビア − スペイン広場大改造プラン 2018年1月に開始予定

スペインの首都マドリッドのシンボル的エリアとも言えるグラン・ビアとスペイン広場の大改造工事が、来年1月より開始される。
マドリッドのマヌエラ・カルメナ市長はこれまでに、スペイン広場をどのように改造するのが良いか、複数の選択肢を提示してマドリッド市民にアンケートを行い、投票の結果、最も人気のあったスタイルでの大改造が行われる。
また、グラン・ビアについては、基本的に両サイドの歩道幅がこれまでの2倍程度に広げられ、車道部分については、カジャオ広場を中心にして、そこからスペイン広場までの区域と、そこからシベレス広場方面への区域とに分けてデザインされる事となった。
カジャオからスペイン広場にかけての区域は各方向、2車線ずつの車道となり、どちらも1車線はバスとタクシー専用路線となる。
そして残りの1車線は車、バイク、自転車などで共用する事となるが、最高速度が30キロに制限され、ここを通行出来る車は地域住民の車と、大気汚染の少ないエコカーのみに限られる。
また、カジャオからシベレス広場方面へ伸びる区域については、少し勾配があるため、自転車ユーザーのことを考慮し、先述の各種路線に加えて、登りとなる方向のみ、自転車専用道路が作られるとのこと。
これら大改造工事は2018年1月から開始され、約8か月間続く見込みで、これに伴う予算は500万ユーロ。
工事開始時期は年内とすることも可能ではあったが、クリスマスシーズンに重ならないために1月の開始とした、とマヌエラ・カルメナ市長は語る。

マドリッドのタクシー、5月30日に12時間スト

マドリッドのタクシー連盟は来る5月30日、午前6時から午後6時までの12時間ストライキを行なうことを発表した。
同連盟によると、UBERやCABIFYなども含めると、マドリッドで稼働しているタクシーやそれに類似する旅客サービス車の数は、法的に認められる台数の4倍にも達しているとのこと。
同ストライキに伴うデモ行進は、当日の正午、アトーチャから始まり、プラド通りを北上し、プラサ・デ・カノーバス・デ・カスティージョまで続く予定。

バスク、アラバ県の人口の10%が国王杯決勝の応援へ

明日、5月27日にマドリッドで行われるサッカー国王杯決勝戦は、FCバルサとデポルティーボ・アラベスの両チームによって競われる。
アラベスにとって、タイトルをかけた決勝戦に出るのは、今から16年前にドイツのドルトムントを相手に戦ったUEFAカップに続いて、今回が2度目。
同チームにとっては歴史に残る大イベントであるだけに、地元、バスクはアラバ県の県都、ビトリアから大勢の応援団がマドリッドに駆けつける模様。
ビトリアは人口245000人の街で、そこからおよそ25000人の応援団の移動が予定されており、その比率は実に、街の人口の10%以上に達している。
対するFCバルサは、ヨーロッパでも強豪チームとして知られるが、今シーズンはリーグ優勝ならず、また、チャンピオンズリーグも8強入り止まりに終わり、タイトルを得る可能性としては、明日の国王杯が最後のチャンスとなる。


2017年5月25日(木)

マンチェスターでのテロを受け、スペインはテロ警戒レベル4維持を確認

スペインは2015年6月26日以降、1〜5まであるテロ警戒レベルの中でレベル4を維持して来たが、先日のマンチェスターでのテロを受け、今後も引き続き同レベルを維持する事を確認した。
フアン・イグナシオ・ソイド内務大臣によって招集されたこの会議には、国家情報局、軍情報局、国家警察、治安警備隊などのテロ対策最高責任者や、カタルーニャ警察、バスク警察の高官などが出席した。
スペイン国内では、2015年6月26日に警戒態勢がレベル4に上げられて以来、164人のジハーディストが、また、2015年1月以降で見ると212名のジハーディストが事前に逮捕されており、テロの発生を防いでいる。

ジュンケラス、断絶法案は嘘であると主張

去る月曜日にエル・パイース紙によって公開されたカタルーニャ州議会の秘密文書「スペインとの断絶法案」に記されていた、スペインからの「一方的な独立システム」は、全くの嘘であると、ジュンケラス・カタルーニャ州副知事がオンダ・セロ ラジオ局のインタビューで語った。
しかし、同法案の存在が事実上知られている中、エル・パイース紙によって公開された書類とは異なる別のバージョンが存在するのかどうかについては、発言を避けた。

マドリッド、6月12日よりゴミ回収ストライキ

首都マドリッドのゴミ回収サービスは、6月12日以降、無期ストライキに入る予定。
原因は、マドリッド市と契約を持つ数社の間で、契約条件の交渉ルートを一つにまとめることに同意しない会社が2社存在することで、これら2社は、それぞれの会社独自での市との交渉を主張している。
しかしながら、それら2社の社員も含め、同業界の労働組合は、独自の交渉ではなく、全体でまとまった唯一のルートでの市との交渉を希望しており、この実現を求めてのストが予定されている。

FCバルセロナのメッシー選手に最高裁が有罪判決

スペインのサッカーチーム、FCバルセロナのリオネル・メッシー選手は脱税の罪に問われ、バルセロナにあるカタルーニャ州裁判所から有罪判決を受けたあと、最高裁に上訴していた。
州裁判所は、その判決で420万ユーロの納税と200万ユーロ強の罰金、そしてメッシー選手とその父親に対し、それぞれ21カ月の懲役を命じていたが、昨日、最高裁はこれら前判決を正と見なし、裁判開始前に脱税した金額については素直に納税したことを評価して、父親の懲役期間のみ、21カ月から15カ月に軽減するとの判決を下した。
これにより、メッシー選手の有罪は確定したが、実際に21か月間服役するかどうかは今後の決定となる。
通常、初犯の場合、懲役2年以下の判決であれば、服役を免れることが多い。


2017年5月24日(水)

カタルーニャ、61%が一方的な独立を拒絶

カタルーニャ州政府が、違憲判決を受けたカタルーニャ独立の賛否を問う住民投票開催を、 スペイン政府が最後まで許可しなかった場合の対応策をすでに準備していた事が、 先日のエル・パイース紙が公開したカタルーニャ州政府秘密文書により明らかになった。
カタルーニャ州議会は、中央政府の阻止により最終的に住民投票開催が 不可能となったその時点で、その賛否を議会にかける必要も住民の意図を 確認する必要も無しで、自動的にスペインからの独立を宣言すると言う 州法案を用意しており、この法案そのものの決議は、議会で読み上げるだけで 効力を発すると言うシステムになっている。
 実際には、この一方的な独立宣言については、独立反対派政党のみならず、 独立賛成派の政党の中でも賛否両論に分かれており、一部の極端な 独立派メンバーのみがこれを支持している。
エル・パイース紙がその入手に成功し、公開したこの秘密文書への カタルーニャ住民の反響は大きく、この一部の政治家によって内密に 進められてきた「一方的な独立宣言の自動稼働システム」について、 拒絶反応が現れており、最新の統計によると、「一方的な独立」に賛成する 人は僅か35%で、反対する人の割合が61%に達した。
また、議会や住民への意思確認の必要も無く「一方的な独立」が自動的に 成立すると言うシステムについては、67%がノーと答えている。

マドリッド市、サンティアゴ・ベルナベウスタジアムの改装工事にゴーサイン

前マドリッド市行政より許可を得ていたレアル・マドリッド・フットボール・クルブのホームスタジアム、 サンティアゴ・ベルナベウサッカー場の改装工事は、Ahora Madrid党のマヌエラ・カルメナ市長 率いる現マドリッド市行政によりストップがかけられていた。
しかし本日、現市行政より改装工事にゴーサインが出された。
正式な認可は来週の市議会で行われる予定で、改装工事は年内にも開始される模様。
工費は4億ユーロで、工期は39カ月とのこと。

バレンシア、公務員の半数がバレンシア語を話せず

バレンシア州では、新条例により、今年の11月23日より公共サービスの場における 接客用第一言語がバレンシア語となる。
これは、市民に対する案内は全て、まずはバレンシア語で行ない、必要に応じて スペイン語に変えることを意味する。
ところが、バレンシア州が行った調査によると、同州で働く公務員の バレンシア語のレベルは非常に低く、次のような結果が報告されている。
まず、「バレンシア語で話しかけられたら理解できますか?」と言う質問に対し、出来ると 答えた人は56.7%、だいたい判ると答えた人が36.2%。
次に、「バレンシア語を読めますか?」と言う質問ではイエスと答えた人が 43.1%、だいたい読めると答えた人が37.5%。
続いて、「バレンシア語を話せますか?」と言う質問にイエスと答えた人が 26%、だいたい話せると答えた人が31.3%。
そして、「バレンシア語を書けますか?」と言う質問では、イエスと答えた人が 僅か14.8%、だいたい書けると答えた人が31.3%だった。
 また、バレンシア州のアリカンテ、カステジョン、バレンシアと、都市別に それぞれの公務員を比較した場合、市民からバレンシア語で尋ねらた時に どう対応するかと言う質問に対し、バレンシア語で返事をすると答えた人の 割合が、アリカンテ、カステジョン、バレンシアの順にそれぞれ50.4%、 89.1%、77.4%となり、 スペイン語で返事をすると答えた人の割合が それぞれ47%、8.5%、18.6%となった。
 結果として、バレンシア州で働く公務員の平均をとると、その54.1%が バレンシア語を書く事が出来ず、また、42.7%が話す事が出来ないと言う 状況であり、今年の11月からこれらの職員にバレンシア語による対応を 義務付けることは、非現実的であるとの見方が強い。


2017年5月23日(火)

イビサ空港の清掃スト解除

先週火曜日より行われていたイビサ空港の清掃員によるストライキは、昨日夜の労使交渉で合意に達し、解除となった。
それによると、清掃員らは倒産した請負業者による未払い分の大部分を新規入札の企業から受け取ることで合意した。
また、クリスマス時期の賞与も一部前払いされるという。
約1週間にわたる清掃ストにより、同空港ではゴミが山積し悪臭も立ち込めたため、衛生上の問題から閉鎖も検討されていた。

バラハスの預け荷物ラッピング会社、AENAを告訴

マドリッドのバラハス空港内で、スーツケースなどの預け荷物のラッピングサービスを提供する企業が、空港を管理するAENAを告訴した。
それによると、この企業は契約金を支払い正式な営業権を与えられているが、近年無認可の違法サービスが空港内で横行しており、売り上げが大幅に減少したという。
この企業はこれらの違法行為を規制するようAENAに再三訴えたが、何も対処をしていないとのこと。
同社の社長は、個人ではこのような規模のサービスを提供するのは困難であり、バックにマフィアがついていると断言、AENAとの癒着を示唆するような発言も行っている。
一方のAENAは、これらのサービスは同空港のパブリックゾーンで行われており、同社の管轄ではないとしたうえで、それでも規制を試みており、自分たちはむしろ被害者であると訴えた。

バルサの元会長、資金洗浄疑惑で逮捕

サッカースペインリーグのFCバルセロナのサンドロ・ロセル元会長が本日、マネーロンダリングなどの容疑で逮捕された。
また、元会長の妻も同容疑で逮捕されているという。
容疑は、ブラジルのナショナルチームの肖像権において不正に手数料を受け取り、資金洗浄を行ったというもので、現在も元会長の自宅兼事務所の家宅捜査が続けられている。


2017年5月22日(月)

PSOE党首選、サンチェス氏圧勝

昨日投開票が行われた野党第一党社労党(PSOE)の党首選で、ペドロ・サンチェス前代表が50%近い票を獲得して圧勝した。
2位は、スサーナ・ディアスアンダルシア州知事で、サンチェス氏に10ポイント近く差をつけられた。
また元バスク州知事のパッチ・ロペス氏の得票率は10%程度にとどまった。
ディアス氏は前評判も高く、フェリペ・ゴンサレス、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロといった 歴代首相をはじめとした、党の歴史的重鎮のほとんどの支持を受けていたが、過去の栄光に固執する古い体質を嫌った党員の票がサンチェス氏に集まったとみられる。
当確後に会見を行ったサンチェス氏は、党の再編と団結を誓った。
しかしながら、単独で会見したディアス氏は硬い表情で、「協力」という言葉は使ったものの、サンチェス氏への祝福の言葉どころか、その名前を発することもなかった。
尚、投票率は80%を超える歴史的な数値となった。

マドリッド中心部、10軒に1軒がツーリスト用宿泊所に

マドリッド市の調査によると、同市中心部のセントロ地区ではほぼ10軒に1軒の住宅がAirbnbなどを介したツーリスト向けの宿泊施設となっている。
同市によると、これにより同地区の賃貸料が高騰しているという。
また、短期滞在のツーリストによる騒音や公共ゾーンの不適切な使用などにより、住民の不満も増大している。
同市ではAirbnbなどと協議し、これらの施設の年間賃貸日数の制限や、税金の徴収などを検討している。

イビサ空港の清掃スト、労使交渉決裂

先週火曜日から始まったイビサ空港の清掃員によるストライキにおいて、昨日午後労使交渉が行われたが、空港管理会社の提案を不服とした労働組合との交渉が物別れに終わった。
管理会社側は、1カ月分の給与の支払いと新たに契約した請負業者から1カ月後に残り2カ月分を受け取ることを提案した。
しかしながら労組側は、未払い分をいつ、どれだけ支払ってくれるのかを文書で受け取らない限りは、どのような提案も受け入れられないとした。
尚、スト開始から1週間近くが経過した同空港ではゴミが散乱し、閉鎖されたトイレからは悪臭も漂ってくるという。


2017年5月19日(金)

イビサの空港、清掃スタッフのストライキにより一時閉鎖の可能性も

イビサ島の空港では、清掃スタッフのストライキが始まって3日が過ぎたが、一昨日の水曜日、同空港が組合側との話し合いを進める代わりに、他の清掃業者を使ってターミナル内にたまったゴミを処理しようとしたため、現清掃スタッフらはそれまで行っていたミニマムサービスの停止に踏み切った。
これにより、イビサの空港内の衛生環境は最悪の状態となり、一時的な閉鎖の可能性すらある模様。
清掃スタッフは、すでに3か月もの間給料を受け取っておらず、空港の利用者に対し、「3か月間、給料の支払いが行われていません。援助をお願いします。」と書いた紙と箱を置いて、ツーリストからの金銭的援助を請うまでに至っている。

バルセロナで殺人犯が逃亡、危険人物として市民に警報発令

今日14時ごろ、バルセロナのビラノバ・イ・ラ・ジェルトルにある裁判所から、カタルーニャ警察によって護送中であったモロッコ国籍の男性(24歳)が逃亡。
男は殺人罪他、幾つかの罪歴を持っており、「危険度高」と見なされている。
身長が1.8M、体重90キロ程度で、逃亡時の服装は濃いグレーのシャツと暗い色のズボンだったとして、市民に注意と協力を呼び掛けている。


2017年5月18日(木)

国際博物館の日

本日、5月18日は国際博物館の日となっており、世界各国で入場無料となる博物館、美術館、科学館、水族館などが多い。
しかしながら、スペインを含む多くの国々では、この記念日に限らず常に入場無料、または各種割引を行なっているモニュメントも多く、2014年度のスペインを例に挙げると、国立のモニュメントが受け入れた5800万人の入場者の内、10名中6名が無料で入場している。
また、全体の15%が何等かの割引を受けており、結果として正規料金を支払って入場した人の割合は、僅か25%となっている。
調べによると、ヨーロッパ諸国の中で、入場者数全体の中で無料入場者が占める割合は次のとおり。
最も無料入場者の割合が多いのがスロベニアで全体の67.7%が無料。
これにスペインの60.7%、ルクセンブルクの56.4%、イタリアの53.9%、フィンランドの52.4%、フランスの51.4%、ノルウェーの51%、ポーランドの45%、ハンガリーの42%、レトニアの40%、ポルトガルの39.4%、チェコの28.4%、ブルガリアの26.2%、クロアチアの23%、オーストリアの20.8%、エストニアの20%、スイスの20%、オランダの17%と続く。

また、スペイン国内の自治州別に見た場合、最も無料入場者の割合が高いのが、全て入場無料となっているセウタとメリージャに次いで、全体の85%が無料入場だったバレアレス、そしてガリシアの84.5%、ムルシアの83%、バレンシアの75.2%、エクストレマドゥーラの73.5%、アストゥーリアスの72.1%、カスティージャ・ラ・マンチャの68.7%、アラゴンの68%、マドリッドの64.9%、カンタブリアの60.6%、アンダルシアの53.4%、カスティージャ・イ・レオンの50.2%、ラ・リオハの47.2%、ナバーラの46%、カナリアスの33.5%、バスクの30.5%と続く。

マドリッド市、レンタル電動バイクサービス開始を公式発表

マドリッドのマヌエラ・カルメナ市長は昨日、マドリッド市におけるレンタル電動バイクサービスの開始を公式発表した。
同サービスは、すでにバルセロナでは1年前から、マドリッド市では数週間前から行なわれているものだが、マドリッド市行政からの公式な発表は昨日が初めて。
同サービスは市行政がライセンスを交付しているが、その運営はeCooltra motosharing社が行なうプライベートサービスで、現時点でマドリッド市内に280台のバイクが配備されている。
これは、すでに数か月前から機能しているレンタル・電動カーと同様に、インターネットや携帯電話を通じてピックアップや支払を行なうもので、その利用費は1分間につき0.24ユーロ。
バッテリーは40キロまで走行可能で、最大速度は時速47キロ。
バイクは二人乗りで、ヘルメットも二つ用意されている。


2017年5月17日(水)

スペイン、肥満人口の82%が自覚症状無し

調査によると、スペインの肥満人口の内、自身が肥満症であるとの自覚を持っている人は僅か17%で、82%以上が正常であるとの認識を持っている。
また、過体重についても同様に、自覚している割合は僅か25%で、63%が自分の体重が正常、またはそれよりも軽いと思っている。
しかしながら、体調の不調を感じている人の割合は、肥満や過体重でない人については全体の34%程度であるのに対し、肥満及び過体重の人では63%を占めており、同問題が健康に及ぼす影響の重大さを表している。
これらの認知度について男女差は特に見られないが、年齢層別に見ると、65歳以上については、肥満及び過体重の人の、実に95%がそれを認知していない。
尚、スペインにおける肥満人口は全体の20%に達しており、25年前から比べるとその比率は2倍に増えている。

バルセロナ、プラット空港、パスポートコントロールに長打の列

テロ対策の一環として、EU諸国の空港におけるパスポートコントロールが強化されているが、これの影響がカタルーニャ、特にバルセロナのエル・プラット空港で表面化している。
パスポートコントロールを通過するために3時間を要した人もあり、予定していたフライトに乗り遅れる例が続出している為、航空会社は利用者に対し、メールなどを通じて、いつもより早目に空港へ来るよう呼びかけている。


2017年5月16日(火)

ラホイ首相、新シルクロード会議でスペインの経験を強調

中国の主催で行われた通称「新シルクロード会議」に、スペインのマリアノ・ラホイ首相が参加した。
同首相は本会議のほかに、ロシアのプーチン大統領やアルゼンチンのマクリ大統領らと首脳会談を行った。
その中でラホイ首相は、新シルクロード構想の可能性を評価し、スペインが大きく貢献できると主張した。
特にルートのインフラ整備について、30年前は欧州諸国で最もインフラ整備が遅れていたスペインが、現在は世界有数といわれるまでに発展したことを訴え、その経験が構想に役立つであろうと述べた。
また、道路だけでなく、高速鉄道の建設についても触れ、中国に次いで世界第2位の規模であることを挙げ、こちらでも協力体制にあるとした。

DGT、飲酒運転再犯者の罰則を厳格化

スペイン内務省と総合交通局(DGT)は、本日、緊急特別会議を行った。
この中で、飲酒や薬物を摂取して運転をした場合、特に再犯者に対する罰則を強化することで合意した。
飲酒運転などで再犯であることが発覚した場合、免許はく奪の他、保健省によってアルコールやドラッグの依存症があるかどうかの検査が行われる。
さらに陽性であった場合は、更生するまで免許の使用を禁じる措置も検討されている。
この会議は、この2週間ほどに相次いだ飲酒運転による人身事故を受けたもので、特にバレンシアで起きた3人のサイクリストが死亡した事故では、運転していた女性ドライバーからアルコールと薬物の陽性反応が出たうえ、以前にも飲酒運転で検挙され、免停扱いであったことが発覚していた。

95歳以上の人口、6年で28%増、バルセロナ

バルセロナ市役所によると、昨年の同市内在住の95歳以上の人口は5040人だった。
これは同市の全人口の0.3%にあたり、この6年間で28%増加した。
尚、最高齢者はコルドバ出身で1940年代からバルセロナ在住のアナ・ベラさん(115歳)で、ヨーロッパ最高齢、世界では第4位となる。


2017年5月15日(月)はマドリッドの守護聖人、サン・イシドロの祝日にあたるためニュースはお休みさせていただきます。


2017年5月12日(金)

AVE脱線、怪我人は無し

今朝、10時半頃、マラガ/セビージャ - バルセロナ間をつなぐ超特急AVEの一車両が脱線し、13時現在、現場に停止したままとなっている。
同列車の利用客約400名が代わりの列車の到着を待っている状態が続いているが、怪我人は無かったとのこと。
スペイン国鉄RENFEは利用者全員への運賃全額の返金を行なう模様。

ポルトガル、ローマ教皇の訪問に合わせてスペインとの国境の大半を閉鎖

ポルトガルのファティマで起きたとされるカトリックの奇跡「聖母マリアの御出現」が今年で100年を迎えるため、これを記念してローマ教皇が今週末にポルトガルを訪れるが、これに合わせてセキュリティーを強化するため、スペインとの国境の大半を閉鎖する旨、ポルトガル政府からスペインに連絡が入った。
両国間で行き来が可能となるのはトゥイとバレンサ・ド・ミーニョ間、ベリンとシャベス間、キンタニージャとブラガンサ間、フエンテス・デ・オニョ−ロとビラル・フォルモッソ間、コリアとテルマス・デ・モンフォルティーニョ間、バレンシア・デ・アルカンタラとバルバオン間、バダホスとカイア間、ロサル・デ・ラ・フロンテラとビラベルデ・デ・フィカーロ間、そしてグアディアーナ川に かかる橋の9か所のみに絞られ、いずれも身分証明書の提示義務を含めたコントロールが行われるとの事。
教皇は12日、13日の二日間滞在するが、この出入国コントロールは10日から13日まで行われる模様。


2017年5月11日(木)

グエル公園周辺でツーリストへの脅迫

グエル公園はバルセロナ市において、最も多くのツーリストが訪れる観光地の一つであるが、ここでも付近住民の不満が膨らみつつある。
昨日も、グエル公園へのアクセスの一つであるエスカレーター付近に、ペンキで書かれた幾つかの脅迫文が見られた。
脅迫文の内容は「我々の日常生活を壊すのはやめてくれ!」、「グエル公園=ツーリストの動物園」、更には「奴らを(ピストルで)打てないのに、どうしてこれを観光シーズンと呼べようか!」と言った文章とツーリストの頭に照準を合わせた絵を伴ったものも見られた。
 バルセロナでは、サグラダ・ファミリア周辺でも住民との問題が持ち上がっており、また、新たに建設されたホテルのガラスが割られるなど、過度の観光化に関して今後の早急な対応が求められている。

マグロ食中毒により一部商品を回収

50人以上の食中毒の報告を受け、厚生省は、アルメリアのガルシデン社製造の4月25日から5月5日に販売された真空パックによるフレッシュマグロの回収を義務付けると共に、消費者には購入済みの商品を食べないよう呼びかけている。
また、アンダルシア州政府の厚生局は、同社による5月6日製造の製品についても同様に警告を発している。
同製品はムルシア、バレンシア、アラゴン、アンダルシア、カスティージャ・イ・レオン、バスク、マドリッド、カタルーニャ、そしてドイツ、イタリア、ポルトガルでも販売されているとのこと。
調べによると同製品から高レベルのヒスタミンが検出されており、これを食べた人の中で入院に至った例は報告されていないが、喉の痒み、汗、吐き気、頭痛や発疹などの症状を訴えているとのこと。


2017年5月9日(火)

テレビシリーズの吹き替え声優がスト

海外のテレビドラマやドキュメンタリーなどの吹き替えを行う声優のほとんどが所属するマドリッドの声優協会は、40日ほど前からストライキを行っている。
これは給与などの待遇改善を訴えたもので、現在の所、無期限で行われている。
これにより、シリーズものを放映している放送局は対応に四苦八苦している。
一部のシリーズでは、オリジナルをそのまま、または字幕付きで放映してしのいでいる。
番組によっては急遽ストに参加していない俳優を起用したり、イントネーションや言い回しが異なるラテンアメリカのスペイン語バージョンで放送するなどして、ファンからの苦情が相次いている。
一方で、吹き替え作業が行われていない作品はどんどん増加しており、今後の対応が注目される。

サブサハラ・アフリカの移民、メリージャに強行突入

本日午前7時ごろ、メリージャにあるスペインとモロッコの国境地点のフェンスを、300人近いサブサハラ・アフリカ移民が突破を試みた。
市民警備隊によると、このうち約100人ほどがスペイン入国に成功し、隊員らによって移民一時収容所に護送された。
突破の際には多くの移民が警官に対して石を投げたり暴力行為を行い、3人が手当を受けた。
またパトカーも投石や蹴りなどの被害を受けたという。

考古学博物館でVRプロジェクト開始

マドリッドの国立考古学博物館では、ヴァーチャル・リアリティ(VR)の技術を利用した展示プロジェクトを開始する。
現在はまだ実験段階であるが、専用眼鏡やタブレットなどを使用し、先史時代から中世までのスペインの歴史を仮想体験できる。
アンドレス・カレテロ館長は、これらのプロジェクトによって、同館を21世紀の博物館にすることを目指すと述べた。
尚、このプロジェクトはサムスン・スペインとの提携で行われている。


2017年5月8日(月)

ラホイ首相ら、仏新大統領を祝福

昨日行われたフランスの大統領選挙で勝利したエマニュエル・マクロン氏に対して、スペインの主要政党党首らが祝福のメッセージを贈った。
マリアノ・ラホイ首相は自身のツイッターで同氏を祝福し、フランスとスペインはヨーロッパのために協力し合って歩んでいくであろうとコメントした。
一方、野党第一党の社労党も公式ツイッターでマクロン氏とフランス国民に祝辞を述べ、極右政党の台頭を阻止したことを高く評価した。
さらにスペインの主要政党のなかでは最も政策やイデオロギーがマクロン氏と近いとされるシウダダノス党は、幹部らがマドリッド本部で選挙速報を追い、マクロン氏の勝利が決定すると、党公式ツイッター及びアルベール・リベラ党首のツイッターで勝利を祝った。
一方で左派のポデモス党は、極右の敗退は評価したものの、マクロン氏の政策とは相いれないことを述べ、同氏の政策では変化は起こらないと批判した。

マドリッド自治州の外国人居住者、7年ぶりに増加

マドリッド自治州の調査によると、今年1月の同州の外国人居住者数は86万4485人で、前年同月比2400人増加した。
同州で外国人が増加するのは7年ぶりとなる。
州の担当者は増加について、州の経済状況が良好であることの証拠であると評価している。
国籍別でみると最も増加したのはベネズエラで、これは同国の政情不安定が継続的であることによるとみられる。
これに続くのが中国、コロンビア、イタリアとウクライナだった。
また外国人が最も集中しているのはマドリッド市で、2位はパルラ市、3位はフエンラブラダ市だった。
同州の外国人の総人口を国籍別でみると、最も多いのはルーマニアで19万8377人、2位はモロッコで7万8290人、3位は中国で5万8212人、以下エクアドル、コロンビア、イタリアが続く。

バイクの世界選手権、全カテゴリーでスペイン人勝利

昨日、スペインのへレス・サーキットで開催されたバイクの世界選手権第4戦で、スペイン人選手が全カテゴリーで優勝する快挙となった。
特に最高峰のモトGPでは、優勝したダニー・ペドロサ選手のほか、2位はマルク・マルケス、3位はホルヘ・ロレンソとスペイン勢が表彰台を独占した。
またペドロサ選手の勝利は、同大会開始から通算3000勝目という記念すべき勝利となった。
一方、モト2ではマルクの弟アレックス・マルケスが、モト3ではアロン・カネがそれぞれ優勝を飾った。


2017年5月5日(金)

マドリッド市とATマドリッド、ラ・ペイネタ スタジアムの売買契約にサイン

サッカーチーム、アトレティコ・デ・マドリッドの新ホームスタジアムとなるラ・ペイネタの売買契約について、マドリッド市とチームとの間でサインが交わされた。
これにより、2008年に行なわれた仮契約以来、ペンディングとなっていた同件が落着した。
売買価格は6000万ユーロで、その内の3040万ユーロが3年かけての分割払いとなり、残りは今後続けられるスタジアムへのアクセス工事や4000万台収容の市営駐車場の建設費として、チームが負担する事となる。
ラ・ペイネタからワンダ・メトロポリターノと改名される事が決まっている同スタジアムは、今年9月からオープンする予定。


2017年5月4日(木)

4月の失業者数、史上最低値

雇用・社会保険省は本日、先月の失業者数を発表した。
それによると、4月の失業者数は12万9281人であった。
これは4月としては統計始まって以来最も低い数値である。
これについて同省では、今年はセマナサンタが4月にあたり、一時雇用が大幅に増加したためとみている。
事実、最も失業者が減少し雇用が増加したのはサービス業であった。
男女別ではどちらも下がっているが、特に男性の減少率(マイナス2.88%)が女性のそれを上回った。
自治州別でみると、すべての自治州で減少したが、最も減少したのはバレアレスでマイナス17.1%、これにアラゴンとナバラが続く。

ゴドー杯主催者、コンパニオンの待遇を謝罪

先週末に決勝が行われたテニスのゴドー杯(バルセロナ)の主催者が、コンパニオンとして働いていた女性たちの待遇に対して謝罪した。
これは、この女性の一人が地元ラジオ局に訴えた事によるもので、期間中、悪天候が続き気温も非常に低かったにも関わらず、半袖・ミニスカートでの勤務を強いられ、スポンサーのロゴが隠れるという理由で上着を着ることも許されなかったというもの。
女性は、「皆、日中震えながら働き、毎晩のように熱をだしたり不調を訴えていた。」と証言している。
主催者は、この女性たちはエージェントによって契約されており、法的な問題はないが、不快な思いをさせたり迷惑をかけたのであれば謝罪するという旨のコメントを出している。

キャビファイの車両、9台が全焼。放火か

インターネットで運転手付きの配車サービスを行う「キャビファイ」の車両9台がセビージャ郊外で駐車中、火災が発生して9台が全焼した。
これらの車両は、開催中の春祭り期間中のサービス強化のためにマドリッドから配車されていたもので、ドライバーたちは敷地内の宿泊施設で就寝中だった。
火事に気付いたドライバーたちはホースなどで消火を試みたが、9台が全焼し、使い物にならなくなった。
国家警察は原因を調査中であるが、ガソリンのような可燃物の使用や車両の出入り口が何者かによって封鎖されていたことなどから、放火であることは間違いないとみている。
同社ではマドリッドから20台の車両を送っていたが、このうち火災を免れた1台と事件当時サービス中だった10台の計11台について、マドリッドに帰す方針であったが、昨日の夜になって、これらの車両を春祭り終了までセビージャに残すことを決めた。
世界各地で業務を展開するキャビファイはスペイン企業であるが、セビージャでの業務開始は昨年9月からで、直後からタクシー運転手からの脅迫や車両の損壊などの行為が絶えず、国家警察は現在27人のタクシー運転手の容疑について調査中という。


2017年5月3日(水)

マドリッド自治州、PPとPSOEの支持低下

全国紙エル・パイスは、今マドリッド自治州で選挙が行われた場合、誰に投票するかという世論調査を行った。
それによると与党民衆党PPの支持率は25.7%で36議席となり、12議席を失う計算となる。
一方の社会労働党PSOEも同じく10議席減となる。
しかしながら、ポデモス党とシウダダノス党はそれぞれ支持率を上げており、特にシウダダノスは14議席増やす計算となる。
このため中道右派のシウダダノスと連立を組めば、PPが政権を取り続ける事となる。
党代表に対する評価については、クリスティーナ・シフエンテス州知事とPSOEのアンヘル・ガビロンド氏の評価が上がっているのに対し、シウダダノスとポデモスの代表については誰だか知らないと回答した人が多数いた。

カタルーニャで砂糖入り飲料の値上げ開始

カタルーニャ自治州では、今月1日より、一定以上の糖分が入った清涼飲料などの税率の引き上げを開始した。
これには、糖分過剰の飲料の値段を上げて、州民の健康意識を向上させる狙いがあり、同州の担当官はこのような税の引き上げは文化的であると評価している。
尚、対象となるのは清涼飲料、スポーツドリンク、乳飲料など糖分を含んだあらゆる飲料で、100ミリリットルにつき5〜8グラムの糖分が含まれているものは、1リットル0.08セントの値上がりとなる。
また含有量が8グラム以上の場合は0.12セントの値上げとなる。
同州では今後、糖類や油分が多量に含まれている加工食品にも引き上げを適用する計画があるとしている。

マリベン宮殿庭園公開開始、「少しがっかり」の声も

スペイン王室の夏の離宮として知られるマジョルカ島のマリベン宮殿庭園の一般公開が、昨日より開始された。
初公開とあって、近隣の住民や観光客が多く訪れ、地中海特有の美しい植物の庭園散策を楽しんだ。
しかしながら、国王一家が夏休みを過ごす宮殿の一角を少しでも垣間見る事を期待した人は、期待外れであると感想を述べた。
なかには、海外の国賓が招待された際に記念撮影を行う正面階段が見れることを期待していた人もいた。
また、この庭園公開の目玉のひとつであるジョアン・ミロの彫刻がどこにあるかわからず、係員に尋ねている人もいた。


メーデーを含む連休のため、4月29日(土)〜5月2日(火)まで、ニュースはお休みとさせていただきます。


2017年4月28日(金)

連休開始、650万台の移動を予測

総合交通局(DGT)は、本日午後3時より“5月1日”の特別警戒キャンペーンを開始した。
これは5月1日のメーデーを含む3連休に行われる特別警戒で、マドリッド州では2日も祝日であるため4連休となり、DGTでは650万台の往来を予測している。
この連休で特に人気が高いのは海辺のリゾート地や山間部で、別荘などに向かう人も多い。
DGTによると、最も混雑が予想されるのは本日午後4時〜10時と明日午前9時〜午後1時までという。
同局では可能な限りこれらの時間帯を避けるよう呼び掛けている。
一方、交通警備隊は、期間中スピード違反や飲酒運転のコントロールを強化する。

春祭り、開催前に火事

今週日曜から始まるセビージャの春祭り会場の仮設小屋で、昨日火事が起きた。
火事が起きたのは昨日の午後1時半ごろで、駆けつけた消防隊員が迅速な消火活動を行ったため人的被害はなかったが、被害総額は1万ユーロ程度とみられる。
出火原因は現在調査中であるが、電気系統の設置ミスの可能性が高いとみられる。

ベラスケス作とみられる「少女像」、800万ユーロで落札

ディエゴ・ベラスケスの初期の作品とされる「少女像」が、今週競売にかけられ、800万ユーロで落札された。
購入者はスペイン人男性と発表されているが、それ以上の素性は明らかにされていない。
この油彩画は、100年近くに渡ってとある家系で受け継がれてきたが、最近までその価値が調べられることはなかった。
ベラスケス作品との最終確認はまだ終了していないが、確認されれば、国内では数少ない初期の作品ということになる。
尚、スペイン政府は先週、この作品の国外持ち出し禁止令を出している。


2017年4月27日(木)

第1四半期の失業率18.75%

国家統計局(INE)によると、今年第1四半期の失業者数は前年同期比1万7200人増加し、失業率は18.75%となった。
これは、2013年以来最も高い数値であるという。
INEでは今回の増加について、昨年はセマナサンタの一部が3月にかかっていたのに対し、今年は完全に4月だったため、その数値が含まれていないからだという。
そのため、旅行業を含むサービス業で最も失業が増加しており、これに工業と農業が続く。
男女別では、どちらも増加しているが、女性の増加率の方が高かった。

14県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、8自治州14県に悪天候による警報・注意報を発令している。
それによると、バレンシアのカステジョンでは山間部で大雪警報が出されている。
またアリカンテでは沿岸部で強風・高波注意報がでており、波の高さは3メートルに達する見込み。
カタルーニャでは、ピレネー及びその付近の県すべてに大雪注意報が出されており、標高800メートル以上で5センチ程度の積雪となる模様。
またジローナでは強風・高波注意報が発令されている。
さらにカンタブリア、アラゴンのテルエル、ラ・マンチャのクエンカとグアダラハラ、カスティージャ・イ・レオンのブルゴス、そしてパイス・バスコのアラバとギプスコアにも大雪注意報を発令しており、注意を呼び掛けている。

イベリアオオヤマネコ、増加傾向に

アンダルシア州の環境相によると、絶滅の危機にあるイベリアオオヤマネコの数が増加傾向にあるという。
それによると、2002年にはアンダルシアに94頭しかいなかったヤマネコが、昨年はイベリア半島全域で397頭確認されたという。
また、生後12カ月程度まで人工飼育した後、春から夏にかけて山に解放するプロジェクトが2002年より行われているが、その生存率は66〜67%で、目標の50%を上回っている。
また密猟や交通事故による死亡率が減少したことも、生存率に貢献しているという。


2017年4月25日(火)

アギーレ氏、マドリッド市議辞任

元マドリッド自治州知事で、現在は同市議会議員のエスペランサ・アギーレ氏は昨日、議員職及び所属する民衆党(PP)マドリッド市代表を辞任すると発表した。
これは、先週汚職疑惑でイグナシオ・ゴンサレス元州知事が逮捕されたことを受けたもので、自らの監督不行き届きを認めた。
質問は受け付けないという条件で会見を行ったアギーレ氏は、涙ぐみながら右腕として信頼し続けたゴンサレス元知事に騙され、裏切られたと訴えた。
ゴンサレス元知事は、アギーレ氏の州知事時代に副知事を務め、アギーレ氏引退後に後継者に任命された。
アギーレ氏がこのような形で辞職するのは2度目で、やはり信頼をおく部下であったフランシスコ・グラナドス氏が汚職事件で逮捕された時には、PPマドリッド州代表を退いた。

レンフェのウェブ、特割購入者殺到で不具合

スペインの鉄道会社レンフェは、高速列車AVE開通25周年を記念して今月から毎月25日に特別セールを実施している。
これは毎月25日に先着2万5000枚のチケットが25ユーロで購入できるというもので、今年いっぱい続けられる。
レンフェによると、昨日夜11時過ぎ頃からアクセスが増え始め、今朝午前9時までのアクセス数は通常より92%増という記録的数値となった。
これに比例して不具合も増加、一時は検索・購入とも非常に困難な状態となった。
それでも午前10時現在、2万1600枚のチケットが購入されたという。

マリベン宮の庭園、一般公開開始

王族の夏の離宮として知られるマジョルカ島のマリベン宮の庭園が、来月2日より一般公開されることとなった。
この離宮は年間を通じて公開されるが、セマナサンタと夏期(6月15日〜9月15日)は王族が滞在するため入場できない。
入場料は無料で、入場時間は夏期が午前9時から午後8時、冬期は午後4時までとなっている。
この離宮は1973年にフアン・カルロス前国王に寄贈されて以来、多くの国賓を迎えており、バラク・オバマ前米大統領、ベネズエラの故ウーゴ・チャベス大統領や英国のチャールズ皇太子と故ダイアナ妃も訪れている。


2017年4月24日(月)

スペインの主要政党、ポデモス以外はマクロン氏支持表明

昨日投開票が行われたフランスの大統領選挙の結果について、本日スペインの各政党がコメントを出した。
フランスで同じイデオロギーに属する政党がいずれも敗退した民衆党と社会労働党は、中道リベラルのエマニュエル・マクロン氏の勝利を評価し、決選投票での支持を表明した。
また、イデオロギーが最も近いとされるシウダダノスのアルベール・リベラ代表は、マクロン氏の勝利を自らの勝利のごとく称賛した。
一方、左派支持を表明していたポデモスは、マクロン氏についての言及を控えた。
さらに政府広報は、親EU派のマクロン氏が、EU離脱を推進する極右のマリーヌ・ルペン氏を抑えて1位となった事を大きく評価した。

バルセロナ地下鉄スト、一部の駅で大混雑

本日より再開されたバルセロナ地下鉄のストライキは、午前7時から9時まで行われ、この時間帯としては通常の半分以下の運行率だった。
これにより1番線と5番線の中心部の駅で混雑が起きたが、特にサグレラ駅とサグラダ・ファミリア駅では、一時構内への入場規制を行うほどだった。
労働組合の発表によると、現時点でのスト参加率は90%を超えたという。
このストは労働条件交渉決裂により昨年も行われたが、話し合いは現在も膠着状態にあり、労組側は本日より再開に踏み切った。
このストライキは、一日に3回、2時間ずつ行われ、祝祭日を除く毎週月曜日に予定されている。

フェリペ6世、カナリアスを公式訪問

フェリペ6世国王とレティシア王妃は、本日より二日間にわたって、カナリアス諸島のグラン・カナリア島とテネリフェ島 を公式訪問する。
今回の訪問では、グラン・カナリア島の古代遺跡で、ユネスコの世界遺産候補となっている リスコ・カイードの視察、また海洋学術センターや赤十字のアフリカ支援センターの訪問などを予定している。


2017年4月21日(金)

AVE開通、25周年

スペインの超特急「AVE」が開通してから、今日で25年を迎える。
最初のAVEは、セビージャ万博が開幕した1992年4月20日の日、4月21日にマドリッドを出発して、セビージャへ向かった。
このスペイン初の超特急は、首都マドリッドとセビージャ間の471キロを結んだが、現在、スペイン全国に網羅されたAVEの線路は3240キロに達し、中国に越されるまで世界第一位の鉄道大国となっていた。
AVEの充実は国民やツーリストにとって大いなる利益をもたらしているが、その反面、経済的な問題もかかえている。
これまでにAVE建設に費やされた費用は517億7500万ユーロに達しており、更にこれにメンテナンスやオペレーションにかかる経費が必要となり、経済的には大きな赤字を生み出すものとなっている。
特に、最初のAVEが開通してから16年後の2008年にマドリッドとバルセロナをつなぐ路線が開通するまでは、その傾向が顕著だった。
 AVEが開通して以来、これまでにこれを利用した客の総数は3億5750万人に達しており、その利用者数は年々増加を続けている。
特にマドリッドーバルセロナ間の開通が大きな影響を与え、過去10年間に、その年間利用者数は490万人から2030万人へと、約4倍に膨れ上がった。

アボカド泥棒、相次ぐ

アボカドの需要が拡大するにつれ、その値段が急激に高騰している。
今シーズン、マラガでは、Hass種アボカドの場合で農家の売値が1キロあたり3ユーロに達し、これがスーパーなどに並ぶ時には2倍の値段となる。
単価が上がっていることから、スペインの農家にとってアボカドは非常に魅力のある商品となりつつあり、これの栽培を始める農家が増えているが、同時に、値上がりに伴ってアボカド泥棒の被害が広がっている。
バレンシア県のある農村では、収穫期にアボカドの果実の盗難があったあと、今度は近隣の別の農家で、まだ植樹して9カ月しか経たない苗木103本の内、約50本が盗まれた。
苗木は3年後ぐらいから収穫が始まるため、同農家では資本投資を行なっただけで、まだ一度も収獲に恵まれておらず、これによる損害は大きいとのこと。
アボカドの栽培は広がる一方で、現時点でバレンシアだけでも300ヘクタールの農地がこれに充てられている。


2017年4月20日(木)

セマナ・サンタ中のホテル稼働率85%

スペイン政府観光局調べによると、今年のセマナ・サンタ中、スペインのホテルの稼働率は昨年比較5.4%プラスの85%に達した。
これについてイニーゴ・デ・ラ・セルナ勧業大臣は、8年前の90%にはまだ届かないが、スペイン経済が徐々に回復しつつあり、更なる成長が期待出来ると評価している。
稼働率が最も高かったのはカタルーニャの89.4%で、これにバレンシアの89.2%が続いた。
どちらもビーチを求める国内旅行者の訪問地として人気が高く、共に前年比8.8%の増加を示した。
その一方で、カナリアス諸島は前年比3.9%のマイナスとなったが、ここに国内旅行において、より近い地方への旅行を好む人が増加する傾向が見られる。
また、ヨーロッパ・プレス調べによると、ピーク時(聖木曜日から復活の日曜日まで)におけるアンダルシアのホテル稼働率は91%に達している。
更に今回のセマナ・サンタ中に旅行者による消費額が最も大きかったのはアンダルシアで、ツーリストが使った総額は3億4000万ユーロに登るとのこと。


2017年4月19日(水)

バルセロナの公共交通機関、カタルーニャ独立の宣伝広告を掲載

バルセロナの市バスと地下鉄が、憲法裁判所より違憲判決が下された「カタルーニャの独立の意思を問う住民投票」の宣伝広告の掲載を開始した。
計21台の市バスが、今月30日までの間、その車体側面に「権利なのだから住民投票を行なおう」と記された巨大な広告を乗せて市内を巡回する。
同様に地下鉄もまた、185箇所のプラットフォームに同様の宣伝広告を貼り出す他、駅や地下鉄車両内に設置されたモニターを通じての広告掲載を行なっている。
広告掲載の依頼主となっているのは、「住民投票国民協定」と称する、カタルーニャ独立派の政党を含む各種機関からなる団体で、これによると、今回の広告掲載にかかる費用は、全て寄付により捻出されており、公費は一切使用されていないとのこと。
しかし、同団体からも、広告掲載を請け負ったバルセロナ公共交通機関からも、資金源の詳細は明らかにされていない。

ソーシャルネットワークへの干渉に対し、スペイン人の79%がアメリカ渡航を見合わせ

「米国に入国するツーリストに対し、ソーシャルネットワーク利用時のパスワード公開義務を課す」と言う米大統領新法案に対し、スペイン人の79%が「米国訪問を見合わせる」と言う反応を示している。
大手オンライン・ブッキングサイトのViajes Kayakの調査によると、スペイン人の62%が「この新案はプライバシーの侵害である」と感じており、43%が「同義務を拒絶する」と答え、46%が「どうしてもそうしなければならないと言うのであれば従うが、不快である」と答えている。
また、35%が「同法が施行された場合、米国を完全にバカンスの目的地から外す」とし、44%が「躊躇せざるを得ない」と答えており、米国の旅行業への多大な影響が予測される。


2017年4月18日(火)

マドリッド地下鉄、運転士なしで一駅走行

マドリッド地下鉄は、運転士が席を外している間に列車が自動発進し、次の駅まで走行したと昨日発表した。
それによると、この事故は日曜日の午前8時頃、同地下鉄1番線のアルバラード駅で、前から4番目の車両のドアが閉まらなかったため運転士が下車して調整した所、すべてのドアが正常に閉まったため自動運転装置が作動し、次のエストレチョ駅まで走行した。
ここで列車は運転士が所定の位置にいないことを探知して停止、それ以上走行することはなかった。
そのため乗客に怪我などはなかったが、同地下鉄ではなぜ最初からこの安全システムが作動しなかったのかを調査している。

セマナサンタの交通事故死者29人

総合交通局(DGT)によると、今月7日金曜日の午後3時から昨日午前零時までのセマナサンタ期間中に交通事故で亡くなった人の数は29人だった。
昨年のセマナサンタと比較すると12人減少している。
しかしながら死亡事故の件数は昨年より1件多い。
これは昨年の同期間中にタラゴナ県でバス事故が起こり、13人が亡くなっているためである。
それでもDGT局長は今回の減少を歓迎するコメントを行っているが、一方で交通事故死亡者がゼロになるまでは、 心から喜ぶことはできないとしている。
尚、今年のセマナサンタには1500万台の長距離移動があり、昨年より7.2%増加した。

ゲルニカ展、すでに8万人が入場

マドリッドのレイナ・ソフィア美術館で開催されているパブロ・ピカソの特別展は、展示開始の今月5日から先週末までの間にすでに8万人が入場した。
この特別展はピカソの名作「ゲルニカ」製作80周年を記念したもので、国内外から180点が集められ展示されている。
同館の特別展では2013年の4月から9月まで開催されたダリ展が最高入場者数を記録しているが、ピカソ展はこれを上回ると予測されている。


2017年4月17日(月)

セマナサンタのUターンラッシュ、各地で渋滞

多くの自治州ではセマナサンタの連休最終日であった昨日、大都市と行楽地を結ぶ自動車道で渋滞が起きた。
マドリッドへ向かう路線で最も渋滞がひどかったのは、ラ・マンチャ州のシウダ・レアルとアルバセテ、そしてカスティージャ・イ・レオン州のセゴビア付近だった。
一方、カタルーニャでは本日も祝日であるにも拘わらず、昨日午後にはビジャフランカ・デル・ペネデス付近で23キロの渋滞となった。
また、ジローナやタラゴナなどでは、Uターンと海水浴帰りのラッシュで、それぞれ10キロと17キロの渋滞が起きた。

アルボラン付近で58人の移民を保護

海難救助隊は昨日午前零時過ぎに、アルボラン海沖で2隻のゴムボートに乗った58人の移民を救助したと発表した。
それによるとこの58人には女性と年少者も含まれているが、健康状態は概ね良好という。
関係者の説明では、1隻目のボートは問題なく救助されたが、2隻目の時は海が荒れており、ボートに穴が開いて沈みかけていたため難航したという。
その際パニックに陥った移民が数名海に落ちたが、すぐに救助されたという。
この58人はモトリル港で下船し、赤十字によって簡単な健康診断を受け、食料品や清潔な衣服を受け取ったあと、一時収容所に搬送された。

セマナサンタ中の弔旗は違法?

先週月曜日に防衛省の総司令官が、すべての部隊や軍関連機関に、聖木曜日の午後2時から復活の日曜日午前零時まで、キリストの死に対する弔意を表すため半旗を掲げるよう通達したとして物議を呼んでいる。
スペイン軍人連盟は、故カルメ・チャコン防衛相の時代に公布された勅令では、弔旗の掲揚は国葬が行われる時、すなわち国家元首や軍人が殉死した場合などに限られており、今回の措置は違法であると訴えている。
しかしながら防衛省はこの通達文書について明言はしなかったものの、軍関係施設でセマナサンタに弔旗が掲げられるのは慣例であり、問題はないとしている。
一方、社会労働党PSOE党首候補のペドロ・サンチェス氏は、自身のツイッターでこれを批判、政教分離を訴えた。


セマナ・サンタの連休のため、4月13日(木)から16日(日)まで、ニュースはお休みとさせていただきます。


2017年4月12日(水)

マドリッド 地下鉄8番線の運行再開

1月26日より、その改装工事のためにサービスを停止していたマドリッドの地下鉄8番線が、本日より運行を再開した。
予定では運行再開はまだ1週間先となるはずであったが、セマナ・サンタの連休に間に合わせるため、工事を急がせた模様。
これにより、空港から市内のヌエボス・ミニステリオス駅までの移動が、従来どおり地下鉄で行なえるようになった。
また、今回の改装工事により、同線の地下鉄はこれまでよりも高速での運行が可能となり、時速105キロでのサービスが可能となったとのこと。

マドリッドーアンダルシア間のAVE、全便に遅れ

明日の聖木曜日から、多くの自治州で連休に突入するため、今日の午後からスペインでは全国規模での大移動が行なわれる。
そう言った中、今日の午前中にマドリッドとアンダルシアを結ぶAVEが電気系統のトラブルのため遅延となり、全便に影響を与えた。
トラブルは、AVEの線路がコルドバ県内を通過するあたりで発生したとのこと。
電気ケーブルの一部が落下して電力供給が途絶えた模様で、10時40分から11時30分までの間、上り・下りの両方向が完全にストップした。
その後、片側の線路だけが利用可能となり、一部、片側通行となった状態での運行が再開され、全便がおよそ50分遅れで運行されている。
影響を受けたのは、AVEのマドリッド − セビージャ線、マドリッド ー マラガ線、セビージャやマラガからバルセロナやバレンシアへ向かう路線、そしてALVIAのカディス − マドリッド線などとなっている。


2017年4月11日(火)

PSOE党首選キャンペーン、チャコン氏死去で中断

社会労働党PSOEの党首選に立候補を表明しているスサーナ・ディアス、ペドロ・サンチェス、パッチ・ロペスの3氏は、同党所属のカルメ・チャコン元防衛相の急逝を受けて、今週予定されていた選挙運動をキャンセルした。
今週は木曜と金曜日がセマナサンタの祝日にあたるため、予定されていた集会の数は少なかったが、弔意を表すためそれぞれの予定をすべてキャンセルした。
ただし、スサーナ・ディアス氏はアンダルシア州知事であるため、その公務は執り行っている。
昨日は、マドリッドのPSOE本部に党内外から多くの政治家が弔問に訪れたが、その中で党重鎮のフェリペ・ゴンサレス元首相は、弔意を述べるとともに内紛が続いている党の結束の重要性を強調していた。

セマナサンタのお天気概ね良好

セマナサンタの連休で先週末から行楽地などに滞在している人も多いが、気象局によると、少なくとも聖金曜日までは イベリア半島北部の山間部を除いたほとんどの地域で安定した天候が続くとのこと。
金曜日から月曜にかけて半島中央以北では雲が広がり天候不順となる見込み。
一方気温は、南部を中心に多くの地域で平年よりも高くなる模様で、最高気温が25〜30度に達する地域もあるという。

マドリッド地下鉄のスト、72%の運行

昨日行われたマドリッド地下鉄のストライキは、ミニマムサービスとして設定された64%を8ポイント上回る72%の運航率であった。
また昨日はセマナサンタで連休を取っている人もいるため、通勤ラッシュの時間帯でもストの影響はほとんど感じられなかったという。
運転士の組合によるこのストは、今月17、24日にも予定されている。


2017年4月10日(月)

チャコン元防衛相、46歳で急逝

スペイン史上初の女性防衛大臣として知られたカルメ・チャコン氏が、昨日マドリッドの自宅で死亡した。
享年46歳。
チャコン氏は、前日米国マイアミから帰国したばかりで、昨日は知人らとの昼食に現れず、連絡も取れなかった。
そのため友人が警察に通報、駆け付けた警察官とともに倒れていた同氏を発見、救急隊員によって死亡が確認された。
同氏は10歳の時に先天性心臓疾患が発覚したことを表明しており、関連の学会やキャンペーンなどに積極的に参加していた。
バルセロナ出身のチャコン氏は、18歳で社会労働党に入党、サパテロ政権時代の2008年に史上初の女性防衛大臣に就任、この時妊娠7か月のお腹を抱えての公務が話題となった。
同氏が最期に公の場に現れたのは、奇しくもチャコン氏の前任者であるホセ・アントニオ・アロンソ元防衛相の追悼式であった。

バレンシア美術館、ベラスケスの未公開作品を展示

バレンシア美術館は、これまで作者不詳であった女性像がセビージャ出身の巨匠ディエゴ・ベラスケスのものであると断定し、これを同館にて展示すると発表した。
この作品は油彩画で大きさは約24X18センチ、顔を斜めに向け、髪を編み込んで、真珠の首飾りをつけた女性像。
その作風から同時代のイタリア人画家のものという見解もあったが、ベラスケスが初めてイタリアに渡航した時代、1629〜1631年に描かれたとみている。
同館の担当者は多少傷などはあるものの保存状態は比較的良好で、修復の必要はないとしている。
尚この作品は、5月より3カ月間展示される。

セルヒオ・ガルシア、スペイン人として3人目のマスターズ優勝

昨日米国で行われたゴルフのマスターズ・トーナメントで、スペイン出身のセルヒオ・ガルシアが初優勝を遂げた。
スペイン人選手としてはセベ・バジェステロス、ホセ・マリア・オラサバルに続く3人目で、オラサバルの優勝から実に18年ぶりのスペイン人優勝となった。
カステジョン出身のガルシア選手は、19歳のデビューから約20年でやっと栄冠を手にすることができた。
インタビューでは、自分の中では何も変わっていないが、非常に満足しており、優勝できたことを誇りに思っているとコメントした。


2017年4月7日(金)

マドリッド自治州、ヨーロッパで最長寿地方

欧州統計局「ユーロスタット」の発表によると、スペインのマドリッド自治州が、ヨーロッパの中で平均寿命が最も長い地方となっている。
マドリッドの平均寿命は84.9歳で、これを性別に見た場合、男性が81.9歳、女性が87.6歳。
また、EU調べによる地方別健康指標でも、マドリッドはストックホルムに次いで2番目に位置している。

世界最大のZARA、本日マドリッドにオープン

4階建て、総面積6000平米と言う、ZARAとしては世界最大規模の新店舗が、本日、スペインの首都マドリッドにオープンした。
場所はカステジャーナ大通り79番地で、大手デパート「エル・コルテ・イングレス」と接する形となっており、180名のスタッフを持つ。
6000平米の面積の内、約半分が販売用スペースとされ、あとの半分が在庫商品の倉庫や、消費者が持ち込む着古したリサイクル用衣類の処理が行なわれるスペースとして使用される。
ZARAは新しい衣類を販売するだけでなく、消費者が使わなくなった古着を回収して、リサイクル用やドネーション用に分ける作業も担うとのこと。
また、この新店舗は最新技術によって最大の環境効率を得られるよう設計されており、従来の建物と比較して、電力消費量は20%減、そして水の消費量は40%減を実現している。
同社は、2020年までに、世界中にある全店舗をこの環境効率を優先したシステムに変える予定。


2017年4月6日(木)

セマナ・サンタ、ホテルの稼働率90%以上に

今週末よりセマナ・サンタ休暇に突入するが、その間のスペイン国内の主要観光地のホテルの予約状況は、スペインホテル連盟によると、90%を超えているとのこと。
イギリス、ドイツ、フランスからの予約が最も多く、これら3国のツーリストによって今年4月15日から7月15日までの期間に入った予約は、すでに昨年度同時期と比べて8%増しとなっている。
心配されているBrexitによるマイナスの影響は今のところ出ておらず、イギリス−スペイン間の今年度のフライト予約もすでに2460万席を越えており、2015年より380万席増えた2016年よりも、更に140万席の増加を見せている。

観光競争力ランキング、スペインがトップを維持

世界経済フォーラムが2年ごとに発表する観光競争力世界ランキングで、スペインが2回連続でトップの座を獲得した。
これは136か国を対象に、観光に関連する14種のカテゴリーごとの評価が行われ、その平均点で観光競争力を測ろうとするもの。
スペインは1ポイントから7ポイントまでのスケールの中で、5.4ポイントを獲得してトップとなった(2年前に首位になった時のポイント数は5.31)。
スペインに続いたのがフランス、ドイツ、日本の三国で共に5.3ポイント。
これらにイギリスの5.2ポイント、米国とオーストラリアの5.1ポイント、イタリアとカナダの5.0ポイントが続いた(日本は前回より5ランキング上昇)。
 14種のカテゴリーの中で、スペインが最も低い評価を受けたのが「値段による競争力」で、136か国中98位だった。
しかしながら、同カテゴリーにおける評価が低いことは、観光地としてのスペインの魅力が単に「安い国」と言う理由では無い事を示しているとして、あながちマイナス面としては捉えられていない。


2017年4月5日(水)

マドリッド地下鉄、来週月曜日よりスト再開

マドリッド地下鉄の運転士組合は、来週の月曜日からストを再開する旨を発表した。
ストは朝5時50分から8時半まで行われ、その後も無期限で毎週月曜日に行なわれるとのこと。
ストは、マドリッド地下鉄とマドリッド自治州政府が組合側との話し合いに応じると言う事を条件に、一旦、中止となっていたが、組合側によると、話し合いの場は一切持たれておらず、「騙された」として、スト再開を決定したとのこと。
また、マドリッド地下鉄や州政府は「運転士組合が昇給や労働時間の短縮を求めてストを行なっている」と発表しているが、組合側は「これは全て嘘であり、我々が唯一、要求しているのは、電動機器を取り扱う技師であることの承認のみである」としている。
この承認を得るか否かによって、社会保険によってカバーされる疾病の種類が違ってくるとのこと。

RENFE、車内サービススタッフのスト

スペイン国鉄RENFEの、超特急AVEを含む長距離列車で働く車内サービススタッフ等によるストが、4月11日の午前1時から4月15日の午前1時までと、5月1日の午前1時から5月5日の午前1時までの2度に分けて行われる。
また、マドリッドのアトーチャ駅で働く地上勤務スタッフによる毎週木・金曜日のストも、3月16日より続いている。


2017年4月4日(火)

3月の失業者数減少

雇用・社会保険省の発表によると、先月の失業者数は4万8559人減少し、総数は370万2317人となった。
今年は第1四半期にセマナサンタの連休が含まれていないにも関わらず、集計開始以来、この時期としては初めて失業者数が下がった。
これらの数値を男女別でみると、どちらも減少したものの、男性の数値(マイナス1.88%)が女性の数値(マイナス0.83%)を上回った。
自治州別では、カナリアス以外のすべての州で下がったが、最も下がったのはバレアレス、エクストレマドゥーラとカンタブリアだった。

Brexitでジブラルタル問題再燃

イベリア半島南端に位置する英領ジブラルタルの問題が、英国のEU離脱により再浮上している。
スペインは再三ジブラルタルの統治権を主張してきたが、これまでの住民投票では90%以上が英国統治を希望し、共同統治を拒否してきた。
しかしながら、EU離脱を問う国民投票では大多数が残留を希望していたため、その統治問題は微妙な位置づけとなっている。
そのような状況で、先週末英国の保守派議員が、ジブラルタルを守るためにテレサ・メイ首相は、1982年に当時のマーガレット・サッチャー首相がフォークランド紛争で取ったのと同じ措置を辞さないであろうと発言した。
まるでスペインに攻撃を仕掛ける用意があるかのようなコメントが物議を醸したが、メイ首相をはじめとした関係者はそれを否定した。
一方スペインのアルフォンソ・ダスティス外務大臣も、この発言は一部を取り出して報道されたもので、本人の意図するところではなかったであろうとしたうえで、英国にはこの問題で神経質になっている人がいるようだ、とコメントした。

マドリッド地下鉄路線図、大型化

マドリッド地下鉄は、利用者に配布する路線図のサイズ及びフォントを拡大した新しいデザインを発表した。
この地図は広げると26x42センチと現行のものより50%大きく、駅名などの文字も60%拡大されている。
ただし畳んだ時の大きさは現行の物と同じで邪魔にならないという。
この変更は、地図が見にくいという市民、特に高齢者や視覚障碍者からの意見を取り入れたもので、第1版は100万枚印刷・配布し、利用者の意見を取り入れて改良を重ねていくという。


2017年4月3日(月)

興行付加価値税、10%に引き下げ

政府は先週金曜日、興行に適用される付加価値税IVAを現行の21%から10%に引き下げると発表した。
ただし、これが適用されるのはコンサート、演劇、闘牛といったライブで行われるもので、映画は除外された。
政府広報官はその理由について、映画は今年度予算において、その補助金が引き上げられたためとしている。
また興行以外のもの、例えば音楽CDや有料ダウンロードなども対象外。
現行の文化付加価値税は2012年10月に施行され、業界から強い批判を受けた。
今回の引き下げで最も恩恵を被るのは闘牛で、引き上げ以前のIVA(18%)よりも低い数値となる。
ただし、ノビジャダスの以前のIVAは8%であった。
業界関係者はこの措置を概ね歓迎しているが、映画やその他の文化にも適用するよう要求している。
一方野党からは、大幅に引き下げたように見せているが、全般的には引き上げ前より上がっているという批判も出ている。

マドリッド地下鉄、全ての出入り口を営業終了までオープン

マドリッド州政府は、午後9時40分に閉鎖していた一部の出入り口を、営業終了まで延長すると発表した。
これまでは54の出入り口がこの時間に閉鎖されていたが、利用者の利便性を考慮して、延長に踏み切った。
これにより利用客は、他の出入り口を探したり、遠回りをする必要がなくなり、より快適な利用ができる。
尚、新しいオープン時間は先週金曜日から適用されている。

アルボラン沖で100人の移民を救助

海難救助隊は、昨日アルメリア県のアルボラン島沖で計100名の移民を保護したと発表した。
最初に発見されたボートには、4人の女性と2人の年少者を含む54人が乗船していた。
その数時間後には、新たに10人の女性と2人の年少者を含む46人が乗り込んだ船が発見された。
救助された移民はモトリル港で下船し、簡単な健康診断を受けたが、いずれも目立った外傷などはみられないという。


2017年3月31日(金)

カタルーニャ独立賛成派後退

カタルーニャ州世論調査センターの昨日の発表によると、今年3月に行われた調査では、カタルーニャ独立に賛成する人が44.3%であったのに対し、反対する人が48.5%と、反対派が4ポイント以上の差をつけて賛成派を上回った。
前回、同様の調査が最後に行われたのは昨年の12月で、その時には賛成派が45,3%、反対派が46.8%だった。
また、その前の11月の調査では賛成派が44.9%、反対派が45.1%だったことから、独立賛成派が徐々に後退しているのが判る。
 憲法裁判所からの中止命令を無視して2014年9月にカタルーニャ独立の賛否を問う違法住民投票が行われ、これを許可した独立派政治家等に対し一定期間の政治家としての欠格期間の申し渡されており、独立派はこの処置が中央政府への反感の増大と、それに伴い独立勢力が増すためのバネになってくれると期待していたが、3月の最新調査ではその影響は見られなかった。

EU、Brexit完了前のジブラルタル関連の交渉を拒絶

EUは、Brexitの交渉が続く間は、ジブラルタルの扱いについての交渉には応じないことを明らかにした。
Brexitのプロセスが完了した後、これまで英国とEUとの間で結ばれていた条約は、全てスペイン政府の同意があった場合にのみ効力が継続されるとし、全ての決定権はスペイン政府に委ねられる事となる。


2017年3月30日(木)

マドリッド、地下鉄駅から有人チケット販売所を撤去

マドリッドの地下鉄は4月1日より、その全ての駅において、有人チケット売り場のサービスを廃止することを発表した。
これは突然の決定ではなく、徐々に進められていたことで、マドリッド地下鉄が持つ301の駅の内、すでに210駅では自動発券機のみのサービスとなっており、現時点で有人サービスが行われているのは残り91駅だけ。
4月1日からこれら91駅も含め、全ての駅で廃止となる。
現在、マドリッド地下鉄のチケット売り場で働いているスタッフは1650名いるが、これら職員の雇用は持続され、コマーシャル・スーパーバイザーと言う名称で呼ばれるスタッフとなり、概ね、これまでと同様の労働条件が守られるとの事。
 また、マドリッド地下鉄は、現在使われている1回券、10回券、観光券など、紙製の使い捨てチケットの廃止プロセスが間もなく開始され、2018年には完全に廃止となる予定であることも発表した。
これに伴い、従来の紙製チケットに変わって、リチャージ式カードが導入されることとなる。

社会保障、記録的な赤字に

クリストバル・モントロ財務大臣は本日、スペインの社会保障システムが、これまでにない記録的な赤字状態であることを正式に発表した。
その金額は180億ユーロにのぼり、この状況だと、今年の夏には予備資金としてキープされていた150億ユーロも底をつく見通し。
しかしながら、国家予算全体としては、社会保障システムの赤字は対応可能範囲であり、また今後の見通しとして、2017年以降、社会保障の収支は好転すると予測されるため、特に深刻な問題としては捉えていないとコメント。


2017年3月29日(水)

バスク、過去4年間に270企業を失う

バスク地方から立ち去る企業は後を絶たず、2013年以降の4年間に同地方は270社を失っている。
過去4年間の内訳を見ると、2013年には40社、2014年には82社、2015年には85社、そして2016年には63社のマイナスとなっている。
D&B社調べによれと、2016年の場合、他地方からバスク地方へ移転した企業が162社あったが、逆にバスク地方から他地方へ移転した企業数が225社あったため、バスク在籍企業は63社のマイナスとなった。
同時に、バスク内企業の年商額についても、バスクへ移転した企業の年商合計が6200ユーロであったのに対し、立ち去った企業の合計が3億5200万ユーロであったため、2億9040万ユーロのマイナスとなった。
バスク企業の移転先として最も多かったのは首都マドリッドで、72社を受け入れ、これにカスティージャ・イ・レオン(37社)、カタルーニャ(35社)、ナバーラ(15社)、バレンシア(14社)、アンダルシア(10社)と続いた。
 また、同社調べによると、過去3年間に他地方からの企業移転が最も多く見られるのが首都マドリッドで、逆に、失う企業数が最も多いのがカタルーニャとなっている。
昨年の場合では、マドリッドにおける企業数の推移はプラス407社で、これにアンダルシア(プラス132社)、バレアレス(76社)が続いた。
逆にマイナス値が大きかったのがカタルーニャ(マイナス279社)で、これにナバーラ(マイナス73社)、バスク(マイナス63社)と続いた。

スペイン国籍を申請する英国人急増

イギリスでBrexitを巡る国民投票が行われた昨年6月23日以降、スペイン国籍を希望するスペイン在住イギリス人の数が急増している。
スペイン国籍を取得するために必要な社会・文化知識レベル、言語レベルの2種の試験を行なうインスティトゥート・セルバンテスが持つデータによると、2016年1月から国民投票が行われた6月までにスペイン社会・文化知識レベル試験を受けたイギリス人の数は僅か70名であったのに対し、それ以降、今年の2月までに同試験を受けたイギリス人の数は423名に膨れ上がった。
また、スペイン語レベル試験を受けたイギリス人の数も同様の変化を見せており、昨年6月までの受験者が50名であったのに対し、Brexit投票のあと、今年2月までに281名が試験に臨んでいるとのこと。
いずれの試験についても46歳〜64歳の年齢層が多く、マドリッド、バルセロナ、アリカンテ、マラガの在住者が多い。


2017年3月28日(火)

スペイン人の旅行、3.7%増加

国家統計局(INE)の調査によると、昨年のスペイン人の旅行数は前年比3.7%増加、またその経費も9.1%増加した。
そのうち91.6%は国内旅行であった。
また、全消費額の68%は国内旅行に支払われており、一日平均消費額は44ユーロ、海外旅行では同96ユーロであった。
旅行の目的別では、レジャーが最も多く47.2%、これに次ぐのが家族や友人訪問で38.6%、3位はビジネス関連だった。
訪問地別ではアンダルシアが1位で17.5%、2位はカタルーニャで12.3%、3位にはバレンシアとカスティージャ・イ・レオンが入った。
逆に国内からの訪問者が最も少なかったのは、リオハ、ナバラとバレアレスであった。

ピカソの「ゲルニカ」、80周年特別展

パブロ・ピカソの名作「ゲルニカ」を所蔵するマドリッドのレイナ・ソフィア美術館では、来月5日より特別展を開催する。
これはこの作品の80周年を記念したもので、同館所蔵作品の他、国内外から貸与された180点を展示し、ピカソの作風の劇的変化を追う。
貸与元は、個人所蔵のほか、パリのピカソ美術館及びポンピドゥ・センター、ロンドンのテート美術館、ニューヨークのMoMAやメトロポリタンなど。
また、80周年を記念した様々なイベントも予定されている。
この特別展は9月4日まで。

テネリフェ空港衝突事故から40年

1977年3月27日、カナリアス諸島のテネリフェ島の空港で起きた航空機衝突事故から昨日で40年となった。
この事故はKLMオランダ航空と米パンナム機が地上で衝突、583人の犠牲者を出す大惨事となった。
この2機は、どちらもグラン・カナリア島の空港が最終目的地であったが、同空港が分離独立派による爆弾騒ぎで 閉鎖されたため、テネリフェに寄港していた。
この事件により他の航空機も皆テネリフェに集結、混乱を極めたうえに濃い霧が発生しており、視界が不十分であった。
さらに離陸を焦った機長が管制塔員の指示を良く聞かなかったといった証言もあり、これら様々な要因が事故の原因とされている。
尚、70周年による公式な追悼式典は特に行われなかった。


2017年3月27日(月)

サマータイム開始も各地で大雪注意報

暦の上では春、また昨日からサマータイムも始まったイベリア半島であるが、中央部山間部などでは本日大雪となる恐れがある。
気象局によると、マドリッド、アビラとセゴビアでは大雪注意報が発令されている。
また半島北西部では標高1500〜2000メートル以上で、それ以外の地域でも1800メートル以上で雪となる模様。
さらにピレネー山脈付近では霜の予報がでている。

世界最軽量の松葉杖、スペイン企業が製作

英国バーミンガムで本日より開催される国際イノベーション賞で、スペイン企業が製作した世界最軽量の松葉杖が最終選考に残った。
この企業はマドリッドの従業員6人という小さな会社で、その重さわずか100グラムという軽量の杖を製作した。
製作の経緯は、従業員の一人が航空事故に巻き込まれ、長期に渡って松葉杖の使用を余儀なくされたことによる。
この従業員は、ただでさえ怪我で参っているのに、重く不細工で使いづらい松葉杖は精神衛生上にも 良くないと考えたという。
この杖はその軽量さだけでなく、デザインも人間工学的に設計されており、腱鞘炎になりにくいよう配慮されている。
また色もオレンジや紫といったカラフルなものから選択でき、メンタル面でもポジティブになれる。
現在は主に、海外で販売されているが、多くの人がその機能性とデザインからドイツ製品であると思い込んでいる、と社員の一人は苦笑した。
また、スペインの公的機関からの援助が全くないことを嘆きつつも、最近フアン・カルロス前国王が利用しているのがメディアで映し出され、良い宣伝になったとコメントしている。

ディアス氏、PSOE党首立候補を正式発表、党重鎮集結

アンダルシア州知事のスサーナ・ディアス氏は、昨日所属する社会労働党(PSOE)の党首選への立候補を正式発表した。
マドリッドの見本市会場で開かれた集会には約6000人(主催者発表では9000人)の党員が参加し、同氏が立候補を表明すると大きな歓声と拍手が沸き起こった。
この集会には、フェリペ・ゴンサレス、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ元首相を始め、同党の黄金期を支えた重鎮らが多く出席した。
また同党選出の州知事や地方自治体の首長も多く参加し、ディアス氏の党内での支持率の高さをうかがわせた。
これで同党の党首選候補者は3名となった。


2017年3月24日(金)

カタルーニャ州予算を巡り、PPとC'sに歩み寄り

カタルーニャ州議会が、カタルーニャのスペインからの独立の賛否を問う住民投票を行なうための費用をその予算内に組み込んだ事に対し、PPとCiudadanosは協力してその違憲性を憲法裁判所に訴える構えを見せた。
憲法裁判所への控訴は50名以上の議員のサインが必要であり、PPが持つ32議席では不十分であるため、Ciudadanosとの一致協力が必要となる。
PPの違法資金源についての調査委員会設置案をめぐり、PPとCiudadanosとの間には顕著な関係悪化が見られていたが、そう言った中で今回の動きは、最初の関係修復に向けた動きとも見られる。

マドリッド、レガネスにスペイン最大のアウトレットショッピングセンターがオープン

マドリッドのレガネス市郊外に、本日、スペイン国内最大のアウトレット・ショッピングセンターがオープンした。
ベネズエラのサンビル・グループによる5900万ユーロの投資によって作られたこの巨大ショッピングセンターは、サンビル・アウトレットと命名され、2400台収容の駐車場を持つ。
スペースの51%がファッション関連、35%が娯楽とレストランに、9%が食品関連に、そして5%がその他のサービスに充てられている。


2017年3月22日(水)

バルセロナとバレンシアでジハディスト3名を逮捕

国家警察とカタルーニャ警察の共同捜査により、新たに3名のジハディストが逮捕された。
その内の2名はバルセロナのロダ・デ・テル市に住む26歳と37歳のモロッコ人男性で、残り1名はバレンシアのベネトゥセル市に住む同じくモロッコ人の45歳の男性。
いずれもネットを利用して、聖戦の名のもとにテロ活動への参入を促していた。
2015年に、スペイン政府がテロ警戒レベルを最高レベルから2番目のカテゴリーであるレベル4に上げ、今もこれが維持されているが、レベル4になってからスペイン国内で逮捕されたジハディストの数は、これで195名にのぼる。

巡礼者に性的虐待行為を行なったとして男性を逮捕

昨日の午後3時〜4時ごろ、ルーゴ県のサリア市で、女性巡礼者に飛びかかりその身体を触り、キスをしようとした男性が、逮捕された。
被害にあったのはドイツから来た巡礼者で、事件があった2時間ばかり後に現地の治安警備隊へ被害届けを出した。
逮捕されたのは61歳の地元男性とのこと。


2017年3月21日(火)

春到来、高温多雨の予測

昨日のスペインイベリア半島時間の午前11時29分より、暦の上で春が開始した。
国立天文台によると、春は92日と18時間続き、夏の開始は6月21日午前6時24分となる。
尚、気象局は、現在のところ具体的な数値は示していないものの、今年の春は平年より降雨が多く気温も高めであると予測している。
一方、春が到来した昨日は各地とも良い天候に恵まれたが、本日以降気温が下がり、半島中央部などを中心に降雪に見舞われる地域もある見込み。

子供のサッカー、父親同士が殴り合い

先週日曜日にマジョルカ島で行われた12歳〜13歳カテゴリーのサッカーの試合において、ライバルチームの親同士が喧嘩を始める騒ぎが起きた。
事の発端は試合中、ぶつかった選手同士でちょっとした小競り合いが起きたことによるもので、これを見た選手の父親とみられる男性らがピッチに乱入し、殴る、蹴る、つかみ合いなどの喧嘩が始まり、会場は騒然となった。
結局選手である子供たちが止めに入ったが、通報を受けた警察官が駆け付けるまで争いは続いた。
この様子を撮影した動画はネット上やテレビのニュースで公開され、子供の模範となるべき親たちに対する批判が高まった。
尚、この日スペインでは父の日であった。

カセレスで和牛イベリコの生ハム製造

エクストレマドゥーラ州カセレスで畜産業を営むアルフォンソ・ガルシアさんは、現在、和牛種の牛とガリシア産の牛などを掛け合わせた新種で和牛イベリコの生ハムを製造している。
この和牛種はドイツやオーストラリアから輸入されたもので、イベリコ豚と同様どんぐりで飼育されている。
ガルシアさんによると、その味はイベリコ豚のそれよりもソフトであるが独特の風味があるという。
ガルシアさんの両親の実家がそれぞれに畜産業を営んでいたが、本人はマドリッドで弁護士として働いていた。
畜産業を行うにあたって、何か新しい事をしなければと思いついたのが和牛イベリコだと言う。
まだ改良しなければいけない点はあるが、夏頃にはレストランなどで出回る見込み。
尚、価格はキロあたり200ユーロとしている。


2017年3月20日(月)は19日(サン・ホセの祝日)の振り替え休日にあたるため、ニュースはお休みさせていただきます。


2017年3月17日(金)

IAGグループ、新ローコスト航空会社LEVEL稼働間近

イベリア航空と英国航空によって構成されるIAGグループは、新たにローコスト航空会社を設立し、これをLEVELと命名した。
LEVELはバルセロナを拠点にして、間もなく新路線の格安サービスを開始する。
予定では、6月1日よりバルセロナ − ロス・アンゼルス線が、6月2日よりサン・フランシスコ線が、6月10日よりプンタ・カナ線が、そして6月17日よりブエノス・アイレス線がその運行を開始する。
運賃はブエノス・アイレス線が149ユーロ〜、ロス・アンゼルス線、サン・フランシスコ線はいずれも99ユーロ〜、プンタ・カナ線が149ユーロ〜となる模様。

スペイン国民一人当たり24000ユーロの借金

スペインの財政赤字は悪化を続けており、今年1月時点で1兆1.140万ユーロとこれまでの最高値を記録した。
これを4650万人の人口で割ると、国民一人当たり約24000ユーロの借金をしている計算となる。
スペイン人の収入で最も一般的な金額が、年収にして16.490ユーロであるため、国民の多くが、国民一人当たりの負債額を返すだけで1年以上の労働をしなければならない事となる。
これで33カ月間連続で財政赤字は1兆ユーロを越えており、今年1月の赤字額は前年度同時期に比較して3.9%の増加となった。


2017年3月16日(木)

犬の断尾を禁止

本日行われた国会で、スペインにおける犬の尾の切断手術の全面禁止が決定した。
これは、1987年に結ばれた動物保護に関する欧州協定の確認の意味を込めた決定で、同協定によると、治療以外の目的で外科手術を行なう事を禁止している。
PP、ERC等の両党は猟犬種についてのみ断尾を認めると言う意見で一致を見せたが、これもPODEMOS、PSOE、ERC等の反対により禁止対象となった。
また、Ciudadanos、PNVは共に棄権票を投じた。

アンダルシアの飲食店に水道水無料提供を義務化

アンダルシアでは、全ての飲食店に水道水の無料提供を義務化する条例の施行に向けて、この春より手続きが開始されるが、それに先立ち、すでにコルドバ県では、これを推進するためのオリジナルデザインの容器を飲食店や消費者に配り始めた。
これは、一度使用しただけで捨てるのではなく、何度も繰り返して利用することを促し、これにより、ペットボトルに詰めて販売されているミネラルウォーターや、甘味飲料などの使い捨て文化に歯止めをかけようと言うもの。
また、長期保存する必要がある市販の飲料とは異なり、注ぎたての水道水の方が健康にも良いとして、水道水の消費を勧めている。
 水を飲むと言う、人間にとって不可欠な行為は、誰にとっても保証された権利であるべきであるとして、プラガ、パリ、マイアミ、ニューヨーク、サン・フランシスコ、メルボルン、ケベックなどでも、同様の試みがすでに行われているとのこと。
スペイン国内でも、コルドバに先立って、すでにパンプロナ、サン・セバスティアンなどで始まっている。


2017年3月15日(水)

カタルーニャ、ジロナでジハディストを逮捕

治安警備隊は本日、ジロナのサンタ・コロマ・デ・ファルネルスにおいて、ジハディスト1名を逮捕した。
逮捕されたのはモロッコ国籍、43歳の男性。
調べによると、この男性は、すでに昨年7月に逮捕された2名の兄弟同様、シリアやイラクで活動するDAESHに向け、組織的な資金援助を行なっていた模様。
2015年にスペイン政府が対テロ警戒レベルを5段階ある内のレベル4に上げて以来、スペイン国内で逮捕されたジハディストはこれで194名に登る。

サンティアゴでの列車事故裁判、新たな展開

2013年7月24日にサンティアゴ・デ・コンポステーラの傍で起きた国鉄脱線事故は、80名の死者と150名の負傷者を出したが、これまでその責任は唯一、列車の運転士にあるとされていた。
これに対し被害者協会は、スペインの法廷のみならず、EUに対しても同事故の再調査の要請を行なっていたが、事故から3年半経った今、ようやくスペイン国鉄付属の公共企業である国鉄インフラ管理機構にも安全性確保義務を怠った可能性があるとして、そのセキュリティー主任に対し、今月23日に裁判所への出頭令が下された。
国鉄インフラ管理機構は、事故が起きたカーブが、「高速列車が利用する線路としては大きなリスクを伴うものである」と言う報告や指摘を以前より受けていたにも関わらず、その改善について何ら対策を立てていなかったとして、その点についての説明が求められる模様。


2017年3月14日(火)

1月の小売店売上げ、0.1%減少

国家統計局(INE)の調査によると、今年1月の小売店の販売総額は、前年同月比0.1%減少した。
また前月、すなわち昨年12月と比較しても1.1%減少している。
このデータは社会学研究所(CIS)が調査を行う消費者景況感の結果(1、2月とも下落)と 呼応する結果となった。
1月は初旬にクリスマス商戦が終了するが、その直後にバーゲンシーズンが始まるため例年売り上げは上昇傾向にあった。
スペイン商業連盟は、期待外れとなった今年の冬バーゲンの売り上げを憂慮している。
同連盟によると、このバーゲンの売り上げは前年比3%増と予測されていたが、所属する中小規模の小売店の多くは前年並みかそれ以下に終わったという。
減益の理由については、前述の景況感の下落のほか、バーゲン期間の自由化で消費者が混乱していること、1年を通じて様々な割引が行われ、買い物がこの時期に集中しなくなったこと、ネットショッピングの増加と政治の不安定などが挙げられる。
同連盟会長は、シーズン自由化により、以前とは様相が変わってしまった、クリスマス商戦から値下げが始まり、バーゲンシーズンの魅力が薄れてしまったと述べ、業界からはバーゲン規制の復活を望む声も上がっているとした。

ホームレス侮辱のユーチューバーに2000ユーロ支払い命令

ユーチューブで自分のビデオをアップする事を日常としているユーチュ―バーが、ホームレスを侮辱した罪で起訴され、2000ユーロの保釈金支払い命令を受けた。
この男はバルセロナ在住の19歳で、クリームの代わりに歯磨き粉をはさんたクッキーを作り、ホームレスの男性に20ユーロを渡してこれを食べさせ、その様子をビデオに撮影してアップした。
バルセロナの裁判所に出頭したこの男とその弁護士はメディアの取材に無言を通し、法廷内でも被告は黙秘権を行使した。
裁判ではこの男に対し、パスポートのはく奪や定期的な裁判所出頭命令も言い渡された。

マドリッド地下鉄4番線、一時不通に

昨日午後5時15分頃、マドリッド地下鉄4番線のセラーノ駅で、ホーム付近に設置してある電気ケーブルから火花が飛び、煙が発生したがすぐに消火された。
だが大事をとって駆け付けた消防隊員がケーブルの状態などを調査、この間同路線のゴヤ駅とコロン駅間が普通となり、約4時間後に復旧した。


2017年3月13日(月)

セウタ以外の全ての自治州で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、セウタ以外のすべての自治州に大雨、強風、大雪などによる警報・注意報を発令した。
それによると、バレンシア州では内陸部の山間部では大雪警報、それ以外の地域の一部では大雨警報が出ているほか、沿岸部では高波や強風警報もでており、最大風速は90キロに達する見込み。
また、ムルシアでも山間部で大雪警報がだされている。
アンダルシアでもグラナダ、アルメリアとハエンの山間部で大雪警報がでている。
カナリアス諸島では最大風速が90キロに達すると予測され、強風警報が発令されている。
アラゴンではテルエルで大雪警報がでており、標高1000メートル以上では20センチ程度の積雪となる見込み。
アストゥリアスとカンタブリアでも大雪警報がでているが、先週起きた森林火災は降雨と気温の低下により鎮火に向かっている。
さらにラ・マンチャではアルバセテで大雨注意報が出されているほか、カスティージャ・イ・レオンでは大雪・強風注意報が出ている。
各自治体は警戒にあたっているが、特に火祭りの始まったバレンシアでは、強風、大雨による機材の倒壊を防ぐよう注意を呼び掛けている。

ディアス氏、PSOE党首選出馬表明は26日

アンダルシア自治州知事ののスサーナ・ディアス氏はかねてから同党党首選への出馬が噂されていたが、今月26日にマドリッドで行われる集会で正式発表する見通しであると関係筋が明らかにした。
これで同党首選の候補者は、元バスク州知事のパッチ・ロペス氏と元党代表のペドロ・サンチェス氏に次いで3人目となる。
ディアス氏は社会党色の強いアンダルシアを守り続けて、党内での影響力は大きいが、昨年起きた一連の党内紛で、党員の支持率が低下しているとされる。
尚、すでに立候補を表明している2氏は、この報道についてのコメントは行っていないが、民衆党PPアンダルシアからは、批判の声が上がっている。

カナリアスでスターウォーズの次作ロケか

カナリアス諸島のフエルテベントゥーラ島自治体は、米ディズニーピクチャーに島南部での撮影を許可したことを明らかにした。
同社のどの映画が撮影されるのかは明らかにされていないが、スターウォーズの次作で、主要登場人物の一人であるハン・ソロの青年時代を描いたスピンオフ映画ではと予測されている。
撮影は年内で、主に島内の砂漠地帯がロケに使われるとみられる。
フエルテベントゥーラではこれまでもその独特の地理的条件から、エジプトやモロッコを舞台としたハリウッド映画の撮影地となったことがある。


2017年3月10日(金)

マドリッド中心部、明日は駐車禁止に

大気中の二酸化窒素含有量が規定値を越えたため、本日、マドリッド市では環状線M30と、マドリッド市内へのアクセスルートとなる道路での速度制限を、最大で70キロに設定した。
また、明日はマドリッド市内中心部における、住民以外の車の駐車が禁止となる。
市は明日の正午時点での大気の状況次第で、翌日、日曜日に適用される対策を発表する事となる。
尚、明日の駐禁については、地域住民の車以外にも、商用車、学校の送迎車、タクシー、身体障害者が利用する車、排気ガス・ゼロ車などは対象外。

11−Mの服役中テロリスト、来年には僅か8名に

2004年にマドリッドで起きた列車テロ事件に関与したとして取り調べを受けた116名の内、実際に裁かれたのは28名で、その内の21名が国家裁判所より有罪判決を受け、最終的に最高裁によって有罪判決が確認されたのは18名だった。
その後、すでに次々と釈放され、あれから13年経つ今も服役しているのは僅か10名で、2017年が終る頃には残り8名となる。

ルーゴ県、ショーベ市で古代巨大墳墓を発見

ガリシアのルーゴ県、ア・マリーニャに属するショーベ市のユーカリ林の中で、これまでにア・マリーニャで発見されている巨石墳墓の中では最大級のものが新たに発見された。
その規模は直径30メートル、そして地下の空間は高さ2.5メートルに及ぶもので、非常に良い保存状態にあるとのこと。
しかしながら、発掘の痕跡が認められることから、過去、いつの時代かに墓荒らしがあったか、或は、単純に使用されていた石を他の用途に利用するために持ち出す、などの行為があったと思われる。
上空から撮影された写真が今回の発見につながったと言う。


2017年3月8日(水)

マドリッドの地下鉄、3月10日のスト解除

マドリッドの地下鉄の運転手組合は、先月24日の金曜日と27日の月曜日に部分ストを行なったあと、毎週金曜日の無期限ストに突入していたが、今週の金曜日、10日のストが解除される事となった。
組合側によると、このスト解除は、マドリッド地方行政と地下鉄会社から「ストをやめて話し合いを」と言った要請があったの対する対応であるとのこと。
話し合いを求めて来たのに対し、その機会を設けるためのスト解除であって、実際にその話し合いが行われないような場合には、すぐにまたストが再開されると警告している。

2016年、住居価格は4.7%の高騰

国家統計局発表によると、2016年のスペインにおける住居価格は、前年度比較4.7%の高騰となり、9.8%の値上がりを見せた2007年以来の最高値となった。
経済危機に突入したあと、スペインにおける不動産は、2008年には前年度比−1.5%、2009年度には−6.7%、2010年度には−2%、2011年度には−7.4%、2012年度には−13.7%、2013年度には−10.6%と転がり落ちるように下がり続け、2014年になってようやく0.3%のプラス値に転向し、2015年にはプラス3.6%となっていた。
2016年度の平均4.7%のプラス値の内訳を見ると、新築物件ではプラス6.5%、中古物件はプラス4.4%であった。
2016年はスペイン全国的にプラス値となったが、最も大きく値上がりしたのがマドリッドで8.6%。
これにカタルーニャの7%、バレアレスの6.2%、メリージャの5.3%、セウタの5.2%が続いた。
また、値上がり率が最も小さかったのはカスティージャ・ラ・マンチャの0.8%で、これにカスティージャ・イ・レオンの1.1%が続いた。


2017年3月7日(火)

フランス管制官スト、本日は28便欠航

フランスの航空管制官のストライキの影響は本日も続いており、午前9時の時点でフランスとスペイン間を結ぶ28便が欠航となった。
最も影響を受けているのはバルセロナのプラット空港で、本日予定されている62便のうち、16便がキャンセルとなっている。
また、マドリッドのバラハス空港では、67便中3便がキャンセルされた。
尚、昨日は最終的に23便が欠航となった。

チェマ・ポスティゴさん死去、スペインで最も大家族の父親

18人の子をもうけ、スペインで最も大家族の父親として有名だったチェマ・ポスティゴさんが昨日亡くなったと家族が発表した。
チェマさんの妻ロサさんは、ソーシャルネットワークのインスタグラムに入院中の夫の写真をアップし、その死を伝えた。
それによると、チェマさんはこの1カ月で体重が11キロ減り、2週間前に激しい痛みを訴えて病院に駆け付けたところ、肝臓癌と診断され、治療を受けていた。
どのようにして大家族を維持し、子育てを行うかについてロサさんが執筆した本がベストセラーとなり、昨年第四版が増刷されるほどだった。

バルセロナ地下鉄、車内携帯充電器試験サービス開始

バルセロナ地下鉄は、2番線の車内で携帯の高速チャージができる充電器を試験的に設置した。
各車両に4個のUSBポートがあり、障害のある人でも届くよう低い所に設置されている。
製作したのは地元カタルーニャの企業で、携帯の機種により最高で通常より75%速くチャージできるという。
この試験サービスは第2弾にあたり、第1弾はサグラダファミリア駅、パセオ・デ・グラシア駅や パラル・レル駅のホームに設置された。


2017年3月6日(月)

2016年の離婚・別居件数、7.8%減少

司法評議会の発表によると、昨年の離婚および別居届出件数は、前年比7.8%減少した。
このうち離婚の申請は11万4019件で、前年比マイナス7.6%、別居は5840件で、同マイナス11.5%だった。
自治州別では、最も件数が多かったのはカナリアスとバレンシアで、人口千人あたりの件数はそれぞれ2.9であった。
以下カタルーニャ、バレアレス、アンダルシア、アストゥリアスとムルシアの順。
逆に最も少なかったのはカスティージャ・イ・レオンで、これにカンタブリア、ラ・マンチャ、ガリシア、マドリッドと続いた。

フランスの管制官スト、スペインでも影響

フランスの航空管制官のストライキにより、同国とスペインを結ぶフライトの一部にキャンセルや遅延が起きている。
それによると、初日の本日は現在の所14便が欠航となっている。
また、本日は両国間で計161便の運航が予定されているが、これらのフライトも遅延などの影響を受ける可能性がある。
最も影響を受ける航空会社はブエリングで、75%のフライトがフランス上空を通過するという。
スペイン空港公社は、利用者は空港に向かう前に状況を把握するよう呼び掛けている。
尚、このストは今週金曜日まで続く予定。

11県で強風警報・注意報

気象局は本日、強風による警報・注意報を11県に発令した。
それによると、ウエスカ、ジローナ、レリダ、タラゴナとカステジョンには強風警報が出ており、最大風速は100キロに達する見込み。
また、テルエル、バルセロナ、サラゴサ、ナバラ、アリカンテとマジョルカにも同注意報がでている。
一方、ガリシアやパイス・バスコでは雨となるが、それ以外の地域では天気が良い所も多く、内陸部を中心に気温も上昇する模様。


2017年3月3日(金)

カタルーニャの法務・行政監査機関、住民投票予算に違憲判決

カタルーニャ州政府が有する法務・行政方面に及ぶ監査機関CGECは、カタルーニャ州行政の2017年度予算内にカタルーニャ独立の賛否を問う住民投票を行なうための予算が組み込まれている事について、これが違憲であると同時にカタルーニャ州法にも違反するとの判決を下した。
同監査機関は、カタルーニャ州行政がスペイン国憲法や自治州法から外れた行政を行なわないかどうかを監視する役割を持つカタルーニャ議会から独立した機関で、9名の法学者から構成され、その内の6名はカタルーニャ議会が推薦し、残りの3名がスペインの中央政府からの推薦となる。
また、中央政府が選ぶ3名の内、1名はカタルーニャ議会が示す候補リストの中から選ばれる。
 これまで、カタルーニャ独立推進派を中心としたカタルーニャ州政府は、独立運動についての違憲性をどれだけ憲法裁判所から通告されても、憲法裁判所がスペイン国に属する機関であるがゆえにこれを無視し続けて来たが、今回はカタルーニャ州政府が選んだ同州政府所属の法的機関からの違憲、違州法判決であり、これまでと同様の言い逃れは通らない。
 しかしながら、カタルーニャのプーチデモン州知事は「何と言われようと住民投票は行なわれるであろう」と、今までと同様の表明を続けているが、その合法性についての説得力が大きく欠如している感は免れない。

カタルーニャ市民社会協会、3月19日に反独立デモを招集

カタルーニャ市民社会協会SCCは、今月19日にカタルーニャ独立反対デモ開催を予定している。
同協会によると、デモは現カタルーニャ州政府が進めている反民主主義革命を糾弾するためのもの。
同協会の副会長であるホセ・ドミンゴ氏は、記者会見の中で、現在、カタルーニャ州政府が進めている独立プロセスはあまりにも急ぎ過ぎで、カタルーニャ自らの監査機関が違法判決を下したのを見ても判るとおり、全ては違法行為の上に進められており、このまま 住民投票を行なったとしても、それは違憲であると同時にカタルーニャ法違反であり、それはつまりカタルーニャの民主主義に反するものであると述べた。
デモは3月19日の12時にウルキナオナ広場を出発して、サン・ジャウメ広場で終る。
 また、同協会は元カタルーニャ州知事のアルトゥール・マス氏が講演を行なう予定となっているハーバード大学宛てに、半独立運動について示した書簡を送った事についても明らかにした。
これは、ハーバード大学でカタルーニャの名を語って演説する者があっても、その内容はカタルーニャ全てを代表するものでは無いと言う事を知らしめるためであるとホセ・ドミンゴ氏は語る。


2017年3月2日(木)

カタルーニャ国民議会、独立後のスペインとの2重国籍を保障

この数週間、カタルーニャ国民議会ANCは、カタルーニャ独立に反対する人々や、意思が明白でない人々を独立賛成に仕向けるための大規模キャンペーンを繰り広げている。
その一環として街頭でのビラ配りを続けているが、その内容の中で特に目を引くのが次の3点。
*独立後もスペインとの2重国籍を希望する人は、何ら問題無くそれが可能である。
*独立=EU脱退と言われるが、そのようなことは無く、引き続きEUに所属出来る。
*独立後もスペイン語はカタルーニャにおいて充分に尊重されるので、言語上の心配は無い。

2重国籍については、スペイン政府が認めない限り保障出来るものでは無い事は明白であるが、それ以前に、カタルーニャ独立派の中で、同テーマについて議論も決議も行なわれた事が無い。
また、EU加盟国の複数の国から、すでに独立後の脱退が不可避であることを通達されている事は、周知の事実である。
そしてスペイン語については、現時点ですでにカタルーニャではスペイン語による公立の学校教育が保障されておらず、大きな社会問題として未だ解決を見ていない。

カタルーニャ警察:「違法命令には従わない」

カタルーニャ自治州政府が、憲法裁判所命令に背いてカタルーニャ独立の意思を問う違憲住民投票開催の準備を進める中、同時に自治州警察機構のトップを解任し、カタルーニャ独立主義のメンバーをその地位に据えようとする動きが見られる。
理由は、違憲住民投票を力づくで行なう場合、これを阻止すべく中央政府が動くのは明白で、独立派としては、これに対抗するための独自の武力が必要となるため。
今回の独立派の奇妙な動きは、カタルーニャ州警察の現トップであるアルベ−ル・バジェ氏が、「警察は決して違憲、違法命令に従う事は無い」と、カタルーニャ警察機構の法順守の姿勢を表明した事に対する反応で、憲法裁判所命令を無視し続けるための武力確保に向けた第1歩と見られる。
これに対しカタルーニャ警察組合連は、カタルーニャ自治州政府に対し、「警察機構のトップが独立派に取って代わられたとしても、我々警察官は決して違憲、違法命令に従う事は無い」と通告。
また、カタルーニャ警察組合の最大シンジケートであるSAP−Fepolのスポークスマン、バレンティン・アンドン氏も、「カタルーニャ警察の指揮官が誰になろうが、警察官はどのような場合でも違憲、違法命令に従う事は無く、これはカタルーニャに限らず、 世界のどの国においてもそうあるべきことである」と通達。
更に、カタルーニャ警察のまた別の組合SMEのスポークスマン、トニ・カステホン氏は、「カタルーニャ独立運動に警察を巻き込まないで欲しい。 我々警察官は独立運動の鍵となるべきでは無く、また、違憲・違法命令を受けた場合、警察官はそれをどう受け取るかを判断する以前に、違憲・違法であるが故に、無条件に従う事は出来ない。」とコメント。
またカタルーニャ地方警察を含む、カタルーニャに置かれる警察機構全体に及ぶカタルーニャ・警察シンジケート、SPCも他の組合同様に、「法の順守」、そして違法命令についてはこれに従う義務は警察法には存在しないとしている。


2017年3月1日(水)

2016年、マドリッド市での交通違反取締数は1分間に5件

2016年にマドリッド市内において摘発された交通違反件数は270万5893件となり、1分間あたり平均5件の頻度となった。
また、これによる罰金額は平均103.27ユーロで、総額2億7945万9510ユーロに達した。
昨年に比べると60万6千件、7270万ユーロの増加となった。
また、摘発された違反内容については、その半数以上にあたる52.7%が速度違反や信号無視、飲酒運転、運転中の携帯電話利用、シートベルトやヘルメットの未着用などの交通安全に関わるものではなく、駐車違反だった。


2017年2月28日(火)

2015年の死亡数、6.8%増加

国家統計局(INE)の調査によると、2015年の死亡数は42万2568人で、前年比6.8%増加した。
このうち96%は自然死(病死など)によるもので、同7%増加した。
INEによると、病死の死因で最も多かったのは呼吸器系の疾患で、前年比18.3%増加している。
男女別でみると、男性で最も多かったのは腫瘍によるもので、女性の1位は循環器系疾患だった。
尚、腫瘍のタイプで最も多かったのは肺癌、循環器系では心臓発作と狭心症であった。
一方、自然死以外の死亡で最も多かったのは自殺によるもので、前年比では7.9%減少したものの、依然1位を保っている。
これに次ぐのが交通事故で、2015年の死者数は1880人であったが、自殺者の約半分の数値であった。
自治州別でみると、最も死亡数が多かったのはアストゥリアスで、これにカスティージャ・イ・レオンとガリシアが続く。
逆に少なかったのはセウタ、メリージャ、カナリアスとマドリッドだった。
しかしながら、各自治州の年齢層の割合が同じであると仮定した場合の数値では、メリージャが1位で、以下アンダルシア、セウタとムルシアの順となる。

各地で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、北部地方を中心に強風や高波による警報・注意報を発令している。
それによると、アストゥリアスとカンタブリアでは波浪特別警報が出されており、波の高さは最大9mに達する見込み。
また、これらの地域では地上でも強風が予測されており、最大風速は100キロに達する模様。
またパイス・バスコとガリシアにも高波警報が出ている。
同局は他に、19県に強風や高波による注意報を発令している。
さらにレオンでは大雪注意報が出ており、7センチ程度の積雪となる模様。
同局では、特に海沿いの地域の住民に対し、可能な限り海岸や波打ち際を避け、車の運転も十分注意するよう呼び掛けている。

サッカー選手とそのパートナー、31日間の社会奉仕の判決

サッカースペイン・リーグ1部アトレティコ・デ・マドリッド所属のルカス・エルナンデス選手とその恋人に、マドリッド地方裁判所より双方に31日間の社会奉仕の判決が言い渡された。
これは、今月2日未明にこのカップルが口論し、エルナンデス選手が暴力を振るったとして女性側が警察に訴えた事によるもの。
一方のエルナンデス選手も彼女の暴力により軽傷を負い、乗っていた車にも傷をつけられたと訴えを起こした。
このように両者ともお互いの暴力を訴えていたが、判決では双方に刑が下り、さらに恋人には車の傷の賠償として2カ月が加えられた。


2017年2月27日(月)

バルセロナでMWC開幕

世界最大の携帯端末見本市であるモバイル・ワールド・コングレス(MWC)が本日開幕した。
開幕式典は、フェリペ6世国王とカルレス・プーチデモン カタルーニャ州知事出席の下行われた。
国王と州知事は、午前10時10分頃、その他の中央政府閣僚や州政府関係者と共に、ミニバスで見本市会場の第3パビリオンに到着。
出迎えた関係者と挨拶を交わした後、記念撮影が行われた。
その後国王は、スペインおよびカタルーニャ州のパビリオンを視察した。
今回で12回目を迎えるこの見本市は、約200カ国から10万1千人以上の参加を見込んでおり、これまでの最高記録を更新すると予測されている。
また、カタルーニャにもたらす直接・間接的経済効果は4億6千万ユーロ以上とみられている。
尚、この見本市は今週木曜日まで開催される。

パブロ・ラエスさん死去、骨髄提供者増加に大きな貢献

白血病と闘いながら、骨髄提供の大切さをネット上で訴え続けたパブロ・ラエスさんが、先週土曜日にマラガ県マルベージャの自宅で死去、享年20歳だった。
ラエスさんは自らの闘病生活の様子を撮影したビデオをSNSでアップし、その明るく前向きな姿勢が注目を集めた。
彼の訴えにより同県での骨髄ドナーが1000倍に増加するなど、大きく貢献したが、今年1月に移植した骨髄が拒絶反応を起こしたことを明らかにしていた。
マルベージャ市では、ラエスさんの社会的貢献に対して、メダルの授与を予定していたが、彼の死により授与式を取りやめた。
しかしながら、家族らの希望により、改めてメダルの授与が行われる事となった。
関係者らは、彼はこの世を去ったが、決して病気に負けたわけではない、とその勇気と努力を称えた。

マドリッド地下鉄スト、今朝の参加率は7%

先週金曜日に続いて、運転士による部分ストライキが行われているマドリッド地下鉄では、午前中のスト参加率を7%程度と発表している。
現在の所、特に問題は起きていないという。
本日のストは、金曜と同様午前6時5分〜8時40分、午後1時20分〜4時25分、午後5時から7時55分となっており、ミニマムサービスは平均65%に設定されている。
尚、このストは今週金曜日にも行われる予定。


2017年2月24日(金)

バルセロナ市行政、カタルーニャ住民投票協定に同調

本日行われたバルセロナ市議会において、カタルーニャ州議会が推し進めているカタルーニャ独立を問う住民投票の開催に、同市行政が公式に協力することが可決された。
賛成票を投じたのはCiU、ERC、そしてアダ・コラウ市長所属のBarcelona en Comu党の議員等で、PSC、Ciudadanos、PP等が反対票を、そして、住民投票はスペインの法律を無視する形で行なうべきであるとするCUPは棄権票を投じる形となった。

Plaza Rio2、今年10月にオープン予定

マドリッド市内、マンサナーレス川の畔、マドリッド・リオ公園に面する形で現在建築が進められている、巨大なコマーシャルセンター「プラサ・リオ2」は、今年10月のオープンが予定されている。
同センターに出店するブランドは約150社が予定されており、食品部門では、大手スーパーのAl Campoが、ファッション関係ではZARAブランドで知られるインディテックス、H&M、Sfera, Armani, Exchage, El Ganso, Munich, Oveja Negra, Guess, Levis などが、またスポーツブランドでは Foot Locker, Snipes, Adidas, JD Sport, The North Face, Decimas などが、また、宝石関係ではPandora, Tous, Joya & Diseno などが軒を並べる事となる。
また、最上階は飲食関連専門の階となる予定で、3000平米と言うマドリッド最大規模のテラスを持つ展望レストラン街となり、Larrumbaグループ、Wagamam, Five Guys, Starbucks, Haagendazs などの出店が予定さている。
展望テラスからは、目の前に広がるマンサナーレス川を含むマドリッド・リオ公園や、文化財指定を受けるMatedero Madridをはじめ、マドリッド市を広く見渡す事が出来る。


2017年2月23日(木)

若者の68%が職場で能力を発揮できず

調べによると、スペインの25歳以下の若者就労者の68%が、学業で習得した知識を生かす事の無い職場で働いている。
特に目立つ業種としては商店やホテル・飲食業で、対象年齢層を下げると、このパーセンテージは更に増加し70%に達するとのこと。
大学を卒業し、中にはマスターコースまで終了した若者が、その知識を生かす場を得る事が出来ず、スーパーマーケットのレジやレストランのウェイターと言った職種に就いている例が多く見られる。
このような状況の中、スペイン国内で自身の知識を生かせる職に就けない為に外国へ移住する若者が増加しており、それはすなわち、若い才能がスペインで活躍することなく国外へ流れ出ている事となり、この状況が続くと、今後のスペインの発展に大きなブレーキがかかるとして懸念されている。

異性間暴力による死亡者数、2008年以来の数に

2017年が始まって僅か2カ月弱の間に、交際相手、過去に交際のあった相手、夫、又はかつての夫により殺された女性の数は、 すでに15人に達した。
昨年の同時期には11人、一昨年の同時期は5人であったが、今年は同じく15人に達した2008年以来の最悪の数値となっている。

スペイン中央以南で泥の雨

南からの風により、サハラ砂漠の砂がスペイン南部から中央部にかけての大気中に広がったところで雨が降ったため、アンダルシア、ムルシア、バレアレス、セウタ、メリージャなどで泥を含んだ雨となった。
気象局によると、この状態が明日の金曜日も続くとの事。


2017年2月22日(水)

マドリッド地下鉄、24日よりスト

マドリッド地下鉄の運転手組合は、今月の24日と27日に部分的ストライキを開始する。
ストの時間帯は6:05〜8:40、13:20〜16:25、17:00〜19:55とのこと。
また、この二日間のストを行なったのち、現時点では無期限で毎週金曜日に同様のストが繰り返される予定。

マドリッド市行政、2017年度ワールド・プライドの準備を開始

世界最大規模で行われるLGTBI(レスビアン、ゲイ、トランスジェンダー、バイセクシャル、インターセクシャルの頭文字)の祝典「ワールド・プライド」は、今年、マドリッドでの開催が予定されており、市行政はすでにその準備を開始している。
開催時期は6月23日から7月2日までの10日間で、この間、およそ200万人以上の参加が見込まれている。

ラホイ首相とプーチデモン・カタルーニャ州知事、1月11日にモンクロアで会談

マリアーノ・ラホイ首相とカタルーニャの州知事プーチデモン氏の間で、去る1月11日にマドリッドのモンクロアにおいて会談が持たれていた事が明らかとなった。
会談は極秘の内に行われ、そのカモフラージュを兼ねて、前日にバルセロナにおいてソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア副首相と カタルーニャの副州知事オリオル・ジュンケラスによる会談が行われていたこともあり、これまで表には出てこなかった模様。
副首相と副州知事による会談と同様に、首相と州知事の間で持たれた対話においても、中央政府とカタルーニャ独立勢力との間での歩み寄りは見られなかった模様。


2017年2月21日(火)

2018年より買い物袋の無料提供撤廃

農業・漁業・食料・環境省は、来年1月1日より、商店での買い物袋の提供を完全有料化すると発表した。
すでに大手スーパーなどでは完全有料化が進んでいるが、特に個人商店などではまだ無料の所も多く、また店舗によってその料金も差がある。
これらを是正し、EUが定めた環境保護の指針に沿った規制を行うのが政府の狙い。
尚、袋の料金はサイズやタイプによって最低5セントから最高30セントとなる。

ウルダンガリン被告らの収監、決定は木曜日に

パルマ地方裁判所は、「ノース事件」でそれぞれ6年3カ月と8年6カ月の判決を受けたイニャキ・ウルダンガリン被告と 元共同経営者のディエゴ・トーレス被告を即時収監するかについての決定は、今週の木曜日に両者出頭のうえ、行われると発表した。
これは判決が言い渡された直後に検察側が申請したもので、両者が最高裁に上告する可能性も高く、その最中に海外逃亡や証拠隠滅を防ぐ目的で行使される。
ウルダンガリン被告の弁護士はこの可能性を否定し、即収監は正しい判断ではないと訴えている。

テネリフェ柴崎選手、バルセロナに数日滞在

Jリーグの鹿島からスペインリーグ2部のテネリフェに移籍したものの、環境に馴染めず体調を崩していると報道されている柴崎岳選手が、チームの許可を得てスペイン本土のバルセロナに移動した。
同選手は、代理人に付き添われてバルセロナ・プラット空港のターンテーブルで荷物を待つ様子がメディアに撮影されている。
同チームの広報によると、柴崎選手は個人的な理由でバルセロナに数日滞在するが、今週の水曜か木曜にはテネリフェに戻り、チームの練習に合流するという。


2017年2月20日(月)

フェリペ国王の義兄、収監先はバダホス?

スペイン王室を巻き込んだ一連の疑獄事件「ノース事件」の判決が先週金曜日に言い渡され、フェリペ6世国王の義兄にあたるイニャキ・ウルダンガリン被告は、6年3カ月の実刑を受けたが、現在はその収監先が注目されている。
いくつかのメディアは、エクストレマドゥーラ州バダホスの刑務所の確率が高いと報じている。
その理由は、この刑務所の収容人数が500人程度と小規模で、バスク独立派ETAのテロリストの数も少なく、ほとんどが独房で落ち着いた刑務所といえる。
また、同被告の妻であるクリスティーナ王女は無罪となったが、現在居住しているスイスのジュネーブから、ポルトガルに転勤する予定があるという。
同王女のポルトガルの職場とこの刑務所は車で2時間半ほどであり、夫を訪問しやすい地の利といえる。
当初は、ウルダンガリン家の地元に近いバスク州アラバの刑務所を希望しているとも言われていた。
この刑務所はより近代的でプールやジムも完備しているが、ETAのテロリストも多く収監されているという。
尚、スペインの法律では、テロリストでない限り、指定された期間内に出頭すれば、希望する刑務所に収監される。

AVEの車内サービス、26日からスト

スペイン国鉄レンフェの高速列車AVEやその他の長距離列車でサービスを行っているケータリング会社の社員が所属する労働組合は、今月26日からストライキを行うと発表した。
今回のストは企業側との労働条件の折り合いがつかなかったためで、7日間連続で予定されている。
影響を受けるのはAVEと長距離列車で、国際路線も含まれるため、フランスのマルセーユ、リヨン、トゥールーズとパリ行きも対象となる。
尚、労組はスト開始前にも協議を数回行うとしている。

マドリッド州、片道切符・回数券のカード導入へ

マドリッド自治州は、今年中に公共交通機関のチケットのカード化を導入する予定であると発表した。
現在片道切符や回数券は、無記名でその都度購入する必要があったが、このカードは定期券同様記名式で、チャージができるという。
カード購入の際には4ユーロのデポジットが必要だが、カードを返却すれば返金される。
同州ではこれまで、26歳以下向けの特別パスで成功したが、一方で、失業者向けのパスは失敗に終わった。
その理由は、このパスの対象者となる条件が厳しすぎて、失業者の99%がこのパスの恩恵を受けられなかったためである。


2016年2月17日(金)

ノース事件、クリスティーナ王女に無罪判決

国王ドン・フェリペ6世の妹であるクリスティーナ王女の夫、イニャキ・ウルダンガリン氏が中心となって運営されていた非営利団体 Noosが、横領、詐欺、背任、マネーロンダリング、脱税などの罪に問われ裁判が行われていたが、本日、バレアレス州裁判所は同事件に関与した17名に対し、その判決を下した。
これにより、イニャキ・ウルダンガリン氏は6年3カ月の実刑を、そしてその共同運営者であったディエゴ・トーレス氏は8年6カ月の実刑を受ける事となった。
また、夫の協力をしていたとの疑いで同様に訴えられていたクリスティーナ王女は、無罪判決となったが、間接的に金銭的な恩恵を受けたとして、265.000ユーロの支払を命じられるに留まった。

財政赤字、国民総生産の98.98%まで低下

本日のスペイン銀行発表によると、スペイン国家予算の赤字額は2015年に国民総生産の99.8%であったのに対し、2016年度には98.98%まで下がったとのこと。
しかしながら、これは予算の赤字が減少したのではなく、国民総生産高が増加したことにより、それに対するパーセンテージが下がっただけ。
実際には赤字額は2015年に比べて324億3800万ユーロの増加となり、その総額は1,105兆ユーロに達している。
この98.98%の数値が確認されれば、スペインはEUから要求されていた99.4%の目的を果たせたこととなる。


2016年2月16日(木)

マドリッド、外人ツーリストがスペイン人ツーリストを上回る

2016年の1月から12月までの間に首都マドリッドを訪れたツーリストの内、スペイン人による国内旅行者の数が4.433.857名で2015年度より0.49%減となったが、その一方で、外国人ツーリストの数は4.600.470名で前年度比3.8%増となり、国内旅行者の数を上回った。
マドリッドを訪れた外人ツーリストの中で最も多かったのは米国人の567.710名で、これに英国人(361.992名 )、イタリア人(342.366名)、フランス人(314.226名)、ドイツ人(252.804名)が続いた。

Talgo社、Renfeと競合の構え

スペインの鉄道網は、ほぼ全国的に国鉄RENFEによる独占状態となっているが、欧州委員会は2020年を、同状況を是正し、自由化するための期限として定めている。
これにより、間もなく鉄道オペレーションの可能性はRENFE以外の企業にも開かれることになる為、それに合わせた準備が進められており、Talgo社も自由化と同時に鉄道サービスを開始するための法人「モーション・レール」の登録を完了させた。
今後、同法人が鉄道サービス提供に必要なライセンスを申請する事となる。
これまで列車製造業者としてTalgo社とのライバルでもあったCAF社も、同様に鉄道サービス提供に必要なライセンスの申請手続きを開始した模様。


2016年2月15日(水)

RENFE、長距離列車と高速列車の料金を本日より1%値上げ

スペイン国鉄RENFEは、本日より、長距離列車と高速列車の料金の約1%の値上げに踏み切った。
これにより、例えばマドリッドーバレンシア間の運賃が、従来の72.4ユーロから73.1ユーロに、マドリッドービゴ間の運賃が56.1ユーロから56.6ユーロに、マドリッドームルシア間の運賃が47ユーロから47.4ユーロとなる。
RENFEが最後にこれらのサービスの値上げを行なったのは2012年で、今回は5年ぶりの料金改正となる。
しかしながら、2012年の値上げがあったあと、同年は利用者数が大きく減少したため、翌2013年には一気に11%の値下げを行なっており、今回の5年ぶりの僅か1%の値上げは、事実上、利用者にとって大きな影響は無いと見られる。
尚、近距離、中距離列車については、日常生活における公共サービスとしての性格が強いため、今回の値上げの対象からは外されているとのこと。


2016年2月14日(火)

国内移動に航空機の利用増加

国家統計局(INE)の暫定発表によると、昨年国内移動に航空機を利用した人は3千380万人で、前年比8.8%増加した。
鉄道の利用者も増加したが、数値は1.5%にとどまった。
鉄道の数値には、近郊線、中距離と高速列車AVEも含まれているが、このうちAVEだけの数値をみると、前年比4.8%増加している。
しかしながら昨年12月だけの数値をみると、AVEの利用客は6.7%減少した。
空の便に関しては、12月も5.9%増加している。
尚、総合的な数値では昨年の公共交通機関利用者は2.4%増加しており、2年連続のプラス数値となった。

シウダダノス、マドリッドをLGBTIフレンドリーの州に

シウダダノス党は、今週木曜に開かれるマドリッド自治州議会の閣議で、同州を LGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスセクシャル・インターセクシャル)フレンドリー宣言を行うよう提案すると発表した。
これは、今年は6月23日から7月2日にマドリッドで開催される恒例行事「ワールド・プライド2017」を前に州政府のLGBTに対する公式なサポートを表明するための提案。
この団体の旗を関係機関に掲げたり、彼らに対する差別や暴力をなくすためのキャンペーン、さらに州政府が関与するスポーツ大会やイベントなどにおける差別の撤廃を推進する狙いもある。

国王杯決勝、ビセンテ・カルデロンに決定

スペインサッカー協会は、5月27日に行われる国王杯決勝(FCバルセロナ対アラベス)をアトレティコ・デ・マドリッドの 本拠地であるビセンテ・カルデロン・スタジアムで行うと発表した。
このスタジアム選択の理由について同協会は、どちらのチームにとっても第一希望ではないが、地理的にもバルセロナとビトリア(アラベスの本拠地)のほぼ中間に位置していること。そしてアトレティコから同スタジアムの利用要請があったことを挙げている。
アトレティコは来シーズンから新しいスタジアムでプレーするため、これがこのスタジアムで行われる最後の公式試合となる。


2017年2月13日(月)

イグレシアス氏、ポデモス代表に再選

先週末行われた左派ポデモス党の党大会において、パブロ・イグレシアス代表は、89%の得票率で絶対過半数で再選した。
党ナンバー2で、イグレシアス氏に対抗したイニゴ・エレホン氏は40%にとどまり3位に終わった。
これが2回目となる同党の全国大会だが、左翼色の強いイグレシアス氏と社労党との歩み寄りを呼び掛けていたエレホン氏の確執、ひいては党分裂の問題が浮上したが、結果はイグレシアス氏の圧勝となった。
イグレシアス代表には、党内の反資本主義派の支持もあり、今後ますます極左化が進むとみられている。

バルセロナ地下鉄空港線、利用率は67%

今月で1周年を迎えるバルセロナ地下鉄の市内と空港を結ぶL9線の利用率が、当初の予測の67%にとどまっているという。
一日の平均利用者数は7600人で、空港バスの平均の半分以下となっている。
地下鉄側は、これについて、データの調査開始時期などの問題としているが、利用者の多くはいくつかの問題点を指摘している。
最も不満の声が高かったのは路線が市の中心部まで到達しないことで、大学街の駅までいくのは不便というものだった。
また料金が割高で、乗り換えが不可という料金体系の問題を指摘している人もいた。
この路線ではさらに停車駅を増やす工事が予定されているが、利用者が少ないのに駅を増やすのは意味がない、それよりも中心地に行く既存の路線から空港に繋ぐ工事を検討すべきであると指摘する専門家もいる。

柴崎選手、帰国を希望?

スポーツ紙マルカによると、Jリーグの鹿島からスペインリーグ2部のテネリフェに移籍したばかりの柴崎岳選手が、現地の生活に適応できず、帰国を希望しているという。
それによると同選手は、言葉の問題の他に食事にも適応できず、体調を崩して到着後12日程度にもかかわらず6キロも体重を落としたとされる。
一方クラブ側は、同選手が適応に時間がかかっており、体調不良であるのは事実であるが、来週にも練習に参加できる見込みで、帰国希望という話はでていないとこれを否定した。
柴崎選手は、昨年のクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリッド相手に2得点を入れたことでスペインでも話題となり、テネリフェの今冬契約の目玉であった。


2017年2月10日(金)

バレンシアの表記方改正

バレンシア州の州都、バレンシア市の名称は、これまで ”Valencia” と表記されていたが、市行政はこれを標準スペイン語ではなく、バレンシア語の表記法に乗っ取って表記する事を決定した。
これにより、今後、”Valencia” ではなく、 ”e”の文字の上に、左上がり、右下がりのティルデと呼ばれる記号が付く事となる。
カステジャーノと呼ばれる標準スペイン語では、”Valencia” にティルデ記号が付かないだけでなく、ティルデは右上がり、左下がりで、その逆の形をした左上がり、右下がりの記号そのものが存在しない。

グラナダの地下鉄、3月31日より一部運行開始

グラナダ市内の新しい公共交通機関として、地下鉄と路面電車のコンビネーション型サービスが、間もなく3月31日より開始される。
この計画はこれまで延期に延期を重ねて来たが、ようやくその稼働日が発表となった。
しかしがら、3月31日から開始されるサービスは全路線の一部であり、また、その運行時間も始めは朝の8時から午後3時までと極限られた時間のみとなる。
3月31日以降、約3カ月半の猶予の中で、徐々に運行時間帯や運行頻度を充実させると共に、運行範囲を全路線に広げていくとのこと。


2017年2月9日(木)

サッカー国王杯決勝戦はどこで?

一昨日と昨日の二日間に渡って行われたサッカー国王杯準決勝戦で、バルサとアラベスの両チームの決勝戦進出が決定した。
決勝戦の組み合わせが決まったところで、例年、問題になるのが決勝戦の開催地だが、バルサはこれまでにも決勝進出を決めた際、必ずその開催地として最大のライバルであるレアル・マドリッドのホームスタジアムである、サンティアゴ・ベルナベウ サッカー場を指定するのが習わしとなっている。
その理由として、表向きには、同スタジアムが他のスタジアムと比べて、より多くの観戦客を収容出来るからとしているが、実際には永遠のライバルであるレアル・マドリッドのホームスタジアムで優勝することが、バルサファンにとって最大の快感となる事が理由であることは言うまでも無い。
しかしながら、このベルナベウでの開催は、レアル・マドリッドとバルサの両チームが、互いにそのホームスタジアムの提供を常に拒否し続けて来た事を考えると、事実上、あり得ないと考えて良い。

一方、チーム史上初めて決勝進出を決めたアラベスは、準決勝戦に勝った直後から、アスレティック・クルブ・デ・ビルバオのホームスタジアムである、サン・マメスでの開催を希望する旨を伝えている。
またこれについては、ビトリア市の市長、アラバ県議員、そしてバスク州知事などからも賛成の声があがっている。
しかし、サン・マメス スタジアムでは、決勝戦開催日である5月27日の僅か3日後に、アメリカのロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のコンサートが予定されており、これだけの規模のコンサートの準備を僅か2,3日で行なうのは不可能で、仮にアスレティック・クルブ・デ・ビルバオがスタジアムを開催地として提供することに同意したとしても、時間的な無理が生じる。

ここで考えられる可能性は、決勝戦の開催日の変更で、5月27日ではなく5月23日に早める事によって、試合終了後、コンサートの準備に必要な時間を確保すると言うものだが、これとは別に、アトレティコ・デ・マドリッドのホームであるビセンテ・カルデロン サッカー場を開催地として提供したいとのオファーが、同チームから出されている。
アトレティコ・デ・マドリッドの新スタジアムが来シーズンから稼働し始めるため、ビセンテ・カルデロンは間もなく解体される運命にあり、その最後を国王杯の決勝戦で飾ろうと言う、同クラブ会長の意図から来たオファーと見られるが、一昨日行なわれた準決勝戦で、アトレティコ・デ・マドリッドがバルサに敗退したうえに、その敗因の一部が重大な審判ミスであったこともあり、バルサが競う決勝戦にホームスタジアムを提供する事に、激しく反対するアトレティコファンが多い。

パルマ・デ・マジョルカがパルマに

マジョルカ島の中心であり、バレアレス諸島によって構成されるバレアレス自治州の州都でもあるパルマ市は、その正式名称が パルマ・デ・マジョルカとなったり、パルマとなったりと変更を重ねて来たが、2008年以降、3度目となる今回の変更で、「パルマ」として再登録された。


2017年2月8日(水)

マドリッドの地下鉄に“押し屋”登場?

去る1月26日に、マドリッドの地下鉄8番線がその改装工事のために閉鎖となって以来、4番線の利用者が急激な増加を見せている。
朝のラッシュ時(8時前から9時ごろ)、アベニーダ・デ・アメリカ駅の4番線ホームには、毎分100名の利用客のアクセスがあり、2〜3分の頻度で地下鉄が運行されてはいるものの、毎日、大混雑となっている。
マドリッド地下鉄は、少しでも効率を上げ、混雑を軽減するため、満員列車内に乗り込めず入り口付近で溢れている人々を車両内へ押し込むスタッフの導入を開始した。
東京メトロで見られる同職業を真似て導入されたものだが、東京のように力づくで乗客を「押し込む」のではなく、よりスムーズに乗り降りがなされるよう、利用者の「交通整理」をするものであると、その違いを強調している。


2017年2月7日(火)

17県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日もイベリア半島中央以北を中心に強風、大雪、雪崩などによる警報・注意報を発令している。
ナバラではピレネー山脈で大雪警報がでており、20センチ程度の積雪となる見込み。また雪崩注意報も発令されている。
カスティージャ・イ・レオンでは標高600〜900m以上で5センチ程度の積雪と予測され、注意報が出ている。
カタルーニャでは、タラゴナで強風警報がでており、最大風速は100キロに達する見込み。
さらにレリダとジローナでは大雪・雪崩注意報もでている。
ガリシアではア・コルーニャ、ビーゴとポンテベドラで高波やしけなどの海上注意報がでており、波の高さは5メートル程度となる模様。
それ以外の北部地域でも悪天候による注意報がでているため、山間部や沿岸部地域では十分注意するよう呼び掛けている。

マドリッド市バス、新しい改札機を導入

マドリッド市は、今年5月から路線バスの車両に最新式の改札機を導入すると発表した。
導入は5月以降徐々に行われ、2018年には全車両(2000台)に設置されるという。
この機械では検札がより早くなるだけでなく、1回だけの片道切符でもカードで支払うことができ、現金を持つ必要がなくなるという。
また、将来的にはカードの残高を照会したり、チャージなどができるようになるという。
さらに、この改札機には7インチのモニターがついており、支払いなどの情報を確認できるという。

レアル・マドリッド、ビーゴ市長のコメントに反論

先週日曜に行われる予定だったサッカー・スペインリーグのセルタ・デ・ビーゴ対レアル・マドリッド戦は、ガリシアを襲った暴風雨で、ビーゴの本拠地バライドス・スタジアムの天井の一部が破損したため、延期となった。
この件についてビーゴ市長のアベル・カバジェロ氏は、レアル側が中止に不満を訴え、試合を行うようプレッシャーをかけたとし、人命よりも試合を重視しているとコメントした。
これに対してレアル側は反論する声明を発表した。
それによると、市長のコメントは不適切かつ虚偽であり、大変遺憾であるとした。
さらに、クラブとしては30時間以上前に中止の可能性がある場合の規定に基づいて、1.修復の可能性があるか、2.破損したゾーンを閉鎖して行えるか、3.前述の解決策が不可能な場合、近隣のスタジアムで開催できるか、という可能性を提案しただけであるとし、いかなる場合でも観客やスタッフの安全をおろそかにすることはないと強調した。
また、試合の中止はリーガだけでなく、国王杯やチャンピオンズ及びヨーロッパ・リーグなどにも影響し、放送権の問題など、経済的な損害も大きいことも考慮すべきであるとした。


2017年2月6日(月)

BREXITは英国人訪問に影響せず?

先週マラガのマルベージャで、英国のEU離脱BREXITについての講演会が開かれた。
これに先立ち、同国のサイモン・マンリー駐スペイン大使が記者会見を行った。
同大使は、スペインを訪問する外国人観光客で昨年同国が1位であったことに触れ、今後も伸び続けるであろうと話した。
BREXITが勝利して以降は、観光客の減少や、コスタ・デル・ソルやカナリアス諸島などを中心とした在住者の居住ビザの問題などを懸念する声も上がっている。
しかしながら同大使は、英国はEUから離脱するが、ヨーロッパを出て行くわけではないし、スペインは常に英国人のハートの中心に存在する国であり、観光客は今後も増え続けるであろうと述べた。
また、英国はスペインへの投資が第三位の国であり、スペインの同国における資本も重要なものであることを強調し、今後も両国の友好関係は揺らぐことはないであろうと話した。
また同席したマルベージャのホセ・ベルナル市長も、英国人に人気の同市を今後も売り込んでいくと述べた。

悪天候により各地で被害、負傷者も

各地で大荒れとなった昨日、各地で被害が発生し、負傷者もでた。
タラゴナでは、強風で倒れてきた街路樹の側を通っていた夫婦が重症を負い、病院に搬送された。
またムルシアのロルカでも、強風で飛んだ屋根瓦で怪我人が出た。
クエンカでは、やはり強風に耐えられず風車の羽根が折れる事故が起きたが、負傷者はいない模様。
セゴビアでは、激しい雹に見舞われた車が事故を起こしたが、いずれも軽症という。
それ以外の地域でも、通行止めや列車の速度を落として運行するなど、様々な影響がでている。
尚、本日は悪天候も収束に向かい、現在は15県にのみ注意報が発令されている。

25都市で猟犬禁止の要求デモ

昨日、首都マドリッドをはじめとした25都市で狩猟に反対し、特に猟犬の使用を禁止するよう求めるデモが行われた。
主催者は、狩猟そのものが野蛮な行為であるが、特に猟犬に対する扱いは動物虐待であると訴えた。
それによると、猟犬が1〜2シーズン狩猟に利用されると、その後は猟犬として役に立たなくなるため、残酷な方法で処分されるという。
捨てられた犬の多くは、縛られて動けない状態で放置されたり、ロープで首をつられたりして死ぬことが多いという。
主催者は、今年は25都市であったが、来年は32都市でのデモを計画しており、狩猟シーズンが終わるこの時期に行う予定としている。
尚、マドリッドのデモはソル広場から始まり、教育・文化・スポーツ省の前を通り、シベレス広場で終了した。


2017年2月3日(金)

2016年の外国人ツーリストによる消費額、776億2500万ユーロ

国家統計局の本日の発表によると、2016年にスペインを訪れた外国人ツーリストが、スペイン国内で消費した金額は、776億2500万ユーロとなり、前年度より9%多いものとなった。
2015年度にスペインを訪れた6800万人の外人ツーリストによる消費総額は673億8500万ユーロで、前年の2014年と比べると6.8%増しとなっていた。
2016年にスペインを訪れた7560万人の外人ツーリストの中で、最も消費額が多かったのは英国人で、総額162億4400万ユーロと、全体の20.9%を占め、前年度比12.8%のプラスとなった。
これに続いたのがドイツ人で総額110億7800万ユーロとなり、全体の14.3%を占め、前年度比5.3%のプラスを示した。
第3位につけたのがフランスで前年度比8.2%プラス、総額68億4900万ユーロとなり、全体の8.8%を占めた。

スペインのお金持ちトップ200人

エル・ムンド紙発表の最新スペインお金持ちリストによると、TOP200人の内、92名がマドリッドとカタルーニャに集中してる。
マドリッド自治州にはTOP200人の内、40名が住んでおり、その中でのトップが資産68億5000万ユーロで、国内金持ちリストの中では4位となっている。
また、この40名の資産をトータルすると487億4500万ユーロとなり、TOP200人が持つ総資産の20.5%を占める。
カタルーニャ自治州にはTOP200人の内、51名が住んでおり、その中でのトップが資産44億5000万ユーロで、国内金持ちリストの中では6位となっている。
また、この51名の資産をトータルすると428億9000万ユーロとなり、TOP200人が持つ総資産の18%を占める。
TOP200を占める残り108名は、その他の14地方に分散しているが、ナバーラ、セウタ、メリージャには1名も存在しないとのこと。


2017年2月2日(木)

ラホイ首相、カタルーニャの違憲住民投票阻止のため、警察機構を指揮下に置くことも

中央政府とカタルーニャ独立派との関係に歩み寄りは全く見られず、カタルーニャ自治州政府は、憲法裁判所からの禁止令に背く形で、独立に向けてのシステム構築を続けており、7月頭にはカタルーニャ独自の税務システムが整うとしている。
そう言った中、ラホイ首相は、カタルーニャ州政府がこのまま独立準備を続け、違憲住民投票を行なうと言うのであれば、カタルーニャ自治州の自治権を一時的に停止する構え。
具体的にはカタルーニャ州警察の指揮権を地方行政から中央政府に移し、違憲住民投票が行なわれないよう、投票会場となる各地域の学校施設の閉鎖、投票箱の設置阻止などの対策が成されるとのこと。
これに対し、カタルーニャのプーチデモン州知事は、自身のトゥイッターを通じて「カタルーニャは中央政府による投票会場閉鎖を許さない」とのメッセージを、中央政府に向けて打診している。

グラナダへのAVE、開通は2018年に延期

マドリッドとグラナダを結ぶ高速列車AVEの開通は今年の秋の予定とされていたが、政府は再び延期を発表し、2018年の初めごろになるとのこと。
今回の延期に理由として、政府は、工事そのものは年内に終わる予定だが、サービスを開始する前に、数カ月間の試運転機関を設ける必要があるとしている。


2017年1月31日(火)

昨年の外国人観光客、10.3%増加

国家統計局(INE)によると、昨年スペインを訪問した外国人観光客は7千560万人で、前年比10.3%増加した。
この数値は、今月半ばに発表された暫定値をわずかに上回るものであった。
昨年12月の数値だけをみても、400万人が訪れており、前年同月比13.3%増加した。
訪問者を国籍別でみると、最も多かったのは英国人で、前年比12.4%増、これに続くのがフランスとドイツであった。
一方、最も増加率が高かったのはアイルランドで23%、2位はポルトガルであった。
訪問地別では、もっとも多かったのはカタルーニャでこれに続くのがカナリアスとバレアレス、増加率が最も高かったのはバレンシアであった。

政府、トランプ政策への反応控えめ?

アメリカのトランプ大統領は、就任直後から次々と非民主主義的な政策を打ち出し、特に一部の国や難民の入国を一時拒否する大統領令については、内外から強い批判の声が上がっている。
これについて、スペイン政府の反応が他の西側諸国に比べて控えめである、との批判が国内で出ている。
これを受けて、政府のイニゴ・メンデス・デ・ビーゴ報道官がコメントした。
同氏は、スペインと米国は友好国としての長い歴史があり、これを保持していくことの重要性を強調し、一方で、スペインは常に人権や移動の自由を尊重しており、その姿勢に変化はないとしている。
友好国との関係はお互いに尊重しあい、かつ率直に意見を交わすことが正しい、ただし、一部の国の政府が行っているように不必要に騒ぎ立てることはしない、と述べた。
この件については野党各党が強く非難しており、政府の態度を批判している党もある。

リーガ、来季からホークアイ導入へ

スペインサッカーリーグ(リーガ・エスパニョーラ)は、来シーズンから審判補助システム(通称ホークアイ)を試験的に導入すると発表した。
審判の判定ミスが試合を左右することもしばしばあり、先週末の試合ではバルサのゴールが無効とされ、この試合だけでなく、首位争いにも少なからず影響を与えた。
システム導入については、以前から取りざたされており、ブンデスリーグやプレミアムリーグなど、欧州の主要サッカーリーグではすでに導入されている。
スペインではコストが最大のネックであったが、来季終盤頃まで試用期間をもうけ、FIFAの承認を受ければ次のシーズンから本格的に導入される見込み。
サッカー界ではこの決定を概ね評価しているが、なかにはアトレティコ・デ・マドリッドのエンリケ・セレソ会長のようにサッカーの本質が失われる、と反対する意見もある。


2016年1月30日(月)

マドリッド地下鉄、代替バスに利用者の批判続出

先週木曜日より、工事のためマドリッド地下鉄8番線が閉鎖されているが、代替バスの路線に対する批判が相次いでいる。
特に初日の先週木曜日は、始発駅のヌエボス・ミニステリオスで、閉鎖を知らずに空港や職場へ向かおうとした人も少なくなかった。
更にその代替バスが3種類もあることに困惑、そのうえミニステリオス駅からは代替バスさえ出ておらず、地下鉄10番でプラサ・デ・カスティージャまで行き、9番線に乗り換えて、本来は隣の駅であるはずのコロンビアで降り、そこから更にバスを最低1度は乗り換えることになる。
これを知って怒りをあらわにする利用客は多く、なぜ地下鉄の路線同様1本にできなかったのか、理解に苦しむと言った声や、このルートを考えた人は普段地下鉄を利用しないに違いない、大きな荷物を持ってバスを乗り換えることの不便さを考えていないと、半ばあきれながら話す人もいた。

ペドロ・サンチェス氏、PSOE代表再出馬を表明

社労党(PSOE)前党首のペドロ・サンチェス氏は、先週土曜日、同党の代表選に再出馬すると発表した。
サンチェス氏は、セビージャのドス・エルマナスで行われた党集会で演説し、2000人の支持者を前に出馬を発表すると、大きな歓声があがった。
さらに同氏は、暫定的に党の執務を行っている執行部を批判し、与党のいいなりや付属物のようにならない、社会労働党を再び目指すと宣言した。
党首選には、元バスク州知事のパッチ・ロペス氏がすでに出馬を発表している。
一方で、出馬が予想されるアンダルシア州知事のスサーナ・ディアス氏はいまだ沈黙を守っているが、意見が対立するサンチェス氏がそのお膝元で立候補を表明したことで、今後の動向が注目される。

地方の過疎化拡大

地方自治体連盟が昨年行った調査によると、地方の村落の人口減は止まらず、特にソリア、クエンカやテルエルに属する村落での減少が顕著であるという。
また短期または長期のタームで、全国4000の村や集落が過疎化に陥る危険があるという。
さらに1990年から昨年までの間に、358村が人口100人以下となった。
これらの問題は、高齢化、雇用、農業従事者の減少などから起きており、多くの若者が都会に流れるという、世界中で起きている問題であるが、同連盟は解決への道を探るには各自治州の協力や国レベルでの対応が必要であるとしている。


2016年1月27日(金)

バレアレス沖海底でローマ時代の船を発見

バレアレス諸島のカブレラ島沖、水深70メートルの海底で、約1800年前のものと思われる船とその積み荷が発見された。
実際に発見され、その調査が開始されたのは昨年10月で、最初の調査結果を添えた発見報告が本日、パルマ・デ・マジョルカの行政に報告された。
船体そのものは、大量の積載物の下敷きになり、覆い隠されたかたちとなっている。
積み荷のほとんどは、アンフォラと呼ばれる、当時、船に積むために作られた陶器の長細い容器で、その様子から察するに、これまでに人目に触れる事が無く、沈没した時のままの状態でこれまで保存されてきたとのこと。
この辺りの水域は自然保護地区となっているため、盗難の被害を逃れた歴史遺産が数多く残っており、これまですでに12か所で同様の発見が報告されている。

レティロ公園に新しい展望台

マドリッドのレティロ公園内にある最も大きな池の岸辺には、その最上部にアルフォンソ12世の像を頂くモニュメントがあるが、マドリッド市行政は、これを60.000ユーロの予算をもって改装する予定で、工事が終ればモニュメント内に入場し、上部の展望台へ登る事が可能となる。
予定では今年7月には工事が完了するとのこと。


2016年1月26日(木)

プーチデモン氏の演説、国際的反響無し

一昨日、カタルーニャ自治州政府はブリュッセルで、EUの支持を求めカタルーニャ独立についての演説を行なったが、その翌日、これについての記事を掲載するマスメディアはほとんど無かった。
カタルーニャ自治州政府は、同演説を行なうに当たって、各国の新聞社に対しその宣伝広告掲載費として127.000ユーロを費やしたが、各新聞社はその費用に応じた広告を掲載しただけで、演説後、これを取り扱うことは無く、各国のメディアは沈黙を守った。
そう言った中で、同様に広告費を受けていたアイリッシュ・タイムズやスコットランド独立派のザ・ナショナル紙などが、形式上とも言える程度の記事を僅かに掲載した模様。
それら同演説の記事を一部取り扱った新聞社によると、カタルーニャ州政府は一方的に演説を行なうのみで、マスコミからの質問は一切受けないと言う姿勢を取ったため、記者等が抱く最大の疑問、すなわちスペイン国憲法に違反する「独立を問う住民投票」をいかに合法的に行なうつもりなのかと言う点について、何ら説明が無かったとのこと。
 各国メディアへの広告掲載費用に加え、カタルーニャ州政府首脳陣のブリュッセル訪問に費やした巨額の費用についての説明もカタルーニャ議会で行われていないうえに、国際社会で孤立し、EU機関からも無視される形となった今回のブリュッセル訪問について、カタルーニャ独立反対派からのみならず、独立賛成派からも非難の声が上がっている。

ビスカイア県議事堂にスペイン国旗が復活

昨日、ビルバオのグランビアにあるビスカイア県議事堂の正門に、スペインの国旗が掲げられ、EU旗、そしてバスクの旗「イクリーニャ」の3旗が並んだ。
スペイン中央政府のシンボルである国旗を、バスクの中心とも言えるビスカイア議事堂に掲揚させるのには、実に14年の歳月を要した。
スペイン国旗の掲揚を止めたビスカイア議会に対し、これを義務付けるための訴えを起こしたのが2003年で、高等裁判所がこの訴えを認めたのが2005年。
これに対し当時のビスカイア県知事、ホセ・ルイス・ビルバオ氏が最高裁への控訴を行ない、最高裁がこれを却下したのが2009年。
しかしながら、その後もビスカイア議会は最高裁の命令を無視し続けていたため、2016年になって政府は法廷に判決を徹底するよう要請。
これにより、今年1月末日を期限とした国旗掲揚の義務が通達され、昨日の掲揚に繋がった。


2016年1月25日(水)

EU、カタルーニャ州知事を相手にせず

昨日、カタルーニャ州知事のプーチデモン氏を始め、同州議会の主要メンバーがEUの心臓部、ブリュッセルを訪れ、カタルーニャ独立についての演説を行ったが、EU議会の役職に就くものは誰も出席せず、事実上、これを無視する形となった。
プーチデモン氏は昨年の4月にもブリュッセルを訪れ、EUの役員との会見を求めているが、その時にも全て却下され、誰とも面会できずにバルセロナへ帰っている。
近過去にスペインの地方行政代表がEU議事堂を訪れた他の例としては、昨年のクリスマス前にアンダルシア州知事のスサナ・ディアス氏が行っているが、慌ただしい時期であったにも関わらず、マルティン・シュルツEU議会議長を始め、数人の要人が同氏を迎え、面会依頼に応じている他、本日もカスティージャ・ラ・マンチャのエミリアーノ・ガルシア・パヘ州知事が、アルバセテ県の伝統産業としての刃物産業について、その歴史と重要性についてのより深い認識を求めるためブリュッセルを訪問したが、EU議会の第一副議長やその他の副議長他、複数の役職メンバーとの公式な面会の機会を得ており、昨日のカタルーニャ州議会閣僚の訪問に対し、「カタルーニャ独立問題はEUに持ち込むレベルのテーマではなく、スペイン国内で解決すべき問題である」との見解をEUが再び明白に示す形となった。

マドリッド 空港と市内をつなぐ地下鉄、修復のため閉鎖

マドリッドの空港と市内とをつなぐ地下鉄8番線の改装工事が、明日から開始される。
マドリッドの空港は地下鉄以外に、空港バスや市バス、そして国鉄近郊線サービスによってマドリッド市内とつながっているが、 この工事に伴い、地下鉄による空港−市内間のアクセスが不能となる。
工事は明日(1月26日)から4月18日まで続く予定。

バスク、インフルエンザによる死者18人に

この冬、バスクでインフルエンザに感染して亡くなった人の数は18名で、その内の7名がこの1週間に集中している。
また、それ以外にも170名が重体で、その内40名が集中治療病棟への入院が必要となった。
1月の第2週には感染者数が人口10万人あたり390.5人であったのに対し、第3週には417.17人となり、そろそろこの辺りがピークと見られている。
亡くなった人々の平均年齢は78歳、また最少年齢が64歳で、その半数は予防接種を受けておらず、また、全員がインフルエンザによって悪化するような持病を持っていたとのこと。


2016年1月24日(火)

ホワイトハウスのウェブからスペイン語版削除?

先週金曜日にアメリカのドナルド・トランプ大統領が就任してわずが二日後の日曜日、ホワイトハウスの公式ウェブからスペイン語版が削除された。
当選前から人種差別的、特にヒスパニックに対する攻撃を続けていたトランプ大統領だけに、反ヒスパニック政策の一環ではとみられている。
これに対し、スペイン政府のイニゴ・メンデス・デ・ビーゴ文化大臣は遺憾の意を示し、「アメリカでは約18%の国民がスペイン語を話し、40年後には23%を超えると言われている。ページを削除してもそれを止めることはできない。」とコメントした。
また、王立言語アカデミーやセルバンテス・インスティトゥートも抗議のコメントを寄せ、このような行為は問題の解決にならないとしている。
しかしながら、現時点では正式に抗議する予定はないとしている。
一方のホワイトハウス側は、削除の理由をページリニューアルのためとしているが、再びスペイン語のページを復活させるかは明らかにしていない。

マドリッドの賃貸料、1年で15.6%上昇

住宅情報サイト「イデアリスタ」の調査によると、マドリッド市内の住宅賃貸料は1平米平均14.4ユーロで、これまでの最高値を記録し、2015年の数値より15.6%上昇した。
イデアリスタではその理由について、供給に対して需要が大幅に増加したためとみている。
全ての地区で上昇しているが、唯一下がったのはウセラ地区だった。
最も上昇したのはテトゥアンで20%、これに続くのがチャンベリ、モンクロア、セントロとモラタラスだった。
また最も賃貸料が高いのはセントロの1平米あたり17.7ユーロで、以下、チャンベリ、サラマンカ、テトゥアン、モンクロア、レティーロが続く。
イデアリスタでは、今年もこの傾向が続き、10%程度の上昇が見込まれるとしている。
尚、バレンシア、サン・セバスチャンとバルセロナではマドリッドよりも高い数値となっている。

モデルで歌手のビンバ・ボセさん死去、41歳

報道によると、モデルで歌手としても活動していたビンバ・ボセさんが昨日、入院先のマドリッド市内の病院で死去した。
享年41歳。
ボセさんは、母方の祖父が著名な闘牛士ドミンギン、祖母はイタリア人女優のルシア・ボセ、叔父は人気歌手のミゲル・ボセという著名人一家に生まれ、モデル、歌手のほかDJや女優としても活動した。
数年前に乳がんの発病を告白して以来、治療を行っていたが、最近肝臓などへの転移が見つかっていたという。


2016年1月23日(月)

16県で引き続き悪天候による注意報

地中海沿岸部を中心とした悪天候は収束しつつあるが、本日も7自治州の16県で大雪などによる注意報が発令されている。
気象局によると、バレンシア州ではカステジョン北部の内陸部で大雪注意報がでており、標高800〜1000m以上で4センチ程度の積雪となる見込み。
アリカンテでは高波など海上注意報が発令されている。
バレアレスでは海上注意報のほかに大雨注意報も出ており、マジョルカ、イビサとフォルメンテーラの各島では20立方メートル程度の降雨が予測されている。
カタルーニャではレリダに低気温による注意報が出ており、アラン峡谷ではマイナス6度まで下がる見込み。
またバルセロナとジローナには大雪注意報が出ている。
さらにアラゴンのウエスカ、ラ・マンチャのアルバセテとグアダラハラ、カスティージャ・イ・レオンのアビラ、レオン、パレンシアとサモラ、ガリシアのルーゴとオレンセでも低気温注意報が出ている。

マドリッド地下鉄8番線工事、3種類の代替バスで対応

マドリッド市役所は、今月26日から4月18日まで行われる地下鉄8番線の工事に対応した、代替バスのルートを先週発表した。
この路線は中心地のヌエボス・ミニステリオスから北東部のバラハス地区を結び、空港のターミナルとも直結しているほか、国際見本市会場とそれに隣接するオフィス街があり、多くの人が利用する。
発表によると、バスのルートはコロンビア駅とピナール・デル・レイ駅を結ぶ「SE3」、マル・デ・クリスタル、カンポ・デ・ラス・ナシオネスと空港T4を結ぶ「SE4」、そしてマル・デ・クリスタルとカンポ・デ・ラス・ナシオネスおよび空港駅T1ーT2ーT3を結ぶ「SE2」の3種類。
交通局は、ヌエボス・ミニステリオスーコロンビア間は、通常の路線バスを利用するよう呼び掛けている。
一方、中心部と空港を結ぶ路線は、アベニーダ・デ・アメリカから出ている200番や、アトーチャ駅、シベレスと結ぶエクスプレス線の利用も推奨している。

マラガで浮世絵展開催

マラガのカルメン・ティッセン美術館では、今月31日より日本の浮世絵展を開催する。
これらの作品は企業家ホセ・パラシオ氏が20世紀初頭にパリで購入したもので、喜多川歌麿、安藤広重、葛飾北斎など約200点にのぼる。
その後これらの作品は1954年にビルバオ美術館に寄贈され、スペイン国内では最大の浮世絵コレクションとして知られる。
今回の特別展示では、他に、印籠、キセルや漆塗りの製品の他、刀なども展示される。
開催は4月23日まで。


2017年1月20日(金)

マドリッド中心部でミニ―マウスの恰好をした泥棒2名逮捕

去る火曜日、マドリッド中心部のプエルタ・デル・ソル広場で、ミニ―マウスの着ぐるみをまとった人物2名と一緒に写真を撮ったツーリストが、その直後、バッグ内から1000ユーロの入った財布が無くなっている事に気付き、すぐに周囲で警備に当たっていた警察官に通報した。
警官は即座にセンターと連絡を取り、プエルタ・デル・ソル周辺に警備網を張り、犯人と思われるミニーマウスの衣装をまとった2名をマークしたところ、すぐにまた次の被害者を求めて行動する2名を発見し、逮捕に至った。
着ぐるみをかぶっていたのは2名ともに女性で、着ぐるみの中に8000ユーロの現金を隠し持っていたとのこと。

バレンシア、大雪のため32000人が停電の被害に

スペインの東側で大雪の被害の出ているところが多く、バレンシア州ではウティエル、レケナ市近辺の32000人が電力供給を絶たれたままとなっている。
これにより電気が使えないだけでなく、携帯電話、固定電話、各種商店、バル、銀行なども麻痺状態となっている。
またカスティージャ・ラ・マンチャでも、同じく雪のため20000人が停電の被害を受けたが、こちらは徐々に回復しつつある模様。


2017年1月19日(木)

サン・セバスティアン、太鼓祭り開催

今夜、木曜日から金曜日に変わる0時、サン・セバスティアンで毎年恒例の太鼓祭りの開始となる。
これは毎年、市の名称でもあり、その守護聖人となっているサン・セバスティアンの日である1月20日に行われる恒例行事で、その日の0時から翌日の0時までの24時間に渡って太鼓が打ち続けられるが、参加者として今年は大人17366名、子供4977名が予定されているとのこと。
この祭りは、サン・セバスティアン市民にとっては一年で最も大切なイベントとも言えるが、今年は、これが開催される今夜に、同市のサッカークラブであるレアル・ソシエダとFCバルサとのサッカー国王杯の試合が重なってしまったため、サン・セバスティアン市民から激しい非難の声が上がっている。

フランス農民、スペイン産農産物を積んだトラックを襲撃

スペイン産の農産物やワインを積んだトラックが、フランスとの国境を越えたあたりで襲撃を受ける事件が後を絶たない。
去る月曜日と火曜日にも2度の攻撃を受け、数千リットルのワインや果汁が無駄になった。
証人によると、ハンマーや野球バット、斧などを持った一団に襲われたとのこと。
スペイン政府はフランス政府に対し、同様の事件が繰り返されないよう対応を求めているが、具体的な対策はなされておらず、2016年の4月に起きた事件では42000リットルのワインが大地に消えて行った。


2017年1月18日(水)

19時以降、洗濯機は使わない?

本日、大寒波に覆われる中、スペインの電気代は2013年以降の最高値に達する。
1日の中で時間帯によって料金が変動し、最も高くなる夕刻から夜にかけて、1メガワット/時あたりの電気代が92ユーロを越える。
これは昨年同時期に60ユーロであったのに比べると、実に33%の値上がりとなる。
各時間帯の1メガワット/時あたりの料金は次のとおり。

00時〜00時59分 : 78.8ユーロ
01時〜01時59分 : 62.5ユーロ
02時〜02時59分 : 59.9ユーロ
03時〜03時59分 : 58.9ユーロ
04時〜04時59分 : 57.2ユーロ
05時〜05時59分 : 59.8ユーロ
06時〜06時59分 : 63.1ユーロ
07時〜07時59分 : 78.8ユーロ
08時〜08時59分 : 88.2ユーロ
09時〜09時59分 : 86.1ユーロ
10時〜10時59分 : 86.6ユーロ
11時〜11時59分 : 85.0ユーロ
12時〜12時59分 : 84.0ユーロ
13時〜13時59分 : 84.4ユーロ
14時〜14時59分 : 81.1ユーロ
15時〜15時59分 : 81.0ユーロ
16時〜16時59分 : 81.5ユーロ
17時〜17時59分 : 85.0ユーロ
18時〜18時59分 : 90.0ユーロ
19時〜19時59分 : 92.0ユーロ
20時〜20時59分 : 92.6ユーロ
21時〜21時59分 : 92.0ユーロ
22時〜22時59分 : 89.2ユーロ
23時〜23時59分 : 85.0ユーロ

サン・セバスティアン、今年の夏祭りには闘牛を開催

サン・セバスティアンのエネコ・ゴイア市長は、今年の夏祭りには闘牛が開催されることを発表した。
同市では夏祭りにおける闘牛開催について、その賛否を問う住民投票が2月19日に行なわれる予定だった。
この投票で闘牛反対派が勝った場合、今年の夏祭における闘牛は禁止となるはずだったが、同市がスペイン中央政府に対して出した住民投票を行なう許可申請について、中央政府はそれに対する回答期限を1カ月半延長したため、当初予定されていた2月19日の住民投票開催が不可能となった。
その結果、住民投票は早くても5月か6月ごろとなり、その後に投票結果が出たのでは、8月の夏祭りにそれを反映させるのは時間的に無理があるとのこと。
よって、今年のサン・セバスティアンの夏祭では闘牛が行われる事となる。

ラス・パルマスでジハディスタ一名を逮捕

昨夜、カナリアス諸島にあるグラン・カナリア島のラス・パルマスで、モロッコ国籍の男性(30歳)が逮捕された。
男性はインターネットを通じてイスラム系テロの奨励、宣伝を行なっていたとのこと。
2015年に、スペイン政府がテロ警戒レベルを最高レベルから2番目のカテゴリーであるレベル4に上げ、今もこれが維持されているが、レベル4になってからスペイン国内で逮捕されたジハディスタの数は、これで182名にのぼる。


2017年1月17日(火)

30県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、30県で大雪や低気温による警報・注意報を発令している。
特にアラゴン、ナバラとカタルーニャでは、最低気温がマイナス10〜12度に達する地域もある見込み。
アラゴン州ではすべての県で低気温警報が出ており、マイナス6度〜12度まで下がる模様。
またテルエルとウエスカでは強風警報も発令されており、1時間あたりの最大風速は100キロに達するという。
さらにウエスカでは雪崩警報も出ている。
カタルーニャではジローナとジェイダで最大風速が100キロ、最低気温もマイナス12度に達するとみられ、それぞれ警報が出ている。
ジェイダでは雪崩警報も出されている。
ナバラでもピレネー域で低気温による警報と強風注意報が出ている。
バレアレスではマジョルカ島で大雪警報、メノルカ島では高波警報がそれぞれ出ている。
カンタブリア、ラ・マンチャ、バジャドリー以外のカスティージャ・イ・レオン、マドリッド、リオハ、アストゥリアス、パイス・バスコとバレンシアでも低温注意報が出されており、マイナス9度〜6度に達すると予測されている。

国内の貧富の差、15.6%拡大

NGO団体「インテルモン」の調査によると、スペイン国内の貧富の差は、2015年に15.6%拡大したという。
スペインはEU圏内でキプロスについで2番目に貧富の差が激しく、この数値もEU平均(0.8%)を大幅に上回っている。
また長者番付の1位である「インディテックス」のアマンシオ・オルテガ氏、2位のオルテガ氏の長女と3位の大手スーパー「メルカドナ」のオーナーの資産を合わせると、低所得層の30%にあたる1400万人の資産にほぼ値する。
またスペインの国内総生産は回復しているものの、低所得層には反映されず、むしろ所得は下がっているが、富裕層に関しては大きな変化はない。
同NGOは、1%の国民のためでなく、99%の人のための経済活動を推進するよう政府に訴えている。

マドリッドの蝋人形館にトランプ氏登場

マドリッド市中心部にある蝋人形館では、今月20日に第45代アメリカ大統領に就任するドナルド・トランプ氏の人形が登場した。
発表は就任式さながらに物々しく行われ、レッドカーペットやアメリカ国旗をイメージした青、赤、白の風船も飾られた。
発表式典の最中には上半身裸の女性が乱入する騒ぎも起きたが、すぐに警備員らによって連れ出された。
この女性は女性活動家グループである「フェメン」のメンバーとみられ、同グループはツイッターにこの件をコメントしている。


2017年1月16日(月)

サン・セバスティアンでイスラム過激派1名を逮捕

国家警察は本日、サン・セバスティアンでイスラム系過激派1名を逮捕した。
逮捕されたのはスペイン在住モロッコ人男性で、調べによると、ジハディスタの新規リクルート・養成を行なう一団のリーダーを務めていた。
同グループにより勧誘されたメンバーはトルコへ送られ、そこでダエッシュの教育を受けたあと、ヨーロッパ内でテロを行なうために戻って来ると言う流れとなっていた。
男性は、2010年よりリクルート活動とインターネットを通じたテロ奨励運動を繰り広げており、ボクシングの師範としての立場を利用して生徒の信用を得たあと、精神的にも肉体的にもテロリストとしての教育を進めていた。
また、サン・セバスティアンでは、マンションをシェアーしていたモロッコ人の相棒の存在が確認されており、同様にテロ活動に関わっていたことが判明したため、スペイン政府はモロッコ政府にその拘束を要請し、これによりモロッコで逮捕された。
2015年のパリでのテロのあと、スペイン政府はテロ警戒態勢を最高カテゴリーから2番目のレベル4に上げ、今もその状態を維持しているが、レベル4になってからスペイン国内で逮捕されたイスラム系テロリストの数は、181名にのぼる。

カタルーニャ独立派、ブリュッセルへ出張演説?

今月24日、カタルーニャのカルラス・プーチデモン州知事、オリオル・ジュンケラス副知事、そして同州外務局長のラウル・ロメバ氏の3名がブリュッセルを訪れ、EU議事堂内においてカタルーニャ独立住民投票についての説明を行なう予定。
3名はカタルーニャ独立派に属するEU議員、ジョセップ・マリア・テリカブラス氏、ラモン・トレモサ氏、ジョルディ・ソレ氏等の個人的な招きを受けてEU議事堂を訪れるが、この訪問はEU議会やEU委員会のいずれの機関からも招待も受けておらず、カタルーニャ独立派による一方的な訪問となり、EUの公的機関としての受け入れ予定は無い模様。


2017年1月13日(金)

消費者物価指数、2013年以来の数値に

2016年12月の消費者物価指数は1.6%に達し、前月に比べ0.6%の上昇、そして前年度同時期との年間比較では0.9%のプラスとなり、1.8%となった2013年6月に次ぐ数値となった。
2015年との年間比較は、2016年1月に0.3%減とマイナス値から始まり、8か月間同傾向が続いたが、9月に0.2%増に転じて以来、4カ月連続でのプラス値となった。
物価上昇の主な原因となったのは、ガソリン、ディーゼル、電気、ガス、観光ツアー代、そして豆類をはじめとする農産物の価格高騰。
1.6%の物価高騰となった一方で、労賃はプラス1.06%、年金受給額がプラス0.25%と、物価指数を大きく下回っているため、国民の購買力は低下したと言える。

サッカー国王杯 準々決勝戦組み合わせ決まる

本日行われた抽選で、国王杯の準々決勝戦の組み合わせが決まった。
レアル・マドリッドの対戦相手はセルタ・デ・ビゴとなり、1月18日にレアルのホーム戦から始まり、1月25日にセルタのホーム戦となる。
レアル・ソシエダの対戦相手はバルサとなり、1月19日にレアル・ソシエダのホーム戦から始まり、1月26日にバルサのホーム戦となる。
アトレティコ・デ・マドリッドの対戦相手はエイバルで、1月19日にアトレティコ・デ・マドリッドのホーム戦で始まり、25日にエイバルでのホーム戦。
そしてアルコルコンはアラベスと当たり、1月18日がアルコルコンのホーム戦で、24日がアラベスのホーム戦と決まった。

セウタでジーハディスタ2名を逮捕

本日、セウタで2名のジーハディスタが逮捕された。
治安警備隊の発表によると、2名はダエッシュと深い関係を持っており、現時点で銃器を伴った4つの武器を隠し持っていた事が確認されている。
今後、更なる武器や証拠を求め、2名が住んでいた地域周辺を細かく捜査するとのこと。


2017年1月12日(木)

マドリッドの老舗、ネブラスカチェーン、全店閉店

マドリッド市内4か所で営業を続けていた、マドリッドの老舗カフェテリア「ネブラスカ」の全店が、閉店となった。
同チェーンはネブラスカ・ブランカ・エルマーノス社による運営で、1955年から60年以上にわたって営業されて来たが、今回、92名の解雇と共にその暖簾を下ろすこととなった。
閉店となったのはアルカラ通り、ゴヤ通り、グランビア通り、ブラボ・ムリージョ通りにあった4店舗で、いずれも不動産・投資会社Corpfin Capital Real Estateが購入。
マドリッドのシンボル的な老舗チェーンであったこれらの4店舗が、今後どういった目的で使用されるのかについては、現時点では不明である。

2016年にスペインを訪れた外国人ツーリスト数、7530万人に

政府の予想(7400万人)も世界観光機関の予想(7500万人)をも上回り、2016年にスペインを訪れた外国人ツーリストの数は7530万人に達した。
これは本日、政府が行った仮発表によるもので、正式な発表は来月に行われる予定。
前年度に比べて9.9%の増加となっており、これによるスペインにおける消費総額は、前年度比8%増しの770億ユーロとなった。
また、ツーリスト一人当たりの平均消費額は前年度比3.75%増しの1023ユーロ、そして一人当たりの一日の平均消費額は、前年度の113ユーロから138ユーロに増加した。
カスティージャ・ラ・マンチャ、カスティージャ・イ・レオン、アラゴン、エクストレマドゥーラなど、一部の地方では外人ツーリストの数が減少を見せたが、それらの地域では国内旅行者の増加がその穴埋めになったとのこと。
2016年に最も多くの外人ツーリストを迎えたのはカタルーニャで、前年度比3.8%増の1700万人。
そしてこれに前年度比12%増のバレアレス(1290万人)、12.7%増となったカナリアス(1200万人)が続いた。
訪問者を国籍別に見た場合、最も多かったのが英国人の1690万人で、これにフランス人、ドイツ人(共に1070万人)が続いた。


2017年1月11日(水)

カタルーニャ高等裁判所、9−N裁判での証人を発表

2014年11月9日、憲法裁判所の命令に背いて行われたカタルーニャ独立の賛否を問う住民投票について、これを推し進めた元カタルーニャ州知事のアルトゥール・マス氏、元副知事のジョアナ・オルテガ氏、元州議会議員のイレネ・リガウ氏等3名の、憲法裁判所への不服従の罪を問う裁判が2月に行なわれるが、同裁判を担当する裁判官の構成メンバーが、昨日発表されたの続いて、本日、同裁判に証人として出頭すべきメンバーの公表が行われた。
罪を問われている先の3名は、スペイン中央政府のラホイ首相、並びにラファエル・カタラ法務大臣の、証人としての出頭を求めていたが、カタルーニャ高等裁はこの要求を拒否。
本日発表された証人リストに両名の名は見られなかった。

スペインの臓器移植数、引き続き世界でトップ

スペインにおける臓器ドネーション数と臓器移植手術件数は、2016年度も更に記録を更新し、25年連続での世界トップとなった。
2016年度にスペインで臓器のドナーとなった人の数は2018名で、合計4818回の臓器移植手術が行われた。
これにより臓器移植の順番を待つ患者の数も減り、ウェイティングリストに名を連ねる人の数は、前年度の5.673名から5.477名へと、196名のマイナスとなった。
臓器別に見ると、2016年に行われた手術は、腎臓移植が2.994件、肝臓移植が1.159件、心臓移植が281件、肺移植が307件、膵臓移植が73件、腸移植が4件となった。
また、中には94歳の肝臓ドナーがあり、これまでのドナー最高齢記録となった


2017年1月10日(火)

教会での結婚は全体の22%

国家統計局の調べによると、2016年度前半の6か月間に届けられた婚姻は68.560件で、その内、カトリック教会で行われた結婚式は僅か22%と、過去最低記録となった。
スペイン国内で結婚式の半分以上がカトリック教会で行われている地方は、今やハエン県だけで、それ以外の地方では市役所など、行政機関における挙式が大半を占めている。
この変化は近年、急速に加速しており、2000年度にはカトリック教会で挙式する人の割合がまだ75%を占めていた。

エル・プラッツ空港、1カ月間、メイン滑走路を閉鎖

バルセロナのエル・プラッツ空港では、約4キロの長さを持つメイン滑走路が、本日から工事のため閉鎖となる。
これにより、同空港のオペレーション・キャパシティーは、1時間あたり72件の離着陸から48件へと、約3分の2に減少することとなる。
このメイン滑走路は1948年に使われ始め、最後の改装は2005年に行われている。
本日開始される今回の工事は、2月前半まで続く見込み。

マドリッド、路線バスで24時間スト

マドリッド市とマドリッド自治州内の北西部をつなぐ中距離路線バスのストライキが、昨日9日より行われている。
ストを行なっているのはマドリッド市とラス・ロサス、キホルナ、ビジャヌエバ・デ・ラ・カニャーダ、ブルネテなどを結ぶPeriferia社のバスで、通勤ラッシュ時のミニマムサービスが60%、それ以外の時間帯では35%となっている。
労働条件の改善を求めてのストだが、労働組合側と会社との間での同意が得られない限りは、今月と来月にわたって毎週月曜日と火曜日にストが行われる予定。


2017年1月9日(月)

地下鉄5番線、7月か8月頃より工事の為、全線閉鎖

マドリッドの地下鉄5番線は、外国人の滞在許可証や就学許可証などの手続きを行なうセンターの最寄り駅であるアルーチェ駅と、市内中心部のルベン・ダリオ駅、アロンソ・マルティネス駅、チュエカ駅、グラン・ビア駅、カジャオ駅、ラ・ラティナ駅などを 結ぶ、利用者の多いラインの一つであるが、この全線が今年の7月か8月ごろより改装工事のため閉鎖となる。
同工事が始まる前に、今月26日〜4月18日までの予定でマドリッド市内と空港とを結ぶ地下鉄8番線の工事が行われ、その間、8番線のサービスは全面停止となるが、この工事終了後に5番線工事が始まる予定で、その正確な開始日も終了予定日もまだ発表されていない。

ジャドロ社、売却

ジャドロ(リヤドロ)はバレンシア州に拠点を持つ磁器メーカーで、世界的に知られるスペイン企業の一つでもあり、これまではジャドロ一族の家族経営として続いてきたが、その100%の売却が決定した。
経営難が続いていた同社の買い取りオファーを出したのは、スペイン資本の会社「PHI社」で、同社は経営困難にある企業の買い取りを専門に行っている。
ジャドロ社は1950年代にバレンシアの田舎町に生まれた3人兄弟が、自宅のパティオにあった小さな竈を使って始めた磁器メーカーだが、その後、世界に知られる一大メーカーへと発展した。
しかしながら、2015年には3800万ユーロの赤字、3000万個以上の商品ストックを抱え込むと言った状態に陥り、2016年には従業員の約40%にあたる268名を解雇、そしてその後も生産量を減らすために、数度に渡る一時的な生産停止を行なっていた。
こう言った経営危機の中にありながらも、ジャドロ社は新作の制作は続けており、「ベネチアのカーニバル」と題される最新作は、5年間に渡る試作期間を経て、今月行なわれるメゾン・デ・オブジェ・パリに出展される予定。
同作品は100点限定の製造となり、その値段は17万ユーロとのこと。


ニュースは2017年1月9日(月)からの再開とさせていただきます。


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