文 化 活 動

 歩くヤコブ(サンティアゴ)巡礼の旅 体験レポート

参加者から寄せられた声

*2008年5月に車椅子でご参加頂きました 遠藤さんからのレポートです。

サンティアゴ巡礼・第8部

サンティアゴ巡礼 車椅子の旅

2008年5月15日、私はかねてから依頼していたSNJ日西文化協会主催のサンティアゴ巡礼の旅に出かけた。
高齢と歩行困難の無理な願であった。それでもSNJは快く引き受けてくれた。
以前、同じくSNJにお願いして、車での巡礼を行った事もあり、これまでのやりとりの中で、 私は協会会長であるK氏(くまさん)の人柄に全幅の信頼をおき、ひとり成田を発った。

マドリッドの協会宿舎MHから、リーダーとして同行してくれる事になったくまさんと、横浜のTさん夫妻、 ボランティアスタッフのMさんと、私、5人のパーティーだった。

第8部の行程、サリアからサンティアゴまでの120kmの道を、くまさんとTさん夫妻は歩いた。
私とMさんは、次の宿泊地まで車椅子とTAXIを使い一行の到着を待った。

先着した私達は、小さな町を散策したり、公園で日向ぼっこの人達と話したりしながらとても貴重な時間を過ごした。
町の協会のミサに参加させてもらい、小里の暖かな灯と人々の優しさに癒され、心ゆくまでの楽しい旅となった。

最終目的地、サンティアゴに到着した日は雨だった。
カテドラルを中心に、世界遺産に指定されたサンティアゴの町並みは、雨にぬれて一層荘厳なたたずまいを見せていた。
ミサにあずかり幸運にもボタフメイロにも出会い、深い感動と共に心が洗われる思いだった。

この旅を通していろんな出会いがあり、多くの人々の優しさにふれ、またひとつ世界が広がった思いです。
たくさんのご迷惑をかけてお世話になったリーダーのくまさん、Tさんご夫妻、いつもそばでサポートして下さったMさん、 本当にありがとうございました。
80年近い人生にまた夢が広がりました。

遠藤