スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

 2012年9月 車椅子で行くガリシアとポルトガル北部の旅 

今回は、すでに何度もご一緒させて頂いている山茶花さん、ピーターラビットさん、

ラビットパパさんに加え、初参加のRさんも交えて計4人のメンバーとご一緒させて 頂きました。

目指すは、ガリシア地方とポルトガル北部です。


・・・帰国された後、嬉しいお便りを頂いています・・・

*くまさんお世話になりました。

時差ぼけがようやくとれ、いつものリズムにもどりつつあります。
今回は海岸沿いの旅にラビットのパパも満足のようです。
今回もいろいろお世話になりました。


*くまさん、こんにちは 無事日本へ帰り着きました。

やはり、パリで車いすが成田まで行きそうになりましたが、
空港サービスの人が手配してくれ、無事に自分の車いすに乗ることができました。
今回もまたいろいろとありがとうございました!


*古村様

先日、9月のスペインおよびポルトガルの旅を記録したDVDを受け取りました。
ありがとうございました。
あれから、4ヶ月がたち、日々の生活に追われ、旅行のことを忘れかけていたところでしたので、 なつかしく、楽しく、見せていただきました。
大切に保存いたします。
また旅気分になったときには、お願いすることもあるかと思います。
そのときはよろしくお願いいたします。

・・・ こちらこそ有難う御座いました! またお会いしましょう! ・・・

☆9月10日、11日

パリ経由でバスク地方のサン・セバスティアンに到着。

車椅子対応タクシーにて市内ホテルまで移動し、今日、明日とここに2連泊。

ここではスタッフ無し、自力での冒険でしたが、無事、滞在を楽しまれたようですね(^^)

サン・セバスティアン2連泊


☆9月12日

対応タクシーにてホテルを早朝に出発し、鉄道駅へ。
8時42分発の特急ALVIAにてマドリッドへ移動です。
5時間18分の鉄道の旅、、、ちょっと長かったですね〜
お疲れ様でした!

お昼時にマドリッドに到着し、ここで私と無事、合流!
ここからの写真をご紹介します。

マドリッドの鉄道駅で、まずはお昼ご飯。
勿論、久しぶりの再会を祝って乾杯です(^^)

食後、同じ駅から空港行きの列車に乗り、バラハス空港から
空路、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。


サンティアゴに到着すると、予約しておいた車椅子対応タクシーが
迎えに来てくれていました。

タクシーに乗ってサンティアゴの旧市街まで10〜15分程度の移動です。


ホテルにチェックインして、夕刻のお散歩に出かけると、
すぐに暗くなってきました。


この日は、サン・セバスティアンからずっと長い移動日だったので
夜はバルで軽くつまんで、早めに休みましょう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊


☆9月13日

ホテルでの朝食のあと、サンティアゴの旧市街地を軽く散策です。

今回、サンティアゴは訪問地としてでは無く、経由地としての

通過ポイントに過ぎないのですが、初参加頂いた

Rさんにとっては、スペインは初めてですから、

どの街も観たいですよね〜

よって、せめて半日だけでもと、ここでのお時間をとりました。

大聖堂は、あとで見学してもらうとして、まずは市場へ

ご案内しました。

採れたての野菜に、豊富、且つ、新鮮な魚介類!

ガリシアの市場は、いつ行っても、楽しくなります(^^)

市場見学のあと、また大聖堂の傍までご案内し、

ホテルの場所を確認したら、集合時間お伝えして、

一旦、皆さんとお別れし、私はレンタカーの

ピックアップに向かいました。


正午前、レンタカーに荷物を積み込み、ホテルを出発!


大西洋へと車を走らせ、途中、海辺の街で

お手洗い休憩を兼ねて一服。


抜けるような青空の下、青い海を眺めながら、

心地よいお散歩を楽しんだあと、

テラス席に座ってティータイム、、、と言うより、

お好みで作ってくれるフルーツヨーグルトタイムでしたね(笑)


休憩のあと、車に乗り込み、海沿いに南下を始めました。

リアス式海岸と言う言葉の由来となった、アス・リアスに沿って

走ると、間もなくポルトガルとの国境に差し掛かります。


スペインを出る前に国境の町で、お待ちかね、お昼ご飯です。

イセエビ天国と呼ばれるこの街に来たからには、

やはりイセエビを食べない訳には行きません(笑)

とは言え、高価なものなので、大きいやつを選んで1匹だけ、 調理してもらいました。

この日のメニューは

まず、磯の香り高いベルベレーチョスをつまみ、


次に、レモンを絞って生牡蠣をペロッ!


そして、先ほど、選んだ立派なイセエビ!

こんな姿になりはてて、、、(^^;


ここのイセエビは、生簀に入っていても、回転が速いため

身がやせ細っているという事はありません。

常に、プリプリ! 

はちきれそうなほどに身が詰まっています。


これで前菜を終了(^^)


メインに、海産物たっぷりのリゾットを頂いたら、

最後にデザート!


レストラン特製デザートを一つ、頼んでみました。

出てきたのは、大きなパイナップルの、、、

カスタードクリームがけ?

これを皆でつっついて、豪華なお食事が終わりました。


食後、車で近くの山へ。

ここには、大昔の集落跡が残されています。

海辺に村を築くと、海から近づいてきた外敵に

すぐに発見され、攻撃を受ける可能性が高いため

相手からは見えず、こちらからは遠くまで見渡しが

きく山上を選んで集落が作られたのです。


お天気も良く、絶景かな〜!!!


眼下には、河口、そして大西洋が広がりますが、

川を挟んで対岸は、ポルトガルです。


素晴らしい景色を楽しんだら、いよいよポルトガルへ向けて

出発です。


国境を越え少し走ると、今日の宿泊地、ビアナ・ド・カステロに

到着です。

チェックインを済ませ、テラスでビールを頂きながら、

だんだんと日が落ちて行くのを、ぼーっと眺めていました。

素敵な時間です(^^)


山の上にあるホテルなので、夜は外出せず、ホテルの

レストランでゆっくり夕食を楽しみます。

いろいろなオードブルを楽しんだ後、

うーん、、、はて、何を食べたのでしょうね、、(^^;

この旅行をしたのが2012年の9月でしたが、今、これを

書いているのは2014年の2月、、、あまりにも時間が

経ってしまい、記憶が定かではありません(^^;

もっと早く報告を作れれば良かったのですが、忙しさに

かまけて先延ばしになっていました。

左は、恐らく、蛸と魚卵のサラダ、、、

そして右は、、、車海老の下にあるのは、

キノコライスのようなものだったでしょうか(^^;

ビアナ・ド・カステロ泊


☆9月14日

今日も良いお天気です(^^)


時間を気にせず、ホテルでゆっくりと朝食を楽しんだ後、

引き続き、レンタカーを利用して出発です。


ホテルのテラスから、すぐ下方に見えていた大きな教会に

ちょっと立ち寄ってから先へ進みました。


更にポルトガル国内を南下します。


そして、少し内陸へ進路をとると、有名な

雄鶏伝説で知られる街、バルセロッシュに到着です。

ポルトガル国内のサンティアゴ巡礼路にまつわるお話ですが、

その伝説に出てくる鶏の像が残っているのか、或いは、

このあたりにあった、、と言うような場所が残されているのか、

そう言った情報を仕入れようと、まずはツーリストオフィスに

立ち寄りました。

そこで、「ところでどこに、、、」と、質問を始めた瞬間、

ツーリストオフィスのお姉さんは、「無いよ」と即答(^^;


いつも同じ質問を受けるのでしょうね〜(笑)

「あれは、あくまでも伝説であって、それにまつわるものは

何も残っていません」 との説明でした。

と言う事で、町中にいくつも置かれている大きな鶏さん達と一緒に

記念撮影をし、昼食を取って、この街を後にしました。


そしてやって来たのが、今日の宿泊地、ポルト。


まずはホテルにチェックインして、早速、街散策に、、

と思っていたところ、何と、ホテル側のミスで、

車椅子対応の部屋がダブルブッキング(^^;

ホテルの一番上の責任者まで呼びつけてクレームを出しましたが

無いものは無いわけで、近くの別のホテルに対応ルームを

用意した、、、との事。そこは、確かにデラックスホテルですが、

世界遺産指定を受ける市街から少し離れていて、そんなところに

宿泊すると、街散策に出かけるのも大変です。

結局、車椅子対応ルームではありませんが、せめて、広いお部屋を、

と言う事で、泊まる予定だったホテルのスィートルームを

用意してもらい、1泊だけ、、と言う事で、山茶花さんに

ご協力をいただきました。 ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

その後、100%の返金を求めるメールを出しましたが、

駄目でした(^^;

チェックインを済ませ、スィートルームに落ち着いたあと、

ポルトの街を散策し、疲れたところで、川辺のテラスに座って

ビールを頂きながら一服です。

だんだんと日が傾き始め、美しい夕暮れ時となりました。


スペインと違い、ポルトガルでは食事の時間が早いので、

川辺のレストランに向かいます。


夕食は

イワシの塩焼き、サラダとポテト添え

これを皆で分けて前菜とし、

メインはアンコウのおじや

(おじや はスペイン語起源の日本語とも言われています)


夕食のあとは、ドウロ河の綺麗な夜景を楽しみながら

お散歩しつつホテルへ向かいました。

今日もお疲れ様でした!


ポルト泊


☆9月15日

今日も快晴です(^^)


ホテルでの朝食を楽しんだ後、すぐ近くにあるワイナリー見学へ

出発です。


ルイス1世橋を渡ってドウロ河の対岸へと向かいます。


土曜日の朝と言う事もあって、車も少なく、真っ青な空に

恵まれた、静かで穏やかなお散歩日和です(^^)


ポルトは、昔から、ポルトワインの名で世界に広く

知られる街です。

川沿いには沢山のワイナリーが並んでいますが、

今回は、車椅子対応のワイナリーを選んで見学に

入りました。


ポルトワインの歴史や製法などを学んだあと、

お待ちかねの試飲を楽しみ、お買い物も少々(^^)


ワイナリーを出て、またお散歩を楽しみながら、そして

時には路上の土産物屋にひっかかりながら(笑)、

ホテルまで戻ります。

ホテルをチェックアウトし、今日もレンタカーで旅を続けます。

今回は、スペインのガリシアとポルトガル北部の旅と言う事で、

ポルトガルはここまで。

ここからまた北上してスペインへ向かいます。


今日の最初の訪問地は、ポルトガル国内の巡礼地の一つ、

ボン・ジェズズ教会です。

お天気に恵まれないと、ちょっと寂しいところですが、

今日も快晴! 早速、山の上にあるボン・ジェズズへと

向かいました。

山の斜面を切り開いて作られたバロック様式の階段、

階段の上から見下ろす景色

綺麗に手入れされた沢山の花壇

そして山上にそびえ、巡礼者を受け入れる教会


素敵なところですね(^^)


せっかくですから、教会内もお参りしてから、お昼ご飯に

しましょう。



お昼は、この山上にある展望台レストランで頂きます。


窓辺の見渡しの良いテーブルに案内してもらい、

それぞれ、チョイスメニューをいただいたのは覚えていますが

いったい、だれが何を食べたのやら、、、、

種類も多かった事もあって記憶が定かではありません(^^;


とにかく、デザートまで、いろいろなものを食べた、、と

記憶はしていますが(笑)


とにもかくにも、綺麗な景色と一緒に、お食事を楽しんで

レストランを出発です。


しばらく北上を続けて、ポルトガルに別れを告げると

また、スペインに入国です。


国道から離れ、くねくねとローカル道を随分と走って

ガリシア地方の片田舎へとやって来ました。


海の目の前にあるホテルにチェックインします。


ホテルから海を見ると、遠くに貝の養殖用の筏が見えます。


少し歩くと、地元の人々が白浜で海水浴を楽しんでいました。

夕刻まで、海を眺めながらのんびりと過します。

皆さんが寛いでおられる間に、私はレンタカーで

地元の人々から仕入れた情報を頼りに、近くにある

海産物レストランの視察へ、、、

ありました、ありました! 地元の人々の推薦どおり、

良さそうなレストランがありました(^^)

海沿いの、漁師さん達が捕って来た魚を競売にかける朝市の

すぐ傍に、捕れたての海産物が入った生簀がずらっと並ぶ

素敵なレストランがありました(^^)

先日、イセエビ天国で、イセエビを食したので、

今日のメインは、ロブスターに決定!


前菜に、マテ貝のニンニク風味、オリーブ炒め


イカと海老の串焼き


そしてメインにロブスター


どれも美味しかったですが、イセエビとロブスターとでは

やはり、先日のイセエビの方に軍パイが上がったようです(笑)


でも、田舎の物価は魅力がありました。

また来たいレストランですね(^^)


デザートにサンティアゴケーキを一つだけ頼んで

皆で分けて頂きました。


ガリシアでの最後の乾杯を終え、海辺の夜景を楽しんだら

今日も一日が終りです。


明日は、いよいよガリシアを後にし、マドリッドへ戻ります。


ガリシアの片田舎泊


☆9月16日

明け方、ホテルの部屋から見た朝焼けです。


小さな村であるうえに、日曜日の早朝ですから

周囲は静まりかえっています。


ホテルにて簡単な朝食を用意してもらい、

食べてから出発しました。

レンタカーでサンティアゴの空港へ向かいます。


何日間かお世話になった車を無事、空港で返却。

車の中に忘れ物の無いよう注意して、、、


そう言えば、うっかりポルトワインを手荷物に入れていて

サンティアゴの空港で没収された人がいたような、、、

旅慣れているはずなのに、魔が差しましたね〜(^^;


サンティアゴから飛行機でマドリッドへ飛んで、

マドリッドの空港から、車椅子に対応している国鉄近郊線を

利用して、MHのあるデリシアス駅まで乗り換えなし、

33分で到着です。

デリシアス駅に着いたら、駅前にあるホテルにチェックイン。

すでに顔馴染みのホテルですから、ホテルのスタッフも

歓迎してくれますね(^^)

マドリッド泊


☆9月17日

今日は終日、皆さん一緒に自力で行動です。

ホテルにて朝食後、新幹線AVEにてバルセロナへ日帰り遠足にお出かけになり、

バルセロナ散策を楽しまれたあと、夕刻の新幹線でマドリッドへ戻って来られました。

マドリッド泊


☆9月18日

今回のご旅行、最終日の今日も、終日フリータイム。

ホテルでの朝食のあと、皆さん、街散策やお買い物を楽しまれました。

夜は近所の海産物レストランで、今回最後の乾杯をして、無事、終了です(^^)

マドリッド泊


☆9月19日

ホテルにて朝食後、空港までご一緒しました。 気をつけて日本までお帰り下さい。

また近い将来、スペインで会える日を楽しみにしています(^^)

機内泊


案内、撮影 & 報告: マドリッドのくま、こと、 古村周三


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