スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

 2013年6月 ひつじ遠足−1日羊飼いの巻!!

今回は、ちゃぺさんからのご要望で、マドリッドから日帰りで羊飼いの1日を見学に行ってきました。
暑い季節なので、途中で行き倒れになるのでは、、と心配しましたが、少し暑さも気を使ってくれたようで 季節のわりには、快適な気候に恵まれました。


☆2013年6月26日

前夜のバルでは飲みすぎないよう、お酒を抑えたので、今日は朝からすっきり! ちゃんと早起きしてバスターミナルへ向かいました。
ターミナルに着いてから、カフェテリアで朝食を取ってバスに乗り込もう、、と 言う予定でしたが、地下鉄に乗るなり、トラブル発生!
地下鉄がおかしいのです。

駅に止まるごとに、10分ぐらいは扉も開いたまま、、、動く気配がありません。
目的地まで、10駅ぐらいありますが、各駅で10分も停車されると、多少、 余裕を見てあっても間に合いません(大汗)
たまに流れるアナウンスは、何かの異常を告げていますが、ひどい音質で 周囲のスペイン人も聞き取れない様子、、、

朝からイライラ、どきどきしながら、途中まで我慢して乗っていましたが、 他のラインへの乗り換えが可能な駅に着いた時に決断の時が、、、
多少、乗り換えに時間がかかっても、他のラインに移った方がまだ間に合う 可能性が高いのでは無いか、、、、
結局、ちゃぺさんと2人でそれまで乗っていた車両を飛び出し、別の乗り場へ 急ぎました。

結果は正解で、別のラインは正常に動いており、なんとかバスが出る10分前 にはターミナルに到着出来ました。 やれやれです。
が、ここでまた一難、、、!
ターミナルに着くと、「どのバスが何番ホームから出るか」を示す電光掲示板が故障 しており、広いターミナルの中、どこへ行けば良いのやら、、、(大汗)
残り時間は10分を切っています。

ホームが沢山並ぶ階にちゃぺさんを残し、他の階にある切符売り場まで走ると、 そこにあるモニターは幸い機能していました。
が、何番ホームから何時にバスが出る、、とだけ表示しており、どこ行きのバスかは 一切、表示がありません。
よく見ると、その時間に出るバスは1本しか無い事が確認出来たため、それ以外には 考えられない、と即断(^^;
急いで乗り場のある階に戻り、ちゃぺさんと合流し、そのホームに止まっているバスへ 直行。
ドライバーに行き先を確認すると、まさにそのバスでした(^^)

大変な滑り出しとなりましたが、無事、バスに乗り込み、待つこともなくバスは すぐにスタート(^^;  無事、羊に向け、マドリッド出発となりました。

お天気は上々!
バスに揺られ、ブルゴス街道を北上です。
様々な困難を乗り越え、バスに乗り込んだのは良いのですが、結局、まだ 朝ご飯を食べられず、、、(^^;
とりあえず、空腹を我慢して目的地までドライブです。

目的の村までは、バスが無いため、その近くの町でバスを降りました。 お天気が良ければ目的の村まで4,5キロぐらい、、のんびりとお散歩。
お天気が悪ければ、今日、訪れる牧場主に電話をして迎えに来てもらう予定に なっていました。

この町でバスを降りたのは、我々2人以外に、あと女性が1名。 小さな荷物を持っています。
もしも、この町の人であれば、目的地まで歩くのに最短の道を教えてくれるかも、 と思い、話しかけてみると、彼女もマドリッドに住む人で、ここへ来るのは 初めてとの事。
それで、これからどこへ行くのか尋ねると、なんと、同じ村へ行く、と言うので、 どうやって行くのか尋ねると、迎えの車が来てくれるとの事でした。
どうせ行き先が同じで、車が来る、、と言うのなら、一緒に乗せて行って もらえるかどうか尋ねると、返事は、勿論どうぞ! 

5分経ち、10分が経ち、そして15分、、、誰も現れません。
本当に来るのかな、、、と彼女も不安になったところで、ついに車が一台、 現れました。
彼女が車に近づいて運転手に挨拶をし、自分の名前を告げたところ、 どうも様子がおかしいのです。
ドライバーが、手を振ってあなたを迎えに来たのでは無い、、と言っているように 見えます。
引き続き、様子を伺っていると、ドライバーが、少し離れたところに立っていた 我々を指さしているのが判ったので、近づいてみると、セニョール コムラ! と突然、私の名前を呼ぶではありませんか。

何のことは無い、彼が、今回初めて会う牧場主だったのです。
迎えの必要がある場合は、こちらから電話を入れることになっていたのですが、 電話もしないのに、当然のごとく迎えに来てくれたようです。

どうせ同じ村へ行くのなら、、、と結局、我々の車で、彼女も一緒に 連れて行ってあげることになりました(笑)

村に着いて、彼女をその目的地に降ろしたら、牧場主のサルバさんが 朝ご飯は食べたのか? と訊いてくれたので、今朝の出来事を簡単に話すと、 すぐにバルへ連れて行ってくれ、ようやく、遅い朝ご飯にありつけました。
コーヒー、トルティージャ、パンで朝食を済ませ、行き倒れにならないよう、 水とボカディージョを調達!

まずは、牧場の施設内を見学させてもらいました。
私は、花粉だけでなく、あらゆる粉塵にアレルギーが出るので、すかさず マスクを着用しましたが、間の悪い事にこの日、アレルギーの薬切れ、、、
このあと、最後までアレルギーに苦しむ事となります(^^;

牧場内で育てている羊や牛を見せてもらったあと、いよいよ羊飼いの お出ましです。
ここで働いているのはモロッコ人のハッサンでした。

ハッサンの指揮の下、800頭近くの羊と、5匹のワンちゃんと共にいざ出陣!

後ろを振り向くと、群れの先頭は我々のすぐ後ろに迫っており、その後方には どんでもない数の羊が土煙を上げてついてきます。
だんだんと村からはずれ、森の中をとおり、しばらくすると、羊達が急に 走り出しました。
ハッサン曰く、「水の匂いを探知した」のだそうです。
牧草を食べ続けていれば、喉も渇く事でしょう。
その先に水辺があり、羊達はあっという間にその岸辺に並んで水を補給し始めました。

5匹のワンちゃんには、それぞれの役割があり、小さなワンちゃん2匹は、 ハッサンの命令が下ると、物凄い勢いで走っていき、あっという間に群れの進む 方向を変えてしまいます。 この2匹のわんちゃん、チャボとロッキーが、 ハッサンの下で舵取りをやっているようです。

そして、2匹の大きなワンちゃんが、常に群れの傍にいて、外敵が現れないか、 しっかりと見張りをしていました。
狼などが現れると、この大きなワンちゃん達が勇敢に戦うのだそうです。

そして最後の1匹、、、中型のワンちゃんでしたが、これが何を言われずとも、 常に群れの落ちこぼれがいないか、どこかに取り残されているやつがいないか、 ずっと監視しているのです。
遊ぶ事も無く、ひたすら、寡黙に群れの後ろを守っている姿は、何か心打たれる ものがありました。

そんな仲間達に一緒させて頂いて2時間半ぐらい歩いたでしょうか、、、
途中、草むらに野生の鹿が姿をあらわしました。
前半は涼しくて快適だったのですが、お昼になると、やはりそれなりに暑くなって 来たので、木陰で休憩です。
舵取り役のワンちゃん、チャボとロッキーは、自分たちの出番が無い時は、 気がつくと、我々の足元で、ちゃっかり我々が落とす影に入りながら歩いていました。
気づかぬうちに至近距離にいるので、何度、蹴飛ばしてしまったことか、、(^^;

歩き始めて3時間ちょっとたったところで、2人とも、そろそろギブアップ(^^;
牧場主に電話をして、車が入れるところまで迎えに来てもらいました。

我々はそのまま車で、バス停がある町まで送ってもらいましたが、羊飼いのハッサンは またあれから、数時間かけて牧場に戻るのでしょうね、、、、
自然に包まれながら働く自身の仕事に、本人は納得しているようでしたが、 都会に住む我々から見ると、やはり大変な仕事だと思いました。

このあと、バス停のある町のバルの前で降ろしてもらい、まずは 冷たいビールでひと心地。。。

そのあと、まだ残っていたボカディージョを食べながらバスを待ち、無事、マドリッドへ。

これにて、日帰り羊遠足は無事、終了となりました(^^)
ちゃぺさん、お疲れ様でした!

こう言った自然に触れる遠足もなかなか楽しいものですね(^^)

行ってみたい方はいつでもご連絡下さい!

By スタッフ: マドリッドのくま、こと、古村周三

マドリッド泊



参加者ちゃぺさんから頂いた報告です

*** 2013年6月26日 羊遠足 ***

ハンドメイド フェルト作りが目下一番の趣味になっている私は フェルト作りの楽しみが大きくなると共に、その材料である羊毛を 提供してくれるヒツジにも興味を抱くようになり、ヒツジグッズや ヒツジの本を買い集めたりしています。
海外旅行をしようと思いついたとき、ヒツジが沢山居そうな所へ 行ってみようかな、と思ったのが今回の旅の始まりでした。

ヒツジが居そうな国といえば、イギリスやニュージーランドが 一番に思い浮かびますが、これまで何度か訪ねたことのある スペインでも、よく目にしましたし、また食べて美味しかった ことが記憶に残っていました。

旅行先はスペインにしようと思い始めた私でしたが、牧場を 一体どうやって探したものやら見当もつかない状態でした。

マドリッド周辺でも何とか見つかるんじゃないかなーと 気楽な気持ちで、宿泊先を11年ほど前にお世話になったMHに 決めてから、くまさんに牧場のことを尋ねてみました。

くまさんからのお返事は「そういう要望は初めてですよ(笑)」 という感じで、私も「そうか、あちらでは特に珍しいものでは ないから、あえて訪ねたいっていう人はいないのかも」と思いましたが しばらくして、マドリッドからバスで訪ねられる牧場を見つけられた との朗報をいただき、「羊遠足」が実現しました。

マドリッド到着の翌日、くまさんにガイドしていただき早朝に出発。
その際のアレやコレやは、くまさんのレポートにあるので割愛しますが バスでの移動時間は1時間15分と長すぎず快適で、車窓の景色も楽しめて なかなか良かったです。

サルバさんの牧場に到着し、まずは牛舎と羊舎へ。
そこで牛や子牛、子羊を撫でさせていただいたり、ヒツジにパンを あげたりしました。パンが好物らしく、大人気でした。(笑)
「待ってましたー!」とばかりに出てくる、800頭近くのヒツジの大群。
壮観としか言いようがない感じでした。

周囲の景色は、丘陵というのでしょうか、なだらかで広々としていて とても開放感があります。
ヒツジたちは、もくもくと草を食べ、どんどん進みます。
牧羊犬たちは、時に木陰で休息しながら、羊飼いの指示でキビキビ働きます。

今まで経験したことのない時間が流れている、そんな感じでした。

くまさんによると、牧場の近隣では、美味しいワインが楽しめるとのこと。
今回は日帰り旅行でしたが、また今度来るときは、ヒツジだけでなくて 宿泊もしてワインもいただいたりしてみたいな。
そんな風に思う気持ちの良い一日でした。

どうもありがとうございました。

by ちゃぺ



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