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2008年度催行の春祭りの集いに参加された神奈川県のY.Nさんからお寄せ頂いた感想です。
1日目 4月7日、日本を旅立ちアムステルダムを経由してマドリッドには現地4/7の夜に到着しました。 まず、着いたら雨・雨・雨・雨〜〜、、ヒぇ〜雨が降るなんて想像もしていなかったのです。 なんせ日本が雨だった為、ヤッタ! 雨避けられる〜 なんて浮かれていた私が馬鹿でした。 そりゃスペインだって雨は降るさ・・・。 当然傘も持って行かず、後日、セビージャのお店で傘を6ユーロで購入しました。 SNJの宿舎に到着したのは22時過ぎ。まずエレベーターの乗り方が分からない・・・ 階段で行こうかと思っていたところに古村さんが登場。ホットした私は言うまでもなかったです。 中には2名の女性スタッフが夜遅い時間にも関わらずお出迎えしてくれて嬉しかったです。 その日はすぐに就寝。 2日目 Atocha駅からAVEにてセビージャへ。 駅まで歩いていこうかと思ったが、古村さんより駅周辺はやはり危ないとのことでタクシーで移動。 下調べはある程度していったけど駅の温室は色々なHPで見た写真のままでした。 セビージャへ到着。どしゃぶりの雨でした・・・。こんな雨でもフェリアはやるの? そこはさすがスペイン人。かまわずやる。駅ではフラメンコの衣装を着た人がフィエスタの案内を配っていました。 ホテルへチェックインし、部屋でくつろいでいたら、今回のツアーアドバイザーである佐々木さんより内線が。 「今ロビーにみんな集まっているんだけど、ちょっとつまみに行きませんか」との事。 ここで他の参加者の方々と顔合わせをしました。 一緒だったのは年配のご夫婦、お友達と一緒での三重県在住の女性お2人、それと フラメンコを習っているという京都の女性ひとりに私の計6人でした。 ホテルのすぐ横のバルでお食事をしました。初めて食べる本場スペインオムレツや鶏肉の煮込みなど、 贅沢にも白ワインなんて注文しちゃいました。 食事に必ずついてくるのがフランスパンと乾パンの様なもの。この乾パンの様な物が美味しいと 他の方々は絶賛してました。 さてさて、私の最大の目的であった春祭りですが、1週間行われるらしく、この日雨にも関わらず 全員で会場へくりだしました。私とそのフラメンコをしているという女性は日本から持って行った衣装を着ました。 フェリア会場までは専用のバスが1.1ユーロで行ってくれます。 街中フラメンコ衣装を着た人たちで溢れ返ってました。しかも衣装が超可愛いし、また似合う! 頭の上に大輪のFlorをつけている人が多かったです。 このツアーで入れるカセタの奥にはバーウンターがあって、その手前は椅子とテーブルが置かれています。 佐々木さんが適当に食べ物と飲み物を頼んでくれて、初めて生ハムを食べました(私には少しくせがありました)。 中ではセビジャーナスの曲が流れっぱなしで好きなときに踊って飲んで食べてって感じです。 けど、けど、セビジャーナス、私が日本で習っていたのとは全く違い、ショック!!でした。 最後の決めだけ合わせればいいんだと言われましたが「エーーーー踊れない・・・!」 ステップ違うし、衣装まで着てるのに恥ずかしい・・・というのが日本人の感覚ですが、 一緒に踊った女性に「Bien Bien」と言われ「ホッ」。徐々に楽しくなってきました。 このカセタの(ちょっとポッチャリめの)社長さんももの凄く気さくな方だったし、 手をひかれた男性は「No se」って「えー?セビジャーナス踊れないの?」(→私の解釈が正しければですが) と思いつつも自分もお酒が入っており、どうでもよくなっていました。 スペイン人は8時間働いて8時間遊ぶのが基本らしいので、私達がホテルへ帰る頃になって フェリアへ向かう人たちが沢山いました。だって24時からがスペイン人にとっての夜なんですよ。 3日目:雨 この日はセビージャの街見学に出掛けました。元タバコ工場だったセビーリャ大学、 そしてカテドラル、、ここの礼拝堂の前で佐々木さんの説明を30分以上聞いている間ずーと見入っていました。 なんせ佐々木さんの説明が奥深いしまた止まらない。人生まだ短い私にはちょっと不明な部分も多々あったのが 正直なところなのですが・・・それはさて置き・・・。 ヒラルダの塔まで登りました。ちょうど雨も上がっていてセビージャの街が見渡せる絶好の場所です。 ブラブラとサンタ・クルス街を歩き、タブラオ観に行きたい! となり、夜、Los Gallosとうタブラオに 皆で行きました。圧巻でした。 まずカンテの男性の声音がものすごい。「え?この人マイクつけてないよね?」って疑うくらいデカイし、 もうスゴイとしか言い様がない位です。ギターラの長髪の若い人の目がすごくピュアだったなと個人的な感想ですが。 席は一番前だったのですが、ステージがすぐ目の前だったのでバイレの息も聞こえたし、ファルダも、 もう顔につきそうなくらいの距離で思わず見とれちゃいました。もうzapateadoがすごい、カッコイイ!!!! こればかりは言葉では表せないですね。 この日の夜もまたフェリアへ行きました。雨が止んでいて、今日衣装着ればよかったと少し後悔。 カセタには昨日居た女性の方もいらしてちょっとずつ馴染んできたなぁって感じでした。 〈今日は踊るのは)私は結構です・・と遠慮していたら佐々木さんがスペインにそれはないの!と一喝いれられ、 (社長さんに似たちょっとポッチャリめの)男性にリードしてもらいながら踊りました。 この際もういいやって感じでしたね。 しかもこの日は昼食に沢山食べたはずなのにカセタの中でもまた沢山食べた記憶が。特にあの肉が旨かったです。 この日の昼食では本場スペインのパエリアを食べました!!! 2人前からしか注文できないとの事で4人前だったのですが、7人で充分な量でしたね。 サングリアや、揚げ物、何かの貝などなど、どれもすごく美味しく幸せを感じた時でした。 きっと自分達だけでレストラン入ってもまずメニューが分からない、適当に頼んだらものすごい量が 出てきそうなので、ホント佐々木さんと一緒でよかったわと思いました。 4日目:雨時々晴れ 専用車でカルモナへ出掛けました。 移動中の車内でも佐々木さんはずーと私達に説明をしてくれていました。ご苦労様でした。 カルモナは歩いて回れる小さな街です。おじさんたちが家の外で日向ぼっこしているのは 女房から掃除をするから邪魔だから外行ってと言われて出てきたんだと佐々木さんはおっしゃっていましたが それって本当なんですよね? 途中切手と絵葉書を購入ました。特別に街のMuseoにも案内してくれました。 そうそうここで一番印象的だったのは佐々木さんの「雨が止むように手配したんだ」とういうジョークです。 本当に外に出ると雨が止んでるんですもん。バスを降りた時もそうだし、小さな市場を見て回った時もそうだし、 パラドールを出る時もそうだったし、とことん晴れ男なのでしょうか。 パラドールでお茶をしました。スペイン語試したい人! ということで私が注文をしに。 いや〜、何日間かいるだけでもスラーとスペイン語がでてくるものです。面白かった。 セビージャへ戻って、イタリアンシェフが作るパスタが美味しいというレストランで昼食。 デザートも平らげ大満足。さすがにあの35度あるアルコールだけはきつかった。 その後フラメンコアーティストや闘牛士の発祥の地(グアダルキビール川に掛かる橋を渡った反対側)の トゥリアナ地区を散歩しました。 ここの至る所に著名人の看板があり、そこも佐々木さんはこの人はこういう人でなどと説明を入れてくれました。 そして、そして私の第2弾、待ちに待った闘牛です! この日も雨が降ったり止んだりで決行が心配されていたのですが、やるとのこと。 席に座って1時間位待ったのでしょうか。あと30分後に始まるとの看板が(→これも私の解釈が正しければですが)。 そして待つこと30分位。なかなか始まらないし、周りは騒いでるし、何言っているのか分からないしで とりあえず待つ。すると座布団を投げる人多し。なんだなんだ?と分からずにいると、どうやら中止。 佐々木さんより「闘牛士は、やるって言い張ったんだけど、主催者がNOをだしたとのこと(主催者の権限は絶対らしい)」 そりゃもう「ガーン・・・」ですよ。ショックでしたね。 そりゃぁ初めのうちは緊張感がありましたよ(佐々木さんより闘牛士の話を聞いていたので)。 けどせかっく来たのに〜!!! みんなあきらめが早いなと思いつつチケット代を返金してもらう為窓口に並ぶ。 私はショックを隠しきれないままホテルへ戻る。だけどその途中でフラメンコショップを発見!! 小物も沢山置いてあって超興奮してしまい、シージョ2枚とマントンとアクセサリーのセットを購入! トータルで75ユーロでした。 うーんあのショックを忘れさせるくらい満足なひと時でした。 やっぱり好きなものにかける情熱ってすごいですね。 その後、揚げたてのフライを食べられるお店で軽く食事後、ホテルへ戻り、この日は最後のフェリアへ。 最後なので勿論衣装を着て行きました。 時間は22時過ぎくらいから1時前くらいまでいたのですが、すごい人の波。 カセタにもこれまでで一番人が沢山いた時でした。しかし寒かった〜。 スペインって子どもから大人まで同じ様にして遊ぶって聞いたけど、まだ乳母車の小さい子どもだって 夜遅い時間でも起きてるのが不思議でした。というかよく、ぐれいなと思っちゃいました。 あと女性と男性のペアで来てる人がほとんど。うーん羨ましい。衣装もホント可愛いし、 あれも可愛いこれも可愛いって見てるだけでも楽しかったです。 かくして、私のセビージャの旅は終わりました。 5日目 マドリッドの宿舎へ戻るタクシーの運転手が帰り際に何か言いながら(当然理解できない)名刺を渡されました。 「soy yo」言っていたので多分自分の名刺なのでしょう。その名刺には「Actor」と書いてあったので 役者さんなのでしょうか。「Japon」と言っていたので日本に来ることがあるのかなぁ・・・と勝手に 想像していましたが。 けど、もし役者なら普通、タクシーの運転手なんてやらないよなと後々思ったり。 まぁこういう出会いもあるのかなと。 昼食には運良く古村さん方とご一緒することが出来ました。 私にとってスペインが最後の日だったので昼間からcervezaを注文。menu del dia が10ユーロだったのですが いろいろ頼んで3人で分け合ったのでここでも満足。ごちそうさまでした! そうそうお土産に買ったチョコレート、みんな美味しいって喜んでくれました。有難うございました。 それとお預かりした手紙、投函致しました。 昼食後ちょっと昼寝と思って寝て起きたのが18時過ぎ! プラド美術館と王宮を見に行こうと思っていたのに〜〜〜この日になって疲れが一気に押し寄せた様でした。 しかし19時だというのに外はまだ明るい。これは行かねばということでバスでプラド美術館前で下車し、 歩いて王宮へ。そして地下鉄Sol駅から宿舎に戻りました。 やはり22時位ではすでに外は暗かった。地下鉄もそれほど怖くなかったし路線も分かりやすく表示されていて 乗りやすかったです。けど宿舎最寄駅のDelicias駅改札を出てどっち行っていいのか分からず、 とりあえず人が行く階段を登ったらちょっと離れた所に出ました。方向音痴の人には辿り着くのが難しいかも(?) 6日目:雨は降っていなかった 飛行機の便が早かったので朝6時に宿舎をチェックアウト。アムステルダム経由で日本に帰国しました。 機内食でアイスクリームかカップヌードルの選択があり、どういう組み合わせだよと思ってしまいました。 それとお蕎麦があったのですが麺つゆが無く、私だけ?と思っていたら麺つゆが無かったことお詫び申し上げます とのアナウンスが。うーん代わりに何かサービスしろ!こんなこともあるのですね。 セビージャでの解散後、私以外の方々はグラナダへ行かれました。 アルハンブラ宮殿! 私もアンダルシアに行ったら是非行ってみたいと思っていたところなんですけどね・・ 時間が無く。。。○○さん!ビデオ楽しみに待っています! とても長い感想、というかほぼ日記状態になりましたが、参加して良かったこと! それはヘタなパッケージツアーに参加するよりももの凄く深く、親身なところ。 佐々木さんがとても知識人でジョークやたまに下ネタも入っていましたね〈笑)面白い方。 本当に彼の案内は深いし、きっと、そんじょそこらのツアーでは教えてくれない事、場所まで一生懸命案内をしてくれるところ。 彼自身「私のプラド美術館の案内は高いですよ」とおっしゃっていましたけどきっとそうなんだろうなと納得できました。 「今度はお友達と一緒に来て下さい」と言われましたが胸を張ってお薦めできますね。 あと「新婚旅行で!」とも言われましたがいつになることやら・・・ですがその時はきっと候補に挙がるのかな〜。 私もまたスペインに行く機会があればSNJに連絡をし、なにかしらのお世話になるかも知れません。 その際はどうぞ宜しくお願い致します。 今私はいつもの生活に戻り3日経ちましたが私の魂はまだスペインにあります。 初めてのスペイン旅行がとても良い思い出になったのは古村さん、佐々木さんを初め、スタッフの皆様のお陰です。 本当にどうもありがとうございます。これからもいい情報などなど期待していますので頑張って下さい。 では長くなりましたが最後まで読んでくださって有難うございます。ここで失礼致します。スペイン万歳!!!!! 2008/04/16 神奈川在住 Y.N |