サンタンデール観光のノウハウ

SANTANDER

モニュメント の開館時間、休館日などの情報

マドリッドから、まっすぐ北に400キロ、サンタンデ−ルという 20万ほどのリゾ−ト都市があります。自分のおカアちゃんになったのが、 サンタンデ−ル出身ということもあり、第二の故郷なってしまいました。 折角ですから、ガイドブックとは違った角度から、ご紹介しましょう。


サンタンデ−ルといえばサルディネ−ロ(EL SARDINERO)と言われるくらい 有名な美しい海岸があります。夏でも30度を超えない温暖な気候のため、 19世紀末からスペイン王家が毎年、このサルディネ−ロに 避暑にきたのが発端で、一挙にステイタス シンボルとしての地位を 確立しました。今でも”うちのおカアちゃんはサンタンデ−ル出身だよ” というと多くのスペイン人は次のような質問をします。 ”サンタンデ−ルの市内か?” つまり、郊外では何の意味もなさないということです。サンタンデ−ル市 だけがスペイン人にとっては特別な意味をもつということなんですね。

また、その当時では珍しかった海水浴発祥がこの地、サンタン デ−ルです。余談になりますが、スペイン最初のトップレスが 出現したのも、サルディネ−ロ海岸です。 そのサルディネ−ロ海岸の隣に位置しているマグダレナ半島に マグダレナ宮( PALACIO DE LA MAGDALENA)が市によって作られ、 現国王、ホァン カルロス一世のおじいさんにあたる アルフォンソ十三世に夏の別荘として寄贈されました。 サラマンカ、バリャドリッドと並び表されるぐらいきれいな標準 スペイン語を話す所でもあるため、今では、マグダレ−ナ宮は 外国人の為のスペイン語の夏期講習の場にもなっています。 敷地内に、小さな動物園もあり、ライオン、ペンギン、アザラシ、 白クマがいます。海を眺めながらの動物園も一興ですね。 もちろん、どこかの国とは違って、無料です。

100年前から、特別なステイタスを与えられたサンタンデリ−ノ <サンタンデ−ルっ子>は、かなり洗練された人々です。 全般的に、スペイン人は”着道楽”ですが、サンタンデ−ルでは ブランド的な服、靴が飛ぶように売れています。年配の女性はもちろん、 若い女性もエレガントでハイセンスです。(ヨ−ロッパ全般で 言えることですが、普通の若者は低収入のために、あまり、お金を 衣服に費やせません。) ということで、まだまだ、日本では知られていないハイセンスな ブティックがたくさんあります。例えば、靴なら、うちのおカアちゃん も大好きなルシオ エレスエロ(LUCIO HERREZUELO)とか イギリス陶器、衣服で有名なマフォ−ル(MAFOR)などが カルボ ソテ−ロ(CALVO SOTELO)通りやポルティカ−ダ(PORTICADA)広場 のあたりに集中しています。 ファッションに興味のある人は一見の価値ありです。

ペレ−ダ(PASEO DE PEREDA)通りから水上バスがでています。 湾の対岸に行きましょう。 15分ほどで対岸に着きます。ペドレニャ(PEDREÑA)という町です。 あの有名なプロゴルファー、バジェステロスの出身地です。すぐ後ろの 山の上にある邸宅が彼の家です。 子どものころキャディをしながらゴルフを覚えたというゴルフ場もあります。 また、船着き場を出たところに、いわしの炭火焼きを食べさせて くれるバルが二軒あります。軒先で焼いていますから、匂いとともに すぐにわかります。安くておいしいよ。 (穴場を教えてしまった、、、。)


旅行中の注意。

温暖な気候の西岸海洋性のため、一年を通じて寒暖の差がありません。 しかし、夏でも日が沈む頃になると、かなり冷え込むときもあるので、 つねに、薄手のセ−タ−を持っていてください。 また、夏は比較的、天気は安定していますが、ほかの季節はよく天気が 変わるので雨具の用意が必要です。一日のうちで、晴れのち曇りのち雨 と天気が変わることがあります。

ここ、サンタンデ−ルはフラメンコ、闘牛、光と影のイメ−ジの スペインとはだいぶ違います。緑が多くて、雨もよく降る、そして 食事はおいしい、、、違ったスペインを見にきてください。

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