セゴビア観光のノウハウ
この街もローマ時代にはすでに繁栄していた街です。マドリッド近郊の街では トレドと並んで 訪れたい街でしょう。見所は 2000年前に築かれたローマ水道橋、16世紀にスペイン最後の ゴシック建築様式で築かれたカテドラル、そして、白雪姫のお城のモデルとなったアルカサル でしょう。そしてこれらのモニュメントを含む旧市街全体がユネスコより世界遺産としての 指定を受けています。マドリッドから約90キロの道のりにあるこの街は、半日しか時間が無いのなら 迷わず、出来合いのツアーに乗ることです。オプショナルツアーがあるのならそれで行くのが いいでしょう。 個人で公共の交通機関を使って行くのであればどうしても一日欲しいところです。 食文化は 子豚の丸焼きをはじめ、子羊、子やぎ、生ハム類、腸詰め類、マス料理、、と美味しいものが 沢山あります。
まず、特筆すべき事は 観光客にとって非常に有り難くない人達、つまり泥棒を働く人達が
常時、出現する街です。 これにはロム(ジプシーの意)と呼ばれる人達が多いようです。
スペイン語では"GITANO"(ヒターノ)と呼ばれます。別にこの民族の方々全てがそうでは
無いのですが、この街ではローマ水道橋の周り、マジョール広場のカテドラル前辺りで
常時、お仕事をされています。 女性がほとんどですが、彼女達は観光客を見ると、手に
レースのテーブルクロスの様なものを持って近寄ってきます。そしてそれをセールスしながら
その影で所謂 ”すり業”を営んでいます。こういう方々4、5人に囲まれると、よほど運が良く
無ければ、ポケットかバックの中身を ”すられて”います。とにかく要注意です。
それから、真夏を除いて、この街は特に気温の変化が大きな所で、マドリッド市内の気温が
多少高くてもセゴビアへ着いてみると 極端に寒いことが多々あります。服装にはくれぐれも
気をつけましょう。スペイン人や在住外国人でも、よくこの失敗をします。
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