最近注目度が高まっているスペイン映画、
現在活躍中の俳優さんたちを紹介します。
JAVIER BARDEM ハビエル・バルデム |
女優、映画監督などを輩出するバルデム一家で最近最も売れっ子のハビエル・バルデム。昔は濃いラテン系男性の役が多かったのですが、その後役の幅を広げ、『Before night falls(邦題:夜になる前に)』でキューバ人亡命作家レイナルド・アレナス役を演じ、スペイン人俳優として初めてアカデミー賞最優秀男優賞候補となり、ハリウッドでも有名になりました。最新作『Mar Adentro(邦題:海を飛ぶ夢)』では、寝たきり男性の役に挑戦。首から上だけの演技が高い評価を得ており、次はどんな役に挑戦するのか楽しみな俳優の1人です。(2005年2月記) 主な出演作品:
MAR ADENTRO(海を飛ぶ夢)2004年 |
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JOSE CORONADO ホセ・コロナド |
1957年マドリッド生まれ。大学での医学、法学の勉強を中退した後、モデル事務所、旅行代理店、レストランの経営を経て80年代終わりから俳優活動を始めたホセ・コロナドが有名になったのは、1998年のテレビドラマ“Periodistas(記者たち)”。その後も映画、テレビ、舞台で幅広く活躍。ゴシップ番組にも度々登場していますが、現在は、ヨーグルトのCMでおなじみです。(2005年3月記) 主な出演作品:
EL LOBO2 003年 |
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FERNANDO FERNAN GOMEZ フェルナンド・フェルナン・ゴメス |
1921年、女優の母親の巡業先ペルーのリマで生まれ、3歳でスペインに。1940年代映画に専念するため舞台活動を休止。フランコ独裁政治時代から俳優、監督、プロデューサー、脚本家として活躍、これまでに170本以上の作品に出演、30本近くを監督しています。国際的評価も高く、ベルリン映画祭銀熊賞を2度受賞しているほか、今年、同映画祭名誉賞を受賞しました。(2005年2月記) 主な出演・監督作品:
EN LA CIUDAD SIN LIMITES 2001年 |
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FELE MARTINEZ フェレ・マルティネス |
1975年、アリカンテ生まれ。アレハンドロ・アメナバル監督の「Tesis」でデビュー。アメナバル監督の2作品に出演。作品のジャンルはラブストーリー、ホラーなど様々で、2002年にはハリウッド映画にも出演、ペドロ・アルモドバル監督の最新作「LA MALA EDUCACION」で準主役に抜擢されています。(2005年2月記)
主な出演作品:
LA MALA EDUCACION(バッド・エデュケーション) 2004年 |
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EDUARDO NORIEGA エドゥアルド・ノリエガ |
1973年、サンタンデール生まれ。アレハンドロ・アメナバル監督の「Tesis」、「Abre los Ojos」の主人公として一躍有名となりましたが、仕事を選ぶタイプで出演作はそれほど多くありません。俳優を一生の職業として考えているわけでもないようなことをこないだインタビューで言っていました。男前ではあるのですが、声がちょっと…(2005年2月記)
主な出演作品:
EL LOBO 2004年 |
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ANTONIO RESINES アントニオ・レシネス |
1954年トレラベガ生まれ。映画だけでなく、テレビ、CMでも活躍。得意はコメディ。スペイン人の普通のおじさんをやらせるならこの人。
主な出演作品:
LA CAJA 507 2001年 |
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JORGE SANZ ホルへ・サンス |
1969年マドリッド生まれ、9歳で芸能界デビュー。個人的に最も納得のいかないスペインの2枚目俳優かも知れません。そんなに年でもないのですが、最近は容貌のおとろえが進み、去年のコメディテレビドラマ「Inqulino(間借り人)」ではかなり老けていて、もう2枚目は無理なんではないかと思われます。(2005年2月記)
主な出演作品:
EL LOBO 2004年 |
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SANTIAGO SEGURA サンティアゴ・セグラ |
1965年マドリッド生まれ。個性派俳優としてだけでなく監督しても活躍、彼が監督・主演したコメディ映画「TORRENTE」「TORRENTE II」はスペインで歴史に残る大ヒット作となりました。俳優としての彼は、コメディ、ホラーなど映画によってがらりと雰囲気が変わります。(2005年2月記)
主な出演作品:
ISI DISI:AMOR A LA BESTIA 2004年 |
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VICTORIA ABRIL ビクトリア・アブリル |
1959年マドリッド生まれ。載せてる写真は昔のものです。こないだテレビで見たらショートカットになっていて、なんだか水前寺清子を思い出してしまいました。最近はかなり顔がきつくなっているのに、それがショートカットで際立たされていてちょっとこわかったです。10年以上前からパリに住んでいて、多くのフランス映画にも出演、今年は自分の好きなボサノバのCDを出して、コンサートツアーも行っています。(2005年2月記)
主な出演作品:
EL SEPTIMO DIA 2004年 |
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CARMEN MAURA カルメン・マウラ |
1945年マドリッド生まれ。映画だけでなく劇場、テレビでも活躍。映画デビューは1969年で、これまでに50本以上の映画に出演。80年代にはペドロ・アルモドバル監督のお気に入りの女優として活躍するが、この関係は で終了。最近で最もヒットした彼女の映画『』の影響のせいか、2000年アレックス・デ・ラ・イグレシアス監督の映画『La Comunidad』で主役を演じ大ヒット、この映画のせいで私の中では“パワフルなおばさん”のイメージが固まってしまっています…(2005年2月記)
主な出演作品:
LA COMUNIDAD (みんなのしあわせ) 2000年 |
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MARISA PAREDES マリサ・パレデス |
1943年マドリッド生まれ。映画だけでなく、テレビ、舞台での出演作も枚挙に暇がない彼女、文句ナシにスペインの大女優の1人と言えるでしょう。ペドロ・アルモドバル監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』の女優役、ロベルト・ベニーニ監督『ライフ・イズ・ビューティフル』の主人公グイドーの姑役での彼女に記憶のある方も多いのではないでしょうか。(2005年2月記)
主な出演作品:
TODO SOBRE MI MADRE (オール・アバウト・マイ・マザー) 1999年 |
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AITANA SANCHEZ-GIJON アイタナ・サンチェス=ヒホン |
1969年、ローマ生まれ。母はイタリア人。16歳でテレビドラマデビューし、その後、舞台にも出演しましたが、1988年の映画"Bajarse al moro"で知名度を確固たるものにしました。スペインだけでなく、アメリカ、イタリアなどの映画にも精力的に出演、国際的に活躍しています。(2005年2月記)
主な出演作品:
The Machinist (ザ・マシニスト) 2004年アメリカ |
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PAZ VEGA パス・ベガ |
1976年セビジャ生まれ。『Companeros』、『Siete Vidas』のテレビシリーズで有名になった後、映画にも挑戦。フリオ・メデム監督の『Lucia y el sexo』で映画女優としても成功を収め、その後も話題の映画に出演を続け、『Spanglish』で、英語の全く話せないメキシコ人召使役でハリウッドデビュー。彼女自身も渡米したての頃は全く英語が話せず、通訳がつききりだったそうです。授賞式のたび、過激な衣装で現れる彼女、特徴は女性なのに割れているアゴ。(2005年2月記)
主な出演作品:
SPANGLISH 2004年アメリカ |
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