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8月31日(金) マラガの航空機事故に対する抗議デモに2000人が参加
今週水曜日にマラガで起こった飛行機事故に抗議し昨日行われたデモにより、メリージャ空港につながる道路が1時間以上にわたり遮断された。この抗議デモは「安全な機体」を求めるメリージャ市民約2000人により昨日午後3時に行われたもので、デモ隊はメリージャ空港内の着陸滑走路への進入を試みたが、国家警察、市民警察等に阻まれ、デモ開始後1時間余り後の午後4時15分にメリージャ空港に通じる道路は機能を回復した。また、昨日(イベリア航空の元子会社)ビンテル社は事故を起こしたCN-235機に代わりとしてフォークナー50機を使用した。 バレンシアの医院で血液透析後、9日間に死者6名
今月21日バレンシアの医院で起こった血液透析後の腎臓病患者の死亡事故に加え、22日、27日においても同病院で同様の死亡事故が起こっていたことが明らかになった。この両日、問題の医院は衛生局に死亡通知を怠っており、これらの件を含めると今月21日から昨日現在まで合計で6名の腎臓病患者が血液透析の後死亡したこととなる。 カサ・デ・カンポ内の自家用車通行禁止は売春行為の減少につながるか?
動物園や遊園地を有するマドリードの大規模な公園であるカサ・デ・カンポが様々な問題を抱えるに至っているが、その解決法として、「敷地内で自家用車の通行を終日禁止する」ことをPSOE及び革新系政党が提案している。
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8月30日(木) マラガ空港近くで飛行機不時着、4人死亡、26人重軽傷
昨日午前10時17分、マラガ空港から230メートル付近の野原にメリージャ発マラガ行きのビンテル航空機が不時着、野原を200メートルほど走った後、国道340号線にぶつかり停止。この事故で機長を含め4人が死亡、26人が重軽傷を負った。飛行機には300リットルもの灯油が残っていたが、幸いにも炎上爆発は免れた。死亡した3人は最前列の席にすわっており座席と座席に挟まれ押しつぶされた状態となっていた。また、重態で病院に運ばれた機長も手術中に死亡した。 俳優パコ・ラバル、モントリオールからの帰国途中、急死
スペイン映画界の代表的俳優であるパコ・ラバル氏が昨日、モントリオールから帰国途中の飛行機内で死亡した。75歳だった。 アスナル首相、PSOEの首尾一貫しない態度を批判
メノルカでの夏の休暇を終えたアスナル首相は昨日、サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院を訪れ修道士たちと昼食会、その後バジャドリ県のキンタニージャ・デル・オネシモにてPPに所属する人達との夕食を交えた集会に出席した。
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8月29日(水) 逮捕された"コマンド・バルセロナ"メンバーの取り調べ進む
金曜日に逮捕されたETAの"コマンド・バルセロナ"のメンバーは昨日、ガルソン判事の命により刑務所へ収監された。逮捕されたメンバー3人が実行犯で2人が協力者であったとみられ、逃亡中のメンバー1人は指名手配された。 一方、月曜日にETAの爆弾テロがあったマドリード・バラハス空港の駐車場建物の損害額が約4億ペセタにのぼると計算された。この見積り額には被害に遭った100台以上の車両の損害額は含まれていない。大きな損害を受けた駐車場D塔の3階以下の修復工事は11月までかかるとみられており、損害の少なかった4階から6階までは来月3日に元通りのサービスを開始できるであろうとしている。 ヘスカルテラ問題に絡んでONCEの副会長、ONCE財団会長が辞任
スペイン視覚障害者協会(ONCE)では、現在社会問題となっているヘスカルテラ問題に大きくかかわったとして、ホセ・マリア・アロジョ会長がラファエル・デ・ロレンソ第2副会長とONCE財団のホセ・マリア・ピチェル会長に辞任を求めたことを明らかにした。来週月曜日の臨時理事会において発表される予定が繰り上がったかたちとなった。 マドリードの"オクパ"、早朝の強制立ち退き
昨日早朝、マドリードのラバピエス地区にある「ラボラトリオ・セグンド」に居住する"オクパ(不法占拠者)"が、建物を警官隊に囲まれ、突然立ち退きを強いられた。
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8月28日(火) マドリードのバラハス空港、ETAの標的に
昨日午前8時3分前、マドリード・バラハス空港のターミナル2に併設されている駐車場でETAの仕掛けた車爆弾が爆発、駐車中の車両100台以上、また、駐車場建物に大きな損害を与えたが、人的被害は出ていない。 社会調査センターのバロメーター発表される
社会調査センター(CIS)の7月分バロメーターが昨日発表された。 EU内の患者の自由な移動を認めるEU委員会の決定にスペインは否定的
昨日、EU委員会社会福祉局では、公共福祉(医療処置)はその他のサービスと同様、大幅な遅れが認められる場合に患者がEU内の他の国でのサービスを受ける可能性を有するべきである、と発表した。
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8月27日(月) ガルソン判事によって先週末に検挙されたETAのコマンド部隊の尋問始まる
先週木曜日にギプスコアにて"コマンド・ブルンツァ"、金曜日にバルセロナで"コマンド・バルセロナ"のメンバーが一斉検挙されたのを受け、当局では引き続き捜査を進め、全国管区裁判所ではガルソン判事による逮捕者の尋問が始まっている。 エル・コルテ・イングレスグループ、19%の収益アップ
国内流通業最大手であるエル・コルテ・イングレスグループは2000年の収益が前年に比べ19.1%アップしたことを発表した。 ヘタフェの選手、浜辺で警察官に殺害される
土曜から日曜にかけての夜中、スペインサッカー2部リーグBに所属するヘタフェ(マドリード)の選手、セバスティアン・ゴメス―通称セバス―がベニカッシムの浜辺で、休暇中の警察官に殺害されるという事件が起きた。
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8月24日(金) ヘスカルテラ問題、CNMVは不正事実を知りながら調査介入せず
ヘスカルテラ社の行っていた不正が続々と発覚している中、1999年の段階で証券マーケット委員会(CNMV)の監査局が同社の不正の存在を指摘していたにもかかわらず、CNMVトップの判断で追及調査を打ち切りにしていた事実が明らかになっている。 厚生省、新たに2人の死因をバイエル社の高コレステロール血症治療薬によるものと認定
昨日厚生省は、これまでの4名に加え、2名の死因がドイツ・バイエル社の高コレステロール血症治療薬に関係していたと発表した。ドイツに本社を置く製薬会社バイエル社は去る8日、高コレステロール血症治療薬"Lipobay"を全世界の市場から回収することを決定、これを受けスペインの厚生省ではこの薬剤の他、同種の薬剤全てを市場から撤収するよう指示していた。厚生省はこの新たに認定された2名の死亡者を受け持っていた病院の所在地等を明らかにしていないが、「いずれにせよ、Lipobayが市場から回収される以前」としている。また同時に厚生省は、この医療薬がもたらす副作用(主に筋肉組織破壊)を受けた患者の数をこれまでの56名から82名と修正した。 元ETA活動家ウルソロ、マドリッドの刑務所へ移送
昨日、フランスで4年半の刑期を終えた元ETA活動家ホセ・ルイス・ウルソロ・システィアガ(43)が全国管区裁判所のバルタサール・ガルソン裁判官の指示により、マドリッドのソト・デル・レアル刑務所に移送された。1977年より"コマンド・ハイスキベル"の一員としてETAの活動に参加したウルソロは、1981年のマドリッドのテレフォニカの爆破事件を始めとし、16名の暗殺と2件の誘拐を含む11件のテロ容疑で告発されており、その他にも、兵器や爆発物の所持、ナンバープレートの偽造、破壊活動、不法占有、傷害等の容疑がかけられている。
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8月23日(木) ギプスコアで爆弾テロ準備中のETAのメンバーを一斉検挙
昨日、バスク地方警察は爆弾テロ準備中であったETAのメンバー8人をバスク州ギプスコア県の3市で一斉に逮捕し、大量の武器、弾薬、ダイナマイトなどを押収した。 移民流入問題でスペインとモロッコが会談
昨日、アフリカから流入してくる密入国者問題を話し合うため、スペインとモロッコの会談が設定されていた。当初、ピケ外相が在スペインモロッコ大使を呼び、モロッコ側の協力をとりつける予定にしていたが、モロッコ大使が休暇中という理由により急遽、モスリ大使補佐官とガリゲス外務省事務次官との会談に変更となった。 バイエル社への提訴、薬剤と死亡の因果関係は同社と厚生省の報告書が証明か?
一昨日、ドイツの製薬会社バイエル社に対して、先日市場から撤収された同社の高コレステロール血症治療薬"Lipobay"を服用したことが原因で死亡したとして、サラゴサの死亡した患者の家族が提訴した件に関し、因果関係の証明はバイエル社とスペイン厚生省の出した報告書が鍵を握ると考えられている。
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8月22日(水) スペイン政府、密入国者激増の責任の一端はモロッコ政府にありとする
昨日、スペイン政府はモロッコ政府に対し、密入国者が激増している責任の一端はモロッコ側にあるとし、ピケ外相が在スペインモロッコ大使を呼び出したことを明らかにした。 ビゴの造船所で修理中の船が爆発1人死亡、15人が重軽傷
昨日午後3時半過ぎ、ガリシア州のビゴにある造船所で修理中の船が爆発、船内で働いていた1人が死亡、15人が重軽傷を負った。
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8月21日(火) おもちゃの車が爆発、1人死亡、幼児1人が重態
昨日午前、サン・セバスティアン市内を走行中の乗用車内で小爆発が起き、同乗していた62歳の女性が即死、女性のとなりに座っていた16ヶ月になる孫が重態となる事件が起きた。この乗用車には死亡した女性のもう1人の孫、その母親と叔母も乗っていたが、4歳の孫が軽いけがを負うにとどまった。 マルベージャに続き、トレモリーノスの裁判所も荒らされる
昨日未明、アンダルシアのコスタ・デル・ソルにあるトレモリーノスの裁判所が荒らされるという事件が起きた。賊はこの時間帯は警備員がいないこともあり、建物裏手の鉄格子のない窓を破り建物内に侵入、大胆にも厳重にロックされていた錠前と扉を破壊し、至るところに入りこんでいた。裁判官や職員は裁判記録、調査書類の類、貴重品などは盗まれていないと話しており、コンピュータのデータにアクセスしていた形跡はなかった。 マドリード市役所、バラハス空港のタクシー運転手50人に料金操作違反で罰則を課す
マドリード市役所は、ここ数ヶ月においてバラハス空港で客待ちをしているタクシー運転手50人に料金操作違反があったとして何らかの罰則を課している。
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8月20日(月) 週末だけで不法入国者の数は800人を超す
今週末にアンダルシアのカディスやカナリアスの海岸に押し寄せ拿捕された不法入国外国人は800人を超えた。 ジョアネ・ソマリバ、2年連続で女子ツール・ド・フランスを制す
昨日、最終日であった女子ツール・ド・フランスはスペイン人ジョアネ・ソマリバが制した。昨年に続き2年連続優勝。ソマリバはバスク州ゲルニカの出身で29歳。ツール・ド・フランス以外にも99年、2000年とジロ・イタリアで優勝している。 週末に国道で100台以上の玉突き事故、1人死亡
土曜日の朝7時45分頃国道3号線(バレンシア街道)の145キロ地点、クエンカ県セルベラ・デル・ジャノで100台以上の自動車が巻き込まれるという玉突き事故が起こった。この事故により国道は5時間にわたって閉鎖された。 土曜日早朝、ETAの車爆弾、爆発、13人が負傷
先週土曜日の朝8時過ぎ、カタルーニャ州タラゴナ県のカラフォン・デ・サロウのホテル前に駐車中の車が爆発、13人の宿泊客が軽いけがを負い、ホテルの外壁窓ガラスを割るなどの被害を出した。
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8月17日(金) BSCH、アムサテギ頭取の退陣で、ボティン頭取体制へ
1999年1月に合併したサンタンデール・セントラル・イスパノ銀行(BSCH)では、合併後も2人頭取体制できていたが、昨日、臨時役員会によって旧セントラル・イスパノ銀行出身のホセ・マリア・アムサテギ頭取の退陣が認められ、旧サンタンデール銀行出身のエミリオ・ボティン氏が唯一の頭取としてスペイン一の銀行のトップに君臨することとなった。来年の3月に予定されていたアムサテギ氏の退陣が早まったことで合併当時からの両行の権力争いに終止符が打たれ、旧サンタンデール銀行主導の経営体制となる。また、第4副頭取であった旧セントラル・イスパノ出身のサンティアゴ・フォンシジャス氏も同時に退陣となった。 5千キロのコカイン流入を阻止、大西洋上で輸送船を捕獲
昨日未明、フランス領ガイアナより1000マイルの海上で、コロンビアからスペインへ流入するところであったコカイン5千キロを積んだ輸送船を捕獲し、その首謀者であった通称"シト・ミニャンコ"をマドリードの自宅で逮捕した。 バルセロナの不法滞在アフリカ系外国人を一斉検挙
昨日午後5時過ぎ、国家警察はバルセロナのアンドレ・マルロ広場を居場所にしていた200人ほどの不法滞在アフリカ系外国人を一斉に取り締まり、100人以上の逮捕者を出した。
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8月16日(木) オペルの経営危機、スペイン工場に波及か?
ここ数日、ドイツの自動車会社オペルが深刻な経営危機に陥っていることにより、ヨーロッパ内にある工場の閉鎖、もしくは人員削減の可能性について取り沙汰されてきている。スペイン国内にはサラゴサに8727人の従業員をかかえる工場があり、同社の考える生産ラインの縮小を軸とする経営立て直しプランがそのまま工場の閉鎖につながるのではないか、と心配されている。 バスク地方政府内務局、過激派民族主義グループのデモを許可せず
昨日、バスク地方政府のハビエル・バルサ内務局長は過激派民族主義青年組織「SEGI」が明日サン・セバスティアンで行うと申請したデモを許可しないことを決めた。このデモは"若者の革命によりわれわれのものである、独立と社会主義を取り戻す"というスローガンのもとに市内に集結するというものであった。 スペインでの養子の78%は外国人の子供達
労働省と社会行政省の発表によると、昨年1年間でスペイン人の夫婦が迎え入れた養子は3934人にのぼるという。前年に比べ、スペイン人からの養子受け入れが減少、国際養子縁組が53%増加、全体の78%、3062人が外国人の子供達であると報告されている。
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8月15日(水) 本日は聖母被昇天の祝日のため、トップニュースはお休みさせて頂きます
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8月14日(火) 20年ぶりに失業率13%を切るも、雇用は停滞
昨日、国家統計局より最近1年間と2001年第2四半期の雇用状況についての統計が発表された。 マルベージャ裁判所での書類盗難事件についてCGPJが臨時会合を開く
マルベージャ裁判所内で係争中の裁判書類が盗まれ、さらにコンピュータ上にあったデータも消去された事件について、昨日、司法審議委員会(CGPJ)が臨時常任委員会合を開き、マルベージャ裁判所へ調査員2人を派遣した。緊急調査の報告書は今週中もしくは来週初めには提出されるもよう。
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8月13日(月) 急進派民族主義者のデモ、ETAへの賞賛と化す
サン・セバスティアンで昨日始まった「セマナ・グランデ」の祭りは、バタスナ(ETAを擁護する政党HBが改称)が召集した急進派民族主義者たちのデモによって、ETA賞賛と地方警察官への脅迫の場と化してしまった。 CGPJ、マルベージャの裁判書類盗難事件に介入
先週末、アンダルシア州のマルベージャ裁判所において、マルベージャ市長であり、サッカーチーム、アトレティコ・デ・マドリードの会長であるヘスス・ヒル氏に関連する裁判の調査記録が盗まれ、コンピュータ上にあった記録も消去されるという事件が起こったが、これに対して、司法審議委員会(CGPJ)では土曜日に調査員をマルベージャに送り、本日にも緊急会議を開き、善後策を講じる。
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8月10日(金) バスク地方警察労働団体、効果的なテロリズム対策のために各方面の協力を要請
昨日、バスク地方警察の主要労働団体であるErneの幹部は、公式の場でバスク地方の各政党に市中で起きている破壊行為への対処の仕方を披露するとともに、現在の地方警察はこのままの状態で激化するテロリズムに対抗することはできないとする見解を述べ、効果的な対策を講じない地方政府内務局を批判するに至った。 PSC、PP、CIU、アフリカ系違法入国者に対し、バルセロナからの退去を要請
水曜日にバルセロナの労働組合の建物内で一夜を明かしたアフリカ系違法入国者は、昨夜は再び屋外で夜を過ごした。このアフリカ系違法入国者問題に関して、カタルーニャ地方政府 のアルトゥール・マス議員は昨日、外国人法を適用し違法な移民を国外退去させることに賛成の意を示し、方法は明示しなかったものの、カタルーニャ政府は他の機関と協力の下、バルセロナの街で眠る移民の問題を解決すると繰り返し述べた。同氏は移民局のエンリケ・フェルナンデス・ミランダ代表と連絡をとり、カタルーニャ広場に寝泊りするホームレスに対し解決策を見つけるように要請した。またPSCの首脳部もカタルーニャ政府の要請に応じ、国会では承認に難色を示していた外国人法の適用を求めた。 エステル・コプロビッチ邸を襲った盗賊団、あらかじめ盗難対象の絵画を選択
警察の家宅捜査によると、水曜日未明にマドリッドのエステル・コプロビッチ邸を襲いゴヤの「ブランコ」を始めとする絵画14点を盗んだ盗賊団は、同邸のコレクションの中から最も価値のある作品を予め選んだ上で犯行に及んだことが判明した。
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8月9日(木) バイエル社、高コレステロール血症治療薬を市場から回収
昨日、ドイツに本社を置く製薬会社バイエル社では高コレステロール血症治療薬"Lipobay"を全世界の市場から回収することを決定、これを受けスペインの厚生省ではこの薬剤の他、同種の薬剤全てを市場から撤収するよう指示、これらの薬剤を服用している20万人あまりの患者に治療法の変更のため病院へ行くよう呼びかけた。 企業家邸に強盗、ゴヤの絵画を含む被害額は何十億?
昨夜、マドリードの高級住宅街にある企業家エステル・コプロヴィッツ邸に3人組の賊が押し入り、警備員を縛り上げたうえで、邸宅にあった14点の絵画、6点の彫刻を奪って逃走した。 行き場のない不法滞在外国人に労働組合が建物を提供
カタルーニャ広場の不法滞在外国人への強制立ち退き問題で、それを行った市役所、地方政府、中央政府がその後の対策を何も講じていないため、外国人たちが寝る場所を失い道路上にあふれていたが、昨夜は労働組合CGTが彼らに建物を提供するに至った。NGOなどが政府代表に、外国人たちに寝る場所の提供を求めたものの拒絶されたため、このような事態となった。
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8月8日(水) ラホイ内相、不法滞在外国人犯罪者に対する裁判の迅速化を発表
昨日、ラホイ内相は不法滞在外国人犯罪者に対する裁判の迅速化、また、場合によっては強制退去措置の適用を認めることを発表、問題化している外国人犯罪の解決を図ることを明確にした。 カタルーニャ広場を追い出された外国人の受け入れ先はない
一昨日、バルセロナの中心にあるカタルーニャ広場に住みついていた不法滞在外国人への一斉退去処分を敢行したバルセロナ市議会では、善後策を何も講じないまま、この問題をうやむやにしてしまおうとしている。 国鉄カタルーニャの運転士ストライキ終結、国鉄との合意成立
土曜日からカタルーニャ地方路線で行われていた国鉄の運転士の"消極的なストライキ"は国鉄側との合意が成立し、終結をみた。
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8月7日(火) バスク地方警察の労働団体、地方政府内務局の対策不足を批判
日曜日にポルトガレテで起きた私服警察官への襲撃事件を受けて、(昨日のトップニュース参照)バスク地方警察官の所属する労働団体からのバスク地方政府内務局、また中央政府の対策不足を批判する声が大きくなってきている。 バルセロナの市役所、120人の不法移民をカタルーニャ広場から追い出す
昨日未明、バルセロナ市警は市役所の要請により、数ヶ月前から市内中心にあるカタルーニャ広場に"居住"する行き場のない不法移民たちの一斉立ち退きを強行した。 組織売春摘発のための証人保護プログラムが売春婦達からの訴えを促す
外国人法の第59条には「身分証明書不所持もしくは不正な身分証明書を所持する外国人で、売春組織の被害者であり、その売春組織の摘発に協力した場合、行政上の責任と強制退去処分は免除される」と規定されている。さらにはこの証言者には捜査証人保護法が適用され、警察や治安警察などに保護され、犯罪組織からの復讐を回避するようなプログラムにのせられる。保護施設へ収容され、スペイン語の学習や職業訓練などを受け、自立できるよう教育を受ける。また、スペインでの合法的な滞在許可も与えられる。
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8月6日(月) 覆面パトカーに火炎瓶投げ込まれ、警官2人が重軽傷
昨夜未明、バスク州ビスカヤ県のポルトガレテの旧市街で十数人の若者たちによる覆面パトカーの襲撃によって、警官2人が大火傷を負うという事件が起きた。 村祭りで爆竹を積めた箱が爆発、1人死亡、4人重軽傷
バレンシア県の小さな村ベニドレイクの村祭りで爆竹や花火を積めた箱が爆発し、周囲にいた1人が死亡、4人が重軽傷を負うという事件が起きた。
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8月3日(金) CNMV委員長、ヘスカルテラ問題で国会召喚
昨日、証券マーケット委員会(CNMV)のピラール・バリエンテ委員長が国会に召喚され、ヘスカルテラ問題についての野党からの質問に答えた。 ピケ外相、ジブラルタルに万単位の電話線を装備する用意を表明
ジョセップ・ピケ外務大臣は昨日、スペイン政府は近々ジブラルタルの住民に向け、「万単位」の固定電話線を装備する用意があることを表明した。イギリス政府からの一連の要請を受け、「相互信頼の原理」に同意したことで、同外相は電話の装備という形でイギリス側に最初の回答を出す模様。 シンテル、25億ペセタの貸付を元従業員への支払いに
労働団体CCOOによると、シンテルの元従業員がBBVA銀行に申請していた25億ペセタの貸付が今日文書化される。この貸付により、11ヶ月に渡り凍結していたシンテルの元従業員への給与として、各従業員に130万から140万ペセタの支払いがなされる。この貸付は労働省の管轄にある給与保証資金が用意する40億ペセタを担保にしており、シンテル元従業員に対しては今回の25億ペセタの給与支払いに加え、早期退職として今後250億ペセタが支給されることになっている。 勤務時間中に仕事以外でのインターネット使用は解雇理由となる
昨日カタルーニャ高等裁判所では、仕事をせずにインターネットに興じていたことは正当な解雇理由とはならないとした一審を破棄、バルセロナの2つの企業が従業員を解雇したことは正当であるという判決を言い渡した。
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8月2日(木) ヘスカルテラ社の130億ペセタ、依然として所在つかめず
大蔵省のエンリケ・ヒメネス・レイナ事務官の辞任にも発展した証券取引代行会社ヘスカルテラ社の不正疑惑は、証券マーケット委員会の調査によってさらに不透明感が増している。 婚約者を殺害後、自殺のための自動車事故で関係のない3人が死亡
昨夜未明、カステジョンの近所で自動車同士が正面衝突し、この事故で両方の車に乗っていた4人が死亡した。 不法滞在外国人への特別合法化手続き、申請者数が322761人であることを政府が発表
一昨日に締め切られた不法滞在外国人に対する特別合法化措置であるが、昨日中央政府ラホイ内相から、申請者の数が322761人に達したと発表があった。NGOの発表では18万人と言われていたが、それを大幅にうわまわった数値となっている。昨年の合法化措置とあわせて60万人近い数の外国人が合法化措置に申し込んだこととなる。
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8月1日(水) ガルソン判事、EKINのメンバー31人を起訴
昨日、全国管区裁判所のバルタサール・ガルソン判事はテロリストグループETAに所属もしくは協力したという容疑でEKINのメンバー31人を起訴した。 不法滞在者の特別合法化措置締め切られる、申請者は18万人
新たな外国人法施行を前にして昨日、定住を理由とする不法滞在外国人に対する特別合法化措置が締め切られ、申請者は全国で約18万人にのぼった。昨日は最終日とあって各都市の申請場所には外国人が殺到した。 ラホイ内相とバルサ・バスク州内務担当の会談が金曜日に
9月まで棚上げとされていたラホイ内相とバスク州のバルサ内務局長の話し合いが今週金曜日にマドリードでおこなわれることになったと、昨日同内相から発表された。月曜日にイバレチェ・バスク州首長とアスナル首相との会談で、緊急事項であるにもかかわらずラホイ内相の呼びかけをバルサ局長が9月まで先延ばししたことに首相が不満を述べたこともあり、この話し合いの実現となった。
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