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8月30日(金) 検事局、フランスにあるバタスナ党事務所の閉鎖要請を検討
現在ガルソン判事はニューヨーク滞在中で日曜日帰国の予定であるが、全国管区裁判所の検事局は、週明けにも判事にフランス・バスク地方にあるバタスナ党事務所の閉鎖のためのフランス司法機関への国際司法援助委託の手続きを要請する意向。 労働災害による死亡者増える
今年に入って最初の6ヶ月間の労働災害による死亡者数は昨年同時期に比べて9.96%の増加、仕事中の事故で亡くなっている574人の大部分は建設業またはサービス業に従事していたことが、この度公式の発表でわかった。労災事故死者数の増加は労働条件の悪化を意味しており、算出方法が議論の的になってはいるものの、スペインがヨーロッパで最も労災事故死の多い国であることは確かで、スペインは死亡者の5人に1人を生産している。 スペイン内務省、カナリア諸島の不法入国者400人を国外追放
内務省は、この10日間でスペインと自国民再受け入れ協定を結んでいるアフリカでは唯一の国々のモロッコとナイジェリアへ350〜400人の不法入国者を送還することを決定した。これは、収容人数が600人を超えパンク状態になっているフエルテベントゥラ島の旧空港ターミナル収容センターの状態を改善するためで、まず昨日40人が飛行機でアルメリアに移送され、彼らはその後メリジャに船で渡り、ベニ・エンザル国境検問所でモロッコ当局に引き渡されることになっている。モロッコに最も近いスペイン、カナリア諸島では今年に入って7ヶ月の間に3000人以上の不法入国者が逮捕されている。 バスケットボール世界選手権開幕 アメリカのインディアナポリスでバスケットボール世界選手権が開幕、ガードの控えマルコ選手が7本中5本の3ポイントシュートを決める活躍をしたほか、ガソル選手、フェリペ・レジェス選手も期待通りの活躍で、スペインは初戦の対カナダ戦を85−54の勝利で飾った。今日スペインが対戦するユーゴスラビアはアンゴラに113-63と大勝している。
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8月29日(木) バタスナ党、フランスでは活動続行
スペイン国内での活動禁止命令にもかかわらず、バタスナ党のフランスでの活動は堂々と続けられている。ガルソン判事の判決の効力はインターネットにまでは及ぶが、スペインとの国境からわずか26キロのバイヨンヌには届かない。昨日のバイヨンヌの事務所がいつもと全く変わらない状態で機能している一方、、バスク州警察はビスカヤ県にある5つの事務所を新たに閉鎖。国家警察もナバラ県の3つの事務所を閉鎖し、閉鎖された事務所はバスク9、ナバラ12の合計21となった。 セビジャの大学に立てこもっていた不法滞在移民の半数は強制送還済み
今月8日に滞在合法化を求め、2ヶ月間にわたる立てこもりの後、警察の介入によりセビジャのパブロ・オラビデ大学から強制的に退去させられた不法滞在移民275人のうち、半数がすでにスペイン領土内から追放されていることが警察関係者の話により明らかになった。スペイン内務省はこの件に関して公式に情報公開を行うことは拒否しているが、昨日関係者が明らかにしたところによると、少なくともセウタのセンターに収容されていた128人はアルジェリアに送還されているという。 スペイン経済、伸び悩み
国立統計局(INE)の昨日の発表によると、今年第二期のスペイン経済成長率は昨年同時期と比べて2%の成長を見せているという。第一期(1月から3月)も同じ数字であったことから、今年の前年比成長率は今のところ2%で、輸出部門での回復の助けにより、家庭での消費が落ち込んでいるものの、成長率の低下は防がれている。
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8月28日(水) バスク警察、バタスナ党事務所を力づくで閉鎖
バルタサル・ガルソン判事のバタスナ党活動停止命令遂行を阻止しようと、昨日バスク州の3県都にあるバタスナ党事務所には幹部が立てこもり、事務所の前には支持者が集結した。 バスク政府、PPとPSOEを非難
バスク州政府は、ETAとその暴力行為と闘うためバスクの民主主義政党が努力して探ってきた協力の道が絶たれたと考えている。昨日サン・セバスティアンで、バスク州政府のイマズ広報官はPP(国民党)、PSOE(社労党)を始めとする大部分の政党が月曜日国会で承認した、法律によるバタスナ党の違法化は、今年に入って民主主義政党の間で持たれていた政治的協調を壊したと述べた。イマズ氏の見解では、これにより、バスク州政府とバタスナ党の間で築き上げられつつあったETAのテロ活動に対し共に闘うという絆が切れてしまったという。氏は、バスク州政府もバスク州議会も、バスクの人々の大半と共にバタスナ党違法化には反対で、PPとPSEの支持者の中にもこれに反対する人々がいると断言、バタスナ党を違法化することは“バスク人社会の一部を違法化”することであり、否定的な結果をもたらし得ると述べた。 相次ぐ移民逮捕にフエルテベントゥラの収容センターパンク
月曜日の夜、新たに3艘の船に乗った73人の不法入国者(うち11人が妊婦)がカナリア諸島のフエルテベントゥラ島で逮捕されたことにより、この島の収容センターにいる移民の数は862人となった。6つのトイレを備えた旧空港ターミナルを利用した収容センターにこれらの移民は詰め込まれており、すでに人権擁護委員とアムネスティ・インターナショナルから抗議が寄せられているが、もう一つの収容センターも飽和状態。一方、ランサローテ島の収容センターでは水ぼうそうの集団感染が秘密にされていたことが明らかになっている。
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8月27日(火) 臨時国会、バタスナ党違法化要請案を可決。 昨日開かれた上院の臨時国会で、賛成295票、反対10票、棄権29票という数字でバタスナ政党の違法化を最高裁判所に要請する事を決議した。賛成票を投じたのはこの要請案の主導者であるPP民衆党とPSOE社会党の他に、CCカナリア連合、PAアンダルシア党。反対票はバスク民族主義政党であるPNV(バスク民族党),EA(バスク連盟)とカタルーニャの民族主義政党であるIniciativa per Catalunya(カタルーニャ主導党)とERC(カタルーニャ左翼共和党)。棄権したのはCiU(カタルーニャ州政府与党の穏健民族主義政党)、BNG(ガリシアの穏健民族主義政党)、Chunta Aragonesista(アラゴンの穏健民族主義政党)など各地方で勢力を持つ民族主義の政党に加えて、IU(統一左翼)も棄権票によって「バタスナの違法化には賛成だが、政府がイニシャチブをとっているその違法化の方法には反対。テロ行為を擁護する政党の違法化は司法権から行われるべきで立法府や政府から行われるべきでない。」との考えを示した。 PSOE社会党は政党法の条項にある「民主主義の基本理念」をバタスナ政党が冒している事を根拠にバタスナ党の違法化を要請する点においては与党PP民衆党と協力しているが、その討論の中で民族主義系民主政党に対する姿勢においてはPP民衆党と考えを異にしている事を明らかにした。 PP民衆党代表は反対票を投じたバスク州政府与党のPNVを熾烈に批判し、棄権したカタルーニャ州政府与党CiUにも攻撃の矢を向けたのに対し、PSOE社会党はイェスかノーかの二者択一的発想ではなく、民主主義政党もふくめていかにして全ての民主主義政党が一致してテロを擁護する政党を隔離していくかが重要であると述べた。またIU左翼連合代表もPP民衆党代表の発言に対し、政府の案に反対するものは全て悪者とするような考え方こそが民主主義に反していると批判。与党PPと政治協定を結んでいるCiUは、先の政党法決議の際もPP主導の決議案に反対票を投じアスナル首相の怒りを買ったが、今回も民族主義政党としてのイデオロギーを貫き棄権票を投じた。 ガルソン判事、バタスナ党の政治活動停止を命ずる。
立法府においてバタスナ党の違法化要請案が決議された昨日、刑事法を司る全国管区裁判所のガルソン予審判事は10年余にわたって行ってきたバタスナ党のテロリズム幇助活動を摘発するための捜査活動の成果として、バタスナ党の活動停止を命令する判決を下した。バタスナ党への一切の経済援助の打ちきり、全ての選挙へ立候補者を送る権利の停止、一切の政治活動の停止を命ずるこの判決は速やかに国家警察およびバスク州警察エルチャインチャに伝えられ、昨夜パンプローナにあるバタスナ党本部を始めバスク地方各地にある同党の主要支部は警察機動部隊の手によって封鎖された。 偽の噂に引き寄せられ、数百人の違法移民がバルセロナに押し寄せる。 これが始めてではないが、またしても「今バルセロナにおいて新たな移民合法化手続きが行われている」というデマの噂が飛び交い、カタルーニャ地方を始め各地に居る不法滞在移民者が大挙してバルセロナへ押し寄せた。数百人の人々が移民局バルセロナ派出所に近い中央郵便局から「合法化手続き申請書」を郵送する為に駆けつけ、同郵便局は大混乱となった。スペイン政府のバルセロナ駐在官は「今回も今後も新たに移民合法化措置が取られる事は一切無い」と断言したのにも関わらず、藁をもつかむ心境の不法滞在移民達は中央郵便局所長の「他の郵便局から出しても同じ」という言葉にさえ耳をかさず、最終的に警察が介入して強制退去させるまで、じっと長い長い行列を作って居た。 労働市場が活発になると学生数が減る
労働市場が活発であればあるほど16歳以上で学校に行っている人の数が少なくなるというのが、信用金庫カイシャ・カタルニャの調べによりわかった。
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8月26日(月) 臨時国会審議今日開催
PP(国民党)とPSOE(社労党)、CC(カナリアス連合)とアンダルシア党の賛成票により召集が決まったバタスナ党違法化審議のための臨時国会が今日、開かれる。
この臨時審議では、“多数決制民主主義を脅かしている”としてバタスナ党を違法化することが最高裁判所に正式に要請されることになる。 12自治区に大雨警報
アストゥリアス、カンタブリア、バスク、カスティジャ・イ・レオン、ナバラ、ラ・リオハ、アラゴン、バレンシア、ムルシア、カスティジャ・ラ・マンチャ、バレアレス、カタルニャに1時間30立方メートルを越える大雨の警告が出されている。木曜日から続くこの悪天候で、マジョルカ島で航海中の水夫が1人亡くなっている。 週末の交通事故32件
昨日午前10時半ころ、バジャドリッド県のトルデシリャスとシグエニュエラ間の道路でトラクターがサイクリストのグループをはね、62歳男性が死亡、2人が負傷した。 タリファとフエルテベントゥラで178人の不法入国者を逮捕
スペインに新たな不法移民上陸の波が押し寄せている。この週末、タリファ(カディス県)には2艘のボートで100人、カナリア諸島のフエルテベントゥラ島には5艘の木の船で78人がたどり着いており、警察はボートの操縦者5人も逮捕している。 週末のスポーツの結果
サッカー:スペルコパ第2戦がバレンシアで行われ、デポルティボが1−0でバレンシアに勝ち、1回戦との成績を合わせて4−0とし、3度目の優勝を飾った。デポルティボはこれまでスペルコパに出場した3回とも優勝している。一方のバレンシアは開始2分後のアヤラ選手の退場がひびいた。
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8月23日(金) ETAメンバーがパリの刑務所から脱獄
先週の土曜日、パリのラ・サンテ刑務所からETAメンバーのイスマエル・ベラサテギ・エスクデロ容疑者(32才)が脱走していたことが昨日わかった。ベラサテギ容疑者をその日面会に来た兄ホセ・アントニオが彼に取って代わるという方法での容疑者の脱走は、5日後の昨日、兄がすりかわりを告白するまで当局に気づかれていなかった。 検察局もガルソン判事の決定を支持
全国管区裁判所のガルソン判事のオフィスに今朝、バタスナ党の法的代表者ジョネ・ゴリセラヤ氏(バタスナ党メンバーでETAの弁護士でもある)が呼ばれ、判事からバタスナ党の活動一時停止命令を出す意向を伝えられた。 4千億ペセタ以上がいまだユーロに交換されず
先月いっぱいで一般の銀行でペセタをユーロに無料交換できる期間は終了したが、スペイン銀行の発表によると、4036.52億ペセタ(24.26億ユーロ)がいまだに紙幣、コインの形でユーロに交換されずにいるという。 レアル・マドリッドとインテル・ミラン、ロナウドの移籍をめぐって会談
スペインのラジオ局カデナ・セルによると、レアル・マドリッドのホルヘ・バルダノ専務とインテル・ミランのマッシモ・モラッティ会長は、昨日フォルメンテラ沖に停泊しているヨットの中で行われた会談ですでにロナウドがマドリッドに移籍することで合意に達しているという。
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8月22日(木) PSOE、支持率上げる
PSOE(社労党)がこの3ヶ月の間に、PP(国民党)との支持率の差を半分に縮めていることが、7月の社会学調査センター(CIS)の調べでわかった。1月の両党の支持率の差は9.7ポイント、4月には8ポイントであったのが、7月の調査時点では1.4ポイントに縮まっている。 オテギ氏、バスク州政府を脅迫
バスク州知事フアン・ホセ・イバレチェ氏は、昨日、「州政府は義務により、常に法を遵守する」と発言、バスク警察が司法機関からの命に従うことを明らかにした。その2時間前に、バタスナ党党首のアルナルド・オテギ氏は「バタスナ党に打撃を与えるような行動に出ることは考えもしないように。」とバスク州政府を脅迫している。 アスナル首相、“個人的理由”によりヨハネスブルグ・サミット欠席
アスナル首相は“個人的理由”により、ヨハネスブルグで開かれる国連の“持続可能な開発”サミットへ出席しないと昨日、大統領府から発表があった。サミットは8月26日から9月4日まで開催されるが、9月5日にはアスナル首相の娘、アナの結婚式がエル・エスコリアルで催されるためである。アスナル首相の欠席により、スペインの代表は環境大臣のジャウメ・マタス氏が務める。このサミットには100人以上の国家首脳が出席、うちヨーロッパからは、ジャック・シラク・フランス大統領、ゲルハルト・シュレーダー・ドイツ首相、トニー・ブレア・イギリス首相、シルビオ・ベルルスコーニ首相等11人の首脳が出席する。 群集が石を投げて、2人の移民の逮捕を妨害(セウタ)
昨日の午後5時ごろ、セウタのタラハル国境検問所の近くにある海岸で、海上の2台の水上バイクがセウタとモロッコの国境を越え、パキスタン人と見られる2人の移民を海岸に置き去りにするのを2人の警官が発見、バイクでパトロール中であった彼らは、水上バイクの2人を追跡したが、彼らはモロッコ海域に逃げのびた。次に彼らは上陸した移民2人を追跡したが、海岸にいたモロッコ人の群集が警官に向かって石を投げて妨害。この攻撃によりバイクの1台が壊れ、2人の移民は逃げおおせた。
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8月21日(水) ガルソン判事、バタスナ党の活動停止へ
全国管区裁判所のバルタサル・ガルソン判事はバタスナ党とテロリストグループETAのつながりが明白であるとし、来週月曜日に開かれる臨時国会に先立って、昨日のバタスナ党違法化をめぐる政治討論会で、バタスナ党の活動一時停止を命ずるための法的根拠に関する報告書を三日以内に提出するよう、検察庁に申し渡した。判事はただちに刑法129条第1項を適用する意向である。この条項は、企業、店舗、施設などの閉鎖またはその団体の活動を一時的に停止するもので、この期間は5年を超えない。バタスナ党に活動一時停止が命じられた場合は、集会、デモ、会議等の活動ができなくなるが、当面、バタスナ党の議員の仕事には支障を及ぼさない。しかし、党自体は機能せず、さらに公共の場での度重なる破壊行為に対する賠償2400万ユーロを支払わないバタスナ党の資金は凍結されるため、これによりバタスナ党は選挙に候補を立てることができなくなる。 昨年首都で生まれた子供の15%は移民の子
昨年、首都で生まれた子供28,908人のうち4,219人(15%)が移民の子であることがわかった。そのうちの半数近く、41%がエクアドル人の子供で、10%がコロンビア人、8%がモロッコ人、5%がドミニカ人であった。スペインで最も大きな産婦人科病院の一つであるラ・パス病院では、昨年生まれた子供9,352人のうち約25%の母親が外国で妊娠していた。2001年には移民の出生率が地元マドリッドの人々の2倍になっており、スペイン人の母親1000人に対して9人の子供が生まれているのに対し、移民の母親1000人に対しては17人が生まれている。 麻薬使用により7月に11,000人を摘発
市民警察は、夏の取り締まりキャンペーンを展開、7月中に公共の場で麻薬を使用、または所持していた10,775人を摘発した。彼らは近日中にスペイン内務省からの通達を受け、300〜30,050ユーロの罰金を課される。市民警察によって行われているこのキャンペーンでは、公共の場での麻薬の使用(特にエクスタシー)と、麻薬摂取後の自動車の運転に重点が置かれた。 チジダ氏、マグノリアの木の下に眠る
おととい死去したスペインを代表する彫刻家エドゥアルド・チジダ氏の遺体は荼毘に付され、その灰は昨日午後からエルナニにある彼の美術館の敷地内にあるマグノリア(泰山木)の木の下で休んでいる。埋葬は近しい者だけで行われ、故人が好きだったバッハの曲をバックに、妻、8人の子供、25人の孫、親しい友人たちが偉大な芸術家に最後の別れを告げた。
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8月20日(火) スペインを代表する彫刻家チジダ氏死去
20世紀スペインの最も重要な芸術家の1人であるエドゥアルド・チジダ・フアンテギ氏が、昨日サンセバスティアン、モンテ・イゲルドの自宅で妻ピラル・ベルズンセさんに看取られて亡くなった。78歳だった。「空間は美しく、静かで、完璧である。」と自身が記しているように、彼の空間理解の仕方は独特で、その作品は他の芸術家のものと間違われることのない独自のスタイルを持ったものであった。 バタスナ党違法化をめぐりPP、PSOEと民族主義政党が対立
昨日、国会議員たちはバタスナ党違法化に向けて来週の26日に臨時国会を召集することを多数決で決定した。PNV(バスク民族党)は召集反対に投票した唯一の党で、CiU(カタルニャ連合)は棄権した。 スペインでの深刻な交通事故発生状態
DGT(交通総合局)の調べによると、スペインでは交通事故により毎日2人の歩行者が死亡、33人が負傷しており、歩行者事故の多さでEU諸国内第4位に位置するスペインの交通事故を減らすための夏のキャンペーンが現在行われている。
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8月19日(月) スペインの空港で管制塔の遅延スト
AENA(スペイン空港・航空)が要求どおりに就労規則を改訂するまでは時間外勤務はしないと管制官が行った遅延スト(わざと仕事をゆっくりして業務に支障を来たすようにするスト)により、昨日、スペインの大半の空港で空の便に乱れが出た。最も影響を受けたのはマラガ空港で、平均1時間半の遅れ。聖母被昇天の連休最終日にあたる昨日は各地の空港が混み合っており、さらにパルマ・デ・マジョルカ、メリジャ、アリカンテといった空港でも平均30〜45分の遅れが出た。 スペイン国籍取得の移民急増
この10年間で、スペイン国籍を取得した外国人の数が4倍に膨れ上がっている。司法省によると、1991年には3,819人だったスペイン国籍取得外国人の数は、2001年には16,663人となっている。1991年12月31日からおよそ117,000人がスペイン国籍を取得しており、特に目立つのがアルゼンチン、モロッコ、ペルー、ポルトガル、ドミニカ共和国からの移民。 スペイン人の夏休みの出費平均は846ユーロ
スペイン人の夏休みの出費平均額は846ユーロであることが、ある保険会社のアンケートによりわかった。地域別に見ると、バスク地方とアストゥリア地方の人々はあまり出費せず平均576ユーロ、エクストレマドゥラ、アラゴン、カスティジャ地方の人々は平均823ユーロで、マドリッドの人々は平均900ユーロを夏休みに使っている。 週末のスポーツの結果
サッカー:コパ・デル・レイ(国王杯)優勝のデポルティボとスペインリーグ優勝のバレンシアの間でスペイン一のクラブチームを決定するスーペルコパの試合が行われ、3対0でデポルティボがバレンシアを下して優勝。
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8月16日(金) 会計監査院、バスク州政府を告発
会計監査院は1999年度の政党会計に関する調査報告書について再度調査、バスク州政府が特別補助金を一般費用として会計処理し政党に支給しているため、バスク州の政党が、中央政府とバスク州から二重に補助金を受けていることを告発した。このような形で補助金を政党に支給しているのはバスク州政府だけで、推定されるETAとのつながりのため1987年から中央政府の援助金を凍結されているバタスナ党はこの方法で、1995年以来200万ユーロ以上の補助金を受けている。 英国王立海軍、ジブラルタルの基地で放射性物質を紛失
ジブラルタル市は、水曜午後、英国王立海軍の責任者から英国植民地内の基地で、放射性物質を紛失したとの知らせを文書で受け取った。これによると、紛失されたのは直径5センチの球形のもので、基地と造船所内での放射線濃度を測るために使われていたものだという。 騒音対人種差別−キャンプ場からジプシーの家族、追い出される
9年前から毎年欠かさず夏にタラゴナのラメトジャ・デ・マルにあるキャンプ場にやってきていたバルセロナのジプシーの8家族が、火曜日、キャンプ場から騒音を理由に追い出された。キャンプ場の運営会社は騒音の苦情は他の利用客から出たものだとしているが、ジプシーの家族は追放の理由は人種差別と多人種への嫌悪にほかならないと考えている。運営者と市役所はこの理由を否定しているが、この追放劇をめぐって双方が関係機関に訴え出たため、カタルニャ州政府ではこの件を調査することにした。 |
8月15日(水) 今日は聖母被昇天の祝日のため、トップニュースは休みです。 |
8月14日(水) ETA、バタスナ党違法化を推進する党に脅し
テロリストグループETAは、昨日バスク地方の公共ラジオ局エウスカディ・イラティアにバスク語の声明を送付、その中でサンタ・ポラで2人の犠牲者を出したテロ、トレビエハのハンバーガー店での爆発、サンタ・ポラ・ビーチへの爆発物設置がETAの手によるものであることを認めたが、今後も無差別テロを犯すことについては否定した。 スペイン政府、治安維持のための法改正に9月から着手
マリアノ・ラホイ副首相が昨日発表したところによると、今年の5月までの犯罪率は昨年比で5.2%増加しているという。副首相は、アスナル首相が先の国会討論で言及した犯罪防止対策に、夏休み明けの9月から政府が取りかかることを約束した。対策の内容は、警察官の増員、外国人法の改正などである。 スペインのレジオネラ菌感染、5年前の7倍に
スペインでは今月、レジオネラ菌の集団感染により3人の死者が出ており、現在4つの地域での集団感染が発表されている上、昨日もバレンシアの病院での新たな集団感染が報告された。5年前の1997年と比べると、感染者の数は7倍に増えており、スペインはヨーロッパで最も感染の多い国となっている。厚生省は昨年7月に新しい衛生法を施行しているが、その1年後も、集団感染は報告されつづけている。専門家はこの衛生法は急ごしらえの不十分なものだと指摘、厚生省は再び法令の改正を検討している。 1500人のウサギ肉養殖者が抗議集会
昨日、マドリッドの農業・漁業・食糧省前に1500人ほどのウサギ肉養殖農者が集まった。これは、小規模農家畜産家組合の呼びかけによるもので、彼らはここ数ヶ月のウサギ肉の値段の下落に対する援助を求めた。
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8月13日(火) PNV、バタスナ党の違法化に反対
8月26日に、バタスナ党の違法化を審議するための臨時国会が開かれることになっているが、PNV(バスク民族党)は、その際バタスナ党違法化に反対票を投じると昨日改めて発表し、さらに、CiU(カタルニャ連合)にも反対票を投じるよう働きかけているという。一方カタルニャの民族主義政党に対してPP(国民党)とPSOE(社労党)は、賛成票を投じるよう働きかている。 ヌエボス・ミニステリオス駅でのチェックイン利用客増えず
5月22日にリニューアルオープンして以来、マドリッドの地下鉄ヌエボス・ミニステリオス駅の利用客は1日平均85000人から145000人と大幅に増えた。この駅からバラハス空港までは12分で行くことができ、しかも34あるチェックインカウンターで荷物を預けることもできる。マドリッド州政府が大きく宣伝したこの新しいヌエボス・ミニステリオス駅の目玉、チェックインサービスが利用客不足に悩んでいる。 レジオネラ菌による死者3人
レジオネラ菌集団感染による初めての死者が報告された。死者が出たのはマタロ(バルセロナ)、バラカルド(ビスカヤ)、ウベダ(ハエン)でいずれも持病のある70歳以上の高齢者が犠牲となっている。
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8月12日(月) スペイン、メダル獲得数で3位に
ドイツのミュンヘンで行われたヨーロッパ陸上選手権で、スペインはロシア、イギリスに次いで、メダル獲得数3位となった。今回獲得したメダル数15(金6、銀3、銅6)は、これまでの最多記録であった1994年のヘルシンキ大会での9を大きく上回る結果で、大会前に目標としていた獲得数が達成された。 サンタ・ポラで爆弾発見
8月4日にETAによる爆破テロのあったアリカンテのサンタ・ポラの浜辺で、今朝、爆弾が見つかり、爆薬処理班により解体処理された。 パブロ・オラビデ大学立てこもり移民、国外追放へ
木曜日の早朝逮捕された275人のセビジャ、パブロ・オラビデ大学立てこもり移民のうち、65人は自由の身となったが、210人は引き続き拘留されている。うち12人は、すでに提出していた滞在許可の申請が却下されているため、15日以内にスペインを出なければならない。210人のうち、滞在許可を得られる可能性のあるのは30人ほどだという。 週末のその他のスポーツの結果
テニス:シンシナティ・トーナメントでカルロス・モヤ選手がオーストラリアのレイトン・ヒュ−イット選手(ATPランキング1位)を破って優勝。自身のランキングは6位に上がった。現在トップテンには他にアルベルト・コスタ(5位)、フアン・カルロス・フェレロ(7位)のスペイン人選手の名がある。 |
8月9日(金) セビジャの移民立てこもり、警察の介入により終止符
昨日早朝、セビジャのパブロ・オラビデ大学に立てこもっていた移民が警察の介入により、強制的に退去させられた。大学側を強制退去に踏み切らせたのは、立てこもり移民と大学職員間の軋轢、移民の健康状態の悪化などに加え、ここ数日間で新たに100人近くの移民が到着したためであった。 ジブラルタル海峡で最大のボート逮捕
昨日午前7時ごろ、タリファ沖2マイルで、新たに移民を乗せたボートが見つかった。これまでアンダルシアで見つかった中で最大のボート(長さ9メートル、幅2.5メートル、60馬力のエンジン)1艘には、70人の移民がひしめきあっていた。乗っていた移民たちはアフリカの民族多様性の好例を示しており、10人(うち1人は未成年)のマグレブ地域(チュニジア・アルジェリア・モッロコ三国の総称) 出身男性、60人のサハラ砂漠周辺地域出身者(うち29人が女性で10人の妊婦が含まれる)という構成であった。 スペイン、新たに4つのメダル
ミュンヘンで開かれているヨーロッパ陸上選手権で、昨日スペインは4つのメダルを獲得した。まず午前中に、50キロ競歩でヘスス・アンヘル・ガルシア・ブラガド選手が銅メダルを獲得、午後の競技では1500メートル走でレジェス・エステベス選手、400メートル走でダビ・カナル選手、800メートル走でマイテ・マルティネス選手がそれぞれ銀メダルを獲得した。
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8月8日(木) 180人が水道水で中毒
バルセロナにあるサンタ・マリア・デ・パラウトルデラで火曜日から、下痢、発熱、嘔吐という同じ症状で10人が病院に運び込まれていたが、カタルニャ州政府は昨日の正午まで、その原因について公式に発表していなかった。調査の結果、原因は水道水に含まれていたシゲラ・ソンネ菌(赤痢菌の一種)であったことが判明した。
6000人が住むこの村では、たいていの家族で少なくとも1人が嘔吐・下痢の症状を訴えていたにもかかわらず、自治体からの公式発表が何もなかった。州政府が地元の水道水供給会社に対する調査を開始すると発表したのは、昨日の正午近くになってからだった。 大学立てこもり中の移民に大学側、退去を命じる
セビジャのパブロ・デ・オラビデ大学に滞在合法化を求めて立てこもりを続けている移民120人に対し、総務部長のフアン・ヒメネス氏は昨日、大学キャンパス内で改築工事が行われるためという理由のもとに大学を立ち退くことを“勧めた”という。
ヒメネス氏は「彼らがいる限りは工事が出来ないのだから、立ち退かない際は警察を呼ぶこともいとわない。」と述べ、立ち退くよう通知して以来、移民たちが腹を立てて攻撃的になっていると付け加えた。 スペイン人の借金の平均額は14632ユーロ
スペイン人が銀行または信用金庫から借り入れている金額の平均は14632ユーロであるという。しかし、この金額は地方によってかなりの差があり、最も借金をしているのはマドリッドの住民で平均27000ユーロ以上、オレンセとセウタの住民の借金平均額は6000ユーロに満たなかった。 スペイン、長距離走でメダル2個を獲得 ドイツのミュンヘンで行われているヨーロッパ陸上選手権の男子1万メートル走で、スペインのチェマ・マルティネス選手が金メダルを獲得、ホセ・リオス選手も3位に入った。マルティネス選手は残り250メートルで追い上げを開始、金メダル有力候補であったドイツのディエテル・バウマン選手を抑えて優勝した。女子走り幅とびに出場したコンチャ・モンタネル選手は惜しくも4位に終わり、出場選手最年少の彼女(21歳)は悔し涙にくれた。
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8月7日(水) アスナル首相、バタスナ党違法化への国会の承認を求める
スペイン政府は、下院緊急審議を召集し、1日も早くバタスナ党を違法化するための手続きを開始すると昨日発表した。国会で審議された後、この案は8月30日の閣僚委員会で追認され、9月2日に開かれる最高裁判所特別法廷において、バタスナ党の違法化が決定される見通しで、すでにPSOE(社労党)、CiU(カタルニャ連合)、CC(カナリアス連合)が支持を表明している。昨日、政府第一副首相のマリアノ・ラホイ氏は、過激民族主義政党であるバタスナ党違法化の要請を国家検察局が出せるように、新政党法が承認された6月27日以降のバタスナ党の行動についての報告書を検察局に送付したことを以上の政党に通知した。 スペイン市民戦争中の行方不明者の名簿を国連に提出
一昨日、ジュネーブの国連人権高等弁務官事務所のメアリー・ロビンソン高等事務官のもとに、スペイン市民戦争中、行方不明になったり殺されたりした人の名簿が届けられた。 アストゥリアス州もデクレタソを憲法裁判所に提訴
アストゥリアス州政府(PSOE)は、デクレタソ(とんでもない政令)の労働改正法に対して、違憲の訴えを憲法裁判所に今月中に提出する予定であると昨日発表した。 ヨーロッパ陸上選手権でスペイン人選手がメダル獲得
ミュンヘンで昨日から行われているヨーロッパ陸上選手権で、20キロ競歩でスペインのパキジョ・フェルナンデス選手が期待通りの金メダルを獲得、さらにフアン・マヌエル・モリナ選手も銅メダルを獲得した。 |
8月6日(火) スペイン政府、早急にバタスナ党違法化へ
日曜日のETAによる無差別テロの後、昨日ホセ・マリア・アスナル首相は、「バタスナ党を違法化する法適用の準備をあらゆる方面から進めている」と発表し、「スペイン人が、子供を含む無実のテロの犠牲者を埋葬している間、バスク地方では社会のゴミであるバタスナ党幹部が、なんの咎めも受けずにのさばっている。その状態をこれ以上許すわけにはいかない」とコメントした。 サンタ・ポラでテロ犠牲者の葬儀が行われる
日曜日のETAによるテロの犠牲者になったシルビア6歳と、セシリオ57歳に最後の別れをするために昨日、サンタ・ポラでの葬儀に5000人近い人々が参加し、ビクトリオ・オリベル司教はミサの中で、テロリストに対しスペイン社会と教会が感じている“嫌悪”について触れ、ETAヘ暴力に訴えることをやめるよう呼びかけた。死亡したシルビアの両親の親戚、友人は、葬儀に出席したアスナル首相に強い非難の言葉を浴びせ、国家警察官の妻たちは警察署警備の不十分さを批判した。 ボテジョン禁止法から1週間、74人の逮捕者
マドリッド自治区で、公共の場での飲酒を禁止するなどからなる“薬物依存およびその他の錯乱を引き起こす物質中毒予防法”(通称ボテジョン禁止法)が施行されてから1週間、105件の通報があり、74人が道路での飲酒、17のガソリンスタンドがアルコール飲料の販売(法律では全面禁止)で警察の介入を受けている。残りの14件はアルコール販売禁止時間(夜10時から翌朝8時まで)を守らなかった商店、消火器を設置していなかったバル、著しい騒音を出していたバルに対するものであった。法律により、スーパーでは未成年者にはアルコール飲料は販売できない旨のポスターを目立つところに張ることが義務づけられているが、それを怠ったために通報されたケースもある。 ヨーロッパ陸上選手権、開幕
今日からドイツのミュンヘンでヨーロッパ陸上選手権が始まる。スペインは、94年ヘルシンキ大会でのメダル獲得数9を超えることを目標としている。
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8月5日(月) アリカンテでETAによる車両爆弾テロ、2名が犠牲に
昨日午後8時半、サンタ・ポラ(アリカンテ)の国家警察署裏に駐車されていた車両爆弾が予告なしに爆発、6歳の警察官の娘と57歳の男性が死亡したほか、34人が重軽傷を負った。現場近くにはバスの停留所があり、スペイン有数のリゾート地で休暇を楽しむバカンス客でごった返していたため被害が大きくなった。 PP、バタスナ党へテロ非難声明を要求
沈黙を守っているバタスナ党を除く全ての政党は、昨夜、サンタ・ポラで起きたETAによるテロに非難声明を出した。国民党(PP)は、「政党法を適用する時が来た」とコメント、バタスナ党が今回のテロへの非難声明を出さない場合は、バタスナ党を違法と認めるための法律制定のために、上院でも下院でも全力で闘うつもりであると明言した。バスク州政府は、今日ETA非難集会を召集している。 雪男調査のスペイン人男性、遺体で発見される
先週の金曜日、パキスタン北西部にある自宅で35歳のスペイン人、ジョルディ・マグラネル氏が遺体で発見された。これはペシャワル警察の発表によるもので、スペイン外務省でもこの情報を確認している。警察によると、チトラル渓谷近くの村の自宅で、マグラネル氏は12年間働いていたパキスタン人の召使と共に首を切られた状態で発見されたという。アフガニスタンとの国境に近いこの村の周辺ではバルマヌと呼ばれる雪男の目撃情報が村人から寄せられており、マグラネル氏はこの調査のためにここに住んでいた。 週末のスポーツの結果
水泳:ベルリンで行われていたヨーロッパ水泳選手権で、スペインのニーナ・ジバネフスカヤ選手が50メートル背泳ぎで金メダルを獲得。ロシア出身のジバネフスカヤ選手は、200メートル背泳ぎで銀メダルも取っている。今回の選手権では参加19選手のうち13選手が決勝進出、11のスペイン新記録が生まれた。スペインは合計で8個のメダルを獲得している。 |
8月2日(金) タリファ沖で13人の移民の死体発見
市民警察と赤十字は昨日朝、13人の北アフリカ系移民の遺体をタリファ(カディス)の海岸で発見した。調べによると、彼らはスペインに入国しようとしてジブラルタル海峡を小舟で渡る長い旅の末、タリファの海岸へ150メートルの場所で溺れたものらしい。彼らと一緒に船に乗っていたと見られる生き延びた8人がこの数時間後、地上で市民警察に逮捕されている。 フランスで2人のETA構成員を逮捕
昨日、フランス警察はサン・フアン・デ・ルスとエンダヤで、フランシスコ・ハビエル・イラストルサ・ドロンソロ、マルコス・サガルサス・オイアルサバルの両容疑者(どちらも33歳)を逮捕した。 スペイン人の60%が犯罪増加と移民増加を関係付ける
失業、テロについでスペイン人の不安の3位を占めている移民問題で、83.6%の人が雇用契約を持つ移民だけを入国させるべきだと考え、59.6%が最近の治安の悪化は移民の増加に関係があると考えていることが、社会学調査センター(CIS)の調べでわかった。 緊縮財政のスペイン・リーグ
昨シーズンはジダン選手の高額契約(7800万ユーロ)が話題になったが、今年のスペインリーグは、チーム改造にかかった1部リーグ全体の金額が8000万ユーロというチームの経済危機を反映する形となった。
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8月1日(木) 社労党の1200市町村が憲法裁判所に予算運営安定法を起訴
社労党(PSOE)は、昨日予算運営安定法を憲法裁判所に提訴した。1200以上の社労党の市町村が同意し、社労党地方政治担当のアルバロ・クエスタ氏とジェイダ市長アントニ・シウラナ氏(スペイン市町村同盟副会長)は、地方政治の財政を圧迫するとしてこの法令の撤回を求める提訴状を昨日提出した。 PNV党首、ETAとのつながりを否定
PNV(バスク民族党)のシャビエル・アルサジュス党首は、PNVがETAと休戦協定を結んでいるとするマリアノ・ラホイ副首相の発言を否定した。ギプスコア県ムトリク(バタスナ党政府)での集会で党首はPNVがETAともバタスナ党とも関与がないことを力説、「我々には我々のイデオロギーがある」と述べた。1ヶ月半の間、公の場での発言がなかった党首はこの機会を利用してPNVの107年の歴史を振りかえるとともに、与党PP(国民党)の執行部の政策を“反民族主義”と批判し、マルリ町の護衛付き司祭、フランシスコ・ジェラ教授の米国移住を例に挙げ、これらは民族主義に対する集団攻撃であると述べた。 ジブラルタル海峡での移民の死者減少
モロッコ人労働者移民協会の発表によると、今年1月から6月のスペイン海域でのジブラルタル海峡およびカナリア諸島近海での移民の死者、行方不明者の数は、昨年の114人から32人(うち死者18人、行方不明者14人)に減少したという。昨年から71%の減少を見せているものの、1997年からの犠牲者の数は4000人に達している。 ヨーロッパ水泳選手権、スペイン7つ目のメダル
マドリッド出身のホセ・ミゲル・ヒル選手(31歳)が昨日、ベルリンで行われているヨーロッパ水泳選手権1メートル飛びこみ競技で銀メダルを獲得した。
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