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4月30日(月) イバレチェ氏、マジョール氏との公開討論会にレドンド氏を呼ばず
バスク地方選挙を2週間後に控え、PNV−EAの首長候補イバレチェ氏がPPのマジョール・オレハ候補に対し、1対1のTV公開討論の開催を提案。この討論会からPSOEの候補ニコラス・レドンド氏は排除することも明らかにしている。PNVではPPとPSOEを憲法擁護、非民族主義政党として、同等のものに位置し、両者を同席させる必要性なし、と判断した。 ラモン・イ・カハル計画、大学側の賛同を得られず
今月18日に発表された、ラモン・イ・カハル計画。若き研究者がスペイン国内でその活躍の場を得られずに海外へ出ていってしまうのを食い止める方策として科学技術省肝いりで打ち出された計画。その計画が大学側からの賛同を得られず、足踏み状態になりそうな気配が見えてきている。 マドリード市民マラソン、雨の降る中、1万人参加
昨日マドリードで行われた第24回マドリード市民マラソンに、約1万人のランナーが参加した。気温10度とマラソンには最適な気温であったが、朝からあいにくの雨で途中は土砂降りとなるなど、ランナーにとっては記録を狙えるような天候ではなりえなかった。 フェレーロ、コンデ・ゴド杯を制す
バルセロナで行われていたテニスの"コンデ・デ・ゴド杯"の最終日、決勝戦はフアン・カルロス・フェレーロとカルロス・モジャの対戦となり、フルセット4時間あまりの試合の末、フェレーロが優勝した。
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4月27日(金) バスク地方選、正式に始まる
5月13日に行われるバスク地方選挙の公式選挙運動期間が昨日から始まった。今回の地方選では初めて民族主義政党以外の政党が政権を掌握する可能性を秘め、バスク州民以外の関心も高まっている。また、政権の行方が現在バスクにおける最大の懸案事項であるテロリズムの撲滅にも関係し、バスクの将来を探る選挙ともいえる。 肺がん患者の95%が喫煙者
マドリード自治県で昨年1年間に肺がんと診断された人のうち95%までが現在喫煙者であるかもしくは以前喫煙者であったというデータが報告された。残る5%も家庭内や職場に喫煙者がいるという間接的喫煙者であることが判明している。これはマドリードにある17の病院から寄せられた情報をもとに肺腫瘍の症例1300のうち888件を研究したもの。 コンプルテンセ大学の学生3000名、警察による追い出しに対してデモ
3000人もの学生が昨日、警察介入に対して抗議するためマドリード・コンプルテンセ大学のキャンパスにおいてデモを行った。これは去る月曜日に情報科学学部の空いたラボラトリーを占めた50人の追い出しを行ったことが原因となっている。この学生らはこの部屋を自己管理の文化的空間に変えようと試みていた。
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4月26日(木) アスナル首相、モロッコに漁業交渉決裂のつけがまわることを示唆
先月末にEUとモロッコとの漁業交渉が決裂、その後も交渉を続行していたが、両者の歩み寄りが全く見られないことから昨日事実上交渉終了となった。 カタルーニャ、中央政府にマリファナを治療目的での使用を認めるよう求める
昨日カタルーニャ地方議会では、マリファナを治療目的で使用することができるとする提案が承認された。議会では自治政府に対し、中央政府へ使用を承認するよう働きかける要望を提出した。 スペイン人の53%子供に対する性的暴行が頻繁に行われていると考えている
社会学調査センター(CIS)が初めて家庭内で起こる暴力に関するアンケート調査を行い、分析結果を発表した。
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4月25日(水) 少年犯罪者に教育刑、グラナダで効果をあげる
15歳の犯罪少年に課した教育刑が良い結果を生んだことが昨日グラナダで実証された。 PNV、EA、公共放送無料CM枠を手にする
先週、バスク地方選の公共放送における無料CM枠分配に関してバスク選管がPNV−EA連合の請求を退けた件(4月19、20日のトップニュース参照)で同連合の不服申立てを検討していた中央選管が昨日、検討結果を通知した。中央選管はPNV−EA連合の訴えを取り上げ、バスク州内公共放送での無料CM枠を30分与えることを決定したもの。 環状M30号線で道路陥没、地下鉄工事の影響
マドリードを走る自動車専用道路環状M30号線で昨日9時前、3車線にわたる大きな陥没が起きた。深さ5mで70uの大きさに及ぶほどの大陥没は環状線の下を走る地下鉄のトンネル工事が原因。幸いにも陥没の兆候が見えてから、対応が早かったために大事故への発展は免れた。
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4月24日(火) ロウコ枢機卿、ETAに協力する者にクリスチャンの名にふさわしくないと言明
昨日から始まっている司教会会議においてスペイン司教会の会長であるアントニオ・マリア・ロウコ枢機卿はスペインカトリック教会の現状が難しい局面に対峙していると述べた。 PP、PNVとの連立はない、とサパテロPSOE幹事長に通告
PPのハビエル・アレナス幹事長はPSOEのサパテロ幹事長に対し、バスク地方選挙後にPNVと連立で政府を構成する可能性はないことを通告した。
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4月23日(月) カナリアス諸島にたどり着いた年少の不法移民たちのコントロールに当局もお手上げ状態
毎日のように生命を賭してスペインへの不法入国を試みる外国人たちの中には18歳に満たない未成年者たちも数多く含まれる。アンダルシアの海岸やカナリアス諸島で拿捕された不法移民たちは、一旦収容施設に保護され成人の場合は身元が判明し出身国との相互協定があれば強制送還、未成年の場合は年少者保護センターに引き取られることとなる。 アマチュアの自動車レース、道を外れて人垣に突っ込み2人死亡
先週土曜日にバダホスのヘレス・デ・ロス・カバジェロスで行われていたアマチュアの自動車レースで参加していた車がカーブを曲がりきれず人垣に突っ込むという事故が起きた。この事故では見物していた2人が即死、2人が重態を負い、ハンドルを握っていたレーサーとナビ役のアシスタントは軽傷で済んだ。 セビージャ・ダービーで観客席の柵が壊れ、観客が将棋倒し
昨日サンチェス・ピスフアン・スタジアムで行われたサッカー2部リーグのセビージャ・ダービー、セビージャ対ベティスの試合で北側スタンドの柵が壊れ観客が将棋倒しになり50人あまりの人がけがをするという事故が起こった。
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4月20日(金) 大学入学選抜試験廃止に向けての青写真ができあがる
昨日教育省のピラール・デル・カスティージョ大臣より、新大学法の具体的な改革草案が発表された。草案の目玉となるのがスペインの大学入試選抜試験制度の廃止である。現在大学に入学するためにはSelectividadと呼ばれる全国一斉統一入学試験を受験しなければならず、その成績と高校での最終成績とを総合して算出された点数によって入学できる大学・学部が決まる。中央政府では2003年度からSelectividadを廃止し、高校卒業時に終了認定試験を実施、その後大学・学部独自の試験によって学生の選抜を行うという計画を各界との調整を図りながら、新大学法に盛り込みたいもよう。 PNV−EAの不服申立てバスク選管は認めず
一昨日、PNV−EA連合がバスク地方選挙における公共放送での無料CM枠を与えられなかった件(昨日のトップニュース参照)について、その不服申立てをバスク選管に行ったが、この申し立てが認められず、中央選挙管理委員会に持ち込まれることとなった。
バスク選管ではバスク州の選管法に基づいて判断したものであるとし、決定を覆すことをせず、この事案に関して判断を行えるのは中央選管が適当であると下駄をあずけたかたちとなった。 麻薬中毒患者の治療のため、政府、ヘロインを認可
各自治州は、他の治療法が効かなかった場合に限ってスイスの例に従い、中毒患者へヘロインを適用することができる。この処置は昨日、ドラッグに関する国家プラン(PNSD)のための政府担当者ゴンサロ・ロブレス氏によって発表された。この計画の要件は来る5月3日に確定する予定である。アンダルシア、カタルーニャ、バレンシア、マドリード、カンタブリアがこの計画を承認する姿勢を示している。 住民10人のうち7人はレティーロの夜間閉園に賛成 マドリードの住民の70%は、安全性の面からレティーロ公園が夜間に閉園する事は"良い"と見ている。これが、市が何年も前から抱えている措置に関しての住民の意見を判断するために、市役所が依頼した調査の結果である。夜12時以降のレティーロの閉園を"良くも悪くも無い"とするのが11%、"悪い"とするのが16%となっている。このような結果が明らかになったことにより、かのレティーロ公園を閉園するかどうか、市長と環境担当の市議員は決断を迫られる。
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4月19日(木) バスク地方選をめぐるさまざまなできごと
PNV、EAの連合はバスク州内の公共放送で選挙運動の無料CM枠を与えられないことをバスク選挙管理委員会より申し渡された。
バスク州が持つ特別の財政システム"バスク協約"の期限が今年の年末で切れることから、中央政府とバスク自治州政府は更新の話し合いをはじめていたが、本題に入る前に地方議会解散、地方選前倒しということになったため、交渉は棚上げとなった状態でいる。
昨日の国会でアスナル首相はこの"バスク協約"に触れ「この協約の遂行に期限はない」としながら、「その場合でも常にスペイン憲法、自治条例の枠組みにおいて有効」との判断を示し、バスク主権主義を貫きその枠組みを侵害するような場合にはこの協約は更新されない旨の圧力をかけた。
一昨日サパテロPSOE幹事長がPNV及びPPに地方選後に話し合いの席をもつことを呼びかけたことに対して、PPではアレナス幹事長が「PNVとの政府は信用できない。もし主権主義を捨て、リサーラ協定から脱退するのなら話し合いを開始しても良い」と話した。 科学技術省、若き頭脳の流出を食い止めるため58億ペセタを用意
スペインの優れた若き技術者達が国内で十分な研究ができないために海外へ活躍の場を求めて出ていくケースがあとをたたないが、この状況を憂慮した科学界では若き頭脳の流出を食い止めるための方策を模索してきた。
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4月18日(水) サパテロPSOE幹事長、バスク地方選後に連立の可能性についてPPとの話し合いを示唆
昨日、サパテロPSOE幹事長は5月13日のバスク地方選が終わり次第、連立の可能性についてPPと協議していく方針であることを明らかにした。同幹事長は地方議会内でなるべく多くの支持をとりつけることが必要であると考えることから、PNVとの連立についても可能性を捨てていない。ただし、PNVがスペイン憲法及びゲルニカ条例を逸脱し主権主義に固執しつづけるのであれば、話し合いの余地はなくなる。 厚生省、薬剤経費削減のため年金生活者にも一部支払いを求めることを検討
昨日、厚生省ビジャロボス大臣は国の薬剤経費を削減するために、現在年金生活者には無料で処方されている薬剤を一部患者負担にすることを検討していると発表した。 セウタの中学校で校内暴力を起こす少年達のための特別教室を開講
昨日より、セウタの中学校に通学する校内暴力などの問題行動を起こす少年達20人への特別クラスが開講された。20人の少年達は一般教室から離され、2つのグループに別れ3人の教師が対応することになった。この措置はセウタにある5つの中学校にはびこる暴力に耐え兼ねた教員たちの訴えによって実現したものであり、先月、ある教師が15歳の少年に暴力をふるわれたことで教員全体のゼネストが決行されたこともひきがねとなっている。
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4月17日(火) CCOO、UGT、メーデーは統一スローガンで
昨日、大手労働団体のCCOOとUGTは5月1日メーデーには統一スローガンを持ってデモ行進に参加することを発表した。両労働団体は13年間の蜜月を経た後、最近の中央政府、雇用者組合との年金協定に関する見解の相違からその関係に亀裂が入った状態となっており、そのため今年のメーデーでは足並みがそろわないことが懸念されていた。 中央政府、市内通話料金を2003年まで凍結することに決定
中央政府では今週木曜日にも、テレフォニカの新電話料金システムを承認することになる。政府経済省、科学技術省では最終的な手直しを残してはいるが、昨年7月に承認した料金システムの見直しを図る予定にしている。
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4月16日(月) アルサジュス党首、地方選挙後の政権について演説
昨日、バスクの祝日における演説で、PNVアルサジュス党首は5月13日のバスク地方選挙後の展望について語った。この中で、中央政府与党であるPP及び、アスナル首相を厳しく批判するとともに、社会主義政党に対してもPPとの連合をなさないよう圧力をかけた。 マイアミで逮捕されたスペイン人は仏での少女暴行殺害事件の犯人
今年3月13日に、合衆国マイアミのホテルの1室に押し入り宿泊していた女性への強制わいせつ容疑で逮捕されたスペイン人が、フランスで1996年に起きたイギリス人少女暴行殺害犯人であることが判明、フランスでは犯人の引渡しを要求している。 聖週間中の交通事故死者数126人に
スペイン国内の民族大移動の時期である聖週間(イースター)の期間中、全国でおきた交通事故の死者数が126人、負傷者が167人であることが発表された。今年のイースター休暇はお天気にも恵まれ、海岸へ向かう人が多く、バレンシア街道、アンダルシア街道の混雑が激しかった。カタルーニャ、バレンシア、ムルシア、ナバーラ、バスクの各州は月曜日も引き続き祝日であるが、その他の州では日曜日が休暇の最終日となり、南の方面からマドリードへ入る各高速道路は激しい渋滞が記録された。
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4月12日(木)、13日(金)、14日(土)、15日(日) 聖週間の連休のため、今日のトップニュースはお休みさせて頂きます。 |
4月11日(水) EH主導のゼネラルストライキ、成功せず
急進派民族主義政党であるEH主導によってバスク州、ナバーラ、フランス側バスク地方にて昨日行われたゼネラルストライキはバスク地方警察の厳しい警戒もあり、大きな成功をおさめることなく終わった。 バレアレス州議会、観光客から"エコ税"を徴収する法案可決
昨日、バレアレス州議会はバレアレス諸島を訪れる観光客から"エコ税"と称する税金を徴収するという法案を可決した。 オウレンセでバスが崖下に転落、5人死亡
昨日午前11時45分ごろガリシアのオウレンセ県を走行中の長距離バスがガードレールを飛び越え、30メートル下の崖下へ転落した。運転手、乗客12人のうち運転手を含む5人が死亡、1人重態、1人重傷という大きな事故となった。バスは天井部を下にした形で落下したため、乗客が座席との間に閉じ込められて出られない状態になってしまったもよう。
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4月10日(火) 中央政府、労働団体、雇用者協会の3者が新年金協定に署名
昨日、中央政府、労働団体CCOO及び雇用者協会が新たな年金協定に署名、当初から協定署名拒否の姿勢を表明していた労働団体UGTは参加を見合わせた。 PSOE、中央政府に支部や議員所有の動産・不動産を保護するための臨時融資を求める
PSOEではバスク地方における議員が所有する動産・不動産がテロリズムや若者たちによる市中での破壊行動の標的となり、物的損害が甚大になってきていることに関し、これらを保護するための臨時の緊急融資を求める要望を与党PPを通し中央政府に申し入れた。 徴兵拒否者による社会奉制度の廃止は社会団体に大きな影響を及ぼす
スペインでの徴兵制度が今年の12月31日をもって終了することに伴い、徴兵拒否者が行う社会奉仕制度も廃止される。バルセロナ自治大学では法務省の委託を受け、専門家グループを組織、7400の関連団体において現在まで確保されていた人材がなくなることでどのような影響を受けるかの調査を行った。
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4月9日(月) カトリック教会、ETAのメンバーを破門にする可能性を検討
カトリック教会では、テロリズムに対抗する方策としてETAのメンバーを破門にする可能性について模索している。 カタルーニャ州の学校教育、85%がカタルーニャ語のみ
ラ・カイシャ財団の行った調査によると、カタルーニャ州での学校教育の85%がカタルーニャ語のみで行われていることが判明した。この調査結果は6歳から16歳までの子供を持つ父兄へのアンケートを基に作成されている。 若者グループの衝突、2人死亡、1人重態
昨日昼、グラナダのあるパブで若者同士のけんかにより、2人が死亡し、1人が重態という事件が起きた。このパブでは、20代の若者の集団2つが衝突、うち1人が突然ピストルを抜き、約6発をうった。ピストルを持ったほうの集団や、店にいた客は全員逃走したうえ、殺害された若者が身分証明書を所持していなかったため、警察による初動捜査に支障をきたし、犯人グループに関する情報がまったくつかめていない。
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4月6日(金) 多国籍企業の合弁事業、新ファイバーケーブル敷設工事停滞の原因は勧業省の責任
広域周波帯のインフラ整備を進めるテレコミュニケーションの多国籍企業グループとスペイン企業体との合弁事業として、スペイン国内にファイバーケーブルを敷設し、汎ヨーロッパ網の一部をなすという計画のもと、昨年1月、その敷設工事が始まった。しかし、一部地域を除いてこの工事は頓挫、企業グループではこの責任が勧業省にあると糾弾している。 社会保険加入者、1985年以来最高人数に
昨日、社会保険庁が発表したデータによると、今年3月の社会保険加入者は各年3月期で比較すると1985年以来最高の人数に達していることが判明した。先月より164573人増えており、割合にすると1.4%の増加である。社会保険庁では労働者10人のうち7人が加入していると説明、これは過去最高の加入者数になっているという。 バルセロナの検察官ら、ストリートチルドレンの監禁を申請
カタルーニャの司法上級裁判所の検事局が、ストリートチルドレンで軽犯罪を繰り返しているマグレブ系の子供達の収容を申請し始めて15日が経過する。未成年者−多くはシンナー中毒である−が警察によって逮捕されても、管理施設に入ることを拒否するために、少しするとすぐに通りへ逆戻りする。少年法では重い犯罪を犯した者に対する監禁しか取り扱っていない。 カセレス、中世の街が巨大なアートギャラリーに ユネスコによって人類遺産として宣言されたカセレスの中世の街が、宮殿、美術館、教会、館、広場を作品で埋め尽くす100以上のアーティストとともに、巨大な現代美術のギャラリーに変わった。フォーロ・スール(現代芸術のイベロアメリカ展示会)には29のスペイン、イベロアメリカのギャラリー、美術館、協会と、スサナ・ソラノ、エドゥアルド・アロジョ、へニン・アドゥラダ、アントニ・タピエスなどのアーティストが参加する。
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4月5日(木) アルダンサ前バスク首長の提案、PNV内部の不協和音を露呈
今週火曜日にマドリードで行なわれた王立歴史アカデミーの講演会にて、前バスク州首長であるバスク国民党(PNV)のアルダンサ氏がバスクの現状を打開するための提案を行った。 別れた恋人に刺されて女性死亡、またもやドメスティックバイオレンスの被害者が
昨日、マドリードで26歳の女性が仕事場である宅配ピザ店で別れた恋人に刺されて死亡するという事件が起きた。 PP、UGTの危機をPSOE批判に転化
中央政府と労働団体、雇用組合とが合意に達し、来週にも署名に入る年金問題に関して、合意できずとの見解を出した労働団体のひとつUGTでは、一昨日団体交渉役責任者であったペドロ・ディアスがUGTの方針を批判、辞任してしまった。これはディアス氏がUGTとして考えれば悪い条件ではないと結論づけたのに対し、リーダーであるカンディド・メンデス氏が、合意を拒否、ゼネラルストライキを決行すると発言したため、ディアス氏がUGTの未来を嘆き、カンディド発言を正気の沙汰とは思えないと批判したもの。
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4月4日(水) 全国管区裁判所、EKINメンバーの釈放決定を先送り
昨年9月にバルタサール・ガルソン判事の命により逮捕されたEKINのメンバー14人のうち7人が釈放の判決を受ける予定であったが、昨日その決定が先送りされることが明らかになった。 臓器移植提供者が一番多い州、地域はマドリード
厚生省の発表したデータによると、臓器移植の順番待ちが一番早いのはマドリードであることが明らかになっている。昨年度は182人の死亡者が臓器を提供、この割合は全国平均を超え、100万人に36.3人となっており全国で一番割合が高い。全国平均をその他のヨーロッパ諸国と比較しても格段に高く、フランス、ドイツ、英国などが平均100万人に16人であるのに比べ、33.9人と倍以上の数値を示している。
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4月3日(火) フランス警察、バヨーナにETA対策専従班設置
昨日、フランス国家警察はテロリスト対策専従班を創設することをスペイン内務省に通知、本部をバヨーナにおくこととした。この部署ではETAによるテロ行為や街頭での破壊行為などの捜査、取締りを専門に行う。フランスにおける凶悪犯罪対策取締まりの統括本部に所属する形をとり、リヨン、マルセイユ、ニースに設置されている専従班と同様の扱いとなる。 ヨーロッパ産牛肉の背骨つきステーキの販売禁止
昨日からスペインを含むEU諸国ではヨーロッパ産牛肉の背骨つきステーキが市場から姿を消した。EUでは狂牛病対策として、狂牛病に罹患する危険性の高い部位(背骨、延髄、脳みそ、腸)を含んだ、EU及びその他15カ国産の牛肉の輸出入を禁じている。そのためレストラン等では今までメニューにあった骨つきステーキを出すことができなくなってしまった。 リセオクラブの内紛終結、女性会員を認める
バルセロナにある最も古い会員制のリセオクラブは創設以来女性の入会を禁じていたが、今年2月に定款を改訂女性にも門戸を開いた。しかしながら、女性会員第1号となるはずであったソプラノ歌手モンセラット・カバジェさんやその他の女性9人がクラブの投票により入会をを拒否された。これを契機にクラブ内での賛成派と反対派が対立、理事会を巻きこみ大きな騒動に発展してしまった。
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4月2日(月) イベリア株の売出し価格決定、1.19ユーロに
明日4月3日に株式公開されるイベリア航空の株式の売出し価格が、昨夜工業省国家産業公社(SEPI)より公表された。先月27日に上限を1.97ユーロ(327.78ペセタ)とする旨の発表があったがそれを大きく下回り、1.19ユーロ(198ペセタ)となった。SEPIでは、イベリア航空の収益率と500億ペセタもの負債からみて妥当な線での価格設定であるとしている。 バスク州地方選挙、PP、PSOEは州外在住バスク人をターゲットに選挙運動
来月13日に控えたバスク州の地方選挙ではPP、PSOEが州外在住者で地方選の投票権を持つ人々に対する選挙運動を繰り広げている。州議会において絶対過半数の38議席を確保するには最低でも70%以上の投票率が必要とされることから、各党では潜在的な在外バスク人の掘り起こしに躍起となっている。 75万人が花粉症に苦しむマドリードでは、今週からピークへ
マドリードには花粉症に苦しむ人々が75万人いるといわれる。例年1月からスギ科の花粉が飛び始め、3月になるとイネ科の花が開き始め、花粉も一斉に飛び始める。
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