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12月29日(金) 次期選挙後のバスクを掌握するのはPNV・PSE連立、もしくはPP・PSE連立か?
バスク地方政府が行った次期バスク地方選挙においてどの政党を支持するかについての聞き取り調査結果が発表された。この調査は2016人を対象に11月27日から12月15日にかけて行われたもので、支持政党第1位は2年前の地方選挙時と変わらず、現地方政府与党であるバスク国民党(PNV)となった。PP及びPSE(バスク社会党)が支持率を伸ばしており、その反対にPNVとの連立によりバスク議会の与党となりながら方針の相違により議会出席を拒否している急進派民族主義政党EHは落ち込みが著しく現れている。 元喉頭がん患者の会、タバコ会社に40億ペセタを求めて提訴
喉頭がんに罹患し、喉頭切除手術を受けた人々がつくる元喉頭がん患者の会では複数のタバコ会社に"タバコ製造、販売"に関する民事責任を求めて提訴することとなった。 マタス環境大臣、アスナルコジャル事件の判決を批判、再審への道を探る
2日前のアスナルコジャル鉱山におけるダム決壊事件の判決(昨日のトップニュース参照)について環境省のマタス大臣は「この判決は全国民にとって悪いニュースである、企業の不注意のつけが個人に回された」と痛烈に批判した。また、同社に刑事責任を問えると考えてきたが、ありとあらゆる手段をつくしても無理な場合には民事責任を追及していく、と話している。
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12月28日(木) ボリデン社、ダム決壊事故の刑事責任を免れる
アスナルコジャル鉱山で起きた廃さいダム決壊事故について、鉱山を所有しているボリデン・アピルサ社、及び、インテクサ社、ヘオシア社に刑事責任はないとの判決が下された。 ETAの問題が一番の社会問題であると多くの国民が認識
昨日社会調査センターが公表した統計によると、スペイン社会においてETAによるテロの問題が最も大きな社会問題であると多くの国民が認識していることがわかった。 サグラダ・ファミリアの装飾が強風により落下
昨日午前1時頃、サグラダ・ファミリアの装飾が強風により落下した。
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12月27日(水) 治安警察、隊員に組織の代表を選出する権利を与える
治安警察は、近々、隊の代表者を選出する権利を隊員達に認めるという規則を制定することになった。治安警察の隊員が代表者選挙の投票権を手にするのは、1844年の組織設立以来、初めてのことである。 石油業界大手3社、更なる燃料値下げへ
スペイン石油業界の大手3社であるレプソルYPF、セプサ、BPは今日未明、燃料の値下げを実施した。市場の80%を占める3社が同時に値下げを行ったのは、初めてのことである。 懲役16年を言い渡されたガルシア・プレシアドが逃亡
銀行の支店に放火した罪で、懲役16年が言い渡されていたカルロス・ガルシア・プレシアド(29)が行方不明となっている。
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12月26日(火) フアン・カルロス国王のクリスマスメッセージ、テロに対峙するよう民主主義者の団結を求める
恒例となっているフアン・カルロス国王のクリスマスメッセージが24日の夜、TV各局で一斉に放送された。 クリスマス休暇の悪天候、スペイン全土に大きな影響を及ぼす
23日から25日にかけてのクリスマスの連休中、スペイン全土で豪雨や雪による被害や事故があいついでいる。
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12月25日(月) 本日はクリスマスの祝日の為、お休みさせて頂きます。 |
12月22日(金) 勧業省の行った携帯電話のライセンス付与の選考疑惑問題再燃
今年3月に行なわれた第3世代のマルチ携帯電話のライセンス付与の選考において、不正が行なわれていた可能性があるとして、ライセンスを与えられなかった企業体から訴訟を起されている勧業省において新たな疑惑が持ちあがる書類の存在が確認されている。 カタルーニャ議会、"いのちの遺言状"案を採択
昨日、カタルーニャ議会では"いのちの遺言状"と題する、死期が近くなった患者の希望を書類として残せる法案がスペインで初めて採択された。 内務省、不法滞在外国人28000人に国外退去措置
昨日、内務省移民局フェルナンデス・ミランダ次官より、今年行なわれた不法滞在外国人向けの特別合法化措置に申請書を提出した25万人近い外国人のうち、92.1%については審査を終り、5人に3人が労働許可書、もしくは滞在許可書を手にする、と発表された。合法化を却下された約82000人の中でも再審査の条件に該当する外国人が6万人あまりおり、もう1回チャンスを与えられることとなる。最終的には28000人ほどが国外退去命令を受け取るもようだが、全ての不法滞在者が強制的に送還されるとは限らない。
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12月21日(木) ETA、またバルセロナにて殺人を犯す
昨日午前7時45分、バルセロナにてETAのメンバーがまた殺人事件を起した。今回犠牲となったのは、市民警察のフアン・ミゲル・ヘルビジャ・バジャドリッドさん(38)。バルセロナ市の郊外でフランシスコ・カノ・コンスエグラ氏が殺害されたわずか6日後のことである。 ナバーラがスペインで一番生活の豊かな県
昨日、ラ・カイシャが発行したスペイン社会年鑑2000年版によると、スペインで一番豊かな生活を送っている県はナバーラであると発表された。 レプソル、ガソリンなどの燃料を値下げ
スペイン石油業界で第1位の企業であるレプソルYPFが、昨日、ガソリンなどの燃料を値下げした。これは、同業界で第2位、第3位を占めるセプサ、BPの燃料値下げに相次ぐものである。
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12月20日(水) 不正対策委員会、製糸業者と亜麻生産農家の不正行為を告発
不正対策委員会は昨日、繊維産業に対する補助金制度を適応する際にカスティージャ・ラ・マンチャ、カスティージャ・イ・レオン、エクストレマドゥーラにて不正行為があった疑いがあるとの報告書をヨーロッパ委員会に提出した。 28の高等学校で成績を書き換えていたことが発覚
マドリードの28の高等学校で、自校の生徒達が大学入学の際に有利になるように成績を書き換えていたという事実が発覚した。成績を書き換えていたという事実が明るみなった28の高等学校のうち18校は私立の高校で、残りの10校は公立の高校であった。
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12月19日(火) バスク大学内のエレベーターに爆弾、大事には至らず
昨日午前中、ビスカヤ県のレイオアにあるバスク大学のジャーナリズム学部の校舎内エレベーターで箱に入った爆弾が発見された。 アルメリアでの偽"特別合法化手続き"情報に関する調査開始
アルメリアで、再度不法滞在外国人に対する特別合法化手続きが行なわれる、という偽の情報が流布され、各地から不法滞在外国人が押し寄せ、昨日だけで5000人以上が移民担当警察署前に列をなした。この外国人の中には噂をききつけてやってきたベルギーやフランスで不法に働いている移民たちも混じっている。 マドリードで牛肉の安全性を主張する牧畜業者がビーフサンドを無料配布
狂牛病の発覚後、牛肉の売上が極端に落ち込んでいる中、昨日マドリードの中心で2000にのぼる牧畜業者が政府に対し、EUが介入した措置だけでは不十分であるとし、さらなる援助を求めるデモを行った。
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12月18日(月) 労働団体もPSOEとPPのETA対策合意に参加予定
スペインの2大労働団体であるCCOO及びUGTが先日PPとPSOEの間で取りかわされたETA及びテロリズム対策の合意に参加する意向を示した。参加を促すきっかけとなったのはPSOEのサパテロ幹事長が両団体の会長に個人的に声をかけたことであり、今週の水曜日にも両会長、サパテロ幹事長、アレナスPP幹事長の会談が実現する。 偽情報におどらされる移民達、不法入国者187人、タリファで拿捕される
今週末もまた、海を渡って不法入国しようとする外国人が次々と拿捕されていった。ほとんどがマグレブ諸国、サハラ以南からやってくるアフリカ人で小さなボートに乗って命を賭して上陸を試みる。アンダルシアのタリファ沿岸で拿捕された人数は187人。この中には女性33人、子供3人、乳飲み子2人が含まれている。これら不法入国者は一旦地元体育館などの即席収容所に収容され、食事や衣服などを与えられ、医師の診察を受け、強制送還される者もいれば、次なる手続きを待つ者もいる。 マリサ・パレデス、スペイン映画アカデミーの新会長に就任
昨日、1,000人あまりのメンバーで構成されるスペイン映画アカデミーの次期会長選挙が行なわれ、唯一の候補者である女優のマリサ・パレデスが圧倒的多数の支持を得て、新会長に選出された。前会長、アイタナ・サンチェス・ヒホンが会長となった2年前にも就任要請があったが、その時には拒否の姿勢を見せていた。
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12月15日(金) ETA、市議会議員をまた1人殺害
昨日、バルセロナ郊外のテラサ市にて、ETAがまた1人PPの市議会議員を殺害した。殺害されたのは、フランシスコ・カノ・コンスエグラ氏(45)。バルセロナ県ビラデカバルス市議会での唯一のPP党員であり、また、水道・電気修理業を営み、14人の従業員を抱えていた。今回のテロは、元厚生大臣のエルネスト・ジュック氏が殺害されてから23日後、PPとPSOEがETA対策に関する合意に署名してからわずか2日後のことである。 消費者物価指数、11月にまた上昇
昨日、11月の消費者物価指数が4,1%にまで上昇したとの統計結果が発表された。過去5年間で最も高い数値を記録した10月の消費者物価指数を先月はさらに上回り、政府が定めた目標数値の倍以上のものとなった。先月にもまた消費者物価指数が上昇した事を受け、PSOEは、「PPはこの5年間インフレ対応に失敗しており、インフレを解消しようという積極的な態度を一向に見せない」と強い批判を浴びせた。
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12月14日(木) 市民団体“BASTA YA”、サハロフ賞受賞
昨日、テロリストやETAに反対する市民団体“BASTA YA”は、欧州議会が人権問題改善への貢献者に贈るサハロフ賞を受賞した。 家庭用電気料金、来年度値下げ実施
ロドリゴ・ラト経済企画長長官は、昨日、来年1月から家庭用電気料を現行料金より4%値下げすることを公表した。この4%の値下げは、6月に可決された、3年間のうちに9%電気料金を値下げするという国家計画によるもの。 労働組合、政府に労働条件改善を要求
昨日、約35万人がスペイン全国各地でデモを行い、政府に労働条件改善を要求した。
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12月13日(水) ロシアのメディア王グシンスキー氏、カディスで逮捕される
昨日未明、ロシアのメディア王であるブラディミール・グシンスキー氏がカディスのソトグランデにある同氏の邸宅でスペイン警察により逮捕された。 セメント会社が動物飼料の廃棄処分を請け負うとの申し出
狂牛病の原因とも考えられる動物飼料の使用禁止措置を受けて、現在までに製造されている動物飼料を廃棄処分しなければならない状況にあるスペインで、どのように廃棄するかということが問題となっている。狂牛病を発生させる物質プリオンは摂氏800度以上、それ以外のたんぱく質や生物的廃棄物は1300度以上で破壊される。これらの高温により焼却処分するには新たな焼却場の建設が求められていたのだが、ここにきて国内39のセメント会社が救いの手を差しのべてきた。 スペインの人口4000万人に近づく
昨日、国家統計局のカルメン・アルカイデ局長は、スペインの人口が4000万人に近づいていることを発表した。
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12月12日(火) PP及びPSOE、ETA対策に関する合意に本日署名、IU、CIUは参加せず
本日、政府官邸においてアスナル首相を前にPPのハビエル・アレナス幹事長、PSOEのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ幹事長により、先日両党で作成されたETA対策に関する合意に署名される。両党による合意は1992年のPSOE政権時代にスペインの自治に関して署名されて以来2回目のこと。 自動車購入の際の登録税、大家族に減税措置
昨日PPより国会に提出された2001年度予算に関する付帯法の修正案の中で、自動車の購入の際に支払う登録税に大家族の場合は減税措置を適用することを全会一致で可決し、来年の1月1日より早速施行される。今回の措置によって座席数が5〜9席までの自動車購入の場合は12%の登録税が6%となり、スペイン国内に24万世帯といわれる3人以上の子供を持つ大家族が恩恵をうけられることとなる。 国立図書館、改装拡張工事が終了し再開
国立図書館では12年、100億ペセタをかけた改装拡張工事が終了し、昨日国王夫妻を迎えて再開のセレモニーが行なわれた。
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12月11日(月) スペイン、デビスカップ優勝
バルセロナ、パラウ・サン・ジョルディで開催されていたテニスのデビスカップ決勝戦は、昨日スペインチームの初優勝をもって幕を閉じた。33年、35年前に決勝で破れた昨年のチャンピオン、オーストラリアを相手にスペイン不利の予想を裏切り、13500人の観衆を狂喜させた。 ニコラス・レドンド氏イバレチェ首長との会談でPPとの合意について説明予定
PPとPSOEによるテロ及びETAに対する合意に関して、バスク社会党ニコラス・レドンド書記長はイバレチェバスク州首長と今週中にも会談を持ち、この合意についての説明を行う予定であることを明らかにした。両党の合意はバスク民族主義政党であるPNV及びEAを排除したものであったため、バスク地方議会与党であるPNVの議会スポークスマンから「この合意はテロリストに対してではなく民族主義政党へ向けたものであり、ETAを肥え太らせるだけの代物だ」との批判があがっていた。
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12月8日(金) 本日は“無限罪のお宿り”の日の祝日にあたるため、お休みさせて頂きます。
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12月7日(木) 憲法制定22周記念式典、開催される
昨日憲法記念日に際し、憲法制定22周年式典がマドリードで催され、政界、経済界、司法界、文化界などから多数の出席者が集まり、自由への擁護をうたう憲法を称えた。 アスナル首相の"タイアレス"問題に対する態度が180度転換
7ヶ月にわたって英国の原子力潜水艦"タイアレス"が故障のためジブラルタル港に停泊している問題に関して、アスナル首相が今まで示していた態度と全く逆の姿勢を見せたことが明らかとなった。 クリスティーナ王女第2子出産、国王夫妻の4人目の孫
昨日午後10時50分、バルセロナのテクノン病院でクリスティーナ王女が第2子を無事出産した。昨年のフアンに続き、今回もまた男児で3.8キロ、54.5センチの健康体。
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12月6日(水) 本日は憲法記念日で祝日にあたる為、お休みさせて頂きます。
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12月5日(火) PSOE、1,443人の恩赦の措置に対して明確な理由を政府に要求
昨日、PSOEは、アンヘル・アセベス法務大臣、ヘスス・カルデナル国家検事総長、ハビエル・デレガード・バリオ司法審議会長らに対し、国会に出席し、先週の金曜日に1,443人に恩赦を与えた明確な理由を議会に説明するように要求した。 ヨーロッパ委員会、動物飼料の使用を禁止
ヨーロッパ委員会は、昨日の臨時農相会議で、狂牛病対策として動物飼料の使用を来年1月から6ヶ月間全面的に禁止することを決定した。 窒息の為、不法移民がまた1人死亡
昨日、不法入国を試みた移民がまた1人死亡した。死因はガスの吸引による窒息のもよう。
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12月4日(月) 不法入国を試みようとした外国人、治安警察隊員の発砲により死亡
昨日未明、カディスのタリファ沿岸で不法入国を試みようとした外国人が治安警察隊員の発砲によって死亡するという事件が起こっている。 スペイン政府、畜産業者の救済をEUに介入を求める
スペインでは、国内で狂牛病の存在が発覚したことで牛肉市場が危機的な状況に陥っている。消費者の牛肉離れ、それにともなう値段の下落により畜産業者が大きな打撃を被り、さらには動物飼料の禁止措置が追い討ちをかけ業者の経済状況を悪化させている。 フットサル世界選手権、スペイン代表が優勝
昨日、グアテマラで行なわれていた第4回フットサル世界選手権でスペインの代表チームが優勝した。決勝は1996年のバルセロナ大会決勝で破れた相手でもあり、また前3大会全て優勝しているブラジルチームとの対戦であった。
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12月1日(金) グルジアでスペイン人会社員2人誘拐される
昨日未明、グルジア共和国の首都トビリシ付近でスペイン人会社員2人が乗る自動車が武装した4人組に襲撃され、誘拐されるという事件が起こった。現在までのところ犯人からの特別な要求がないところから政治的な目的ではなく営利目的の誘拐ではないかとみられている。事件についての詳細が同国の保安外務省の秘密主義に阻まれ、現地スペイン大使館や報道関係者に伝わってこない状況だという。
警察当局筋によると、犯人グループはライフルを所持し、2人がグルジア語を他の2人がコーカサス訛りのロシア語を話していたという。 狂牛病の影響で値下がりする牛肉を政府が買い上げる可能性を示唆
スペイン国内で発覚した狂牛病の影響で牛肉の売上が極端に落ち込んでいる中、畜産農家、屠殺場、肉屋が揃って中央政府に対して緊急対策をたてるよう要望を提出したのに関して、アリアス・カニェテ農業・水産省大臣は、同省が牛肉を買い上げる心づもりがあることを明らかにしている。 スペイン国内でさらに5ヶ所が世界遺産に指定される
オーストラリアのケアンズで行なわれているユネスコの国際会議において新たに全世界で61ヶ所の世界遺産指定を受けたが、そのうちの5ヶ所はスペイン国内にあり、総計38ヶ所となった。
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