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7月31日(火) アスナル首相とイバレチェ・バスク州首長久々の会談
昨日、イバレチェ・バスク州首長はマドリードにてアスナル首相と13ヶ月ぶりに会談、バスクの将来、テロ問題について話し合った。 カルデナル検事総長、オテギ氏をテロ賞賛行為容疑で提訴するよう検察に要請
昨日、カルデナル検事総長は、バスク地方高等裁判所検察局にEHのスポークスマンであるオテギ議員をテロリズム賞賛行為容疑にて提訴するよう要請した。 青少年の意識調査、女性への蔑視意識がまだ残る
女性研究所の助成を受けてマドリード・コンプルテンセ大学の心理学専門家8人からなるチームは、1998年から2000年にかけて14歳から18歳までの男女480人を対象に男女間における平等の観念や暴力などについてのアンケート、聞き取り調査を行った。同チームは4年間にわたり、青少年の未来への展望や行動形態、信念、知識などについて研究をすすめている。
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7月30日(月) 中央政府、社会保険の管轄をバスク自治政府に移譲することを拒否
2002年1月1日をもって期限の切れる中央政府とバスク自治政府の取り交わした経済協定更新の話し合いにおいて、中央政府は、地方政府が求めている社会保険の管轄権の移譲を認めるつもりはないことを明らかにしている。 バジャドリードでジプシーの家族同士の喧嘩で2人が死亡
昨日バジャドリードで対立するジプシーの家族同士の喧嘩が原因で2人が射殺されるという事件が発生した。 バラハス空港で足止めを食っていたエクアドル人85人、強制退去措置に
先週金曜日にサント・ドミンゴからマドリードバラハス空港に到着したエクアドル人85人がスペイン入国のための必要書類を所持していなかったとして空港に足止めとなり、調査の結果国外退去を申し渡され、本国に送還された。
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7月27日(金) ETA、マラガ飛行場に車爆弾仕掛ける
昨日早朝7時5分に、マラガ飛行場の駐車場に仕掛けられたと事前通告があったETAによる車爆弾は、1時間後の8時5分に警察の爆発物処理班によって時限装置が取り外され、事無きを得た。 カルデナル検事総長の不法滞在外国人犯罪者の国外追放通達に革新系裁判官、検察官より批判
一昨日、国家総検事局カルデナル総長から出された、軽微な犯罪で逮捕された不法滞在外国人の処遇について裁判官に国外追放命令を下すよう求めることを記した各検事局宛て通達に関して、革新系の民主主義を目指す裁判官協会(JPD)、革新検察官連合(UPF)から厳しい批判が出されている。 外泊許可中の囚人が銀行強盗、警官を射殺
昨日、マドリードのモストレスで銀行強盗が発生、2人組の犯人の1人が駆けつけた国家警察官を射殺するという事件が発生した。 工事現場での作業中の死亡者は臨時作業員 労働団体(CCOO)の調査によると、今年6ヶ月間に建設現場での作業中に死亡した23名の労働者は全て臨時契約者であり、この数は昨年1年間の30名に早くも近づいている。CCOOの責任者ビクトル・ガルシア氏は「工事における安全性の不足」が事故を引き起こしたとし、作業員は、現在の雇用を継続させるため、このような労働条件の改善を会社に求める事が出来ない、と指摘している。マドリッドの建設現場で働く14万人に及ぶ労働者の90パーセントが臨時契約者であり、同組合によると、この現状は、マドリッドにおける高い労働災害率と深く結びついている、としている。PSOEとIUの代表者は、任期が6年に及ぶルイス・ガリャルドン・マドリッド知事に対する政策批判を行い、マドリッドの労働災害委員会において特別措置を講ずることを提案している。 |
7月26日(水) 「ラサ−サバラ事件」の最高裁判決、下審より厳しいものに
昨日、最高裁判所にて「ラサ−サバラ事件」の判決が言い渡された。今回の判決は、全国管区裁判所での判決よりも厳しいものとなり、5人の被告人全てに対して、懲役年数が4年加算された。 美容整形失敗は1年間で5000件
昨年1年間のスペイン国内での美容整形件数は25万件に及ぶという。そのうちの2%にあたる5千件が手術の失敗によって何らかの後遺症が残り、最悪の場合は死亡に至ると医師整形医師ユニオンでは推定している。患者擁護協会には昨年1年間で360件の訴えがあり、前年と比較し30%増加しているという。
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7月25日(水) シンテル問題、政府の解決案を労働者側が受け入れるかたちで終結へ
今年の1月からマドリードのカステジャーナ大通りに野営し、テレフォニカ、中央政府に問題解決を求めていたシンテルの労働者達は、先週政府より提案された解決策を受け入れることを決定、問題の終結へ向け一歩を踏み出した。 ETAのメンバー、ダイナマイトの取り扱いミスで爆死
昨日午後5時半過ぎ、アリカンテのトーレビエハにあるマンションの1室で大きな爆発が起き、居住していた女性が即死、マンションの裏庭にあるプール付近にいた7人が爆発によって降ってきたガラスの破片などで軽いけがを負った。 8月1日をもってオリーブ残さ油解禁
ベンゾピレン含有問題で市場からの回収を余儀なくされていたオリーブ残さ油であるが、8月1日から解禁されることが、厚生省とオイル抽出業界代表との話し合いによって決定した。
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7月24日(火) 中央政府、イバレチェ首長のバスク自決権州民投票案に待ったをかける
昨日、中央政府第1副首相兼内務大臣であるラホイ氏は、バスク自治権に関する州民投票案を推し進めるバスク州イバレチェ首長に対して、この件に関してこれ以上計画をすすめることは好ましくないと発言、中央政府の意向に反するようであれば、何らかの措置をとらざるを得ないと警告した。 BSCHの理事会、通信部門の役員解任
昨日、サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行理事会は情報通信部門及び調査研究部門の役員であるルイス・アブリル氏の解任を決定した。 エルチェのミゲル・エルナンデス大学、研究のためにヒトのマスター細胞を輸入
エルチェのミゲル・エルナンデス大学のベルナット・ソリア教授は、さまざまな研究に利用、応用するためにスペイン国内では禁止されているヒトの胚から取り出したマスター細胞を外国から輸入したことを明らかにした。
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7月23日(月) ラホイ内相、不法滞在外国人犯罪者の国外追放措置を前向きに検討
先週金曜日の閣僚会議の後、ラホイ内相がスペイン国内に不法滞在し、犯罪を繰り返し逮捕された外国人に国外追放措置を適用できるよう法務省から検察庁へ要請するよう求めた件に関し、野党各党、NGOなどから反対の声が上がっている。 マドリードでたて続けに喧嘩が原因で殺人事件が発生
マドリードでは昨日だけで、喧嘩が原因による殺傷事件が4件起きている。
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7月20日(金) イベリア航空の紛争、裁定書の発布により一件落着
1ヶ月にも及んだイベリア航空のパイロット組合SEPLAと経営者側の対立は、政府が立てた調停者の発布した裁定書により終結した。 マラガ近郊で故障車による火事発生、825ヘクタール焼失 去る水曜日23時30分に、マラガ近郊の村落ミハスで発生した火災は、昨日火元から6キロ先の海岸沿いの町フエンヒロラにまで及び、425ヘクタールの松林を焼き、400ヘクタールの農耕地と村落を焼失した。この災害は、国道A−387号線を旅行中の3名の外国人旅行者の故障車のボンネットから飛び散った火花が松林に引火して起こったもので、火災発生の通報により駆けつけた250名による消火活動にも関わらず、風にあおられた火は毎時90キロ速度で広がった。この事態に、ミハスの村長代理ルイス・バスコ氏は、昨日未明、4村落300名の住人の住居からの撤退を指示し、この他に600名の村民が自宅から自主的に避難を行った。この火災の煙により、ミハスにつながる道路とコスタ・デ・ソルの高速道の料金所が一時機能を停止し、国道N-340号線の数時間に及ぶ渋滞を引き起こした。 政府はストライキ回避のため闘牛関係部門に25億ペセタを投入
昨夜3時間半に及ぶ会議の後、農業省副書記マヌエル・ラメラ氏は、闘牛関係部門と行政側との一致案を発表した。24日のストライキ発表を受けて開かれたこの会議には、農業省、総理府、内務省、経済省等の代表者と、闘牛業界関係者、牧場主、闘牛士の代表者とが集まり、ストライキの回避と闘牛関係部門への25億ペセタの公費の投入が決定された。
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7月19日(木) 漁業問題、ヨーロッパ委員会からの補助金は310億ペセタ
昨日、ヨーロッパ委員会ではモロッコ海域での操業停止に追い込まれたスペイン、ポルトガルの漁船への補助金を1億9700万ユーロとする決定を下し、そのうちスペインへは1億8640ユーロ(310億ペセタ)を割り当てると発表した。 PP、PSOE間で司法界の人員改選に関しての合意に達せず
昨日法務省で行われた司法界における人員の改選に関してのPPおよびPSOE間での話し合いは、両者の意見が対立、平行線をたどり、合意に達することができなかった。
憲法裁判所、会計監査裁判所、司法審議委員会の人員の改選次期が本日に迫っているため、早急に結論を出す必要に迫られているが、場合によっては9月まで話し合いが持ち越される可能性も出てきている。 17の大学で学生募集を全国規模に拡大
スペインでは、大学の位置する自治州以外に居住する者が入学を希望する場合、非常に狭き門となっているのが現状である。その打開策として、現在まで大学では各学部に州外からの生徒10名を限度として、募集人数の5%を割り当てることが義務付けられているが、今年の9月からは48の国公立大学でその枠を20%にまで広げることとなった。この措置に伴い、7つの自治州にある17の大学が生徒募集の地元優先を完全撤廃、100%全国に広げることを決定した。この措置によって全国から広く能力の高い生徒が集まることを期待している。
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7月18日(水) PSV問題、全国管区裁判所はUGTにPSV被害者への支払いを命ずる
1988年に労働組合UGT主導で立ち上げられた住宅供給プロジェクトが数年後に頓挫、1994年に破綻したPSV問題であるが、昨年開始された訴訟の判決が昨日全国管区裁判所刑事法廷にて読み上げられた。 アルタミラ博物館一般公開へ
昨日、国王夫妻を招いてアルタミラ洞窟を再現したアルタミラ博物館の開館式が行われた。 バルセロナで不法占拠グループと警官隊の衝突、逮捕者17人
昨日バルセロナのグラシア地区で裁判所命令によって、空き家を不法占拠していた家族が追い出されたことに端を発して、“オクパ(OKUPA)”と総称される不法占拠者のグループが警官隊と衝突した。
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7月17日(火) アスナル首相、PNVに対してバスク自決権を論じる前にEHと手を切るよう求める
アスナル首相及びバスクPSOEのレドンド書記長は昨日、イバレチェ・バスク州首長とPNV首脳部に対し、急進的民族主義政党EHときっぱり手を切るよう求めた。これは少数派でありながらPNV−EA連合の支持によって政権をとっているバスク州内の各市議会での両党の合意を破棄せよというもの。昨夏、ETAのテロ行為が活発化したことに伴い、15の市町村で合意を破棄してEHを少数派に追いこんだPNV−EA連合であるが、いまだに16の市町村議会でEH政権を許している状態である。 闘牛界、24日からストライキを予定
昨日、闘牛界に属する人々500人あまりがマドリードに集まり、会合を持った。闘牛士、牧場主、興行主などは、闘牛後の牛肉の処分問題に関する厚生省の指示に関して行政当局と話し合いを続けていく、という点について全面的に支持することを決定。次回19日の会合の際に必要とされる解決策を行政側が示さない限り24日から全ての闘牛行事をストップするということを明らかにした。 コレステロール低下の薬剤が腎不全を引き起こす可能性ありと厚生省が警告
全てのEU加盟国の薬剤局では、コレステロール低下のための薬剤が他の薬剤と併用されることによって腎不全を引き起こす危険が高くなる、と今月の初めに緊急発表、それを受けてスペインでも厚生省が該当する薬剤に関する情報を公表している。
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7月16日(月) 密入国に失敗して、6人が死亡
スペイン南部の海を渡って密入国を試みる外国人が後をたたないが、先週末だけでも沿岸部で333人が拿捕され、6人が遺体となって発見された。 ETAのテロ、同日に2件発生
先週土曜日、前日にバスク地方議会でフアン・ホセ・イバレチェ氏がバスク州首長として再選され首班として新地方政府を組織した当日、ナバーラ及びギプスコアでETAによるテロが発生、2人が死亡した。 残さ油問題でオリーブオイルの売上が62%減
先日、残さ油(オリーブオイルの搾りかすに溶剤を加えて摘出した油)の一斉回収通知が出されたことで、全く質の異なるオリーブオイルにまで影響が出ていたが、先週には海外からのオリーブオイルの注文が激減し、その影響を受けて総売上が62%も落ち込んでいる。
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7月13日(金) イベリア、航空便の再開 イベリア航空は今朝5時25分、8時間ぶりに航空業務を再開した。この業務中断は、労働組合(SEPLA)に所属する99名のイベリアのパイロットが昨夜大量辞任したためで、イベリア航空社長シャビエル・デ・イララ氏は、空路の安全を確保するため、業務の中断を発表していたものだった。昨夜の時点で、航空便の中断を不適切とみなし業務の再開を求める勧業省からの文書を受けていた同社長は、3時15分頃、イベリアの他のパイロットから寄せられた航空業務の遂行を誓う113通の誓書を受け、業務の再開に踏み切った。今朝未明の同発表によると、辞職を表明していたパイロットとの交渉の中で、イベリアは、パイロット側からの辞職の撤回、または後任者への引き継ぎまで業務を続行するとの文書による誓約を受けたとしている。一連の業務中断と再開の中で、マドリッド・バラハス空港のイベリア航空利用者は、早朝4時においていまだ混乱状況にあり、航空便を確保するために行列を作り、チケットの交換を要求している。 アスナル、バスク自治法の大幅な改定のための委員会招集を求めるバスク首長の提案を拒絶 ホセ・マリア・アスナル首相が率いる内閣は、バスク自治法に関する「より高いレベルでの委員会」の創設を提唱するフアン・ホセ・イバレチェ首長の提案を拒絶した。提案された委員会は、6ヶ月以内に自治法を大幅に改定させその修正の可能性を検討するためのもので、地方議会の執行部によると、38の法的権限の移譲が懸案となっている。行政省へスス・ポサーダ大臣は、首長によって要求されているこれらの法的権限移譲の内のいくつかは、「憲法に沿わない」ため、「大幅な変更なしには同意を見ることは大変に難しい」との見解を述べている。この提案を発表したイバレチェ首長は昨日、PNV、EAと3名のIUーEBの議員の支持によりバスク州の首長に再選されたばかりである。 ムルシアの衛生局と自治府においてレジオネラ菌が検出される ムルシアの衛生局長フランシスコ・マルケスが昨日発表したところによると、ムルシアの自治府や衛生局など、市内中心部の建物に分散している14の冷却塔においてレジオネラ菌が検出された。同氏によると、レジオネラ菌は検出されているが、このバクテリアが活動状態にあるかは不明であるとしている。レジオネラ菌は、この金曜日に閉鎖されたエル・コルテ・イングレスの冷却塔や同社の他の冷却塔、ムルシア貯蓄銀行の本行等で検出されている。25年前この感染症が発見されて以来、ムルシアでの肺炎患者は史上最高の575名と1名の死亡者に上っている。これらの患者のうち現在の時点では228名からレジオネラ菌の存在が確認されているに過ぎないが、この数値は検査が進む中でさらに上昇する模様である。
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7月12日(木) バスク地方議会の首長指名討論会はバスクの平和及び独立政府がテーマに
昨日、バスク地方議会ではPNVイバレチェ氏のバスク州首長指名討論会が行われ、同氏はバスク議会が平和への話し合いの場となるよう提案、全ての人々の生活、安全を保証しテロリズムと戦っていくことを約束した。 ムルシアのレジオネラ菌の発生源判明
ムルシア政府はムルシア市内で発生したレジオネラ菌の発生源を特定したことを発表した。市内中心にある4つの建物の冷却塔から菌が検知されたが、そのうちの1つは大手デパートのエル・コルテ・イングレスで、その他3つの建物に関しては場所を公表することを控えている。
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7月11日(水) ETA、マドリードでまた爆弾テロ、警官1人死亡
昨日午後8時半ごろ、マドリードのアルーチェ地区でETAによる爆弾テロが発生した。この爆発によって現場で警戒にあたっていた国家警察ラティーナ管区所属のルイス・オルティス・デ・ラ・ロサ警察官(33歳)が死亡した。 検事長会議にてピケ外相を全国管区裁判所において証人喚問することを決定
昨日、検事長会議にて"エルクロス事件"に関連して、その当時役員の地位にあった者全員を全国管区裁判所において証人喚問することをカルデナル検事総長に求め、同総長が同意したことが発表された。 農業省、新たな豚ペストの発生を確認、豚の移動を禁ずる
一旦収まったかにみえていたカタルーニャ地方を中心とする豚ペストであるが、昨日、農業省から新たな感染源が確認されたことが明らかにされた。
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7月10日(火) 新バスク自治政府の最重要課題は自由と安全の擁護
昨日、明日に控えたバスク自治政府イバレチェ新首長指名にあたり、イマス自治政府スポークスマンより新政府の最重要課題はバスク州民の自由と安全の擁護にあることが公表された。ここ数週間、市中街頭での破壊行為が激化していることを憂慮し、自治政府内務局では人的物的両面から取締りの強化を図ることを強調している。 ムルシアのレジオネラ症、さらに感染者が増える
先週末に発症が確認されたムルシア市内でのレジオネラ症であるが、日に日に感染者が増加している。 ジダン、125億ペセタの移籍金でレアル・マドリードへ
昨日、レアル・マドリードがフランス人サッカー選手であるジダンの入団発表を行った。
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7月9日(月) ムルシアでレジオネラ症が発生、患者は145人
昨夜、ムルシアの衛生局担当は、ムルシア市内においてレジオネラ症の症状が見られる患者が発生したことを公表した。現在までに145人が罹患していると報告されており、そのうち80人ほどが入院し、2人が集中治療室に収容されているという。患者の87%が男性でほとんどが50歳以上、10%が80歳以上だという。中には肺炎の症状で昨夜入院した患者が死亡しているが、これもレジオネラ菌によるものではないかとみられている。 漁業問題、EU委員会からの補助金は19700万ユーロ
EUとモロッコとの漁業交渉が決裂以来、EUの船舶のモロッコ海域での操業が停止状態になっているが、両者の歩み寄りが全く見られないことから、政策の根本的変換を求められている。 イベリア航空ストライキ、パイロット組合と経営側の話し合い暗礁に乗り上げる
先月から続けられているイベリア航空のパイロット労働団体(SEPLA)と経営側の話し合いは、依然として平行線をたどり、暗礁に乗り上げた状態となっている。明日に予定されているストライキが決行されることは決定的となった。
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7月6日(金) スペインの残さ油危機問題にEUから非難される
一昨日、厚生省によって残さ油(オリーブオイルの搾りかすに溶剤を加えて摘出した油)回収通知が出されたことが国内のみならず、国外にまで影響がでていることを受けて、EUではスペイン政府に対して、社会不安を巻き起こし、業界に混乱を招いた責任を追及、発ガン性物質ベンゾピレン含有の商品の特定及び輸出先を明確にするよう求めた。また、スペイン側からの明らかな情報がもたらされない現状では、各国が輸入禁止措置を講じることはやむをえないという態度を示している。スペインが各国に詳細な情報を早急に通知しない限り、ベンゾピレンの含まれていないオリーブオイルにまで影響が出てくるであろうとコメントしている。 コルドバのメスキータで火災発生
昨日のメスキータでの火災発生のニュースは、コルドバ市長ロサ・アギラールを始め市民に衝撃を与えた。火災は13時20分、メスキータの南側、アル・ハーカム2世が966年ごろに建築したミヒラーブ(メッカに向けた祈祷場所)の近くの古文書室の一つで発生した。 総合屋内運動場の再建築案が発表される
マドリード自治県アルベルト・ルイス・ガリャルドン知事は昨日、6月28日の火災によって大きな損傷を受けた総合屋内運動場(パラシオ・デ・デポルテ)の再建計画を発表した。
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7月5日(木) スペインオイル産業の危機感広がる
昨日、厚生省より残さ油の流通、販売停止措置が発表されたことによって、国内だけでなく輸出に関しても影響が出始めている。ポルトガルでは4万トンのスペイン産残さ油(オリーブオイルの搾りかすに溶剤を加えて摘出した油)が店頭から撤去されたが、フランス、ベルギー、ロシアからは残さ油ではないバージンオリーブオイルの注文もキャンセルが相次いでいるという。 アルメリアで不法滞在モロッコ人を誘拐監禁していたマフィアを摘発
アルメリア県エル・エヒドで不法滞在モロッコ人を誘拐監禁していた2つの組織が摘発された。 セゴビアは400トンのごみの山
セゴビア市では、先月23日以来ごみ回収職員のストライキのため、道路の至るところにごみが山積み状態となっている。
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7月4日(水) 精製オリーブオイルに発ガン性物質含有、店頭から撤去される
昨日、厚生省はスペイン国内で生産、販売されている精製オリーブオイルに発ガン性物質ベンゾプレンが含まれているということを公表し、各自治州に流通、販売停止の通知を送付した。この措置に伴い、各小売店ではただちに店頭から全ての精製オリーブオイルを撤去した。 夏に電力不足が起こる地域がある、と電気会社が警告
ここ数日、心配されている電力不足であるが、昨日、電力会社エンデサ社とイベロドローラ社が再度、特定の地域によっては今夏、電力が不足し停電が起きる可能性を指摘している。 イベリア航空パイロットストライキ2日目、大きな混乱に至らず
昨日イベリア航空のパイロットのストライキが決行された。パイロット組合SEPLAが設定している10日間のストライキの2日目であったが、各空港では大きな混乱もなく終わった。通常の76%の運行率で238便がキャンセルとなり、25000人がその影響を受けたが、定刻通りの離発着率は通常よりも高いという結果が報告されている。
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7月3日(火) メキシコ大統領、メキシコ領内のETAメンバーの引渡しを迅速化することを約束
昨日、メキシコを訪問中であるアスナル首相とメキシコのフォックス大統領はETA対策について相互協力を強化していく協定に合意、フォックス大統領はメキシコ領内のETAメンバーのスペイン引渡しを迅速化することを約束した。アスナル首相は、同大統領の「メキシコ領内にいるテロリストに対して常に注意を払い、自国法律の範囲において最大限、最速での手続きをとる」とした言葉に感謝の意を表した。 厚生省、80から96年にかけて英国に居住していた人は献血を遠慮するよう通知
昨日厚生省では各地方自治体に対して、1980年から1996年の間1年以上英国に居住したことのある人は献血を遠慮するよう指導することが好ましい、との通知を送付した。これは、人血が狂牛病の感染源となるという科学的証拠はないものの、狂牛病に対する予防措置の一環として行うことを薦めるもので、決して義務付けるものではない。 司法審議会、殺害された女性のDV被害申し立てに適切な処置を施さなかった裁判官に罰金刑
司法審議会懲罰委員会ではマドリード、アルコベンダスの裁判官であったマリア・デル・カルメン・イグレシアスに、重大なる過失による罰金20万ペセタの支払いを命じた。
重大なる過失があると判断された事案は、1999年にマル・エレーラさん(23歳)が当時仮釈放中だった恋人に殺されそうである、と12回にわたって被害申し立てをし、それに対する手立てを講じるように要請したにもかかわらず、何の措置もとらなかったことで、結局はエレーラさんが殺害されて発見された、というもの。加害者はエレーラさん殺害の前にも自分の元恋人殺害未遂で刑務所に入っており、刑期を4分の3終えた時点で仮釈放となっていた。
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7月2日(月) バレアレス諸島のバスストライキ、ドイツ、イギリスにまで混乱をまねく
先週末からはじまったバレアレス諸島(マジョルカ、イビサ、メノルカ)でのバスストライキは日曜夜12時をもって終了したが、各島の空港ではあふれる観光客でごった返し、ドイツやイギリスからの空の便は大幅な遅延を記録している。 遺伝子異常による高コレステロール保持者に適切な医療措置を
コレステロール値の高い人の中には、単一の遺伝子異常によって引き起こされているFHと呼ばれる家族性高コレステロール症に当てはまる患者がいる。国民500人に1人が罹患しているといわれるFHは先天的なものでスペインでの潜在的患者数は8万人に達するとされる。FHの患者はコレステロール値が300を超えるのが普通で家族の中で1人が罹患していることが発覚した場合、親兄弟の半分がFH患者であると疑ってかかるべきである。
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