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3月31日(金) 検察庁汚職対策局、セウタをGIL党に売った元PSOE党員、知事を贈収賄容疑で起訴
昨年の7月に行なわれたセウタの地方選挙後にPSOE党員であったスサナ・ベルムデスが寝返り、PSOE、PP、PDS(イスラム系政党)の連合政府に対してGIL党から提出されていた不信任案にサインし、GIL党のアントニオ・サンピエトロを知事に押し上げた件を捜査していた検察庁汚職対策局は、ベルムデスとその夫フランシスコ・カサジャ、サンピエトロとその妻カルメン・セコを総収賄容疑で起訴した。 昨年度の給与のアップ平均は2.3%
国家統計局の発表したデータによると昨年度のスペイン人の平均月収は225.147ペセタ(税込み)で前年度からの給与アップ率は2.3%である。全体の収入は平均して5000ペセタあまり増えた事となっているが、インフレ率が2.9%であること、税制が変更したことを考えると実質的にはマイナスとなっている。手取り金額は約16万ペセタ、女性の平均となるとさらに低くなり税込み約20万ペセタ、手取りだと14万2千ペセタとなり、男性平均の75%に過ぎない。
給与の一番低い職種は建設業で、建設業界の追い風によって3.6%のアップがみられたにもかかわらず、20万ペセタを切っている。 バルセロナ警察、ありもしない犯罪を捏造か?
バルセロナ警察は、去る2月5日にバルセロナの中心地カタルーニャ広場でスキンヘッドによって若い女性が背後からいきなりバットで殴られ病院に運ばれ、その後その女性は半身不随になったことを発表した。また、この事件についての目撃情報を求め一般市民の協力を要請していた。報道陣から被害者についての情報を求められた際には、被害者のプライバシーを守るために詳しい情報は発表できないと答えていた。
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3月30日(木) 来期国会の上院、下院とも女性議長で
昨日、ホセ・マリア・アスナル首相は来月より発足する新内閣の組閣に先立ち、下院の議長に現サラゴサ市長であるルイサ・フェルナンダ・ルディを任命した。上院では現議長エスペランサ・アギーレがそのまま続投するため、スペイン史上初めて上院下院ともに女性議長が取りしきることとなった。 パキスタン人の集団、フランス国境で追い返される
昨日早朝、フランスから入ってきた列車に乗っていたパキスタン人の集団が国境駅ポルブとバルセロナで足止めされ、その日のうちにフランス側へ移送された。 スペイン語を使う権利を制限するのは憲法違反
バルセロナのタラゴナにあるロビラ・イ・ビルグリ大学の総長、ジュイス・アロラは、この大学の女性教員がカステジャーノ語(標準スペイン語)を使用したとして制裁を加えた件につき裁判を受けることとなった。
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3月29日(水) マジョール大臣、新聞記者を狙った爆弾テロ未遂事件はPNVの報道批判が原因と糾弾 月曜日にセビージャのラジオナショナル(RNE)で朝の番組を担当している新聞記者カルロス・エレーラ宛てに爆弾小包が届いた事件(不審を持った警備員の助言で最後まで小包を開くまでに至らず、未遂に終る)に関して、内務省ハイメ・マジョール・オレハ大臣はPNVの報道批判が今回のETAの爆弾テロ未遂の誘因となっていると断言した。同大臣は、特定した誰かを政治的な側面から批判した場合にその人物を攻撃対象としているテロリスト達を鼓舞するものであるとし、PNVに批判的な報道陣に対しこのような方法で圧力をかけるのはナチスの用いた戦術であると厳しく非難した。 不発に終った爆弾小包を調査したところ250グラムのダイナマイトが入っており、これらは昨年フランスでETAによって盗まれたものと同種のものと判明。これに時限装置が取りつけてあり、包み紙を取った時点で爆発するようになっていた。警察ではこれらの装置は専門家によって作られたかなり精巧なもので、フランス国内で製造された後セビージャに持ちこまれたとみている。 バジャドリー大学でのエイズ予防キャンペーンに反対して一部の若者が破壊行為
バジャドリー大学法学部で催されているエイズ予防キャンペーンに反対して、若者のグループが月曜夜にキャンペーンを宣伝する看板を破壊するといった行動に出た。 エクアドル人の学生、少年の集団に襲われけが〜マドリード
先週末、マドリードのアルグエージェス地域でエクアドル人の青年が、10数人の少年達にいきなり襲いかかられ、殴るけるの暴行を受け、腕の骨を折り、全身打撲で病院に運ばれた。
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3月28日(火) RENFEのストライキの後始末、労働団体SEMAFの幹部の責任問題
先週末に行なわれたRENFE(スペイン国鉄)の運転士によるストライキが昨日、会社と労働団体SEMAF(運転士の半数以上が所属する団体)との同意で一応の解決をみたが、これからこのストライキを先導したSEMAFの幹部の処分問題をどうするかということについて再び交渉の席につくことになる。 バラハス空港新ターミナル建設費用は900億ペセタ
マドリードバラハス空港に新しいターミナルを建設予定のAENAはこの建設にかかる費用が約900億ペセタであることを発表した。この金額は1997年当時の概算が300億ペセタであったことを考えると3倍に膨れ上がっている。 マドリード検察、社会保険庁に少年達専用の精神科施設の新設を求める
マドリードの未成年担当検察官フェリックス・バントハ氏は社会保険庁にマドリードに青少年専門の精神科施設を設立するよう要請した。
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3月27日(月) RENFEのストライキ終了、労働者側と会社の同意をみる
先週金曜日より始まっていたRENFE(スペイン国鉄)の運転士によるストライキは本日未明、会社側と労働者側の話合いで同意に達し、本日5時半より平常運転に戻ることとなった。 アカデミー外国映画賞はペドロ・アルモドバルに決定
スペイン時間本日未明、ロサンゼルスで行なわれたアカデミー賞の発表で外国映画賞がペドロ・アルモドバルの「Todo sobre mi madre (All about my mother)」に決定した。
以前より最有力候補と目されていたこの作品に出演していたペネロペ・クルスとアルモドバルが男性俳優では唯一目をかけていたアントニオ・バンデラスが今回の外国映画賞の発表を担当。 身よりのない半身付随のエイズ患者を受け入れてくれる場所はない〜マドリッド
39歳になるアイーダは1984年からエイズをわずらっており、そのうえ半身付随で車椅子の生活をしている。1998年の1月に元の夫の家の4階の窓から投身自殺を図ったが病院に担ぎ込まれ九死に一生を得た。その後、いくつかの病院、麻薬矯正施設、保護施設を転々としたが、車椅子であるという理由や、彼女が禁煙をしないことや今まで飲んでいた薬をやめられないなどの理由で入園を拒否され、ついには行き場所を失った。路上での生活を余儀なくされたため元の夫の家へ行き、鍵をこじ開け居座ってしまった。元の夫は彼女の引取りを拒否し、警察に訴えたが、彼女を面倒見てくれる施設はなく結局は彼が面倒を見ることになってしまった。
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3月24日(金) RENFEの運転士のストライキで40万人の足をとめる
3月15日より断続的に行っているRENFE(スペイン国鉄)の部分的ストライキで、昨日、50人中40人の運転士が“病気”を理由に欠勤し、マドリード・チャマルティン駅発の近郊列車9路線のうち6路線が朝からストップ、40万人が他の交通機関を使うことを余儀なくされた。また、長距離路線の利用客3000人もRENFEの用意したバスで目的地へ移動することとなった。 最高裁判所の管轄権を変更することを検討
昨日政府より各最高裁判官宛てに裁判所の管轄権を根本的に改革する可能性を示唆する草案が電子メールにて届けられた。この草案では現在最高裁判所が抱えている膨大な事件を地方自治体の高等裁判所へ移管し、各系統にわかれている裁判所を監督する役割を残すこととなっている。 空軍機墜落事故の犠牲者、DNA鑑定で身元確認へ
一昨日、空軍機が7人の乗員を乗せたままグアダラハラの山中に墜落した事故で、昨日機体の回収作業が行なわれた。7人の乗組員は全員機内に閉じ込められたままとなっており、身もとの判別不明状態である。このため、専門家によってDNA鑑定が行なわれ、身元確定作業が進められる。鑑定結果は1週間ほどで判明予定。
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3月23日(木) PSOE幹事長代行委員会のメンバーが決定
昨日、総選挙大敗の責任をとって辞任したホアキン・アルムニアPSOE幹事長の席を埋める代行委員会のメンバーが決定となった。 BSCH、インターネット上で金融スーパーを展開
昨日、サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行(BSCH)はパタゴン・コムとオープン・バンクと共にインターネット上で金融スーパーマーケットを展開することを発表した。 バルセロナで教育改革を求めて教師2万人がデモ
昨日、バルセロナでカタルーニャ州の公立小中学校の教師47000人のうち20000人が集まり教育現場の改革を求めデモを行った。 空軍機墜落、7人の乗組員全員絶望か
昨日、夕方セビージャのモロン・デ・ラ・フロンテーラにある空軍基地よりサラゴサへ向かって飛び立った空軍機がグアダラハラの山中に墜落した。
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3月22日(水) 厚生省、痩身薬4種の販売禁止を決定
昨日より、市場に出回っている痩身薬4種類の販売がスペイン厚生省より禁止された。これら4種の薬は、食欲を減退させるが身体に良くない影響を与える13の成分のうちの3つの成分を含んでおり、ヨーロッパ委員会の決定に従っての禁止となった。 17歳の精神分裂症の息子を殺し、母親は投身自殺
昨日、ガリシア地方フェロルの隣町で50歳の母親が17歳になる精神分裂症の息子を刺し殺し、自分は海に身を投げて自殺をするという事件が起こった。 マドリードで7、8校目の私立大学設立許可の申請再び
マドリードで7、8校目にあたる私立大学を設立しようとの計画を1998年に教育委員会より却下された企業が再び設立申請書を提出した。2つのうちの1校はサテライト方式で、もう一校はビジャベルデとカラバンチェルの間に開校の予定としている。
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3月21日(火) アスナル首相、EU首脳会議に雇用、年金問題等の改革案を提出予定
今月23、24日にリスボンで行なわれるEUの首脳会議においてアスナル首相は雇用から年金問題、税制、政府助成金、新技術の採用等の広範囲な、しかし具体案に欠ける改革案を提出する予定にしている。 PSOEの地方長官、幹事長代行委員会のメンバー選出にあたり会合をもつ
本日、PSOEの地方長官達がマドリードにて会合をもつ予定にしている。アンダルシア州のマヌエル・チャベス氏が、7月の定例会議までの幹事長代行委員会のメンバーについての同意を取りつける目的で召集したものである。 交通違反の罰金の支払い率は44%〜マドリード
マドリードで昨年交通違反によって罰金を課せられた件数は約70万件で前年度よりも4%減少している。このうち約30万件(約44%)の罰金が支払われているが、支払い率は1995年より5倍も増えている。この4年間で支払い率が増加した原因は地方政府の罰金支払いの通知の方法を変更したことにある。大蔵省では罰金の通知を郵便によるという昔の方法に戻し、この通知が本人に届かない場合は政府官報にのせるという方法を採用した。これにより10%に満たなかった罰金支払い率が大幅にアップした。
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3月20日(月) 中央政府、イバレッチェ氏の協力者選択の期限を秋までとする
バスク州首長イバレッチェ氏はバスク議会での新たな協力者選びの期限を今秋までと中央政府にきられることとなった。 国防省、新しく軍部諜報機関を創設
スペイン国防省は、軍部諜報センターを新設することを決めた。 勧業省、環境省の許可なくAVEの工事を開始し、問題化
マドリード・バルセロナ間のAVEの工事を開始した勧業省は環境破壊の疑いで訴えられる可能性が出てきた。
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3月17日(金) PSOEの派閥争いが目立つ中、ボノ氏がPSOEの幹事長に立候補の可能性を表明
ホアキン・アルムニアPSOE幹事長の辞任に伴い、7月の定例会議までの幹事長代行委員会のメンバー選出やその後のPSOE幹事長選出に関して、PSOE内部での派閥間で意見の食い違いが目立ってきている。そのような状況の中でカスティージャ・ラ・マンチャの長官ホセ・ボノ氏が次期PSOE幹事長として指揮をとる用意があることを表明した。 検察庁、大蔵省検査官7人を告訴
検察庁は贈収賄、背任、その他の容疑でカタルーニャの大蔵省検査官7人とその責任者、税務顧問、弁護士等を告訴した。この告訴を受け、バルセロナ裁判所は容疑者の自宅、事務所の家宅捜査を命じ、昨日警察によって行なわれた。この家宅捜査によって押収された書類の分析次第では、さらに容疑者が増えるもよう。 新外国人法による不法移民の合法化手続きが来週21日に開始、7月31日まで
スペインに不法滞在する移民の合法化手続きが来週21日に始まる。この手続きでは人数に制限を設けない方針でおり、どれだけの人達がこの恩恵に浴するかは未定であるが、当局では7万から10万人くらいではないかと予想している。 エル・エヒドでは現在のところ、ストライキを召集しないことを決定。また、エル・エヒドのフアン・エンシソ市長は来週マドリードでスペイン政府に移民のおかれている状態を向上させるための240億ペセタの投資を陳情する予定としている。
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3月16日(木) PSOE、幹事長代行委員会のメンバー選出の為の話合いをもつ
先日のホアキン・アルムニアPSOE幹事長の辞任により、7月の定例会議までPSOEのトップの席を埋める幹事長代行委員会のメンバー選びが進められている。各地方のPSOEの長官がより構成されることとなるが、この委員会を引っ張っているのが、アンダルシア州の長官で、アンダルシアPSOEの幹事長でもある、マヌエル・チャベス氏である。また、カスティージャ−ラ・マンチャの長官ホセ・ボノ氏、エストレマドゥーラの長官フアン・カルロス・ロドリゲス・イバーラ氏が重要な位置を占めている。この委員会に辞職した元幹部を含め、新旧のスムーズな交代を促すという方針をとろうとする意見もあるが、ロドリゲス・イバーラ氏は一旦辞任した人間は去るべきとの姿勢を打ち出している。 1999年の対外赤字、前年度の9倍
昨日発表されたスペイン銀行の報告書によると、昨年度の対外赤字は1兆9400億ペセタに達し、前年度の約9倍に跳ね上がった。この対外赤字はサービス業、特に観光業界の突出したプラスも国内総生産でみると、残高のマイナスは2.1%で1998年が0.2%、それ以前の3期はプラスであった。 エル・エヒドのいくつかの移民代表の意見の食い違い
先月、エル・エヒドで起きた移民の襲撃後に地方政府といくつかの移民の団体との間で同意を得た件について団体の間での意見の食い違いが目立ってきている。
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3月15日(水) アスナル首相、CIUとCCの協力を求める
先の総選挙で大勝した国民党(PP)のアスナル首相はカタルーニャ連合(CIU)とカナリアス連合(CC)と話合いを持ち、組閣の際の協力を求めた。PPは単独過半数を制した為、基本的には他の政党の力を借りる必要はないのだが、前回と同様これら2党の協力を得ることで、議会での勢力がより強固となる。前議会では、バスク国民党(PNV)の協力も得ていたが、今回はPNVがリサラ協定を継続しつづける姿勢をくずさないため今回はこの協力体制からははずすことに決定した。 今年2月のインフレ率は3%
昨日国家統計局(INE)から発表された2月の消費物価指数は前月より0.1%上がり3%となった。この数字は1996年12月に記録した3.2%に次いで高い上昇率となり、ヨーロッパ中央銀行によって決められている上限で、政府が予想していた今年の最終インフレ率よりも1%高いものとなった。 エル・エヒドの移民代表、交渉のテーブルを10分でける
先月に起こったアルメリアのエル・エヒドで起こった移民襲撃事件に関しての移民の代表と地方政府の話合いの席で代表団は政府は約束を果たしていないとし、10分にも満たない時間で席をたった。さらにこの今月26日に抗議の意味をこめてマドリッドでデモを召集すること発表した。
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3月14日(火) 総選挙から一夜明けての各党の動き
総選挙が終り、昨日から早速、各党はさまざまな動きを見せ始めている。 携帯電話の認可4つ目はXfera
昨日、携帯電話の認可4つ目の枠がXferaに決定したことが、政府官報で発表された。 ジローナで父親が4歳になる双子を銃で撃った後、自殺
カタルーニャのジローナで、日曜日の午後、自宅のアパートで34歳の父親が4歳になる自分の双子の娘を猟銃で撃ち殺し、その後自殺していたことがわかった。 |
3月13日(月) 総選挙、PPの圧勝
昨日、スペイン総選挙が行なわれた。即日開票された結果、中道右派の国民党(PP)が予想以上の得票率を得、大勝した。
PPのアスナル首相はこの選挙結果に興奮した様相で、国民がさらなる信頼を寄せてくれたことに対する感謝を表し、これから国民が一丸となって協力し、助け合うことがスペインの発展に欠かせないと呼びかけた。
地方別に見ると、PSOEのお膝元であるエクストゥレマドゥーラでPPがPSOEより議席数を上回り、アンダルシアでも追い上げられていることが目だった特徴である。前回総選挙よりも投票率が7%下がったことが右派に有利に働いたと見られている。 アンダルシアの地方選挙ではPSOEの勝利
昨日、総選挙と共に行なわれたアンダルシア州地方選挙ではPSOEが再び勝利を納めたが、単独過半数には達せず、前回同様52議席にとどまった。
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3月10日(金) 総選挙まであと2日
3月12日の総選挙まであと2日と迫り、各党とも最後の追いこみに入っている。 フランス警察、ETAの爆発物製造所に踏みこむ
昨日、フランス警察はバジョーナから20キロ離れた小さな村の一軒家に踏み込み、170キロの爆発物や電気部品、拳銃の弾薬等を発見、押収した。 ヒホンで造船所の工員の暴動、警察隊と対立
先月より閉鎖されているアストゥリアス、ヒホンにある造船所、ナバル・ヒホン社の工員達は月曜日より、造船所内に立てこもり、経営者側と対立している。
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3月9日(木) テレフォニカに14億ペセタの罰金支払い命令
昨日、テレフォニカはライバル社レテビシオンによって1998年4月に営業妨害を理由に告訴された件につき14億ペセタの罰金を課されることとなった。 1999年の貿易赤字、52.5%増える
昨日、経済、大蔵省より1999年の貿易収支についての報告があった。通常、2月の下旬には発表になるのだが、今年に限っては総選挙が3月に行なわれる為、その影響を考え総選挙後の3月15日まで発表を控えると言われてきた。しかし、経済省は発表を迫る内外からの圧力に屈するかたちとなり、総選挙を待たず、公表することとなった。 スペインの合法滞在外国人の3分の1が就職の際に外国人という理由で拒否されている
国際労働団体(OIT)の報告書によるとスペインに合法的に居住している外国人の3人に1人は就職の際に正当な理由なく、外国人であるということで拒絶されているという。差別されている国籍の筆頭がモロッコで彼らの4分の1は正式に申請書を提出することすら拒絶されている状態である。特に顕著に表れているのが、サービス業や製造業であるという。地域的に見るとバルセロナ、マラガでは拒否される率が50%近くまであがり、マドリードでは28%と一番低い。
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3月8日(水) ETAのテロ行為に対してのバスク内での反応
昨日、サン・セバスティアンの司教、フアン・マリア・ウリエテはETAの起こしたテロ行為について強く非難し、さらに彼らの行動は社会の動揺、対立を助長していると指摘した。 ETAよりの2つのテロ行為についての声明文
本日、日刊紙「GARA」にETAの最近起こしたテロ行為の声明文が載せられた。この中でバスク州首長イバレチェ氏、PNV、EAを強く攻撃し、休戦宣言を撤回した理由を述べている。 エレナ王女、おめでた、9月に誕生予定
昨日、エレナ王女がおめでたで来る9月に出産予定であることが王室より発表された。
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3月7日(火) サン・セバスティアンで車が爆発、7人が重軽傷
昨日夜遅く、バスク州サン・セバスティアン、インチャウロンド地区の道路で駐車中の車が爆発し、通りがかった治安警察隊の車両が中央分離帯まで吹っ飛び、さらにその後ろを走っていた車両も被害に合い同乗の男女が病院に運ばれた。。パトロール中であった治安警察隊の車両には2人の男女が乗っており、男性は自力で脱出したが女性の方は重傷を負い救出された。また、歩道を歩いていた3人もこの爆発に巻きこまれ怪我を負ったが命に別状はない。 ヨーロッパ初のネット上の銀行創設に向けてUNO−EとFIRST−E合併
昨日、UNO−E社長より日曜日にFIRST−Eとの合併によりヨーロッパ初の銀行をインターネット上に創設する同意を得たことが発表された。 厚生省への160億ペセタの不払い訴訟に関して製薬工業に支払いの保留を認める
1998年に厚生省は製薬工業と健康保険の公的薬剤支出の膨張を削減する為に、1998年、1999年の2年に渡り製薬工業が厚生省に650億ペセタの支払いをする、という同意を取りつけていた。この同意では、製薬工業が一定の薬剤に関する値段の維持を条件に支払いを認めていたものだが、昨年6月、7月に厚生省が一つの病理学につき、市場に出回っている一番安価な薬品のみ採用することを決定、さらに医薬品の6%値下げを敢行した。この厚生省の一方的な変更により50億ペセタの損失を受けたとして、同意の見なおしを迫っていたが厚生省からは否定的な返答しかもらえなかったため、厚生省への支払いを160億ペセタ残してストップし、裁判所に訴えていたもの。
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3月6日(月) 総選挙を1週間後に控えての世論調査では前回総選挙時と大きな変化なし
来週3月12日に総選挙が催されるが、世論調査によると1996年に行なわれた総選挙時と大した変化がないことが明らかになった。 BBVA、メキシコ第2の銀行と合併の可能性について話合い
メキシコ第5位のBBVA(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行)−プロブルサはメキシコ第2位の銀行バンコメルとの合併についての可能性について話合いを持っている。当初、インターネット事業の分野での提携を考えていたが、話合いが進むに連れ巨大銀行設立の可能性に方向転換したもの。但し、合併となると銀行を監督する連邦委員会の承認がいる。 麻薬中毒者の為の集会所建設に対して、先駆者のスイスより助言
マドリードのバランキージャに麻薬中毒者達が衛生的な設備の下で麻薬を打てるように医師・看護婦常駐の集会所を建設するという計画に、同様の施設を14年前から国内に14か所持つスイスより助言をもらった。
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3月3日(金) ピノチェト氏、ついにチリに帰還
昨日、イギリス内務省ジャック・ストロー大臣の命によりチリの元独裁者ピノチェト氏の釈放が決定し、同氏は空港で待機していた軍用機でチリへと飛び立った。スペインのバルタサール・ガルソン判事のスペインへの身柄引渡し要求によってイギリス政府がピノチェト氏を逮捕してから503日目であった。 HBの幹部、ETAの国際組織に関係している容疑で逮捕される
昨日未明、HBの幹部、ホセ・マリア・オララが治安警察隊によって自宅で逮捕された。 レアル・ソシエダのサポーター刺殺事件の容疑者、殺人を否定
1998年12月に起こった、マドリード、ビセンテ・カルデロンサッカー場付近で起こった、レアル・ソシエダのサポーター、アイトール・サバレタが何者かによって刺殺されて事件の裁判で、容疑者リカルド・ゲーラは殺人についての関与を否定した。
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3月2日(木) 勧業省、スペインの飛行場の民営化を検討
スペイン勧業省は悪名高きスペインの飛行場の未来についての報告書に基づき、現在の飛行場運営システムを大幅に改革し、一部を民営化することを検討し始めた。 モロッコのモハメッド4世、フアン・カルロス国王と会談
モロッコの国王、モハメッド4世の突然のスペイン訪問は公式なものではなくプライベートな形でとのことであったが、昨日スペイン国王フアン・カルロスと会食し、その席にはアスナル首相も列席、ここ数ヶ月両国の間で起きている様々な問題解決に向けて同意を持った。 マドリードの市長の公金流用疑惑、さらに深まる
ここ数週間マドリード議会でPSOE等、市長反対派によるマンサノ市長の市長裁量の銀行口座よりのプライベートな旅行に対する調査はさらに昔にさかのぼり、私的流用疑惑は深まっている。
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3月1日(水) 公的赤字は国内総生産の1.1%に減少、社会保険は黒字転換
1999年の公的機関の赤字は国民総生産(PIB)の1.1%にとどまったことが発表された。 テレフォニカグループ、収益増大
テレフォニカグループは1999年の収益を発表したが、スペインの企業で初めて3000億ペセタを超えた。 メリージャで、イスラム教の復活祭の為の羊をめぐって争い
昨日、多くの住民がイスラム教徒であるメリージャで、モロッコ産の羊の輸入禁止をめぐり暴動がおこった。3月17日はイスラム教の復活祭のメインの日にあたり、アラーの神に羊の生贄をささげるという重要な宗教行事が行なわれる。その生贄に供される羊は特別な条件がついており、そのためモロッコから買ってくることが多い。ところが、このモロッコ産の羊がある種の伝染病にかかっているため、メリージャ政府はヨーロッパの規制にのっとり輸入禁止措置をとった。
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