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11月30日(火) 続報・ETAの休戦撤回に対して
日曜日未明に出たETAの休戦撤回宣言を受けて政党間で接触を図り結束を固めていく旨のコメントを発表している。 BSCH、ナットウエスト銀行をめぐる争いに参加
BSCH(サンタンデ−ル・セントラル・イスパノ銀行)はイギリス第3位の銀行である
ナットウエスト銀行支配をめぐる争いに3160億ペセタあまりをかけ参入する。
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11月29日(月) ETAついに休戦宣言の撤回を表明
14ヶ月に及ぶETAの休戦宣言が昨日ついに撤回された。最近のETAの行動から武装闘争の再開が懸念されていたのが現実となった。
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11月26日(金) 最高裁、ガルソン判事を非難
ガルソン判事は、フェリペ・ゴンサレス元首相のGAL関与を最高裁に申し立てていたが、
最高裁は月曜に満場一致でこれを否定した。昨日、この際に最高裁がだした公式文書が公開され、
ガルソン判事を激しく非難しているものであることが明らかになった。 PP依然優勢、しかしPSOEとの差縮まる〜最新の世論調査
今月行なわれたCIS(社会調査センタ−)による政治に関する世論調査の結果が発表された。
それによると、依然与党PP(国民党)がPSOE(社労党)に対し優位を守っているものの、
その差は縮まってきている。今回の調査ではPP支持が40.6%、PSOEは35.8%。
今年一月の時点では5.7%の差があったが、今回4.8%まで縮まったことになる。 スペイン人の体格にあったサイズの洋服を
16歳から40歳の0.5%から1%にあたる女性がかかっているといわれる拒食症に関する調査で、上院において次のような対策が発表された。
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11月25日(木) テレフォニカのストック・オプション問題終結か
昨日、テレフォニカの社長以下役員会において国会でも問題化しているストック・オプションの行使による役員への“過剰な賞与”問題に対して現行通り何の修正も行なわないことを発表した。 セウタからバルセロナまで70万ペセタ
北アフリカからの不法移民者が絶えないスペインで、不法移民輸送を請け負うマフィアが逮捕された。
このグループはセウタ(モロッコの北にあるスペイン領)で移民希望者より70万ペセタを受け取り、
ヨットに乗せ、スペインのコスタ・デル・ソル地方の警備の甘いところに移送し、その後、レバンテ地方やバルセロナに送り込むといったシステム。 フェリペ皇太子の自宅が2年後に完成
昨日、2年後にはフェリペ皇太子個人の邸宅がサルスエラ宮の近くに完成する予定との発表があった。
この邸宅には7億500万ペセタがかけられ、自然環境を存分に生かしたものとなる予定。
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11月24日(水) 私立老人ホ−ムの園長逮捕〜マドリッド
マドリッド、アラバカ地区の私立老人ホ−ム、「ビルヘン・デラ・オリ−バ」の園長、
マリア・クリスティ−ナ・カラセドは入園している老人達の財産などを騙し盗った罪
で逮捕された。この捜査によって同老人ホ−ムの悲惨な実態が明らかにされた。 バスクの企業経営者ら平和交渉の停滞で政府を批判
昨日、アスナル首相はビルバオにおいてバスク地方の企業のトップらと会合を持った。
BBVA(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行)やイベルドロラの社長らも参加した
この会合で、一部の経営者からは停滞するETAとの平和交渉にたいする政府批判がでた。 2000年問題のために1500億ペセタ
現段階でスペインにおける2000年問題への対策費は既に1500億ペセタにのぼっている。
昨日、2000年問題の総責任者、アルバレス・カスコス副首相はコンピューターの誤作動を
避けるための準備は整ったこと、何事もなく新年を迎えられるであろうことを発表した。
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11月23日(火) ビルバオで行方不明の女性、死体で発見
日曜の未明よりビルバオで行方不明になっていたビルヒニア・アセベスさん(19歳)
が、昨日死体となって発見された。 若者の3人に1人はハシシを吸ったことがある
EUによっておこなわれた麻薬に関する調査によると、スペインの若者
(15歳から34歳)のおよそ3人に1人である32%がハシシを吸った
経験があることが明らかになった。これはヨ−ロッパではデンマ−ク(42%)、
イギリス(37%)に次ぐ高い率である。 フェリペ・ゴンサレス前首相のGAL事件への関与を最高裁が否定
昨日、最高裁第2法廷において、フェリペ・ゴンサレス前首相がGAL創設に関与し、フランス国内における暗殺事件(オニェデラ事件)の容疑に関するバルタサール・ガルソン判事の判決を満場一致で却下した。
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11月22日(月) 週末の雪で、多くの道路が遮断
カスティ−ジャ・イ・レオン地方の200あまりの村が、週末の降雪による道路の遮断で
孤立状態となった。これは主に、レオン、パレンシア、ブルゴスの村。
さらにカンタブリア地方でも40あまりの村が同様の状態に。 EA内部分裂、初の女性党首誕生
バスクの民族主義政党の一つであるEAの内紛は党創設者の
ガライコエチェア党首の辞任を引き起こし、党を2つに割ってしまったようだ。 ETA、休戦の停止に向けて武装準備か
内務省のある筋によると最近のETAの行動から、水面下では休戦停止に向けて着々と武装準備を
開始していることがみてとれるとしている。
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11月19日(金) 移民法草案改正へ、今国会では立法は無理か
現在国会に提案されている移民法。この法により外国人不法滞在者の合法化のプロセスが
大幅に簡略化されることになる。しかしこの草案には数十ヶ所にわたり訂正が加えられる
ことになり、現国会期間での立法は不可能となるもよう。 テレフォニカ子会社、ストック・オプション制度を改正へ
テレフォニカ役員に莫大な利益をもたらすことになったストック・オプション賞与が
問題となっているが、同じ現象が子会社のテラに関しても発生。
水曜日にマドリッド市場に上場された同社の株式の急上昇により、同社の
ストック・オプションを保有する役員らに「過剰なボ−ナス」がもたらされることになった。
最もいい条件でストック・オプションを手に入れた役員らは総額でおよそ160億ペセタ
の利益を得る計算となる。 ガリシアの“ランボー”ついに逮捕
水曜夜半、ガリシア地方オレンセのリバダビアにてガリシアの“ランボー”ことアルフレド・サンチェス・チャコンが2年間の逃亡生活の後、地元警察に逮捕された。
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11月18日(木) テレフォニカの子会社の株式、上場初日に3倍まで上昇
テレフォニカの子会社であるインタ−ネット事業会社テラの株式の取引が昨日
マドリッド市場で開始された。上場初日に同社の株式はおよそ3倍の値段まで上昇した。 イルンで武器所有のETAメンバ−逮捕
火曜の夜、スペイン警察はイルンで偽造ナンバ−の車にのりピストルを所持していた
2人の若者を逮捕した。2人はETAのメンバ−であるとみられる。 レアル・マドリード、4年間で7人の監督解任
昨日、レアル・マドリードの監督ジョン・B・トシャックが10ヶ月という短期間で監督解任となった。8月にリーグ戦がはじまってから戦績の振るわないチームに対し、内外からいろいろと取り沙汰されていたが、常にサンス会長が「今期はトシャック監督でいく」とのコメントを発表していた。
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11月17日(水) イベロアメリカ諸国首脳会議終了
社会主義国キュ−バで開催されたことで注目されていた第9回イベロアメリカ・サミット
が昨日終了。経済の発展や民主主義、人権の尊重のため協力しあっていくという内容の
「ハバナ宣言」が採択された。 プジョ−ル氏、カタル−ニャ州首長に再選
昨日、カタル−ニャ州議会で首長を選出する投票が行なわれ、CIU
(カタル−ニャ連合)のプジョ−ル氏が過半数の票を獲得し、首長として
6度目の当選を果たした。 スペインの若者の意識調査では女性優位
昨日、1984年より5年ごとに行なわれている“スペインの若者”のアンケート調査の結果が発表された。15歳から24歳を対象に3.853人が参加。
この調査で目立った点は、注意力や思慮深さ、忍耐力、直観力等、16項目中10項目までが女性の方が男性よりも優れていると考えられていることである。女性が男性よりも劣っている点については、決定権と戦闘能力の2点にとどまっている。
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11月16日(火) 社会保険適用の病院を拡大へ
現在、社会保険を適用できるのは公立の病院だけとなっているが、ラモイ厚生大臣はこの適用範囲を私立病院にも広げる意向を明らかにした。 バレンシアの村にネオナチの集団
バアレンシアのベンタ・デル・モロにある村、ロス・ペドゥリッチェス。住民もなく廃墟となった家屋があるだけの村であったが、この村の土地、家屋をテログル−プと関係を持つネオファシストのイタリア人が購入し問題となっている。 ヨーロッパ内の空港で一番遅延率の高いのはスペインの2大空港
今夏3ヶ月間のヨーロッパ内の空港(主要27空港)での遅延率が、発表された。スペインの2大空港であるバルセロナ・プラッツ空港、マドリード・バラハス空港が1位、2位を独占した。この統計では両空港とも50%以上の飛行機が15分以上の遅れをもって出発したことを示している。
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11月15日(月) カタル−ニャ州首長選出はじまる
カタル−ニャ州の首長選出の最初の投票が明日行なわれる。プジョ−ル現首長の再選なるかが注目される。 レバノン人の父親に誘拐された娘たちを回復
マリア・ヘスス・エステバンさんは2年間の戦いの後、やっと自分の娘達を取り戻すことができた。 フアン・カルロス国王夫妻キューバを訪問
かねてよりフアン・カルロス国王の強い希望であった、キューバへの訪問が実現した。
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11月12日(金) テレフォニカのストック・オプション賞与、法で規制か
テレフォニカ社長や役員に莫大な利益をもたらすことになったストック・オプションの賞与(昨日の記事参照)が国会でも問題となっているが、PSOEはこのようなケ−スを規制するよう株式会社法の一部改正を今日にも国会で提案する。 BSCH、ポルトガル政府と和解
BSCH(サンタンデ−ル・セントラル・イスパノ銀行)とポルトガルの金融グル−プ、シャンパリム―ドの提携にやっとゴ−サインがでた。 少年法案、国会にて可決
昨日、国会にて少年法に関する法案が過半数多数にて可決された。
当初考えられていた13歳からではなく、14歳より18歳の少年に適用されることと
なった。また、裁判官の裁量により21歳まで適用年齢を広げることも検討されている。
現在のところ、刑法の成人年齢は18歳以上とされているが、16歳以上の少年が成人と
考えられている為、刑務所に収監されることもありうる。 |
11月11日(木) テレフォニカのストック・オプション賞与、議会で問題化
スペイン最大の電信電話会社テレフォニカが、社長をはじめ役員らに賞与として支給したストック・オプションが、総額で300億ペセタ以上の利益をもたらすことになり、問題となっている。 郵便局の本部、勧業大臣の関係者のビルへ移転
マドリッドのアドゥアナ通りにあった郵便局本部の一部が、マドリッド郊外のカンポ・デ・ラス・ナシオネスにあるビルへ移転する。しかし、郵便局が年間5億4千万ペセタを賃貸料として払うこのビルの持ち主は、アリアス・サルガ勧業大臣や郵便局局長と会社を共同経営するなど、親密な関係にあることが明らかになった。 ラジオ・バルセロナ開局75周年
ラジオ・バルセロナの開局75周年を記念して、カデナ・セール及びバルセロナ・コンテンポラリー・カルチャー・センター(CCCB)により展示会“ティエンポ デ ラジオ”が始まる。本日、初日には国王夫妻も出席される。 |
11月10日(水) 徴兵される若者の行き先、今夜決定
2000年に徴兵が予定されている若者達が派遣される先が、今夜コンピュ−タ−に
よって抽選で決定される。およそ10万人が対象となっている。今回より、希望者以外は
セウタ、メリ−ジャなどの遠隔地へは派遣されない。 ソラナ氏、米国政府のソル・メリア・グル−プへの圧力を批判
スペイン資本のホテルチェ−ン、ソル・メリア・グル−プのキュ−バへの進出に対して、
アメリカ政府が政治的に圧力をかけていることが問題になっている。 PSOEとPNV、党首会談へ
今月の終わりにも、PSOE(社労党)のアルムニア幹事長とPNV(バスク国民党)
のアルサジュス党首が会談を持つ。 |
11月9日(火) 11月9日はマドリッドの祝日のため「今日のトップニュ−ス」はお休みさせて頂きます。 |
11月8日(月) プジョ−ル氏、PPとの同盟解消へ
CiU(カタル−ニャ連合)の中心機構のひとつであるカタル−ニャ民主主義連合の会合でプジョ−ル現カタル−ニャ首長は、PP(国民党)との同盟を解消し、ERC(連邦左翼党)と同盟を組む方向で話合いを進めることを明らかにした。 カタル−ニャ税務局に新たなスキャンダル 贈収賄、脱税、株のインサイダ−取引などで既に数人の逮捕者もでているカタル−ニャ税務局を舞台にした一連のスキャンダル。ここにきてまた新たな名前が挙がった。税務局の内部調査部は数ヶ月前から地方監査部長のホセ・ル−カス・カラスコ氏を調査した結果、スイスに妻の名義で銀行口座を持っており、そこへ企業グル−プ「トラス」の関係者から多額の振込が行なわれていたことをつきとめた。ル−カス氏はPP(国民党)党員であり、PPによって同役職に任命されているため、PSOEは早速PPを糾弾。アスナル首相の責任を追求していくもよう。 15億ペセタの宝くじ、当選者はバルセロナ 土曜に抽選が行なわれた宝くじ「Loteria Primitiva」では、賞金額が15億7800万ペセタとなり、当選者はバルセロナからでた。この宝くじは6つの数の組合せを選ぶもので、該当者がない場合賞金は次回に持ち越される。土曜の賞金は1985年にこの宝くじがはじまって以来3番目の高額となった。当たりくじが買われたのはバルセロナのビジャ・オリンピカ地区の販売所。 92年のオリンピックで選手の宿泊所だった地域である。当選者の身元などは一切わかっていない。日曜にはこの宝くじ売場に当選者の素性を 尋ねる人々が押し寄せた。好奇心からやってきた“野次馬”的人々にまじって、各銀行の行員も訪れていたという。売場の持ち主は一切のコメントを控えている。 |
11月5日(金) ユ−ロ利上げ、スペインのインフレに歯止めか 昨日ヨ−ロッパ中央銀行はユ−ロ金利を0.5%引き上げ3%とすることを 発表した。これによりインフレは押さえられるが、経済成長に支障はないとしている。ドイツ、フランスなどインフレ懸念がなく経済成長がこれから加速しようとしている 国にとっては「悪いニュ−ス」となったが、インフレに悩まされていたスペインにとっては朗報である。スペインの物価上昇率はEU加盟国平均のおよそ2倍となっていた。 ヘスス・ヒル氏総選挙出馬を断念 アトレティコ・マドリッドのオ−ナ−でマルベ−ジャ市長でもあるヘスス・ヒル氏は昨日記者会見を開き予定していた来年総選挙、およびアンダルシア州選挙への出馬を健康上の理由から断念すると発表した。 彼は公金横領などの疑いで数々の訴えを受けているが、出馬断念の理由はあくまでも健康上の理由で、これらの訴えとは無関係と主張。「1ペセタたりとも盗んではいない」と述べた。マルベ−ジャ市長の職務は「力が続く限り」続けるとしたが、同氏が率いる政党GILの党首の座からも来年には退く予定。これで事実上政界からは引退するかたちに なるもよう。 政府、ETAに回答の文書だす およそ1週間前に政府は、ETAから平和交渉再開に関しての条件を示す手紙を受けとっていたが、これに対する回答の文書が出されたことが明らかになった。回答は2つの部分からなっており、最初の部分では、政府は前回行なわれた直接の話合いと同じ方法で、同レベルのメンバ−による再交渉を希望している。第2の部分では、「刑法に関する政策を変える用意がある」とし、ETAの態度によってはETA囚人たちの解放もありえることを示唆した。 |
11月4日(木) テレフォニカの役員、子会社上場で19億ペセタの利益 スペイン最大の電信電話会社テレフォニカの役員であり、社長顧問でもあるマルティン・ベラスコ氏は同社子会社の株式上場により、少なくとも19億ペセタの利益を得る見込みであることが明らかになった。 上場が予定されているのはテレフォニカが出資しているインタ−ネット事業会社「Terra(テラ)」。ベラスコ氏はスペイン語圏で最大の検索エンジンのひとつ、「Ole(オレ)」を所有していた。この「オレ」を「テラ」に売却しそのかわりに「テラ」の株式の一部を購入した。購入価格は1株4.23ユ−ロ。上場価格は10.12ユ−ロと予測されているため、この価格はとても「寛大」なものだったといえる。この取引は「テラ」から証券取引委員会に提出された報告書によって明らかになった。「テラ」は「法的に正当な手順をふんだ取引であり、何の問題もない」としている。 建物に問題〜サンタンデ−ルの病院壁崩壊事故 サンタンデ−ルの公立病院の壁が崩れ落ち病院職員4名が死亡した事件 (昨日の記事参照)で、ロマイ厚生大臣は病院の建物に問題があったと認め、原因の詳しい調査を続けていくと述べた。しかし同時にこの事故は「予測できないものであった」とも述べている。病院関係者によって、この崩壊した壁は建設された1974年以来、1度も点検が行なわれていなかったことが確認されている。 労働組合は厚生省が強風と雨を事故の原因にあげたことに対し「そこらじゅうで強風がふいていたのに、崩れたのはこの病院の壁だけ。ばかげている。」と批判。点検を怠っていた当局の責任を追及していくもよう。 判事らと政府の交渉決裂 昨日全国の判事らの代表が25%の昇給を要求し政府との話合いをもったが、政府は既に2000年の予算に組み込まれてある2%の昇給しか認めないとし、交渉は決裂した。 交渉決裂後、判事協会のスポ−クスマンは政府の態度に「悪意」を感じるとし、政府は「前例のない混乱を招くことになる」と記者たちに語った。来週の水曜をめどに 全国の判事の代表らが検事代表とともに抗議集会を開く予定。政府は「2000年の予算には判事の昇給よりも優先されるべき事項がたくさんある」と述べている。 |
11月3日(水) サンタンデ−ルの病院の壁崩壊、4人が死亡 昨日9時過ぎ、サンタンデ−ルのマルケス・デ・バルデシ−ジャ病院の壁が崩れ、病院職員4人が死亡、15人が怪我を負った。 事故の第一の原因は強風。その当時風速は105キロであった。またここのところ続いていた 雨による湿気も影響を及ぼしたとみられる。しかし同時に病院の基本的な建築構造にも問題があったと指摘されている。同病院は25年以上前によく使われていた建築方法 で建てられており、現在その方法は「問題がある」として使われていない。労働組合は病院が設備維持を怠っていたとして訴えるもよう。 ガルソン判事、アルゼンチン軍部関係者98人の逮捕を要求 ガルソン全国管区裁判所判事は、1976〜83年の間、アルゼンチンの独裁政権においてテロ行為、拷問、殺人などを行ったとして98人のアルゼンチンの軍部関係者の逮捕を要求した。ただちにインタ−ポルによってこれらの人物がスペインに引き渡され、裁判が行なわれることを希望している。アルゼンチンのデ・ラ・ルア大統領は、「この逮捕命令はアルゼンチン国内ではなんの効力もない」とガルソン判事とはまっこうから対立。スペインの外務省は、ガルソン判事のこの決断は、チリとのピノチェト問題に続き、スペインとラテンアメリカの関係を 複雑にするおそれがある、と述べている。 ミハスで行方不明の女性、死体で発見
およそ1ヶ月から行方不明となっていたミハスの19歳の女性が、昨日死体で発見された。 |
11月2日(火) 全国の判事、25%の昇給を要求 明日、マリスカル法務大臣と判事の代表の話合いが持たれるが、その場で判事らの要求である25%の昇給が受け入れられない場合、17の自治州の代表判事が、検事の団体とともに大きな抗議集会を開くことになる。政府が2000年の予算に組み込んだ判事、検事の昇給は2%。彼らはこれを不服とし抗議を続けてきたが、法務大臣および政府の姿勢に全く変化は見られなかった。 明日の話合いでも政府の態度は変わらないことが予想される。集会では、市民に迷惑をかけずに政府にプレッシャ−をかける何らかの 象徴的な手段を取ることが話し合われる。具体的には全国の判事検事が15分間程度の短時間、一斉にストを行うなどが考えられている。 公立病院、エイズ死亡患者のカルテを遺族に渡さず
エイズ、およびC型肝炎で死亡した患者の遺族が、汚染された血液を輸血した病院等を訴えるため、ラ・パス病院(マドリッドの公立病院)に患者のカルテの提出を要求していた。しかし病院はカルテは本人にしか公開してはならないという法にのっとり、遺族への公開を拒否、遺族らはこの件を裁判へと持ちこむことになった。 BSCH、ソシエテ・ジェネラル、提携のうわさ
規模にしてスペイン第1位の銀行BSCH(サンタンデ−ル・セントラル・イスパノ銀行)がフランス第3位のソシエテ・ジェネラル銀行と提携するとの見方が市場で広がっている。 |
11月1日(火) 10月30、31、 11月1日とスペインでは3連休のためトップニュースはお休みさせて頂いておりますのでご了承下さい。11月2日より再開致します。 |
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