スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

スペイン手作り旅行

 2016年12月 希望日出発プライベート巡礼第4部 

3度目の年越し巡礼

主な訪問地 : ブルゴス、カストロヘリス、フロミスタ、カリオン・デ・ロス・コンデス、レオンなど


年末年始にサンティアゴ巡礼路第2部を歩きたいと言う最初のご相談をいただいたのが2014年8月のことでした。

真冬の巡礼は、天候に左右される面も多く、また、雪の状況によっては途中で中止、最悪の場合は 全く実行不可能となる可能性もある旨をご説明させていただきましたが、
お仕事の関係でお休みが取れるのはどうしてもそのあたりの時期になるとの事。

天候に恵まれない場合は、安全第一で、中止となっても仕方ないと言う事をご理解いただいた上で MさんとAさん、、、母娘巡礼実現に向けての準備が始まりました。

大晦日や元旦に泊めてもらえる巡礼路上の宿を探し、そう言った特殊な時期でも小さな村々で 食事が取れるよう工夫をこらし、2014年の年末からスタート!

第1回目の年越し巡礼が無事、終了しました。

そして2015年の年末に再びの年越し巡礼、今度は前回の続きとして第3部に挑戦。

更に、2016年の年末年始を利用して第4部に突入となりました。

第4部では年末年始に利用出来る宿の確保が難しく、かなりのアレンジが必要となりましたが、 出来る範囲で行ない、一部、タクシーや鉄道を利用して最後はレオンまで到達となりました。


・・・帰国された後、嬉しいお便りを頂いています・・・


*古村さま

   自宅に無事、戻りました。
   あっという間に終わってしまい、なんだかボーッとしています。

   今回も、母も私も無事に戻ってこられたのは、古村さんやまゆみさん、武田さんのおかげです。
   本当にありがとうございました。

   次回はどこからスタートになるか。。。
   お会いできる日を楽しみにしております。
   またどうぞよろしくお願いいたします。
                            


3年続くと、もう恒例行事になって来ましたね(^^)

こちらこそまた一緒に楽しい年越しを過ごさせていただきました。

また2017年の年末もお会い出来るのを楽しみにしています!

こんな旅をしてみたいと言う方がおられましたら、いつでも文化部の方へご相談下さい。


☆12月27日

羽田空港を出発し、フランクフルト経由でマドリッドへ。

お昼過ぎにマドリッドのバラハス空港にご到着です。

3度目のマドリッド、、、もう慣れたものですね。 それにお昼の到着ですから、ご自身でタクシーにて協会メンバーズハウス(MH)まで お越しいただきました。

空港までお迎えに行く必要の無かった私(マドリッドのくま)は、MHのダイニングでフィデウアを作りながら お二人のご到着を待つことにしました。

まずは前菜に冬の定番スープ、ソパ・デ・アホで温まり、そのあと、サラダとフィデウアです。

フィデウアの出汁は焼エビの頭、ムール貝の茹で汁、そして鶏ガラとのミックス出汁となりました。

夜は近所のバルで軽くつまんで済ませ、明日からの徒歩巡礼に備えます。

マドリッド MH泊


☆12月28日〜31日

いよいよ巡礼路へ向けて出発です。

鉄道の時間に合わせるため、今日は早起きです。

6時40分、スタッフ武田と一緒にMHを出発し、国鉄近郊線を利用してチャマルティン駅まで20分程度の移動です。



チャマルティン駅に着いてから軽く朝食を摂り、8時の列車でブルゴスへと向かいました。


10時26分、ブルゴスに到着です。


前回の巡礼でブルゴスには2泊し、この町の見学も行っているので、今回は この町は素通りして、そのまま巡礼を開始する事にしました。



とは言え、今日は徒歩巡礼初日でもあり、また、早朝出発で疲れてもいるので ウォーミングアップ程度に10キロ程度、歩く事にしましょう。




今回の第4部では、年末年始に利用出来る宿の確保が無理なところも多く、 宿泊可能な宿に連泊し、必要に応じてタクシーで戻ったり、或は前日に歩き終えた場所まで タクシー移動してから歩きはじめると言った形で徒歩巡礼を進めることにしました。




と言う事で、初日の今日は、ブルゴスからオンタナスまでタクシーで移動し、そこから徒歩巡礼の開始です。




そこからカストロヘリスまでの約10キロを歩きました。











途中、廃墟と化した修道院跡を通過すると、遠方にカストロヘリスの村が見えてきますが、 この村、見え始めてからが長いですね〜





歩けど歩けど、なかなか村に近づいている実感がわきません。










教会の塔と、小高い山とを前方に見ながら、ひたすら歩き続けてようやくカストロヘリスに到着です。






村の入り口に到着してから、村の中心部へ行きつくのがまた遠いのですが、、、、(^^;





ようやく村の中心部に到着して、ここでの昼食となりました。


今回の巡礼路での最初のお食事は、、、


トルティージャ


イカの揚げ物


ホタルイカのような小型のイカの丸揚げ


そしてコロッケだったようですね。


今日のところは、徒歩巡礼はこれで終了です。


昼食を終えたあと、タクシーで今夜の宿泊予定地、フロミスタまで移動しました。




フロミスタに到着して、綺麗なロマニコのサン・マルティン教会のすぐ傍にある宿にチェックイン。


今日からここで2連泊し、ここを拠点に徒歩巡礼を進めて行きます。


宿は通常の宿ではなく、一軒を丸ごとレンタルする形を取りました。


で少し休んでから夕刻、この町のお散歩に出発。

写真にあるのは、11世紀建築のサン・マルティン教会、、、ロマニコです。


夕日を浴びる姿が美しいですね。


中に入ると、修復を行なう前の様子を表す模型が置いてありました。


散策を楽しんだあとの夕食は、、、


野菜クリームスープ


そして、アルボンディガス、、、肉団子を召し上がったようですね。



食後、宿に戻り、ゆっくりお休みいただいて、また翌日から徒歩巡礼の再開です。


写真にあるのは、1軒を丸ごと借りた宿の様子です。



翌29日

ここに2連泊なので、チェックアウトはせず、1日の徒歩巡礼に不要な荷物は全て宿に残して 出発です。



この日は、まずタクシーで少し逆戻り、、、プエンテ・フィテロまで戻り、そこから14,5キロほど先にある 宿泊地、フロミスタまで歩きます。

石橋を渡って今日の巡礼開始ですが、周囲はまさに冬の景色ですね〜


晴れ渡った冬の空の下、巡礼路の様子を何枚か。





プエンテ・フィテロから歩き始め








イテロ・デ・ラ・ベガ、








ボアディージャ・デル・カミーノ、












午前中歩いて、昼食の時間にはフロミスタに到着されたようですね。


このあと、どうするかを決める前に、とりあえずは昼食となったのでしょう(笑)




お昼は、ランチメニューですね、、、


豆の煮込み


ニンニクスープ


チキンのアーモンドソースがけ


仔牛のステーキ


これは豚の肘肉ですね、、、


そしてデザートが、、、


チーズクリーム


カスタードクリーム


と言ったところでしょうか。


昼食を終えたあと、まだまだ明るいので腹ごなしにもう少し巡礼路の続きを、、、


と言う事で、きっと巡礼再開となったのでしょう(^^)


更に頑張って7,5キロほど歩かれたようですね。


フロミスタを出発して、、、



ポブラシオン・デ・カンポス、



レベンガ・デ・カンポス


まで行かれて、再び、フロミスタの宿までタクシーで戻りました。


これで明日は、レベンガ・デ・カンポスから再開ですね(^^)


宿のある村、フロミスタに戻って夕食です。


夕食のメニューは、、、


ニンニクスープ


ロシア風サラダ


パスタ


肉団子


マス料理


と言ったところでしょうか。


翌30日

2連泊した宿をチェックアウトして、今日はカリオン・デ・ロス・コンデスへ向けて出発です。

まずは、タクシーで昨日、歩き終えた地点、レベンガ・デ・カンポスまで移動。

ここで、世話になったタクシーの運転手さんと一緒に記念撮影して徒歩巡礼開始です。



今日も冬らしい快晴、、、、草木はなんとなく白く凍って見えますね、、、




このあと、巡礼の様子を何枚か。。。








レベンガ・デ・カンポスを出発して、、、









ビジャルメンテロ・デ・カンポス









そしてカリオン・デ・ロス・コンデスへ。









今日は約12キロの道のりでした。









カリオン・デ・ロス・コンデスに着いて今夜の宿へ向かう前に、先にお昼ご飯となりました。


宿まで行ってしまうと、周囲には簡単に食べる場所がありませんからね、、、


食事前、街中を歩いている時に、スタッフの知り合いと偶然、出会ったようですね(笑)


で、この日の昼食は、、、


エビのフライ


生ハム


ポテト


そして、、、ウナギの稚魚カマ でしょうか。


食事のあと、一度宿に入り、荷物を置いて、シエスタの時間となったようですね。




宿で休憩したあと、夕刻になって身軽な恰好で少し街中をお散歩です。





町散策のあと、ホテルに戻り、今夜はホテルのレストランで夕食です。



このホテルも、年内の営業はこの日まで、、、明日には年越し休暇に入るので、今年最後の お客さんとなりました(笑)



夕食のメニューは、、、、


ニンニクスープ、、、これはもう冬の定番ですね(笑)


豆の煮込みを食べたかたもあったようですね


サーモン


ポークステーキと言ったところでしょうか。


そしてデザートが、、、、


カスタードクリーム


ヨーグルト ですね。



翌31日、、、大晦日

いよいよ今年最後の日となりました。


まずはホテルで朝食。


そのあと、出発する前に、ホテル内を少し見学しました。

ここは古い修道院跡を使ったホテルです。

年越し時期と言うのは、こちらでは、まさにクリスマスシーズン、、、、

日本だとクリスマスの祝いは12月24日、25日で終っていますが、カトリックの国々では 1月の6日が終わるまでクリスマスが続きます。

よって、修道院跡を使ったこのホテル内の装飾も、クリスマスバージョンが続いています。




ホテル内の散策を終えたあと、今日も快晴に恵まれての出発です。


このあと、大晦日に宿泊出来る宿がこの辺りには無く、この日中にレオンまで到着しなければならない、、と言うことを 前提にこの日は動く事となりました。


よって、写真から察するに、カリオン・デ・ロス・コンデスからタクシーを利用してモラティーノスまで移動し、そこから 徒歩巡礼を開始してサーグンを目指す事となったようですね。




モラティーノスからサーグンまでは11キロぐらいでしょうか、、、、








以降、サーグンまでの様子を何枚か。。。














お昼頃、サーグンに到着して、ここで昼食となったようですね。



お昼は、ランチメニューを取らず、単品を注文して軽く済ませた感じですね〜




豆の煮込み


ロシア風サラダ


ニンニクスープ、、、ですね。



昼食を済ませたあと、サーグンから鉄道を利用してレオンへと向かいました。


流石にレオン県の首都、レオン市まで行けば、大晦日に宿泊出来るホテルが存在します(笑)




レオンに着いて、まずは宿泊ホテルにチェックイン。

小休止だけしたら、暗くなる前にレオンの街散策へお出かけとなりました。



ガウディ建築の中でも、唯一、純粋にガウディの手による作品であると言われるラ・カサ・ボティネス、 そして大聖堂などを見てまわってから、ホテルへ戻り、夜までゆっくり休憩としました。





夜は、数少ない開いている店も、大晦日だけに、早く閉まるので、バルで早目の夕食を摂る事となりました。

バルのカウンターで軽く済ませたようですね(^^)


バルでつまんだあと、ホテルに戻って、まずは寝る準備を済ませてから、夜中にホテルの部屋に再集合(笑)

テレビで年越しのカウントダウンの様子を見ながら、年明けの乾杯となったようですね(^^)


明けましておめでとうございます!

今年もまたよろしくお願いします。

レオン泊


☆2017年1月1日

元旦の朝をレオンで迎えました。

今年も快晴でスタートですね(^^)


ホテルで朝食を摂った後、まだ静かなレオンの街をお散歩です。

元旦の朝でも、やはり、このサン・イシドロのバシリカはその門が開いているようですね〜

ここは、基本的に閉まる事がありません

1年365日、24時間、いつでも中へ入ってお祈りが出来るようになっています。



ホテルをチェックアウトして鉄道駅へ向かって歩きました。




お昼頃になると、ちょっと地元の人々も活動を始めたのでしょうか、、、


青空市も出たようですね〜



13時36分発の鉄道に乗ってマドリッドへ向けて出発です。



マドリッドまで約2時間半の旅、、、、列車内で簡単に昼食を摂り、 マドリッドのチャマルティン駅に到着したのが16時頃でした。



チャマルティン駅から国鉄近郊線列車を利用して、協会宿舎MHがあるデリシアス駅まで約20分の移動です。


そしてMHに無事、帰還、、、お疲れさまでした!


年が明けて我々がお会いするのはこれが初めて、、、と言うことで、あらためまして、明けましておめでとうございます、、、、でした(^^)


少し休憩頂いたあと、夜は、MHのダイニングでの新年会となりました。


お二人以外に、巡礼の案内をさせて頂いたスタッフ武田、そしてこの時、MHで年越しをされていた これまでに何度もお越し頂いている なつとそらさん、そのお友達で今回初めてお越し頂いたOさん、そして我々二人とで計7名での 賑やかな夕食となりました。


まずはなつとそらさんが日本からお持ち下さった日本酒で乾杯。


金箔の花びらが入っていましたね〜


前菜に低温調理した牛タンのハムをポン酢で頂きました。


そしてそのあと、、、数日前から仕込んであったドブロクを頂きながら アンコウと鱈の鍋を皆でつっつき、最後は、これまた数日前から仕込んであった キムチと一緒に雑炊で〆。


デザートに、なつとそらさんが日本から持って来てくれた もみじ饅頭を頂いて夕食終了。


ご馳走様でした!(^^)




マドリッド MH泊


☆1月2日 マドリッド滞在

帰国される前の予備日です。

日本の正月三が日のようなものはありませんから、スペインでは1月2日から社会は 平常に戻り、商店も美術館も機能しています。

夜は近所のバルを3軒はしごしたあと、更にMHに戻ってからワインを1本、空けたようですが、 この日はカメラを持って行きませんでしたので、残念ながら写真はありません(^^;

写真はありませんが、今年もまた、賑やかに楽しく新年のスタートを切ることが出来ました。

また次の年越しも元気な顔を見せてください(^^)

マドリッド泊


☆1月3日 ご帰国

機内泊


企画・主催: SNJ日西文化協会

報告: マドリッドのくま、こと、古村周三

同行案内、撮影: 武田正明



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通常、ご連絡を頂いたあと、2営業日以内には必ず何らかのお返事を差し上げます。返事が無い場合は、ネット上の トラブルのため、メールが届かなかった可能性がありますので、再度、ご連絡を頂きますようお願い致します。
また、それでもお返事が届かない場合は、皆様が受信された際、セキュリティーシステムが迷惑メールと誤認して、 迷惑メール用フォルダーに格納した可能性がありますのでそちらをご確認下さい。 
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