スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

2016年度特別企画

マドリッドのくまさんと行くスペイン自由旅行 第二弾

 2016年2月 グラナダ、ムルシア、バレンシアの村々を巡る気ままな旅 (5泊6日) 

主な訪問地 : グアディックス、カラバカ・デ・ラ・クルス、カルペ、グアダレスト、シャティバ(ハティバ)、バレンシアなど


今回が第二回目となるこの活動は、SNJ日西文化協会の会長を務める古村(こむら) (ハンドルネーム:マドリッドのくま)が、
個人的にスペイン国内を旅行するにあたって、「同行されたい方があれば、一緒に行きましょう!」 と言った企画として行われました。
よって、古村は観光ガイドとして同行するのではなく、一人の旅仲間として同行しました。
スペインが好きで、一般ツアーや、個人の力ではなかなか行きづらいところを観たいと言う方、
一緒に気ままな行き当りばったりの旅を楽しみたいと言う方々を対象に参加者を募集したところ、
Hiroさん&Keikoさん御夫妻、Kaoruさん、Takukoさんからの参加表明を戴き、私の身内を含め、
計7名、、、定員いっぱいでの旅となりました。 その時の様子をここにご紹介させて戴きます。


・・・帰国された後、嬉しいお便りを頂いています・・・


*くまさんへ

 今日、昼前、無事に成田へ到着。
 娘の待つ車で、空港から15分で我が家マンションへ到着。
 近くの蕎麦屋で、さっそくスペイン談義。

 旅の余韻を引きずってます。  おかげさまで、生のしかも通り一片の
 ツアーではないスペイン各地のマニアックルート。
 もう最高でした。  多彩な食文化、そして、古代から歴史を積み上げてきた多くの興味ある
 遺跡群、、 そしてそこに暮らす人々との触れ合い。
 通り一遍のツアーなど足元にも及ばぬ、お二人の確かなご説明、、、、。
 多くを学び、食を堪能し、歴史の片りんに触れた、 充実、満足の旅でした。
 くまさんのご両親との会話。本当に素晴らしいの一言でした。
 とりあえずの感謝の言葉といたします。
 これから、風呂に入り、たっぷりと眠ります。夢の中に、アーモンドの花、オリーブ畑、赤褐色と緑織りなす
 広大な大地、荒々しいダイナミックな岩山、数々のバル巡り、ワインにタパス。。。
 動画となって駆け巡るでしょう。。。 有難うございました。          by Hiroさん


*こんばんわ!

 ほぼ、一日掛かりになってしまいましたが無事に帰ってきました。
 今回、皆様には大変お世話になりました。
 おかげさまで楽しい旅行になり、素晴らしいスペインの景色と美味しい食事を堪能しました。
 帰ってから体重計に乗るのが恐ろしいです。
 しばらくは、粗末な食事にしないといけませんね!
 また、お会いできるよう準備をしたいと思っていますので、よろしく!

 ご両親様も、名残惜しいでしょうね。できるうちに親孝行をしてください。
 とっても楽しんでいらしたと思ってます。
 我々も思いがけず、ご両親にお会いできご一緒させてもらい思い出に残る旅になりました。
 またお会いできますよう、お元気でいてくださいと伝えてね。
 くまさんも、呑みすぎないよう気をつけてください!
 これをご縁に今後も宜しくお願いします。
 とりあえず、帰国報告とお礼まで。                      by Keikoさん


*マドリッドのくまさん 古村様

 お蔭様で充実した日々を過ごすことができました。
 心からお礼を申し上げます。

 改めて今回の旅をかみしめています。
 ドライブインでのランチ、バルでのビール、スペインの人たちと
 同じ場所でスペインのワインを味わう。。。。。本当に素敵な日々でした。
 日常生活が豊かであることの幸せを感じました。
 くまさんのお蔭で貴重な経験をさせていただくことができました。
 7月もどうかよろしくお願いします。                     by Kaoruさん


*古村さま

 お世話になりました。
 29日午後9時半無事トラブルもなく帰宅しました。
 帰宅時は寒かったのですが、今日(3/2)はもう春です。

 いい旅をさせてもらいました。
 パエリャ、蒲焼きのおもてなし感動でした。美味しかった!
 アーモンドの木と花はいつまでも心に残ると思います。
 教会やあの広大な大地にはいつも圧倒されます。
 同行の方達にも恵まれました。穏やかに、楽しく過ごすことができました。
 お父さんやお母さんにもお会いでき嬉しかったです。よろしくお伝え下さい。
 もう帰国されたのかな。
 もういいかなと思っていたスペインですが、また機会があったらと期待がもてました。
 スペイン語にもっと身を入れなきゃね。ブランカばあちゃんと話がしたい。私より妹だけど・・・・
 まゆみさんにもお世話になりました。
 本当にありがとうございました。

                                      by Takukoさん


こちらこそ一緒に楽しい時を過ごさせて戴きました!

また近い将来、お会い出来る日を楽しみにしています!

皆さんがまだ行かれていない面白いところ、探しておきますね(^^)

こんな旅をしてみたいと言う方がおられましたら、いつでも文化部の方へご相談下さい。


☆2月20日

皆さん、それぞれのフライトで日本からマドリッドへご到着です。

Hiroさん、Keikoさんご夫妻、そしてKaoruさんの3名は夜中のご到着であったため、 今回、初めてお会いする皆さんとのご対面は翌日のお楽しみとしました。

パリ経由で午前中のご到着だったTakukoさんは、今までに何度もスペインやポルトガルの旅へ ご一緒させていただいていますので、今回の久しぶりの再会を祝うため、協会宿舎MHの ダイニングで昼食を用意してお待ちすることにしました。
メニューは海産物スープとパエージャ。

アンコウの骨、真鯛のアラ、焼えびの頭、ムール貝の茹で汁をベースに出汁をとり、市販のスープの素は 使っていませんから、嫌な後味が残らず、豊かな味わいでありながら上品な味を 楽しむ事が出来ました(^^)

そしてこの日の夜は、昼の「出汁を取るため!」に買った真鯛の身を食べなければ いけません(笑)
と言う事で、夜は真鯛を湯霜造りにして日本酒で一杯(^^)

初日から、スペイン食、和食ともに、ご馳走でスタートを切りました。
まだ到着されていなかったHiroさん、Keikoさん、Kaoruさん、申し訳ありませ〜ん!(笑)

マドリッド泊


☆2月21日

今日は、皆で旅へ出る前の予備日です。
MHのお部屋数が足らず、昨夜、近所のホテルへご到着いただいた方々へ朝、ご挨拶に 伺いました。

Hiroさん、Keikoさんご夫妻とKaoruさんも初対面。そして皆さんと私も初対面でしたが、 今回の旅へのお問い合わせをいただいて以来、ずっとメールでやりとりを繰り返して来ましたから、 ホテルでお会いした時には、すでに初対面と言った感覚はありませんでしたね(笑)

不思議なご縁によって集まったメンバーです。
この素敵な出会いに感謝(^^)

挨拶が終わったあと、我々MH滞在チームは、この日、アーモンドのお花見へ行く予定をしていたので、 ホテル滞在チームをお誘いしたところ、皆さんもご一緒されるとのこと。
皆で地下鉄を利用して、アーモンド園へと向かいました。

桜よりも早く咲き始めるアーモンドですが、遠目には桜とそっくりであるため、 近寄って良く見てみないと区別がつかないことがほとんどです。

広い広いアーモンド園をのんびりお散歩。
ミモザも満開でした(^^)

たっぷり歩いて運動したあと、今回最初の皆さん揃ってのお食事です。

アーモンド園を出て、近所に何軒かあるバル・レストランの中の1件に入り、 まずはバルのテーブル席で一息つきつつ、ビールで乾杯。

この日のランチメニューを見ると、美味しそうだったのでお昼をここで食べる事に しました。

食堂に移動してテーブルにつき、メニューを注文。
皆それぞれが好きなものを注文します。
何を食べたか、、、記憶が怪しかったのですが、今、横にいるMayumiさんに 確認しました(笑)


マッシュルーム入りスクランブルエッグ


鱈料理、オレンジとポテト添え、、、骨がいっぱい入っていたようですね(^^;


エビのカリカリ仕上げ


牛肉ステーキ


豚肉ステーキ


ブルーチーズのカリカリ仕上げ


ざっと、こんな感じだったでしょうか。


運動のあとのお食事を美味しく食べて、ワインを楽しんだら、宿に戻って お昼寝タイムとしました。


夜はあまりお腹が空かなかったので、Hiroさん達はホテルでゆっくりお休みいただいて、 Kaoruさんと我々MH滞在チームとで近所のバルで簡単につまんで夕食をすませ、 翌日からの旅に備えて早めに休むことにしました。




マドリッド泊


☆2月22日

いよいよ今回の特別企画旅行の開始です。

お天気は快晴(^^)

Takukoさん、Kaoruさん、Hiroさん、Keikoさん、そして私の両親と私、計7名で出発!

レンタカーを使ってマドリッドを脱出、アンダルシア街道を南下し、今日の宿泊地、 グラナダ県のグアディックスと言う街へ向かいます。

レンタカーは7人乗り、、、定員いっぱいいっぱいですが、これ以上大きな車を使うと、 小回りが利かず、小村や歴史ある町々の旧市街地へ入る事が出来なくなります。

よって、7人用の車に最小限必要な荷物を積み込み、あとは毎日、皆さんの間で 座席を交代してもらいながらの旅となりました。

頻繁にドライブインで休憩をはさみながらの旅であれば、多少、窮屈でも なんとかなりますね(笑)


道中、トイレ休憩、そして昼食休憩をはさみながらイベリア半島縦断、アンダルシアへ向けてのドライブです。


お昼は、、、


ミックスサラダ


ニンニクスープ


マメと生ハム入りスクランブルエッグ


煮込み野菜の卵添え


ローストビーフ


白身魚のフライ


自家製コロッケ


牛肉の煮込み


と言ったところでしょうか。




ここで食べたオリーブがとっても美味しかったのでTakukoさんが代表して 大きなケース入りを購入!

あとで皆さん、分けてもらいました。

ご馳走様です!



お腹も落ち着いたところで、あとひとっ走りしてグアディックスに到着です。


今日はマドリッドからアンダルシアへの移動日、と言う事で長いドライブでしたが、 無事、まだまだ明るいうちに到着することが出来ました。



ホテルにチェックインし、荷物をおろして軽く町散策へ。


まずは閉館時間となる前に大聖堂へと向かいました。


閉館まであと45分しかありませんでしたが、大聖堂付属の教区美術館、 そして大聖堂内をなんとか軽く見学することが出来ました。



雲が広がりつつありましたが、青空もまだ残っていたので今日のうちに 展望台へ行っておくことにしました。

明日が晴れる、、、とは限りませんからね。。。



大聖堂を出て、再び車に乗り込み、街から山手へ向けて登ります。


少し走ると、高台に到着。


ここからグアディックス特有の奇岩、浸食のあと、そしてそれらの岩山に 作られた洞窟住居群を観る事が出来ます。



ここまで来ると、もう急ぐことも無いので、目の前に広がる不思議な景色を しばらく皆で眺めて過ごしました。



アンダルシア特有の白い町並み、

その周囲に連なる不思議な模様の入った岩山群、

岩山に掘られた横穴式住居群、

そしてそれらの住居につながっている煙突が岩肌からにょきにょきと突き出している様、、、 なかなか見る事の無い風景がそこに広がっています。



景色を楽しんだあと、実際に使われている横穴式住居の内部を見学させてもらって 今日の長い一日のスケジュールの終わりです。



暗くなる前にホテルへ戻り、車を駐車して私、運転手の今日の務めは終了。


これにてやっとビールにありつけます(笑)


ホテルのバルに入って冷たいビールで乾杯!


お昼に食べたランチメニューがボリュームたっぷりだったのと、ずっと車での 移動だったのとで、夜になってもあまりお腹がが空かなかったのですが、 ビールを頼むと、トマトパン、オリーブ、生ハムと、これまたボリュームたっぷりの タパスがサービスで出て来たので、皆さん、今夜の夕食はこれでいいや〜(笑)

長い一日だったのでバルでの乾杯のあと、それぞれのお部屋へ戻られました。



が、、、私と私の両親、、、飲兵衛一家が、このまま寝るはずもなく、皆さんと お別れしたあと、我々3名はそのまま夜の街へ出動です。


それぞれの街の夜景も見逃せませんからね〜(^^)


オレンジ色の街灯に照らされたセンダンの実が鮮やかでした。

大聖堂他、幾つかライトアップされている建物もありました。


夜景を楽しみつつ少しお散歩をして、一年前に行った同じバルへ。


バルに入ると、カウンター内には見覚えのあるおじさん、おばさんがいました。


昨年、このバルで写した写真を旅が終わった後に、メールで送ってあげたのですが、 今回、1年ぶりの再訪で、私が、「元気?」 と尋ね、「これこれ」と言ってカメラを指さすと、 すぐに思い出してくれたようで、再訪をとっても喜んでくれました。


そしてワインを注文すると、次から次へと出て来るタパス群!(^^;


すでにホテルのバルでビールとタパスを頂いたあとだったので、いっぱい出して もらっても困るのですが、せっかく出してくれるものを残すのも悪いですよね〜


しっかり食べつくし、またの再訪を約束してお別れして来ました。


これにて我々飲兵衛一家も一日が終了です(笑)


グアディックス泊


☆2月23日

まずはホテルで朝食です。


大きなパンにエクストラバージンオリーブオイルを混ぜたトマト、そしてたっぷりの 生ハム、、、これまたボリューム満点の朝食です。

ビュッフェスタイルとは違ってシンプルな内容ですが、これこそがアンダルシアの 典型的な朝食ですね(^^)

再びレンタカーで出発です。


今日の最初の目的地は古代巨石墳墓群が残るゴラッフェ。


今日もお天気は最高!
ゴラッフェへ向かう途中、雪をたっぷり頂いたネバダ山脈が見えたので、少し国道から それて、見晴らしの良いところで記念撮影!

少し残念だったのが、写真でも判りますように、お天気は最高なのですが、 見通しが良く無かったと言う事です(^^;

中国から日本まで飛んでくる黄砂のように、スペインにはサハラ砂漠の砂が 飛んでくることがあるのですが、まさにこの日は、サハラの砂が大気に舞って いたようです。

すぐそこにネバダ山脈の雄大な姿があるはず、、、なのですが、うっすらとしか 見えませんでした。

まぁ、快晴までは予約済み??でしたが、サハラの砂まではどうにもなりませんね〜(^^;

国道をそれて、広々とした景色をバックに写真を撮ったあと、小さな街の守護聖母が 祭られるお御堂がある丘の上に登り、そこからも広い広い景色を堪能しました。

そしてそのあと、ゴラフェへ。



ゴラフェ、、、この辺りは、ミニ・グランドキャニオンのようなところで、深い谷間の上を 羽を広がると3メートル近くもある大きなハゲワシが群れを成して飛んでいます。

その悠々たる姿はしばし見惚れてしまうほどですね〜

ハゲワシは、基本的に死肉しか食べないとされており、我々人間に襲いかかる事は 無いはずなのですが、近年、スペインでは保護しているため、その数が増えているのと、開発などによる 食糧不足のため、集団で生きた成牛を襲うなどの実例が報告されています。

それを考えると、彼らが群れを成して飛んでいるのを見ると、ちょっと怖くなって 来ますね(^^;;


そしてここゴラッフェの一番の見どころが、7000年前に築かれた巨石墳墓群ですが、 この辺りに240個ばかり、発見されています。


これらの古代遺跡や、地殻変動によって出来上がった不思議な地形、地層などが 続く雄大な景色を楽しみながらドライブを続けると、アリクンと言う温泉地に 到着です。


ここにある温泉旅館は、スペインで初めて、スターライトホテル(星空が素晴らしいホテル)の 認定を受けた宿です。

今回、我々はここに宿泊しませんでしたが、いつかまた、満天の星空を見るために ここでの夜を過ごしてみたいものですね〜

そしてこの温泉地は数々の謎を秘めており、スペイン国内の特別なエネルギーを 持つ「パワースポット」 としても有名になりつつあります。

私も、そう言ったエネルギーを感じ取る力が少しあるのですが、確かにここでも 感じますよ・・・

古代より温泉地として利用されてきた理由、そして古代よりここに沢山の巨石墳墓が 作られていた理由が、そのあたりにありそうです。

興味のある方は必見エリアかもしれませんね(笑)


この古代からの温泉地を散策していると、1年前にたまたまここで出会った時に 案内してもらったフェルナンドおじさんが現れました。

テレパシーが通じた訳ではありません(笑)

予め、この日にここを訪れる事を連絡しておいたのです。

途中から彼と合流して、古代パワースポット散策を楽しみました。


また、全く話は変わりますが、近年、増えているガウディーファンの皆さんも、 ここは必見だと思います。

ガウディーが生前、どのようなところを旅して歩いたか、私も全く把握していませんが、 彼がグエル公園を作る前に、きっと、このパワースポットに出会っていると思います。

それは、グエル公園のオリジナルと思える自然の風景が、ここにはあるからです。


青空の下、のんびりと散策を楽しみ、パワーを充電した後、再び車に乗り込んでこの地を 後にしました。



とりあえず、何も無い山の中から脱出し、国道へと戻り、ドライブインでトイレ&お茶休憩を 取ってから次なる目的地へ向けて走りました。


グラナダ県を出て、ムルシア県へ向かいます。


ここムルシア県には、カトリック世界5大聖地の一つに数えられる大切な街が あります。

カトリック世界3大聖地と言えば、エルサレム、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラと なりますが、5大聖地と言えば、これらの3都市にムルシア州ムルシア県にある カラバカ・デ・ラ・クルスと、カンタブリア州カンタブリア県にあるサント・トリビオ・デ・リエバナ が加わる事となります。

が、どちらも日本ではあまり知られていませんね、、、、
サンティアゴ巡礼路だけは、22年前に我々がNHKと一緒に作った番組が放映されて以来、 日本でも随分と有名になりましたが、、、、

まだまだ知られていないスペインを紹介するのが我々、現地在住日本人の役割、、、
と言うことで今回はカトリック世界5大聖地の一つ、カラバカ・デ・ラ・クルスへ向かう事としました。
こうやってネット上で情報を流していれば、そのうちまた、日本のテレビ局がこれを察知して番組を作ってくれるでしょう(^^)

今年7月の特別企画でご案内する予定のガリシアにある「大聖堂ビーチ」も、 1年前からその素晴らしさをこのHPでお伝えしていたところ、今年の3月になって 日本のテレビ番組で紹介したようですしね〜 


聖地カラバカ・デ・ラ・クルスの近くまでやって来たところで、街に入る前に 県道沿いのレストランで昼食を摂りました。


メニューは、、、、

ミックスサラダ


パン・コン・アホ


お豆とジャガイモ、チョリッソなどの煮込み料理


アーティチョークと生ハム炒め


子羊の炭火焼


豚肉の炭火焼


そして各種デザート


と言ったところでしょうか。。。


地元の人々、トラックの運ちゃん達が集まるようなお店でしたが、なんと言っても この炭火焼!

ガスの火ではなく、炭火で焼いてくれるだけで、美味しくなりますよね〜(^^)

しかも、パンまで、大きな石窯で焼いている自家製でした。

店の奥にある厨房から、パンを焼く石窯まで見せてもらい、最後はカウンターの中で 記念撮影!

また、このお店にも皆で写した写真を送るとしましょう(^^)



お料理も、そして地元の人々との交流も楽しんで笑顔いっぱい、お腹いっぱいで レストランを後にしました(^^)



カラバカに着いて、まずはホテルにチェックイン。

それぞれの部屋に入り、荷物を置いて出かける準備が出来たら、早速この聖地巡礼に 出発です。

街の高台に多くのクリスチャンの巡礼を受け入れるお御堂がありますが、 そこまでが結構な登り坂、、、車で行く事にしました。

7人乗りの車で細い道に入ったはいいけれど、ちゃんと脱出出来るのかな、、、と 不安になりながらも、無事、目的地まで到着(^^;

3大聖地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラですら、フランスのルルドなどとは 違って、ビジネス色の少ない質素な感じを受けますが、ここカラバカもまた、 更に商売気の無い静かで質素な聖地です。

かつてテンプル騎士団に委ねられていた立派な城とお御堂がありますが、巡礼者等を ターゲットにした土産物店のようなものはほぼ皆無と言って良いほどです。

城には唯一、小さなお店がありましたが、イエスの架刑に使われた十字架の破片を 安置するお御堂も、勿論、入場無料。
その他、展示室もありましたが、こちらはグループとして予約をしておかないと 入れませんでした。

が、、、お御堂内部、そして、オリジナルの十字架の破片を見学させて頂いたあと、 皆さんにしばらく外で写真タイムをお取りいただいている間に、ここのスタッフの方に 自己紹介をし、私だけ、展示室内を見学&撮影させて頂きました。
その時の写真、、沢山、写していますが、スペースの都合上、ここでは2枚だけ(^^;
全ての写真を収録した旅のDVDビデオの編集が終わりましたら、いずれ ご参加いただいた皆さんへお届けしますので、今しばらくお待ちください(^^)

このテンプル騎士団の要塞を兼ねたお御堂を見学したあと、皆さんを ホテルまで車でお連れして、夕食の時間まで一旦、解散。
私は、ホテルの駐車場に車を置いたあと、その足で再び、お城まで登ることにしました。

だんだんと日が落ち始める中、普段の運動不足を痛感しながらも、ひたすら坂を上り、 途中で心臓が止まる事も無く、無事、到着(^^;

お御堂内、そしてイエスの架刑に使われたオリジナルの十字架の破片が安置される お部屋も、全て写真撮影禁止となっていますが、特別許可をいただいて撮影させて もらいましたので、ここで2枚だけ、紹介させていただきます。

閉館時間、ぎりぎりに間に合って入れてもらったので、他には誰もおらず、 一人で静かに、撮影、そしてお祈りをしてここを後にしました。

なんとか閉館前に撮影を終えられたので、あとは皆さんとの夕食の待ち合わせ時間 までにホテルに戻れればOKです(^^;

日が沈み、これから刻一刻と空の色が変わっていく時間帯、、、、
そう、いつもお話させていただく、「夜の青空」の時間がやって来ます。

その美しさは言葉では言い表せず、また写真でもなかなか表現できるものではありませんが、 ここに数枚だけ、、、
昼間の青空よりも更に深く鮮やかな青色に変わっていきます。

そんな時間を楽しみながら坂道を下り、今夜、夕食を摂るのに良さそうなお店を 探しつつ、皆さんと合流すべくホテルへと向かいました。


あまりこれと言った良いバル、レストランは見つかりませんでしたが、 待ち合わせ時間に遅れそうだったので、とにかくホテルへ。
これまたぎりぎり、待ち合わせ時間ちょうどにホテルに到着(^^;


皆さんと合流し、あまり遠出しない程度にお散歩をしつつ、そして夜景を楽しんでもらいつつ 夕食場所を探しに行きました。

しばらくはまだ空の青さが僅かに残っていましたが、すぐにそれが終わり、 漆黒の夜空へと変わりました。

先ほど、ホテルへ戻る時に歩かなかった道も少し歩いてみましたが、 やはり、これと言って良いお店は見つけられず、結局、予め、滑り止めに 見つけておいたお店へ入る事にしました。
本当に、土産物店だけでなく、夜、つまむお店も少ない街です(^^;

が、この滑り止めのお店、、、悪くありませんでした(^^)

今日もお昼の楽しかったランチで、お腹がほとんど空いていない、、 とのことでしたので、3種類ほどおつまみを注文し、それらを皆で少しずつ つまんで軽い夕食としました。


夕食のあと、再び夜景を楽しみつつ宿までお散歩です。


これにて二日目も無事、終了。

お疲れさまでした(^^)

明日もまた良いお天気、美味しいお食事、そして事故の無い安全な旅に恵まれますように!



カラバカ・デ・ラ・クルス泊


☆2月24日

今日もまた青空です!(^^)

この日はホテルではなく、近所のバルで朝食を摂りました。
朝食のあと、引き続きレンタカーで出発です。

(出発前に、私だけ、また次回のため、この修道院運営のホテル内部を詳しく見せて頂きましたが、中には幾つもの礼拝堂が あり、同時に複数のミサが行なえるようになっていました)

道中、アーモンドとは違って濃いピンク色の花が沢山咲いていましたね〜
きっと桃科の花だと思いますが、、、、

カラバカを出て、まずは、近年、ワインの産地として注目を浴びているフミージャへ 向かいました。
そして、フミージャの街では、勿論、ワイナリーを見学(^^)

運転をする私としては、テイスティングと言っても舐めてみるだけで残りは 全て捨ててしまわねばならず、何とも悲しいひと時でした(笑)

皆さんそれぞれにワインを数本仕入れて、フミージャを出発です。

次に向かったのが、今日の宿泊地、カルペ。


ずっと内陸部を旅して来たので、ここで一気に海へ出ます。

海の目の前のホテルにチェックインしたら、早速、海辺のレストランで昼食です(^^)

メニューは、、、

生ハムメロン


サラダ


海産物カクテル


海産物スープ


イカや小魚のフリッター


ムール貝


海産物フィデウア(パスタのパエージャ)


海産物パエージャ


イカ墨パエージャ


そして各種デザート、、、


と言った感じですね(^^)

ビールに、白ワイン、ロゼワインと、ま〜よく飲みました。


飲んで食べたあとは、やはり少しお昼寝ですね〜(^^)

そしてこのあとは、夕食の時間まで海辺を楽しむことにしました。


私はお昼寝のあと、夕食の前にホテルのロビーで待ち合わせをして両親と共に 海辺のお散歩へ。

ず〜っと海辺の素敵なお散歩道が続いていました。

青い海、青い空だったのが、、日が傾き始めるとオレンジ色に染まります。

そして日が落ちると、オレンジ色からまたもや 「夜の青空」の時間帯に突入です。

潮風に吹かれながら心地よい夕刻のお散歩を楽しんだあと、ホテルに戻って 皆さんと合流。。。

皆さんは昼食のあと、シービューのお部屋でのんびり寛がれたようですね(^^)

お昼のシーフードランチ、、、たっぷり食べましたから、この夜もお腹は空かなかったようです(笑)

お腹が空かないのに、無理して食べる必要はありませんから、ホテルの近所、海辺のバルで 乾きものをつまみにビールを楽しんで今夜の夕食としました。

海の香り、海の音に包まれてゆっくり休むとしましょう(^^)

カルペ泊


☆2月25日

夜が明け始め、空がだんだんと青白くなって来ます。
カメラ好きには、逃せない瞬間ですね〜(笑)
ベッドから起き上がり、上着をひっかけてお部屋のバルコニーへ。

眠っていた暗い空、暗い海がだんだんと息づいてくる、、、そんな感じですが、 この間に何枚も写した写真をここで紹介するスペースはありませんので、それはまた 皆さんへお送りするDVDに入れておくとします(^^;

ここではすでに日が登り始め、対岸が朝日のオレンジ色に染まったあたりから何枚かだけ。

ホテルのレストランで海を見ながらのんびりと朝食を楽しんでから今日も元気に出発です!

今日は海を離れ、再び内陸、そして山へと入って行きます。

海も山も、楽しむためには好天に恵まれることが一番の条件ですが、 今日も最高のお天気です(^^)


引き続き、レンタカーでのドライブを楽しみます。

今日の最初の目的地は、スペインで最も美しい村の一つとも言われる グアダレスト。
奇岩で構成される崖の上に築かれた街で、崖の下には貯水池が広がっているため、 周囲に連なる山々、不思議な色に輝く貯水池の水の色、そして遠くに広がる 地中海を背景に素晴らしい景色を楽しむことが出来ます。



1年前に私が行った時には、残念ながらお天気に恵まれず、完全なる曇り空だったため、 「これが青空だったらどれだけ綺麗だろう、、、」 と、 無念な思いと共に立ち去ったのを 思い出します(笑)
本当に、、、曇天と青空とでは、特に山や海の景色は、全く別ものですよ〜(^^;
今回のこの好天はまさに天からのお恵み、、、聖地カラバカ・デ・ラ・クルスでお祈りした甲斐があったと言うものです(^^)



写真を撮っても撮っても撮り足りないぐらい、ものすごい枚数を写しましたが、 まさかそれら全てを掲載する訳にも行かず、、、ここでも、適当に数枚だけご紹介させて 頂きます。




崖の上に築かれた街だけあって、散策するにも坂道や階段だらけ、、、
ご年配揃い??の今回のメンバーには、結構な運動量だったと思いますが、 時間に制限される事もなく、いつでも休憩を入れながらのんびりと散策しましたから 皆さん、見事、上まで登りましたね〜(^^)

この知る人のみぞ知る秘境、、、充分にお楽しみいただけたのでは無いでしょうか。



最高のお天気、最高の気候の中、これまた最高の景色を楽しんだあと、再び レンタカーに乗り込んで移動です。


今日の宿泊地へ向かって移動しつつ、道中で昼食を摂る事にしました。

昼食場所は、、、1年前にも利用した小さな小さな村のレストランです。

旅をして美味しかったレストラン、親切にしてもらったレストラン、、、これは覚えているものですよね(^^)

そう言う出会いは、大切にしたいものです。

この村のレストランも、1年前に行った我々が日本人としては初めての来訪者でした。

そして、1年たった今回も、我々が2度目の日本人(笑)

1年前のオーナーが引退して、娘さん二人が切り盛りしていましたが、 今回も、親切にアテンドしてくれました(^^)

メニューは、、、


ジャガイモと野菜と鱈の煮込みに卵が乗っかっているもの
これは地元の定番のようです。


そして巨大な肉団子入りスープ
これもムルシアからレバンテにかけてよく見かけるものです。


イカの鉄板焼き


鱈のフライ


そして、、、もう一つは淡水魚のフライ
脂がのっていて若者に人気あります


あとは、いつものごとく、各種デザートを頂いて昼食終了となりました(^^)


昼食のあと、再び車に乗り込んで、今日の宿泊地、シャティバ(ハティバ)へ向かいました。

シャティバに着くと、まだまだ明るかったのでそのまま山の上にある古城へ。

お昼ご飯でいっぱいになった腹ごなしです(笑)

山上に残る二つの古城をのんびり見学、、、いい運動になりましたね(^^)


お城の見学を終えて、宿へ向かいますが、旧市街にある宿への車による アクセスは結構、大変です。

が、なんとか無事、到着。

車も許容範囲内に駐車出来る場所を見つけ、無事、宿にチェックイン。

それぞれのお部屋に入り、夕食まで休憩です。

私はホテルで用意してくれていた缶ビールを持って屋上へ。

勿論、飲兵衛一家ですから、両親もそれぞれに缶ビールを持って屋上に集合(笑)

日が落ちて、刻一刻と空の色が変わっていく時間、、、そう、お馴染み、 「夜の青空」の時間をここでも見逃す事なく、楽しみました。

山上の古城がライトアップされ、徐々に徐々に、白っぽい空の色が、鮮やかな 夜の青空に変わっていく、魔法の時間帯です。


この「自然の不思議」を、ぼーっと眺め、一日の運転の後のビールを楽しんだあと、 宿のロビーに集合して、夕食へいざ出陣!


やって来たのは、隠れ家的レストラン(笑)

1年前にもここへ来ましたが、その時には、本当にここを知る人は地元民にも ほとんど無く、我々がレストランのオープン時間に入って、2時間以上かけて のんびり夕食を楽しんでから帰るまで、他に誰一人、客は現れませんでした。

こんな状態で、店を維持出来るかどうか、心配してしまいましたが、今回、 再訪してみると、我々が食事している間に、他にも4つぐらいのテーブルが 埋まりましたから、徐々に、ここを知る人が増えているようです。

有名シェフの門下生が開いたレストランで、本人としてはまだ修行の身、、、
そんな感じなのでしょうか、、、 その内容の良さとは、実にアンバランスな?! 安価で、高級レストランの食文化を楽しませてくれます。

前回、訪れたあと、このレストランにも店の人と一緒に撮った写真を送っておきました。

そして、今回、再訪するにあたって予約を入れておきましたが、前回と同じ 女性が入り口で出迎えてくれ、テーブルにつくと、すぐにシェフが挨拶に来てくれました。
2度目にして常連扱いです(笑)

メニューは、、、、

サービスのオリーブ、、、これも美味しかったです。

ビールで喉を潤したあと、 ベジョタの生ハムをつまみつつバレンシアの赤ワインで乾杯!

ヨーグルトとチーズの組み合わせだったでしょうか、、、ちょっと記憶が(^^;

子羊肉のカリカリ仕上げ

蛸料理

ラ・マンチャ風ガスパチョ(温かいガスパチョです)

そしてフィデウア(パスタのパエージャ)

勿論、最後はデザート!
自家製デザートを数種類、少しずつ味見させてもらいました。


前回同様に美味しいお料理を楽しませてもらい、こんな値段でいいのかな〜  と言う不思議な気持ちと共に、お別れをしました。

勿論、今回も給仕をしてくれたお姉さんと一緒に記念撮影をして、チュッ、チュッっと ドス・ベソスでお別れです(^^)

今回もまた、先日、写真を送っておきました。

また皆さんのご来店を心よりお待ちしています、、、とのことです(^^)


シャティバ泊


☆2月26日

少し雲がありましたが今日も晴天です。

朝日が昇ったあと、宿の屋上へ上がり前日の夕刻とはまた違った雰囲気を楽しみ、 写真も撮ったら朝ご飯です。

小さな宿は、我々でほとんど貸し切り状態、、、
他には、イギリス人らしきご夫婦が一組だけでしたね。


今日は旧市街の広場で朝市が出ているので、朝食のあとこれの見学へ 出かけました。

こう言った小さな街では、食料品や衣類、台所用品など、生活の必需品を扱う 朝市が毎週、開かれます。

旅の間、車窓からずっと見えていたアーモンド畑、、、

その影響で、皆さん、アーモンド他、ナッツ類や豆類を沢山、買ってましたね(^^)

店のおばさんが対応に追われ、手が回っていなかったので、私が臨時雇い?!の 売り子としてお手伝いしました(笑)
報酬にアーモンドを一袋ぐらい、、、、と思いましたが、期待外れでした(笑)


それぞれに見たいもの、買いたいものも異なるでしょうから、ここで一旦、解散。

皆さん、好きに朝市を見物してから、決めた時間に再集合。


朝市を見ている間に、大聖堂での朝の御ミサが終わったので、早速、大聖堂内の 見学を開始。


ここも小さな街のわりに、立派なお城があり、立派な大聖堂がありますが、 それはつまり、この街が地理的に重要な場所にあり、政略的にも、そして宗教的にも 重要視されていたところだと言う事を意味しています。


朝市、そして大聖堂の見学を終えたあと、宿に戻ってチェックアウト。

皆さんに出発の準備をしてもらっている間に、私は少し離れたところに駐車してあった 車を取りに行きましたが、なんと、バックしないと出られないのですが、 我々の車の真後ろに、実に無造作に止めた車が一台(^^;;

まぁ、この止め方からして、車の主は遠くへは行っていないのだろうとの察しはつきましたが、 それから、クラクションをならしっぱなしにして、迷惑駐車の主の呼び出しです。

周囲の人々が、「うるさいな〜」 と言った目で見ますが、これだけは仕方ありません(^^;

10分以上、お騒がせしたでしょうか、、、ようやく、後ろの車の主が現れました。

皆さんには、宿の傍の広場でいつでも車に飛び乗れるよう、スタンバイしてもらっていましたが、 旧市街の狭い道にも、朝はどんどん車が入って来ます。
特に、朝市がある日は、通行止めとなる道が幾つかあるため、通行可能な道が 混み合います。
後ろから来る車に「ちょっと待って!」 と合図をして、皆さんの荷物を、ぐちゃぐちゃでも 良いのでとにかく積み込み、全員、飛び乗って今日のドライブのスタートとなりました(^^;

今日は一気にバレンシアまで走ります。

バレンシアに着くと、ここは大都会!
小さな街の旧市街とはまた違った面倒や不便がありますが、なんと言っても 駐車事情の悪さがネックですね〜(^^;
それでもなんとかホテルのすぐ前に有料駐車スペースを見つけ、無事、チェックイン。
各お部屋に荷物を持って上がったら、早速、お昼ご飯に出かけました。

ホテルの近所のレストランは、何軒か下見済みでしたが、どうも魅かれるメニューが 無く、仕方なく、別のレストランを求めて歩き始めると、呼び込みのお姉さんが現れ、 メニューを見せてもらうと、なかなか良さそうだったので、そのお店へ。

メニューは、、、

ミックスサラダ

チーズ、サラミ、ハムなどの盛り合わせ

パエージャ

鶏肉の鉄板焼き

カモ肉の鉄板焼き

ソラマメと生ハム炒め

そして、各種デザート

そんな感じだったと思います。

シェフはガリシアの男性でした。

給仕してくれた女性はとっても感じが良く、そして美人!(^^)
モロッコの女性でした。

いつものようにお店のスタッフ等と記念撮影をし、再訪を約束してお店を出ました。


そして、いつものようにお昼ご飯の後は、お昼寝タイム!(^^)

これが大切なのです。
これを省くと、夜の長いスペイン、、、一番、楽しい時間になって眠くなってしまいます(笑)

よって、少しお部屋で休憩を取ってから、午後の散策開始です。


まずは、焼き物で有名なバレンシア、、、、ここで外せないのが、陶器博物館。

幾つかのグループ観光と重なると、ゆっくり楽しめないのですが、幸い静かに、 そしてのんびりと見学する事が出来ました(^^)


陶器博物館を出て、今度は大聖堂へ。

すでに観光用のオープン時間は終了しており、地元の人々がお祈りにやって来る 時間です。

よって、大聖堂本来の姿を見る事が出来、また、入場料も不要です。

イエス・キリストが最後の晩餐で使ったオリジナルと言われるカリスが顕示されている 礼拝堂で結婚式が行われていたので、それをちょこっと覗かせてもらいました。

どうぞ末永くお幸せに!



そのあと、大聖堂内全体をぐるっと見学してから再び外へ出ると、そう、、、 このタイミングです。。。

外は、ちょうど 「夜の青空」 の時間帯に突入したところでした(^^)


不思議な青さに染まった夜空に浮かび上がるライトアップされた歴史建造物の数々、、、、

これこそが、スペインの夜の醍醐味、、、、

昼間とは全く違った世界が広がります。

交通機関が発達した今、イベリア半島のほぼ中央に位置するマドリッドからなら ほとんどの主要都市まで日帰りでも簡単に遠足に出かける事が可能ではあるのですが、 日帰り遠足で楽しめないのが、この夜の世界なのです。

夜の青空、オレンジ色の光を発する街灯、そしてライトアップされた古い町並みや 近代建築、、、これらが成す美しい夜景を見るためには日帰りではなく、どうしても そこで一晩は過ごす必要があるのですよね〜

大聖堂を出たあと、バレンシア州の守護聖母像が置かれる王立パンテオンも 御ミサが始まる前にちょこっと見学させてもらいました。


そして、夜のもう一つの大きな楽しみ、、、、バル!

大聖堂近辺は、ツーリスト用のバルやレストランだらけで、我々スペイン在住者が 納得するようなバルはなかなか見つけられないのですが、今回は1件、みっけもの!!(笑)

嗅覚を最大限に研ぎ澄まし?、店を物色していると、ありました、、、ここなら!と言う お店が(^^)

すぐに寄って来るうるさい呼び込みを振り払い、見つけたお店に入りました。

まずまず充実した、つまみ類のメニュー。

このカテゴリーのお店としては充分と言えるワインリスト。

お兄さんにレセルバを注文すると、このカテゴリーのお店では予期しなかったデカンターでのサーブ。

ワインの注ぎ方、生ハムの切り方、、、、このお店を始める前に、いずこかのちゃんとした学校、 或はハイカテゴリーのレストランやホテルなどで教育を受けたことがあるのは 一目瞭然です。

一般的なバルでハイカテゴリーのお料理や給仕を求めるものではありませんが、 自信と誇りを持ってやっている様を見るのは気持ちの良いものですね(^^)

と言う事で、赤のレセルバで乾杯!

そしておつまみに、、、、

イベリコの生ハムとマンチェゴチーズ


マグロの生ハム


ミックスサラダ


グリーンアスパラガスのスクランブルエッグ


紋甲イカの鉄板焼き


自家製生ハム風味コロッケ


フィデウア(パスタのパエージャ)

などを少しずつ楽しんで、最後にお店が出してくれた食後酒を頂いて バレンシアでの素敵な夕食が終わりました。

後日、このお店にも写真を送ってあります。
またいつでもお待ちしております! とのことです(^^)

夕食のあとの帰り道、夜の繁華街は、ほろ酔い加減でご機嫌な人々でいっぱいです(笑)

お〜やってるね〜! みんなで一枚! 
と、一声かけると、人懐っこくノリのいいスペイン人はすぐに集まってくれるので すかさずカシャッ!!
そう、この日の右列、最後の写真は、たまたま通りかかった人々の寄せ集めの1枚。
写っているスペイン人達も互いに知り合いではありませんが、皆、自然に楽しんでいます。
これぞ、スペイン人気質ですね(笑)

バレンシア泊


☆2月27日 バレンシア → マドリッド

朝一番に向かったのが、市内にある中央市場。

市場に到着すると、まずそのすぐ傍にあるお店で軽く朝食を摂りました。

そしてそのあと、市場見学の開始です。

皆さん、カラスミ他、いろいろとテイスティング&お買い物されていましたね(^^)

私も負けずにしっかり仕入れを、、、そう、ここに来るといつもウナギを生きたまま 持ち帰ります。

今回も確か10尾ばかり仕入れて帰りました(^^)

市場見学のあと、ホテルへ戻ってチェックアウト。

いよいよ今日はマドリッドへ帰りますが、最終日になってとうとうお天気が ぐずついて来ました。

まぁ、このあとは車での移動だけですから、運転に差し支えるほどの大雨にでも ならない限りは問題なしです(^^)

バレンシアを脱出し、国道を走る内にどんどん気温が下がり始め、景色の中に 白いものがちらほら、、、、そう、雪の積もっているところがありました。
昨日までの暖かな気候がウソのようで、突然、冬に戻ったような感じです。

道中、国道沿いのレストランで昼食を摂る事にしましたが、車を降りると、 まるでスキー場にでも来たような寒さ、、、(^^;   レストランに入って早速、温かいものを注文しました。

メニューは、、、

モルシージャ、チョリッソ、野菜などのシチュー


ひよこ豆の煮込み


白インゲンの煮込み


ニンニクスープ

どれも温まりそうですね〜


そして温野菜


豚肉の炭火焼


メルルーサの鉄板焼き


紋甲イカの鉄板焼き


牛肉の炭火焼



そしていつものごとく、各種デザート


そんなところでしょうか、、、


食後のコーヒーを注文すると、更に、ドーナツのような御菓子も 出してくれましたが、もうお腹がいっぱいでいっぱいで、、、、
これはもう、苦行でしたね(^^;

お腹がいっぱいになり、身体も温まったところでお店の外へ出ると 北風ぴゅーぴゅ〜〜
まさに、スキー場のロッジに来たような感じでした(^^;

が、少し雪が積もっているものの、どんどん空は明るくなり、マドリッドに着くと またまた青空が出迎えてくれました。

これにて、今回の特別企画第2弾が無事、終了です(^^)

皆さん、お疲れさまでした!


マドリッド泊


このあと、マドリッドのバルで翌日、帰国されるTakukoさんのための1回目の お別れ会(^^)

そして翌日は、Kaoruさん、Hiroさん、Keikoさんがスタッフ佐々木の案内でプラド美術館へ 行かれている間に、MHのダイニングで出発前のTakukoさんと一緒にバレンシアから 持ち帰った活けウナギを蒲焼にして舌鼓!  最高でした(^^)

夕刻の便でTakukoさんが出発されたあと、Hiroさん、Keikoさん達が翌日、帰国 されるので、夜は2度目のお別れ会(^^)

そして、更にその翌日の夜、最後に出発されるKaoruさんと3度目のお別れ会(笑)

楽しかったですね〜

皆さんのおかげで、久しぶりの親孝行を兼ねた楽しい旅が出来ました(^^)

さ〜て、、、次の特別企画第3弾は、7月です! ご都合の合う方はまた一緒に行きましょう!(^^)


企画・主催: SNJ日西文化協会

同行案内、撮影、報告: マドリッドのくま、こと、古村周三



当協会・文化部の活動についてのお問い合わせ、旅のご相談は下記、文化部のアドレスまでご連絡ください。

通常、ご連絡を頂いたあと、2営業日以内には必ず何らかのお返事を差し上げます。返事が無い場合は、ネット上の トラブルのため、メールが届かなかった可能性がありますので、再度、ご連絡を頂きますようお願い致します。
また、それでもお返事が届かない場合は、皆様が受信された際、セキュリティーシステムが迷惑メールと誤認して、 迷惑メール用フォルダーに格納した可能性がありますのでそちらをご確認下さい。 
それでも、連絡がとれないような場合は、その旨、掲示板を通じてご連絡頂きますようお願い致します。
なお、携帯電話のメール設定が最初から「携帯電話からのメールしか受信しない」という設定になっていることが多いようです。こちらはパソコンから送信しておりますので、携帯電話のメールをご利用になる場合は、パソコンからのメールを受信できるようになっているか再度ご確認ください。

また、こう言った特別企画が発表となった際、メール連絡をご希望される方はその旨、ご連絡下さい。 次回よりご連絡させていただくようにします。

他の旅報告を見る

トップページへ

当サイト内の文章や画像の転載はお断りします