スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

スペイン手作り旅行

 2017年6月 定期出発巡礼第3部 

主な訪問地 : マドリッド、ログローニョ 〜 ブルゴス


定期出発 徒歩巡礼プログラム、6月第3部への参加希望メールをお母さんのNさん、そして息子さんのYさんからいただき、催行が確定したところへ、
毎年お越しいただく、食いしん坊のスペインさんがご一緒されることとなりました。
この時期、同じく徒歩巡礼プログラム第7部、第8部、そして更に別の旅の催行も重なり、スタッフが総出で案内させていただくこととなったため、
普段はオフィスのデスクワークに励んでいる私がご一緒させていただく事となりました。
一日中、椅子に座ってキーボードを叩いていると言う、極端な運動不足!(^^;
皆さんの足手まといにならないよう、出発の少し前から朝のウォーキングを開始しての久しぶりのチャレンジとなりました。


・・・帰国された後、嬉しいお便りを頂いています・・・


*くまさん・Mayumiさん

  今回も大好きなスペインで楽しく過ごし、美味しいものを沢山頂戴いし
  大満足の旅でした、本当にありがとうございました。
  
  ログローニュからブルゴスまでNさんと息子のYさん、そしてくまさんとの4人での8日間徒歩巡礼、
  巡礼中は会話が途切れることがなく、楽しくて、とても125Km歩いたとは思えませんね〜
  Nさん・Yさん、ほんとうにありがとうございました感謝感謝です。
                                            By スペインさん

*古村さん

  おかげさまで先ほど無事に日本の自宅に到着いたしました。
  日本はとても蒸し暑く、スペインのからっとした空気が恋しいです。

  スペインでは本当に色々とお世話になりましてありがとうございました。

  取り急ぎご連絡まで。
                                            By Yさん
                           


こちらこそ、楽しく、そして有意義な時間を共に過ごさせていただき、有難う御座いました!

いつも他のスタッフにお願いしてばかりで、私も久しぶりに巡礼路を歩きましたがやっぱりいいですね〜

また、ご一緒させていただけるよう、オフィスワーク漬けになっていないで、ちょっとは足腰を鍛えておかないと いけませんね(^^;;

いつかまた、同じメンバーで続きを歩けるのを楽しみにしています!

こんな旅をしてみたいと言う方がおられましたら、いつでも文化部の方へご相談下さい。


☆6月13日

一足先にスペインさんがマドリッド入りされてMHにご滞在。
スペインさんは、今回はトータルで18日間のスペイン滞在でした。


☆6月18日

Nさん、Yさんが到着されて、MHが満室であったため近所のホテルをご利用頂きました。


☆6月19日

出発前に参加者の顔合わせを兼ねて、皆で一緒に近所のバルへ出かけての夕食となりました。 巡礼参加のスペインさん、Nさん、Yさん、MHに長期滞在中のAnちゃん、そして我々2名の計6名での 賑やかな夕食となりました。

写真は夕食の時からスタートです。

この日のメニューは、、、

ロシアンサラダにカラコレス(カタツムリ)、鶏肉の串焼きカレー風味、そして揚げ物の3種盛り合わせ などなど、、、だったようですね。


マドリッド泊


☆6月20日〜28日

いよいよ巡礼路へ向けて出発です。

9時半ごろ、スタッフと一緒にMHを出発し、地下鉄を利用してバスターミナルまで移動です。



10時半発のバスでログローニョへ向かいましたが、距離が長いので途中、ソリアで 降りて1時間ちょっとの昼食休憩を取りました。。


ソリアのバスターミナル傍にあるバルで幾つかのお料理を注文し、それらを皆で 少しずつ分けて食べて昼食を終了。
再びバスに乗り込んで目指すログローニョまであと1時間半の移動です。

16時、ログローニョに到着。


今回の徒歩巡礼第3部はこのラ・リオハの中心地、ログローニョからの開始となります。



まずはバスターミナルから大聖堂のすぐ傍にある今夜の宿まで歩き、宿に入る前に バルに入り、良い巡礼が出来る事を願いつつビールで乾杯!


喉を潤したあと宿のチェックインを済ませ、少し休憩したらログローニョの町散策に 出発です。


まずは大聖堂の見学を行ないました。


沢山ある彫刻、絵画などの宗教芸術を一つ一つじっくりと見学をして大聖堂を後にしました。




その次に向かったのがサンティアゴ教会です。


サンティアゴ教会で行われる夕刻のミサの時間に合わせて入り、今回の巡礼での 第1回目のミサはここで与ることとなりました。


ミサのあと、これまた今回の巡礼の最初のスタンプをここサンティアゴ教会でいただいて 教会を出ました。


そのあと、更にログローニョの街をしばらくお散歩です。


巡礼路を逆行しつつ橋を半分ぐらい渡ると、古い石橋のアーチが綺麗に見えます。



お散歩をしつつ街の中心部へ戻り、今夜のつまみを求めて夜の楽しい時間帯に突入です(笑)


有名なワインの産地、ラ・リオハの州都であるログローニョは食いしん坊や飲兵衛には 実に楽しい街なのですが、今回はここでの宿泊が徒歩巡礼開始の前夜!

あまり飲み過ぎる訳には行きませんね〜(^^;;;

節度を持ってこのワインのメッカを楽しむとしましょう(^^)


まず最初に入った店で、アスパラガスの生ハム巻き、卵とポテト、そしてフォアグラ焼きを 注文し、これらをつまみに最初の乾杯となりました。



次にキノコ料理専門店に入り、数種類のキノコの盛り合わせを取り、これをつまみに また乾杯(^^)



そして更に海産物専門バルへ。


エビの鉄板焼きとベルベレーチョス(2枚貝の1種)を注文して、ここではガリシアの白ワインで乾杯(^^)


3軒のハシゴを終えて宿に戻る頃には、ちょうど「夜の青空」の時間帯となっていました。


スペインさん、Nさんは、翌日に疲れが残らないよう、宿に戻られましたが、Yさんと 私はこの「夜の青空」とライトアップされたログローニョの夜景を楽しむために 大聖堂前のバルのテラス席に座ってあとしばらく、名残惜しむことにしました。




6月21日

今日から徒歩巡礼の開始です。


まずは宿のすぐ傍にあるバルで朝食を摂ってから出発です。

しばらくログローニョの街中を歩くと大きな公園に差し掛かり、そのままだんだんと 街を出て行くこととなります。


今日は徒歩巡礼初日なので、ウォーミングアップとして約13キロ歩く事にします。


最高の晴天に恵まれてのスタートでしたが、ちょっと暑かったですね(^^;;


特にYさんは、お母さんの荷物のほとんどを大きなリュックに詰めて歩きましたから 暑さも2倍に感じられたのでは無いでしょうか、、、、頑張りましたね〜



以下、この日の巡礼の様子を何枚か。。。


















ナバレテの街に着いて今夜の宿にチェックインしたあと、お昼ご飯となりました。


この日の昼食は、、、


レタス、トマト、ホワイトアスパラガス、ツナ、オリーブなどのサラダ


キノコと生ハムの入ったスクランブルエッグ


豚肉だったか鶏肉だったか、、のフライドポテト添えでしょうか


これらを3人で分けて頂きました。


食事のあと、一度宿に戻ってシエスタと洗濯の時間です。


宿で休憩したあと、夕刻になってミサが始まる前に教会内部の見学を行ないました。

小さな村ですが、ここはかつてのカスティージャ王国の副王の領地、、、立派な教会があります。

見学のあと、そのままNさん、Yさんは夕のミサに参加。

その間、スペインさんと私は教会を出て、夕食をとるためのレストランの物色に出かけました(笑)


ミサが終わったところで全員、合流して夕食の時間です。



今夜のメニューは、、、、


サラダ、、、生野菜は必要ですね〜


肉料理は、豚のセクレトのステーキだったような気がしますが記憶が、、、(^^;


イカリング揚げ


そしてイワシの塩焼きですね


デザートに、、、、


スイカ


メロンを頂いて夕食が終了


食後は、また綺麗な「夜の青空」と村の夜景を楽しんでから宿に戻りました。

これにて徒歩巡礼第1日目が無事、終了です。

翌22日

前日にスーパーで買っておいた野菜や果物を各自、部屋で食べて、少し栄養補給を してから出発です。

朝食はまたあとで小休止を兼ねて巡礼路上で取ることにしました。

薄い雲があるようですが、今日も良いお天気です。


徒歩巡礼二日目となるこの日は約16キロ歩きます。

徐々に距離を伸ばして行きましょう。



以下、この日の巡礼の様子を何枚か、、、、








途中、ベントサの村に立ち寄って朝食を摂り、、、、








今日の目的地、ナヘラに到着です。

ここは日本の歴史とは切っても切れない縁のある人物のゆかりの地でもあります。

この徒歩巡礼プログラムでは、ただ単に歩くだけではなく、そんな歴史的なお話も交えながらの巡礼となります。

街に着いて、宿のチェックインを済ませたらまずは腹ごしらえ。

今日のメニューは、、、、


パエージャ


サラダ


豚肉か牛肉か、、、ソースがたっぷりかかっていますね〜


そしてこのぶつ切りになっているのは子羊の肉ですね


デザートまで全部、掲載していると写真の数が多くなりすぎるので一部、省いています(^^;

食後に食事のサーブをしてくれたお姉さんと一緒に記念撮影(^^)
ルーマニアの女性だったでしょうか、、、、
Yさんと彼女のツーショットは、旅のDVDビデオに含めておきますね(^^)


食事のあと、宿に戻ってシエスタ&洗濯の時間です。


そして夕刻、町散策の続きで、夕のミサに与ろうとしたところ、地元の方のお葬式があり、 通常のミサは行われませんでした。

よってこの日のミサはパスすることとなり、お散歩のあと、軽く夕食となりました。

小さなバルのテラス席に着いて注文したのは、、、


いつものごとく、サラダ、


ムール貝の甲羅揚げと言いますか、貝殻ごと揚げたもの


ピッツァ


そして生ハム、チョリソ、サルチチョンの盛り合わせ


これらを3人でつまんでの夕食となりました。

楽しい食事のあとは、店の方と一緒に記念撮影。

そして更に近所の住民達と一緒に記念撮影をして何やら大盛り上がりとなって 徒歩巡礼二日目が終了です(笑)


翌23日

徒歩巡礼3日目の今日はそろそろ身体も慣れて来たので21キロばかり歩きます。

この日も出発前に各自、お部屋でフルーツをかじってから出発し、少し歩いてから 小休止を兼ねてバルで朝食としました。

ナヘラを出て、目指すは「石敷きの聖ドミンゴ」が眠るサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ。

朝の内、雲が広がっていましたがすぐにまた青空に戻りました。

昨日まで、お母さんの荷物と自分の荷物と二人分を背負っていたYさんも、 ちょっと暑さでバテ気味だったので、この日から配送サービスを利用して 大きなリュックを一つ、宿泊先まで運んでもらうことにしました。

でも、皮肉な事に重たいリュックを背負って頑張った最初の二日間が一番暑くて、 その後はどんどん涼しくなって行きましたね〜(笑)

10年ほど前だったでしょうか、この第3部の巡礼路のその後の変化を確認しに スタッフと私の二人で歩きに行った時、ナヘラ手前で突然、大雪となり、 あっという間に周囲が白く染まってしまったことがありました。

スタッフはすぐに仕事があったので、その翌日、雪で通行止めとなった峠を避け、 大まわりしてバスでマドリッドへ戻りましたが、私は雪の中、一人でサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへと 向かいました。

ところが吹雪で視界はゼロ、、、後でわかりましたが風速100M以上の嵐となり、 続行不可能、、、これ以上進むと、死んじゃうかも、、、と言う状況に陥り、迷わず すぐ後ろにあるのが判っていた村へと引き返しました。

戻って来た私を見て、村のバルで休憩していた数人の巡礼者達は皆、続行を断念。

その村に1件だけあった巡礼宿に天候が回復するまで留まる事となりました。

が、私だけ一人巡礼だったので、バルの女性オーナーが四輪駆動のジープで サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダまで連れて行ってくれました。

バスやトラックなど、大型車はすでに通行止めとなっていましたが、乗用車はまだ 走れたのです。

そのおかげで、巡礼宿1件しか無い小村ではなく、より選択肢の多い街、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダに 滞在する事が出来ました。

雪は止まず、そのまま町から出られず、3泊、缶詰となりましたが(^^;

そんな出来事を思い出しながら、ジープで運んでくれた女性オーナーがやっていた バルの傍まで来たところで、日向ぼっこをしていたおばぁちゃま達に、「この辺りにラケルが やっているバルがあるよね?」 と尋ねると、おばぁちゃん曰く、「彼女はもう店をやめて この村には住んでおらず、今は別の人が店をやってるよ。」

そっかぁ、、、随分昔の事だけど、世話になったから顔ぐらい見て行こうかな、、と思ったのだけど。。。

おばぁちゃん: 彼女に電話してあげようか? 近くの村に住んでるよ。
私: いや、いい、いい、、、呼び出すほどのことでも無いから。

そう言っておばぁちゃん達と別れて、バルまで行くと、店は昔のままだけど、見知らぬ 外国人女性、、、それもこわ〜い女性が店番をしていました(^^;
トイレを借りて水分補給をして休憩していると、バルの電話が鳴り、こわ〜い女性が 受話器をとり、二言、三言、返事をしているのが私の耳に届きました。

”え? あ〜ここにいるよ”

受話器を置いた彼女が言いました: 「10分か15分ほどで来るってさ!」

先ほど、日向ぼっこをしていたおばぁちゃん達が、わざわざラケルに電話をして 私が会いたがっていることを伝えたようです(笑)
来てくれると言うので、出発せずバルでしばらく待っていると、一台の車が到着。
車から懐かしい顔が出てきました(^^)

10年ぶりの再会です。 お互い、ちょっと横に大きくなったかな?(^^;
彼女が我々3人にコーヒー、紅茶などをご馳走してくれました。
再会を喜び合ったあと、彼女はそのままサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへ出勤。
乗っけてってあげようか? と言われましたが、我々は歩きに来ているのでそれを断り、 またあっちで会うかもね〜 などと言いつつお別れとなりました。

その後、歩いてサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダに到着して、宿にチェックイン。
昼食を終えてお昼寝と洗濯。
そして、夕刻になって大聖堂の見学に出かけたところ、大聖堂に入る前に、仕事を終えて 職場から出て来たラケルとばったり出くわしました(笑)

偶然の再会に皆、目がまん丸になってしまいましたが、もう一度、ハグをして 記念撮影をしてお別れとなりました。


そのあと、大聖堂内部をゆっくりと見学して、そのすぐ傍にある教会で夕のミサに 預かりました。

ミサの間、スペインさんは別行動をされ、ミサの終了時間に合わせてまた教会の前で 全員、合流となりました。

ミサの後、Nさんがお疲れだったので一旦、宿へ。

女子修道院運営のこの宿のレセプションで10年以上前から働いている女性パキータとも 今回、私は10年ぶりの再会でした。

10年前、大雪で3日間、動けなかった時、ここに3泊したのですが、そのうちの1夜、 彼女がどっさりと積もった雪で白く染まったサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの街中を 案内してくれたのでした。
お互い、今より10年若く、ロマンティックな夜でした(笑)

ミサを終えて宿に戻ると、ちょうど彼女の勤務時間が終わり帰るところだったようで 宿の前で、これまたばったり出くわしました。
翌日の朝、出発前に会う事は無いでしょうから、この偶然が無ければ、また当分の間、 彼女に会う事は無かったのでしょうが、先のラケルと言い、パキータと言い、旨く 出会うようになっているものです(笑)

皆で記念撮影をしたあと、Nさんはお部屋へ戻って休息。

スペインさん、Yさん、そして私の3人は、パキータに教えてもらったお店へ軽くつまみに 行きました。

お店に入ると、カウンターに沢山のピンチョスが並んでいました。

普段、極端に運動不足の生活をしている私としては、すでに相当、疲労がたまっていたので スペインさん、Yさんに、ピンチョス選びを任せて、テーブルの場所取りを担当(^^;

運んでもらったものを美味しく頂きました(^^)

夕食のあと、スペインさんは宿へ。
Yさんと私は、「夜の青空」の時間の夜景を楽しみに少しお散歩です。

日が暮れて真っ暗になる前のほんの20分ぐらいしか続かない、「夜の青空」の 時間帯、、、、雲っていても青空となる不思議な時間帯ですが、晴れていると 驚くほどに透明感のある青空となります。

そんな不思議な夜の青空をバックにライトアップされた数々の歴史遺産を観るのは その地に宿泊した人だけに許された特権みたいなものですね〜

この時の写真の全てをここで紹介することは出来ませんが、いずれまたDVDビデオに 編集して、参加者の皆さんにはお届けしますので今しばらくお待ちください。

かくして、徒歩巡礼3日目が無事終了、、、、10年ぶりの懐かしい二つの再会に恵まれた一日でした。

翌24日

徒歩巡礼4日目の今日は22キロばかり歩きます。

今日もまた、出発前に各自、お部屋でフルーツと野菜をかじり、一旦、出発。

少し歩いたあと、小休止を兼ねて巡礼路上にあるバルで朝食です。

この日も朝の内は曇っていましたが、すぐにまた青空に変わりました。

最初の二日間、続いた暑さも終わり、涼しく、快適な気候が続きます。



以下、この日の巡礼の様子を何枚か、、、、



グラニョンで朝食をとり、、、




レデシージャ・デル・カミーノ、




カスティルデルガード、




ビロリア・デ・リオハ、、、、ここは石敷きの聖ドミンゴの故郷でもあります




ビジャマジョール・デル・リオなどに立ち寄り、、、







青空の元、今日の宿に到着です。



雲が消え、青空に戻ったあとの昼下がり、、、少し暑さが復活(^^;

かなりくたくたになりましたね〜(^^;

なんとか宿にたどり着き、まずは栄養補給。

何を食べたかと言えば、、、、

ガスパチョ


マカロニサラダ


温野菜


牛ステーキ


子羊の煮込み


豚足の煮込み


うーん、、、これは牛タンの煮込みだったでしょうか、、、記憶が怪しいです(^^;

スペースの都合上、デザートの写真はカットです(^^;


昼食のあと、いつものごとくお昼寝と洗濯の時間を取って、、、、




夕刻、Yさんと私の二人で教区教会のミサへと出かけました。


昨日、今日と、20キロ以上の徒歩距離が続いたので、少しお疲れのNさん、スペインさんは 宿で休憩です。


ミサのあと、巡礼者だけ集まって神父の祝福を頂き、しばし交流の時間を過ごしたあと、 宿へ戻りました。


スペインさんは先に宿のレストランで夕食を済まされたようだったので、Yさん、Nさん、 そして私の3名で、宿のカフェテリアでの軽い夕食となりました。

チーズ、生ハム、そしてサラダをつまんで今日も無事、終了です。

この夜は、私も疲れていて、夜景を楽しみに出かける元気はありませんでした(^^;


翌25日

この日は朝から青空に恵まれての出発です。

宿での朝食を含めてあったので食事を済ませてからの出発となりました。

そろそろ疲れがたまって来る頃に合わせて、この日は少し短めの距離に組んであります。

12キロだけ歩いて、登りが始まる手前の村で宿泊です。




ちゃんと宿で朝食を摂ってから出発したにも関わらず、途中の小休止で ちょこっと間食してしまいましたね(笑)

私はトルティージャを頂きました。



以下、この日の巡礼の様子を何枚か、、、




トサントス、





ビジャンビスティア、





エスピノサ・デル・カミーノなどに立ち寄りつつ、、、





ビジャフランカ・モンテス・デ・オカに到着です。






まずは宿にチェックイン。

この日は日曜日だったので、お昼過ぎに村の教会でミサがありました。

こう言った小村では、神父不足のため毎日ミサが行われるところは滅多に無く、 週末のみ、、、と言うのが普通になっています。

と言うことで、日曜日のミサの時間に間に合うように到着出来たので、 スペインさんに宿で休憩いただく間に、Nさん、Yさん、私の3名はミサへ。


ミサ終了後、スペインさんも合流して近所のバルへ昼食をとりに出かけました。

今日はもうこれ以上歩かないので、安心してビールで乾杯(笑)

店のおやじさんに、適当にあるものを出してもらいました。


オリーブ


豚肉ステーキとシシカバブ風豚肉の串焼き、獅子唐添え


チョリソのシェリー風味


モルシージャと獅子唐


セシーナ


そしてデザートにメロン


そんな感じでしょうか。

セシーナはおやじさんがサービスで出してくれましたね(^^)


このあと、宿に戻り、いつものごとくシエスタと洗濯の時間です。

この日の午後は少しゆっくりと休めたのでは無いでしょうか。

ここは周囲にほとんどお店が無いので、夜もまた同じバルへ行く事にしました。
Nさんは、夕食はパスされるとのことで、スペインさん、Yさん、私の3人で出動です。

特にお腹は空いていなかったので、大盛りサラダだけ注文して3人で分けて頂きました。
あとは、お酒を少々、、、、

その内、店のおやじさん達と盛り上がってしまい、お酒が進みます(^^;

おやじさんが、ちょっと洗濯物を干してくるので待っていてくれ、と言って、店の 入り口を中から閉めて営業終了、、、他に誰も入れないようにして洗濯もの干し場へ 上がって行ってしまいました。
つまり、我々は店内に閉じ込められた状態です(^^;

我々を放って行くのなら、その間、飲む酒ぐらいおいてけ〜 と彼が行ってしまう前に 言うと、 ほれ! と、 ブランデーを瓶ごとくれました(^^;

しっかり飲んで宿に戻り、今度は宿のオーナーと話がはずみ、宿のバル、、、誰もおらず 消灯していたバルに入れてくれて、そこでまた1杯。
まだ巡礼の途中なのに、よく飲んだ一夜でした(^^;
でも、こう言った地元の人々との交流が楽しいですね〜

翌26日

宿にて朝食を含めてあったので、しっかり食事をとってからの出発となりました。

宿のオーナーと記念撮影をして別れを告げます。

今日は最初から登りが続きますが、頑張って18キロ歩きます。

登りがきつい間、ちょうどほどよく雲が広がってくれて、晴れたり曇ったり、、、、

極端に暑いと言うこともなく、歩きやすかったですね。



サン・フアン・デ・オルテガ、



アヘスに立ち寄りつつ、



アタプエルカへ向かいます。



サン・フアン・デ・オルテガ まで歩いたところで小休止。



ロマニコの礼拝堂を見学したあと、バルに入って休憩です。



ちゃんと朝ご飯を食べて来たのに、またまた間食です(^^;




そのあと少し歩いて、アヘスで昼食となりました。




牛肉とサラダ



サーモンとサラダ



生ハムのボカディージョ



メロン



そして何やら、スペインさんとYさんは、美味しそうにアイスクリームを食べていましたね〜(笑)



食事を終えたあと、最後のひと踏ん張り、、、、アタプエルカを目指します。


起伏に富んだ景色がだんだんと平べったい平原に変わって行くのが感じられます。


アタプエルカに到着して、まずは宿にチェックイン。

スペイン人の元旦那とは別れてしまったようですが、フランス人女性オーナーの、いい宿です。

昔、私がこの宿へやって来た時、連日、次から次へとやって来るスペイン語の通じない 外人巡礼者に疲れていたようで、「久しぶりにスペイン語の通じるやつが来てくれた!」と言って 元旦那が歓迎してくれたのを覚えています(笑)

早い早い時間にここのレストランへ夕食を摂りにやってくる外人巡礼者で順番待ちの列が出来ていた時、 夕食付宿泊の予約をしてあった私が、「かまわないから、俺のことは気にせず、先に 彼等に食べさせてあげればいいよ。彼等のラッシュが終わったら食べるから」 と言うと、 「ありがとう、助かるよ」 と言って、食堂が空くのを待っている間、どんどんワインを 出してくれたものです(笑)
その後、この宿に行く時には、「スペイン語を話す日本人だよ」 と言えばすぐに 誰だか判ってくれるようになりました(笑)

昼寝のあと、そんな昔のことを思い出しながら周囲をお散歩しました。


夜、、、今回もこの宿の食堂で夕食を頼んでありました。

いろいろ食べましたね〜


サラダ



レンズマメの煮込み


鶏肉


サーモン


仔牛のサーロインステーキ


スズキ


そんなところでしょうか。

スペースの都合上、デザートの写真はカットしています(^^;

私はメインにサーロインステーキを頂きましたが、なかなか美味しい肉でした(^^)

食後、フランス人の女性オーナーが顔を出してくれて彼女ともまた10年ぶりの再会と なりました。

やっぱり、お互い、ちょっとふっくらとしたね〜  と言った感じです(笑)

宿の小さなバルカウンターで楽しいひと時を過ごしました。

Nさんは、なんと、フランス語がペラペラ!
オーナーのジャクリンと会話が弾んでいたようですね(^^)


翌27日

朝、宿で朝食を摂ってから出発となりました。

青空ですが、程よく雲もあり、巡礼には良い気候です。

今日は今回の巡礼で歩く日としては最終日となります。

尾根伝いに歩いて目的地、ブルゴスまで約23キロの道のりです。

高台から遠くにブルゴスの街が見え始め、「あんなところまで歩くのかな〜」と、 少しびっくりするのですが、歩き続けていればその内、到達出来るのですよね〜


自然の中を歩いている時は、景色も良く、空気も綺麗で心地よいのですが、ブルゴスの 街が近づいてくると、排気ガスでいっぱいの大きな車道沿いを歩く事となり、なんとなく 夢の世界から現実に引き戻される、、、そんな感じですね(^^;


排気ガスの中を歩くのはやめて、ブルゴスの手前の街から路線バスを利用しようかとも 思っていましたが、結局、そのまま歩いてブルゴスに到着。

ただ、ブルゴス市内に入ったあたりでちょっと力尽きた感じでしたね(^^;

街に入ったところで少し一服したあと、市バスを利用して街の中心部まで移動しました。

中心部に着いて、まずは昼食です。

前日から、ブルゴスに着いたら美味しいものを食べましょ〜 と話していました(笑)

そこで、市バスを降りたらまっすぐレストランへ。

羊の乳飲み子の肉を食べにやって来ました。



今回の徒歩巡礼第3部のゴール地点、ブルゴスへの無事到着を祝って乾杯です。


ここでのお食事は、スペインさんからのご招待!

それなら美味しいワインを(笑) と言う事で、リオハのグラン・レセルバを注文!


完歩祝いに頂いたお食事は、、、、


ガスパチョ


サラダ


そしてメインが羊の乳飲み子!


更に、いろいろなデザートも頂きました(^^)



乳飲み子の柔らかくジューシーな肉とリオハのグラン・レセルバの赤ワイン!

とっても贅沢なお昼を有難う御座いました! → スペインさん



楽しい昼食を終えたあと、街見物をしながらホテルまで歩きました。



ちょうどブルゴスではお祭りと重なったので、街中は徐々に盛り上がりつつある、、、 そんな感じでした。




街中心部をお散歩しつつ大聖堂までやって来ました。

大聖堂内部は明日、じっくりと見学する予定なので今日は外観のみ。



大聖堂の目の前にある宿にチェックインして、いつものごとくお昼寝&洗濯の時間と なりました。


このあと、この日の夕のミサは大聖堂で与ったのか、、、、何故か記憶が、、、(^^;





夕食は、Nさんはパスと言うことで、スペインさん、Yさん、そして私の3名で夕暮れ時の 街へ繰り出すこととなりました。




まずは1軒目のバルでムール貝とポテトをつまんでビールで乾杯。






次に2軒目でフォアグラ焼きをつまみに赤ワインで乾杯。





更に3軒目でもう1杯だけ飲んで、、、、いや、お代りしたかもしれませんが(^^;、、、 おひらきとなりました。


すでに「夜の青空の時間」は終わり、外は真っ暗な空に覆われてしまいました。


漆黒の夜空をバックにライトアップされた大聖堂の夜景を楽しみながら宿に戻って 今日も無事、終了です。


ブルゴス泊



翌28日

最終日の今日、朝から小雨が降っていました。

朝のお散歩を兼ねて大聖堂の裏、山手にある城跡へ登る道にある「十字架の道行き」 を歩きました。


高台からブルゴスの街を見下ろしたあと、バルに入って朝食。

この時の朝ごはん、、、沢山、食べましたね〜(笑)

ここにはサンドウィッチの写真しか掲載していませんが、お店の人がびっくりするほど 食べていましたよ(笑)



朝食のあと、大聖堂内部の見学を行ないました。


世界遺産指定を受けるブルゴスの大聖堂、、、ゆっくりと時間をかけて気のすむまで 見学しましたね〜

沢山の写真を撮っていますが、ここでは掲載し切れませんので、数枚だけ。

参加者の皆さんへはその内、全写真収録のDVDビデオをお届けしますので 気長にお待ちください(^^;


大聖堂内部見学を終えたあと、すぐ傍にあるサン・ニコラス教会内部を見学。

ここの主祭壇も凄いですよね〜  必見です。



そのあと、ブルゴスの街を取り囲んでいた城壁の一部を成すサンタ・マリア門の上に 上がって景色を楽しみ、続いて町散策へ出発です。お天気もどんどん良くなりつつあります。



街は、いよいよお祭りが始まったようで沢山の人々で賑わっていました。


ヒガンテ(巨人)と呼ばれる大きなお人形がかなりの数、登場しましたね〜


沢山のヒガンテがいずれ、市役所のある中央広場に集結。

そこにはやはり大勢の人々が集まっていました。


市役所のバルコニーには市行政のメンバーや民族衣装を着た女性達が ずらっと並んでいました。

皆、それぞれに好きな方向へ写真を撮りに行ってしまい、迷子にならないかな、、と 心配しましたが、無事、再集合出来ましたね(笑)

実は、無言の内に、Yさんと私との間でテレパシーが通じていたようです。

Yさんと私は常にお互いの位置を確認しつつ、Yさんはお母さんの居場所を把握、 私はスペインさんの居場所を把握するようにしていました。(笑)

おかげで、物凄い人混みの中でも、ちゃんとまた集まる事が出来ました(^^)

大聖堂、サン・ニコラス教会の見学、そしてお祭り見学を終えたところで、お昼の時間と なりました。

前日は美味しいお肉料理を頂いたので、今日は海産物を、、、、と言うことで、 どこか美味しいお店は無いかな、、、と、朝食を食べたバルのおばさんに予め 情報をもらっておきました。
山盛りの朝食を食べた我々に対し、ご機嫌だったおばさんは、スマホで 丁寧に店の場所を教えてくれました。

かくして、おばさんに教えてもらったお勧め海産物レストランへ!

店に入ると、最初、大衆食堂っぽい雰囲気のお部屋に案内されたのですが、 我々が軽くつまむだけではなく、また、ランチメニューを注文するのでもなく、 海産物をア・ラ・カルトで注文しようとしているのを知ると、すぐに別のサロンへ 通されました。 VIPS室です(笑)

VIPSとしては、お店の期待に応えて美味しいものを注文せねばなりません(笑)

そして、今日のお昼は、Nさんのご招待! 

と言う事で、

まずはガリシアの白ワイン、アルバリーニョで乾杯!

つまみはペルセーベス(烏帽子貝) と エビの鉄板焼き。

海産物スープを頂いて、、、、

メインは海産物パエージャ

更にデザートを頂いて、贅沢な昼食の終了です。

Nさん、ご馳走様でした!


小雨降る寒い朝でしたが、お昼前から青空が広がり始め、結局、今日も好天に 恵まれる事となりました。

青空の元、宿まで食後のお散歩です。

そして美味しい食事とワインを頂いたあとは、やっぱりシエスタですね(笑)



夕刻まで自由に過ごしていただいて、夕食時に再集合となりました。

お昼にたっぷり食べたので、Nさんは今夜も夕食はパスとのこと。

と言うことで、今夜もYさん、スペインさん、そして私の3人がつるんでバルへ出動です(笑)

昨夜食べたムール貝をもう一度食べたい、、とのリクエストがあったので 前日と同じバルを再訪。

ここで2種類のムール貝料理を頂きました。

昨日、今日と贅沢な昼食を皆さんにご馳走していただいたので、ここは(安いので!) 私のおごりです(^^;;


続いて2軒目、、、、マッシュルームをウリにするバルへ。

ここでマッシュルーム4段盛りのタパスををつまみにビールで乾杯。


続いて3軒目、、、、鶏の肉団子揚げをウリにするバルへ。

これをつまみに生ジョッキで乾杯!

まだ少しお腹が空いている、、、と言う事で、同じ店でホットドッグを食べて夕食終了。


外はだんだんと「夜の青空」の時間帯となりつつあります。


そして街の中心部はあちこちでお祭りのイベントが行なわれ、賑やかなこと、、、



大聖堂前広場へとやって来ると、物凄い人、人、人、、、、


広場に仮設舞台が設置され、光と音の大イベントの会場と化していました。


大聖堂の壁もスクリーンとして利用して、いろいろな色の光が踊ります。


ホテルは大聖堂の目の前なので、この様子だと、今夜は眠れないかな〜
そんな予感(^^;

しばらくこれを楽しんで、ホテルに戻り、しばらくすると窓から花火が上がるのが 見えました。
私の部屋は大聖堂には面しておらず、窓から首を出すと何とか花火が見える程度 でしたが、皆さんには大聖堂に面したお部屋をお取りしてあったので、花火が 良く見えたのでは無いでしょうか。

ただ、大聖堂の夜景も花火も良く見えた代わりに、私の部屋よりも外の音がうるさかった かもしれませんね(^^;

かくして、ブルゴスのお祭りと共に、今回の巡礼最終日が無事、終わりました。

ブルゴス泊


6月29日 ブルゴス解散

今日も青空です。

徒歩巡礼プログラム第3部はここ、ブルゴスでの解散となります。

スペインさんと私は朝のバスで一緒にマドリッドへ向かいます。

Nさん、Yさんはスペイン北部へと旅を続けられます。
お二人の旅の続行に必要な荷物はマドリッドから巡礼へ出発された後、しばらくMHで お預かりしたあと、宅配便でブルゴスのホテルへお送りしておきました。

先に出発するスペインさんと私のお見送りをしに、Nさん、Yさんのお二人が バスターミナルまで来てくださいました。

ここで一緒に朝食を摂って、今回のところはお別れです。

朝ご飯はNさんにご馳走になりました。有難う御座いました。
このあとも良い旅となりますように!

スペインさんは、私と一緒にマドリッドに戻られたあと、更にMHに2泊してから ご帰国となりました。


マドリッド MH泊


企画・主催: SNJ日西文化協会

同行案内、撮影、報告: マドリッドのくま、こと、古村周三



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