スペイン旅行 SNJ日西文化協会・文化部からの活動報告

スペイン手作り旅行

 2018年9月 マドリッドで過ごす気ままな1週間(6泊7日) 

主な訪問地 : マドリッド、トレド、セゴビア、チンチョン


毎年お越し頂くタカタカダンダンさん御夫妻の紹介で、くらさん御夫妻より初めてご連絡をいただいたのが2018年の5月でした。

20回ばかりメール交換を繰り返して今回の誂えのプライベート旅行、マドリッドで過ごす気ままな1週間の旅が実現しました。

その時の様子を紹介させて頂きます。


・・・帰国された後、嬉しいお便りを頂いています・・・


*くまさん、Mayumiさん、武田さん

  無事日本に戻りました。
  今回は皆様のお陰でたくさんの貴重な経験ができる旅となりました。大変感謝しております。
  また、くまさんとご一緒できた時間はほんのわずかでしたが、それでもその時間は
  大変楽しいものでした。
  あわせて、たかたかだんだんさんと日本ではなく、マドリードで初御目文字できたことも
  忘れられない出来事です。
  夫は「もう、行きたくなっちまったなぁ。」と成田に到着して早々呟いておりました。
  とりあえず、しばらくはこの旅を反芻し、思い出を楽しみたいと思います。
  そして、死ぬまでにせめてもう一度、皆様にお世話になりたいと強く思っております。
  次にうかがうときにはどこに行きたいか、何を体験したいか、ゆっくりと考えながら過ごします。
  くまさんはなかなかにハードな毎日を過ごされているようなので、肝臓も大切にしつつ
  お元気でお過ごしくださいね。 ありがとうございました。       By くらさん                           


・・・この報告ページをご覧頂いた後、またお便りをいただきました・・・


*くまさん、こんばんは。

  ゆっくり見させていただきました。
  自分たちのペースで、じっくりと様々な体験ができた良い旅だったなーと、再認識です。

  くまさんの解説はまるで、同行していたかのようですね。楽しく読みました。
  くまさんの想像の部分が補足できればと思い、以下に少し、、、

  トレド
  サント・トメ教会のほか、メルカドをのぞいたり、地下にあるローマ遺跡(ヘラクレスの洞窟)にも行きました。
  地下にも歴史を語るものがあるのですね。
  ビールはレストランのランチタイム待ちで一休みのときに。(私は、飲めないくせに調子に乗りました。)
  お昼は1人12ユーロのセットで、前菜はパエリアやサラダ、メインはマグロのステーキや鹿肉の煮込み等を選びました。
  私はパエリアが前菜であることに驚いたとともに、これが一番美味しい!と思いました。
  男性陣2人がワインを頼むと(私は水)、ボトルで出てくることにびっくり。帰りはマサパンを2個(笑)買って帰りました。
  この日の夜は、MayumiさんにMH近くのバルに連れて行ってもらいました。
  初日の夕食、スペイン初心者にはありがたいご配慮です。
  そして、無料のタパスに感動!(お酒が飲めず、水を頼んだ私にも出してくださいました。)

  セゴビア
  肉の脂身が苦手、皮なんて食べることが想像すらできない私が、美味しくて驚いた豚肉料理が2品このレストランにありました。
  トレスノス: カリカリ!サクサク!いくらでも食べられそう!!でも、危険だから我慢しよう!
  仔豚の丸焼き: これも驚愕。皮はぱりぱり。身はふんわり、しっとりジューシー。豚肉のイメージがひっくり返りました。
  特別なレストランを案内していただけたことを実感。みんなに知ってもらいたいような、もらいたくないような、複雑な心境になりました。

  チンチョン
  闘牛場のある時期に行けたのはラッキーでした。
  教会内部の見学をしたのはミサの前です。ミサは事前情報より遅い時間に開始になることが教会に行ってから分かり、
  時間調整で城跡に先に行きました。
  ここはとても小さな素朴な街ですね。高台から望む街並みと、煙突から上る煙が絵になっていました。
  お昼は、ガスパチョのほか、チンチョンの名物であるニンニクを使った「ソパ・デ・アホ」もオーダーしました。
  「子羊のお肉」もふわふわで夫はお気に入りでしたが、私は「ニンニクのたれ付き牛肉の串焼き」と「きのこの煮込み」が好きでした。
  とても暑かったのと、町で売っているスイカが気になっていたのでデザートでオーダー。 当りで甘く美味しかったです。

  今は、再訪のために貯金を頑張っています。
  リタイアしたら1か月滞在を実現させたいと思っているので、その時もよろしくお願いします!
  ご多忙な毎日をお過ごしのことと思います。お元気でお過ごしくださいね。
  Mayumiさんにも、武田さんにもよろしくお伝えください。       By くらさん


こちらこそ、一緒に楽しい時間を過ごさせていただき、有難う御座いました!

今回は、飲兵衛チームとの旅の案内から戻ったばかりであったこともあり、疲労の頂点に達している状態で、

僅かな時間しかご一緒させて頂くことが出来ませんでしたが、 次回はもっといろいろなお話を一緒に楽しみたいですね〜

きっとまたお会い出来るのを楽しみにしています(^^)

こんな旅をしてみたいと言う方がおられましたら、いつでも文化部の方へご相談下さい。


☆9月18日

20時半頃、ヘルシンキ経由でマドリッドの空港にご到着となりタクシーで MHのすぐ傍にあるホテルへお越し頂きました。
この時期、MHが満室でご利用頂けなかったため、空室が出来るまでの3泊、 ホテルをご利用頂くこととなりました。
ホテルにご到着になる頃合いを見計らって、スタッフのMayumiさんがホテルのロビーで待機。
こうして、今回の「マドリッド、1週間の気ままな旅」の始まりです。

マドリッド泊


☆9月19日

ホテルでの朝食のあと、8時過ぎごろスタッフ武田と一緒にホテルを出発。

アトーチャ駅から9時20分発の新幹線に乗り込んで古都トレドへの日帰り遠足に 出かけました。

「1週間の気ままな旅」では、マドリッド滞在中にここを拠点としてどこへ出かけるかは、 参加者の希望によって決まります。

今回は、1週間滞在の間にトレド、セゴビア、そしてチンチョンの見学を含める形と なりました。


トレドまでは新幹線で約半時間で到着です。

到着後、まずはタクシーを利用してパラドールのテラスへ行かれたようですね。

そしてそのあと、そのすぐ下にある展望台に立ち寄ってから旧市街地に入られたのでしょう。

世界遺産指定を受ける旧市街は健康な方であれば、自分の足で歩いて 見学するのが一番です。

細い路が迷路のように続く旧市街を歩く事そのものがトレドの楽しさとも 言えるかもしれません。




そんな迷路の中を歩いてやって来たのが大聖堂。



大聖堂は本来、祈りの場ではありますが、その内部見学だけでも軽く2時間は 楽しめる巨大な美術館と言っても過言ではありません。



そんな歴史モニュメントを時間を気にすることなく、また団体ツアーのようにただひたすら、 受動的に連れまわされるだけではなく、興味のあるところで立ち止まりながら、 且つ、スタッフによる解説を聞きながらのんびりと見学頂きました。




私自身がご一緒させて頂いた訳ではありませんので判りませんが、 大聖堂見学を終えたあと、時間的にはお昼ご飯までに恐らくサント・トメ教会かどこかを 見学されたのでしょうか、、、






旧市街を歩きまわってお腹が空いたところで冷たいビールで乾杯!
昼食となったようです。



メニューは、、、2種の煮込み料理の写真があるようです。

スタッフ武田は、いつも食べ物の写真を撮り忘れる事が多いので、 この他にも何か召し上がったのかもしれませんが(笑)


昼食を終え、町散策を続けたあと、再び新幹線に乗り込んでマドリッドへ。

17時前にマドリッド、アトーチャ駅に着いてそのままプラド美術館へと向かいました。

プラド内は撮影禁止となっていることもあって、残念ながら写真はありませんが、 ベラスケスの門の前に鎮座するベラスケスの銅像と一緒に記念撮影。

プラドの見学をお楽しみいただいたと、ホテルまでご一緒して今日の予定終了と なりました。


マドリッド泊


☆9月21日

20日は終日フリーとして、自力で散策をお楽しみ頂きました。

そしてこの日、21日は引き続きスタッフ武田の案内でセゴビア日帰り遠足に出発です。

この日から協会宿舎MHに空室が出来たのでそちらへお引越しとなるため、 朝、出発前にホテルをチェックアウトして荷物だけ預かってもらいました。

ホテルでの朝食のあと、8時20分頃、身軽な恰好でスタッフと一緒に ホテルを出発し、9時過ぎのバスを利用してセゴビアへ。
マドリッドを出てセゴビアまで約1時間20分の道のりです。

セゴビアに着いて、まずはタクシーでアルカサルを見上げる写真スポットへと 向かいました。

ディズニーの白雪姫の映画に出て来るお城のモデルとなったセゴビアのアルカサルを バックに記念撮影、、、、だったのですが、、、すみません、、完全に露出過度ですね(^^;

先のトレドでの写真も、明るい部分がほとんどどれも露出過度で色彩が「白飛び」 してしまっています。
これでも可能な限りMayumiさんが修正してくれたのですが、これが限界でした(^^;

最近、スタッフ武田のカメラ、、、おかしいようです。
カメラがおかしいのか、カメラマンが悪いのやら、、、、
彼のカメラは最近購入した最新モデルのコンパクトカメラなのですけどね〜(^^;

アルカサルの写真を撮ったあと、今、写したばかりのアルカサルへ向かわれたようですね。


以下、アルカサルで撮った写真を何枚か。


実際には、もっと写真はあるのですが、その全てをここに掲載するのも大変ですから ここでは一部にとどめます。


くらさんご夫妻には後日、全ての写真をビデオに編集してお届けしますね。










アルカサルの見学を終え、アルカサルの正面をバックに記念撮影をしたあと、 トレド同様に世界遺産指定を受けるセゴビアの旧市街地を散策しつつマジョール広場へと向かわれたようです。



マジョール広場にある大聖堂をバックに記念撮影。

16世紀に建てられたスペイン最後のゴシック様式による大聖堂です。



そしてローマ時代に築かれた水道橋をバックに記念撮影。

歴史の教科書で見ても感動がありませんが、実物を見るとビックリしますよね〜










ローマ水道橋の上から下方へと降りると、レストランのウィンドウに セゴビア名物、豚の丸焼きがありましたね。

一等地にありますから、一般のツーリストは自然とこう言ったレストランに 入ってしまいますが、どうしても観光ずれしてしまっていて、実際にはあまり 美味しくありません。

よって、この日は地元民に人気の、少し外れにあるレストランへとご案内させて 頂きました。

レストランへ行くためのタクシーに乗る前にご覧頂いたのが、オオカミの乳を飲んでいる 二人の子供、、、ロムルスとレムス、、、伝説でローマの建国者とされている双子の銅像です。


タクシーを利用して郊外にあるレストランへとやって来ました。


写真を見ると、この時に召し上がったのは、、、


おつまみに出て来たのがトレスノスのようですね。
豚バラを皮と一緒に調理したもので、世界遺産指定を受ける料理です。


そして前菜に召し上がったのがセゴビア名物 豆の煮込み。
これは1人前を注文すると大量に出てきますから、少量を出してくれるよう お願いしておきました。


そして刻み野菜の素揚げのようなもの、、、
さくさくして美味しいですよね(^^)


メインがセゴビア名物、子豚の丸焼き。
先の水道橋付近にあったツーリスト向けのレストランと違い、ここのは 本当に美味しいです。
足1本が2人前と言った感覚ですが、これを3人で分けて頂かれたのだと思います。


そしてデザートにマンゴーアイスでしょうかね〜

更にお茶菓子を出してくれたようですね(^^)

一般の団体ツアーに参加された方々には、セゴビアで子豚の丸焼きを食べ、 美味しく無かったと言う印象を持って帰る方が多いのですが、今回のお食事は 如何だったでしょうか?

食の好みは人それぞれですから、全ての人にとって美味しいと言ったお料理は 無いのだと思いますが、多くの人々が美味しいと思うお料理、多くの人々が まずいと思うお料理は確かにあると思います。
出来れば前者を試してみたいですよね(笑)


お食事をゆっくり楽しんだ後、夕刻のバスを利用してマドリッドへと向かいました。

昨夜まで宿泊していたホテルに着き、預けてあった荷物を受け取り、今日から 協会付属宿舎MHにご滞在です。


MH @ マドリッド泊


9月23日

22日はまた終日フリーとしてご自身での散策をお楽しみいただき、 この日、23日はまたまたスタッフ武田の案内でチンチョン日帰り遠足へ。

9時頃発の路線バスを利用してチンチョンへ向かいました。

日曜日の朝は車も少ないので45分ほどで到着です。

チンチョンに着いて早速、村散策を開始。

まずはマジョール広場へとやって来ました。

普段、この広場は住民の駐車場と化していますが、ちょうど村祭りで 闘牛が開催されている期間だったようですね。

広場全体が仮設闘牛場となっていました。









次にやって来たのが、教会のある高台のようですね。



そこからマジョール広場を見下ろし、周囲の景色を楽しんだあと、次に 向い側の高台にある城跡へ向かわれたようです。



この城跡は残っているのは外観部分だけで、内部見学が出来るモニュメントではありません。

個人の持ち物であるため、市としても、仮に予算があったとしても、これを改修して入場モニュメントに変えることは 出来ないようです。


この高台からは、このように快晴の日であればマドリッドの街まではっきりと見えます。










周囲に横たわる広い広い景色を楽しんだ後、丘を降り、再び教会のある丘へ 登られたようですね。




時間的には、ちょうど教会でのミサが終わったあとでしょうか、、、


ゴヤの描いた「聖母被昇天」を掲げる主祭壇などをご覧頂いて教会を後にしました。






教会を出たあと、パラドールの前で記念撮影でしょうか。


そのあと、昼食の時間となったようです。


この日のお昼は、予めテーブル予約を入れておいた人気レストランで。


レストランの地下には古いワイン貯蔵庫が昔のまま残されており文化財指定を 受けています。




なかなか見応えありますね〜







見学を終えたあと、地上階へ戻ってレストランのテーブルにつきました。



この時、召し上がったのは、、、、


冷たい野菜スープ、ガスパチョ


そして、セゴビアで食べた豚乳飲み子に続いて、今回は羊乳飲み子でしょうか。


そして写真がボケていてよく判りませんが、マッシュルーム他、ミックスキノコ料理でしょうか。


更に、お肉の串焼きのようですね〜





文化財指定を受けるレストランでのお食事を楽しんだあと、再び路線バスを 利用してマドリッドへと向かいました。


夕刻、協会付属宿舎MHに到着したところで、今回、何日かご一緒させて 頂いたスタッフ武田とお別れとなりました。


このあと、前日に徒歩巡礼の案内からマドリッドへ戻ったばかりの私、マドリッドのくま とバトンタッチです。

最後まで武田に任せても良かったのですが、今回のご旅行の実現に向けて 何度もメールのやり取りをさせて頂いたのは私ですから、せめて少しだけでも ご一緒させて頂ければ、、、と、武田と交代させていただくことにしました。

早速、MHを出発して地下鉄でソル広場へ。

そこでネットを通じて交流をされていたマドリッド在住日本人Naoさんと合流と なりました。

ソル広場に着くと、何やらにぎやかなことになっていましたね〜

立て看板を見ると、トライアスロン ヨーロピアンチャンピオンシップ マドリッド2018 と 書いてありました。

ソル広場にある「キロメートル0地点」で写真を取ったあと、次々とゴールインする トライアスロンの選手たちを横目にソル広場を出発。

マジョール広場に立ち寄りつつ、広場付近にあるメソン街へと向かいました。

メソン街に着いてまず入ったのがマッシュルームの専門店。

ここへは、以前、くらさんの奥様がスペインへお越しになった時にお母様と一緒に 食べに来られたそうで、その後も、「あそこは美味しかったね〜」 といつも 話題にのぼる、お二人の想い出のお店だったそうです。

それで今回は、お母様のお写真を持って、もう一度、あのお店に、、、 と言う想いを抱いてお越し頂きました。

またお母様と一緒に味わう事が出来ましたね(^^)

お二人の大切な想い出のお店、想い出の時間にご一緒させて頂けたこと、 光栄に思います。

きっとお母様も、再び一緒に楽しんでいただけたのではないでしょうか。。。



いろいろな思い出に包まれる時間を過ごしたあと、次のお店へと向かいました。


2軒目に入ったのが、トルティージャの専門店。


フライパンをあおりつつトルティージャを少しずつ固めていく鮮やかな手際を 披露してくれましたね(^^)



そして3軒目、、、今度はカタクチイワシの専門店です。


ここはポルトガル人のご夫妻がやっているお店なので、 カタクチイワシの酢漬けをつまみつつ、ポルトガルの白ワイン、ビニョ・ベルデで乾杯!




と、メソン3軒をハシゴしたところでフラメンコのタブラオへと向かいました。


タブラオに入り、テーブルについて飲み物を注文。

すでに3軒のメソンをまわっていろいろ食べたあとなので、ドリンクショーの形でのフラメンコ鑑賞です。


以下、タブラオでの様子を何枚か。










1時間ちょっとのショーでしたが、あっという間でしたね〜





終ったあと、バイラオールと一緒に記念撮影!


続いてギタリスタとも一緒に記念撮影!


地下鉄を利用してMHへ戻り、今回のくらさんご夫妻の気ままな1週間の旅が 終了。
翌日、日本へ向けて御出発となりました。

MH @ マドリッド MH泊


企画・主催: SNJ日西文化協会

同行案内、撮影: 武田正明

報告: マドリッドのくま、こと、古村周三



当協会・文化部の活動についてのお問い合わせ、旅のご相談は下記、文化部のアドレスまでご連絡ください。

通常、ご連絡を頂いたあと、2営業日以内には必ず何らかのお返事を差し上げます。返事が無い場合は、ネット上の トラブルのため、メールが届かなかった可能性がありますので、再度、ご連絡を頂きますようお願い致します。
また、それでもお返事が届かない場合は、皆様が受信された際、セキュリティーシステムが迷惑メールと誤認して、 迷惑メール用フォルダーに格納した可能性がありますのでそちらをご確認下さい。 
それでも、連絡がとれないような場合は、その旨、掲示板を通じてご連絡頂きますようお願い致します。
なお、携帯電話のメール設定が最初から「携帯電話からのメールしか受信しない」という設定になっていることが多いようです。こちらはパソコンから送信しておりますので、携帯電話のメールをご利用になる場合は、パソコンからのメールを受信できるようになっているか再度ご確認ください。

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