SNJこだわりの集い・・・第四弾!(2002年6月発表)

 サンティアゴ巡礼路の旅・第2部 (9日間) 
マドリッド集合 / マドリッド解散
適した季節・・・真冬以外

何世紀にも渡って世界中の人々が歩き続けたヤコブ巡礼路の旅、、、第1部に引き続き、第2部をここに紹介します。 第2部では、ブルゴスから巡礼路に乗り、小村を巡りながらレオンに至り、アストルガを経て、いよいよ聖地サンティアゴへ入ります。1200年もの間、数え切れない程の人々が旅した巡礼路の終着地点、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。 この街に至るとき、人々は何を感じ、何を学び、何を得て、そして何を失ったのでしょうか、、、  1千年以上の歴史を持ち、少なくとも全ヨーロッパを巻き込んだこの世界遺産が、現代に生きる我々に何を伝えようというのでしょうか? 真理、永遠、虚無、偽り、エゴ、見栄、日常、本質、、、、、普段の生活に追われていると気づく事の無い様々なものに、気づくための何かのきっかけ、、、そんなきっかけを与えてくれるのがこのサンティアゴ巡礼路なのかもしれません。
この旅は、特にカトリックの信仰を持つ方々だけのためのものではありません。また、カトリック教を布教するためのものでもありません。 サンティアゴ巡礼路は、スペインの歴史と文化に触れるためには欠く事の出来ない人類文化路です。信仰を持つ方も、特に持たない方も、共に旅をしましょう。

  • 質を維持するために、最大で8人限定です。
  • サンティアゴ巡礼路とは、聖ヤコブ巡礼路と同意語です。
  • 下記の日程は、その時の様々な条件により、時間その他、多少の変更の可能性はあります。臨機応変に対処する、、、、これが本当に楽しい旅をするために欠かす事の出来ない要素ではないでしょうか。
  • 最後の夜には、日本では極めて入手困難なスペインの最高のワインで乾杯しましょう!
皆さんの都合の良い日に出発しましょう! 値段とお申込はここをクリック
☆1日目
  • 日本から飛行機でご到着の方、スペイン国内より陸路ご到着の方などいろいろおられると思いますが、各自でSNJ日西文化協会メンバーズハウスにチェック・インして下さい。 一緒に旅に出る仲間と初めて会う日です。 互いに自己紹介を しましょう。 日本からの飛行機の手配が難しいと言う方は遠慮なくご相談下さい。 協会から手配、送付致します。

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆2日目
  • 終日フリータイムです。市内を散策される方、近場の町へ出かける方とそれぞれ 自由な一日を過ごしながら、体力調整に使って下さい。 また、昨夜、飛行機で到着された方の場合、荷物が無事に届かないようなトラブルが仮にあったとしても、この1日のゆとりがあれば、通常、手元に届きます。これで翌日からの旅も安心して皆と一緒に出かけられますね。

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆3日目
  • 08:45 マドリッド市内にあるSNJ日西文化協会メンバーズハウスを出発。 タクシー、または専用車にてチャマルティン駅へ。
  • 10:00 特急にてブルゴスへ。
  • 13:25 ブルゴスに到着。ホテルにチェックインして昼食にしましょう。 昼食後、歴史的英雄エル・シドの眠るスペイン3大聖堂の一つを見学してヤコブ巡礼・第2部のスタートを切ります。夕刻はのんびりとこの緑豊かな町の自由散策を楽しんでみましょう。
  • 夕食は大聖堂の夜景でも眺めながら地元のレストランで。メニューはアドバイスします。

ブルゴス市内のホテル泊






☆4日目
  • 10:00 専用車にてブルゴスを出発。 西方はレオンへ向かって巡礼路を辿ります。  巡礼路に位置する様々な小村、教会、そして、ぽつりと人里はなれて佇む庵など、 ヤコブ巡礼路の歴史が残した数々の遺産を気の向くままに訪ねてみましょう。  途中、気の向いた時に昼食をとります。 
  • 夕刻までに レオンに到着。 市内ホテルにチェック・イン。
    レオンには2泊します。疲れが出ないように体調を整えましょう。
  • 夕食は外のレストランで。メニューはアドバイスします。

レオン市内のホテル泊




☆5日目
  • 10:00 徒歩にてレオンの町を見学。スペインで最もステンドグラスが美しいと言われる大聖堂は、壮大でありながらも落ち着いた雰囲気と気品に満ちています。
    朝日が差し込むステンドグラスは一見の価値有りです。ホテルは大聖堂のすぐ傍ですから、朝のお散歩が好きな方は、是非見学前に一度足を運んでみて下さい。
    サン・イシドロのお御堂は24時間閉じる事が無く、いつもその扉は参拝者のために開かれています。 またここにあるパンテオンでは、ロマネスク時代の壁画が手を加えられる事無く、見事に保存されています。中世に至る前の祖先が残したこの素晴らしい芸術を鑑賞してみましょう。
    適当に街中で昼食をとった後は、シエスタの時間です。 少し休んでから、午後は 気ままに自由散策をお楽しみ下さい。 商店街を歩くだけでも楽しい素敵な町です。 町の中心には、世界で唯一、100%ガウディーの手によるものと言われる建築物も見られます。
    夕日が差し込む時間、大聖堂のステンドグラスはまた違った姿を見せてくれます。 元気があれば、是非立ち寄ってみましょう。
    夕食は街中のバルで地元のおつまみでも楽しみましょう。メニューはアドバイスします。

レオン市内のホテル泊




☆6日目
  • 09:30 アストルガへ向けて出発。 
  • 10:30 アストルガ到着。ヨーロッパにチョコレートの文化を広めた町としても知られるこの町は、昔から「ヤコブ巡礼路」と「銀の道」の合流地点として数々の異文化が交差する集結地点でもありました。 ここの大聖堂付属の博物館と、ガウディー の作品である司教館を使った博物館は、ヤコブ巡礼路を知る上で実に貴重な資料館と言えるでしょう。これらを見学したあと、更に巡礼路を西へ進みます。
  • 12:30 アストルガを出発。道中、昼食を取りながら、セブレイロ峠へ。
  • 15:30 セブレイロ峠到着。ヤコブ巡礼路最後の難関と言われてきたこの峠にはケルト族の文化を色濃く残す集落があります。 そこにあるロマネスクの小さなお御堂は、険しい山道を不安に満ちて旅する多くの巡礼者に安堵と休息を与えた事でしょう。
    峠に立ち寄った後、一路、サンティアゴへ向けて出発です。 しばらくは山岳地帯を走りますが、徐々に標高が低くなり、ガリシア特有の目に染みるような緑の中を ひたすら大西洋へと向かって降りていくと、その先に我々の終着駅が待っています。 そして聖地にたどり着くすぐ手前にある丘に立つと、巡礼者が夢にまで見たサンティアゴ大聖堂の尖塔がついにその姿を現します。その瞬間、長旅に疲れた巡礼者が喜びに満ちたため息をもらしたと言われる「喜びの丘」に立ち寄ったあと、なだらかな坂道をおりると、石の街、雨の街、そして聖人の街サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。
  • 19:30 サンティアゴ・デ・コンポステーラ到着。 パラドールにチェック・イン。 散策は翌日にまわして、今夜はゆっくり休みましょう。夕食は近くのお店で海産物でも軽くつまみながら、無事サンティアゴ到着を祝ってガリシアの白ワインで乾杯しましょう。メニューはアドバイスします。決められたメニューではなく、その日の新鮮なものを食しましょう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール泊




☆7日目
  • 10:00 サンティアゴ見学に出発。 2000年前に殉教した聖ヤコブの遺体が眠る大聖堂の前面を覆っているのはオリジナルの正門ではありません。これは18世紀に付け足されたもので、オリジナルのロマネスク時代の正門は、階段を登り、18世紀の入り口を入ったところにあります。世界3大聖地と言われるサンティアゴの大聖堂ではありますが、主祭壇の装飾を除けば、その質素な事に驚かされます。
    道中、杖をついて、リュックを背負って歩いていた巡礼者達が、ここへ来ると、満面微笑みを浮かべ互いにその到着を祝い、感謝に満ちた顔で巡礼者のミサに参加している姿を目にします。カトリックの信仰を持つ持たないに関わらず、これが現代の多くの国々に広く根ざす文化であると言う事を実際に目の当たりにするのは、誰にとっても大切な体験では無いのでしょうか。
    ロマネスク時代に作られた「栄光の門」をくぐって中へ進み、「ヤコブ巡礼路」と言う 巨大な人類の流れにより築き上げられてきた歴史に、ほんの少しでも触れてみようではありませんか。
    昼食は、ツーリスト用ではなく、地元の人々が使うレストランで新鮮な海産物を中心にしたお食事を楽しみましょう。食事のお供は、やはりガリシア特有の白ワインでしょうか。
    食後の時間はシエスタを楽しむのも良し、自由散策を楽しむのも良し、それぞれの 体力に応じて、ゆっくりとサンティアゴでの休日をお楽しみ下さい。
    サンティアゴ2泊目の夜は、パラドールの素敵なレストランで乾杯しましょう。

    サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール泊




☆8日目
  • 出発まで自由行動。 ホテルのお部屋はお昼までに空ける必要がありますが、 荷物は預かってもらえますので、1日を有意義に過ごしましょう。サンティアゴの街を楽しむのも良し、近場の海まで遠足に行くのも良いでしょう。必要に応じてアドバイスします。
  • 16:15 ホテルから空港へ向けて出発。
  • 18:05 マドリッドへ向けて飛行機で移動。
  • 19:10 マドリッド・バラハス空港着。着後、メンバーズハウスへ移動。
  • 20:00 SNJ日西文化協会メンバーズハウス着。
    これで、2回に分けて行なったヤコブ巡礼路の旅は終了です。
    最後の夜です。スペインの最高のワインで無事終了の打ち上げをやりましょう!

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆9日目
  • 各自利用の飛行機、その他の時間に合わせて解散です。 気をつけて旅をお続け下さい。 BUEN VIAJE!



皆さんの都合の良い日に出発しましょう! 値段とお申込はここをクリック

旅のテーマと目標

その他詳細