SNJこだわりの旅・・・第四弾!(2002年6月発表)

 サンティアゴ巡礼路の旅・統合編 (13日間必要です) 
マドリッド集合 / マドリッド解散
適した季節・・・真冬以外

スペインの最西端、ガリシア地方のイリア・フラビアと言う所に西暦813年、イエズス・キリストの愛弟子の一人、聖ヤコブの遺体が発見されました。カトリックの歴史とその中でのスペイン・カトリックの位置付け、世界3大巡礼地の一つを今も訪れる沢山の人々、、現代人の持つ信仰とは? ピレネー山麓に残るロマネスク建築の魅力と、何世紀にも渡って世界中の人々が歩き続けたヤコブ巡礼の路が今の我々に何を語りかけるのか考えながら旅をしてみましょう。 この旅は、特にカトリックの信仰を持つ方々だけのためのものではありません。スペインの歴史と文化に触れるためには欠く事の出来ない人類文化路です。信仰を持つ方も、特に持たない方も、ご一緒にどうぞ。

  • 質を維持するために、最大で8人限定です。
  • サンティアゴ巡礼路とは、聖ヤコブ巡礼路と同意語です。
  • 下記の日程は、その時の様々な条件により、時間その他、多少の変更の可能性はあります。臨機応変に対処する、、、、これが本当に楽しい旅をするために欠かす事の出来ない要素ではないでしょうか。
  • 最後の夜には、日本では極めて入手困難なスペインの最高のワインで乾杯しましょう!
皆さんの都合の良い日に出発しましょう! 値段とお申込はここをクリック
☆1日目
  • 日本から飛行機でご到着の方、スペイン国内より陸路ご到着の方などいろいろおられると思いますが、各自でSNJ日西文化協会メンバーズハウスにチェック・インして下さい。 一緒に旅に出る仲間と初めて会う日です。 互いに自己紹介を しましょう。 日本からの飛行機の手配が難しいと言う方は遠慮なくご相談下さい。 協会から手配、送付する事も可能です。

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆2日目
  • 終日フリータイムです。市内を散策される方、近場の町へ出かける方とそれぞれ 自由な一日を過ごしながら、体力調整に使って下さい。 また、昨夜、飛行機で到着された方の場合、荷物が無事に届かないようなトラブルが仮にあったとしても、この1日のゆとりがあれば、通常、手元に届きます。これで翌日からの旅も安心して皆と一緒に出かけられますね。

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆3日目
  • 06:30 専用車またはタクシーにてマドリッド市内にあるSNJ日西文化協会メンバーズハウスより国鉄駅に向けて出発。  列車の時間に合わせますので、少し早い出発になりますが、頑張りましょう。
  • 07:15 アトーチャ駅を出発。アルタリア特急にてパンプロナへ。
  • 10:55 パンプロナ着。着後、専用車にてハカへ移動。道中、昼食。
  • 15:30 ハカに到着。着後、街見学をしてホテルにチェックイン。
    フランスから入る主な巡礼路が二つあるうちの、「アラゴンの路」の開始地点とも 言える町です。部分的にロマネスク様式を残す聖ペテロの名が付けられた大聖堂では、 外部の柱頭に見られる彫刻と共に、改装が終わった内部もゆっくりと鑑賞してみましょう。
    昔からフランスに対する最後の防衛地点として軍事的にも重要な役割を 担ってきたこの街には、フェリペ2世の時代に築かれた要塞跡なども残っています。
  • 夕食は地元のレストランで。メニューはアドバイスします。

ハカのホテル泊






☆4日目
  • 10:00 サン・フアン・デ・ラ・ペニャ修道院へ移動。山中は大岩壁の下にひっそりと佇むロマネスク建築の修道院を訪れます。正確にはヤコブ巡礼路から少しはずれますが、足を伸ばすだけの価値がある所です。2000年前にイエズス・キリストが最後の晩餐で使ったオリジナルのカリス(聖杯)が長い間保管されて いたとも言われる修道院です。岩肌を利用してつくられた建築はまさに芸術。 ロマネスク時代の人々が残した素朴な彫刻を楽しみながら、静かに回廊をお散歩してみませんか? 谷間に吹く風の音に混じって、歴史の語りかける声が聞こえる、、そんな気がしてくる所です。
    見学の後、レイレ山脈にある修道院に立ち寄りながら、聖フランシスコ・ザビエルの 生まれ育った里、ハビエルへ移動します。
  • 16:00 ハビエルに到着。かつて、はるばる日本までキリスト教の布教にやって来たフランシスコ・ザビエルが生まれ育った地がここにあります。 レイレ山脈の大自然に囲まれた聖地ハビエルで静かなひと時を過ごしながら、 彼が青年時代に挑んだ大冒険について振り返ってみましょう。 彼の生家ザビエル城と、彼の洗礼台が残る女子修道院を訪れてみましょう。
    見学の後、テラスに座って空を見上げるとポプラの木がその枝の手を大きく広げています。風が吹くと枝と枝とがぶつかり合い、沢山の葉っぱと共にサラサラと、素晴らしい 音楽を奏ではじめます。このテラスで過ごすひと時が、私が今までにスペインで過ごした時間の中で、最も気持ちの良い時間です。 この素晴らしい時間を分かち合って みませんか?
  • 夕食は村のホテルで頂きましょう。メニューはアドバイスします。

ハビエルのホテル泊




☆5日目
  • 10:00 ザビエルを出発。巡礼者を導く灯台の役割を果たして来たエウナテ教会に立ち寄りながら、ナバーラの巡礼路とアラゴンの巡礼路が一つに交わるプエンテ・ラ・レイナへ移動します。中世の美しい巡礼橋が残る街です。旧市街にあるサンティアゴ教会に立ち寄りながら街中を通過する巡礼路を歩いてみましょう。見学後、巡礼の一つの拠点でもあるエステージャへ移動。
  • 13:30 エステージャ着。 昼食と見学をした後、リオハ地方を横断しながらログローニョ近郊の小村へ移動。
  • 17:00 小村着。ヤコブ巡礼路から少しそれた所に、かつてのナバラ王国と カスティージャ王国との国境となった素敵な村があります。ここにあるかつてのお城を 使った素敵なホテルにチェック・イン。夕刻は城壁に囲まれた中世の趣を残す村の中を自由に散策して下さい。 夕食は、お城ホテルの素敵なレストランで。

小村のお城ホテル泊




☆6日目
  • 10:00 村見学。こう言った小さな村にも素晴らしい芸術が残されています。
  • 11:00 ホテル発。 専用車にてサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへ。
  • 12:00 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ着。ヤコブ巡礼路に纏わる有名な 伝説の残る町です。 立ち寄って見学をしていきましょう。 見学後、ブルゴスへ。
  • 午後、ブルゴス着。 市内ホテルにチェックイン後、スペイン3大聖堂の1つに 数え上げられるブルゴスの大聖堂の見学です。 夕食は大聖堂の夜景でも眺めながら地元のレストランで。メニューはアドバイスします。

ブルゴス市内ホテル泊




☆7日目
  • 10:00 ブルゴスを出発。 西方はレオンへ向かって巡礼路を辿ります。  一般のツアーではブルゴスーレオン間の200キロの道程を、高速道路を使って2時間で通過してしまう事も 多いようですが、この旅では、巡礼路に位置する様々な小村、教会、そして、ぽつりと人里はなれて 佇む修道院跡など、ヤコブ巡礼路の歴史が残した数々の遺産を気の向くままに訪ねてみましょう。  途中、気の向いた時に昼食をとります。 
  • 夕刻までにレオンに到着。 市内ホテルにチェック・イン。
    レオンには2泊します。そろそろ旅の疲れが出る頃です。ここで体調を整えましょう。
  • 夕食は外のレストランで。メニューはアドバイスします。

    レオン市内のホテル泊





☆8日目
  • 10:00 徒歩にてレオンの町を見学。スペインで最もステンドグラスが美しいと言われる大聖堂は、壮大でありながらも落ち着いた雰囲気と気品に満ちています。
    朝日が差し込むステンドグラスは一見の価値有りです。ホテルは大聖堂のすぐ傍ですから、朝のお散歩が好きな方は、是非見学前に一度足を運んでみて下さい。
    サン・イシドロのお御堂は24時間閉じる事が無く、いつもその扉は参拝者のために開かれています。 またここにあるパンテオンでは、ロマネスク時代の壁画が手を加えられる事無く、見事に保存されています。中世に至る前の祖先が残したこの素晴らしい芸術を鑑賞してみましょう。
    適当に街中で昼食をとった後は、シエスタの時間です。 少し休んでから、午後は 気ままに自由散策をお楽しみ下さい。 商店街を歩くだけでも楽しい素敵な町です。 町の中心には、世界で唯一とも言われる、100%ガウディーの手による建築物も見られます。
    夕日が差し込む時間、大聖堂のステンドグラスはまた違った姿を見せてくれます。 元気があれば、是非立ち寄ってみましょう。
    夕食は街中のバルで地元のおつまみでも楽しみましょう。メニューはアドバイスします。

レオン市内のホテル泊




☆9日目
  • 10:00 アストルガへ向けて出発。 
  • 11:00 アストルガ到着。ヨーロッパにチョコレートの文化を広めた町としても知られるこのあたりは、 昔から「ヤコブ巡礼路」と「銀の道」の合流地点として数々の異文化が交差する集結地点でもありました。  ここの大聖堂付属の博物館と、ガウディーの作品である司教館を使った博物館は、ヤコブ巡礼路を知る上で 実に貴重な資料館と言えるでしょう。これらをゆっくりと見学したあと、更に巡礼路を西へ進み、 山中にひっそりと佇む、隠れ家的な宿にチェックイン。 緑に囲まれた静かなテラスでゆったりとした 時間を過ごしましょう。

山中の隠れ家的ホテル泊




☆10日目
  • 10:00 ホテルを出発。 セブレイロ峠へ。
  • 11:00 セブレイロ峠到着。ヤコブ巡礼路最後の難関と言われてきたこの峠にはケルト族の文化を色濃く残す集落があります。  そこにあるロマネスクの小さなお御堂は、険しい山道を不安に満ちて旅する多くの巡礼者に安堵と休息を与えた事でしょう。
    峠に立ち寄った後、一路、サンティアゴへ向けて出発です。  しばらくは山岳地帯を走りますが、徐々に標高が低くなり、ガリシア特有の目に染みるような緑の中を ひたすら大西洋へと向かって降りていくと、その先に我々の終着駅が待っています。 そして聖地にたどり着くすぐ手前にある丘に立つと、巡礼者が夢にまで見たサンティアゴ大聖堂の尖塔がついにその姿を現します。 その瞬間、長旅に疲れた巡礼者が喜びに満ちたため息をもらしたと言われる「喜びの丘」に立ち寄ったあと、 なだらかな坂道をおりると、石の街、雨の街、そして聖人の街サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。
  • 17:30 サンティアゴ・デ・コンポステーラ到着。 パラドールにチェック・イン。  数あるパラドールの中でも、その立地の良さと、内容の質から、最も利用価値の高いパラドールと言えます。 夕食は近くのお店で海産物でも軽くつまみながら、無事サンティアゴ到着を祝ってガリシアの 白ワインで乾杯しましょう。メニューはアドバイスします。 決められたメニューではなく、その日の新鮮なものを食しましょう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール泊




☆11日目
  • 10:00 サンティアゴ見学に出発。 2000年前に殉教した聖ヤコブの遺体が眠る大聖堂の前面を覆っているのはオリジナルの正門ではありません。これは18世紀に付け足されたもので、オリジナルのロマネスク時代の正門は、階段を登り、18世紀の入り口を入ったところにあります。世界3大聖地と言われるサンティアゴの大聖堂ではありますが、主祭壇の装飾を除けば、その質素な事に驚かされます。
    道中、杖をついて、リュックを背負って歩いていた巡礼者達が、ここへ来ると、満面微笑みを浮かべ互いにその到着を祝い、感謝に満ちた顔で巡礼者のミサに参加している姿を目にします。カトリックの信仰を持つ持たないに関わらず、これが現代の多くの国々に広く根ざす文化であると言う事を実際に目の当たりにするのは、誰にとっても大切な体験では無いのでしょうか。
    ロマネスク時代に作られた「栄光の門」をくぐって中へ進み、「ヤコブ巡礼路」と言う 巨大な人類の流れにより築き上げられてきた歴史に、ほんの少しでも触れてみようではありませんか。
    昼食は、ツーリスト用ではなく、地元の人々が使うレストランで新鮮な海産物を中心にしたお食事を楽しみましょう。食事のお供は、やはりガリシア特有の白ワインでしょうか。
    食後の時間はシエスタを楽しむのも良し、自由散策を楽しむのも良し、それぞれの 体力に応じて、ゆっくりとサンティアゴでの休日をお楽しみ下さい。
    サンティアゴ2泊目の夜は、パラドールの素敵なレストランで乾杯しましょう。

    サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール泊




☆12日目
  • 出発まで自由行動。 ホテルのお部屋はお昼までに空ける必要がありますが、 荷物は預かってもらえますので、1日を有意義に過ごしましょう。サンティアゴの街を楽しむのも良し、 近場の海まで遠足に行くのも良いでしょう。必要に応じてアドバイス、アレンジします。
  • 16:15 ホテルから空港へ向けて出発。
  • 18:05 マドリッドへ向けて飛行機で移動。
  • 19:10 マドリッド・バラハス空港着。着後、メンバーズハウスへ移動。
  • 20:00 SNJ日西文化協会メンバーズハウス着。
    これで、ヤコブ巡礼路の旅は終了です。 何かを見つける事が出来たでしょうか、、
    最後の夜です。スペインの最高のワインで乾杯しましょう!

    在マドリッド、SNJ日西文化協会メンバーズハウス泊





☆13日目
  • 各自利用の飛行機、その他の時間に合わせて解散です。 気をつけて旅をお続け下さい。 BUEN VIAJE!



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旅のテーマと目標

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