闘牛場施設の呼び方を、マドリッド・ラス・ベンタス闘牛場を例にしてみてみましょう。
@Puerta de Cuardillas 闘牛士たちの門 AToril 密封牛舎 BPuerta de Arraastre 運搬門 CPresidencia 主催者席 DPuerta Grande 正門 ERaya de Picar 槍方の線 FBurdaderos 避難柵 |
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@Callejón 通路 ATendido 一階席* BGrada 二階席 CAndanada 三階席 DPredidencia 主催者席 EParco Real 王室席 *Tendido席はBajo(下席)とAlto(上席)にわかれています。 |
@Sol 日向席(四、五、六、七ワク) ASol y Sombra 日向・日陰席(三、八ワク) BSombra 日陰席(九、十、一、ニワク) |
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価格はSombra→Sol y Sombra→Solの純に安くなります。各ワク内では砂場に近い席からBarrera→Tendido Bajo→Tendido Alto→Grada→Andanadaと安くなります。よって一番高い席はどこかというと砂場に近いSombraワクのBarrera席、一番安い席はSolワクのAndanada最上列席となります。
入場券には下記のように書いてあります。
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この切符は1ワクの26列目17番目ということで、すべて指定席です。FECHAは日付、CORRIDAは闘牛の種類、PRECIOは価格となります。
入場券の購入は前日、当日闘牛場の切符売場でということになりますが、切符売場がSol,Sol y Sombra, Sombraのワクごとに分かれているので注意が必要です。大都市の闘牛場では、開催日の午前中から開始時間まで切符があれば、闘牛場切符売場で売っています。人気試合の場合は、切符売り切れ(NO HAY BILLETE. NO HAY LOCALIDADES)の看板・張り紙が、切符売場に出ます。
その他、公的なダフ屋(Reventa)があって、マドリッドなら街中のビクトリア(Victoria)通り、カルメン広場(Plaza de Carmen)で買えますが、20%の手数料が上乗せされます。この公認ダフ屋は試合当日の午後、試合前には闘牛場前に小屋(売場)を出し切符の販売をしますが、当然20%高い切符ということになります。
時間があれば正規の切符売場で並んで買う方が良いのですが、並ぶ時間の無いときは便利です。人気カ−ドの時はダフ屋が、本来のダフ屋に変わってしまいます。公的ダフ屋の窓口では切符を売らず、雑踏の中でダフ屋が、法的に禁止されてい るため、ポリスにみつからないように声をかけてきます。値段は?です。値段の交渉をせねばなりません。外人にはふっかけてきますので値段の納得したところで手をうつしかありません。高すぎたらあきらめることも必要になります。
村・町の小さな闘牛場では、開催日の午前中に出向き、村役場・町役場で直接切符を売ります。 残った切符は、開始前に闘牛場切符売場で販売します。田舎の闘牛場は満杯になるケースが少ない ので、午前中に切符を入手しておけば問題はありません。普通ダフ屋はでません。
開始前の大雨、闘牛士・闘牛などの理由で試合が流れた場合は、確認後、闘牛場切符売場・村役場 ・町役場で切符と引き換えの払い戻しをして下さい。その場でないと田舎では、払い戻しができなく なります。
大都市の闘牛場の場合は、2日間とか余裕をおきますので、すいている時間に行くことです。
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