コスタ・デル・ソル観光のノウハウ

COSTA DEL SOL

椰子の木

ここでは、トレモリノスベナルマデナフエンヒローラマルベージャなど、コスタデルソル(太陽海岸)の最もポピュラーなリゾートタウンを取り上げます。

トレモリノス:マラガ国際空港から8kmと交通に便利で、使いやすい3つ星4つ星のホテルも多い。トレモリノスは1930年くらいまでたくさんの水車(粉引きをしたり、水をくみ上げたりした)が残っていましたが、町の名前の由来トーレ(塔)モリーノ(水車)は残念ながら今では見ることができません。
ベナルマデナ:最近人気のヨットハーバーやカジノのある町。
フエンヒローラ:観光客というよりは北のスペイン人(ガリシア、アストリア、バスク)や海のない県(コルドバ、マドリッドなど)のスペイン人のマンションが多い。コスタデルソルで最も有名な白い村ミハスへの上り口に当たり、乗り継ぎバスが出る町です。
マルベージャ:マラガから57km、マラガに次ぐ人口(約9万人)。コスタデルソルの高級リゾートタウン。サウジアラビア、ヨルダンの王様の別荘、フリオイグレシアス、アントニオバンデラスなどの別荘もあり、町には高級ブティックが沢山並び、他の町とは少々異なり、趣のある町です。


観光ノウハウ

トレモリノス

町中にバス、電車の駅があり、早速観光が始められます。一番にぎやかな通り、サンミゲル通りを海岸へと下ってみましょう。
カサブランカ通りを横切ったあたりからお土産やさんが多くなり、そのあたりにトレモリノスの守護聖人サンミゲルを祭る小さな教会があります。メインストリートの人ごみを少し忘れてほっと一息ついてはいかがですか?この教会のわきに1本の塔(16世紀)が目に入ります。この町の名前の由来のものでただひとつローマ時代の塔が残っています。又市の紋章にも使われています。(タクシーの車体についているので確認してみては?)さらに下っていくとバホンディージョという海岸に下ります。広い海岸線にはたくさんの海の家タイプの食堂(チリンギート)が立ち並び、入り口でいわしの串刺しを炭で焼いて食べさせてくれる店もあります。パラソルの下で海の音を聞きながらいわしを食べたり、ビールを飲んだり、のんびり昼寝をしたり、が最高ですね。
この海岸から見える大きな岩を越えるとカリウエラという以前は漁師達が住んでいた地域(今でも何軒かは漁師の家があります。)で、ここは有名な大シーフードレストラン街になっています。このレストラン街ではフリトゥーラマラゲーニャ(その日捕れた魚4−5種類のフライ盛り合わせ)、コンチャフィーナ(はまぐりのような貝、生で食べます。)、ドラダアルサル(鯛の塩蒸し焼き)などが名物です。店先には新鮮な魚や貝が並んでいて、指で指して好きな魚を食べさせてくれるレストランもあるので、食べたい魚を選んで「アラプランチャ(鉄板焼き)」と言ってみてください。塩だけで焼いた新鮮な魚貝類のおいしいこと、ほっぺたが落ちるとはこのことでしょうか?!

べナルマデナ

カリウエラノ海岸から続いていて、さらに20−30分プロムナードを歩くと、1992年に作られた新しいヨットハーバー(プエルト・マリーナ)に出ます。水族館、ショッピングモール、レストラン街があり、週末はディスコで夜遅くまで賑やかで、観光客だけでなく、マラガっ子達にも人気のナイトスポットです。 ハーバー内からはチンチン電車も走っていて、遊園地気分で観光できます。
その後ヨットハーバー入り口のロータリーのところからベナルマデナの村行きのバスに乗り、ベナルマデナの村を訪ねて見ましょう。ミハスと同じように白い村ですが、お土産やさんはなく、教会や小さな広場、白く良く塗りこまれた細い道では、海岸の混雑を離れ、ほっとした時間をすごせることでしょう。
また、ベナルマデナコスタの上にある町アロージョデラミエルの駅の近くからはロープウェイがでています。海岸から430mほど山へ登ると美しい海岸線が展望できます。

フエンヒローラ

この町へはマラガから電車とバスがでています。マラガ〜フェンヒローラ間は電車、バスとも30分に1本。所要時間は1時間。特に大きな観光モニュメントはありませんが、火曜日の「青空市」、土曜日の「のみの市」はこのあたりでは一番大きく、どちらもフェリア会場で催されています。
町のはずれにあるフエンヒローラ城(11世紀のアラビア時代の要塞を18世紀に修復)は、マラガの城跡のように建物は残っていませんが、夏にはコンサート、フラメンコなどが開催される野外劇場となります。

マルベージャ

マラガからの直通バスが(所要時間1時間)でています。バスステーションは高速道路の脇なので、町中やヨットハーバー(プエルトバヌース)に行くにはもう一度バスを乗り継がなくてはいけません。
旧市街は「オレンジの中庭」を中心に、小さいながら小粋なブティックがたくさんあります。細い道をどことなく歩くとかわいいしゃれたレストランやブティックがあり、お土産やさんの多いほかの町の旧市街とちょっと雰囲気が異なる、高級感のある町です。メインストリート旧国道340号線沿いは今ではヨーロッパの高級ブティックがお店を連ねています。(ロエベ、カルティエ、ブルガリ etc.)
旧市街を後に340号線を横切りアラメダ公園で小休止。(ベンチはマルベ−ジャの名所が絵タイルで描いてありアンダルシアらしい趣があります。)この公園を横切り降りると海が見え、小さなヨットハーバーに出ます。海岸のプロムナードはレストラン街になっています。
市内、あるいはバスステーションからバスに乗り、コスタデルソルで一番(市長さんは地中海で一番といっていますが)高級感のあるヨットハーバー、「ブエルトバヌース」に足をのばしてみましょう。シーフードレストラン、インターナショナルなレストラン(中華、インド料理、日本食、イタリアン、インドネシア料理)やカフェテリアの間にエルメスやルイビトンなど高級ブティックが軒を並べています。
帰りはデパート、コルテイングレスの中地下のところから市内あるいはマルベージャ中央バス駅へとバスに乗るとよいでしょう。



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