くま伝
日本を飛び出してみたいと考えている方々、目的を見出せず悩んでいる方々へ
『何でもいいから弾いて御覧なさい』
私は昔から、何でもやってみたい、と言う好奇心旺盛な人間だった。
そして試してみて面白いと思えば、それをとことんまで追求し、
興味なしと判断すれば、すぐさま放棄すると言う極端な反応を示したものだった。
子供の頃の学業成績を見ればそれが顕著に表れているのが判る。
いつも子分的存在を引き連れてはいるが、いざ学業となると劣等生。
体育と音楽の成績だけがいつもクラスで1,2位を争い、その他の科目については、
下から数えればやはり1,2位を争うというものであった。
そして中学に入ると、状況は一変する。
クラス内2番目の優等生にまでのし上がった。
そして、高校に入ると、自分の興味の対象が外国語に集中した。つまり、義務教育の
延長上にあった英語にである。
英語の先生方とは、大喧嘩をするか仲良くなるか、両極端な生徒だった。
考えてみれば、得意科目の先生と喧嘩をして、授業放棄をする高校生と言うのも珍しい
存在なのではないだろうか。
そう言う意味では、一部の先生からは問題児扱いされていたのだろう。
未だに本人は問題児は先生の方であったと確信しているのだが、故人については
今更、何も語るまい。
その他の科目にあっては、小学生時代よろしく改めて劣等生の道を歩むことになる。
あったため、真剣に学業に取り組んだ結果、再度、優等生の道を歩むこととなった。
クラスメートをどのように記憶しているのだろう、、、優等生なのか、劣等生なのか?
興味を持てば優等生となり、興味を失った瞬間、劣等生になる。
これが、まさにスペイン人の民族性と同じであると言う事に気づくのは随分と
後の事ではあったが。
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