((((( Spain Nandemo Jouhou Real Time !! )))))


学生ビザ及びTarjeta de estudiante取得について

日本での学生ビザ申請、そしてスペインでのTarjeta de estudianteを取得するには どのような書類が必要でしょうか?
どこに行って、どのような事をすればよいのでしょうか?
ここでは、それらを日本側とスペイン側に分けて説明したいと思います・・・。
※この情報は2000年4月時点のものです。

※ここにあるのはあくまでもこのコーナー作成者の体験です。
基本的な必要書類は変わらないと思いますが、申請の際に当たった担当官や、申請の時期に よって事情が相当変わってくることが予想されます(特にスペイン)。いつもこのとおりと いう訳にはいきません。常に窓口や周囲の人に最新情報をもらい、ある程度の柔軟性を 持って望むことが大切です。


日本での学生ビザ申請

1.まず申請書を手に入れよう

申請書はスペイン大使館領事部に出向いて入手します。しかし、大使館に行く時間の無い人や 遠方の人の為には申請書を1式郵便で送ってくれます。申込みは郵便かFaxで。
●スペイン大使館領事部
〒106-0032 東京都港区六本木1-3-29
Tel. 03-3583-8533 9:00-12:00 13:30-16:00
Fax. 03-3582-8627
【記入事項】
氏名
電話番号
年齢
ビザ取得の目的
を書いて「スペイン大使館領事部 ビザ係」に送ります。

スペイン大使館への最寄り駅は営団地下鉄南北線・銀座線の「溜池山王」駅13番出口でしょう。 (2000年4月時点)そこから徒歩およそ10分弱。大使館はクラシックな洋館で敷地内 に2つの建物があります。ビザ申請は左の建物。窓口は入ってすぐ左です。
因みに私は最初に思いっきり道に迷いましたので、必要な方はこの地図をご参照ください。

2.申請に必要な書類

大使館から受け取る申請書の内容を以下に転記します。


留学査証

※査証有効期間 : 90日間、 入国回数:1回
※未成年者の勉学を目的としたスペインへの渡航には、在籍先の学校名、期間、現地での法定代理人名を記入した親権者による渡航同意書が必要になります(詳細を別途お問い合わせ下さい。)

必要書類:
1.査証申請書。必要事項をすべて記入し、署名は申請者本人がパスポートと同じ署名をすること。

−スペインへの入国日は授業開始日に出来る限り近い日にすること。
−査証の有効期間中である、最初の90日間における入国回数は1回限りです。

2.写真(4.5×3.5) 4枚。申請書右上各頁に貼付すること。

3.スペインへの入国費から起算して120日以以上有効のパスポートとそのコピー1通。

4.公立或いは私立の認可校において授業時間数 週15時間以上、91日以上の間の登録を済ませているか入学が許可されていることを証明する もの。又、スペインにおいて前学年度を終了している場合、週15時間以上認定された勉強を修了した事 を証明するものも提出すること。原本とコピー1通。

5.下記のうちいづれか1つを選択。
a) 経済能力を証明するものとして、月額約US$500相当額以上の滞在費と往復の経費の支弁能力を証する 最近の金融機関発行の英文残高証明書。証明書には必ず支店印・残高証明書印が押印されていること。
- 学生で親の扶養家族である場合、親名義の証明書でも可。その場合、親子関係を証明できる戸籍謄本又は 健康保険証のコピー等も提出すること。
- 雇用されている会社から勉強の為に派遣される場合、渡航目的、期間、学校名・住所、往復の費用・ 生活費等を会社が保証することを明記した英文の保証書でも可。
b)スペインの居住者が現地における勉学期間中の扶養と住居を保証する旨を記した公正証書。
c)スペインあるいは外国の公約・私的機関からスペインで勉強する為に充分な給費を受けていることを証明 するもの。原本とコピー1通。

6. 健康診断書。原本とコピー1通。大使館作成の雛型に基づいて、医師が記入、署名し、医師印及び病院印が押印されたもの。

7. 昼間連絡のとれる電話番号を記したメモ。

8. 手数料:7560円  (日本国籍の場合、無料)

9. 受理:本人出頭 査証は郵便で申請のみできます。

査証が許可された場合、学生証を取得する為に必要な書類を返却いたします。手続きの詳細は現地でご確認ください。 日本出発前に査証発行を確実にする為には最低でも出発の2週間前には申請書類を提出されることをお勧め致します。

*** ** ***

4.入学許可証
この書類発行の際には、基本的に学校に授業料の全額を振り込む必要があります。しかし中には 数10%程度の金額をデポジットとして収めれば、金額相当分以上の期間分の許可証を発行する学校もあるようです(ただし、これは違法行為です)。いずれにせよ事前に余裕を持って確認する事をお勧めします。
尚、「学校と直接スペイン語のやりとりをする自信がない」、 「学校とのメールやFAXのやりとりに多くの時間を費やした結果、渡航予定日が遅れてしまう ような事態は避けたい」と思われる方には、学校への入学諸手続きを代行いたします。
(ご希望の方はこちらをどうぞ)

5.残高証明書
大抵外国為替コーナーなどで扱っていると思います。注意すべき点は、
○ 残高証明は即日発行されません。なぜならば証明証発行日の翌日に、前日の残高を 確認後発行されるからです。
○ 前日の残高確認後事務作業に2営業日程度かかります。
○ 残高証明の発行を申し込んだ支店が、口座のある支店と異なる場合は、申し込み支店から 発行依頼書を、口座を開いた支店に転送する事になるので更に時間がかかります。
私の場合はその期間が1週間かかると言われました。
※いずれにせよ、各銀行により事情が変わるでしょうから、実際に確認なさってください。
また、英文の残高証明にも必ず支店印(本店の場合は本店印)・残高証明書印が押印されていないと、 大使館で申請を受理してもらえません。銀行側が「英文のドキュメントにはAuthorized Signetureが あれば、印鑑は必要ない。」と言っても必ず押印してもらってください。私は大使館側に「もしも 残高証明印がもらえないなら、印が押印された和文の残高証明書もあわせて提出しないとならない」 と言われ、結局、頼み込んで押印してもらいました。

6. 健康診断書
申請書と一緒に雛型をくれます。それをお医者さんに手渡して書き込んでもらいます。
診断項目は、
a) 検疫対象の疾患:コレラ・ペスト・黄熱病。
b) 現行の法律上、公共秩序あるいは社会の安全を害する薬物常習、重大な精神異常、 猛烈な興奮状態を伴う精神疾患、妄症、混乱による幻覚症及び精神疾患。
* 注意したいのは、この診断書は全てローマ字で記入する必要があるという事です。
それだけで「実績が無い」と言って病院に断られることがままあります。なるべく早めにお願いしましょう。 ただし、診断日が申請日のあまり前にならないように。
 


上記の申請書類が全て揃ったら、大使館に出向いて(または郵便で)申請します。 窓口の人に書類を渡すと、一緒にきちんと申請に必要な書類に不備が無いか確認してくれます。 申請受理の日から、ビザがおりる期間はまちまちです。2週間でおりる人もいれば1ヶ月以上 かかった人もいます。窓口の人に「おおよそどれ位ですか?」と聞いてみるといいかもしれませんね。
尚、当然のことですが申請の際にはパスポートを大使館に預ける事になります。 「申請が終わって一段落したらちょっと海外に・・・」と考えている人は、窓口で相談してください。

『とりあえずこれで一段落!』

⇒スペイン側での申請についてはこちらへ・・・