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8月29日〜9月12日までの間、スタッフの休暇により、ニュースの更新が 毎日行なわれない事があります
8月28日(木) スピード裁判導入により仕事量が増加した警察、見返り要求
4月28日にスピード裁判が導入されてから警官の仕事量が増大したにも関わらず、それに見合った経済的措置が取られていないとし、警官労働組合はアスナル首相とアセベス内務大臣に対し、書簡で給与の増額を要求した。要求が受け入れられない場合は“逮捕数を減らす”と警官側は述べている。 グラナダでスペイン初のヘロインを使った薬物依存症治療開始
これまで、ヘロイン中毒患者の治療にはメタドンだけが使われるのが最も一般的な治療法であったが、ヘロインを併用する方が効果があるとし、アンダルシア州が5年前に構想をスタートさせたヘロインを使った実験的な治療法が昨日、最初の2人の患者に施された。 レアル・マドリッド、スーペルコパ制覇
リーグ優勝チームと国王杯優勝チームが対戦するスーペルコパの第2戦が昨日、レアル・マドリッドの本拠地サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで行われた。第1戦、アウェーの試合でマジョルカに2−1で敗れていたレアル・マドリッドの弱点は引き続きディフェンス。ラウル、フィーゴ、ジダン、ロナウド、ベッカムという世界最高の選手5人が集まる前線を後ろから支える中盤の選手がいない。チームとに不満のあるマケレレには頼れず、カンビアッソには荷が重過ぎる。
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8月27日(水) バスク州警察、バタスナ集会を容認
中央管区裁判所のバルタサール・ガルソン判事によりバタスナ党が非合法組織と認定されて1年が経ったのを記念し、昨日、バスク州3県都とナバラ州パンプローナで支持者が集会を招集した。これは、違法左翼組織バタスナが“政治的アパルトヘイト反対”を唱え、支持者に集会の招集を呼びかけたためであるが、3県都とパンプローナを合わせても、参加者は300人程度にすぎなかった。 3人殺人の容疑者、一旦釈放
1999年にアリカンテ県ベニファイリム村の民家でエルビラ・モンロールさん(当時54歳)、フランシスコ・ミロさん(72歳)、リゴベルト・エステベさん(45歳)の3人を殺した罪に問われ、フォンカレン刑務所に公判中収監されていたフランシスコ・ゴメス・シモン被告(31歳)が、公判中の被告に対し法律で認められている収監期間の4年間服役したため、昨日釈放された。 陸上世界選手権で銅メダル パリで開かれている陸上世界選手権でスペインのエリセオ・マルティン選手が、強豪アフリカ勢がひしけmく3000メートル障害走で銅メダル獲得の快挙。その他、2001年のエドモントン大会で銀メダルを獲得しているマルタ・ドミンゲス選手が女子5000メートル決勝進出、グローリー・アロシエ選手も女子100メートルハードル決勝に進出している。
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8月26日(火) プレステージから漏出した石油、政府発表を2.4万トン上回る量
ガリシア州ビーゴに滞在中のスペイン政府第一副首相のマリアノ・ラホイ氏が昨日発表したところによると、9ヶ月前にガリシア海岸沖に沈没した“プレステージ号”の石油タンク内に残っている石油の量は、プレステージ号が運んでいた7.7万トンの18%にあたるわずか13800トンで、タンクから漏出した石油の量が6.4万トンに上ることが判明した。政府はこれまで漏出した石油の量を4万トンと発表しており、昨日、両者の差にあたる23,700トンのその後の行き先を把握していないことを認めた。 がけ崩れで海水浴客1人死亡 (ジローナ)
ジローナ県セニョール・ラモンの浜辺で、昨日がけ崩れがあり、浜辺唯一の海の家を直撃。1人が死亡、3人が負傷した。 エレナ・ゴメス選手、銅メダル アメリカのカリフォルニア州アナハイムで開かれていた世界体操選手権で、スペイン代表として唯一決勝進出を果たしていたエレナ・ゴメス選手が床運動で銅メダルを獲得した。演技を終えた時点では、それまでの最高得点9.675を獲得していたゴメス選手に、ハンガリーでの優勝が繰り返されるとの期待が周囲に高まった。ヘスス・カルバジョ・コーチも「最高の演技」と述べる出来だったが、その後に演技したルーマニアのカタリーナ・ポノール選手とブラジルのダイアン・ドス・サントス選手がこれを上回る得点を獲得し、それぞれ2位と1位に輝いた。
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8月25日(月) フェルナンド・アロンソ、スペイン人初F−1優勝の快挙
前日、ポールポジションを獲得していたオビエド出身のフェルナンド・アロンソ選手(22歳)が、昨日のハンガリーGPで初優勝。スペイン人として初めてのF−1優勝となるだけでなく、これまでの記録22歳104日(ニュージーランドのブルース・マクラ−レン選手)を44年ぶりに破る22歳と26日での史上最年少での優勝という快挙を成し遂げた上、ルノーチームにとっても20年ぶりの優勝となった。 スペインサッカーリーグ、予定通り開幕
テレビ放映権を獲得できてない一部、二部リーグのチームからなるグループG-30(一部リーグ8チーム+二部リーグ22チーム)が、放映権交渉が成立するまでリーグ開幕を延期するとし、来週のリーグの開幕が危ぶまれていたが、昨日招集された緊急会議で、LFP(プロサッカーリーグ)代表がソヘカブレ社と包括放映権を締結。この契約は今日、LFPテレビ放送委員会により承認される見通しで、リーグは予定通り開催されることとなった。3シーズンに渡る契約の内容は、30日に開幕する今季が8400万、翌季が8800万、翌々季が9200万ユーロを30チームで分けるというもの。 マドリッド州議会調査委員会、調査終了を審議
マドリッド州議会議長選挙を2人の議員が欠席、その背景を調査するために7月15日に結成され、会議を24日から開始、先週の木曜日で28人すべての証人喚問が終わったマドリッド州議会調査委員会は、今日の会合で調査を終了するかどうかを決定する。 週末のその他のスポーツの結果
サッカー:アンダー17世界選手権の試合で、スペインがポルトガルに5−2で快勝。準決勝に進んだ。次の試合は水曜日で、スペインはアルゼンチンと対戦。この試合で勝てば、コロンビア対ブラジルの勝者と優勝を争うことになる。 |
8月22日(金) マルティン−オアル大佐死亡状況をめぐり、異なった見解
バグダッド国連事務所爆破テロの犠牲者となった、マルティン−オアル大佐(56歳)の死亡時の状況をめぐって、外交官筋と防衛省筋が異なった発表を行っている。CPA(連合国暫定当局)のスペイン最高責任者であるエドゥアルド・デ・ケサダ氏は、マルテリン-オアル大佐は、病院に運ばれる前に付き添いもなく担架の上で亡くなったと発表。エル・パイス紙は、この情報の確認を、ミゲル・ベンソ氏と、同局の別の関係者からも取っている。デ・ケサダ氏の発表によると、大佐は腕以外にひどい外傷が見られなかったため、他のもっと重傷に見える患者の手当が優先され、救急車に乗せられることもなく、現場近くで担架に乗せられている状態で息を引き取ったと考えられるという。大佐が生きているのが最後に確認されたのが午後5時半頃で、午後7時半には現場から車で1時間の死体安置所に運ばれていたことから、亡くなったのは午後6時半頃ではないかと推測されている。これに対し、防衛省は、大佐はアメリカ軍により、救急車でバグダッド市内の病院に運ばれたが亡くなったと発表している。 ソニアさん殺害容疑者として6人が浮上
治安警備隊は、先週の木曜日に行方不明となり、今週の火曜日に遺体で見つかったソニア・カラバンテスさん殺害の犯人を6人の若者に絞り込んだという。この6人は、ベレン・ペレス・フエンテス判事の監督のもと、治安警備隊の監視下に置かれている。人口2万人のコイン町では、ソニアさん殺害犯への恐怖心と復讐心で緊迫した状態が続いており、治安警備隊は、この緊迫した状態に耐えかねて、2人または3人と見られる殺害実行犯が自首するのを待っている。 レプソル精製所の安全システムに多くの欠陥
先週の木曜日にプエルト・ジャノで起きたレプソルYPF社石油精製所での爆発事故消火活動に携わった消防士による報告書がまとめられた。6人の下請け会社従業員が亡くなったこの事故現場に急行した消防士は、“安全装置の明らかな不備”を数多く報告している。これらの不備は例えば、非常事態にどういう行動を取るべきかの従業員への指導の欠如、十分な水圧のない消火ポンプなどで、また消防士たちは、レプソル職員達の消火活動への協力の欠如も指摘している。
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8月21日(木) 国連事務所テロでスペイン人犠牲者
火曜日にイラクのバグダッドで起きた国連事務所テロで、イラク攻撃後初めてのスペイン人犠牲者が出たことが昨日確認された。犠牲者となったのは、マヌエル・ホセ・マルティン-オアル・フェルナンデス-エレディア氏。マルティン-オアル氏は、イラクの政治経済復興のために組織されたCPA(連合国暫定当局)に参加している13人のスペイン人の1人で、この13人のうちの大半(10人)と同様に軍人。 発見の遺体、ソニアさんのものと断定 マラガ法務医協会会長のアントニオ・ガルシア・デ・ガルベス氏は昨日、火曜日にモンダ町で発見された死体が、先週の木曜日から行方不明になっていたソニア・カラバンテス(17歳)さんのものであると断定されたと発表した。検死医チームは同時に、殺害後数日間が経過したことによって腐敗が進行していたにもかかわらず、“明らかな”証拠を遺体から採取できたことも発表している。治安警備隊は、ソニアさんの交友関係に的を絞って捜査を進めており、結果が出るまでには時間がかからないだろうと述べている。 厚生省、熱波による死者は多くても100人と言及
7月中旬から8月中旬にかけて暑さが原因による死亡件数の報告を厚生省が各自治州に求めたところ、昨日までですでにおよそ100件の死亡が報告された。うち54件はすでに確認済みで、これまでの政府による公式発表18人を大幅に上回る結果となった。 一部リーグの11チーム、リーガの開始は予定通り決行
スペインプロサッカー一部リーグの11チーム(レアル・マドリッド、バルセロナ、デポルティーボ、バレンシア、アトレティコ・デ・マドリッド、レアル・ソシエダ、アスレティック・デ・ビルバオ、セビジャ、エスパニョール、ビジャレアル、ムルシア)は、昨日、残りの一部リーグチームと二部リーグチームが不参加でも、予定通り今月の30、31日にリーグ戦を開始することを決定した。
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8月20日(水) マラガの行方不明女性、遺体で発見か
先週の木曜未明からマラガ県コイン町で行方不明になっているソニア・カラバンテスさん(17歳)の捜索に多くの人間が携わる中、昨日正午頃、ソニアさんの失踪したコイン町から5キロのモンダ町の山道わきで、全裸の女性の死体が半分埋められた状態で見つかった。 プエルト・ジャノ石油精製所の事故原因は警報の故障
従業員6人が死亡、4人が依然として重体となっている先週の木曜日にシウダ・レアル県プエルト・ジャノのレプソルYPF石油精製所の爆発事故の原因解明が3つの組織によりそれぞれ行われている。この3つの組織とは、カスティジャ・ラ・マンチャ州工業労働局と労働監督官による組織、レプソル社の技術者7人と労組関係者5人で構成される調査委員会と刑事責任の有無を追及する目的の司法機関による組織で、いずれの機関も自動と手動の二重システムになっていたガス漏れ警報機が作動しなかったことが、この後の爆発の原因であるとの見方を示しているが、作動しなかった理由についてはさらなる調査を要する。 イラク現状説明のためのアスナル首相の国会出頭要請却下
左翼政党と民族主義政党が要求していたイラク現状説明のためのアスナル首相臨時国会出頭は、与党PP(国民党)とCC(カナリアス連合)による過半数票により、昨日、国会常任委員会で却下された。
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8月19日(火) レプソル従業員、安全対策を求め抗議集会とスト
先週の木曜日に爆発・炎上事故があり、これまでに従業員6人が亡くなっているレプソルYPFの石油精製所(プエルト・ジャノ)で昨日、従業員が安全対策を求め抗議集会を開催、3日間の“服喪”ストを決行することを宣言した。レプソルYPF側は、すでに7人の技術者と5人の労組関係者からなる内部調査委員会を構成しており、今日にも事故の原因究明に乗り出す用意をしていたが、このスト決行によって同社のこの石油精製所は事実上、機能しないことになる。 猛暑により、各地で死亡率アップ
エル・パイス紙の調査によると、スペインが記録的猛暑に見舞われた今年の7月15日から8月15日の間の死亡率が各地で前年を大幅に上回っているという。バルセロナでは、昨年同時期の死亡者が770人だったのに対し、今年は1148人と49%増、サラゴサ(アラゴン州)、ビトリア(パイス・バスコ州)、コルドバ(アンダルシア州)でも前年比30%を超え、ビゴ(ガリシア州)では56%、ハエン(アンダルシア州)では86%増の死亡率となった。カタルニャ州のマンレサ、マタロ、サバデルでは死亡率が前年比60%アップとなっている。 行方不明の女性の捜索活動続く
先週の木曜日未明からマラガ県コインで行方不明になっているソニア・カラバンテス・グスマンさん(17歳)の捜索活動は引続き行われている。ボランティア、警察、消防関係者を含めると700人にもおよぶ人々がグループに分かれ、各グループのリーダーの指示に従って1日平均2時間の捜索活動を行っているほか、企業、慈善団体、個人からの寄付により、ボランティアのための食堂も備えられているが、現在のところ見つかっているのは、髪の毛一房、血の付いたハンカチと、ソニアさんが行方不明になった日にはいていたものと類似しているジーンズのみ。ソニアさんの母親は、ジーンズは娘のものではないと警察に証言している。
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8月18日(月) プレステージ事故の影響、10年は継続
40人以上の専門家の分析によると、ガリシアでの海の生態系が、ガリシア沖でタンカー『プレステージ号』が沈没し重油漏れを引き起こす前の状態に戻るまで、10年はかかるという。この“プレステージのインパクト”と名づけられたこの分析調査には、1992年の『エーゲ海号』沈没調査に携わった人物が協力、彼らが特に懸念を示したのは、野鳥の死亡数で、およそ25万から30万の野鳥が“黒い波”の影響で死んだと見積もられており、これはヨーロッパで最大規模の被害と言える。 カタルニャとバレンシアで嵐による停電と洪水
昨日、カタルニャ州とバレンシア州が嵐に襲われた。特に被害が大きかったのはバルセロナ県オソナで、午前11時ごろ雨を伴った竜巻が起こり、数分間の間に住宅およそ10件、工場およそ20軒の屋根が壊れたほか、ゴミコンテナが飛び、木々も根元から倒れた。住民は一時パニック状態となったが、死者、負傷者ともに出ていない。 レガネスのエンシエロで1人重傷 マドリッド州レガネス市ブタルケの聖母の祭りで行われたエンシエロ2日目の昨日、牛を追い込んだ後の闘牛場で30歳の男性が右足の太ももを牛に突かれた。運よく角が大腿動脈に刺さることは避けられたが、重傷。現在ヘタフェ病院に入院しているが順調に回復しているという。599メートルを1分47秒で走ったこの日のエンシエロの参加者は2400人、その他5人の男性も負傷したがいずれも軽傷。市役所の発表では見物客はおよそ3万人。土曜日のエンシエロでは37人が救急治療を受けたが、病院に運ばれた1人を除いて軽傷。 週末のスポーツの結果 バイク:チェコグランプリ、125CCクラスでダニ・ペドロサ選手が優勝、250CCクラスでトニ・エリアス選手が2位、モトGP2位にセテ・ジベルナウ選手が入った。ダニ・ペドロサ選手は現在125CCクラスの総合成績でも1位につけている。
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8月15日(金) 今日は、聖母被昇天の休日にあたるため、トップニュースはお休みです。 |
8月14日(木) マルベジャ市長リコール成立
昨日、マルベジャ市長リコール要求審議、投票が行われ、賛成14票、反対11票で、リコールが成立。新市長には元GIL(独立自由団体)のマリソル・ジャグエ女史が就任した。 カタルーニャで新たな山火事
日曜日に発生したバルセロナ県の山火事がほぼ鎮火した昨日の午後、今度はコスタ・ブラバ内陸にあるジロナ県のトルデラとマサネ・デ・ラ・セルバで新たな山火事が発生した。この火事により、2900人が自宅を捨てて避難、バルセロナとフランスを結ぶ高速道路A-7と国道2号線が一部通行止めとなった。この他にもバルセロナ県オレルドラでも昨日は火災が発生したが、昨夜のうちに鎮火された。
トルデラとマサネ・デ・ラ・セルバでそれぞれ発生した火災は5時間後に1つにまとまり、さらに勢いを増した。このため、日曜日にバジェスで発生した火事の消火活動に向かうヘリコプターと消火用飛行機の大半は、行き先を変更し、ヘリコプターと飛行機合わせて7機が空から、地上ではおよそ500人が消火活動にあたっている。 暑さによる農家の損失、5億ユーロ
COAG(農業・畜産業協同組合)のミゲル・ロペス氏によると、今年の夏の異常な暑さにより、スペインの農家の損失額は5億ユーロを超えるという。「今のところ、農家の損失が4億ユーロ、畜産家の損失が1億ユーロと見積もられているが、これを超える可能性もある。」とロペス氏は述べている。
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8月13日(水) 熱波による死者、30人超す
7月末に始まった熱波の襲来により、スペインでこれまでに少なくとも31人が命を落としている。気象庁ではこの暑さは今週末には終息に向かうと見ているが、最も被害の多いアンダルシアでは昨日までに23人が亡くなっている。亡くなった31人のうち熱中症による死者は14人、残りの17人は暑さにより持病が悪化したため亡くなったと見られる。 ホセ・コウソ氏攻撃の理由は“正当防衛”とアメリカ政府発表
4月8日、イラク攻撃取材中に滞在していたホテルがアメリカ軍戦車の砲撃を受けたために亡くなったスペイン人ホセ・コウソ氏とウクライナ人タラス・プロツィウク氏を砲撃した理由について、昨日、アメリカ政府は「調査の結果“正当防衛”であった」とウクライナ、スペイン政府に報告した。 7月のIPC、0.6ポイント減少
INE(国立統計局)の発表によると、7月のIPC(消費者物価指数)は0.6ポイント減少し、この12ヶ月のインフレ率は2.8%となったという。燃料と生鮮食品を除いたインフレ率は2.9パーセントと先月から安定している。7月にはバーゲンの影響で、衣料品、靴が10.2%さがったほか、家庭用品、電話代もわずかなら下がった。教育費は変わらず。
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8月12日(火) 山火事で一家5人死亡
バルセロナ県サン・ジョレンス・サバルで日曜日の午後に発生した山火事で、火の手から逃げようとした一家5人が煙により窒息死した。発生原因は放火による可能性が高いと見られているこの火事で、すでに2250ヘクタールが焼失。付近の住民およそ300人はヘリコプターなどを使って早急に避難させられたが、犠牲者の自宅に治安警備隊員が到着したときは、外から厳重に鍵がかけられており、家族は休暇旅行に出ていると判断された。 防衛省、イラク攻撃正当化のためのシナリオ作成
イラク攻撃が始まった3月20日からバクダッド陥落2日後の4月11日までの間に150以上の記者会見が行われたが、この記者会見を担当した19人の軍高官が前もって防衛省から質問への返答の仕方マニュアルを手渡されていたことが“エル・パイス”紙の調べにより明らかになった。 マルベジャ市長リコール支持議員、警察の護衛を要請 マルベジャ現職市長フリアン・ムニョス氏に対するリコール要求にサインし、“周囲からの圧力を避けるため”6日間にわたりマルベジャ市を離れていた市会議員のうち12人は、明日のリコール案審議を控え、今日にもマルベジャ市に戻る予定だが、彼らへの護衛要請が警察に出されている。警察側では、「警察の任務の詳細は明らかにする習慣がない」とし、明日は特別体制で警護に臨むと発表するに留めている。PA(アンダルシア党)マルベジャ支部広報官のカルロス・フェルナンデス氏によると、署名議員は今日はコスタ・デル・ソルのある場所に滞在し、明日、審議出席のため全員でバスでマルベジャ入りするという。 サン・セバスティアンのデモ主催者を提訴 全国管区裁判所は昨日、日曜日のサン・セバスティアンのデモ主催者とスペイン国旗を焼いた人間に対し提訴状を提出した。このデモで行われたテロ支持、称賛は、法的にはテロの称揚または正当化の罪にあたり、刑法578条に則って1〜2年の懲役刑、国旗を焼くことは国旗侮辱罪にあたり、7〜12ヶ月の懲役と罰金刑に処すことができる。また、バスク州警察に対し、スペイン国旗を焼いた覆面の人物、デモの開催要請を提出した人物、デモ中テロ称賛を行った人物、デモに参加したバタスナ党幹部の身元を解明するよう要請が出されている。
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8月11日(月) サン・セバスティアンのデモ、ETA支持デモに発展
サン・セバスティアンの夏祭り“セマナ・グランデ”初日の昨日、バスクの民族自決運動推進デモが行われれ、強制解散させられた違法政党バタスナ党のアルナルド・オテギ氏、ジョセバ・アルバレス氏を始めとし、およそ3000人が参加した。このデモは、バタスナ党メンバーが開催に関与しているとしてバスク州政府内務局が開催を禁止したものの、バタスナ党メンバーは開催を支持しているだけで、開催者の名前はバタスナ党メンバーではない一個人となっているとし、バスク州最高裁判所から開催許可を与えられたもの。およそ45分間のデモ行進中、参加者はパイス・バスコの独立を求め、ETAの収監メンバー支持の叫びを上げた。行進終了後は、バタスナ党スポークスマンのアルナルド・オテギ氏が壇上に上がり演説を開始。途中、3人の覆面者が壇上に上がりスペインのスペインの国旗を焼き、デモ参加者は独立支持、ETA支持の叫びでこれに応えた。 アンダルシア党議員、マルベジャ市長リコール支持続行
PA(アンダルシア党)が党の方針としてマルベジャ市長フリアン・ムニョス氏のリコール支持を取り下げると先週の火曜日に発表したものの、PA選出3議員は、GIL(独立自由団体)離脱8議員、PSOE追放3議員と共に、ムニョス市長リコール後の市政組織について話し合いを続けている。 さらに70人のスペイン兵、イラクに向け出発
防衛省の発表によると、イラクのアル・カディシヤに派遣されるバレンシアとマドリッドの兵士70人を乗せたボーイング707機が今朝、マドリッドのトレホン・デ・アルドス基地からクウェートに向け飛び立ったという。 週末のスポーツの結果 ラリー:フィンランド・ラリーでスペインのカルロス・サインス選手が4位でゴール。総合成績2位は維持しているが、1位のリチャード・バーンズとの差が5ポイントに広がった。 |
8月8日(金) ジローナの山火事で2500人が避難
カタルニャ州で昨日の午後2時過ぎ、新たな山火事が発生した。山火事が起こったのはジローナ県マサネッ・デ・ラ・セルバで、この火事によりバルセロナ−ジローナ間の鉄道が運行停止、道路が通行止めになり、およそ100ヘクタールの森林が焼失した。火災発生現場の近くでは子供向けのサマーキャンプが開かれており、このキャンプの参加者と近くの住宅地の住民あわせて2450人が避難した。 PP、タマヨ氏とともに州議会法改正に反対票
昨日、マドリッド州議会の常任理事会が開かれた。すべての政党により10日前にすでに、全ての市町村行政で施行されている離党者対策を州政府でも適用する合意に達していたが、PSOEはこれを実行に移そうと、州議会法改正審議のための臨時会議招集を提案。しかし、PPがタマヨ氏とともに反対に投票し、提案は否決された。PSOEはPPが10日前の合意を破ったとして非難しているが、PP側は「改正は必要であるが、急いで行われるものではない」と述べている。 偽の爆破予告
バスク州政府内務局が発表したところによると、昨夜9時45分、エル・コレオ紙にETAの名前でドゥランゴのマグダレ−ナ広場にあるエウスカルテル社の前に設置した車両爆弾が30分後に爆発すると予告する電話があり、警察は広場を立ち入り禁止にしたが、午後12時ごろ、警察が持ち主と連絡を取ることに成功、この車が偽のナンバープレートをつけていないことを確認。車内にも爆弾がみつからなかったため、マグダレーナ広場の立ち入り禁止は12時15分、解除された。
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8月7日(木) 工事中のAVEのトンネルで火災、5時間後に34人を救出
マドリッド−バジャドリッドを通るAVEの建設が進められているが、昨日の午後3時過ぎ、この路線のグアダラマ山脈(セゴビア県)を貫通する工事中のトンネルで火災が発生した。火災が発生したのは、北入り口から1キロの地点で、従業員のシフト交代のため掘削地点に向かう途中の列車が脱線、炎上した。運転手がすぐに消火器で火を消そうとしたが火は消えず、その後通報を受けた消防車が現場に急行し、火はただちに消し止められた。 PPマドリッド支部長、調査委員会に虚偽の供述
エドゥアルド・タマヨ、マリア・テレサ・サエス両議員の議長選挙欠席後、土地開発がらみの汚職疑惑がもたれている件で、水曜日、マドリッド州議会調査委員会に出頭したPPマドリッド支部長リカルド・ロメロ・デ・テハダ氏が虚偽の供述を行っていたことがラジオ局カデナ・セールの調査により明らかになった。 炭坑に閉じ込められていた2人、2日後に無事救出
レオン県ラ・グランハ・デ・サン・ビセンテのアルバレス炭坑で火曜日の午前9時過ぎに起きた土砂崩れにより炭坑内部に閉じ込められた2人の従業員オスカル・フェルナンデスさん(32歳)とエルデル・フランシスコ・マグロさん(42歳)が今朝10時15分、無事救出された。やつれてはいるものの、50時間以上飲まず食わずだったにもかかわらず、2人の健康状態は良好で、2人は歩いて炭坑から出て、待ち受けていた350人に歓声で迎えられた。
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8月6日(水) PA、マルベジャ市長リコール要求支持を撤回
PA(アンダルシア党)中央執行部はマルベジャとマラガの責任者たちを集め昨日、マラガで緊急会議を開き、先週木曜日にリコール要求に署名したときから状況が変わったことを理由に、PAの党の方針としてリコール要求支持を取りやめることを決定した。PSOE(社労党)とアンダルシア自治州連立政府を構成しているPAは、PSOEがリコール要求に署名した自党の市議会議員を即刻除名処分にするというリコール不支持の厳しい姿勢を取って以来、リコール支持取り下げの姿勢を見せていたが、これが昨日ようやく公に発表された。 失業者数27,177人減少
全国のINEM(国立職業安定局)に7月に登録されている失業者の数が前月比で27,177人減少し、これにより失業者数の数は1,573,495人となった。しかし、前年同月比では失業者数は25,046人多く、労働力人口における失業率は8.39%。 山火事の原因、わずか3割が自然現象
先週末にスペインで多発した山火事のうち、落雷が原因だったものは3割に過ぎないという。これは、昨日国立気象協会の調査結果が発表になり明らかになったもので、ウエルバ県とバダホス南部以外に週末に落雷があったところはなかったという。国立気象協会で12年間雷の観測に携わっているペレス・プエブラ氏によると、先週の土曜日にスペイン南部で観測された落雷はおよそ1200件で、これがシエラ・モレナでの山火事の原因となった可能性はかなり高いという。 暑さによる死者12人に
スペインのほぼ全域で見られている真夏日は今後数日間続きそうである上、ガリシア、ナバラ、アラゴン、ラ・リオハ州でもこれから40度を超える日になるとの予報が出ている中、先週の木曜日からの猛暑による死者の数が12人となった。セビジャとコルドバの病院には熱中症による入院患者があと5人、シウダ・レアルに1人入院中でいずれも重体。
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8月5日(火) マルベジャ汚職疑惑、現職、元市長とも召喚
マラガ検察局は、マルベジャ市現職市長フリアン・ムニョス氏、元市長ヘスス・ヒル氏の2名を金曜日に事情聴取のため、召喚することを決定した。両氏は先週の土曜日にテレシンコのある番組に出演、互いに贈賄、公金横領、職権濫用、土地法違反、背任の罪で非難しあっており、マラガ県検察局のアントニオ・モラレス主任判事はこれらの件について両氏を尋問する予定。また、マラガ県検察局は、マルベジャ市に対し、14市議会議員中8人が署名したリコール要求書類の提出を求めている。 山火事各地で続く
雨が降らず気温の高い日が続く上、風向きが頻繁に変わるため、スペイン各地では山火事の被害が引き続いている。アビラ県フンシアナ、カサス・デ・ラ・ベガ付近で発生していた山火事は昨日、サラマンカ県エル・テハドにまで勢力範囲を伸ばした。火災地域は60〜80キロの範囲にわたり、周辺地域の住民に避難勧告が出された。火災地域は煙が立ち込め、消火活動にあたっている飛行機の視界が悪く効果的な消火活動が出来ていない状況で、この火災の完全鎮火には数日を要すると見られている。 妻を殺し、娘と姑を刺した男、逮捕
テネリフェ島のマタンサ・デ・アセンテホで日曜日、今年44人めのドメスティック・バイオレンス犠牲者が出た。1ヶ月前から別居中の妻カンデラリア・パディジャ・ガルシアさん(37歳)が17ヶ所刺されて亡くなり、止めに入ったカンデラリアさんの母と18歳の長女も腕に切り傷を負った。犯人のフェルナンド・マヌエル・ルカス・バティスタ容疑者(37歳)は、叫び声を聞いた隣人の通報により、犯行の数分後に現場で逮捕された。
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8月4日(月) スペインとポルトガルで大規模の山火事
気温の上昇にともなってスペイン各地で山火事の被害が相次いでいる。昨日は特にエクストレマドゥラ州で多くの人々が避難を余儀なくされ、防衛省は同州内の3件の火事の鎮火のため、陸空軍を出動させ、軍人40人と消火用飛行機4機、ヘリコプター1機も消火活動にあたっている。隣国ポルトガルでも山火事が発生しており、少なくとも9人が死亡、15000ヘクタールが焼失している。 熱波により少なくとも7人死亡(アンダルシア)
アンダルシア保健局関係者によると、木曜日からの熱波の影響でアンダルシア州でこれまでに少なくと7人が死亡、8人目が現在検死結果待ちだという。最も被害の大きいコルドバ、セビジャのほか、マドリッドでも機能は16人が失神、脱水症状により手当を受けた。 フエルテベントゥラ島でインドとアフガニスタンからの密入国者を逮捕 治安警備隊は昨日、インド人19人とアフガニスタン人2人の計21人のアジアからの密入国者と、手引き者と見られるモロッコ人2人の乗ったボートをカナリアス諸島フエルテベントゥラ島沖で発見、波の高いこの日、治安警備隊は危険を避けるため上陸を待った。21人は上陸後治安警備隊員の姿を見て逃亡を試みたが、長旅による疲労で逃げ切れず、治安警備隊は全員を逮捕した。逮捕者の供述から、彼らが自分の国を出てからモロッコに到着するまでにおよそ1.5〜2ヶ月かかっていることが判明している。カナリアス諸島でアジア系密入国者が逮捕されたのは今年で3度目。通常密入国を企てるのはモロッコ、モーリタニア、サハラ砂漠周辺諸国出身者がほとんど。昨日はその他にグラナダで36人の密入国者が逮捕されている。 休暇ラッシュ開始日からの交通事故死者数42人 木曜日の午後3時にDGT(交通総合局)が事故防止特別体制に入ってから昨日の深夜までの間に、交通事故で命を落とした人の数は42人にのぼる。DGT関係者の発表によると、最後の24時間で発生した死亡事故は13件、これらの事故で亡くなった人は17人で13人が重傷、11人が軽傷を負ったという。 週末のスポーツの結果
F−1:ドイツGP、スペインのフェルナンド・アロンソ選手は4位。現在総合成績で6位につけている。 |
8月1日(金) 会計監査院、AVE工事契約を監査
会計監査院がマドリッド−バルセロナを結ぶAVEの工事に関し、2001年までにGIF(鉄道敷設局)が結ばんだ契約の監査を行った結果、監査した契約73のうち63の契約に不履行があったことが判明した。 休暇ラッシュ始まる 昨日の午後3時からDGT(交通総合局)では特別体制を敷いて、事故防止にあたっている。8月3日(日)までに移動すると見られるのはおよそ850万人。1年で最も交通渋滞の起きる時がやってきた。今日の午前8時の時点ですでに全国各地の高速道路でノロノロ運転、渋滞が見られた。 マルベジャ市長に不信任案
マルベジャ市市会議員のうち、PSOE(社労党)とPA(アンダルシア党)所属の全員、GIL(独立自由団体)の8人が今朝、フリアン・ムニョス市長に対し、不信任案を提出、辞任を要求した。 猛暑により50人が手当(マドリッド)
昨日は、首都で気温が40度を超え、暑さでダウンした人の救急車への通報は午前9時から午後7時の間44件にのぼった。うち15件が午後6時半から午後7時の間の通報で、患者の多くは気分が悪くなった人で、その他2人が失神、3人が脱水症状を起こしている。
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