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10月31日(金) カタルニャ州選挙、選挙運動開始
11月16日のカタルニャ州選挙の選挙運動が今日午前0時に公式に開始となった。各政党の知事立候補者は次のとおり。 1980年代半ばから90年代前半にかけて独立過半数を維持していたCiUだが、以降カタルニャ州内での勢力は年々弱まっており、前回選挙ではプジョール氏知事就任のため、州議会でのPP(国民党)との連立政権を余儀なくされた。現在、カタルニャ州議会は右翼グループ対左翼グループの2つにはっきりとわかれており、議席数(総数135)はそれぞれ68(CiU56議席、PP12議席)と67(PSC50議席、ERC12議席、ICV5議席)。CiUが民族主義的傾向を強める中、カタルニャ人であると同時にスペイン人でもあると感じる有権者が穏健な左翼政党であるERCに流れる傾向が見られている上、前回選挙でCiUがPPと連立政権を組んだことは、CiU支持者の間に不評で、23年続いたジョルディ・プジョール・現職知事主導の後継者、マス氏にとっては厳しい選挙が予想されている。現在のところ世論調査の結果では、2〜4ポイント差でPSCがCiUをリードしているが、接戦となることは必至。 来年度の全国の祝日発表 労働局が発表したところによると、来年、2004年の全国の祝日は8日。この8日は、1月1日(新年)、1月6日(主顕節)、4月9日(聖金曜日)、5月1日(メーデー)、10月12日(イスパニア・デー)、12月6日(憲法記念日)、12月8日(無原罪の聖母の受胎記念日)と12月25日で、カンタブリア、カタルニャ、バレンシア州以外では4月8日(聖木曜日)も祝日扱い。 フェレロ選手、世界ランキング1位の座転落 パリで行われているマスターズ・シリーズで、ベスト8進出をかけてチェコのジリ・ノバク選手と対戦したスペインのフアン・カルロス・フェレロ選手が7-5、7-5で破れた一方、アメリカのアンディ・ロディック選手がスペインのトミー・ロブレド選手に6-3、6-4で勝ったことにより、ロディック選手がATP世界ランキング1位となった。フェレロ選手はランキング1位の座を、先月8日の全米オープン決勝進出(しかし、ロディック選手に敗れ準優勝に終わる)時に獲得していた。
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10月30日(木) ユーロ圏、経済成長率“期待はずれ”
昨日欧州委員会は、今年のユーロ圏経済成長率を0.4%と発表。ユーロ導入から3年連続で“期待外れ”の結果となることがわかった。昨日発表されたユーロ圏経済状況は以下のとおり。 マドリッド市来年度予算26.2%の増収
マドリッド市役所の来年度の予算案が発表となった。これによると、2003年度の収入3,471,730,153ユーロから来年度は26.2%の増収が見込まれている。 ラウル・ロペス選手、念願のNBAデビュー
昨日のユタ・ジャズ対ポートランド・トレイルブレイザーズで、パウ・ガソルに続くスペイン人NBA選手となったガードのラウル・ロペス選手が念願のNBAデビューを果たした。
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10月29日(水) マレマグヌム事件、3被告に懲役13年の判決
2002年、バルセロナの娯楽集合施設マレマグヌムで、エクアドル人のウィルソン・パチェコ氏がディスコの店員から暴行を受けた後、海に投げ込まれ死亡した事件の判決が昨日下された。検察側から要求されていた“人種差別による犯行”との見方は却下、しかし丸腰のパチェコ氏に対し警棒を持った3人で暴行を加えた“優勢による犯行”であったことを判事は認め、殺人の罪で保安責任者のアントニオ・フェルナンデス・キンコセス、ガードマンのジェイムス・アングラダ、マリアノ・ロメロの3被告に対しそれぞれ懲役13年が言い渡された上、パチェコ氏の未亡人に96,789.30ユーロ、息子それぞれに40,328.62ユーロ、母親に8,065.72ユーロの賠償金の支払いが命じられた。 2003年度予算は黒字
クリストバル・モントロ大蔵大臣は昨日、2004年度国家予算案審議において、2003年度予算がGDP(国内総生産)0.5%、35億ユーロの黒字計上となり、これを国債返済に充てることを発表した。 アラバ県議会、“イバレチェ・プラン”訴状を提出
PP(国民党)が過半数を占めているアラバ県議会は、先週の土曜日にバスク州政府が、パイス・バスコの政治憲章改編案“プラン・イバレチェ”を承認したことに対し、パイス・バスコ最高裁判所に訴状を提出した。県議会は、パイス・バスコ州内3県に全面的な影響を及ぼす内容の決定であるにも関わらず、事前に県議会への知らせがなかったこと、また政治憲章の改編は憲法の一部変更にもなり、バスク州政府にはこの権限がないことを法的根拠に訴えを起こしたもので、通常の手順どおりであれば、裁判所は今後1〜2ヶ月の間に審議を行い、年内にはこの訴えを棄却するかどうかの決定が下される。
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10月28日(火) ピカソ美術館オープン
パブロ・ルイス-ピカソの死後30年、生誕地マラガにピカソ美術館がオープンした。昨日の開館式典には国王夫妻、マヌエル・チャベス・アンダルシア州知事のほか、3人の子供マヤ、クロード、パロマさんを含むピカソの遺族35人が出席した。美術館は、ピカソの生家のすぐそばにあるルネッサンス様式のブエナビスタ宮殿を中心とし、別館も含めると8300uの広さ。 ペドロ・ドゥケ飛行士、地球に帰還
スペイン人宇宙飛行士ペドロ・ドゥケ氏は今日、ロシア人ユーリ・マレンチェンコ飛行士、アメリカ人エドワード・ルー飛行士と共に無事、ISS(国際宇宙ステーション)からカザフスタンに着陸した。3人の飛行士を乗せたソユースTMA-2は、予定着陸地点であったアルタリク市近郊の草原に予定時刻に着陸、3人は衛星電話で常にアスタナ基地と連絡をとっていたため、軍人150人と医師団が参加し、軍用ヘリコプター11機、飛行機3機を使って行われた着陸宇宙船の発見は難航せず、発見後3人は、ヘリコプターでアスタナ基地に移送された。この後、3人は飛行機でモスクワのトレーニングセンターに飛行機で向かう予定。着陸までの間、3人は、着陸後医師の診察を受けたが、3人とも健康状態は良好だという。 暴発事故で死亡の軍曹の遺体搬送明日に延期
手入れをしていた同僚の武器の暴発事故により日曜日の午後、派遣先のイラクのディワニヤで亡くなったルイス・プガ・ガンダル軍曹(29歳)の遺体の搬送は今日の午前10時にビゴのペイナドール空港に到着する予定だった。その後死体解剖が行われ、ポンテベドラ県ラ・ブリラで告別式が行われ、明日埋葬される予定だったが、軍用機エルクレスC-130の故障により到着が24時間遅れると、防衛省から発表があった。
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10月27日(月) マドリッド州再選挙、PPが過半数獲得
2議員の議長選挙欠席により議会が解散されたマドリッド州議会の再選挙が昨日行われた。投票率は前回(69.3%)を下回る64.02%(史上3番目の低さ)で、111議席中、与党PP(国民党)が5月25日の前回選挙から2議席増やして過半数の57議席を獲得、PSOE(社労党)は2議席減らし45議席、IU(統一左翼)は前回と同じ9議席という結果となり、PPのエスペランサ・アギレ女史が史上初の女性州知事に就任することが決まった。アギレ女史の州知事就任が確実となったのは、94%開票時(午後11時)という伯仲した内容の選挙であった。 タマヨ氏の政党、議席獲得ならず 今回再選挙が行われる原因となった6月10日にマドリッド州議会議長選挙を欠席した2人エドゥアルド・タマヨ氏、マリア・テレサ・サエス女史(PSOEから除名)が新しく立ち上げた政党“Nuevo Socialismo(新社会主義)”の得票数は、100%開票後6221票(0.23%)で、議席獲得はならなかった。“保安上の理由”から、予定より1時間早く昨日、チャンベリ地区の投票所に姿を現したタマヨ氏には、野次と罵声が浴びせ掛けられた。 イバレチェ・プラン、パイス・バスコ州政府で承認
ゲルニカ憲章制定24周年記念の先週の土曜日、バスク州政府執行部は“イバレチェ・プラン”を承認した。9月26日にフアン・ホセ・イバレチェ・バスク州知事が州議会で発表したこの提案は、ゲルニカ憲章を改定し、バスク州にさらなる自治権を与え、パイス・バスコをスペインの関係を“自由連盟”にする新憲章制定を呼びかけるもの。この中には、独自の司法機関の設置、バスク国籍の認定、バスク社会保険組織の設立などが含まれ、最終決定は住民投票によって行われる予定。 週末のスポーツの結果
ゴルフ:マドリッド・オープン最終日の昨日、14アンダーで優勝したのはアルゼンチンのリカルド・ゴンサレス選手。スペインのセルヒオ・ガルシア選手は6位、フェルナンド・カスタニョ選手は10位。 |
10月24日(金) マドリッド州議会選挙まで2日
2議員の投票欠席により、議会解散となったマドリッド州議会の再選挙が今週の日曜日に行われる。もともと、マドリッド州はPP(国民党)への支持が根強い土地柄であることから、棄権する人数が増えると結果がPPへ有利に働くと見られている。専門家は、前回5月25日の選挙時(69.27%)と同程度の投票率であった場合はPSOE(社労党)とIU(統一左翼)の連立政権が今度こそ樹立されるが、逆にそれより低く、60%前後であればPPが勝つと予想。前回選挙よりも暗くなる時間が早くなっていることもあり、投票率が下がる可能性が高いと専門家は見ている。これまでの最低投票率記録は1991年の58.8%。 アストゥリアス皇太子賞、今日オビエドで授賞式
今日、オビエドで開かれる2003年度アストゥリアス皇太子賞の授賞式を前に、昨日は受賞者たちが様々なイベントに参加した。モロッコのファティマ・メルニッシ女史とともにアストゥリアス皇太子文学賞を受賞したアメリカのスーザン・ソンタグ女史は、ヒホンで講演会を開き、会場は800人の聴衆で満員となった。また、芸術賞受賞者のミケル・バルセロ氏は、オビエドで開かれている自身の展覧会に皇太子と赴いた後、大学で講演を行った。その他の受賞者は下記のとおり: マラガにピカソ美術館開館
来週月曜日、パブロ・ルイス−ピカソ(1881〜1973)の生誕地であるマラガに、彼が自身の家族に贈った絵画204点を集めた美術館がオープンする。この美術館のオープンは、ピカソの息子ポールの未亡人、クリスティーヌ・ルイス−ピカソさんからの133点、ピカソの孫(ポールとクリスティーナの息子)ベルナールさんからの22点の寄付と10年間(延長可)にわたる49点の貸与により可能となったもので、この個人財産にはオークション会社ササビーが1.76億ユーロの値をつけている。
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10月23日(木) イラク復興支援国会議、今日からマドリッドで開催
今日からマドリッドでイラク復興支援国会議が開かれ、59カ国と19の国際機関、200以上の企業から代表者が集まって、イラク復興のための支援金額について協議が行われる。 同性愛カップル3組、婚姻届を提出
昨日、マドリッドでゲイのカップル1組、レズビアンのカップル1組と、バレンシアでゲイのカップル1組がそれぞれ婚姻届を市役所に提出した。届けは受理されたものの、判事によって後に却下されることが見込まれており、FELGT(国立レズビアン・ゲイ・性転換者連盟)は憲法裁判所に提訴する予定。 スペイン、コカインの消費EU第1位
欧州連合により10年前に創設されたEMCDDA(欧州薬物および薬物依存監視センター)の調査結果が昨日、ストラスブールで発表され、15歳から34歳対象で行われた調査の結果、最近12ヵ月以内にコカインを摂取した人の数が全体の4.6%と欧州連合加盟国にノルウェーを加えた調査対象国の中で最多だったことが判明した。2位はイギリスで4%だった。国民全体の割合で見た場合は、それぞれスペイン2.6%、イギリス2%とアメリカの1.9%を上回っていたことも判明している。スペインでコカインの摂取が多い原因の1つとしては、売値の安さが挙げられている。2001年スペインで1グラムあたりのコカインが47ユーロであったのに対し、ノルウェー、フィンランドでの値段は187ユーロだった。
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10月22日(水) エル・エヒド、外国人排斥の原因となった殺人犯に判決
アルメリア県裁判所は26歳のモロッコ人レスビル・ファヒム被告に対し、懲役11年10ヶ月の判決を言い渡した。ファヒム被告は2000年2月5日、アルメリア県エル・エヒドの露天市で買い物に来ていたエンカルナシオン・ロペスさんを刺殺した罪で犯行の数時間後に逮捕されたが、この事件の2週間前に別のマグレブ地域(チュニジア・アルジェリア・モロッコ三国の総称)出身者によって2人の農夫が残忍な殺され方をしていたことから、移民農業従事者の多いエル・エヒドでの外国人排斥の動きが一気に高まり、この年2月は市内で外国人所有の車が焼かれたり、移民に関連のある商店が襲われたりと、外国人排斥暴動の原因となった。 ヤコレフ42機、乗組員が酔っ払っていた可能性
5月26日にトルコのトラブゾンで墜落し、スペイン人兵士62人が犠牲となったヤコレフ42機の墜落原因調査委員会代表、トルコのウミット・センデック運輸大臣が、「ウクライナ人パイロットのうちの1人が酔っ払っていた可能性がある」と述べたと“エル・エラルド・デ・アラゴン”紙が報道し、大半の犠牲者の家族の弁護を務める弁護士も「乗組員1人とスチュワーデス1人の体内から国際飛行規定基準値を上回るアルコールが検出されたという確かな筋からの情報を得ている」と述べている中、スペイン防衛省は「そのような内容のいかなる公式発表も防衛省は受けていない」と検死結果の新しいデータは受け取っていないことを強調、事実調査のため、調査委員会スペイン代表のサンチェス・ボラジョ将軍が昨日トルコに派遣された。 AVEの故障により最大3時間の遅れ
昨日、ジェイダとバルセロナの間で懸垂線の故障が起こったため、AVE路線を利用してマドリッドまで運行のアルタリア特急を含む16本に最大3時間の遅延が出た。
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10月21日(火) ELN、誘拐したスペイン人青年を釈放すると発表
9月12日に7人の外国人と共にコロンビアのサンタマルタにあるネバダ山脈で誘拐されたギプスコア県出身のスペイン人、アシエル・ウエグンさん(29歳)を数日以内に釈放すると昨日、コロンビア第2のゲリラ組織ELN(コロンビア民族解放軍)が発表した。 アラバ県、エウスカディからの脱退をイバレチェ知事に示唆
昨日、アラバ県県議会はバスク州の独立性を強めようとする“イバレチェ・プラン”へ反対することをPSE(バスク社会党)とPP(国民党)による賛成票26対PNV(バスク民族党)、EA(バスク連盟)、IU(統一左翼)、Unidad Alavesa(アラバ党)による反対票23で決議した。 パロマレス海岸のプランクトン放射能汚染
1966年1月17日米軍の爆撃機と給油機が空中衝突、搭載されていた原子爆弾2個が爆発したアルメリア県パルマレス海岸でバルセロナ自治大学環境科学調査協会が調査を行い、海中のプランクトンが含む放射性物質プルトニウム、アメリシウムの量が地中海その他の地域に比べると5〜20倍であることがわかった。しかし、この放射能含有量はWHO(世界保健機構)が定めている範囲内である上、食物連鎖の結果、さらに大きな動物に摂取されるに従って汚染度は低くなるという。
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10月20日(月) ナイル川クルーズ船火災で行方不明のスペイン人、遺体で発見
エジプト警察は、先週水曜日に炎上したナイル川クルーズ船“ケンピンスキー丸”の残骸から土曜日遺体を発見、在カイロ・スペイン大使館が写真と指紋を送ったところ、この遺体が行方不明となっていたスペイン人ホセ・ルイス・カルピオさんのものであることが、警察から大使館に口頭で伝えられた。正式な遺体送還手続きは書簡で身元確認が通達されてからになるが、大使館はすでにカルピオさんの遺族に連絡を取っている。 マヌエル・バスケス・モンタルバン氏の遺体、今日スペイン到着
金曜日真夜中、シドニーからマドリッドに戻る途中、バンコクのドン・ムアン空港で心臓発作のために亡くなった作家のマヌエル・バスケス・モンタルバン氏(64歳)の棺は今日正午頃にもローマ、マドリッド経由でバルセロナに到着する予定。明日の午前中はバルセロナのコルセロラ墓地で密葬が行われ、午後7時半からバルセロナ大学講堂で表敬式典が行われる。 ソユース、国際宇宙ステーションとドッキング
土曜日にスペイン人ペドロ・ドゥケ、ロシア人アレクサンドル・カレリ、アメリカ人マイケル・フォールの3宇宙飛行士を乗せてカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から発射された宇宙船ソユースTMA3は、モスクワ時間午前9時16分(スペイン時間7時16分)、ISS(国際宇宙ステーション)と無事ドッキングを終了した。 週末のスポーツの結果
テニス:開催2年目を迎えたマドリッド・マスターズ・シリーズが終了。決勝戦はチリのニコラス・マッス選手対スペインのフアン・カルロス・フェレロ選手で行われ、3−6、4−6、3−6で現在世界ランク1位の貫禄を見せ付けて、フェレロ選手が世界ランク21位のマッス選手を下した。
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10月17日(金) プレステージ号からの石油抜き取り模擬実験
およそ1.4万トンの石油を積載したまま、水深4000メートルの地点に昨年11月から沈んだままになっている石油タンカープレステージ号から石油を抜き取る作業が来春に予定されているが、これに先駆けてこの作業を担当することになったレプソル−YPF社の技術者が模擬実験を行い、その結果が昨日、政府により発表された。 Egunkaria紙関係者新たに8人逮捕 今回の捜査は、3月の捜査で押収された3万点の書類、とパソコン100台を調べた結果、会計上の不正が見つかったためで、治安警備隊は8人の逮捕にあたり、14ヶ所を家宅捜査、多数の書類を押収している。治安警備隊の発表によると、1990年以降、Egunkaria社には出所が不明な1500万ユーロの収入があり、この収入を隠して同社は900万ユーロの補助金を得ていたという。Egunkaria社ではこの収入をごまかすため、虚偽の発行部数の申告をしており、その数は時に実際の発行部数の倍以上だったという。治安警備隊ではこの収入がETAがらみのもので、Egunkaria社はETAの資金洗浄を行っていたと見ている。 バルデベニャスのカップル殺人犯、もう1件の殺人事件を自白
恋人への暴力により逮捕された後、1993年6月20日にアンヘル・イバニェスさん(当時24歳)とサラ・ドトールさん(当時20歳)を殺害した犯人であることがわかったグスタボ・ロメロ・テルセロ容疑者(31歳)が警察の取り調べに対し、1998年6月25日に行方不明となったロサナ・マロト・キンタナさん(当時21歳)も殺害していたことを自白した。 バレンシア州で大雨
昨日から続いている暴風雨の影響で、バレンシア州では各港が閉鎖、スクールバスは運休となっている。昨夜から特に目立った被害は出ていないが、カステジョン県ベニカルロでは県道340の地下道が50センチ浸水したほか、カステジョン県北部で大雨により一部の道路が一時的に通行止めとなった。
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10月16日(木) 密入国者大量に到着、沿岸警備の強化をモロッコ政府に要求
アンダルシアとカナリアス両州で24時間で528人(アンダルシア州385人、カナリアス州143人)がボートによるスペインへの密入国を企て逮捕された。この中には妊婦8人、乳児3人、幼児6人が含まれている。今回の逮捕人数は2001年8月18日の記録567人に次ぐ記録。 バスク州議会、最高裁判決にあくまでも抵抗
昨日、バスク州議会代表者委員会は、PNV(バスク民族党)、EA(バスク連盟)、IU(統一左翼)の賛成票により、Sozialistas Abertzaleak(愛国社会主義同盟)解散命令執行を阻止するためのバスク州議会の5決議を最高裁が無効とした判決に対し、控訴することを決定した。PP(国民党)とPSE(バスク社会党)は反対票を投じている。 ナイル川クルーズ船火事、スペイン人を含む外国人観光客負傷
スペイン時間今朝未明、およそ140人の外国人観光客を乗せてナイル川をクルーズしていた客船で火災が発生、少なくともスペイン人16人が負傷した。 プラネタ賞にアントニオ・スカルメタ氏
スペイン語文学対象の賞の中で最も賞金金額の高い(60.1万ユーロ)プラネタ賞の発表が昨夜行われ、下馬評どおり、チリのアントニオ・スカルメタ氏(1940年アントファガスタ生まれ)が第52回の受賞者に輝いた。スカルメタ氏はマイケル・ラドフォード監督アカデミー賞作曲賞受賞映画『イル・ポスティーノ』の原作者で、チリで最も有名な作家の1人。受賞作品はマリア・トルネスのペンネームで執筆した“El baile de la victoria(勝利のダンス)”で、スカルメタ氏によると、この小説は“2人の男と1人の女が自らの感情に忠実であろうとすべてを投げ出す愛と友情の物語”だという。
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10月15日(水) イラク派遣スペイン軍、初めて応戦 スペイン軍が駐屯しているディワニヤ基地から南へ30キロメートル、武器、車のブラックマーケットで知られる町アル・ハムザへの道路の検問所で昨日、1台の車がわき道に反れ、検問を回避しようとした。スペイン軍がこの車に停車を求めたところ、車に乗っていた男が発砲、これにスペイン・パトロール兵が応戦し、イラク人の男1人が腹部に銃弾を受け負傷、もう1人は逃亡した。スペイン兵士に負傷者は出ていない。スペイン防衛省では、これ以上の情報を開示することは拒否している。8月27日にスペイン軍のディワニヤ駐屯が始まって以来、スペイン兵が攻撃されたのはこれが初めて。 9月のIPC発表
INE(国立統計局)が昨日、9月のIPC(消費者物価指数)を発表した。食料品の大幅な値上りがあったにもかかわらず、夏の観光シーズンの終了と石油の値下の影響で、昨年9月からの12ヵ月間のインフレ率は前月比1%減の2.9%となっている。
食料品の値上がりがとくに顕著で、魚(2.9%)、野菜、豆類(2.7%)、羊肉(6.5%)、鶏肉(1.7%)、獣肉(8.8%)、果物(1%)など各食料品は軒並み値上がりしており、労働組合は政府に対し、食料品の値上がりに歯止めをかける対策を講じるよう求めている。一方、食料品価格管理会議で議長を務めている農業省事務次官のマヌエル・パチェコ氏は、農家からの買い上げ価格と市場価格に大きな差があることを認め、今後も調査を続けていくものの、「政府レベルで直接講じられる対策には限界がある」と述べている。 電子メイル詐欺関与でナイジェリア人123人逮捕
電子メイルを使った詐欺が横行しているとの各国大使館からの注意を受け、昨日までにスペイン国家警察は123人のナイジェリア人をこの詐欺グループに関与していた罪で逮捕している。この詐欺は、特にアメリカとカナダを中心として世界中に電子メイルを送って行われていたもので、これまでに50万人以上が被害に遭い、被害総額は3000万ユーロを超えている。詐欺の手口は、電子メイル受取人にアフリカ、またはイラクに預けられている多額の資金を引き出すために必要なコミッションを受取人が負担すれば分け前を与えるというもの、電子メイル受取人は宝くじに当選したが、当選金を受け取るのに保管金、税金などを支払わなければならないとするもの、また被害者に米ドル札の詰まったアタッシュケースを見せ、特別な化学薬品で洗浄してからでないとこのドル札を流通させられないが、その高価な薬品代を負担してくれれば分け前を与えるというものの3つ。
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10月14日(火) 漁船からコカイン8トンを押収
昨日セネガル船籍の漁船“South Sea”の船首に秘密の部屋があるのが見つかり、そこに隠されていたコカイン8トンが押収された。この船は、土曜日の午前中ポルトガル沖で逮捕、ポンテベドラ県ビラガルシア・デ・アロウサまで曳航された後、捜査を受けていたもので、警察の麻薬捜査特別チームはこのほか、31人を逮捕している。 老女2人が自宅で撲殺
日曜日の昼過ぎ、バルセロナ県ルビで、69歳と89歳の女性2人が自宅で殺害される事件が起きた。死亡したのは、ロセール・ルグニーさん(89歳)とその娘ロサ・マリア・ボラスさん(69歳)で、死体を発見したのは同居していたロサ・マリアさんの娘ネウスさんだった。2人は頭部を鈍器で殴られており、顔面は原形を留めない状態。しかし、自宅が盗難に遭った形跡はなく、警察ではあらゆる可能性を調べているものの、隣接する宝石店への強盗を企てた者の犯行である可能性が高いと見ている。 トラック運転手、国境道路封鎖 高速道路のさらなる安全性、最長労働時間48時間制限などを求めて、7年連続でヨーロッパ、アフリカ、アメリカの65カ国のトラック運転手25万人が参加し、各国で国境道路封鎖が行われた。この道路封鎖により、ギプスコア県イルンで6キロ、ジロナ県ラ・ジョンケラで8キロのほか、ポルトガルとスペインの国境でも渋滞があったが、待ち時間10分ほどの小規模なものにとどまった。
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10月13日(月) イスパニア・デーの軍事パレード開催
イスパニア・デーの昨日、マドリッドでは毎年恒例の軍事パレードが行われ、国王夫妻、アメリカ訪問中のフェリペ皇太子を除く王族が見守る中、軍隊、治安警備隊から3000人が参加した。今年の新たな話題は、スペイン軍と共に多国籍軍“プルス・ウルトラ”を構成する中米4カ国(エル・サルバドル、ドミニカ共和国、ホンジュラス、ニカラグア)と、スペイン軍1300人が参加する師団を率いるポーランド、そして連合占領軍の指揮をとっているアメリカ合衆国の国旗が行進に掲げられたこと。これには、イラク派兵の反対した社労党、統一左翼から抗議の声が上がった。 ETA、運送会社駐車場に爆弾
昨日の午前5時20分、ギプスコア県イルンの駐車場に止められていたナバラの運送会社オジョキエギ社トラック2台に仕掛けられていた爆弾が爆発、この爆発により起きた火災で同社のトラック12台が焼けたが、怪我人はなかった。焼けたトラックは1台が15万ユーロ相当。 マドリッド‐ジェイダ間AVE運行開始
11日土曜日、マドリッド‐ジェイダを結ぶAVEが開通、マドリッド午前7時発の最初の電車は乗客189人を乗せて午前9時58分、予定通りの時刻にジェイダに到着、平均時速は175キロで一時最高速度時速200キロで走行した。RENFEはすでに30200枚の切符を売り上げており、2ヵ月前から前売り券が購入できるAVEの込み具合は平均71.2%だという。 週末のスポーツの結果
自転車:カナダのハミルトンで行われていた自転車競技世界選手権最終日の昨日、スペイン選手が金、銀メダル獲得の快挙に輝いた。ゴールまで5キロの地点でスパートをかけたイゴール・アスタルロア選手(27歳)はそのままライバルたちを振り切って単独ゴール。それに続くイタリア、ベルギーの選手を中心とする集団内での激しい2位争いの結果、2位にはもう1人のスペイン人選手アレハンドロ・バルベルデ選手が入った。 |
10月10日(金) デポル・サポーター殺害犯を逮捕
火曜日に国王杯の試合後サポーター同士の喧嘩に巻き込まれ31歳の男性が死亡した事件で警察は昨日、自首してきたガブリエル・ロドリゲス・ペレス容疑者(27歳)を逮捕した。 イスパニア・デーの軍事パレードのため、セントロ通行止め(マドリッド) イスパニア・デーの軍事パレードが開催されるため、あさって日曜は、カステジャーナ大通り、パセオ・デ・レコレトス、パセオ・デ・プラド(カルロス5世広場まで)が通行止めになる。また、ゴヤ、ヘノバ、オルテガ・イ・ガセット、グラン・ビア、アルカラの各通りも通行止めで完全駐車禁止となる。通行禁止となるのは土曜日の午前5時から日曜日の午後2時半まで。軍事パレードは日曜日の12時に始まり、コロン広場に巨大スペイン国旗が掲揚される。国旗への敬意を表するために毎月最終水曜日に国旗を掲揚することの賛否をめぐる議論は、結局5月15日(サン・イシドロの日)、6月24日(国王の誕生日)、10月12日(イスパニア・デー)、12月6日(憲法記念日)だけに国旗を掲揚することで落ち着いている。 キング容疑者、黙秘権を行使 ロシア・バニンコフさん、殺害容疑者として逮捕されているイギリス人トニー・キング容疑者の調書作成のため、今日、担当のマリア・ヘスス・デル・リオ判事が午前9時半過ぎ、マラガ県のアラウリン・デ・ラ・トレ刑務所を訪れたが、キング容疑者は憲法で保障されている黙秘権を行使、調書作成は別の日に持ち越された。
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10月9日(木) 史上最大のETA捜査で34人逮捕
2002年の12月19日にイボン・フェルナンデス・イラディ“ススペル”容疑者を逮捕した際に押収したリストにより、昨日スペインとフランス合同で350人の警官が動員され、ETAに対する史上最大の捜査が行われた。この結果、ETAに協力した容疑で34人(うち29人はスペインで逮捕)が逮捕された。 スペイン大使館付き武官、バグダッドで暗殺
在バグダッドスペイン大使館付き武官のホセ・アントニオ・ベルナル・ゴメス空軍一等軍曹が、今日自宅を出たところで狙撃され、死亡した。 ダライ・ラマ、5度目の訪西
チベットの精神的リーダーであるダライ・ラマ氏が昨日マドリッドに到着したが、「単なる宗教指導者ではなく、国家の分裂を推進している政治亡命人物」とする中国政府からの強力な圧力により、スペインのいかなる政府機関もダライ・ラマ氏を受け入れていない中、ダライ・ラマ氏本人は「今回の訪問は政治的なものでは全くなく、平和と対話の推進が目的である」と述べている。
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10月8日(水) 正式開通を前にAVEのプロモーション運行
乗客を乗せての正式開通を土曜日に控えたマドリッド-サラゴサ-ジェイダを結ぶAVEのマスコミ向けプロモーション運行が昨日行われた。昨日はグアダラハラ県ハドラケで一時的に電圧が下がり、2分間の停車があっただけで、マドリッドとジェイダ間の上り、下り線(各線の乗客およそ170人)とも予定通り2時間40分で終着駅に到着した。運行平均時速は171キロで、新しい安全システムRTMSが機能し、時速350キロでの運行が可能になるまでにはおよそ1年かかると見られる。また、この路線用に発注されている車両シーメンス社のICEとタルゴ社のBombardierもまだで、現在はAlstom車両(マドリッドからジェイダまで運行)とAltaria車両(マドリッドからバルセロナまで運行)が使用されている。 国王杯観戦のサポーター衝突で死者1名
昨日、サンティアゴ・デ・コンポステラで行われた国王杯の試合コンポステラ対デポルティボで過激派サポーター同士の衝突があり、31歳の男性1人が死亡した。 “憲法の父”集まる「いかなる憲法改正も合意のもとに」
昨日、憲法制定25周年式典の一環として、政府の招待により、アビラ県のナバレドンダ・デ・グレドスのパラドールに1978年のスペイン憲法の草案者7人のうちホセ・ペドロ・ペレス-ジョルカ、ミゲル・エレロ、ロドリゲス・デ・ミニョン、ガブリエル・シスネロス、グレゴリオ・ペセス-バルバ、マヌエル・フラガ、ミケル・ロカ各氏の6人が集まった。ジョルディ・ソレ・トゥラ氏は健康上の理由により欠席。
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10月7日(火) ダリ・イヤー始まる
来年がスペインを代表する芸術家の1人サルバドール・ダリの生誕100周年にあたることから、昨日国王夫妻出席のもと、ダリ・イヤー開催記念晩餐会が開かれた。ダリ・イヤー期間中には15の特別展覧会を始め、様々な催し物がスペインのみならず世界規模で開かれるが、スペインのみならず、世界のコレクションから集められた150点の作品によりダリの作風を時代ごとに展示する生誕100周年記念展覧会は、スペイン国内では開かれず、2004年9月からベネツィアのPalazzo Grassiで、その後2005年2月からアメリカのフィラデルフィア美術館で開催される。また11月にはプラネタ出版社よりダリの著作全集が発行される。 ダリ・イヤー最初の行事として今日は、バルセロナで国際講演会が開かれる サンドラ・パロさん殺害事件裁判
今年5月17日に、サンドラ・パロさん(当時22歳)の殺害に関わった4人のうち未成年者3人の裁判が昨日開かれた。この事件は、4人がサンドラさんを車に乗せ、レガネス市の空き地に連れて行き、そこでサンドラさんを強姦した後、車で轢き、まだ息のあるサンドラさんに火をつけ焼死させたもので、容疑を認めた3人のうち17歳の2人に対しては懲役8年、保護観察処分5年、14歳の1人には懲役4年、保護観察処分3年が宣告された。もう1人は21歳で成人であるため、裁判は別に行われる。 “エクスタシー”摂取で3人重体
昨日の午前9時半頃、道路に3人の男性が倒れていると通報があった。チャンベリ地区にあるアフターアワーディスコ(午前6時に開店)に救急車が駆けつけると、麻薬(エクスタシーとケタミン)を過剰摂取した29歳から31歳の3人の男性が、道路で意識を失って倒れていた。この麻薬はそれぞれ興奮作用と鎮静作用を持つもので、2人は運び込まれた病院で昏睡状態に陥り、低体温症を併発、一時は命が危ぶまれていた。もう1人はイギリス人で、同様に集中治療室に運ばれたが昨日の午後に意識を取り戻した。
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10月6日(月) サラゴサで国家水路計画反対集会
サラゴサのピラール広場で初めて40万人の反対集会が開かれて4年、昨日同じ場所で改めて政府の推進するPHN(国家水路計画)に反対を表明する集会が開かれ、アラゴン州知事、アラゴン州内3県都市長を始めとし、労働組合、農業組合、環境団体や一般市民が参加、エブロ川の水をムルシア、バレンシア州に流す水路建設にきっぱりとNOを示した。 8千メートル超の高山登頂回数世界記録樹立
昨日、アラバ県出身ビトリア市在住のフアン・オイアルサバルさん(47歳)が、ネパール・ヒマラヤのチョー・オユー(8201メートル)の登頂に成功、8000メートル超クラスの高山登頂回数20回で、シェルパのアング・リタさんを1回上回る登頂回数世界記録保持者となった。 ピラールさん大集合、ギネス新記録達成(マドリッド)
マドリッドの北、エル・パルド−フエンカラル地区で発行されている地域新聞Vaguada.net紙の主催で、バリオ・デ・ピラールにマリア・デル・ピラールさんが集合、これまでのギネスブックの同名集合人数記録122人(オーストラリアのシャーリーさん)を塗り替える449人のピラールさんが集まった。最年少は生後8日、最年長は91歳で、いずれも賞品を獲得した。また、フリアン・デル・ピラールさんという名の男性として唯一の参加者もあった。 週末のスポーツの結果
ラリー:イタリアのサン・レモで行われたレースでスペインのカルロス・サインス選手は4位入賞。総合成績では3位につけており、1位との得点差は4ポイント。この先残るコルシカ、カタルーニャ、イギリスでの3レースに望みをつないだ。 |
10月3日(金) 西独首脳会談、将来のEU構想の食い違い解決せず
明日からローマで開かれるEU政府間協議を前に、昨日ドイツのシュレーダー首相とアスナル首相が会談し、EUの将来をめぐる両国の意見の違いが改めて確認された。シュレーダー首相は、シラク・フランス大統領と共に人口を基準として投票権を割り与え、多数決で採決を取る方法への変換を提案している一方、アスナル首相は、スペインのEU内での影響力を保持するため、ニース条約で決められた現在の投票権数に固執している。両国首相はこの10ヶ月間言葉を交わしておらず、ここ数週間はマスコミを通しての互いへの攻撃が続いていた。 AVEの線路近くの新たな穴出現に地質学者が警鐘(サラゴサ)
マドリッドとジェイダを結ぶAVEの線路から650メートル離れた農地で直径8メートル深さ15メートルの穴が見つかった。アラゴン地質学者会会長ホアキン・ラオス氏は、この穴の突然の出現は異例だとしながらも、サラゴサ付近でこの1年半にすでに同様の大きさの穴が5つ見つかっていることを指摘。今後もフエンテス・デ・エブロからサラゴサの間のAVEの線路近くまたは線路下で地面の突然の陥没により穴が開く可能性があると述べ、「私も私の家族もAVEには乗らないだろう」という発言まで飛び出した。 国会で外国人法改正案承認
すでに政府とPSOE(社労党)の間で合意に達していた外国人法改正案が昨日、国会で95%の支持を受け、承認された。外国人法が改正されるのはPP(国民党)政権となってから3度目。承認決議は賛成が254票、反対または棄権が14票で、CiU(カタルニャ連合)は同党のいくつかの修正案が上院で承認されることに希望を残した。この改正案が変更なしに上院で承認されれば新しい法案は来年1月から施行されることになる。
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10月2日(木) バスク州議会のバタスナ党解散命令拒否合意決議は無効
バスク州議会執行委員会が元バタスナ党で現在はSotialista Abertzaleak(愛国社会主義同盟)と名前を変えている議員グループに対する裁判所からの解散命令を実行しないことで達した5つの合意内容に関し、最高裁判所特別法廷は、昨日、この決議は無効であるとの判決を下し、ただちにSotialista Abertzaleakを解散、この政党に属する議員を無所属議員扱いとするよう求めた。 アセベス内務大臣、潜在的危険人物のデータベース作成を提案
アンヘル・アセベス内務大臣は、昨日国会で“スペイン国内外での前科はすでに取り消されているとしても、性犯罪やその他犯罪を犯す存在的可能性のある人物”のデータを官憲当局のデータベースに登録するためのデータ保存法改正を提案した。 フラガ知事、心臓手術
来月で81歳になるガリシア州知事マヌエル・フラガ氏が昨日、心臓にペースメーカーをつけるための手術を受けた。手術は局部麻酔で行われ、所要時間は40分。昨日はア・コルーニャ市内の病院で一夜を過ごしたが、特に異常がなければ今日中に退院する予定。 マドリッドの王立劇場スト
午後8時になっても労働者側との話し合いの決着がつかずストが決行され、昨日、ヘスス・ロペス・コボス氏指揮のオペラ“ラ・トラビアータ”はコンサート形式で行われた。聴衆のおよそ60%がチケットの払い戻しを行ったと見られる昨日の公演には、ピラール・デル・カスティジョ文部大臣、アルベルト・ルイス・ガジャルドン・マドリッド市長が駆けつけ、劇場支配人への支援を示した。労働者側の要求は、IPC(消費者物価指数)プラス2%の昇給と保険、託児システムの充実、労働シフトの新しい編成。
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10月1日(水) 来年度予算案国会提出 昨日、アスナル政権最後となる予算案が国会に提出された。今年度の目標であったインフレ率2%は達成される見込みがなく、この達成は来年度に持ち越されるほか、財政赤字ゼロ、経済成長率3%という今年度と同じ目標が引き続き掲げられている。また国家収入と社会保険収入を合わせて2168.32億ユーロ(5.2%の増収)の収入の一方、2205.16億ユーロの支出(4.3%増)が見込まれているほか、新たに30万人の雇用を創出する目標も掲げられた。2年連続のIRPF(所得税)減税に加え、ガソリン、タバコ、アルコールの消費にかかる特別税は凍結されるにも関わらず、税収入の増加が見込まれている。 大雨により交通事故で20人が死亡 昨日、スペインは全国的に大雨に見舞われ、各地で渋滞と事故が多発した。ブルゴスで女性3人と男性2人が死亡、トレドで子供2人を含む4人、タラゴナで若者3人、セゴビアで2人など合計20人が命を落としたほか、今年最初の秋雨が到来したマドリッドでは、朝のラッシュアワーに高速道路から首都に入る渋滞が153キロにもなった。昨日1日のマドリッドでの雨量は、この3ヶ月間を合わせた雨量を超え、交通事故件数は400件(前日比310%増)に達し、87人が重軽傷を負っている。昨日最大のマドリッドでの事故は、国道4号線での市バス2台の衝突事故で、乗客28台が負傷した。 チリで逮捕のスペイン人夫婦、引き続き拘留
15000ユーロで生後2ヶ月の乳児を違法に購入した罪で、チリに拘留中のカナリアス諸島在住の2人のスペイン人盲人夫婦は、引き続きチリに拘留されている。この夫婦は過去にもチリから合法的に子供を養子にしようとしたことがあったが、必要条件を満たしていないとして、却下されていた。 男性長寿世界一はスペイン人
一昨日、男性長寿世界一だった日本人の中願寺雄吉さんが114歳で亡くなったのを受け、男性長寿世界一はメノルカ島のジョアン・リウダベッツ・モルさんとなったことが昨日、ギネスブックにより発表された。リウダベッツさんはこの12月15日で114歳になる。
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