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11月28日(金) ギリシャで逮捕のスペイン人2人、仮釈放
6月にギリシャのテッサロニキで欧州理事会開催中に逮捕されたアンチグロバリゼーション活動家5人が53日間のハンストを終えた。裁判所がようやく裁判の日付を1月12日と定め、それまでの間、逮捕されていた5人を、ギリシャ国外に出ないという条件で保釈金なしで仮釈放することを決定したため。 85%のスペイン人、イラク戦争は“無意味”
王立エルカノ協会が10月から11月の頭にかけて、1204人を対象に電話で行った調査によると、85%のスペイン人がイラク戦争を無意味だったと考えていることがわかった。これは、ヨーロッパで最も高い数字で、スペインの次には1ポイント差でフランスが続いている。調査対象となった人々の56%がスペインの対外政策にはアメリカよりヨーロッパの方が重要であると考えており、アメリカの方が大切であると考えている6%を大きく上回ったが、36%の人々は、ヨーロッパとアメリカは等しく重要であると考えていることもわかった。この数字はポーランドの2倍、その他の国々の3倍となっている。 デビスカップ、カルロス・モヤ選手、フィリポウシス選手破る
オーストラリアのメルボルンで開かれているテニスの国別対抗トーナメント、デビスカップの決勝第2戦が行われ、スペインのカルロス・モヤ選手が6-4、6-4、4-6、7-6で、オーストラリアのマーク・フィリポウシス選手を破った。第1戦では、フアン・カルロス・フェレロ選手対レイトン・ヒューイット選手の試合が行われ、3時間50分の激闘の末、3-6、6-3、3-6、7-6、6-2で惜しくもフェレロ選手が破れていたが、モヤ選手の健闘により、スペインとオーストラリアの対戦成績は1対1のタイに戻された。 第50回オンダス賞発表 昨日、バルセロナで第50回オンダス賞の発表が行われた。各部門の主な受賞結果は以下のとおり。
ラジオ部門(カッコ内は放送局名)
テレビ部門 (カッコ内は放送局名)
映画部門
音楽部門 (カッコ内は歌手名)
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11月27日(木) ラホイ氏、さらなるアメリカとの関係強化を約束
3月の総選挙で与党PP(国民党)から首相候補として立つことが決まっているマリアノ・ラホイ書記長が昨日、カサ・デ・アメリカで演説を行った。当選した暁に彼が取る外交政策はホセ・マリア・アスナル首相の現在の政策を踏襲するもので、“テロリズムとの闘い”が政治家としての最優先事項であるとラホイ氏は述べ、アフガニスタン、イラクへの軍事介入は正しい決定であったとの見解を述べた。 接近禁止命令無視、恋人を刺殺
昨日、レオンで新たなDV(ドメスティック・バイオレンス)の犠牲者が出た。殺されたのはグロリア・パルミラ・ブランコさん(57歳)で、5年間一緒に住んでいたものの15日前に家を出た元恋人のセルバンド・ガルシア・ガルシア容疑者(56歳)に自宅で刃渡り11センチのナイフで6ヶ所を刺され死亡、その場に居合わせたグロリアさんの友人のベゴニャ・アラウホ・マルティネスさん(49歳)も4ヶ所を刺され重傷。 9自治州に強風と雪の警戒呼びかけ 国立気象庁の予報を受け、スペイン国内9自治州に強風と雪への警戒が呼びかけられている。この9自治州はアンダルシア、アストゥリアス、アラゴン、カタルニャ、カスティジャ・イ・レオン、カンタブリア、ガリシア、ナバラとパイス・バスコで各自治州の予報は次のとおり。
アストゥリアス、パイス・バスコおよびカンタブリア州 各州の住民に対しては、必要でなければ高速道路を使った旅行は避けるよう、もしも車で長距離を移動する場合は、チェーンと携帯電話、コートを用意し、給油は100キロごとに行うよう勧告されている。
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11月26日(水) ETAメンバー、“ガダフィ”、法廷で大暴れ
1991年11月7日、ビスカヤ県のエランディオで治安警備隊員アントニオ・モレノ・チカさんの車に爆弾を仕掛け、息子の1人ファビオ君(当時3歳)が死亡、双子の兄弟アレクサンダー君とアントニオさんが重傷を負った事件に関与した罪に問われている元ETAの物資供給担当リーダーのフアン・カルロス・イグレシアス・チョウサス、通称“ガダフィ”被告は現在フランス政府より一時的にスペインに身柄を引き渡されているが、彼のスペインでの裁判2日目の昨日、ガダフィ被告が法廷で暴れ、判事の命により追い出される事件が起きた。 アンチグロバリゼーション活動家、ハンスト1ヵ月
欧州理事会が行われていたギリシャのテッサロニキで6月21日に逮捕された130人のアンチグロバリゼーション活動家のうち、ギリシャ人3人、スペイン人2人、イギリス人1人、シリア人1人の7人だけが引き続き収監、彼らは10月5日よりハンガーストライキを行っている。このうち、スペイン人のカルロス・マルティンさん、フェルナンド・ペレスさんとギリシャ人活動家の1人は危険な状態にあるため、現在、アテネ郊外のニカイア病院に収容されており、予断を許さない状況にあるという。 2007年アメリカズカップ開催地はバレンシア 2007年に開かれるヨットレース、第32回アメリカズ・カップの開催地としてリスボン、ナポリ、マルセイユ、バレンシアが候補にあがっていたが、この中からバレンシアが開催地に選ばれた。2003年大会の優勝者であるアリンギチームがタイトル保持をねらう2007年大会は、初めてのヨーロッパでの開催となり、バルセロナ、マジョルカも立候補していたが第一次選考で落ちていた。
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11月25日(火) ELN、スペイン人の人質を解放
コロンビアのゲリラ組織ELN(コロンビア民族解放軍)に他の外国人6人と共に誘拐され、人質となっていたギプスコア県出身のスペイン人アシエル・ウエグンさんがドイツ人女性と共に73日ぶりに解放され、昨日の現地時間正午(スペイン時間午後6時)首都ボゴタの北東約1000キロにある町バジェドゥパルに赤十字社のヘリコプターで到着した。サンタ・マリアにあるネバダ山脈で誘拐された7人の外国人のうち、イスラエル人4人とイギリス人1人はいまだに人質となっている。 Premio Naional de Danza受賞者にナチョ・ドゥアトさんとサラ・バラスさん
教育文化省が舞踊界で功労のあった人物に送るPremio Naional de Danza(国立舞踊賞)の2003年度の受賞者が昨日発表された。受賞したのは、国立舞踊団の監督ナチョ・ドゥアトさん(1957年バレンシア生まれ)と、フラメンコダンサーのサラ・バラスさん(1972年サン・フェルナンド生まれ)の2人。 コピート、死因は安楽死
昨日死亡が発表されたバルセロナ動物園の白ゴリラ、コピート・デ・ニエベの死は安楽死によるものだった。動物園の獣医チームリーダーのヘスス・フェルナンデス氏がマスコミ関係者に語ったところによると、2001年5月にコピートがガンと診断されて以来、コピートが通常通りの生活を続けられるよう最大限の努力が行われてきたが、最後の5日間は非常に難しい病状となり、世界の様々な動物園関係者にも相談した結果、苦しんで死ぬよりは、と安楽死が決定されたという。コピートを安楽死させるにあたっては、まず飲み薬により全身麻酔が施され、その後注射が行われたという。獣医チームは「あっという間の死の訪れで、コピートは何も気づかなかった。」と述べている。
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11月24日(月) フェリペ皇太子の挙式の日取り決定
スペイン王室は、フェリペ皇太子とニュースキャスター、レティシア・オルティスさんの挙式を5月22日正午、マドリッドのアルムデナ大聖堂で行うことを土曜日発表した。挙式は、アントニオ・マリア・ロウコ・マドリッド大司教の手により行われる。 白ゴリラのコピート、死亡
バルセロナ市役所の発表によると、今日の午前6時40分、世界で一匹の白ゴリラ、コピート・デ・ニエベが皮膚ガンにより死んだという。 湾岸船舶博物館オープン(ビルバオ)
先週の金曜日、ビルバオに湾岸船舶博物館がオープンした。これは、1980年代まで造船が行われていたビルバオ市内のドックに、ビルバオが港湾・工業都市であったことを忘れないための都市計画の一環として作られたもので、博物館では年間10万人の入場者を見込んでいる。
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11月21日(金) 国家水路計画工事の入札開始
エブロ川からの水をアルメリア州まで引く水路工事計画の最初の工事区間として、環境省はムルシアとアルメリアの2区間での工事の入札開始を発表した。2区間での合計工事距離は15キロ、総工費は約2200万ユーロ。 クリスマスに映画館ストの可能性(マドリッド) 映画館労働者の45%以上が所属するUGT(労働者総同盟)マドリッド支部は、12月21、25、28日と1月1日、6日の午後6時から10時までのストを呼びかけている。これは、7ヶ月にわたって行われている賃上げ交渉が暗礁に乗り上げているためで、労組関係者の話によると、マドリッドの映画館の座席案内係の平均月給は手取りで550ユーロ、映写係で700ユーロで、興行収入が20%低いバルセロナより35%少ない額となっているにもかかわらず、企業側がIPC(消費者物価指数)プラス1.5ポイントの賃上げを認めないため、議論が難航している。昨年、マドリッドの映画館が得た収入はほぼ1.38億ユーロに上り、新しい映画館が次々オープンしていることからも映画館が経営危機にあるとは考えられないという。 死後初のチジダ回顧展(バルセロナ)
バルセロナのミロ財団美術館で昨日から、死後初めてのエドゥアルド・チジダ(サン・セバスティアン出身。1924-2002)回顧展が始まり、初日の昨日は、サルスエラ宮にもチジダ氏の作品を所有する国王のほか、ジョルディ・プジョール・バルセロナ州知事、フアナ・ガルシア・バルデカサス・行政大臣、ジョアン・クロス・バルセロナ市長、展覧会のスポンサーであるBBVAのフランシスコ・ゴンサレス頭取などが駆けつけたほか、チジダ氏の未亡人ピラール・ベルスンセさんも子供、孫に付き添われ、美術館を訪れた。
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11月20日(木) スペイン、サッカー・ヨーロッパ選手権出場権ようやく獲得
来年ポルトガルで開催されるサッカーのヨーロッパ選手権の出場権をかけてオスロで行われたスペイン対ノルウェーの予選プレーオフ第2戦は、スペインチームへの寒さの影響が心配されていたものの、3−0でスペインが圧勝。第1戦でも2-1と勝利していたスペインは、来年6月12日から7月4日までポルトガルで開催されるヨーロッパ選手権への出場権を獲得した。 バニンコフ事件真犯人?
唯一の容疑者であるトニー・アレクサンダー・キング被告が「不動産利益をめぐるマフィアの抗争からロシオ・バニンコフさんを殺害した真犯人である」と証言してから6日後の昨日、フエンヒローラ裁判所は被告の友人ロバート・グラハムに被告として出頭するよう命じた。 ETA新メンバー、さらに2人逮捕
火曜日に行われた一斉捜査から2日、今日はギプスコア県エイバルとアスペイティアでさらに2人のETA新メンバーが逮捕された。昨年12月のイボン・フェルナンデス・デ・イラディ、通称“ススペル”逮捕の際に押収された証拠書類によりETAに新加入したことが判明、逮捕された人数はこれで55人となった。
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11月19日(水) 12人のETA新メンバー逮捕
中央管区裁判所、バルタサール・ガルソン判事の命により150人の警官を導入した大規模な一斉捜査が昨日の未明行われ、テロリスト組織ETAに新メンバーとして加入したと見られる12人がギプスコア県、アラバ県、ナバラ州とセビジャで逮捕された。 イバレチェ・プラン訴訟、裁判所手続き開始を決定
パイス・バスコ高等司法裁判所は、アラバ県議会から出されていたイバレチェ・プラン提訴状の内容を検討した結果、5人の判事のうち3人が、パイス・バスコ州政府による政治憲章改正案承認が法にのっとったものであるかどうかを判断する権限が同裁判所にあると判断、手続きを開始することが決定された。これにより、PNV(バスク民族党)、IU(統一左翼)、EA(バスク連盟)で構成されているパイス・バスコ州政府は、イバレチェ・プラン承認に関する書類を裁判所に提出しなければならない。 スペイン、モロッコ内務大臣会談
モロッコのサヘル内務大臣が昨日マドリッドを訪れ、スペインのアセベス内務大臣と移民問題についての会談を持った。1ヵ月前にマラガで両国の外交関係者が会談した際には、1年間におよそ8000人と見られるモロッコを出帆し、スペインに上陸するサハリ砂漠南部諸国民とアルジェリア人を、船主がモロッコ人の場合に限りにモロッコに送還することで合意に達していたものの、昨日の会談でサヘル内相は、来西の目的を「国王モハメッド6世が移民問題解決のためにとった対策について説明するため」とし、サハラ砂漠南部諸国民およびアルジェリア人の送還問題については、「何人かは受け入れるものの、組織立てて大掛かりな送還を行うのは、モロッコもアルジェリアとの移民問題をかかえている現状では難しい」とし、全員の送還は受け入れられないと述べた。
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11月18日(火) 20ヶ月の男児、犬に噛まれて死亡
日曜日、シウダ・レアル県カルサダ・デ・カラトラバの農家で、生後20ヶ月の男児が一緒に遊んでいたグレートデンに噛まれ死亡する事件が起きた。男児は8歳の兄、犬と共にボールで遊んでいる最中、犬からボールを取ろうとしたところ、いきなり犬が男児に襲いかかった。通報を受けた治安警備隊が医者と共に駆けつけたが男児はすでに死亡していた。グレートデンは一般的にはおとなしい性質の犬として知られており、これまでにも何度も子供たちと遊んでいたにもかかわらず、襲い掛かったことは一度もなかった。しかし、今回はいつもと違い子供たちが羊のそばで遊んでいたため、犬が過剰反応したのではないかと考えられている。 セクハラ市長に最高裁の判決
昨日、最高裁判所は、カスティジャ・イ・レオン高等裁判所の訴えを認め、レオン県ポンフェラーダ元市長、イスマエル・アルバレス・ロドリゲス被告に3ヵ月にわたって2160ユーロの罰金を支払うことと、原告で市会議員のネベンカ・フェルナンデスさんへの賠償金1.2マンユーロの支払いを命じた。 セファルディ博物館、リニューアルオープン(トレド)
2年間の修復作業を終え、明日、トレドのセファルディ博物館がリニューアルオープンする。カスティジャ王国財務大臣だったサムエル・レビにより14世紀に建てられたトランシト・シナゴーグの建物を利用したこの博物館は1253点に増えた収蔵作品のうちの250点を3つの展示室で展示するほか、トレド、サラマンカ、セビジャのユダヤ人墓地にあった、ヘブライ語で刻まれた墓碑の並ぶパティオも持つ。昨日は、リニューアルオープンを記念して午後にフェリペ皇太子、デル・カスティジョ文部大臣、ボノ・カスティジャ・ラ・マンチャ州知事、モリナ・トレド市長が博物館を訪問した。 |
11月17日(月) カタルニャ州選挙、CiU僅差で勝利
-議席135をめぐる州議会選挙、100%開票の結果‐ 数字上ではジョルディ・プジョル現職知事から後を継いだアルトゥール・マス氏率いるCiUの勝利ではあるが、過半数は獲得できておらず、すべては選挙後の話し合いにかかっている。前回PPとの連合によりかろうじて政権を維持したものの、その結果今回の選挙で10議席を失うこととなったCiUは、今回は過半数に至らないためPPとの連立は不可能。過半数68議席のカタルニャ州議会でCiUと連立政権を組み69議席で民族主義政府を成立させるか、PSC、ICVと組み74議席で左翼政権を成立させるかの鍵は、前回選挙から2倍に議席を増やしたERCが握っている。 フランス南部でETAメンバー2人を逮捕
フランス警察は昨日、ETAの物資調達係と見られるスペイン人2人をフランス南部のアジャンで逮捕した。この2人はミケル・ウスクドゥン、イゴール・レトナ容疑者で、2人が逮捕されたアジャンから30キロの地点にある古い水車小屋からは、オートマチックのピストル6丁、装填されたマシンガン、手榴弾のほか、ナンバープレート偽造のための用具が押収された。 プレステージ1周年デモに4万人が参加 2日間降り続いた雨がやんだ昨日、サンティアゴ・デ・コンポステーラで市民団体Nunca Maisが“あの被害を忘れないために”主催したデモには4万人(警察発表。主催者側発表の数字は15万人)が参加、主催者側の予想を大きく上回る参加者でカテドラル前のオブラドイロ広場は人で埋まった。デモは、作家のマヌエル・リバス氏、俳優のルイス・トサール氏の声明文発表で締めくくられ、プレステージ事故が人々の記憶から消されていないことが示され、参加者から改めて住民不在の政府の対応への非難の叫びが上げられた。
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11月14日(金) 中央政府、イバレチェ・プランを憲法裁判所に提訴
スペイン中央政府は昨日、バスク州政府と州議会評議会による、バスク州のさらなる自治化推進を目的としたイバレチェ・プラン承認手続き開始の決定を憲法裁判所に提訴した。中央政府はイバレチェ・プランが“数々の重大な憲法違反”を犯しているとし、承認手続き停止を要請、また決定を無効とするよう求めている。ミチャビラ法務大臣は「これが、分離主義、全体主義に対する、民主主義からの回答である」と述べている。 10月のIPC発表
昨日、INE(国立統計局)により、10月のIPC(消費者物価指数)が発表された。10月のインフレ率は先月より0.3ポイント下がり、過去4年間で最低の数字2.6%を記録。これは、燃料費が下がり、生鮮食品の値上がりが落ち着いたためだが、しかしその一方、でバーゲンシーズンの終了により、衣服、履物が前月比7.8%と大幅な値上がりを見せている。今年10ヶ月のインフレ率は、ユーロ経済圏目標の2%より0.1%高い2.1%の増加となっている。この1ヶ月で大きく値上がり、値下がりしたものは以下のとおり。 ラポルタ会長宅に、脅迫メッセージの落書き
昨日の朝、サッカーチーム・FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長の玄関とその周りに、彼とその家族を殺すという内容に始まる脅迫と侮辱の内容で落書きが見つかった。落書きにはバルサの過激ファン組織 Boixos Noisのサインがあり、ラポルタ会長は、「彼らの脅迫には屈しない。暴力を終わらせるためには、忍耐は効果がない。」と、この事件を通報した。
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11月13日(木) プレステージ事故から1年
プレステージ事故発生から1年、ガリシア州政府と環境保護団体の間では、いまだに地方では事故の後遺症をめぐる議論が続いている。石油タンカー沈没後に結成された市民団体Nunca Maisでは、今週の日曜日にサンティアゴ・デ・コンポステーラでの集会が予定されている。 マドリッド州議会成立
昨日、マドリッド州議会は予定通り成立を見た。6月10日に議長選挙を意図的に欠席、州選挙再告知の原因となった元社労党議員エドゥアルド・タマヨ、マリア・テレサ・サエス両議員の姿は議席になく、出席した111人の議員のうち、気まずい思いをしていたのは、PP(国民党)のアルベルト・ロペス・ビエホ氏のみ。 麻薬追放キャンペーン試合行われる
昨日、マドリッドのビセンテ・カルデロン・スタジアムで観衆1.5万人を集め、麻薬追放キャンペーンの慈善試合、リーグ代表対アトレティコ・デ・マドリッドが行われた。この試合は、エレナ王女の呼びかけにより行われたもので、試合前にシンクロナイズドスイミングのジェンマ・メングアル選手が声明文を読み上げた。
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11月12日(水) モロッコ新たな密入国対策導入へ
カディス県ロタ沖で50人近くの密入国者を乗せたボートが難破し、これまでに36人が遺体でみつかっているが、浜辺に打ち上げられた腐敗した遺体の映像はスペイン国内だけでなく、アラブ諸国でも流され、大きな反響を呼んでいる。 1日で2人のDV犠牲者
マジョルカ島のソン・セルベラで昨日の午前6時、妻を殺したと兄弟に付き添われ男が自首した。妻のセシリア・ゲレロ・マルティネスさん(31歳)の首に締められた跡がなかったため、警察では毛布か枕で窒息死させられたものと見ている。犯人のクレメンテ・ロドリゲス・カベサ(31歳)容疑者とゲレロさんは別居しており、2人の間には5歳の息子が1人いる。このほかにも昨夜、バレンシアでも離婚手続き中の夫(56歳)が妻(50歳)を刺殺した後、首を吊って自殺した事件があった。 裁判所、宝くじ当選金の支払い一時停止を命令
バルセロナ県リポレットにある自動車部品工場シンテルメタルの従業員20人の間で、10年以上前から共同で購入しているONCE(国立スペイン盲人協会)発行宝くじが一等の600万ユーロに当選、しかし当選くじを持っている従業員が金曜日から行方不明となっており、従業員の残り19人は裁判所にこの男性を提訴したため、実態調査のため、この男性の銀行口座は現在凍結、当選金の支払いも止められた。
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11月11日(火) 道路いきなり陥没(カラタジュー)
月曜日の午前1時、サラゴサ県カラタジューのフスト・ナバロ通り6番地と8番地の住民は避難を余儀なくされた。道路が幅20メートルにわたりいきなり陥没したためである。築30年の8番地のマンションの建物にはひびが入り、この陥没により停電が発生した。 ガジャルドン市長、増税案一部変更を発表
マリアノ・ラホイPP(国民党)書記長との会談の後、マドリッド市長ルイス-ガジャルドン氏は、「市民から理解を得るための十分な説明ができなかった」とし、マドリッド市内で賃貸を促進するため空家となっている住居へ通常の固定資産税の50%を課すとしていた案を取り消すと発表した。 同性愛カップルの婚姻届、却下
10月22日、マドリッド市役所に婚姻届を提出していた同性愛カップルの婚姻届は「生物学的に同じ性の婚姻は法的に認められていない」とし、却下された。婚姻届を提出したペドロ・セロロさん(社労党所属マドリッド市議)のカップルと、ベアトリス・ヒメノさん(同性愛者団体代表)のカップルは「提出時から予想された結果です。我々の意図は最初から、この決定を提訴することで、この差別を憲法裁判所に持ち込むつもりです。」と述べた。 ロカ難破ボート救出までの所要時間は52分
カディス県ロタ沖で密入国者およそ50人を乗せたボートが10月25日に難破し、少なくとも36人が犠牲となった事故で、昨日、フランシスコ・アルバレス-カスコス勧業大臣はエル・パイス紙の取材に対し、ボートを見つけた船からの通報を受けてから海上保安庁の船が出帆するまでに52分かかったことを認めた。このボートの救助をめぐっては、治安警備隊と海上保安庁の間でどちらの担当かで意見が割れ、救助に出るのが遅れたとされている。カスコス大臣によると、通報があった17分後には船の用意が出来ていたものの、この船に乗り込む4人の警官が揃うのにさらに35分が経過したという。大臣は、カディス湾において、人材と設備が不足していることも認めている。
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11月10日(月) パラシオ外相、イラク訪問
ディワニヤのスペイン軍基地に到着した後、ヘリコプターで昨日バグダッドに移動したアナ・パラシオ外務大臣は、イラク統治評議会のゼバリ外相、イラク暫定行政当局(CPA)のブレマー米文民行政官とそれぞれ会談、「スペインはイラク、イラク国民とその組織を支持します。」とし、スペインがイラク復興への支持を引き続き行っていくことを改めて表明した。 モロッコ政府、エル・エヒドでのモロッコ人襲撃対策を要請
3年前に精神障害治療中のモロッコ人がスペイン人女性を殺害し、外国人排斥運動が起こったアルメリア県のエル・エヒドで数ヵ月前からモロッコ人への襲撃が相次いでいる。復讐を恐れ、これまでに警察に通報したのは10人ほどにとどまっているが、NGO団体では国道340号線沿いで鉄パイプによって襲撃されたモロッコ人の数は20人以上だという。被害者は頭や体を鉄パイプで強打されており、被害に遭った半数近くが病院に運ばれている。 アルムデナの聖母の日(マドリッド)
町の守護聖母、アルムデナの聖母の日にあたる昨日、マドリッドでは、マジョール広場に6500の椅子が設置され、特別ミサが行われた。アントニオ・マリア・ロウコ・バレラ・マドリッド大司教が執り行うミサでは、慣習にのっとって、アルベルト・ルイス−ガジャルドン氏が初めてマドリッド市長として、マドリッド市の聖母への信仰の誓いを新たに行った。1646年9月、マドリッドを洪水から救ったとされるアルムデナの聖母へは、以来毎年、市長が信仰を新たに宣誓する儀式を行ってきている。
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11月7日(金) 結納の儀、行われる
昨日、エル・パルド宮とサルスエラ宮で、アストゥリアス皇太子ドン・フェリペ(35歳)とニュースキャスター、レティシア・オルティスさん(31歳)の間で結納の儀が行われた。 スペイン、アメリカ、クローン人間全面禁止決議承認失敗 昨日、国連総会法律委員会は、クローン人間全面禁止か、医療目的のヒトクローン胚(はい)研究は残す部分的禁止かについての議論を2005年まで延期することを決定した。スペインは、アメリカ、バチカンなどの国々と共に全面禁止を支持、これに対し、ベルギーを中心にイギリス、日本、中国などは部分的禁止を支持、両者の歩み寄りが全く見られない状況において、イランを中心としてイスラム諸国会議機構が議論の延期を提案し、これが賛成80票、反対79票と一票差で可決、一刻も早い全面禁止を目指していたアメリカ、スペインの努力は実らなかった。 カルロス・サインツ選手、リタイア 現在総合成績1位と同点ポイントで2位につけているスペインのカルロス・サインツ選手だったが、世界ラリー選手権(WRC)今季最終戦の英国ラリーで事故によりリタイア、サインツ選手、ナビゲーターのマルク・マルティ選手とも怪我はなかったが、総合優勝の夢は消えた。
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11月6日(木) 工事現場事故、被害者本人の責任と判決
1999年、工事現場で3.5メートルの高さから落下、下半身付随となった大工、エンリケ・ポシニョスさん(44歳)に対し、バルセロナ県マタロ裁判所は、充分な安全対策のない現場で働いたポシニョスさんにも責任があるとしながらも、60%の責任は建築会社社長と建築家にあるとして、両者に懲役1年と賠償金381,548ユーロの支払いを命じていたが、2人はバルセロナ裁判所に控訴、ペドロ・マルティン裁判官は、「充分な安全対策を求めず仕事をした本人の“軽率な”行動に責任がある」と、事故の責任はほぼ全面的にポシニョスさんにあるとの判決を下した。 ラホイ書記長、マドリッド市長の増税に理解
ラホイ書記長を後継者として指名した後、ホセ・マリア・アスナル首相は与党PP(国民党)党内におけるすべての権限をラホイ書記長に移譲、9月1日以降、党本部には姿を見せておらず、毎週開かれる定例会にも出席していない。 水道管が破裂、地下鉄9号線不通(マドリッド)
プラサ・デ・ペルーで昨日午前9時15分、地下に埋められていた水道管が破裂、地下鉄9号線の一部が5時間半にわたって不通となった。この破裂により漏れ出した水は、プラサ・デ・ペルーからプリンシペ・デ・ベルガラ大通りを通って、プラサ・デ・レプブリカ・ドミニカーナまで到達、プラサ・デ・レプブリカ・ドミニカーナのほか、通気孔から入りこんだ水により地下駐車場、地下鉄コロンビア駅も浸水した。この後水はさらに勢力範囲を広げ、結局地下鉄9号線のプラサ・デ・カスティジャ駅からプリンシペ・デ・ベルガラ駅までの区間が午後3時前まで不通となった。 民家の天井陥没で、AVEトンネル工事一時中断(バルセロナ)
昨日の午前5時45分、バルセロナ県カステルビスバルで、バルセロナ-マドリッドを結ぶAVEの建設中のトンネルから25メートルにある民家で、1回の天井が陥没し、ベッドで寝ていた女性が瓦礫の下敷きになった。怪我は軽傷ですんだが、GIF(鉄道敷設局)は昨日、この事故とトンネル工事の関連性を調査するため工事を一時中断した。
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11月5日(水) レティシアさん、サルスエラ宮に仮住まい
フェリペ皇太子の婚約者レティシア・オルティスさんは、国王夫妻の賓客扱いで、国王夫妻の住居、サルスエラ宮に仮住まいすることとなった。レティシアさんの本来の家の所在地が世間に知られすぎ、保安上、またプライバシー確保の問題があることから現在、新しい住居探しが行われており、これが決まるまでの間、レティシアさんは、サルスエラ宮に住むことになる。 スペイン大使館員、イラク退去
スペイン政府は4人を残し、駐バグダッド大使館員を一時的にヨルダンに移動させることを決定した。アナ・パラシオ外務大臣は、あくまでもこの措置が“一時的”なものであることを強調、大使館閉鎖の可能性については否定、ヨルダンに移動する職員たちは“すぐに”イラクに戻ることになるだろうと述べている。 イバレチェ・プランを法改正案として処理することを決定
バスク州議会評議会は昨日、バスク州政府連立政権を組んでいるPNV(バスク民族党)、EA(バスク連盟)、IU(統一左翼)の賛成票により、新しい政治憲章を提案する“イバレチェ・プラン”を通常の立法手順に則って処理することを決定した。
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11月4日(火) アセベス大臣、沿岸警備強化をモロッコに強く要求
昨日、アンヘル・アセベス内務大臣はモロッコ政府に対し、国境警備へのさらなる努力を要求した。これは、10月25日に起きたような悲劇を防ぐのが目的。この事故はカディス県ロタの海岸から200メートルの場所でいかだが沈没、乗っていたのはおよそ50人と見られ、うち35人が遺体で見つかり、生き残ったのは5人、残り10人ほどは依然として行方不明となっている。 スペイン、アメリカと共にあらゆるクローン反対運動展開
クローンの是非を巡る議論が国連を2分している。アメリカとコスタリカは、すべてのクローンについて“倫理に反し、人間の権利を侵害する”として国連であらゆるクローンを禁止することを提案、この案は、スペインを始めとし、ナイジェリア、トルクメニスタンなど60カ国が支持。これに対し、ベルギーが提案しているのは、医療目的(治療目的で使用するのに有用な胚を取得するため受精後1週間の細胞からクローン産出)に限ってクローンを容認するという案で、この案はフランス、ドイツ、イギリス、日本、中国などおよそ15カ国のほか、アメリカ国立科学アカデミーを含む、世界66の科学者協会からの支持を得ており、クローン問題に関してはそれぞれの国が独自に境界を定める権利があるとしている。 RENFEの切符、日付変更手数料10%に変更
11月1日からRENFEの規則が一部変更となっている。これは、Grandes Lineas(400キロ以上の距離を運行する路線)とRegional(地方中距離列車)の日付変更手数料に関するもので、これまでは1.50ユーロの手数料だったものが、すでにAVEに適用されているのと同じ様に、運賃の10%に変更された。 「ジブラルタル国境閉鎖措置は不必要」とイギリス政府
昨日の午前7時半から午後8時10分までの間、スペインはイギリスの飛び地ジブラルタルとの国境を封鎖した。これは、乗客1800人乗員837人のうち少なくとも559人がノーウォーク・ビールス(極めて感染力が強く、消化器機能を攻撃するが、2日ほどで完治し、後遺症は出ない)に感染したイギリスのクルーズ船オーロラ丸の寄港によるもので、アナ・パラシオ外務大臣が“オーロラ丸の現状についてイギリス政府に日曜日に情報を求めたが、返答がなかったためやむなくとった措置”と説明する一方、イギリスのジャック・ストロー外務大臣は「スペイン政府の措置は大げさで不必要なものである」と、電話でパラシオ外務大臣に公式抗議を表明した。イギリスからの解答は昨日正午にスペイン政府に届き、これにより国境閉鎖は解除された。
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11月3日(月) フェリペ皇太子、ご婚約発表
土曜日の午後、スペイン王家からフェリペ皇太子(35歳)のご婚約発表が行われた。お相手は国営テレビTVEのキャスター、レティシア・オルティス・ロカソラノさん(31歳)で、挙式の予定は来年初夏。国王の3人の子供の中で、マドリッドで結婚式を行うのはフェリペ皇太子が初めてで、場所にはアルムデナ大聖堂が決まっている。 スペイン、ジブラルタルとの国境閉鎖
スペインにあるイギリスの植民地ジブラルタルとの国境が1985年以来初めて閉鎖された。この国境は1969年から統治権を巡る議論により閉鎖されたものが、1985年に開かれたものだったが、乗客の4分の1が伝染性の病気にかかっているクルーズ船の寄港をジブラルタル政府が認めたことから、スペイン政府は国境の一時閉鎖を決定した。 グリーンピースメンバーに懲役合計12年を求刑
今年3月、カディスのロタ基地で、イラク攻撃反対を表明し、レインボー・ウォリアー丸に乗ってイラクへ向かうアメリカ軍艦の出向を邪魔した環境保護団体グリンピースのメンバー5人に対し、検察局は合計およそ12年となる懲役を求刑した。 カディスで難破のいかだ、犠牲者34人に 10月25日にカディス県ロタで難破したいかだに乗っていたモロッコ人の犠牲者の数は現在のところ34人。一昨日深夜から昨日にかけて海上では8人の遺体が見つかっている。難破したいかだはゴムタイヤをつけたもので、50人近くのモロッコ人が乗っていたとみられるが、無事浜辺にたどり着いたのはわずか5名。さらに遺体が見つかる可能性があることから、捜索は今日も続けられる。 週末のスポーツの結果
ハンドボール:スーパーカップ決勝が行われ、スペイン代表は29−28でドイツに勝ち、優勝を飾った。シドニーオリンピックの代表チームメンバーは4人だけが残る新チームで臨んだ今回のスーパーカップ最終戦では序盤、地元ドイツの攻勢を許したものの、強固なディフェンスは崩れず、前回世界選手権での課題であった攻撃も改善され、残り30秒で28−28となったときも落ち着きを失わなかった若いチームはペナルティで勝利をもぎ取った。 |
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