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2月27日(金) バルセロナで反ETA集会
選挙運動期間が公式に開始となる数時間前、バルセロナで、民主主義擁護、自治政治擁護、反ETAを表明する集会が開かれ、およそ5000人が参加、終日激しく降り続いた雨の下、参加者たちは5分間、サン・ジャウマ広場でETAに沈黙の抗議を行った。 12自治州で、雪、雨、みぞれ、強風により注意報発令
気象庁の今後の予報を受けて、ガリシア、アストゥリアス、カンタブリア、パイス・バスコ、カスティジャ・イ・レオン、ナバラ、ラ・リオハ、アラゴン、カタルニャ、マドリッド、バレアレス、アンダルシアの12自治州で、雪、雨、みぞれ、強風に対する注意報が発令された。各地の予報は次のとおり。 この雪の影響で、アストゥリアス、ブルゴス、カンタブリア、グラナダ、マドリッド、バルセロナ、サラマンカでおよそ20ヶ所の峠が通行禁止、アルバセテ、アストゥリアス、バルセロナ、ブルゴス、カセレス、カンタブリア、グラナダ、ハエン、レオン、ルゴ、マドリッド、パレンシア、セゴビア、ジェイダ、オレンセ、ソリアの40ヶ所の峠でチェーンの着用が義務付けられている。 ハイチからスペイン人4人とスペイン人の養子となる女児3人出国 国連職員100人とイギリス人、ドイツ人、イタリア人、スペイン人を乗せたバスは、ハイチ国軍とアメリカ国務省の警備兵の護衛のもと、無事ハイチの首都ポルトープランスに到着、スペイン人4人とスペイン人家族との養子縁組手続きが終了した女児3人(2才、18ヶ月、16ヶ月)は特別チャーター機でドミニカ共和国入りした。ハイチに居住しているおよそ80人のスペイン人のうち14人はすでにハイチを脱出済み。昨日出国した4人のうち居住者は1人で残り3人はドキュメンタリー映画撮影中だったロンドン在住のマドリッド出身者と、ハイチの取材に訪れていた新聞記者の夫婦。現在およそ30組のスペイン人夫婦がハイチ人の子供の養子縁組を申請しているが、手続きには平均半年から1年かかっており、唯一今回脱出した3人の女子のみ、書類が整い、ハイチ出国となった。
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2月26日(木) スペイン経済、2003年度2.4%の成長
個人消費拡大と建設業界の好調が原動力となって、スペイン経済が2003年度に2.4%の成長率を記録したことがINE(国立統計局)の発表により明らかになった。この数字は、スペイン政府が2003年度予算案作成時に見積もっていた3%には届かないが、前年比0.4%増で、スペイン経済は10年連続で成長を続けていることがわかった。 住宅の値段の上昇、止まるところを知らず
スペイン経済が成長を続ける一方、住宅の値段の上昇も止まるところを知らず、昨年は新築住宅が18.5%と1990年以来最高の値上がりを記録、また中古住宅の値上がりも16.5%となり、新築住宅1平方メートルあたりの価格は全国平均1625.2ユーロ、中古住宅は1330.5ユーロとなっている。 サポーター同士の衝突で死亡した男性の恋人、殺害される
昨年10月7日、国王杯の試合後におきたサポーター同士の衝突の際、同じチームのサポーターにより受けた暴行が原因で亡くなったマヌエル・リオスさん(31歳)のの恋人が昨日、自宅玄関で刺殺された。 テルエルで世界最大クラスの恐竜の化石発見
県都テルエルから43キロ離れたリオデバで中生代白亜紀の恐竜の化石群が見つかったことが昨日、発表された。今回の発見の中で最も注目を集めているのは、今から1.1億から1.3億年前のものと推定される長さ1.78メートルの恐竜の骨で、世界でこれまでに見つかって最も大きい骨の1つ。見つかった骨の大きさからこの恐竜は体長30〜35メートル、重さ40〜50トンであったと推定される。これまでに中生代白亜紀最大の恐竜として知られているのは、エジプトで発見されたパラリティタンであるが、この恐竜のものとして見つかっている骨は最大のもので長さが1.69メートル。今回発見された骨の大きさはこれを上回っている。また、見つかった化石の大きさだけでなく、ヨーロッパではこの時代の化石の発見がほとんどないというのも今回の発見の重大さを物語っている。
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2月25日(水) PPを除く全ての政党、明日バルセロナで反ETA集会
日曜日に予定されていた反ETA集会は選挙運動への影響を考え、明日木曜日に繰り上げ開催されることが、昨日、PP(国民党)を除く全てのカタルニャ州議会政党の合意により決まった。“En defensa de la democracia, el autogobierno de Cataluna y en solidalidad con todos los ciudadanos del Estado. ETA no, ni aqui ni en ningun lugar.(民主主義、カタルニャ自治の保護のために、そしてスペイン国民すべての団結もとに。ここだけでなく、すべての場所においてノーETA)”をモットーに集会は午後7時半、バルセロナのサン・ジャウマ広場で行われる。 国連、スペインにおける不法滞在外国人の増加を懸念
ガブリエラ・ロドリゲス・ピサロ・国連移民の権利特別調査官がスペインに居住許可も仕事もなく住んでいる外国人の現状についてまとめた22ページにわたる報告書によると、スペインは“不法滞在外国人が急増、彼らの到着も送還も難しくなっている状態”であるとされている。彼女が昨年9月15日から27日まで2週間にわたってスペインの8大都市とその移民収容施設を訪問し、中央政府、地方政府、警察のメンバーとも会談した結果、スペインには合法的に居住しておらず、職にも就いていない外国人が推定60万人(スペイン内務省の計算では85.3万人)いるという。 ミューレッグ選手、スペイン代表として競技続行を希望
ドイツナショナルチームに所属していたが、チーム仲間やコーチとの折り合いがうまく行かず、1999年にスペイン国籍を取得、2002年のソルトレーク冬季オリンピックに出場し、クロスカントリースキーでスペインに3つの金メダルをもたらしたものの、その後の検査でドーピングが発覚、オリンピック委員会からメダルの1つを没収され、国際スキー協会から2年間の出場停止処分を受けていたヨハン・ミューレッグ選手がスペインウィンタースポーツ協会とCSD(スポーツ高等委員会)に書簡でスペインチームで競技を続行したい旨を連絡していたことがわかった。CSDは選手の受け入れを認める意向を示している。
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2月24日(火) バルガジョ氏、新"conseller en cap"就任
昨日、カロ・ロビラ氏の後任として"conseller en cap"(代表議員)にERC(カタルニャ左翼共和党)にジョセップ・バルガジョ氏が就任した。バルガジョ氏が務めていた教育担当官の後任には、ERCのマルタ・シッド女史が就任した。 アルカエダメンバーと見られる2人を逮捕
スペイン治安警備隊は昨日、トレビエハ(アリカンテ県)とムルシアで2人のアルジェリア人を逮捕した。逮捕されたのは、カレッド・マダニ容疑者(33歳)とモウッサ・ラオウアル容疑者(36歳)で、関係者筋の話では、パスポートとビザを偽造し、NY双子ビルテロの協力者と見られるイェメン人ラムジ・ビナルシブに2001年7月、タラゴナまたはアリカンテでこの偽造パスポートを渡した容疑がもたれているという。 Premio Alfaguara、コロンビア女流作家に
昨日、第7回Premio Alfaguara de Novela(アルファグアラ小説賞)の受賞者が発表された。スペイン語で書かれた未発表の作品に対して贈られる最も有名な文学賞の1つであるこの賞の今年の受賞者はコロンビア出身の作家ラウラ・レストレポさん(1950年ボゴタ生まれ)で、受賞作“Delirio”は、多彩な様相を見せるコロンビアの現実を扱ったもので、審査委員長のノーベル賞作家ホセ・サラマゴ氏は「レストレポ女史の言葉の扱いの巧さは脱帽ものだ。」と高く評価した。その他の審査員はホセフィーナ・アルデコア女史、フアン・クエト氏、ダビエル・サンペール氏、アリシア・パス・ガルシアディエゴ氏、ハビエル・セルカス氏とフアン・ゴンサレス氏。4月20日、マドリッドで授賞式が開かれ、レストレポ女史には賞金17.5万ユーロと彫刻家マルティン・チリーノ氏作製の記念の像が贈呈される。受賞作品は、スペインとラテン・アメリカ18ヶ国で出版される。
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2月23日(月) 首相、コロンビアを訪問
昨日午後、アスナル首相が訪問先のカルタヘナ・デ・インディアス(コロンビア)から帰国した。首相は、カルタヘナ沖にあるエル・ロサリオ島でアルバロ・ウリベ・コロンビア大統領と会談、ウリベ大統領を支持したほか、コロンビアがヨーロッパに対テロ対策の確固としたつながりを持つ仲間がいることを保証した。首相はまた、同じくコロンビアを訪問中のアベル・パチェコ・グアテマラ大統領とも会談した。 悪天候により、カディスのカーニバルパレード中止
この週末はスペイン各地で荒れ模様の天気となったが、カーニバルで有名なカディスでも昨日の午後6時出発が予定されていたパレードが雨と強風のため中止となった。パレードに出る予定の9台の山車は、午後5時15分から準備が整っており、インへニエロ・デ・ラ・シエルバのロータリーを出て、埠頭まで行進するはずだったが、出発予定時間を15分過ぎた時点で降っていた激しい雨が止む見込みがないことからパレードは中止となった。 イベリア航空、機内飲み物サービス有料化 エア・エウロパがすでに機内での飲み物サービスを有料化しているのに続き、3月1日からイベリア航空の国内便、ヨーロッパ便のツーリストクラスでの飲み物サービスが有料化する。スペイン航空会社残り1社のスパンエアーは今のところ無料飲み物サービス中止は予定していないという。 週末のスポーツの結果
自転車:バレンシア−ベニドルム間195キロで行われたルイス・プイグ・クラシックで、オスカル・フレイレ選手(ラボバンクチーム)が2位のアレハンドロ・バルベルデ(バレンシア自治州/ケルメチーム)に4秒の差をつけて優勝。フレイレ選手はブエルタ・マジョルカに続いて今季2勝目。 |
2月20日(金) マラガル知事、“conseller en cap”後任認め、危機終結
昨日、ERC(カタルニャ左翼共和党)党首カロ・ロビラ氏が総選挙後もカタルニャ州政府に戻ることはないとし、“conseller en cap”(代表議員)の後任として腹心の部下ジョセップ・バルガロ氏を任命したことにより、PSC(カタルニャ社会党)のマラガル・カタルニャ州知事は滞在先のブリュッセルで、このERCの決定を容認、カタルニャ州連立政権の危機は終了したとの判断を下した。 民族主義3政党代表が会合
バルセロナ宣言に署名している民族主義政党3党代表者が昨日、マドリッドで会合した。バルセロナ宣言とは、カタルニャのCiU(カタルニャ連合)、パイス・バスコのPNV(バスク民族党)とガリシアのBNG(ガリシア民族党)の3民族政党が1998年9月に作成したもので、“共同で多様民族国家を推進すること”を目的としている。 テレフォニカ・モビレス、年間純利益額新記録
テレフォニカグループが、テレフォニカ・モビレスからの利益に頼る傾向が年々強まっている。昨年は、マルチメディア携帯UMTSのライセンス獲得のための準備金を見積もり計上し、37.245億ユーロの純損失を出したが、その後ライセンス獲得を諦めた同社の2003年純利益が、16.078億ユーロの市場最高額を達成したことがわかった。
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2月19日(木) ETA、カタルニャ州限定停戦を発表
昨日、ETAはビデオ録画映像を使って、カタルニャ州においてのみ武装活動を2004年1月1日以降停止していることを発表した。2人の覆面をかぶったETAメンバーが声明文を読み上げるこのビデオは午後2時、パイス・バスコの放送局で放映された。当時カタルニャ州政府代表議員であり、カタルニャ州政府連立政権を構成する3党のうちの1党ERC(カタルニャ左翼共和党)の代表でもあるジョセップ・ルイス・カロ・ロビラ氏が秘密裏にフランスのペルピニャンでETA幹部と会合を持って1ヵ月半後、総選挙開催まで1ヶ月を切った今、カタルニャ州限定停戦発表にスペイン政界は大きく揺れている。 小型軍用飛行機墜落、乗っていた2人死亡(マドリッド)
スペイン空軍のルイス・デル・バリオ・マルトレル(33歳)、エンリケ・パニアグア・モラ(31歳)両隊長の乗った小型飛行機C-90が昨日、マドリッドのパルラ市郊外の平地に墜落、訓練飛行を行っていた2人ともが死亡した。 最高裁、ポンテベドラの司祭への刑期引き上げ
最高裁判所は、ポンテベドラのエデルミロ・リアル・フェルナンデス教区司祭に対し、15年の懲役刑を21年に引き上げる判決を下した。刑期の引き上げは、ポンテベドラ裁判所による強制わいせつ罪との判断を、最高裁判所が強姦罪に訂正したため。
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2月18日(水) セビジャとカディスの造船所で従業員、警官隊と衝突
2003年-2004年の労使交渉が決裂している造船会社IZARのセビジャとカディスの造船所で、昨日も従業員と警官隊の衝突があり、従業員50人(セビジャ40人、カディス10人)、警官22人(セビジャ12人、カディス10人)が負傷した。 カトリック教会、同性愛カップルの養子縁組に反対
ナバラ州裁判所が同性愛者の女性に対し、同居している女性の子供の養子縁組を認めたことについて昨日、カトリック教会は全面的にこれに反対する旨の意見を表明した。司教協議会のフアン・アントニオ・マルティネス氏は「母親または父親の欠如でも子供の発育には重大な影響を及ぼす。それが、同じ性の親を2人つことになれば、子供にとって正常な性の確立へさらに重大な努力を要求することになるのは明白」とし、さらに「同性愛者に子供の養子縁組を認めないのは法律の同性愛者差別ではない。我々は、そういった環境で育てられる子供の不公平さについて考えるべきだ」と述べた。 コンセプシオン病院のスト終了
マドリッドのラ・コンセプシオン病院で今月2日から続いた清掃員のストが終了した。これは、病院を経営するヒメネス・ディアス財団からの提案が昨日の午後従業員会議で承認され、午後11時新しい雇用契約がサインされたためで、同病院の清掃を担当していたエウロリンプの従業員155人のうち82人が同病院で雇用され、43人は自主退職、27人はエウロリンプが現在と同じ雇用条件で別の勤務地を探すこととなった。 ソフィア王妃芸術センターでぺルテガス展
フェリペ王子の婚約者レティシア・オルティスさんのウェディング・ドレスのデザインを担当することになったデザイナー、マヌエル・ぺルテガス氏(1918年テルエル県オルバ生まれ)のデザインしたドレス75点が展示される“ぺルテガス展”が昨日、ソフィア王妃芸術センターで始まった。
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2月17日(火) レスビアンカップル、同等の親権を獲得(ナバラ) ナバラ州パンプローナ市近郊で1999年から同棲している38歳と42歳のレスビアンのカップルに対し、ナバラ裁判所は1年前に生まれた双子に対する同等の親権を与える判決を下した。この双子はカップルのうちの1人が人工授精を受けて出産したものであるが、産みの母親ではない女性が誕生後双子の養子申請を出し、この申請が認められたため、2人は双子の親として同等の親権を持つこととなった。同性のカップルに対し同等の親権が与える判決が出たのはスペインで初めて。ナバラ州議会では2000年7月に、同性愛カップルにも養子縁組の権利を与える未婚カップルに対する法律が承認されているが、この法律は現在PP議員83人から憲法裁判所に提訴されている。PPはバスク州、アストゥリアス州でも同様の法律に対し、憲法裁判所に提訴しているが、いずれのケースも判決はまだ出ていない。カタルニャ州ではすでに、新政権が同性愛カップルに対しても養子縁組の権利を与えるよう、法改正を行うと発表している。 フィゲラスとエンダヤで新たなDV被害者
昨日午前7時45分、ジロナ県フィゲラスで出勤するため車に乗ろうとしていたロサ・べタンクールさん(36歳)に、数日前に別れた元恋人のホセ・アンドレス・オルモス容疑者(48歳)がガソリンをかけ火をつけた。全身を炎に包まれたロサさんが車から降り、燃えている衣服を脱ごうとしているところに現場近くのカフェテリアからウェイターが駆けつけ、彼がジャケットで火を消し止めた。体の40%に2度と3度のやけどを負ったロサさんは、フィゲラスの病院で応急処置を受けた後、ヘリコプターで火傷治療科のあるバルセロナの病院に運ばれた。犯人も体の26%に火傷を負って同じ病院に救急車で運ばれている。昨日の時点で、ロサさんの病状は重態だが、犯人は順調に回復に向かっているという。オルモス容疑者は1999年から2001年の間に当時の恋人からDV(家庭内暴力)により4度警察に通報されており、裁判所の接近禁止命令を破って1度逮捕されている。ロサさんからオルモス容疑者に対する通報は行われていない。 清掃員ストにより、診察と手術、ストップ(マドリッド)
昨日午後、ヒメネス・ディアス財団役員会は満場一致で、2週間前から清掃員のストが続いているラ・コンセプシオン・クリニックでの診察、手術を中止することを決定した。同病院の手術室の衛生状態には問題はないが、患者を運ぶ際に通る廊下は全く清掃されていないため何らかの感染症が起こる可能性もあり、今回の決定となった。 バルセロナでタピエス展
昨日、国王、マラガル・カタルニャ州知事、デル・カスティジョ文部大臣出席のもと、バルセロナの現代美術館でアントニ・タピエス展がオープンした。タピエス氏自らが作品の展示方法を監督したこの展覧会では60年のキャリアをもつ芸術家の代表的作品180点が展示され、これまで開催された展覧会の中で最も規模が大きく、最も包括的な内容となっている。
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2月16日(月) イラク派兵終了を求めるデモ
4百万人のスペイン人がイラク攻撃参加反対を唱えて行ったデモ行進の1周年を記念し、マドリッド、バルセロナ、バレンシアでイラク派兵終了を求めるデモが行われた。およそ4万人が参加したマドリッドではスペイン広場で俳優のフアン・ディエゴ・ボットさん、ペドロ・シモンさんと作家のロサ・レガスさんにより声明文が読み上げられ、バグダッドで取材中に亡くなったテレビカメラマン、ホセ・コウソさんへの表敬が行われ、デモ参加者からは「サダムの大量破壊兵器はどこだ?」との叫びが上がった。 ERC、EAと国会で合同議員グループ結成で合意 ERC(カタルニャ左翼共和党)とEA(バスク連盟)は、3月14日の総選挙後、下院での勢力を最大限に高めるため、合同議員グループを結成することで合意に達した。これまでは両党ともそれぞれ下院では1議席しか持たないため、“その他の政党グループ”に所属していたが、カタルニャ州連立政権を組むに至ったERC、元バタスナ党支持者の票が流れてくることが予想されるEAともに、今回の総選挙では得票数大幅アップが見込まれており、2党が一緒になれば自分たちの議員グループ結成が可能となる可能性が高いとし、今回の合意となった。議会法では、一議員グループ結成のためには、少なくとも5人の議員がいること、または立候補した選挙区で15パーセントの得票があることが必要と決められている。 パリ、オルリー空港管制塔ストでスペイン発着便にも影響
パリのオルリー空港管制塔ストにより、同空港では今週、60%の便がキャンセルされてる見込み。今日、バルセロナ-パリ間5便、マドリッド-パリ間6便、セビジャ-パリ間4便、バレンシア-パリ間2便を予定しているイベリア航空が、シャルル・ド・ゴール空港を利用し、キャンセル便を出さない努力を行っている一方、エア・エウロパは、マドリッド発2便とマドリッド着1便の計3便をキャンセルさせている。
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2月13日(金) 麻薬密輸に関与した治安警備隊員9人、拘置所行き
火曜日と水曜日にアリカンテ県サンタ・ポラで6人、マラガで3人の治安警備隊員が、密輸に密売網に協力した疑いで逮捕され、昨日、判事はこの9人の収監を命じた。 陸軍、イラク派遣兵増員を準備
昨年12月12日閣僚委員会で決定されたスペイン兵士1300人のイラク派遣期間は6月30日で終了する。3月14日の総選挙後、新政府が最初に取らねばならない決定の1つが7月1日以降のイラク派兵についてであるが、スペイン陸軍は、新政府からゴーサインが出た場合に備えてすでに1000人の増員を準備を始めた。 バスク地方行きAVEの入札承認へ
政府閣僚委員会は、今日にもマドリッドとバスク地方を結ぶAVE工事15区間のうち8区間の入札を今日にも承認する見通し。この8区間内には46キロメートルにわたる陸橋または橋の建設が含まれ、工事予算は8.0741億ユーロが見込まれている。 |
2月12日(木) テロでイラク派遣スペイン兵5人負傷
スペイン防衛省の発表によると、昨日の現地時間午後6時15分頃、イラクのディワニヤにあるスペイン基地に、500Mほど離れた建物から爆発物が投げ込まれた。この爆発により、パトロールから徒歩で戻ったところだったスペイン兵5人とイラク人通訳1人が負傷した(4人の兵士は散弾による負傷、残りの兵士1人と通訳は爆発のショックによる聴覚障害)が、ヘルメットと防弾チョッキを着用していたため、負傷は顔面と両手両足のみで、全員軽傷であるため、本国送還の予定はない。負傷者のうち1人は昨日のうち退院、残りの負傷者は経過を見るため引き続き入院中。イラク警察はすでに容疑者と見られるイラク人2人を逮捕しているが、この2人の身元は明らかにされていない。 逮捕のETAメンバー2人の身元が判明
月曜日に逮捕した2人のETAメンバーからの情報により、昨日フランス警察が新たに逮捕したETAメンバー2人は、ジョン・ケパ・プレシアド・イサラ、通称“オイエル”容疑者(28歳)と、ジョン・ゴンサレス・ゴンサレス容疑者(29歳)であることが判明した。2人はビスカヤ県サントゥルシの出身で、20020年のビスカヤ県での社会党員エドゥアルド・メディナ氏とエステル・カベスド女史へのテロの実行犯との疑いが持たれている。 グアンタナモ基地に拘留中のスペイン人、今日スペインへ引渡し 昨日、スペイン外務省とアメリカ国務省は、“スペイン政府からの要請により”アルカエダに協力したと見られグアンタナモ基地に拘留されているスペイン人ハメッド・アブデラマン・アーメッド容疑者をスペインに引き渡す旨の声明を発表した。セウタ出身の同容疑者の身柄受け取りにはすでにスペイン警察がキューバに向かっており、機内で取り調べが行われ、飛行機は明日マドリッドのトレホン・デ・アルドス基地に到着し、その後ただちに中央管区裁判所第5法廷に出廷の予定。
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2月11日(水) フランスで、ETAメンバー4人を逮捕
月曜午後5時半頃、フランス南部コニャック近郊でETAの物資調達メンバーと見られる2人が逮捕された。逮捕時に2人は、爆薬38キロ、爆破装置9、サブマシンガン1丁、銃弾4箱、ピストル2丁、手榴弾1つを所持していたといい、この爆薬はテロを10件起こせる量に相当するという。
セクハラ神父に懲役11年
コルドバ裁判所は、コルドバ県エル・サルバドール・デ・ペニャロヤ教区のホセ・ドミンゴ・レイ・ゴドイ神父の上告を退け、コルドバ刑事第一法廷での昨年5月2日一審の判決を支持し、6人の女児に対しわいせつな行為を行ったとし、懲役11年慰謝料2100ユーロの判決を言い渡した。
2003年の家庭内暴力による死者、前年比54%増し
司法統轄委員会のまとめによると、2003年、家庭内暴力により命を失った人の数は103人で、前年(66人)に比べて54%増加しているという。103人のうち81人が女性で、そのうち夫、恋人または元夫、元恋人の手にかかって殺されたのは65人で、2002年と比べて20人多い。
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2月10日(火) イバレチェ・プランに対し、部分修正案135、全体修正案4提出
バスク州知事イバレチェ氏により昨年10月25日、州議会で改正提案が行われ、州政府で連立政権を形成する3政党PNV(バスク民族党)、IU(統一左翼)、ES(バスク連盟)が支持しているバスク自治憲章改正案“イバレチェ・プラン”に対する修正案提出期限が昨日で切れた。提出された修正案は州与党3党とSA(愛国社会主義同盟-元バタスナ党)から出された部分修正案が135、PP(国民党)、PSE(バスク社会党)、IU(統一左翼)とSAからの全体修正案が4。 欧州人権裁判所、バスク州政府からの訴えを棄却
バスク州政府はスペイン憲法裁判所での判決を不服とし、バタスナ党を違法政党と決定した新しい法律、政党法を昨年9月10日に欧州人権裁判所に上告していたが、7人の判事からなる法廷は、一国の政府ではなく、その一部を構成する自治州政府には上告の権限がないとし、政党法の内容を深く審議するこことなく、2月5日、州政府からの訴えを棄却、判決が郵便で通告された。 “アニョ・シャコベオ 2004”公式に始まる
昨日、ピレネー山脈の裾野に広がる標高949Mのロンセスバジェス(ナバラ県)は、特別な日であるのを知っていたかのような晴天に恵まれた。サンタ・マリア・ラ・レアル教会では、“アニョ・シャコベオ 2004”(ヤコブ聖年2004)の公式オープンセレモニーが開かれ、フェリペ皇太子、デル・カスティジョ文部大臣とサンティアゴ巡礼路が通る8つの自治州(ナバラ、アラゴン、パイス・バスコ、ラ・リオハ、カスティジャ・イ・レオン、カンタブリア、アストゥリアス、ガリシア)の知事などが出席した。セレモニーの前にはイバニェタ峠(標高1057M)から教会までの1300メートルを出席者が歩き、先頭を歩いたフェリペ皇太子が教会に到着すると、教会の鐘の音が盛大に鳴らされ、ヤコブ聖年が公式に始まったことを告げた。
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2月9日(月) ETAにより暗殺されたパガサウルトゥンドゥアさんへの表敬式典
1年前、ETAにより暗殺された警察署長ジョセバ・パガサウルトゥンドゥア氏への表敬式典が昨日、ギプスコア県アンドアインで行われた。式典には、遺族、テロの被害にあった人、テロリストからの脅迫下にある人が出席、市役所横で彫刻家アグゥスティン・イバロラ氏から寄贈された彫像の除幕式が行われ、夫人のエスティバリス・ガルメンディアさんにメダルが贈られた。 領空侵犯は悪天候のため
5日、モロッコ領空を侵犯したスペインの飛行機2機は、“実習用飛行機”で「いかなる種類の兵器、カメラ、監視システム積んでおらず、悪天候のため、方向を誤った」と、土曜日の夜OID(外交情報事務所)が書面で発表した。 スペイン、デ杯第二ラウンド進出決定
スペイン対チェコで6日から行われていたデビス・カップ第一回戦、昨日はフェリシアーノ・ロペス選手対トマス・ベルディッチ選手、ラファエル・ナダル選手対ラデック・ステパネク選手のシングルス2試合が行われた。
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2月6日(金) ペレス・ガルシア氏の葬儀営まれる
昨日、マドリッドの治安警備隊本部で、イラクで負傷し、一昨日亡くなった治安警備隊長ペレス・ガルシア氏の葬儀が営まれた。治安警備隊長官サンティアゴ・ロペス・バルディビエルソ氏につきそわれ、ペレス・ガルシア氏の妻と3人の子供は治安警備隊本部に到着、午後1時半から始まった葬儀には、アスナル首相を始めとする閣僚、治安警備隊関係者、警察関係者から多数の参列があったほか、イラクで殺害されたCNI(国家情報局)のホセ・アントニオ・ベルナル氏の両親の姿もあった。亡くなったペレス・ガルシア氏には、軍十字功労賞と治安警備隊の金十字功労賞が授与されることが決まっている。 母親を殺害後、石膏漬けにし1年間保管していた男逮捕
警察は昨日、エスプルゲス・デ・ジョブレガッ(バルセロナ)で、エンリケ・ルス容疑者(46歳)を逮捕した。警察の調べに対し、ルス容疑者は当時70歳の母親を2002年11月に殺害し、以降自宅の一室に石膏漬けにして保管していたことを認めた。 皇太子とレティシアさんの人形、ろう人形博物館にお目見え 昨日からマドリッドのろう人形博物館に手をつないだフェリペ皇太子と婚約者レティシアさんの人形が登場した。お2人の人形は結納の儀の日の装いで、ヒールを履いたレティシアさんの人形は実際より10センチ背が高い168センチ、皇太子の人形も実物よりやや太めで老けている。現在、お2人の人形は王室メンバーから1メートル離れた場所に設置されているが、結婚式の前日5月21日には王室メンバーと共に展示されるようになるという。
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2月5日(木) アスナル首相、米国会で演説
昨日、上下院両院合同審議が行われたアメリカの国会で、スペイン人としては1976年の国王フアン・カルロス1世につづいて2人目、スペインの首相として初めて、アスナル首相が演壇に立った。1824年からアメリカ国会で演説した外国人首脳はわずか93人。 銃撃から13日、重体の治安警備隊長死亡
1月22日、赴任先のイラクのアルハムザで任務遂行中、額に銃弾を受け、スペインに運ばれ防衛省中央病院に入院していた治安警備隊長ゴンサロ・ペレス・ガルシア氏(42歳)が昨日の午後9時過ぎ、収容先の病院で亡くなった。銃弾が脳に埋まっていたため摘出はできず、銃撃後はずっと意識不明の状態が続いており、回復の見込みはほとんどないと見られていたペレス氏だが、頑強な体は医師団の予想を超える生命力を見せ、先週の感染症も乗り越えていたが、昨日容態が急変、夜になって死亡が確認された。ペレス氏の臓器は移植用に提供された。 スペイン、家庭内暴力の血にまみれた1日
昨日、マジョルカ島のプンティロで、ビニールハウスのビニールに包まれた女性の死体が発見された。大きな石のようなもので何度も殴打されたと見られる死体の頭部は原形を留めない状態だった。警察の捜査により、この遺体は数ヶ月前に家庭内暴力の被害者としてテレビ出演してこともある34歳の女性のものであることが判明。6日前から失踪届が出されており、警察は女性の失踪と同時に姿を消しているモロッコ人の恋人を国際指名手配した。
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2月4日(水) 政府、イラク大量破壊武器情報調査委員会設置の意思はなし
アメリカに続き、イギリス政府もイラクが大量破壊武器を所持していたという情報についての調査委員会を設置したが、スペイン政府は昨日、「設置の意義全くなし」とし、スペインは本当にイラクが大量破壊兵器を所持していたのかどうかについての調査を新たに行わないことを発表した。 Basta Ya スペイン縦断バスツアー終了
バスク自治領化を提案するイバレチェ・プランへの反対を全国でアピールするため、土曜日にサン・セバスティアンを出発した市民団体Basta Yaが昨日、カディスに到着、縦断バスツアーを終了した。 口論後、妊娠7ヶ月の女性、5階から転落死(ビルバオ)
昨日未明、ビルバオで妊娠7ヶ月の女性(33歳)がマンションの5階にある自宅の窓から転落、病院に運ばれたが数時間後に死亡した。隣人たちは、女性が転落する前に彼女の家から口論と激しい殴打の音が聞こえていたと証言、数時間後に警察は被害者の夫(36歳)を逮捕した。
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2月3日(火) PSOE内で広がる亀裂
ETA幹部と秘密裏の面会を行ったERC(カタルニャ左翼共和党)党首のカロ・ロビラ氏は、昨日カタルニャ州政府代表議員を正式に辞職、3月14日の総選挙にERC筆頭候補として出馬するが、ERCと連立政権を組むPSC(カタルニャ社会党)のパスクアル・マラガル知事は、「カロ・ロビラ氏がETAとの面会の詳細について報告すれば、総選挙後州政府に戻る可能性はある」と述べた。これに対し、PSOE(社労党)のカスティジャ・ラ・マンチャ州知事ホセ・ボノ氏、エクストレマドゥラ州知事フアン・カルロス・ロドリゲス・イバラ氏から非難の声があがった。 ヤコレフ機事故の遺族が航空会社を提訴
昨年5月26日、アフガニスタンでの任務を終えてスペインに戻る兵士を乗せ、トルコで墜落したヤコレフ42機の犠牲者62人のうち、12人の遺族がウクライナの航空会社UMエアーに対し、民事訴訟を起こした。 殺人事件の犯人逮捕−手がかりは現場に残された菓子
昨年12月29日、マドリッド州コジャド・メディアノの民家で建設会社社長ラモン・ルケさん(59歳)と娘のエバさん(27歳)が殺害された事件で、警察は容疑者としてダニエル・モンソン・ムニョス容疑者(28歳)を逮捕した。モンソン・ムニョス容疑者のほかに3人が容疑者として逮捕されているが、そのうちの1人はモンソン容疑者の父ダニエル・モンソン・リコ容疑者(54歳)で、30年前から国家警察に勤務する警官。警察の調べに対し、モンソン・ムニョス容疑者は犯行を認めている。
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2月2日(月) ゴヤ賞発表
土曜日の夜、マドリッドで第18回ゴヤ賞授賞式が開かれた。2003年に公開された映画の中で最も高い評価を受けたのは、夫から暴力を受ける女性が主人公の、イシアル・ボジャイン監督の“Te doy mis ojos”で、最優秀監督賞、最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀主演俳優、女優賞、最優秀助演女優賞の7部門を獲得した。“Mortadel y Filemon”が特殊効果賞などの5部門を獲得し予想を超える健闘をしたほか、“Carmen”(衣装デザイン賞)と“Soldados de Salamina”(最優秀撮影賞)が前評判を大きく裏切って、それぞれわずか一部門での受賞に終わった。 フラガ氏「スペインから独立する考えをもつ政治家をスパイするのは当然」
昨日、ポンテベドラ県ラ・トハ島にあるホテルで、マリアノ・ラホイ書記長のもとにPP(国民党)の筆頭候補者52人と中央政府閣僚の大部分が集まった。この席では、ERC(カタルニャ共和左翼党)のカロ氏とETAとの会見をどのようにしてPPが知ったのか、また誰がこの情報をマスコミに流したのかについて閣僚、PP党幹部ともに言及を避けていたにもかかわらず、ガリシア州知事であるマヌエル・フラガ氏は1人、国家情報局が独立に傾く政党をスパイする正当性を主張した。 オリーブオイル生産量最高を記録
今シーズンのオリーブオイル生産量は、140万から150万トンとなる見通しであることが業界と政府、両方のデータにより明らかになった。国内需要量の予想はおよそ60万トンだが、業者の戦略と輸出の拡大により、オリーブオイルの価格は下落ではなく上昇すると見られている。
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