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4月30日(金) サパテロ首相、訪仏 昨日夜、サパテロ首相との会談後、フランスのジャック・シラク大統領は、EUの新しい中心軸“ベルリン-リ-マドリッド”が設立されたと述べた。水曜日の会談ですでにドイツのシュレーダー首相がスペインをヨーロッパの主要原動力の1つとして迎え入れる可能性について示唆しており、昨日のシラク首相の発言はこれを正式に認めたものとなった。シラク大統領が記者会見で述べたところによると、フランス、スペイン両国首脳は、今後3カ国の閣僚が緊密な協力関係を築いていくことで意見が一致したという。また、両首相は、西サハラ問題についても話し合い、モロッコ、ポリサリオ戦線の両者が納得する形で6ヶ月以内に合意を取り付けるため協力していくことを約束した。 イバレチェ−セビジャ会談
ジョルディ・セビジャ・新行政大臣は、昨日ビトリアでフアン・ホセ・イバレチェ・バスク州知事と会談、およそ1時間にわたる話し合いの中では中央政府とバスク州政府の間にある数々の問題には具体的に触れられなかったが、イドイア・、セナルサベイティア副知事は「会談が行われたことがすでにニュース」と、前政権との間で悪化した関係が修復されることに期待を見せた。中央政府の閣僚がバスク州政府を訪れるのは、2000年1月のロドリゴ・ラト経済大臣(当時)以来。 バレンシア州、ムルシア州、PHN代替案を拒否
クリスティーナ・ナルボナ環境大臣は昨日、フランシスコ・カンプス・バレンシア州知事、ラモン・バルカルセル・ムルシア州知事とそれぞれ会談、前政権PPが推進していたPHN(国家水路計画)は財政的問題により実行が不可能であると通知し、代替案を提案した。
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4月29日(木) サパテロ首相、訪独
スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、首相就任後初めてのヨーロッパ訪問国であるドイツの首都ベルリンで、昨日シュレーダー首相と会談した。シュレーダー首相は、「スペイン新政権がヨーロッパ統合のための新たな活力をもたらしてくれるもの思う。我々は満足をもってスペインを迎えたい。」と述べ、サパテロ首相は、ドイツとフランスを中心軸とするEUの確立に参加する意思を改めて表明した。 皇太子の結婚式準備進む
マドリッド市長ルイス・ガジャルドン氏は、5月22日に祝われるフェリペ皇太子とレティシアさんの挙式の際に、お2人がパレードを行われる沿道沿いの装飾を行う責任者として装飾家のパスクア・オルテガ氏(53歳)を選んだ。オルテガ氏は、在ワシントン・スペイン大使館、王立劇場を始めとし、パラドールチェーンのホテルの多くの装飾にも携わっており、姪のパトリシア・オルテガさんはサルスエラ宮敷地内に建設されたフェリペ皇太子邸内の装飾を担当した室内装飾家。 ラ・パケラ・デ・ヘレスさんの葬儀行われる
月曜日、血栓症で69歳で亡くなったフラメンコのカンタオーラ、ラ・パケラ・デ・ヘレス(本名フランシスカ・メンデス・ガリド)さんの葬儀が昨日、出身地へレス・デ・ラ・フロンテラで行われた。
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4月28日(水) サパテロ首相、5月27日までのイラク撤退を発表
昨日、国会答弁席に立ったホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、首相就任2日目でイラクからのスペイン軍即時撤退を決めたのは、軍の安全問題によるものだったと述べた。「最初から軍は派遣されるべきではなかった。だから、できるだけ早く軍の撤退は行わなければならない。」と述べた首相は、イラク駐屯中のスペイン軍は5月27日には完全に撤退していることを約束、また、“様々な条件下においての”国外への軍隊派遣に関し、国家防衛法の改正提案を国会に提出することを明らかにした。 スペイン軍、ナヤフから撤退
スペイン軍撤退プランに基づき、昨日、ナヤフのアル・アンダルス基地に駐屯していたスペイン軍のディワニヤへ(ナヤフの東40キロ)の移動が無事完了した。スペイン軍が撤退した後はアメリカ軍がカバーする。しかし、ディワニヤの状況も決して安全なわけではなく、昨日の午後にはスペイン軍基地に4つの手榴弾が投げ込まれたが、幸運にも被害は出ていない。抵抗組織のメンバーによる攻撃は日々、大胆さを増しており、政府はイラクからのスペイン軍完全撤退を急がせている。 スペイン人の懸念第一位にテロ CIS(社会学調査センター)が、18歳以上成人2500人に対し、総選挙の翌週にアンケートを行ったところ、スペイン人が最も心配しているのがテロであるとの結果が出た。アンケートでは、ETAによるテロとテロ全般を区別していないが、回答者のうち77%がスペインの3大問題の1つとしてテロを挙げ、個人的に直接影響を与える問題としても、37%の回答者がテロを挙げた。また、3大問題の1つは“3月11日のテロ”と具体的に答えた回答者もが4.3%、個人的に直接影響を与える問題として同テロを挙げた回答者も2.9%に上った。テロがスペイン人の懸念事項の第一位となるのは、ETAによるテロが頻発していた2001年7月の調査以来。
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4月27日(火) 再びスペイン兵待ち伏せ、イラク人6人死亡
一昨日に続いて、昨日再びイラクのディワニヤでスペイン兵に対するイラク人抵抗組織“マハディ軍”からの攻撃が加えられた。この待ち伏せにより、抵抗組織とスペイン人部隊の間でおよそ3時間にわたり交戦状態となり、イラク人6人が死亡、7人が逮捕(うち3人は負傷者)された。スペイン人側には負傷者は出ていない。 シベレス像の手を壊した6人の公判始まる 2002年9月21日未明、マドリッドシベレス広場にある女神シベレス(セレスまたはデメテル)像の左腕を壊した6人の青年の公判が昨日始まった。6人の青年は、シベレス広場の噴水に入ったことを認めたが、女神像の腕が壊れたのはあくまでも“事故”で、持ち去った左腕を翌日プエンテ・デ・バジェカス地区のゴミコンテナに左腕を入れ、警察に通報したのは「左腕を盗む意図はなく、返却したかったから」だったと主張している。検察側は主犯格の青年に対し、歴史的遺産破壊の罪で懲役2年、罰金2700ユーロを求刑、残りの5人に対しては友人の罪を隠した罪で懲役1年、罰金1800ユーロを求刑している上、6人全員に対し、左腕の修復費用23918ユーロをマドリッド市役所に支払うよう求めている。 RTVE会長にカファレル女史就任
昨日、RTVE(スペイン国営ラジオ・テレビ)の会長にカルメン・カファレル女史が就任した。俳優の故ホセ・マリア・カファレル氏を父に持つカファレル女史は1953年バルセロナ生まれ。スペイン言語学博士で、マドリッドのコンプルテンセ大学、レイ・フアン・カルロス大学でオーディオビジュアル・コミュニケーション学の教鞭をとっていた。すでに国会でRTVE定款の改正を行うことが予定されており、RTVE会長の決定は政府でなく国会で決定することになるため、女史の会長としての職務はこの改正承認までとなる。
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4月26日(月) ディワニヤでスペイン兵待ち伏せ、イラク人2人が死亡
昨日の現地時間午後5時15分(スペイン時間午後3時15分)頃、イラクのディワニヤをスペイン部隊の3台の装甲車がパトロールしていたところ、駐車されていた車が爆発し、停車した先頭車両に対し、マシンガンと手榴弾で攻撃が加えられた。襲撃者に対し、後続車両は25ミリメートル砲で砲撃、少なくとも襲撃者のうちの2人が死亡した。スペイン兵士にけが人は出ていない。スペイン防衛省は今回の攻撃はあくまでも“正当防衛”であったと主張している。スペイン軍の攻撃によりイラク人死者が出たのは今回が初めて。 アンダルシア州第7期政府発足
土曜日、サパテロ首相出席のもと、マヌエル・チャベス氏が知事就任式を行ったアンダルシア州政府は昨日、14局長(男性6人、女性8人)が知事の前で宣誓式を行った。宣誓式にはマグダレナ・アルバレス勧業大臣、フェリペ・ゴンサレス政権で広報官を務めていたロサ・コンデ女史、人権擁護委員ホセ・チャミソ氏、アンダルシア州の3信用金庫頭取などが出席した。 マドリッド・マラソン史上最高の参加者を記録
晴天に恵まれた昨日、第27回マドリッド市民マラソンが行われ、史上最高の参加者数12758人を記録し、完走者数も8474人の最高記録となった。しかし、特に35キロ地点を過ぎてから救急隊員の手当てを受ける参加者が増え、15人が救急車で病院に運ばれ、うち1人(34歳の男性)は熱中症により重態。快晴の昨日は気温が上がったため、手当てを受けた人の症状は、肉離れ、関節の故障のほか、、呼吸困難、脱水症状、目まいなどだった。
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4月23日(金) 第八期民主政権発足
昨日国会で第八期民主政権が発足、式典にはスペイン王室、憲法裁判所長官、最高裁判所長官、国務院長官などが出席、またパイス・バスコ州のフアン・ホセ・イバレチェ氏を含む8つの自治州からも知事が出席がした。 サパテロ氏、首相として初めての訪問先はレオン
選挙期間中、首相就任時にはまず出身地を訪問すると約束したサパテロ首相は昨日その約束を守り、出身地レオンを訪ねた。午後5時30分、レオン空港に到着した首相はその足でレオン市役所に向かい、野党PP(国民党)を含むレオン市議全員の歓迎を受けた後、レオン王国の王家の墓となっているサン・イシドロ教会の装飾のレプリカを市長から贈られた。 フィエスタ・デル・リブロ開幕講演は、サラマゴ氏
“サン・ジョルディの日”(4月23日)にちなみ、昨日からバルセロナで始まった恒例の書籍市の開幕にあたり、ノーベル文学賞受賞ポルトガル人作家ジョゼ・サラマゴ氏が講演を行った。この講演の中で、友人で昨年10月に急死した作家のバスケス・モンタルバン氏に最新作“Ensayo sobre la lucidez(明晰さについてのエッセイ)”を捧げたサラマゴ氏は、聴衆に対し、氏を忘れないよう呼びかけた。本の日を祝うカタルニャ州では、街頭にたくさんの書店が出店するほか、150人以上の作家が自作へのサイン会を開く。
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4月21日(月) モラティノス外相、イラク撤退後のスペイン軍の展開先は未定と発表 ワシントン訪問中のスペインのミゲル・アンヘル・モラティノス外務大臣は、現在イラクに駐留しているスペイン軍がイラク撤退後にどこに展開されるかは未だ決まっていないが、米国との協力関係において必要とされる場所へ派遣される可能性があり、そのひとつにアフガニスタンが挙げられる、と述べた。 モラティノス外相はコリン・パウエル国務長官と1時間に渡る会談を持ち、イラクの現状および今後の米西関係について話し合った。スペイン外相は「撤退後のスペイン軍の派遣先や、米国に対するイラク撤退の代償に関して突っ込んだ話し合いは持たれなかったが、「国連の主導による反テロリズムの戦いおよび人道的支援にスペインが今後も積極的に協力していく路線を確認した。」と述べた。 治安警備隊と国家警察の統一組織長官にバスク社会党のビクトール・ガルシア・イダルゴ氏任命される 現在までバスク社会党の治安担当責任者であったビクトール・ガルシア・イダルゴが、サパテロ新内閣が実現しようとしている治安警備隊と国家警察を統一した組織の長官に任命される事が、政府スポークスマンによって今日発表された。 PSOE(社労党)は選挙公約の一つとして、スペイン国家の治安を担うこの2つの組織の命令体系を統一し両組織間の連携を改善しその機能性を高めると共に、その機構を統一する事によって経費を節減するという事を掲げていたが、さっそくその実現に取りかかった。内務省の政務次官アントニオ・カマチョ氏のもと、ガルシア・イダルゴ氏はこの新しい国家治安統一組織を束ねる国家治安長官となる。 この他にも社労党政府は、その選挙公約にあった行政機関の再編成による機能性アップと経費節減をはかるべく、政府高官の数を大幅に削減した。 新国家検察長官にカンディド・コンデ・プンピド氏 去る19日月曜に行われた新内閣最初の閣僚会議にて、PP(民衆党)によって任命されたヘスス・カルデナル国家検察長官の解任が決議されていたが、その後任として現最高裁判事のコンデ・プンピド氏が任命される事が判明した。 同氏は現在最高裁判所刑事法廷の判事であり、リベラルな判事らが組織する「民主政治のための判事」協会の幹部でありスポークスマンでもある。23歳で判事となり、10年間セゴビア管区裁判所の裁判長を務めた後、45歳で史上最年少の最高裁判事となった同氏は、現在までの軌跡から厳格、堅実、対話型の判事という評価を得ている。 1981年コンデ・プンピド判事がサン・セバスチャンに赴任した当時は「対ETA汚れた戦争」が始まった頃で、同判事も国家権力によるETAに対するコントラ・テロリスム犯罪に関わった被告の裁判を担当した。 最高裁において同判事は、第一次社会党政府の時代の国家権力による対ETA犯罪「セグンド・マレイ事件」の裁判が行われた際、事件当時の内務省トップ2(ホセ・バリオヌエボ内務大臣とラフェエル・ベラ内務長官)に対して有罪票を投じているが、事件当時のフェリペ・ゴンサレス首相を最高裁法廷へ被告として召喚する事には反対票を投じている。 レアルマドリxバルサ対決まであと4日、1300件のバルに対しDigital+配信停止 今週日曜25日にはサンティアゴ・ベルナベウスタジアムにてレアル(Real Madrid)対バルサ(F.C.Barcelona)の試合が予定されている。当然TV放送は有料で、Digital+(有料チャンネル)で放映が予定されている。この様な人気の高い有料放送の試合がある時は、それらの試合を大型画面で見る事ができるバルやカフェテリアはかきいれ時となる。 ところがこの人気対決戦があと4日と迫った今日、スペインリーグとスペイン国王杯の試合の放映権を所有する会社AS(Audiovisual Sport)は、1300件におよぶバル・カフェテリアに対して、同社との契約に明記されている“商業用受信料”を支払っていないのに同社の配信する映像を商業用に使用しているとして、リーグ試合の配信停止に踏み切った。 Digital+チャンネルの放送番組の内、影響を受けるのは”Pago por Vision”と呼ばれる別枠のサッカー試合の有料番組のみ。2002年7月、AS社は個人向けDiginal+の受信料とは別に、その番組放映を商業目的に使用するバル・カフェテリアに対して“商業用受信料”を設定する事で合意を取り付け、Super Futbol(月額180ユーロで全ての試合見放題) Futbol 1 ( 月額100ユーロで週にリーグ戦1試合と国王杯戦1試合受信可能 )の2つのタリフを設定した。ところが契約を商業用に変更しないでASの映像を商業用に使用し続けるバル・カフェテリアが多い為、同社は今回の強硬手段に訴えた。同社は、4日という猶予は、これらバル・カフェテリア側が契約を変更して、日曜日のレアル対バルサをお客様に楽しんで頂ける為に十分な時間と考えているとしている。
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4月19日(月) サパテロ首相、イラク駐留スペイン軍の撤退決定を発表 4月18日(日)午前、ザパテロ新内閣の16人の閣僚は、サルスエラ宮殿にて国王の前で各省の大臣への就任を誓った。その後、首相として初めて首相官邸での記者会見に、ホセ・ボノ防衛大臣とフェルナンデス・デ・ラ・ベガ副首相を伴って現れたサパテロ氏は、イラクに駐留しているスペイン軍の即時撤退を決定した旨発表した。サパテロ首相は、3月14日の総選挙後現在までのイラク情勢を鑑みると、イラク国内のコントロールが米英主導の占領連合軍から国連の手に6月30日までに移行する事は難しいと判断し、スペイン軍撤退を決断したと説明。 サパテロ首相は同時にこの決定に際し、国会にて全ての政党を前に説明する為に、国会出頭許可を副首相経由で下院議長に提出した。 新首相のこの早急な決断に対して、野党PP(民衆党)のラホイ書記長は、サパテロ氏は自ら掲げていた公約である「政党間の合意に基づく外交政策路線」を最初から反古にしたと非難し、副書記アセベス氏は、サパテロ氏が首相就任後最初に行った事は「最初に不可逆的な決断を下し、その後に他の政党との対話を持つ」というやり方であり、これでは他政党の信用を得る事はできないと述べた。 このサパテロ首相の決断は、新外務大臣ミゲル・アンヘル・モラティノス氏によって18日米国務長官コリン・パウエル氏に伝えられた。新外務大臣の初仕事は20日に米国に渡り、スペイン軍撤退を説明し、今後の米西関係を模索する事となる。 4月19日(月)、新内閣初の臨時閣僚会議が開かれた。同会議の重要議題はイラクからのスペイン軍撤退関連事項であったが、前アスナル内閣によって任命されたヘスス・カルデナル国家検察長官の解任も決議された。 閣僚会議後の記者会見において、ボノ防衛大臣はスペイン軍のイラクからの撤退は既に開始されており、できる限り速やかに全面撤退を遂行する意向である事を発表した。 又モラティノス外務大臣は、サパテロ首相がスペイン軍撤退の決断を下す前にコフィ・アナン国連事務総長の使節との長時間に渡る会談を持ち、その中でイラクのコントロールを6月30日までに国連の指揮下に移行する事は不可能であると判断するに至った事を説明した。 レガネスのテロリスト自爆事件で犠牲となったGEO(国家警察特殊部隊員)の墓が荒らされる 去る4月3日、マドリッド近郊レガネス市内のマンションに隠れていた11−M列車同時爆破テロ関係者を、スペイン国家警察特殊部隊が包囲し突入しようとした所、7人のテロリストが大量の爆薬を爆発させ自爆した際、同テロリスト7名の他に特殊部隊員1名も死亡した。翌4月4日の葬儀の後マドリッド南墓地に埋葬されいた故フランシスコ・ハビエル・トロンテラス隊員の墓所が4月19日未明荒らされた。同隊員の遺体は何者かによってその墓所から取り出され、700メートル近くも引きずられた後、可燃性の液体をふり掛けられ火を放たれたと見られ、黒焦げの状態となって発見された。同墓地の警備員が午前7時頃、墓地の一角から煙があがっているのに気付き現場へ急行し、この異変を警察に通報した。警察が同墓地内を検分した所、この墓所荒しの犯人を特定する様な書置きやその他の手がかりも今のところ見つかっていない。この状況下において警察捜査当局は、イスラム過激テロリストによる国家警察への復讐を示唆する行動という線から、ネオナチなど過激思想グループによる蛮行という線まで全ての可能性を視野に入れて捜査にあたっているが、一方でイスラムの教義では死者冒涜は堅く禁じられている事も考慮に入れている。黒焦げとなった死体は国立検死解剖所へ移送されDNA鑑定によってトロンテラス隊員のものであるかの確認が行われる。 レガネス自爆テロの際のGEO(国家警察特殊部隊)側の犠牲者は、トロンテラス隊員が死亡した他、11名が怪我を負ったがその内2名は現在も重体。 バルセロナ市内の病院で床が崩れ、16名が怪我 バルセロナ市内にあるサン・パウ病院の産婦人科病棟待合室の床が抜ける事故があり、16名が怪我を負い、内2名が重体である。病院側の発表によると、本日4月19日午前10h50頃、同病院内の産婦人科病棟内地下一階部分の丸屋根造り天井が崩れ、その上の階に位置していた待合室の床が抜け落ち、同待合室にて別室で分娩中の妊婦を待っていた家族らが下の階に落ちた。地下の部屋は診療室だが、現在は丸屋根の修復工事中の為、部屋の壁から天井にかけて作業用の足場が組まれ作業員が働いていた。この事故によって作業員には一切怪我はなかった。 本日午後の時点で、16名の怪我人の内依然重体のままの2名は、頭蓋骨脳髄破損・硬膜内出血の20歳の女性と腹部外傷と脾臓破裂の54歳の女性。 病院側はこの事故の原因究明を急いでいる一方で、バルセロナ市消防署から20人の消防士が派遣され現場の瓦礫を排除する作業と更なる崩壊を防ぐ作業を行っている。 この産婦人科病棟であるNuestra Senora de Merceパビリオンが属するサンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院の建物は、カタルニア・モデルニスム建築様式を代表する建築家であるルイス・ドメネク・イ・ムンタネール氏の作品の一つであり、カタルーニャに現存する公共施設の中においてはその建築的価値が最も高く評価されている建造物の一つである。複数の病棟からなる病院で、2001年には創立600年を祝った由緒ある病院である。
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4月17日(土) サパテロ氏、183票の賛成票を得て時期スペイン首相に選出される
15日、16日の2日間に渡る国会首相選出審議の末、昨日16日の午後1時50分、下院全350議席中183票の賛成票を獲得して、PSOE(社労党)書記長であり首相候補であったホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏は、アドルフォ・スアレス、レオポルド・カルボ・ソテロ、フェリペ・ゴンサレス、ホセ・マリア・アスナル諸氏に継いで第5代目スペイン首相に選出された。 サパテロ氏、首相就任後初仕事は、11−Mテロ犠牲者とDV犠牲者の病院見舞い
17日(土)、朝10時、サルスエラ宮殿にてサパテロ氏は、ホアン・カルロス国王の前で、聖書と憲法に則り、スペイン首相就任を誓った。この就任式は暫定司法大臣であるミチャビリャ氏の立会いの下、退任するアスナル前首相、マルエル・マリン下院議長、ハビエル・ロホ上院議長、フランシスコ・ホセ・エルナンド最高裁判所長官、マヌエル・ヒメネス・デパルガ憲法裁判所長官が列席して行われた。 フランスにてETA“エンジニア”の研究・作業所が見つかる フランス警察とスペイン治安警備隊の協力の下、フランス南部の都市シャトゥリュロにて、ETAがそのテロ活動に必要な爆発物を製造していたと見られる研究・作業所が発見された。この作業所はLos Dinosと呼ばれるETA爆発物製造部隊の活動の拠点であり、電子工学エンジニアであるイニゴ・エリセギ・エルビティの指揮の下稼動していたと見られる。この作業所は、2001年9月ETA物資調達部隊の責任者であったアスィエル・オイアルサバル(通称Gazte)が逮捕されて依頼警察当局がずっと探していたETAの拠点であった。警察官らは12日(月)未明この作業所に突入し内部で作業していたETAメンバー3名を逮捕した。その場で逮捕されたのは、イノセンテ・ソリア・バルデラマ(通称Tente), ホセ・ルイス・カンポ(通称Fabrice)とイニゴ・エリセギ・エルビティ(通称Txispi)だが、その後エリセギ・エルビティの妻とソリア・バルデラマの愛人も逮捕されている。これらLosDinosのメンバーは、時限爆破装置・遠隔操作装置・携帯電話など爆発物およびそれらを爆発させる為に必要な装置を、ETAの物資調達部隊からの注文に従って製造しており、ソリア・バルデラマとカンポの二人は必要な材料調達を行い、電子工学エンジニアであるエリセギ・エルビティがそれらの素材から爆発物を製造および操作をしていたと見られている。この作業所は、今月2日にやはりフランスフランス南部のサン・ミシェルにて発見された大量の爆薬を使用して多種の爆発物を製造した模様で、24時間営業で稼動し、10から15日おきに製造物を取りにETAのメンバーが出入りしていたと見られている。 スペイン警察、11−M関連でさらに3名を逮捕
スペイン警察当局は、16日(金)未明、11−M爆破テロに関連する疑いで、モロッコ人、エジプト人、サウジアラビア人の計3名を新たに逮捕したと発表した。 既に逮捕されている大量虐殺テロ容疑者との関連性により逮捕されたこの3名は、今後直接爆破テロに関わっていたかどうかをという点の取り調べを受ける。
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4月15日(木)
*本日より、当コーナーのスタッフが1週間の休暇に入りますため、毎日のトップニュースの更新が出来なくなる事があります。どうぞご了承下さい。
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4月14日(水) サパテロ氏、金曜日の首相選出はERC次第
昨日、国会議員10人を抱えるCiU(カタルニャ連合)が国会で行われる首相選出審議で棄権票を投じると発表したことから、PSOE(社労党)のホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏が金曜日に首相として選ばれるためには、ERC(カタルニャ左翼共和党)の8票が不可欠となった。金曜日の投票でサパテロ氏が過半数の得票を成し得ない場合は、48時間以内に第二回目の投票が行われる。この投票は多数決投票であるため、PSOEの持つ164票でサパテロ氏が首相に就任するのは確実。 11−M:マラガでモロッコ人3人を逮捕
月曜夕方、マラガで3人のモロッコ人が逮捕された。この3人には大麻の密売により得た資金をテロで使用された爆薬の購入資金にあてた疑いがもたれている。逮捕者のうちの1人は、テロ発生数日前に他の逮捕者のアパートに泊まっていたとされているが、詳しい情報は明らかにされていない。容疑者3人は昨日の午前中、飛行機でマドリッドに移送された。 遺伝子組み換え食品の表示を義務付け
月曜日から欧州連合加盟国内で、遺伝子組替材料を使用している食品は、その表示を行うことが義務付けられる。この義務付けは人間の食料だけでなく家畜の飼料、ペットフ―ドも対象。 |
4月13日(火) 11−M:逮捕3度目のモロッコ人を収監
3月11日にマドリッドで起きたテロ捜査担当のフアン・デル・オルモ中央管区裁判所判事は、昨日モロッコ人フアッド・エル・モラビット容疑者(28歳)の収監を命じた。同容疑者はこれまで2度にわたってテロ関与の疑いにより逮捕されたものの、2度とも釈放されていた。同容疑者は、11−Mの犯人たちに、テロ当日を含め何度も電話をしていたことが確認されている。 サパテロ氏、PPとのテロ対策協定維持を表明
日曜日、パイス・バスコ州で祝われたAberri Eguna(祖国の日)において、PNV(バスク民族党)が「PSOE(社労党)がPP(国民党)とのテロ対策協定を破棄すれば、PNVからの支援を得ることができるだろう」と述べたのに対し、今週金曜日に次期首相として国会から選任される予定のホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ・PSOE書記長は昨日、首相就任前最後の自党の会議で、2000年にPPと結んだこの協定を破棄する考えはないことをはっきりと表明した。 イラクで負傷した兵士、帰還
今月8日、派遣先のイラクのディワニジャで顔面と頚部負傷したハビエル・ディアス・ドゥランさん(21歳)が昨日予定より3時間遅れて午後8時45分、軍用機でマドリッドのヘタフェ基地に到着した。 フアニ―ト・バルデラマ氏、死去
フラメンコとコプラの歌い手として名を馳せたフアン・バルデラマ氏が昨日午後、セビジャ県エスパルティナスの自宅で亡くなった。享年87歳。
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4月12日(月) 連休終了にともない、大規模の渋滞 聖週間の連休最終日となる自治州が多かった昨日は全国各地で大規模の渋滞が見られた。マドリッド、バルセロナ、セビジャなどの大都市への入り口では高速道路が平均して20〜30キロの渋滞、2日から始められた交通安全特別警戒体制中の交通事故死者数は昨日の午後8時現在で94人、負傷者は72人となっている。今日月曜日が祝日の自治州もあるため、この特別警戒体制は今日いっぱい続けられる。 11−M:3宗教による犠牲者への表敬集会
3月11日のマドリッドでのテロから1ヶ月、Comunidad de San Egidio(国際紛争仲裁運動への貢献によりノーベル平和賞候補)の主催により、 イスラム教、キリスト教、東方正教の3つの宗教合同で死者190人、負傷者1500人近くを出したテロの犠牲者への表敬集会が開かれ、およそ2000人が出席した。 11−M:スペイン警察、捜査の手を6カ国に広げる
現在のところ、スペイン警察は思想的または経済的に3月11日のテロ支援を行った可能性があるとし、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、デンマーク、モロッコの6ヶ国を捜査の対象にしている。テロ発生から1ヶ月にわたって続けられている捜査によりこのテロの実行犯グループは4月3日にマドリッドのレガネスで自爆死した“エル・トゥネシーノ”を思想的リーダーに持ったグループだったことが解明されたが、現在スペイン警察は、このグループと外国のイスラム過激派グループとのつながりに焦点を移した捜査を行っている。 週末のスポーツの結果 テニス:パルマ・デ・マジョルカで行われたデビスカップ準々決勝対オランダ戦、初戦のダブルスでロブレド−ナダル組がロットゥム-ベルカーク組に逆転負けしたスペインだが、2戦目のシングルス、フェレロ選手対ベルカーク選手は序盤ベルカーク選手の強力なサーブに苦しめられたフェレロ選手だったが、全仏王者の貫禄でゲームを立て直し、6-4、6-7、4-6、7-5、6-1と4時間2分の厳しい試合を制した。シングルスもう一試合のモヤ選手対シャルケン選手は6-3、6-4でモヤ選手が1時間6分で勝負を決め、この勝利でスペインは準決勝進出が決まり、フランスと対戦することとなった。
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4月8日(木)9日(金) 聖木曜日、聖金曜日の祝日にあたるため、スペインニュースはお休みです。 |
4月7日(水) IUとERC、条件付でサパテロ氏支持へ
国王の各政党との謁見2日目の昨日は、CC(カナリアス同盟)、IU(統一左翼)、PNV(バスク民族党)、ERC(カタルニャ左翼共和党)、CiU(カタルニャ連合)がサルスエラ宮殿を訪れた。この中でサパテロ氏の首相就任支持を公表した政党は1つもなかったが、IUとERCは条件付でサパテロ氏を支持する方向に傾きつつあると表明した。
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4月6日(火) 強盗12時間立てこもり(アリカンテ)
昨日の朝9時半、アリカンテにあるポプラル銀行に強盗が行員3人、客5人の計8人の人質をとって立てこもった。12時間以上にわたる立てこもりの間、犯人は手榴弾を爆発させると脅しながらも人質を徐々に解放、最終的には2人の人質が残った。犯人は麻薬中毒者で、父親がマドリッドからかけつけ説得にあたったものの、これに応じず、午後10時過ぎ、犯人の要求により警察が用意したバイクに乗り逃走したが、覆面パトカーに行く手をさえぎられ、このときの衝突により重傷を負い、逮捕された。 11−M:自爆したテロリストは6人であったことが判明 土曜日の爆発により破壊されたマドリッド、レガネスにあるマンションの瓦礫の中から、昨日警察は新たに6人目となる死体を発見した。この現場で自爆したテロリストの数は結果6人となったが、うち身元が判明しているのは、3月11日のテロの首謀者、ベン・アブデルマジド・ファクヘット“エル・トゥネシノ”、ジャマール・アーミダン“エル・チノ”の2人を含む4人。現場では瓦礫の撤去作業が始まっているが、さらに爆発物がある可能性もある上、捜査をさらに進める上で証拠となりそうなものを探しながら行われているため、撤去作業は非常にゆっくりと進められている。昨日は作業中に爆発物が見つかったとし、3度付近の住民が避難させられた。 11−M:マドリッド市警察、地下鉄でのパトロールを開始
3月11日のテロ以降、軍隊は治安警備隊と国家警察の支援のもと、駅、原子力施設、空港やスポーツ競技場などにおける警備を強化しているが、これに加え、スペイン内務省からの要請を受け、マドリッド市警察が市内での地下鉄(一日の利用客数165万人)のパトロールを昨日から開始した。 アスナル首相、ジョージタウン大学で講義
今秋から、アスナル現首相がアメリカの首都ワシントンにあるジョージタウン大学エドムンド・A・ウォルシュ学舎で“現代ヨーロッパ政策と大西洋間外交”についての講義を行うことが決まった。同大学は世界各地にあるイエズス会経営の大学の中で最も有名な大学で、フェリペ皇太子も1993年から1995年にかけて同大学で国際関係を学んでいる。
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4月5日(月) 11−M:首謀者を含む5人が自爆死
土曜日の夜、マドリッド州南にあるレガネス市のマンションの一室で3月11日のテロの首謀者と見られていた人物を含む5人が自爆死した。 上下院、議長選出
金曜日、上院と下院の議長がそれぞれPSOE(社労党)のハビエル・ロホ、マヌエル・マリン両氏に決まった。マリン氏は、下院での審議の後、PP(国民党)をのぞく他政党全党から支持を獲得、PP議員は白紙投票、欠席1、無効3と、PSOE組織書記官のホセ・ブランコ氏への投票が2票あったものの、202票を獲得し、第8期民主政権において下院の議長に選出された。 フランス警察、ETAの大規模な武器庫発見
フランス警察が進めている一連の捜査により、先週の金曜日、フランスのサン・ポール・ル・ダックスでイニャキ・エスパルサ・ルリ(41歳)が逮捕、アングレーマでフェリックス・アルベルト・ロペス・デ・ラ・カジェ、通称“モンブトゥ”とメルセデス・チビテが逮捕されたのに続き、モンブトゥの所持していた書類が手がかりとなって、昨日、人口250人のサン・ミシェルでこれまでに見つかった中でも最も大きなものの1つに数えられるETAの武器庫が発見され、ここでホセチョ・サベリオ・アイエルベ(38歳)と武器庫に使われていた民家の持ち主であるジャン・マリー・サンペエが逮捕された。 バルセロナで路面電車営業開始
1872年から1971年までバルセロナ市内を走っていた路面電車は、ティビダボ遊園地行きの“トランビア・アスル(青路面電車)”を除き、廃止されていた。しかし、今日からフランセスク・マシア広場を基点に、大学都市を横切ってL'Hospitalet, Esplugues, Cornella, Sant Joan Despiを結ぶ15.2キロの距離を5分間隔で運行する路面電車が営業を開始した。
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4月2日(金) 11−M:首謀者を確定
3月11日にマドリッドで起きたテロ事件の担当フアン・デル・オルモ判事は、このテロの首謀者は現在逃亡中のセルハネ・ベン・アブデルマジド、通称“El Tunecino(スペイン語でチュニジア人の意)”であると見ている。El Tunecino容疑者(35歳)は、1996年からスペイン在住で、マドリッド・テトゥアン地区のモスク近くにある不動産会社に勤務していた。これまでの捜査によると、イスラム過激派アル・カイダによるイラク派兵諸国への声明文の影響により、昨年半ば頃から思想が過激化し始めたといい、他のイスラム教徒を小さなモスクや集会所に集め、ビデオなどを使ってジハード(聖戦)について説くようになったという。 サラゴサで3つの手紙爆弾解除
昨日の午後、サラゴサ中央郵便局のスキャナーが探知したことにより、3通の手紙爆弾が発見されたが、アラゴン警察爆発物処理班により1つはコントロール下において爆発、2つは解除された。 カタルニャ州、売春合法化へ
PSC(カタルニャ社会党)、ERC(カタルニャ左翼共和党)、ICV(カタルニャ緑の党)が3党連立を組むにあたって昨年12月に決めた合意の中での約束事項のひとつに、カタルニャ州における売春の合法化および売春に従事する人々の社会保険加入があるが、昨日カタルニャ女性協会のマルタ・セルバ会長は州議会において、カタルニャ州政府がこの約束を実行に移すことを改めて確認した。
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4月1日(木) PP、上院議長の座、失う
CC(カナリアス同盟)との交渉に失敗し、下院評議会のポストの1つを少数派政党に譲ることを拒否したPP(国民党)は、過半数に4議席足りない上院の議長の座を失うことが決まった。これは、PPより獲得議席が30少ないにもかかわらず、PSOE(社労党)が昨日の午後、すべての少数派政党から上院議長の座をPSOEが占めることについて同意を得たため。議長には、アラバ社会党書記長でPSOE執行部のメンバーであるハビエル・ロホ氏が就任する。 新政権閣僚全員揃う−公約どおり男女同数
昨日、農業水産大臣と厚生大臣が決まったことにより、PSOEのサパテロ書記長が首相となる次期政権における閣僚が全員揃った。閣僚の選出にあたってサパテロ氏は、ベテラン政治家と能力ある専門家のバランス、また出身地方の偏らない選出という点にこだわったという。
第一副首相兼官房長官:マリア・テレサ・フェルナンデス・デ・ラ・ベガ女史(1949年バレンシア)。法学博士で元判事。前社労党政権では、国会広報官を務めていた。女性として初の副首相就任。 Azkoyen社元役員を保釈金つきで釈放
中央管区裁判所のバルタサ―ル・ガルソン判事は、保釈金2万ユーロを支払った元Azkoyen社役員のへスス・マルコス・カラオラ・ムニョス被告を釈放した。同被告は、2001年11月、総額3700万ペセタ(22.2万ユーロ)をETAに“革命税”として支払った罪に問われていた。
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