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6月30日(水) トリジョ前防衛相、ヤコレフ機犠牲者遺族に謝罪
前防衛大臣で、現在はアリカンテ選出下院議員を務めるフェデリコ・トリジョ氏は、昨年5月のヤコレフ機墜落事故犠牲者の身元鑑定に数多くの過ちがあったことに関し、“誠意を持ってお詫びしたい”という内容の声明文を昨日国会で読み上げたが、遺族が求めているように議員辞職はしない。 エブロ川灌漑路、国会で廃止が決定
削除に反対した唯一の政党PP所属議員が、“Agua para todos(すべての人に水を)”と書かれたプラカードを持って議席についた昨日の下院議会審議で、PHN(国家水路計画)から、エブロ川灌漑路に関する項目の削除が賛成185対141で可決された。 セビジャで再び電力不足による停電
電力会社Endesaに対し月曜日の停電の原因調査を行うことをアンダルシア州政府が決定した数時間後の午後5時前、アンダルシアは再び停電に見舞われた。これにより影響を受けた家庭は122,200戸。2日連続の停電により、セビジャの電力供給システムの脆弱さとさらなる投資の必要性が明らかになった。
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6月29日(火) 首相、現状でのイラクの復興プロセスへの参加を否定
サパテロ首相は昨日、NATO加盟諸国間でのイラクの主権回復、安定回復、経済復興のための支援を行う合意を支持したものの、“起源”に問題があり、自国の政策に合致しない現状では、復興プロセスにスペインの参加を約束することはできないと述べた。 猛暑により電力消費量激増
昨日の午後1時から2時にかけて、スペインでは1時間あたりの平均電気消費量が36330メガワットと史上最高値を記録した。40度近い気温に達したセビジャでは、電力の過剰消費により、午後3時過ぎ、およそ6万軒で停電、うち2500軒以上が4時間以上にわたって停電となり、電力会社セビジャーナ・エンデサでは、史上初めて非常事態対策案を適用した。 アストゥリアス皇太子夫妻、ローマ法王に謁見
挙式後、ローマ法王に謁見するというスペイン王室の習慣に従って、昨日、アストゥリアス皇太子夫妻はローマを訪問した。1982年のローマ法王スペイン訪問以来、フェリペ皇太子は数回法王に謁見している、妻レティシアさんは初めて。午前11時にバチカンに到着した2人には、アルベルト・アサ・王室長官、ホルへ・デスカジャール・バチカン大使が付き添い、謁見はおよそ25分にわたってスペイン語で行われた。 ソフィア王妃芸術センターでダリ展開幕
旧館に隣接して建設が進められている新館“ヌーベル館”の完全オープンに先駆けて、すでに仮オープンしているリキテンシュタイン展に続き、昨日、“Dali. Cultura de masas(ダリ。大衆の芸術)”展が開幕した。展覧会担当委員のフェリックス・ファネス氏は、「この展覧会でダリについての新しいビジョンを提供したい」と述べている。同氏によると、今回の展覧会は、20世紀に起きた高尚な芸術と大衆の芸術の衝突にインスピレーションを得たものだという。ダリが、映画、広告、雑誌などの大衆芸術にも参加していたことを示すため、今回の展示される400点の作品には、絵画、素描にとどまらず、映画、雑誌、遺品なども展示される。この展覧会は8月30日まで開かれる予定。
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6月28日(月) イスタンブールでNATO加盟国首脳会議
NATO(北大西洋条約機構)加盟26カ国首脳は今日、明日とトルコのイスタンブールで会議を行うが、今日にもアラウィ・イラク暫定政府新首相からのイラク人部隊訓練と一時的技術援助要請を受ける見通し。関係者筋の話によると、この支援は、各国が独自に行い、NATOは調整機関としての役割を果たす予定で、今日と明日の会議で各国首脳はいつからどのように訓練を開始するかの話し合いを行う。訓練を行う場所については、イラク国内案と国外案が挙がっており、フランスとドイツはすでに訓練はイラク国内ではなく、自国内の軍事学校で行いたい意向を表明しており、スペインもこれに同意している。 オリンピックの聖火、スペインに到着
2012年のオリンピック開催を目指しているマドリッドに昨日の午前8時40分、ロンドンからオリンピックの聖火が到着した。聖火は、ルイス・ガジャルドン・マドリッド市長とエチャバリア・COE(スペインオリンピック委員会)委員長の手により地下鉄でヌエボス・ミニステリオス駅に到着、ここで、聖火はトップランナーの1996年アトランタオリンピックで金メダル、1992年バルセロナオリンピックで銀メダルを獲得した水球のマヌエル・エスティアルテさんの手に。その後、聖火は約12キロの行程をスポーツ選手、ジャーナリスト、11−M犠牲者のクラスメイトなど30人の手によりゴールのプエルタ・デ・アルカラまで運ばれた。 クウェートを最後に出発した兵士が帰還
3月29日にイラクに派遣され、およそ1ヵ月半にわたって人道的援助活動に従事した後、クウェートに残ってスペイン軍撤退後機材の撤収作業に従事していた140人の陸軍兵士が昨日午前9時半頃、サラゴサ空港に到着した。空港では、ホセ・アントニオ・ガルシア・ゴンサレス新空軍司令官と家族が出迎え、140人のうち81人はアラゴン出身者で、残り59人はサラゴサ空港から飛行機でそれぞれの町に戻った。
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6月25日(金) ヤコレフ機事故犠牲者、DNA鑑定の遺体の半分以上の身元鑑定間違い
昨年5月26日、トルコで起きた軍用機墜落事故の犠牲者の身元鑑定のため39人の遺族のDNA鑑定を行ったイスタンブール毒物研究所により、うち22人の遺体の身元が正しくなかったことが判明した。残り17人の身元は正しかったが、犠牲者全員の身元を改めて確認するには、今回DNA鑑定を受けていない23人のデータも必要となるが、このうち10人はすでにDNA鑑定申請を済ませている。 司法権統括委員会、女性への暴力対策法草案に反対
昨日行われたCGPJ(司法権統括委員会)会議で、女性への暴力対策法への反対報告書が10対9で承認された。草案反対派の理由の主流は、女性に対する暴力だけが法令の対象になるのは司法的見地からして正しくないとするものであるが、賛成派は保守派ホセ・ルイス・レケロ氏が作成したこの反対報告書の内容を批判するだけでなく、将来的には女性保護のための法令も制定すべきだとの見方を示した。 ロイ・リキテンシュタイン展で、ソフィア王妃芸術センター新展示室オープン
1週間前から塗装業者、清掃業者、工事人ら300人が24時間体制で工事に取り組み、現在建築が進んでいるソフィア王妃芸術センター新館の一部が今日から仮オープンする。これを記念して同センターでは、アンディ・ウォーホルと並んでポップ・アートを代表するアメリカのロイ・リキテンシュタイン展が9月27日まで開かれる。この作家の回顧展がスペインで開かれるのは初めてで、“All about art”という副題のつけられたこの展覧会では、1961年から1997年にわたるリキテンシュタイン成熟期の作品が絵画、スケッチなど50点以上展示される。
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6月24日(木) EU憲法批准のための国民投票実施へ EU憲法は加盟全25カ国が議会投票か国民投票によって批准した上で2年以内に発効することが先日ブリュッセルでのEU首脳会議しないが、サパテロ首相は昨日国会で、“できるだけ早い時期に”スペインがEU憲法批准のための国民投票を実施する意向を表明した。実施時期と質問の文章については、すべての政党と今後話し合いを持つという。これを受けて最大野党PP(国民党)のラホイ書記長は、「抗議の時期は終わり、決定された内容を踏まえてスペインの将来について考えるときが来た。EU憲法は、国民投票により可能な限り最大の支持を持って承認されるべきだ。」と述べ、支持を表明、CC(カナリアス連合)もこれに続いたが、その他の政党は、意見を保留にしている。 ハイチ、アフガニスタン派兵について野党に打診
ミゲル・アンヘル・モラティノス外務大臣は、火曜日午後、政府がアフガニスタンとハイチに派兵する考えがあることを通知する目的で、諸野党外務問題広報官と一連の会談を持った。 サエス監督、明日にも辞任
欧州選手権一次リーグで敗退した後も、契約通り2006年のワールドカップまで監督を続けることを表明していたスペイン代表チーム監督のイニャキ・サエス監督は、周囲からの批判による集中砲火を浴び、結局この圧力により昨日考えを変更、去就の決定はスペインサッカー協会に任せることを明らかにした。
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6月23日(水) 11−M調査委員会、書類提出、証人喚問要請まとめる
要請締め切りの昨日、11−M国会調査委員会役員会は、各政党からの書類、証人喚問要請をまとめた結果、要請のあったすべての書類についてたただちに、政府、司法当局に提出を要請することで合意に達し、昨日から提出要請書類の作成が開始された。役員会では今日にも、委員会に今後の調査の手順について提案を行う予定。 パイス・バスコとバレンシアを結ぶ新しい高速鉄道計画
マグダレナ・アルバレス勧業大臣は、昨日、パイス・バスコ州とバレンシア州を結ぶ高速鉄道(最高時速250キロ)計画について発表した。これは、ビトリア、ビルバオ、サン・セバスティアンから、マドリッドは通らずに、ログロニョ、サラゴサ、テルエルを通ってバレンシアに到達させるもので、線路の全長はおよそ600キロ、乗客、貨物両用となる計画。イグレシアス・アラゴン州知事との勧業省での会談後、記者会見でこの計画を発表した大臣によると、全長600キロのうち新たに建設が必要となるのは、バレンシア−テルエル−サラゴサの区間300キロのみで、残りはすでにある線路を改良して利用するという。 マドリッドでの最後の聖火ランナーはフェリペ皇太子
今週の日曜日、マドリッドに到着する予定のアテネ五輪の聖火ランナーの1人としてフェリペ皇太子が参加することが王室関係者により明らかにされた。92年のバルセロナ五輪では、開会式でスペインチームの旗手を務め、ヨットチームの選手として競技にも参加したフェリペ皇太子には、数週間前にマドリッド市役所が聖火ランナーを依頼していた。
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6月22日(火) サパテロ首相、バチカン訪問
首相就任後初めて、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相がバチカンを訪問、ローマ法王に謁見した。謁見後に読み上げられた声明文の内容は、先週の金曜日、ホルへ・デスカジャール・新バチカン大使に宛てられた書簡の内容とほぼ変わらず、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、「スペイン政府がバチカンとの良好な関係を望むのであれば、スペイン司教会議との相互理解は不可欠である」と述べた。スペイン司教会議は、宗教が義務教育必須科目でなくなること、堕胎手術適用条件の拡大、胚によるクローン作製研究、離婚手続きの迅速化、同性のカップルによる婚姻の許可について、反対を表明している。 京都議定書を守るため、電気代の値上げを示唆
クリスティーナ・ナルボナ環境大臣は昨日、国家二酸化炭素排出プランの草案を発表した。これによると、温室効果ガス排出を削減するためには、消費者の協力も必要であるという。新しいエネルギー開発のための投資の必要と、経済成長の2倍のリズムで成長している電力消費量の増大にブレーキをかけるため、ナルボナ大臣は、電気代の値上げと、2008年−2012年度燃料税の見直しの可能性について示唆した。 国王、パイス・バスコ訪問
国王夫妻は、昨日パイス・バスコを訪問。アラバ県ジョディオにあるガラス会社Guardian、ビトリアのゴシック様式の大聖堂(修復工事中)を訪問した。 カステジョンのバス銃撃で2人を逮捕
日曜未明、ディスコから戻るバスを銃撃した容疑で、昨日治安警備隊は20歳と23歳の男性2人を逮捕した。うち1人は、殺人未遂、傷害、武器の不法所持の罪に問われており、もう1人はその共犯。両者とも前科がある。治安警備隊では逃走した残りの人間について、引き続き捜査を行っている。また、犯行に使われたピストルもまだ見つかっていない。
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6月21日(月) スペイン、ポルトガルに破れ、準々決勝進出ならず
ポルトガルで開催中のサッカー欧州選手権は、昨日1次リーグA組の最後の2試合が行われた。準々決勝進出をかけてスペインはポルトガルと対戦したが、後半から交替で入ったポルトガルのヌノ・ゴメス選手が57分にゴール。その後、スペインは得点のチャンスを生かせず、0−1で敗れた。試合開始前にすでに1次リーグ敗退が決まっていたロシアがギリシャに2−1で勝ったことも有利に働かせることはできず、得点不足に悩まされ、3試合で2たスペインは、勝ち点4でギリシャと並んだものの得失点差で4ゴールをあげたギリシャが2位で準々決勝に進出した。スペインが1次リーグで敗退するのは1988年の欧州選手権以来。 PP、EU憲法制定に対し国民投票を要求
金曜日、ブリュッセルでのEU首脳会議でEU憲法の採択されたが、このときの合意内容は“スペインに害を及ぼす”とし、最大野党PP(国民党)は、国民投票の開催を要求した。 ディスコ帰りのバス銃撃、2人負傷
県都カステジョン・デ・ラ・プラタからおよそ27キロの場所にある巨大ディスコ“ピラミデ”から帰る若者で満員のバスが昨日の午前8時15分頃銃撃され、バスに乗っていた18歳と19歳の若者2人が割れたガラスにより軽い怪我を負った。1人は昨日のうちに退院したが、もう1人は引き続き入院中。 週末のスポーツの結果
F−1:インディアナポリスで開かれたアメリカGP、スペインのフェルナンド・アロンソ選手(ルノー)は、タイヤパンクのため9周目でリタイアした。優勝はミハエル・シューマッハ−選手(フェラーリ)。アロンソ選手の総合成績は5位で変わらず。
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6月18日(金) フランス警察、ETAメンバー8人を逮捕
フランス警察は、昨日、イニャキ・ロペス・デ・ベルガラ・アストラ容疑者を含む8人のETAメンバーを逮捕、ETA予備部隊(闘争中のメンバーをフランスに隠匿、訓練し、後にテロその他の活動のための部隊編成を決定)に大打撃を与えた。 EU首脳会議、憲法制定まであと1歩
EU加盟25カ国首相は作や、憲法制定に向けて最後の調整を始めた。議長国アイルランドのアハーン首相は「我々は合意に近づいている」が述べたほか、フランスのシラク大統領も「(状況を)楽観視している」とコメントしており、すべての首脳は、4つの問題点についての討議は今後も続けられるものの、今日にも歴史上初めてヨーロッパの憲法が誕生するとの見方を示している。 11−M関与容疑で逮捕の3名を釈放
逮捕から3ヶ月、中央管区裁判所のフアン・デル・オルモ判事は、モハメッド・ベッカリ、アブデラヒム・ズバク、モハメッド・チャオウイの3容疑者を釈放した。この3人に対して、保釈金は要求されなかったが、引き続き司法監視下に置くために、毎週裁判所に出頭すること、パスポートを裁判所に預けること、常に連絡の取れる住所と電話番号を提出することが命令された。 地下鉄2号線、3号線、ホーム工事のため3ヶ月間運休(マドリッド)
モンクロア駅からレガスピ駅をつなぐ地下鉄3号線は、明日から9月後半まで運休となる。これは、マドリッドの地下鉄の中で最も古い路線の1つである3号線のホーム延長(現在の60メートルから90メートルへ)と設備の改良工事のため。モンクロア駅は、バスターミナル内に設置され、レガスピ駅はマドリッド州が現在計画している3号線のビジャベルデ方面への将来の拡張に対応する形に改装される。
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6月17日(木) スペイン、ギリシャと引き分け
サッカー欧州選手権、スペインにとって2試合目となる昨日の対ギリシャ戦、スペインチームは初戦のロシア戦と同じスタメンを起用。前半28分、モリエンテスが先制ゴールを決め、1−0のリードを保ったまま、後半を迎えたが、ディフェンスのミスにより、後半21分、ギリシャのカリステアスが同点ゴールを決め、試合は1-1の同点で終了し、観客席で応援する1万人をがっかりさせる試合に終わった。 11−M国会調査委員会、すべての書類提出要請へ
昨日、11−M国会調査委員会の初めての会合が行われ、必要と思われるすべての書類について、CNI(国家情報局)、中央管区裁判所を含めた機関に提出要請を行うことが満場一致で可決された。各政党から調査委員会への書類提出要請は、証人喚問要請と同様、来週火曜日の10時までに行われなければならない。来週の火曜日に再び会議が開かれ、実際に誰を証人喚問するか、また今後どのように調査を進めていくかの話し合いが行われる予定。 “O Bahia”の行方不明者4名の遺体見つからず 風速35ノットという悪天候を押して、昨日も、ア・コルーニャ県コスタ・ダ・モルテ沖の水深70メートルの地点に2週間前に沈没した漁船“O Bahia”丸の行方不明者4人を探すための潜水が行われた。昨日、スペイン政府の雇ったオランダの潜水夫チームは、4人の遺体があると推定されていた船室内に入ることに成功したが、スペイン潜水夫チームが1人の遺体を目撃したと述べていた船室からは1体の遺体も発見されず、船倉にも遺体はなかった。今後遺体の捜索は、引き続き海面と海岸で行われる。
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6月16日(水) 憲法裁判所長官に初の女性選出
昨日、憲法裁判所長官に7対4でマリア・エミリア・カサス・バアモンデ女史(50歳)が選出された。労働法教授のカサス女史は4児の母で、1998年から憲法裁判所判事。創設から24年の歴史の中で憲法裁判所長官に女性が選ばれるのは初めて。 ラホイ氏、EUサミット前にサパテロ氏支持を拒否
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は昨日国会で、EU憲法の制定についての話し合いが欧州理事会で行われる前に、全政党からのスペイン政府の政策支持を求めたが、最大野党PP(国民党)のマリアノ・ラホイ書記長はこの支持を拒否した。 ヨーロッパから中南米に送金される金額の半分はスペインから
国際移民機関(IOM)の調査によると、ヨーロッパに移住した中南米諸国出身者が本国に送金する金額は年間16億ユーロにのぼり、その半分にあたる8億ユーロ強がスペインからの送金であるという。
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6月15日(火) フランスで強姦殺人のスペイン人に懲役30年
1996年の夏、ユースホステルで当時13歳のイギリス人の少女を強姦殺害した罪に問われていたすペン人フランシスコ・アルセ・モンテス被告(54歳)に対し、検察側は無期懲役を求刑していたが、昨日フランス裁判所は、懲役30年の刑を言い渡した。 殺された父親のボディガード殺害で息子逮捕(アルメリア)
昨日正午頃、アルメリアでアントニオ・ベルナベ・カペルさん(54歳)が銃殺された。ベルナベさんは、退職警官で、4ヶ月前に殺害された企業家フアン・アセンシオさんのボディガードだった。容疑者は、フアン・ホセ・アセンシオ容疑者(50歳)で、フアン・アセンシオさんの息子。 11−M、爆薬提供疑惑者あらたに2人を逮捕
昨日、治安警備隊は、フアン・デ・オルモ判事からの逮捕命令を受けて、アストゥリアス州で、11−M犯人に爆薬を提供した疑惑のある2人を新たに逮捕した。うち1人は、セルヒオ・アルバレス・サンチェス容疑者(23歳)で、もう1人は未成年者のため身元は明らかにされていない。この2人の逮捕は、先週逮捕された8人の供述から行われたと見られる。 勧業相、バルセロナまでのAVE開通は2007年と発表
マグダレナ・アルバレス勧業相は昨日、就任後初めてバルセロナを訪問、パスクアル・マラガル・カタルニャ州知事と会談した。会談後の記者会見で2人は、AVEは空港を通って2007年にバルセロナ開通の見通しであることを発表、また中央政府とカタルニャ州政府の共同委員会を設置し、アルバレス−カスコス前勧業大臣の決定したようにエル・プラット市に空港駅を設置するのか、州政府とバルセロナ市役所が望むように空港内に駅設置するのかについて検討を進めるという。
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6月14日(月) 欧州議会選挙、僅差でPSOEが勝利
25カ国が加盟している欧州連合の議会選挙は、投票率44.2%という結果に終わり、選挙民の関心の低さは、特に5月1日に新たに加盟した10カ国の26%という投票率に現れた。また、最近総選挙の行われたスペインとギリシャを除く、フランス、ドイツ、ポルトガル、イタリアといった国では与党が敗退する結果となっている。732議席の欧州議会で、引き続き最大議席を誇るのは269議席を獲得した欧州国民党。 週末のスポーツの結果
バイク:カタルニャGP、モトGPクラスでセテ・ジベルナウ選手が2位に入り、引き続き通算成績1位を維持、250CCクラスでは、ダニ・ペドロサ選手が2位、トニ・エリアス選手が3位に入り、125CCクラスでは、エクトル・バルベラ選手が優勝、パブロ・ニエト選手も3位に入った。
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6月11日(金) 国務院、マドリッド州でLOCE部分適用は不可能との判断
先週、マドリッド州政府から行われた質問に対し、昨日政府の諮問機関である国務院が回答を出した。国務院の判断では、中央政府がLOCE(教育の質向上法)適用延期を決定し、官報に掲載された5月30日以前に出されたいかなる州法もこれに合わせて改正されなければならない。これにより、エスペランサ・アギレ州知事が固執していた来学期からのESO(中等義務教育)3年目での進路別クラス分けは実行不可能となった。 遅れる外国人居住労働許可更新窓口にINEM対応
PP(国民党)前政権からPSOE(社労党)新政権に残されたおよそ37万人の外国人居住労働許可申請・更新申請解決の緊急対応策として、政府はINEM(ハローワーク)、社会保険事務所などの窓口で申請書類の受付を行うことを昨日、サパテロ首相が発表した。 IPC、0.6%の上昇
INE(国立統計局)の発表によると、5月のIPC(消費者物価指数)は前月に比べて0.6%上昇しているという。今年に入ってからIPCは2%、前年同月から比べると3.4%上昇していることになる。IPCは4月にも0.6%の上昇を見せており、これほどまでに急速なインフレ率の上昇は、1992年1月から2月以来。
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6月10日(木) 治安警備隊員2人、銃撃により死亡
昨日の午後6時頃、県都パンプロ−ナの南80キロにあるナバラ県カステホンで、治安警備隊員2人が銃撃され死亡した。事件が起きたのは国道113号線で、ラ・リオハ県カラオラの交通警備隊に属するフアン・アントニオ・パルメロさん(29歳)と、ホセ・アントニオ・ビダルさん(31歳)が、護衛をするため風力発電機の風車の羽根を運ぶ車を待っていたところ、78キロ地点でスズキの緑の四輪駆動車が通過。この車に不審な点があったのか、何らかの交通違反を犯したのかは不明だが、2人がこの車に停車を命じたところ、この車は逃走。5〜10キロの追跡の後、2人がこの四輪駆動車の横にパトカーをつけ、2台の車両が停車したとき、四輪駆動車に乗っていた人間が彼らに対しサブマシンガンを発砲、その後、車はパンプロ−ナ方面へ逃走した。 アルカイダに爆薬提供のスペイン人6人を逮捕
治安警備隊は、11−Mとその後のAVE爆破テロ未遂に使われた爆薬Goma 2 ECO 200キロをテロリストに提供した容疑で、昨日、アストゥリアス州アビレスでスペイン人6人を逮捕した。 11−M犠牲者のための新しいメッセージボード 3月11日にテロの現場となったアトチャ、エル・ポソ、サンタ・エウヘニア各駅には、市民が自発的に置き始めた犠牲者へのメッセージ、ろうそく、花で“神殿”が出来上がっていたが、清掃職員から「いつまでも辛い思いが消えない」などの意見が寄せられ、この神殿は、昨日から“espacio de palabras(言葉の空間)”と呼ばれるメッセージボードに取って代わられた。“espacio de palabras”は、スキャナーとキーボードからなり、参拝者は自分の手形とメッセージを残すことができるほか、ホームページwww.mascercanos.comからも同様に手形とメッセージを残すことができ、これまでに記録されたメッセージを読むこともできる新しいメッセージボードに対しては、「ろうそくと花束の前の“神殿”の方が感動的だった」「毎日あれを見るのは辛かったのでこれでいい」など賛否両論。
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6月9日(水) ミラノで11−Mの首謀者の1人逮捕
月曜日の午後、ミラノでイタリア警察により、マドリッドで3月11日に起きたテロの首謀者の1人として国際指名手配されていたラベイ・オスマン・エル・サヤッド“モハメッド・エル・エヒプシオ”が逮捕された。スペイン警察は、4月にマドリッドで自爆死した“エル・トゥネシノ(スペイン語で“チュニジア人”の意)”と、同容疑者が11−Mの犯人グループのリーダーだったと考えている。この逮捕と同時に行われた作戦により、ベルギーで過激派イスラム主義者15人も逮捕されている。ピサヌ・イタリア内務大臣は、電話の盗聴から彼らが欧州議会選挙の前にフランス、またはベルギーでテロを起こす予定であった可能性が高いと発表、しかし、これらの15人に関しては、11−Mとの関連を示すものは今のところ見つかっていない。 沈没漁船から1人の遺体を回収
ア・コルーニャ県のコスタ・ダ・モルテ沖で先週水曜日に沈没した漁船“O Bahia”丸の船室内にあると見られる乗組員の遺体のうち1体が昨日の午後、潜水夫チームにより回収された。 ティッセン・ボルネミッサ美術館、拡張オープン
ティッセン・ボルネミッサ男爵夫人の所有する300点の絵画が2013年まで政府に無償貸与されることになり、この展示のための総床面積8000平方メートル(展示室18)の新館が明日から一般公開されるにあたり、国王夫妻、文部大臣出席のもと昨日、開館式が行われた。
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6月8日(火) 7自治州、LOCE施行一時停止法令を最高裁に提訴
最大野党PP(国民党)が政権を握っている7つの自治州は、LOCE(教育の質向上法)の一部を2年間施行停止にする法令を、昨日最高裁判所に提訴した。 ボノ大臣、フランス防衛相と会談 ホセ・ボノ防衛大臣は、昨日パリでミシェル・アリオ=マリ・フランス防衛大臣と会談した。イラクから撤兵したスペイン政府に対しては、現在、ブラジル、チリ大統領からのハイチ国連軍へのスペイン軍派遣と、ヤープ・デ・ホープス・ヘッフェルNATO事務総長からのアフガニスタン地方再建パトロール部隊へのスペイン軍派遣が依頼されているが、昨日の会談では、どちらの派兵にも直接的関係を持つフランスと特にこの件についての話し合いが行われた。しかしながら、ボノ大臣は、「具体的な内容を話すには至っていない」と会見後の記者会見で述べ、「スペイン国外に軍隊を派遣する必要があると政府が判断する場合は、まず国会の意見を聞くことになるだろう」と明言した。 RENFE、AVE新車両購入契約見直し
新路線の工事が遅れていることと、RENFEが抱える巨額の負債(72億ユーロ)をこれ以上膨らませない目的により、現在RENFEは6つの最新契約(151車両、総額44.52億ユーロ)について、内容縮小に向けて見直しを始めた。これらの契約はいずれも、総選挙直前に締結が決まってたものだが、サインはまだ行われていない。
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6月7日(月) 居住合法化を求めて立てこもりの移民、強制退去(バルセロナ)
昨日の午前4時頃、バルセロナのカテドラルに10時間にわたり立てこもっていたおよそ1500人の不法居住移民が警察により強制的に退去させられた。この1500人は、土曜日、すべての移民に居住許可を求めて行われたデモ行進の後、午後8時からカテドラルに立てこもり始めたもので、近くにあるピ教会にも200人近くが立てこもった。 潜水夫チーム、“O Bahia”の姿を海底で確認
5人の深海潜水特別潜水夫からなるチームが2日にわたる入念な準備ののち、昨日の午後遅くに初めて、水曜日に沈没した漁船“O Bahia”の沈没地点近くまで潜水することに成功した。漁船が沈没している地点は水深およそ80メートルの地点で、潜水夫チームは昨日水深66メートルまでしかもぐらなかったが、間近から漁船を観察することができた。この結果、水がにごっている上、底流が渦巻く同地点での作業はただでさえ困難であるのに、沈没した漁船は船体の部分に漁に使っていた網がからまっている状態であることが判明。船の全長が17.5メートルと小さなものであるため、船室には人間が入れる大きさの窓もなく、現在の状態では、5人の遺体があると見られる船室内へのアクセスは不可能。 週末のスポーツの結果
バイク:イタリアGPのモトGPクラスでセテ・ジベルナウ選手、250CCクラスでダニ・ペドロサ選手がそれぞれ2位に入り、125CCクラスでもエクトル・バルベラ選手が3位に入った。
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6月4日(金) ロンドンで西英首脳会談
サパテロ首相は昨日、イギリス首相官邸で1時間強の会談を行った。この席で、サパテロ、ブレア両国首相は、イラク危機に関し、“重大な意見の相違”があることを改めて確認したが、サパテロ首相はこの意見の相違は別にして、イラク人への自治権返還ができるだけ早く行われ、同国への外国軍の駐留ができるだけ短期間に終わるための国連での新しい決議採択に向けて努力すると約束し、ブレア首相もイラクがイラク人によって統治される日が一日も早く訪れるよう努力したいと述べた。また、昨日は、EU憲法、、テロ対策、中近東問題についても話し合いが行われたが、ジブラルタル問題については、話し合いは見送られている。 漁船沈没事故、不明の残り5人も絶望
水曜日、自動救助信号発信装置から救助信号を出したまま、沈没した漁船“O Bahia”の10人の乗組員のうち、船長を含む5人はすでに遺体で見つかっているが、残り5人については、船中に遺体があると考えられている。 64%のスペイン人「11−Mが起こったのはイラク戦争支持のせい」
王立エルカノ協会が行ったアンケート調査の結果によると、64%の人はイラク戦争を支持していなければ3月11日のテロは起こっていなかったと考えており、この2つの出来事を結びつけて考えていない人の23%を大きく上回っているという。このアンケートは5月10日から18日までの間に1219人に対し電話で行われたもの。
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6月3日(木) 厚生省、職場での禁煙実施を前倒しへ
エレナ・サルガード厚生大臣は、これまでタバコ追放国家計画で定められていた2007年ではなく、来年をめどにスペイン国内での職場での禁煙を実施したい意向であることを昨日表明した。厚相は、この実施のためには、換気のよい部屋を喫煙室にあてるなどできる限りの措置をとって、労組、企業側と2005年末には合意に達したいとしている。 ガリシアで漁船沈没、5人の遺体発見
昨日の午後8時15分、ア・コルーニャ県コスタ・ダ・モルテのシサルガス諸島付近でガリシアの漁船“O Bahia”から発信された自動救助信号を受信し、救助チームが同諸島近辺の捜索に出動したが、見つかったのは海上に浮く救命ジャケットなどの“難破の痕跡を示すもの”だけだった。ヘリコプタ−2台、大型船2艘、ボート10艘以上が1晩にわたり海上を捜索した結果、これまでに10人の乗組員のうち5人が遺体で発見されている。 ERC、国会でのカタルニャ語使用に期待
ERC(カタルニャ左翼共和党)のジョアン・タルダ氏が、昨日国会での質問を2度にわたってカタルニャ語で行い、マヌエル・マリン議長が同氏に対し、カタルニャ語は使わないよう要請したが、今日、カタルニャ州議会のエルネス・べナシュ議長(ERC)は、マリン議長と会談、現政権中にこの問題は解決するとの期待を示した。
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6月2日(水) アルバレス勧業相、国会報告
昨日、マグダレナ・アルバレス勧業大臣は、大臣就任後初めて国会勧業委員会に出席した。この席で、大臣は、PP政権時代にアルバレス−カスコス前勧業大臣が発表していたのとは異なり、現実にはAENA(スペイン国内の空港を管理する国営会社)の資金運用能力には問題があり、4月30日に同社が発表した2003年度決算報告では公にされなかったものの、現在AENAの負債額は53億ユーロに上ることを明らかにし、また、すでに決定されている新たな投資が加わるため、このままだと2010年には同社の負債額が100億ユーロになることも述べた。大臣は、将来の返済能力保証のため、マドリッド、バラハス空港とバルセロナ、エル・プラット空港の拡張計画を始めとする、47空港への投資計画の見直しを行うことを発表した。 アルシラで女性の死体発見、犯人逮捕(バレンシア)
昨日の朝8時15分、バレンシア県アルシラ郊外で死体となって18歳の女性が発見されたが、警察は昨日、この事件の犯人として、被害者の女性の元恋人(21歳)を逮捕した。警察は、元恋人の友人男性2人に対しても事情聴取を行ったが、この2人は後に釈放された。 州の教育政策に反対し、デモ(マドリッド)
昨日、マドリッド市内のラ・ビジャ広場から教育局のあるアルカラ通りまで、アギレ州知事の教育政策に反対するデモ行進が行われた。参加率は、労働組合側の発表で80%、州政府の発表で25%と大きな差が見られたが、デモには、各労組、教員、PTAから学校運営者まで、幼児教育から大学までのすべての公立教育施設からの参加があったほか、PSOE、IUなど州政府野党からもシマンカス州議会広報官(PSOE)、ジャマサレス代表(IU)など多数の参加が見られ、アギレ知事に対し“高品質の公共教育”を求めた。警察の発表によるデモ参加者数は3000人。
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6月1日(火) 政府、防衛省、RENFEの所有地に低価格住宅建設へ
都市周辺地域の大部分の土地は、防衛省と国鉄RENFEの所有であるが、政府は選挙公約どおり、この土地を一般市民の手の届く範囲の価格での住宅建設に使用することを検討中。現在、住宅省では、実際にどれぐらいの面積の土地を住宅地として転用できるかどうかを調査中であるが、年間9万戸の社会保障住宅建築を予定しているという。 76歳の元軍人、息子の喧嘩相手を射殺
昨日午前2時、マドリッドのプロスペリダ地区で、フロレンシオ・ディマス・サリナス容疑者(76歳)がロドルフォ・チャラベ・ガジェゴ(27歳)さんを銃殺、自身も事故で自らの銃弾を受け、死亡した。 ベニテス氏、バレンシア監督を辞任
今朝、ベニテス氏のエージェントのマヌエル・ガルシア・キロン氏とバレンシアのマヌエル・ジョレンテGMがベニテス氏の契約について話し合いを持ったが、この席で、ベニテス氏がバレンシア側からオファーされていた1年間の契約延長を受けないだけでなく、現在残っている1年間の契約も破棄することが明らかになった。
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