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8月31日(火) フラガ氏、州知事立候補の可能性を示唆
今年の11月で82歳になるマヌエル・フラガ・ガリシア州知事は、昨日自党(PP)が分裂せず、さらなる前進を続けるために、自分が5期連続でガリシア州知事候補に立つ“準備”ができてなければいけない義務を感じていると述べた。この発言により、フラガ氏は後継者を巡るPPガリシア支部の内紛を少なくとも10月の党大会までは休戦状態に持ち込んだ上、後継者を知事自らが選ぶための時間稼ぎも可能にした。最終的に知事が立候補しない場合のフラガ氏の後継者として有力視されているのは、ショセ・マヌエル・バレイロ州環境局長、アルベルト・ヌニェス・フェイジョー州土地政策・公共工事・住宅局長で、後者には当初アナ・パストール女史を後継者に考えていたマドリッド本部からの後押しがある。 仏独三者会議、9月13日開催へ
エウロパ・プレス通信社が明らかにしたところによると、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、来月13日、首相官邸で非公式の晩餐会を開き、シラク大統領、シュレーダー首相と国際問題について話し合うという。関係者筋の話では、この晩餐会はパリ-ベルリン-マドリッド枢軸を築くためではなく、あくまでも現在フランス、ドイツがイギリスと行っているような3ヶ国会議を今後定期的に開いていくことが目的であるという。 スト中放置自動車の盗難すべてには保険金払わず
保険会社組合Unespaは昨日、レッカー車のストにより路肩に放置された結果車上荒らしにあった自動車のうち、全損害カバー保険に入っていなかった被害者には保険金を支払わない旨を通知した。
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8月30日(月) レッカー業者スト一旦終結
金曜日の午後8時から6時間にわたって交渉が行われた結果、保険会社と道路救援サービス会社が合意に達し、11自治州とアンダルシアの8県を巻き込んだレッカー車ストは一旦終結した。合意により、両者の代表者により評議会が作られ、今後1ヶ月の間に現状の調査と今後の対応についての話し合いが行われれることと、夜間(午後8時から午前8時まで)、土日祝日に特別料金が適用されることが決まり、最初の会議が明日行われることになっている。また、あさっての会議では1台あたりの撤去コストの算出を依頼する中立的立場の機関が決定される予定。 24時間以内に放火とみられる2件の山火事(ウエルバ)
昨日の午後3時半ごろウエルバ県エル・カンピニージョで出火した山火事により、200人が避難した。消火活動には消防士139人、消防飛行機、ヘリコプター18機、重機8台がアンダルシア州政府、環境省から出動、今日午前8時過ぎ、火災はコントロール下に入った。 オリンピック閉幕 第28回オリンピック・アテネ大会が閉幕。スペインは、土曜日に男子マウンテンバイク・クロスカントリーでホセ・アントニオ・エルミダ選手が銀メダル、男子カヌー・カナディアンシングル500Mで前日の金メダルに続きダビ・カル選手が銀メダルを獲得し、1992年のバルセロナ大会の22個に続くメダル獲得数19個(金3、銀11、銅5)という成績に終わった。
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8月27日(金) レッカー業者スト解決交渉に政府が介入
レッカー業者がストに入っているため、スペインのほぼ全土で事故車、故障車の撤去ができない状態が続いている中、政府は昨日、保険会社と道路救援サービス会社に問題解決のための交渉の座に着くよう要求した。これを受けて昨日はまずDGT(交通総合局)、続いて経済省で4時間にわたる話し合いが行われ、道路救援サービス会社は「話し合いに進展があり、両者の立場が近づいた。こちらが提示した条件が受け入れられれば明日にでもストは解決するだろう。」と話した。 エンシエロで3人負傷、うち1人は重傷(マドリッド)
マドリッド州サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス市で開催されているエンシエロ3日目の今日は、20代の若者3人が牛の角により負傷、うち1人は頭部に“深刻な”外傷を負ったほか、臀部を角で突かれ、救急ヘリコプターでドセ・デ・オクトゥブレ病院に運ばれたが重傷。残り2人のうち1人は大腿を、もう1人は臀部を角で突かれ、いずれもラ・パス病院に運ばれた。 オリンピックの結果:
ヨット:セーリング49er級で、イケル・マルティネス-シャビ・フェルナンデス組が優勝。
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8月26日(木) 政府によるレッカー業者スト緊急対策案
昨日の交渉決裂により、新たにガリシア、ナバラ、エクストレマドゥラの自治州でレッカー業者がストに加わることとなり、これで現在レッカー業者ストが行われているのは11州とアンダルシア州内8県のうちの4県となった。間近に迫るUターンラッシュを控え、政府はフェルナンデス・デ・ラ・ベガ副首相をまとめ役とし、内務省、勧業省、行政省、経済省の4つの省庁が協力してあたる対策案を作成した。 この夏最多となる310人の密入国者を1日で逮捕
火曜日の午後7時半から水曜日の午後8時までの間にアルメリア、グラナダ、カディスで265人、カナリアス諸島で45人が密入国を企て逮捕された。 Diez Minutos誌、首相に謝罪
週刊誌“Diez Minutos”は今日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相とソンソーレス・エスピノサ夫人に対し、夫妻の2人の娘ラウラちゃん、アルバちゃん(それぞれ8歳と10歳)の顔がはっきり判る写真を掲載した“ミス”について謝罪する内容の文を掲載した。 オリンピックの結果
ビーチバレー:男子決勝でスペインのボスマ-エレラ組は強豪のブラジル、リカルド-エマヌエル組に勝てず。2-0で敗れたが、銀メダルを獲得した。 |
8月25日(水) レッカー業者賃金交渉決裂、さらに6自治州でストへ
7月27日からパイス・バスコ州で、先週末からアストゥリアス州で始まっているレッカー業者のストが今日からマドリッド、カタルニャ、バレンシア、アラゴン、ラ・リオハ、カスティジャ・イ・レオンの6自治州とセビジャ、カディス、グラナダ、ハエンのアンダルシア州内4県に広がっている。これは、保険会社と道路救援サービス会社が昨日、4時間にわたる話し合いの後、交渉決裂との結論に達したためで、これにより夏期休暇Uターンラッシュを前にスペインの80%のレッカー車がストに入ることとなる。また、ガリシア、エクストレマドゥラ、ムルシア、カンタブリア州の道路救援サービス会社も今日、保険会社との交渉を行う予定。 国費ボディガードをケースごとに見直し
スペイン内務省では、現在ETAによる脅迫を受けているため、国家警察によるボディガード、または警備会社のボディガードを国費でつけているおよそ5000人の現状について1件ずつ調査を進めている。 オリンピックの結果:
自転車:男子ポイントレース決勝で、ジョアン・ジャネラス選手が銀メダルを獲得。これでスペインの獲得メダル数はシドニーと並ぶ11となった。 |
8月24日(火) 50万人以上の不法居住者が居住合法化の可能性
政府がスペインに一定期間以上不法居住・就労している移民に居住・就労許可を与える特別措置を適用する意向であるとのコンスエロ・ルミ・政府移民問題担当官の談話が昨日エル・パイス紙に掲載されたが、UGT(労働者総同盟)、CCOO(労働者委員会)の試算によると、この特別措置の対象となる不法労働者の数はおよそ50万から80万人になるという。2003年のINE(国立統計局)の調べによると、スペインには現在250万人以上の移民が居住しており、このうち社会保険加入者は150万人以下。 トレントのイマームを釈放、シリア人は拘留延長
先週の金曜日、11-Mに関与している疑いで、アブデルクリム・バグダリ容疑者とサフワン・サバグ容疑者がバレンシアで逮捕されたが、デル・オルモ担当判事はこのうちトレントでイマームを務めるバグダリ容疑者を保釈金なしで釈放し、サバグ容疑者については、72時間の拘留延長を申請した。 オリンピックの結果
体操:男子個人種目別跳馬決勝でスペインのヘルバシオ・デフェ−ル選手がスペインにとって今大会初となる金メダルを獲得。また女子も個人種目別ゆか決勝で16歳のパトリシア・モレノ選手が銅メダル獲得の健闘を見せた。 |
8月23日(月) サンヘンホとバイオナでテロ、3人が軽傷
これまでアストゥリアスとカンタブリアでETAが起こしたのと同様の、破壊力の小さな爆弾によるテロが土曜日午後1時ごろ、ポンテベドラ県のバイオナとサンヘンホで起きた。12時20分には、バスク地方紙Gara社あてにETAの名により予告電話があった。 300人ほどの若者が教会と倉庫を占拠(パンプロ−ナ)
先週の月曜日、10年以上にわたってガステチャ(青年会館)として使われていた建物の取り壊しのため、市役所の命令により強制立ち退きが行われて以来、パンプロ−ナ市内では警官隊との衝突で50人以上の若者が逮捕される事態となっているが、立ち退きに反対する若者のグループは土曜日にデモを行った後、2001年から使用されていないヘスス・イ・マリア教会の扉をこじあけ、この建物の占拠を始めた。また、別の不法占拠者たちのグループは、バスク民族主義政党HBが非合法政党と見なされるまでの間、この政党の事務所として使用されていた元マテサ社の倉庫を占拠。現在のところどちらの場所も目立った騒動は起きていないが、周囲には警官隊が待機しており、緊張した状態が続いている。 週末のオリンピックの結果:
テニス:マルティネス-ルアノ組は決勝で中国の李-孫組に敗退し、銀メダル獲得にとどまった。
ビーチバレー:ハビエル・ボスマ-パブロ・エレラ組がカナダのチャイルド-ヘッセ組に勝ち、準決勝進出。 |
8月20日(金) 500人のアフリカ人を乗せ密入国を企てた船を逮捕
スペイン、シエラ・レオネ、ギニア共和国の協力により、シエラ・レオネのフリータウンで密入国に使われる予定だった古い貨物船が逮捕された。船長の話によると、目的地はカナリアス諸島で、国際法に従って救助されることを見越し、船はスペイン海域に入れば放置される予定だったという。 行方不明になったモロッコ人サッカー選手6人を捜索
モロッコプロサッカー1部リーグチームのタンジェは昨日、アリカンテ県ロハレスの治安警備隊に6人の選手が行方不明になっていると届け出た。最初に選手がいなくなったのは先週の土曜日で、続いて火曜日にはアリカンテ市内での買い物と観光を行ったが、1時間の自由時間が終わった後も、5人の選手が合宿所となっているホテルに戻らなかった。 4日間にわたる警察対不法占拠者の戦い(パンプロ−ナ)
パンプロ−ナ市内サン・アグスティン通りの旧フロントン(壁にボールを打ちつける競技)競技場エウスカル・ハイ内にあるガステチャ(青年会館)の取り壊しのため、警察が立ち退き作業を開始した月曜から、警察と若者の衝突が続いている。これまでに逮捕されたのは60人以上。若者は火炎瓶、意志、ロケット花火などで警官隊を攻撃、50以上のゴミコンテナが焼かれ、ショーウィンドーが壊され、ATM1台が焼かれるなどの被害が出たほか、6人が重傷を負って病院に運ばれた。 昨日と今日のオリンピックの結果:
20キロ競歩:期待に応え、パキージョ・フェルナンデス選手が銀メダルを獲得。これでスペインの獲得したメダルは2つとなった。 |
8月19日(木) レッカー車が賃上げ要求デモ
バスク州内でレッカー業者組合が、保険会社に対し賃金引き上げを要求し、7月27日にストに入ってから3000台以上の事故車が州内の道路の路肩に放置されている。放置された車からは、カーステレオ、タイヤ、モーターまでが盗まれる事件も起こっており、これまでに警察は7人を現行犯で逮捕している。事故または故障により車を放置せざるを得ない場合には、車内に物を残さず、また、車上荒らしがカギをこじ開けたり、窓ガラスを割ったりするのを防ぐため、ロックはしないで出るよう呼びかけられているが、問題解決のため、在ビスカヤ中央政府副駐在員ミゲル・アンヘル・フェルナンデス氏は、路肩の車を撤去する作業を軍隊に昨日申請した。 アルカラ−メコ刑務所所長を更迭
バネスト事件で有罪の判決を受けた元頭取マリオ・コンデ被告に対し、服役先の刑務所長が同被告に特別な待遇を取っていたことが発覚、これによりへスス・カルボ所長が免職処分を受けた。 昨日のオリンピックの結果:
水泳:女子200M×4リレー、スペインチームは6位の結果に終わったものの、スペイン記録を1秒以上縮める8分2秒11の新記録を樹立した。 |
8月18日(水) カステホンで治安警備隊員2人を殺害した男の写真を公表
内務省は、昨日、6月9日にナバラ県カステホンで治安警備隊員に発砲、殺害した容疑者として、ある銀行強盗の写真を公表した。この銀行強盗の氏名は不明で、1992年から少なくとも地中海岸を中心に20以上の銀行を襲っているほか、3人を殺し、4人を負傷させた疑いがもたれているが、これまで1度も逮捕されたことがない。 グラナダの民家で11-Mテロリストの指紋を検出
11-M実行犯がグラナダに借りていた民家から採取された指紋が2人のテロリストとその他身元不明の3人の指紋に相当することが判明した。この民家はグラナダ県アルボロテにあるもので、携帯電話の利用記録から、11−M実行犯の1人が偽のパスポートで1ヶ月の契約で借り、もう1人が保証人となっていたことがわかっている。 昨日のオリンピックの結果
水泳:スペイン代表選手で決勝進出を果たしたのは、ニーナ・ジバネフスカヤ選手(女子100M背泳ぎ)のみで、男子100M自由形のエドゥアルド・ロレンテ選手、男子100M背泳ぎのアシュウィン・ウィルデボーエル選手、男子200M自由形のオラフ・ウィルデボーエル選手、女子200Mバタフライのマリア・ペラエス選手、女子400M自由形のエリカ・ビジャエシハ選手、アランチャ・ラモス選手、女子200Mバタフライのロセル・ビベス選手、女子100Mリレーの残りすべてが決勝進出を果たせなかった。メダルラッシュとなった今年マドリッドで開かれた欧州選手権同様の成績が出せなかった原因として、スペイン選手の精神面での成熟さの不足が指摘されている。
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8月17日(火) ポンテベドラ県での山火事42件の犯人を逮捕
治安警備隊は土曜日、7月後半に起きた42件の山火事の犯人として、ポンテベドラ県サルバテラ・ド・ミーニョで、40歳の男性を逮捕した。治安警備隊自然保護舞台がガリシア州政府森林局と共同で放火魔の手口について綿密に行った操作が今回の逮捕に結びついた。サルバテラ・ド・ミーニョではこの数ヶ月山火事が続いており、7月後半になってこの数が急増していた。 調停離婚成立まで2ヶ月に
9月の閣僚会議に提出すべく、現在法務省で民法改正原案が練られており、現在最短で1年かかっている調停離婚成立は、この改正が行われれば2ヶ月を要するのみとなる。昨年裁判所では、79423件の別居(うち67.6%は双方合意)、47319件の離婚(うち59.5%は双方合意)の申請があったが、この法改正により、裁判所の負担が軽くなることも見込まれている。 これまでのオリンピックの結果
射撃:マリア・キンタナル選手がクレートラップで銀メダルを獲得。スペインにとってはこれが今大会初のメダルとなる。
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8月13日(金) 今日からオリンピック開幕
今夜からオリンピック競技が再び発祥の地ギリシャで行われる。スペインからは328人の選手(今大会参加選手数第5位)が参加、開会式では柔道のイサベル・フェルナンデス選手が旗手を務める。昨日は、クリスティーナ王女、イニャキ・ウルダンガリン夫妻、ソフィア王妃によりアテネのカサ・デ・エスパーニャで壮行会が開かれたが、スペイン選手団の間には、メダル獲得に向けての明るいムードが漂っていた。シドニーで合計11のメダルを獲得したスペインには、今大会で15から16個のメダルが期待されている。昨日の壮行会を主催したソフィア王妃にとって、生まれ故郷のギリシャに戻るのは1998年公式訪問以来。 ヒホンとサンタンデールで小規模テロ
昨日の午後6時頃、サンタンデールのペレダ通りと、ヒホンのサン・ロレンソ・ビーチで破壊力の弱い爆発物が爆発したが、被害者は出ていない。Gara、El Diario Montanesの2つの新聞社に1時間前に匿名の予告電話があり、ガラ社あての電話ではETAの名前が出されたという。 連休で650万台の移動が予想 8月前半の休暇を終えた人々と、後半の休暇を始める人の入れ替えに加え、アンダルシア、アストゥリアス、カナリアス、カンタブリア、マドリッド、セウタ、メリジャでは聖母被昇天の振り替え休日で月曜日が祝日となるほか、15日に祭りを開く市町村も多く、これにより夜間に主要幹線道路以外での交通量が増えることが見こまれている。この週末には650万台の移動が予想されており、6警察により特別警戒体制が敷かれる。この特別警戒体制では、スピード違反と飲酒運転の取り締まりが強化して行われるという。
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8月12日(木) 14時間で15人の交通事故死者
15人(うち少なくとも6人は30歳以下)が14時間のうちに交通事故で命を落とした。そのうち11人が水曜日の明け方に全国で発生した5件の事故により亡くなっている。最も被害者数の多かったのは、サモラ県ガレンデで起きた交通事故で、水曜日の午前5時半頃、県道104号線90キロの地点のカーブから飛び出し、18歳から24歳までの女性3人と男性2人が乗った車が反転、炎上。1人はフロントガラスから飛び出し死亡、3人は焼死し、運転していた男性は車が燃え始める前に脱出に成功したが、重傷。ガレンデ町役場は犠牲者の追悼のため、4日の喪に服すことを宣言した。 覆面者の集団が火炎瓶投げつけ(サン・セバスティアン)
セマナ・グランデの祭りが開かれているサン・セバスティアンで昨日、午後8時頃、30人ほどの覆面をした集団がゴミコンテナに火を付け始めた。祭りの開催中とあって、周囲はたくさんの人でごった返して居たが、この集団は消防隊が消火活動にあたり、人員整理に警察が当っているところに、ロケット花火、火炎瓶で攻撃を加え、14人が火傷・打撲などの怪我を負った。うち1人は6歳の男児。 治安警備隊、イスラムテロ対策に3倍の人員
191人が死亡、およそ1500人が負傷した3月11日のテロで、治安警備隊および国家警察内部での情報伝達に大きな問題があることが浮き彫りになったほか、これらの機関がイスラム主義テロに対して充分に訓練されていないことも明らかになった。
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8月11日(水) ナルボナ環境大臣の国会緊急召還、却下
昨日、PPの要請により下院議会が召集された。昨日の会議では、クリスティナ・ナルボナ環境大臣がミナス・デ・リオティント(ウエルバ県)の山火事を中心にこの夏起きた山火事について、政府が取った措置についての説明を求めるための緊急召還が必要であるとするPP(国民党)に対し、その他すべての政党がこれに反対、召還要請は却下された。 メリジャの警備に25人を増員
日曜日の夜、およそ500人の外国人が鉄柵を乗り越え、スペイン領内に入ろうとしたことにより、治安警備隊はメリジャでの国境警備を強化するため、今日と明日、総勢25人をモロッコとの国境警備にさらに配置する。また、モロッコ側からの梯子による進入を不可能にするため、鉄柵の高さも3メートルから6メートルに上げられた。 内務省、ガリンド元将軍の要請を却下
内務省刑務局は、エンリケ・ロドリゲス・ガリンド・元治安警備隊将軍からの刑務第三級申請を却下した。ガリンド元将軍は現在トレド県のオカニャ刑務所に収監中ですでに5年間服役しており、所内での態度も良好である上、過去に数度心臓病により病院に運ばれたという健康上の問題もあることから、刑務所側ではこの申請を許可していた。
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8月10日(火) 400人が柵を越え密入国企て(メリジャ)
月曜日午前0時前、およそ400人がメリジャとモロッコを隔てる高さ3メートルの二重柵を手製の梯子を使って乗り越え、越境を試みた。スペイン側では治安警備隊が、モロッコ側ではモロッコ警察が群集の密入国を妨げようとしたが、少なくとも10人強がスペインに入ることに成功したと見られる。この衝突により外国人5人と治安警備隊員2人が軽い怪我を負った。 群集を車ではねた男、仮釈放(アストゥリアス)
カンガス・デ・オニス裁判所判事は、日曜日の明け方、祭りが開かれていたリバデセジャで橋を渡ろうとクラクションを鳴らしたにもかかわらず、群集が道を空けなかったため車をそのまま進め、30人ほどに軽傷を負わせた男ラファエル・M.F.容疑者を仮釈放した。 イスタンブールでテロ、スペイン人4人負傷
トルコ現地時間午前2時、イスタンブールのホテル2軒で爆発があり、2人が死亡、7人が負傷した。スペイン外務省の発表によると、このうち4人はスペイン人で、残りの被害者の国籍については明らかにされていない。
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8月9日(月) スペイン地中海における観光業、危機
外国人、特に景気が不調なドイツ人観光客の減少と、地中海岸その他の国々の競争力アップにより、スペイン観光業界は、史上最低の夏を迎えている。 外国企業のスペイン投資額3年連続で減少
Eurostat(ヨーロッパ統計局)の調べによると、外国企業のスペインへの投資額は昨年40%減少し、227.05億ユーロにとどまったという。スペインへの外国企業からの投資額が減少するのはこれで3年連続。世界的に景気が停滞しており、多国籍企業が保守的戦略を取っていることに加え、スペインでの賃金が上がっていることによる。 ETA沈黙を破ってテロ
テロリストグループは、土曜日、アストゥリアスとカンタブリアのリゾート地に爆弾を仕掛けることにより、停戦への期待を打ち砕いた。この爆弾による目立った被害は人的、物的にも出ていないが、ETAがスペイン経済の中心である観光を狙ったことは明らか。しかし、11−M後初めてのテロ攻撃の前に、ETAによる予告電話があり、警察ではETAが被害者を出さないために取った措置であると見ている。
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8月6日(金) 治安警備隊情報屋の母親宅を家宅捜査
11−Mで使用された爆薬の密売にかかわった疑いで3月19日に逮捕されたモロッコ人のラファ・ゾウイエル容疑者が昨日、フアン・デル・オルモ担当判事の命により一時的にアランフェス刑務所を出され、母親宅で行われた家宅捜査に立ち会った。 密入国者の間に疥癬流行80人を隔離(セウタ)
バングラデシュ人65人、インド人15人からなる80人の密入国者が昨日、セウタの移民一時滞在施設に移された。バングラデシュ人は現在は使用されていない倉庫に、インド人は近くの山中に暮らしていたが、劣悪な衛生状態により彼らの間に疥癬が発生。発疹が認められるのは数人だが、彼らの世話をしているイエズス会修道士たちは、疥癬の感染力の高さからほぼ全員が感染していると考えており、数週間前から人のいない早朝に、海水浴場のシャワーを使って彼らを洗っていた。イエズス会士たちは、疥癬流行について数度にわたり中央政府セウタ支部、州政府に書簡で報告し、事態の改善を求めたが、何の反応も得られなかったため、今週水曜日午後7時頃、海水浴客でごった返すビーチに彼らを連れて行き、シャワーを使わせたところ、2時間後に中央政府セウタ支部とセウタ州政府からこの80人を移民一時滞在施設に隔離収容する旨通知があった。 刑法強化により家族による虐待の逮捕者数1万人増
内務省の発表により、今年1月から6月の6ヶ月間における家族による虐待、傷害罪の逮捕者数が16,308人と、前年同時期の2倍を上回る数であったことが明らかになった。増加の原因の1つとしては、昨年10月の刑法改正により、家庭内暴力の扱いが共犯、軽度の脅迫を除いて犯罪扱いとなったことが挙げられる。逮捕者数増加と共に、家族(夫婦、恋人に限らず)による虐待の通報件数も激増しており、昨年上半期は8,605件だったのに対し、今年は21,865件となっている。
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8月5日(木) アルカラで発見された2台目の車はテロ数日後駐車の疑い
テロ発生から2ヵ月後の6月13日にアルカラ・デ・エナレス駅近くでテロリストたちが使用したと見られる2台目の自動車(スコーダ・ファビア)が見つかった件で、この車両の発見までになぜこれほど時間がかかったkについて内務省は警察の内部調査を行っていたが、この調査の結果、スコーダ・ファビアが駐車されたのは、テロから数日後である疑いが濃くなった。 Hispasat社新衛星打ち上げ
スペインのHispasat社は、昨日、カザフスタンからの新衛星の打ち上げに成功した。この衛星はラテンアメリカを中心に、ヨーロッパ、アフリカ北部もカバーし、同社は従来の衛星電話サービスに加え、ブロードバンドインターネットサービスの提供も始める予定。この衛星の寿命は15年。 内縁関係のカップル56.3万組
INE(国立統計局)が2001年の国勢調査の結果から調べ、事実上は同居して婚姻関係にありながら、婚姻届を出していないために法律上の夫婦とは認められないカップルの数が563,723組であることを政府の公式データとして初めて発表した。これは、スペイン国内におけるカップル数全体の5.9%にあたる。56万組のうち、最も多いカップルは、2人ともが独身(295,722組)で、いずれかが結婚している、またはしていたカップルが268,011組。また、内縁カップル342,159組には子供がおらず、子供がいる221,564組のうち半分以上の132,781組は一人っ子、続いて2人(66,999組)、3人(16,532組)、4人(3,844組)となっており、5人以上の子供がいるが婚姻届を出していないカップルは1,408組にとどまっている。
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8月4日(水) エル・エヒプシオの引渡し、10月の見通し
死者191人、負傷者1500人以上を出した3月11日のマドリッドでのテロの首謀者と見られイタリアで逮捕されたラベイ・オスマン・エル・サイェッド、通称“エル・エヒプシオ(スペイン語でエジプト人の意)”容疑者の弁護人が、同容疑者の釈放命令を提訴したため、昨日、イタリアのカステッリ法務大臣が同容疑者身柄引渡し許可にサインすることはならなかった。このため、同容疑者の身柄引渡しはイタリア最高裁判所がこの提訴を棄却するまで不可能となった。 メリジャ沖での石油試掘についてモロッコ政府に説明求める
スペイン政府は、モラティノス外務大臣を通し、モロッコ政府がオーストラリア2社、イギリス1社の石油会社に対し、メリジャ沖での石油試掘許可を与えたことについての説明を求めた。モロッコ政府が12ヶ月にわたっての試掘許可を3社に与えたのは、メリジャからアルジェリアとの国境までの地中海の6355kuにわたる範囲で、この範囲内にはメリジャ沖、チャファリナス、アルボラン両島のスペイン領が含まれる。 公立病院最後の11−M負傷者退院
3月11日マドリッドで起きた列車テロで重症を負い、グレゴリオ・マラニョン病院に入院していた24歳の男性が月曜日退院、これで、このテロにより公立病院に入院していた患者はすべて退院となった。マドリッド州政府の発表によると、社会保険医療システムで治療を受けたこのテロによる負傷者数は1570人だったという。一方、11−M被害者の会の発表によると、26歳の女性が今も重体で、マドリッドのマハダオンダ市にある私立病院に入院している模様。
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8月3日(火) イギリス防衛相、侵略記念式典出席のためジブラルタル訪問
イギリス政府は昨日、イギリスのフーン防衛相のジブラルタル侵略300周年記念式典出席へのスペイン政府による“感情的な言葉遣い”に遺憾の意を表した。一方、スペインのモラティノス外相はイギリス政府に対し「我々が伝えるのは、このような開催されるべきでなかった式典に対するスペイン国民の感情である。」とこれに返答。 6ヶ月連続で失業者数減少
INEM(国立職業機関)に登録されている失業者数の数は、7月に40,959人減少、6月から比べると2.52%の減少となり、失業者総数が1,585,175人になるこtが、労働・社会問題省の発表により明らかになった。失業者数が減少するのは、今年2月以来6ヶ月連続で、前年同月は27,177人の減少だった。この12ヶ月間にINEMに失業者登録した人の数は11,680人(0.74%)増加している。 今月8日にアフガン派遣兵増員
現在137人の兵士が派遣されているアフガニスタンのISAF(国際治安支援部隊)に540人までスペイン兵を増やす計画に基づき、今月8日、9日にスペインから兵士の一部がアフガニスタンに派遣されることが防衛省から発表された。今回派遣されるのはテント病院での任務にあたる衛生兵で、この後、ヘリコプター4機、飛行機2機も派遣されるほか、これ以外にも今年10月の選挙開催援助のため、最大500名の兵士を90日までの期間にわたってアフガニスタンに派遣することも決められている。
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8月2日(月) 各地高速道路、この夏一番の交通量を記録
夏休みラッシュが始まったこの週末、金曜日午後3時から昨日午後12時までの交通事故死者数は31人。この数は例年より19人少なく、DGT(総合交通局)では、新しく設置したメッセージボード(“Lo importante es llegar(大切なのは到着すること)”“la velocidad puede matar(スピードの出しすぎは命取り)”など運転者向けのメッセージを表示)とスピードレーダーの増設が交通事故防止効果を上げたと見ている。 ネルハで新たな山火事
今日午前1時50分にネルハ県で新たな山火事が発生、現場には100人強の消防士と消防車6台、飛行機、ヘリコプター10機以上が出動し、現在も消火活動が進められているが、火の勢いは収まっていない。焼失面積は現在のところ不明。 政界の夏休み
閣僚の多くは8月の夏休みをスペインで過ごし、家族との時間と休息に充てる。今月は、各閣僚が1人ずつ交代でマドリッドに詰めることになっている。
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