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9月30日(木) 同性カップルに異性カップルと同等の権利
閣僚会議で承認された同性カップルの婚姻許可のための民法改正草案は、明日国会で審議、承認の見通しとなっている。この改正草案は、“平等”と“イデオロギーの自由”推進のため、民法の14項目を改正するもの。フアン・フェルナンド・ロペス・アギラ−ル法務大臣は昨日、改正法が来年初頭に施行されることを期待する旨を発表、この法改正によりスペインはオランダ、ベルギーに続き、同性間での婚姻を認める世界で3番目の国となる。 電子DNI、来年1月から発行へ
ムルシアで10月1日まで開かれている第八回Tecnimap(行政の情報技術最新化会議)に出席中のジョルディ・セビジャ行政大臣は、8400万ユーロを投資する“行政テクノロジー最新化プラン2004−2007”を発表した。このプランは、電子DNI(国民身分証明書)の導入を始めとし、42のプロジェクトからなるもので、行政手続きを迅速化、簡略化するのがねらい。情報を電子化することにより、中央行政、州行政、市町村行政間の協力関係が密になることが期待されている。
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9月29日(水) PPガリシア内紛、話し合いは党大会後に延期
マヌエル・フラガ・ガリシア州知事は一昨日に続き、昨日も再び体調を崩し、2日間の休息が必要となった。休養のため公邸へと向かう前に知事は、ホセ・ルイス・バルタール・PP(国民党)オウレンセ支部長との話し合いに進展が見られたこと、金曜日に開かれるPP全国党大会後まで話し合いを延期することを提案したことを明らかにした。 ビスカヤとレオンでETA協力者5人を逮捕
スペイン国家警察は、今朝未明、ビスカヤ県、レオン県の4ヶ所でETAの協力者と見られる男女5人を逮捕したという。逮捕者はいずれも、スペインから指名手配されているETAメンバーをフランスに逃がし、主にフランスから顔の割れていないメンバーをスペインに入国させ、また武器の国境越えも請け負っていた者。 首相の給料は年間8.5万ユーロ
高級公務員の給料2%上げを定めた2005年度予算によると、2005年のサパテロ首相の給料は、84,960.72ユーロ、フェルナンデス・デ・ラ・ベガ、ソルベス両副首相は79,854.60ユーロ、その他閣僚は74,959.92ユーロ、書記官クラスは6.9万ユーロ前後であるという。
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9月28日(火) 英語が6歳から義務教育へ
昨日、マリア・へスス・サンセグンド文部大臣が167ページにわたる教育システム改正案を、各自治州代表者からなる教育評議会と、国家学校委員会に提出した。改正案は、外国語教育の推進、教育的問題のある生徒への対応、柔軟性のある履修科目、教育施設への独自の決定権拡大の4つの軸からなる。 ゴーギャン展、2つの美術館で始まる(マドリッド) ティッセン-ボルネミッサ美術館とカハ・マドリッド財団主催の“Gauguin y los origenes del simbolismo(ゴーギャンと象徴主義の源)”展が今日からマドリッドのティッセン-ボルネミッサ美術館(パセオ・デル・プラド8番地)とカハ・マドリッド財団(サン・マルティン1番地)で3つずつの展示室に分けて開催される。この展覧会は65の美術館と多数の個人コレクションから貸し出されたゴーギャンを中心とする様々な画家の作品186点から近代美術を方向付けた決定的瞬間1884年から1891年に焦点を当てたもの。展示作品の中でも最も重要な作品は、ゴーギャンが1888年に描いたスコットランド・ナショナルギャラリー所蔵の『説教の後の幻影』で、ギジェルモ・ソラナ展覧会開催委員によると、「この絵により、ルネッサンスからの400年にわたり築き上げられた芸術的伝統がうち捨てられた」という。この展覧会の開催期間は、来年1月9日まで。 デビスカップ決勝戦開催地にセビジャが決定
12月3日から5日に行われるスペイン対アメリカのデビスカップ決勝戦の開催地が昨日、セビジャに決まった。マドリッド、バルセロナ、マラガ、サンティアゴ・デ・コンポステラ、ラ・コルニャ、バレンシア、カナリアスも立候補していたが、収容人数で他の候補を凌いだセビジャが、スペインテニス協会から選ばれることとなった。
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9月27日(月) ETA,ピレネーの高圧塔に16の小型爆弾を設置
フランスとスペインを結ぶ高圧塔のスペイン側の入口、ブハルエロ(ウエスカ県)で高圧塔の1つにETAが設置した16の小型爆弾が昨日、治安警備隊により発見された。 PNV、プラン・イバレチェ実行のための支持を呼びかけ
Alderdi Eguna(政党の日)の昨日、PNVは集まった支持者に対し、プラン・イバレチェを実行に移すための協力を呼びかけた。 ETA、民族自決のための暴力を肯定するビデオを送付 Gudari Eguna(兵士の日)にあたる今日、バスク地方紙GARAが、テロリストグループETAから送りつけられた15分のビデオテープの内容について掲載した。ビデオは森の中で撮影されており、3人のETAメンバーが登場。GARA紙によると、ビデオの大半はバスク民主主義の回復のためのテロリズムを肯定することに費やされており、「武装闘争のお陰で、Euskal Herria(バスク地方、ナバラ地方とフランス・バスク地方)は自由へと開かれた道を確保している」と述べられているという。また、このビデオの中でプラン・イバレチェについては「自治憲章改正と政党の利権に基づくあらゆるプランは否定する」と述べられている。 エラス選手、スペイン人初のブエルタ三冠を達成
昨日、最終日、マドリッドで28.2キロのタイムトライアルが行われたブエルタ・ア・エスパーニャ2004を制したのは、昨年に引き続き、スペインのロベルト・エラス選手(リバティチーム)だった。エラス選手は2000年にも優勝しており、これで三度目の優勝となった。これまで三冠を達成しているのは、スイス人トニー・ロミンゲル選手のみで、エラス選手はスペイン人として初めての三冠という栄光に輝いた。 週末のその他のスポーツの結果
テニス:モヤ選手が疲労と肩の痛みを訴え、フェレロ選手も右手を負傷したため、予定と異なりトミー・ロブレド選手、ラファエル・ナダル選手が出場したデビスカップ準決勝対フランス戦のシングルス最終2戦は、両選手がそれぞれポール=アンリ・マシュー選手、アルノー・クレマン選手を破り、スペインは対戦成績4-1で決勝進出を決めた。決勝戦の対戦相手はアメリカで、12月3日から5日にわたりスペインで開催されるこの大会の開催地に、マドリッド、バルセロナ、セビジャ、バレンシアとカナリアス諸島が立候補している。
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9月24日(金) SEPI、労組と話し合い延期で合意
SEPI(国家工業出資団体)とELAを除く労働組合は、5時間にわたる交渉の末、国営造船所の将来についての緊張緩和にこぎつけることに成功した。両者は、PP政権時代に受けた補助金返還のための期限を最大限に引き出す交渉をEUと行うことを含む、今後の交渉を方向付ける4つの点での合意書類に調印した。労組関係者は、自治州政府、市役所からの圧力に加え、PSOE以外の政党がIzar再建プランへを拒絶した点をSEPIが考慮したことから、今回の交渉の見直しが行われたと考えている。 中国人履物業者に対し、新たな抗議(エルチェ)
昨日、エルチェのカルス産業団地で500人あまりが集まり、市役所までのデモ行進を行った。この地区に倉庫を持つ中国人靴業者に抗議する同様の集会は先週木曜日にも開かれ、このときは中国人の倉庫2軒が焼かれたが、昨日は国家警察、地方警察の機動隊が迅速に対応したため、大事には至っていない。
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9月23日(木) 3.5万人が6ヶ月以上の外科手術待ち
昨日、サルガド厚生大臣が初めてスペインの外科手術待ちリストを公開した。このリストによると、2003年12月31日現在、40.6万人ががリストに名を連ね、待ち期間の平均は77日、うち3.5万人(8.6%)は、手術を受けるために6ヶ月以上待たされていた。手術待ち患者が最も多いのは白内障の患者で7.1万人、平均待ち期間は81日、また、手術までの待ち期間が最も長い病気は外反母趾で平均22日であることもリストの公開により明らかになっているほか、専門別に見た場合、外傷科、一般外科、消化器科、眼科の患者がリストの65%を占めており、待ち期間の長さ平均はは顔面手術(162日)、皮膚手術(113日)、呼吸器手術(96日)、血管手術(93日)となっている。これらの日数は12月31日現在、「何日待っているか」を質問したもので、「手術までに何日かかったか」ではないことから、実際にはこれよりさらに日数がかかっていることになる。 首相、国内の不法滞在者が80万人であることを認める発言
サパテロ首相は昨日、国会で、スペイン不法移民問題を解決し、1ヶ月以内に外国法改正案の準備を終えることを約束した。また、首相は最大野党PPのラホイ総書記長からの質問に答える際、スペイン国内に80万人の不法滞在者がいることを認める発言を行った。サパテロ首相はこの数字を認めた上で、これだけの不法滞在者は前政権からの“遺産“であるとライバルのラホイ氏の非難に利用した。 依然として大きい自治州間での所得差
金融機関ラ・カイシャが住民1000以上の8109の市町村を調査対象にし、昨日発表した2004年経済年鑑によると、スペイン国内での所得地域差は依然として大きい。スペイン平均年鑑所得が1人あたり9700から10800ユーロであるのに対し、最も所得の低いエクストレマドゥラは7000から8100、次に低いアンダルシアは8100から9000ユーロであるという。反対に所得の最も高いのはナバラ、パイス・バスコで、年間13000から13700ユーロ、これにバレアレス諸島、カタルニャ、マドリッドの12300から13000ユーロが続いている。県別に見た場合、最も所得の低いのはバダホス、カディス県でいずれも7000から8100、またカセレス、アルバセテ両県とアルメリア県をのぞくその他のアンダルシア州の県も8100から9000ユーロと低い年間所得となっている。
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9月22日(水) サパテロ首相、初の国連演説
昨日、サパテロ首相は、首相就任後初めてとなる国連総会での演説を行った。国連を前にスペインの外交政策を披露した首相の演説は、アナン国連事務総長の演説内容に沿い、ブッシュ大統領の演説内容には反するものであった。 オウレンセのPP州議会議員、PP離党を表明
“PPの分裂防止のため”と、マヌエル・フラガ・ガリシア州知事が続投を表明して1ヶ月。州知事の予想に反し、昨日、PPオウレンセ支部のホセ・ルイス・バルタール氏が、他のオウレンセ県選出PP議員少なくとも5人と共にPPを離党する旨をフラガ知事に伝えた。 バルセロナとジロナでM4.1の地震
昨日の午後5時48分、ジロナ県リポレスの深さ10Mを震源地とする地震が発生した。震度はM4.1でこの地震の揺れはわずか1.2秒にわたるものだったが、この後これより小規模の余震が発生した。揺れはバルセロナとジロナ全域で感じられたが、この地震による負傷者は出ていない。
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9月21日(火) サパテロ首相、訪米
アメリカを訪問中のサパテロ首相は、昨夜ニューヨークの国連本部で、フランスのシラク大統領、ブラジルのルラ大統領、チリのラゴス大統領、アナン国連事務総長と共に、国連飢餓撲滅サミットの開会を宣言した。これは、ルラ大統領の呼びかけにフランス、チリ、国連が賛同したのプランにスペインも6月参加したもので、武器売買への新たな課税、移民の送金費用値下げなどからなる8つの措置からなる。首相は、今日国連総会で初めての演説を行う予定。 自治州知事会議開催危機
11月の自治州知事会議開催の準備のため、昨日、17自治州と2自治都市から代表者が集まって会合を開いた。この席で、自治州知事会議開催責任者であるジョルディ・セビジャ自治大臣がどのような形で会議を開くべきかの意見をすべての代表者に請うたところ、8自治州と2自治都市(いずれPP政権)の代表者が大臣に対し、会合前の朝食会で打ち合わせた通り、その前に政府が推進しようとしている自治州プランの内容を発表するべきだと抗議した。 アスナル前首相も訪米中
FAES(社会分析研究財団)会長で、前首相のホセ・マリア・アスナル氏は、日曜日夜、ワシントン入りした。金曜日までワシントンに滞在し、ジョージタウン大学で4年生以上の学生対象の教鞭をとる。今日は、大学講堂で生徒、教員、マスコミ向けの講演を行う予定だが、定員90名のこの講演はすでに順番待ちのリストが出来ている状態。
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9月20日(月) 自宅に立てこもりベランダから発砲、警官1人が死亡
土曜日の夜バレンシア県スエカの自宅に立てこもり、ベランダから猟銃を発砲し、警官1人を殺害、治安警備隊員1人を負傷させた男は日曜日午前8時10分、投降し、逮捕された。男は精神科の治療を受けていたにもかかわらず、猟銃の使用許可を公布されていた。 カマチョ監督、辞意を表明
土曜日、アウェイでの対エスパニョール戦に1−0で敗北、15日のチャンピオンズリーグ予選、対レヴァークーゼン戦(3-0)に続く敗退となったレアル・マドリッドのアントニオ・カマチョ監督は、土曜日の夜フロレンティーノ・ペレス会長に辞意を伝えた。ペレス会長は、月曜日の午前中の話し合いをカマチョ氏に提案したが、カマチョ氏は今朝電話でペレス会長に決意に変わりはないことを表明し、話し合いは行われなかった。 週末のスポーツの結果
自転車:ブエルタ2004、15日目の昨日はグラナダ-シエラ・ネバダ間29.6キロで個人タイムトライアルが行われ、サンティアゴ・ペレス選手(Phonakチーム)が2位のアレハンドロ・バルベルデ選手に1分7秒の差をつけてこの日の勝者となった。総合成績では、引き続き昨年の覇者ロベルト・エラス選手が1位だが、2位のバルベルデ選手が5秒差に迫っている。 |
9月17日(金) 造船所従業員とバスク州警官隊が衝突、16人が負傷
国営造船所従業員による抗議は日ごとに激しさを増している。昨日はビスカヤ県セスタオで、従業員と警官隊の衝突により16人が負傷、このうち、警官隊の発射したゴムボール弾を目に受けた56歳の従業員1人と、警官1人が重傷を負って病院に運ばれた。 離婚手続き短縮化、今日閣僚会議で承認へ
来年の夏の施行を目指し、今日閣僚会議で承認される見通しの離婚手続きの改正は、施行時に手続き中、係争中となっているすべての離婚手続きに対して適用される模様。この改正によりこれまでの離婚手続きの必須条件が撤廃され、これにより現在裁判所で見られる離婚手続きの飽和状態が解消されることが期待されている。 2000人のタクシー運転手がデモ(セビジャ)
タクシー業界で最近の治安の悪化に抗議するため、昨日午前9時半サンタ・フスタ駅からタクシーが行列を成してセビジャ市役所に向かった。この1ヶ月で客から暴行を加えられたタクシー運転手は7人、火曜日には1人の運転手が2人の乗客に重傷を負わされ、80ユーロを奪われる事件も起きており、労働組合は、同じような事件が再び起こることを防ぐためにセビジャ市長が対し、防御ガラス、またはGPSシステムの搭載などの治安対策費用を市の年度予算に組み込むことを公に書面で約束することを要求した。現状が改善されない場合は、毎週日曜日、24時間ストを行う可能性もあるという。
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9月16日(木) 11-M調査委員会アスナル前首相を証人喚問へ
国会11-M調査委員会は昨日、満場一致でアスナル前首相と13人の証人喚問を決定した。この証人喚問要請は、国会の少数派政党グループが行ったものであるが、元首相が調査委員会で証言するのはこれが初めてとなる。前首相の証言の日程はまだ決まっていない。 IZAR労働者とSEPIの話し合い決裂
SEPI執行部とIZAR労組の二度目の話し合いが昨日行われた。労組側は経営者側が何らかの姿勢の変更を示すことを期待して話し合いに臨んだが5時間にわたる話し合いの後、マスコミの前に現れた労働者側の代表者たちは、両者の姿勢は依然として大きく異なること、労働者側としてはSEPIの打ち出す解決策、軍事受注部門と民間受注部門の切り離しを受け入れることはできないことを改めて強調、9月21日、28日、30日の3日、再び数時間にわたり全国のIZAR造船所でストを行うことを発表した。次の話し合いは21日に行われる予定。 エルゲルージ選手にアストゥリアス皇太子賞
昨日、アストゥリアス皇太子賞選考委員会は、アストゥリアス皇太子スポーツ賞の今年の受賞者にモロッコの中距離陸上選手ヒシャム・エルゲルージ選手を選んだ。選考委員の15人がエルゲルージ選手、3人がスペイン人ラリードライバーのカルロス・サインス選手に投票、スポーツ賞受賞者決定にこれほどの意見の一致が見られたことは過去にほとんどない。
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9月15日(水) 造船所ストで9人が負傷
造船所IZARが昨日、スペイン各地10ヶ所で2時間にわたって行ったストにより、カディスでは労働者がホセ・レオン・デ・カランサ橋を占拠、警官隊との衝突により警官2人、労働者7人の計9人が負傷した。カディス以外の場所では警官隊との衝突は起きていない。 イスラム主義テロリスト10人を逮捕(バルセロナ)
バルセロナで今日未明、少なくとも10人(大半はパキスタン人)がイスラム主義テロリストとつながりを持つ容疑で逮捕された。これは、中央管区裁判所の命によるものだが、11-Mとの関連はないものと見られる。 スペイン、コカインの消費量EU1位
15歳から64歳までの75万人以上がこの12ヶ月以内にコカインを使用していたことが、昨日エレナ・サルガド厚生大臣により明らかにされた。これは人口の3%にあたりEU1位で、アメリカと同じ比率にあたる。その他の麻薬の消費についても状況は好転しておらず、ヘロイン、LSDをのぞいて1994年以来すべての麻薬消費量は増加の一途をたどっている。欧州麻薬監視局の調べでは、スペインはマリワナの使用でEU3位、エクスタシーの使用で4位につけているという。
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9月14日(火) 西仏独、共同で外交政策、保安政策展開へ
昨日、マドリッドの首相官邸でサパテロ首相は、フランスのシラク大統領、ドイツのシュレーダー首相と三者会談を行った。この会談において、早急に共同で到達すべき目標として3ヶ国が挙げたのは欧州憲法の批准。サパテロ首相は、仏独両首脳と“その他の首脳”も交え、国民に憲法の内容と利点について説明を行うキャンペーン傘下を呼びかけた。 1年以上の雇用契約を持つ不法居住者の居住・労働合法化を提案
ヘスス・カルデラ労働・社会問題大臣が昨日、国会で明らかにしたところによると、政府は10月の閣僚会議で外国人法改正を承認する見通しだという。これにより、雇用主を告発し、スペインにおける1年以上の就労状態を証明することのできる外国人不法労働者は、居住合法化を申請できることになり、雇用主はその年の未納社会保険を精算し、この労働者に1年以上の雇用契約を与えることにより、罰金住・労働許可は雇用契約が存続する期間に対してのみ与えられるもので、雇用契約が切れた時点で労働者は国に戻るか、新たな雇用契約を提出し居住・労働許可を延長しなければならない。また、居住・労働許可が有効となるには、社会保険加入が必須条件となる。 公道で無許可のレースに60台以上の車が参加
昨日、ジローナの高速道路AP-7でポルシェ、フェラーリ、ロールスロイスなどの高級自動車およそ60台が違法レースに参加した。このレースはロンドンをスタートし、ゴールのベニドルムを目指したもので、参加運転手のうち2人は時速200キロ以上を出し、危険運転の罪により逮捕された。
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9月13日(月) サパテロ首相、造船所救済を約束
バスク州知事候補としてPSE(バスク社会党)から立候補する予定のPSE党首パチ・ロペス氏は、現在の同党最大の懸念は従業員約1200人を抱えるラ・ナバル・デ・サステオ造船所の将来であり、サパテロ首相から特別にこの問題解決についての約束を取り付けたいと述べてから2日、サパテロ首相は40分にわたり同造船所役員会と会談、造船所存続を保証する何らかの合意を労組と結び問題を解決することを約束した。 エンシエロで2人死亡、12人が負傷(カンタブリア)
カンタブリア県アンプエロで開かれていたエンシエロ4日目の昨日、牛の角に突かれ2人が死亡、12人が負傷した。この日は初めて4歳牛がエンシエロに使われ、牛の体重は500〜520キロ、エンシエロは25分という長時間にわたって続いた。 週末のスポーツの結果:
テニス:全米オープン女子ダブルスで、ビルヒニア・ルアノ(スペイン)-パオラ・スアレス(アルゼンチン)組がロシアのスベトラーナ・クズネツォワ(今大会女子シングルス優勝)-エレーナ・リホフツェワ組を6-4、7-5で破り、3年連続で全米オープンのタイトルを獲得し、1995年以来このペアが獲得したグランドスラムタイトルはこれで7つとなった。 |
9月10日(金) 病院が火事、患者231人が避難
昨日午前8時頃、アリカンテ県オリウエラのベガ・バハ県立病院倉庫が出火、被害が出たのは倉庫のある地下だけだったが、煙が建物全体に充満、患者231人が避難を余儀なくされた。出火時が偶然、職員の勤務シフト交代時間に当たったため、通常の倍の数の職員により患者の避難作業は効率よく進められ、症状の重い160人(うち6人は集中治療室に入院中)は、48台の救急車で他の病院に移送され、患者55人が予定を繰り上げて退院した。 8月のIPC、前月から0.4%の上昇
今日のINE(国立統計局)の発表によると、8月のIPC(消費者物価指数)は前月から0.4%上昇し、これにより今年に入っての上昇は1.8%、この12ヶ月間の上昇は3.3%となった。 地下鉄2号線、3号線、月曜日から運行再開へ(マドリッド)
6月19日から改良・拡張工事のため不通となっていた地下鉄2号線のソル−クアトロ・カミノス駅間と3号線全線が来週の月曜日、9月13日から運行を再開することが発表された。
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9月9日(木) 首相、PNV党首と会談
サパテロ首相は昨日、PNV(バスク民族党)のイマス党首と1時間半にわたり首相官邸で会談した。首相が今年1月に党首に選出されたイマス氏と会談を行うのはこれが初めて、PNV党首が首相官邸を訪問するのは6年ぶり(当時の党首はアルサジュス氏)だが、両者ともこの会談を“対話と尊敬の新しい時代の始まり”と評価し、政府関係者も緊張関係の続いたPP政権時代からの関係の変化を期待している。 PP、アスナル氏のために名誉職創設
PPは10月1日から3日まで第15回党大会を開き、そこで執行部が新編成され、PP党首に現総書記長のマリアノ・ラホイ氏が就任するが、PPでは、前首相アスナル氏を引き続き執行部にとどめるために新しく名誉党首という地位を創設した。野党という新たな環境での活動のため、ガブリエル・エロリアガ氏とアナ・パストール女史(前政権厚生大臣)が党の定款変更案を作成しており、これが党大会で承認される見通し。
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9月8日(水) 11−M調査委員会、調査続行へ
与党PSOE(社労党)は昨日、すべての少数派政党からの申請に応じ、新たな証人喚問を含め、国会11−M調査委員会の調査を続行することを承諾、この申請は満場一致で可決承認された。 集中豪雨により3人行方不明 カタルニャ、アラゴン、ナバラ、バレンシア、パイス・バスコで月曜の夜から火曜の明け方まで降った大雨により、各地で浸水、道路の通行止め、鉄道運休、航空便の経路変更が余儀なくされたが、タラゴナ県カンブリルスでは、集中豪雨により夫婦と女性の兄である男性1人が行方不明となっている。アンドラ居住者であるこの3人は夕食後、自宅に向かって四輪駆動車で移動していたところ、集中豪雨により激流と化した川の流れで車が立ち往生。救助を求めるために車から降りていたためこの夫婦の14歳の息子の通報により警察が現場に急行したが、500Mほど海の方向に流されている車両は見つかったものの、3人の姿はなかった。カンブリルスでは、15分間で1平方メートルあたり120リットルの雨が降っており、当時の川の状態からして3人が生存して発見される可能性は絶望的という。また、サラゴサとナバラでは引き続き8つの道路が通行止めとなっている。 有毒物質積載のスペインの船、トルコ沖で沈没
発ガン性物質クロモ4を含む灰3488トンを積載し、スペインから出航した船MV Ulla丸が月曜日、停泊していたトルコ南部のアレハンドレタ沖で沈没した。
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9月7日(火) PSOE、PP、“11-M調査委員会にアスナル氏出席は無用”
国会11−M調査委員会は、夏休みを終え今日、再び会合を開き、この席で新たに証人喚問が必要か、それとも報告書の作成に取り掛かるかを決定する。昨日与党PSOE(社労党)と最大野党PP(国民党)は、ホセ・マリア・アスナル前首相の証人喚問は不必要との結論に達しているが、少数派政党はこの考えに賛成していない。 違法火薬倉庫が爆発、2人死亡(マドリッド)
昨日の午前8時55分、マドリッドのプエンテ・デ・バジェカスにある工業地区ラ・セラミカで大規模の爆発があり、2人が死亡した。爆発により亡くなったのは34歳と36歳の男性で倉庫に隣接する自動車修理工場で働いていたが、倉庫と修理工場の間の壁が爆発により倒れ、この下敷きとなって亡くなったほか、倉庫で働いていた42歳の男性が重傷で病院に運ばれ、さらに通行人など8人が軽い怪我を負った。また、爆風により近くのアパートが損壊し、12戸が避難した。
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9月6日(月) 首相、年金支給額引き上げを約束
昨日、ロディエスモ(レオン県)で開かれた炭鉱夫の年次集会に出席したサパテロ首相は集まった35000人の聴衆を前に“最も切実な国民の要求に応えるため”の来年度の予算案の一部を明らかにした。UGT(労働者総同盟)のカンディド・メンデス氏からの問いに答える形で発表となった年金支給額引き上げについては、IPC(消費者物価指数)の予想と各政党との会談が終わるまで最終的な決定はないが、首相は来年度予算で年金支給最低額を2倍にして計上すると発表した。関係者の話では、支給額は平均3%上昇、最低額は6%〜6.5%の上昇で、300万人が1987年以来最大の上昇となる最低年金支給額の上昇の対象となり、これにかかる費用は4億ユーロと見積もられる。 明日から新学期
就学カレンダーについては、各自治州で決定することとなっているため、明日から徐々にスペイン各地で小中高等学校が新学期を迎える。例年と同じく、最初に新学期が始まるのは幼稚園(0歳から6歳)と小学校(6歳から11歳)の最も小さい子供達からで、カナリアス州とラ・リオハ州は明日から、カスティジャ・ラ・マンチャ州とムルシア州ではあさって8日から新学期の始まりとなる。新学期が始まる州が最も多いのは9日木曜日で、アラゴン、アストゥリアス、カンタブリア、ナバラ、バレンシアの5州、翌日10日にはガリシア州とセウタで新学期開始となる。来週13日月曜日にはマドリッド、バレアレス、エクストレマドゥラの3州が、14日にはカスティジャ・イ・レオン州で学校が始まり、最も遅いカタルニャ州の子供達が学校に戻るのは15日水曜日。今年度終了が最も早いのは、アラゴン、カンタブリア、カスティジャ・ラ・マンチャ、ラ・リオハ州で6月21日、最も遅いのはガリシア、カスティジャ・イ・レオン州で27日となっている。 RENFEの負債56億ユーロ国費負担へ
2005年鉄道自由化法が施行されるのに先立って政府はRENFEの全負債額の80%にあたる56億ユーロを国費負担する模様で、現在勧業省と経済省が最終調整を行っている。
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9月3日(金) PSOE、YAK遺族、トリジョ氏に議員辞職を要求
昨年5月26日にトルコのトラブゾンで墜落したYAK42機の身元確認において、スペイン人医師団が30人すべての身元を間違っていたことが判明し、PSOEと遺族は当時防衛大臣を務めていたフェデリコ・トリジョ議員(PP)に“政治家としての責任をとり”議員バッジを返還するよう改めて要求した。
また16遺族は、身元確認が正しくなかったのは、確認作業中のミスがあったからではなく、トリジョ前大臣から遺体の身元がわからないようにするよう命令があったと考えており、最高裁判所にトリジョ議員を訴える準備を進めている。 ナルボナ大臣、水路計画代替案を発表
クリスティナ・ナルボナ環境大臣は昨日、国家水路計画の代替案として、A.G.U.A.プランを発表、この中の105の緊急対策については、2005年中に成果を出すと約束した。これから国会で審議されるこの案では必要経費は39億ユーロと見積もられており、これにより最終的にはカタルニャ、バレンシア、ムルシア、アンダルシアの1063ヘクトメートルに水が供給されることになる。 “Mar Adentro”プレミア試写会に首相と6人の閣僚が出席
『テシス-次に私が殺される』、『オープン・ユア・アイズ』、『アザーズ』の作品で知られるスペインのアレハンドロ・アメナバル監督の最新作『Mar Adentro』のプレミア試写会が今日からのスペイン一般公開に先駆けて、昨夜開かれ、この試写会に昨日、首相夫妻、ボノ防衛大臣、カルデラ労働大臣、ロペス・アギラル法務大臣、カルボ文化大臣、トルヒジョ住宅大臣、サルガド厚生・消費大臣が出席した。試写会出席の理由についてサパテロ首相は「スペイン映画への支援の必要性に応えるため」と答えたが、安楽死を合法化することについての意見を求められた際には「映画の話をしよう」と返答を避けた。
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9月2日(木) 7、8月の交通事故死者数、昨年より減少
1年のうち最も交通事故死者数が多いのは7月、8月だが、今年の夏は25年ぶりに交通事故死者数が減少した。ホセ・アントニオ・アロンソ内務大臣によると、今年の夏は昨年に比べて交通事故数が109件、死者数は143人、負傷者数207人減少したという。この2ヶ月の交通事故数は前年同時期に比べて15%の減少であるが、この事故の大半はスピード違反、または飲酒運転によるもので、事故の75%は監視の少ない支線道路で深夜または明け方に発生している。 YAK42機犠牲者身元再調査終了
アフガニスタンでの任務を終えたスペイン軍兵士を乗せトルコで墜落、乗っていた兵士62人全員が死亡した事件から15ヶ月、昨日国立毒物学・法医学研究所は防衛省に最終報告書を提出し、これをもって防衛省は身元再調査を終結とした。 8月の失業者増加数、過去20年で最悪
労働省の発表によると、失業者数が13,217人増加し、1984年以来最悪の増加を記録した8月となった。また、6ヶ月連続で続いた失業者数減少の傾向もこれによりストップし、INEM(職業安定所)に登録されている失業者数は1,598,392人となっている。
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9月1日(水) 2003年移民入国数はスペインがEU1位
Eurostat(ヨーロッパ統計局)の調べによると、スペインは2003年EU加盟国の中で最も人口増加が多い国の1つだったことが明らかになった。主要な原因は移民の急増で、2003年EU加盟15ヶ国の移民収支(入国した移民数から出国した移民数を引いたもの)が168百万人だったのに対しスペインはおよそ59.45万人と、EUの増加移民の3人に1人はスペインに入国していることがわかった。次に入国した移民が多いのはイタリアで51.12万人、続いてドイツ14.49万人となっている。 首相、ラホイ氏と会談へ ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相が今月中にPP(国民党)のマリアノ・ラホイ総書記長と首相官邸で会談を行うことを、昨日ジョルディ・セビジャ行政大臣が明らかにした。ラホイ氏が書簡により要請したこの会談では、欧州憲法についての国民投票、スペイン憲法および自治州憲章改正について話し合われる予定で、首相がラホイ氏と会談を行うのは就任後これで2度目。書簡の中でラホイ氏は自治州問題について与党PSOE(社労党)メンバーがこれまでに示している意見の相違、矛盾に“大きな懸念”を抱いていると表明、これについてセビジャ大臣は、憲法改正は1年、2年といった短期間で決定されるものではなく、それまでに党内外を含めて最大の意見の一致を見るための努力が必要であることを強調、また改正に関しては国家のあり方、スペイン国家の不分解性を定めた憲法第1条と第2条については何らの変更も行わないことを改めて繰り返した上で、「民主主義の基本である討論を恐れることはない。PPメンバーの多くはこの問題に関して討論の必要があることを理解し、これに参加する意志を表明しているのだから。」とラホイ氏に呼びかけた。 フォーラム出演中に3人の囚人が脱走
カタルニャ州法務局とフォーラムバルセロナの協力により、教育プログラムの一環としてこれまでにバルセロナ市内の刑務所に収監されている800人以上の囚人が演劇、コンサートなどの形でフォーラムに出演してきた。
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