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2月28日(月) アカデミー賞最優秀外国語映画賞に“Mar Adentro”
アレハンドロ・アメナバル監督、ハビエル・バルデム主演“Mar Adentro”(日本公開タイトル『海を飛ぶ夢』)が第77回アカデミー賞最優秀外国語映画賞を獲得した。スペイン映画がこの賞を受賞するのは、“Volver a empezar”(1982年ホセ・ルイス・ガルシ監督)、“Belle Epoque”(1992年フェルナンド・トゥルエバ監督)、“Todo sobre mi madre”(2000年ペドロ・アルモドバル監督)に続いてこれで4度目。 アリカンテでETAによる小規模の爆発
昨日の午後3時10分、アリカンテ県ビジャ・ホイオサにあるBBVA銀行保養所の庭で小規模な爆発が起きた。保養所は無人で、小型の爆弾だったためこの爆発による被害はプールわきにある更衣室に使われていた小屋のみ。使われていた爆薬は硝酸アンモニウムであったことがわかっているが、その量については現在調査中。この保養所は国道340号線わきにあり、ETAの予告電話を受け、この道路は3時間にわたり通行止めとなり、付近は大渋滞となった。 再び寒波が到来
昨日の午後からのこの冬4度目となる寒波の襲来により、今日アラゴン州ではマイナス20度、カスティジャ・イ・レオン、ラ・リオハ、ナバラ各州ではマイナス15度、マドリッド州ではマイナス10度まで気温が下がることが予想されている。寒さは水曜まで続く見込み。
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2月25日(金) カルメル地区陥没で2人が引責辞任
カタルニャ州政府公共工事担当官ジョアキム・ナダル氏は、昨日ジョルディ・ジュリア港湾・交通局長とラモン・セラGISA(インフラ管理株式会社)社長の辞表を受理したことを明らかにした。カタルニャ州議会にといてナダル氏は、バルセロナのカルメル地区で地面の陥没が起きたのは複数の原因が積み重なった結果であったと説明、ジュリア局長は同地区で行われていた工事に直接の監督責任があったわけではないが、工事の方法の変更を決定したのは彼であったことを明らかにした。(工事方法は1年以上前から変更されていたにもかかわらず、この変更に関する公式文書は残されていない。)ナダル氏はジュリア局長に行ったような弁護をセラ社長に対しては行わなかった。 遭難者8人のうち6人の遺体を発見
火曜日にルーゴ沖20マイルで転覆した漁船Siempre Casina丸は、昨日水深の浅い場所に曳航され、船内の捜索が行われ、この結果、午後5時頃行方不明となっていた乗組員8人のうち6人の遺体が発見された。残り2人の捜索は夜になっても続けられたが、現在のところ発見されていない。うち1人は船長のヘラルド・タボアダ・パルドさんで、唯一の生存者である息子は海に飛び込んだ父親を2度掴んだものの救命ボートに引き上げることができなかったと証言している。 11-M一周年記念式典の概要決まる
ピラール・マンホン11-M被害者協会会長は数日前、11-M一周年を記念するいかなる公式行事の開催についても反対であることを表明したが、イグナシオ・ゴンサレス・マドリッド州政府広報官はこの姿勢を“尊重するに値する”としながらも、「この日を何らかの形で思い出すことは必要だ」との意見を示した。マドリッド州政府とマドリッド司教区の間では、192人の命を奪ったテロ発生から1年となる来月11日午前7時37分に、マドリッドにある650以上の教会が一斉に5分間にわたり追悼の鐘を鳴らすことがすでに決められている。また、PSOE(社労党)、IU(統一左翼)は亡くなった192人の名前をスペイン各地で通りの名前とすることを提案している。 |
2月24日(木) 雪の影響でマドリッドとバルセロナで150便が欠航
この冬3度目の寒波の到来はイベリア半島に全域に降雪をもたらした。国立気象協会では、金曜日までは高地での降雪を予想している。12自治州に出されていた降雪注意報は、マドリッド、カスティジャ・イ・レオン、アラゴン、カスティジャ・ラ・マンチャ、バレンシアの5州に減らされたが、カナリアス州に対し新たに大雨強風注意報が発令された。 “レグラリサシオン”申請者は現在のところ5万人
2月7日から不法滞在・就労外国人に対する滞在・就労合法化特別措置“レグラリサシオン”の申請受け付けが開始され16日目となった昨日、国会で途中経過の報告が行われた。この報告によると、これまでに申請を行ったのは、48,247人で、申請の多い国の内訳はエクアドル13,431人、コロンビア6,350人、モロッコ5,756人、ルーマニア5,242人となっており、申請の63%はマドリッド、カタルニャまたはバレンシア州で行われている。 マドリッド-ジェイダ路線でAVE新車両お目見え
今週の土曜日から国鉄RENFEは、AVE用新車両S-102シリーズの運行を開始する。この車両はスペインのTalgo社とフランスのBombardier社により開発されたもので、車両の形から“アヒル”の愛称がつけられている。当初予定の運行速度は時速200キロ(PP政権時代に約束された速度より150キロ遅い)で、勧業省では夏までに時速250キロ、期限は設けないものの最終的には300キロでの運行をめざしている。
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2月23日(水) 漁船が転覆、乗組員8人が行方不明
昨日未明、ガリシア州とアストゥリアスの境界、海岸から20マイルの場所で、乗組員9人を乗せた底引き網漁船Siempre Casina丸が転覆した。乗っていたのは、船長、船長の息子、とスペイン人がもう1人、ペルー人3人、セネガル人2人、カボ・ベルデ人1人で、不寝番をしていた船長の息子(24歳)だけが救助された。 ウィンザービル、出火原因調査難航
2月12日に起きたマドリッドのウィンザービルの出火原因の調査は難航している。火災が発生したと考えられている21階で証拠の採集を含む詳細な調査を行う必要があるが、捜査チームはまだこの階に入ることができていない。さらに、火が建物の大部分に回ってから近くの住民が録画し、建物内部に2人の人影が写っているビデオもまだ科学警察の手に渡っておらず、警察関係者の話によると、判事に最初の報告書が提出されるまでには少なくともあと8日はかかるという。 12自治州で降雪注意報
アストゥリアス、カンタブリア、パイス・バスコ、カスティジャ・イ・レオン、ナバラ、ラ・リオハ、アラゴン、カタルニャ、マドリッド、カスティジャ・ラ・マンチャ、バレンシア、バレアレスの12自治州には今日も降雪注意報が出ている。サラゴサでは昨日15センチの積雪を記録、高速道路A-2が2時間にわたって通行止めとなり、有料高速道路AP-2のサラゴサ-ジェイダ間は午後2時までトラックの通行が禁止された。サラゴサ空港が閉鎖され、午前中はテネリフェとロンドンから到着した2便が別の空港に着陸、午後には4便が欠航し、サラゴサとソリア、マドリッド、バジャドリッド、ビトリアを結ぶ高速バスも運休となった。サラゴサ市内ではタクシーの大部分が休業、交通量が少なかったにもかかわらず衝突事故が相次ぎ、病院には転倒による患者が次々訪れた。
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2月22日(火) インターネット投票参加者はわずか0.54%
各県につき1市町村、全国52市町村の200万人に対し、参加資格が与えられていたインターネットによる投票実験の結果が明らかにされ、EU憲法批准国民選挙を利用したこの実験参加者には、18日間の投票期間が設けられていたにもかかわらず、参加したのは資格を持つ人のうちわずか0.54%、10,543人に過ぎなかったことが判明した。この実験による投票結果は効力を持たないが、この実験でもEU憲法批准を支持した人が78%と、不支持の13%、白紙投票の8.5%を大きく上回っている。 12自治州で降雪の可能性
国立気象協会は、新たな寒波の襲来によりスペイン北部および中央部で今日から明日にかけて気温の急激な低下を予測している。寒波はイベリア半島の北西部から入り、半島を東に横断、全国の標高の低い場所でも降雪が予想されており、道路情報に注意し、乗用車での移動は避けるよう市民に対して呼びかけられている。 ウィンザービル隣のデパート、一部営業再開
市役所から営業再開許可が出たのが金曜日、マドリッド市内で2番目に大きい“エル・コルテ・イングレス”(デパート)のカステジャーナ店の従業員2100人は、安全確保または火災による影響のため金属と木の塀で閉鎖された店内の一部を改造し、昨日の営業再開にこぎつけた。しかし、店内は雑然としており、こげた臭いがわずかに残っているのは否めず、顧客からはこういった状況で営業を再開したことに対する非難の声も上がっていた。“エル・コルテ・イングレス”では、この火災による被害額や、今後賠償金を請求するかについては明らかにしていない。
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2月21日(月) EU憲法批准国民投票、ほぼ8割が“SI”
EU加盟国初のEU憲法批准国民投票が昨日スペインで行われた。投票率は42.32%と予想をわずかながら上回ったものの、昨年6月に行われた欧州議会選挙の投票率45%を下回り、スペイン民主政史上最低の記録となった。有権者数ほぼ3500万人のうち、投票したのは1420万人で、“SI”(支持)に投票したのは76.73%にあたる10,804,464人、“NO”(不支持)に投票したのは17.24%にあたる2,428,409人、白紙投票が6.03%(849,093人)、無効票が0.86%(122,697人)だった。ジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長、ジョセップ・ボレル欧州議会議長は電話でホセ・マヌエル・サパテロ首相を祝福したが、最大野党PP(国民党)のマリアノ・ラホイ党首は、「棄権者がこれほどまでに多い結果となったのは、サパテロ氏の失敗だ。」と首相を批判した。 地下鉄6号線、今日から運転を再開(マドリッド) 2月12日のウィンザービルの火災によりクアトロ・カミノスからアベニーダ・デ・アメリカまでの区間が不通となっていた地下鉄6号線は、今日午前6時から運行を再開した。しかし、この路線はヌエボス・ミニステリオス駅は通過する。 セビジャ、バダホスでM4の地震 昨日の午後2時26分、バダホス県プエブラ・デル・マエストレ(人口およそ900人)が震源地の地震が発生、バダホス県、セビジャ県の多数の市町村で地震が感知された。プエブラ・デル・マエストレ、セビジャ県エル・レアル・デ・ラ・ハラではマグニチュード4が観測されたが、人的物的被害とも出ていない。 週末のスポーツの結果
フットサル:スペイン代表チームがロシア代表チームを2−1で下し、チェコのオストラバで開催されていたヨーロッパ選手権優勝を飾った。スペインがヨーロッパ選手権で優勝するのはこれで3度目で、この代表チームは昨年台湾で開催された世界選手権でも優勝している。
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2月18日(金) バレンシアでETAメンバー2人が逮捕
昨日の午前8時半、ETAメンバーのミケル・オルベゴソ・エチャリ(1979年サン・セバスティアン生まれ)、サラ・マハレナス・イバレタ(1980年サン・セバスティアン生まれ)両容疑者がバレンシアで逮捕され、潜伏先のオスタルからはピストル2丁、すでに完成した爆弾1つ、未完成の爆弾1つ、起爆装置、爆薬が押収された。また、1100人以上の標的の名が載った書類も押収されている。中でも、軍高官、警察署、観光案内所の3つの標的はかなり具体的な情報が載せられており、攻撃が間近に迫っていたことを示している。警察では、EU憲法批准選挙前にETAがバレンシアでテロを企てていた可能性が高いと見ている。 地上の建物で振動感知、4駅を2日間にわたり閉鎖(バルセロナ)
カタルニャ州政府の発表によると、TMB(バルセロナ市内交通)は地下鉄4号線の4駅を2日にわたって閉鎖するという。 ウィンザービル取り壊しにかかる期間は1年以下と予測
マドリッド市役所の見積もりによると、先週の土曜日火事でほぼ焼失したウィンザービルの取り壊し作業にかかる期間は1年以下だという。取り壊し工事の途中で建物の内部に入る必要が生じた場合は、クレーンから吊るされた小型ロボットが中に入ることを今日、市建物管理局長のエミリオ・ガルシア・デ・ブルゴス氏が明らかにした。
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2月17日(木) 現状把握のため、消防士がウィンザービル内調査
土曜日の火災でほぼ全焼したウィンザービルの現状を把握するため、昨日の午前9時15分、建築士の資格を持つ4人の消防士が建物内に入った。3時間にわたるこの調査では建物の骨格の状態が重点的に調べられたが、調査の結果は“倒壊の可能性は非常に高い”だった。 プーマ社長宅に強盗、21万ユーロ盗まれる 今日警察が明らかにしたところによると、月曜日の午後9時過ぎ、エルチェ市内にあるスポーツウェア会社プーマ社長ビセンテ・ベルナッド氏宅に外国人と見られる覆面をした4人組が押入り、現金21万ユーロ、宝石を盗んで逃走したという。4人組が柵を飛び越えて侵入したとき屋内は無人だったが、その後社長とその妻、友人の3人が帰宅。犯人は包丁で脅し金庫を開けるよう要求した上、家中の引き出しを荒らし、発見した宝石も持ち去った。警察では、盗難だけを専門にしているグループの犯行と見て、捜査を進めている。社長は軽い怪我を負ったのみ。 コロン広場に巨大EU旗 今週日曜日にEU憲法批准国民投票が開催されることを記念し、今日の午後1時、マドリッドのコロン広場に青地に15の星がちりばめられたEU旗が掲揚される。掲揚の際の式典は、毎年5月9日のヨーロッパの日にEU旗を掲揚する際と同じで、式典にはミゲル・アンヘル・モラティノス外相、アルベルト・ルイス-ガジャルドン・マドリッド市長、EU加盟国大使、EU加盟予定国大使などが出席する。 EU批准国民投票不在者投票受付を明日までに延長 中央選挙委員会は、昨日までの予定だった郵便によるEU批准国民投票の受付を明日、金曜日の午後2時までに延長した。この措置がとられたのは、当初の締め切り前日である火曜日に、今回選挙の不在者投票者の数が前回総選挙に比べて66.79%少なく、昨年のヨーロッパ議会選挙投票全体数より41.31%少ないことが判明したため。火曜日の時点で不在者投票した人の数は18.6万人で、昨年3月の総選挙での不在者投票希望者は56万人(実際に投票が有効だったのは553,560人)、6月のヨーロッパ議会選挙での不在者投票希望者が32万人(実際に投票が有効だったのは316,924人)だったことと比べると、きわめて少ない。
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2月16日(水) マドリッドで最も高いビル8つのうち最新防火施設を備えているのは3つのみ
土曜日に火災が発生したマドリッドAZCA地区にあるウィンザービルより高いビルがマドリッドには7つあるが、このうち全館に防火施設を備えているのは3つだけであることが判明した。各ビルの現状は次のとおり: 地中海で故障のクルーズ船乗客、スペインに帰国
月曜日、地中海沖で嵐に遭ったイベロジェット社のクルーズ船“Grand Voyager”の乗客のうち、負傷により入院した6人を除く全員が昨日、サルデーニャ島からスペインに飛行機で帰国した。この船は、乗客乗組員合わせて787人を乗せ、今月7日にバルセロナを出発、地中海をクルーズし、月曜日バルセロナに戻る予定だったが、チュニジアを出てから嵐に遭い、大波が船窓を破り船内が浸水、これにより電気系統が故障し、エンジンが停止した。船はSOS信号を出し、フランスからヘリコプター、飛行機と牽引船が現場に向かったが、高さ20Mにもなる波を前になすすべはなく、船は波にもまれるままとなった。その後、プロペラの一部が修理され、船はメノルカ島へ向かったが、悪天候により港が閉鎖されていたため、最終的にサルデーニャ島のカリアリに到着し、その後乗客はイベロジェット社のチャーター便でマドリッド、またはバルセロナに運ばれた。 カタルニャ、ブルゴス、カンタブリアで雪による被害 DGT(総合交通局)によると、雪のため今朝午前9時15分現在、全国12ヶ所の峠が通行止め、21ヶ所でチェーンの装着が義務づけられているという。雪による被害が最も多く出ているのは、カタルニャ州、ブルゴス県とカンタブリア州だが、レオン県、ソリア県、パレンシア県、ウエスカ県、テルエル県、アストゥリアス県、ラ・リオハ州、ナバラ州でも山間部で降雪により道路状況が悪化している。
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2月15日(火) 火災のウィンザービル、スプリンクラー装備せず
昨日、マドリッド市役所が確認したところによると、土曜日の夜火災が起きたウィンザービルは、現在スプリンクラー設置工事を進めている途中で、出火した21階にはまだスプリンクラーが設置されていなかったという。このビルが建設された当時はスプリンクラーの設置が義務付けられていなかったが、2年前からマドリッド市が適用している規則でも、スプリンクラーの設置は高さ100M以上から避難しなければならない建物にしか義務付けられておらず、ウィンザービルは、建物自体の高さは106メートルだが、避難しなければいけない高さは96.7メートルで、この対象外となっている。ウィンザービルに設置されていた火災対策装置は警報装置だけで、この装置により土曜日の午後11時16分警備員が21階での火災を発見、消防署に通報すると同時に消火器で火を消そうとしたが、消しきれなかったという。 スペインのアルカエダリーダーらに懲役62,512年求刑
中央管区裁判所のペドロ・ルビラ検事は、イマッド・エッディン・ヤルカス“アブ・ダダ”被告、ガソウブ・アル-アブラシュ・ガルヨウン“アブ・ムサブ”被告、ドリス・チェブリ被告の3人に対し、テロリスト組織所属の罪、ニューヨークの貿易センタービルテロ、ワシントンのペンタゴンテロ関与の罪などで、スペイン史上最高となる懲役62,512年の刑を求刑した。検事は、懲役刑のほか、3人に対し、両テロでの負傷者に対し1人あたり300,506ユーロの賠償金の支払いも求めている。しかし、求刑どおりの判決が下りたとしても、この罪を犯した時点でスペインの法律が定めていた刑期が最高30年であるため、3人はこれ以上の期間刑務所で服役することはない。 テレフォニカ、子会社Terraを吸収合併
Terra社創設から6年、スペイン最大手の電話会社テレフォニカは、Terra社9株に対しテレフォニカ社の2株を提供することを決定した。テレフォニカ社は2003年5月にも1株あたり5.25ユーロで株の買取を申し出てTerra社の買収を試みたがこのときは失敗、その後、33.6%だった持ち株を75.87%にまで増やしている。前回とは異なり今回は吸収合併であるため、テレフォニカ社は証券取引委員会への届け出を必要とせず、両社の株主総会でこの申し出が受け入れられれば吸収合併成立となるが、テレフォニカ社がすでにTerra社の株の75.87%を所有しており、同社の他には大口株主がいないことから、吸収合併成立は確実となっている。
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2月14日(月) ビル火災によりマドリッド中心地域が通行禁止に
土曜日の夜マドリッドAzca地区にあるウィンザービル21階で火災が発生、ビルは倒壊は免れたが完全に焼失、今後も倒壊の可能性があるため、隣接するブロンセビル、エストレジャ保険ビル、デパート、エル・コルテ・イングレスと勧業省は立ち入り禁止、ライムンド・フェルナンデス・ビジャベルデ、オレンセの両通りが通行止めとなっているほか、今日正午までは地下鉄3路線(6号線、8号線、10号線)、国鉄近郊線8路線が乗り入れているヌエボス・ミニステリオス駅(1日の利用客60万人)は封鎖、国鉄近郊線アトチャ駅とチャマルティン駅を結ぶトンネルも通行止めとなっている。地下鉄6号線はこのビルの真下を通っているため、クアトロ・カミノス駅とアベニーダ・デ・アメリカ駅間が不通となっている。 バタスナ党、州選挙出馬を表明
サン・セバスティアンにある本部事務所で昨日、バタスナ党は記者会見を開き、ギプスコア、ビスカヤ、アラバ県の筆頭候補者をそれぞれアルナルド・オテギ、ジョネ・ゴイリセライア、ラケル・ペニャ氏とし、4月14日に開催されるバスク州選挙に出馬することを表明した。
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2月11日(金) 政府、カルメル地区の住民に緊急支援金給付決定
バルセロナのカルメル地区で地下鉄工事により地盤が陥没してから10日あまりが経過したが、今日政府は閣僚会議でこの事故により被害を受けた住民に対し、立ち退きを余儀なくされた被害者家庭1軒につき11500ユーロの支援金給付を含めた緊急支援措置を決定する見込み。今日、EU憲法批准キャンペーンでバルセロナを訪問するホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、現場を訪問し、パスクアル・マラガル・カタルニャ州政府知事と会談すべく現在スケジュールを調整している。 西仏独首脳、今日バルセロナでEU憲法批准キャンペーン 2月20日、EU憲法批准のための初の国民投票がスペインで開催されるのにともない、今日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ西首相、ジャック・シラク仏大統領、ゲルハルト・シュレーダー独首相はカタルニャ州議事堂で行われる批准キャンペーン行事に出席する。この行事にはシルビオ・ベルルスコーニ伊首相も出席の予定だったが、同首相は数日前からの風邪のため欠席。行事は午後6時開始予定で、3人が順番にEU憲法支持を訴えた後、出席者との質疑応答の時間が設けられている。 肥満対策プラン始動
厚生省は、研究者、企業、自治州、教育省の協力を得て、栄養・肥満対策国家計画に着手した。現在、スペイン人の半分以上が太りすぎ、または肥満であるとされており、肥満が原因の病気にかかる医療費は25億ユーロ(全体の7%)となっている。しかし、子供の肥満はさらに深刻(20年間で肥満児の数は4倍に増加)で、この計画では、給食、広告の見直しなど子供の肥満対策に特に重点をおいて行われる。
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2月10日(木) 内務省、昨日のテロは移動部隊の犯行の可能性が高いとの見解
昨日、マドリッドの見本市会場近くで発生し、43人が負傷したETAの犯行によるテロについて、内務省は、現時点でETAは首都マドリッドに固定された拠点は持っていないと考えており、今回のテロは移動部隊によるものである可能性が高いとの見方を示している。 フォックス大統領、ETA対策協力を約束
3日間の滞在予定でスペインを訪問中のメキシコのビセンテ・フォックス大統領は、昨日のマドリッド見本市会場近くでのテロの後、改めてETA対策にメキシコ政府が全面的に協力する意志があることを表明した。アルベルト・ルイス-ガジャルドン・マドリッド市長が同行し、11−Mの現場の1つであるアトチャ駅を訪問した大統領は、昨日のテロについて“決して許容できない行為”であると非難、メキシコ政府はスペイン政府と緊密な関係を保ち、ETAを始めとし、いかなるテロリストもメキシコ存在しないようにすることをスペインに約束した。また、これまでメキシコがスペインからのETAメンバーの身柄引渡し要求には常に応えて来たことにも言及した。 スペイン居住の外国人350万人
INE(国立統計協会)が、市役所への住民登録数を発表、カルメン・アルカイデ会長によると、今年1月1日現在スペインの人口は約4370万人で、うち8%、350万人が外国人(EU国籍者含む)であるという。外国人居住許可が197万人に交付されている(2004年12月31日現在)ことを考えると、居住外国人の43%は不法滞在者ということになる。
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2月9日(水) 速報・・・マドリッドのカンポ・デ・ナシオネスにおいて爆発
今朝9時半を少し過ぎた頃、マドリッド郊外にあるカンポ・デ・ナシオネスにおいて
車爆弾が爆発した。 続報・・・マドリッドのテロによる負傷者(いずれも軽傷)は43人
今朝9時35分に見本市会場のあるマドリッドのカンポ・デ・ナシオネスで爆発した車両爆弾はその後の調査により、20から30キロの爆薬を積んでおり、使用された車は今日未明、グアダラハラで盗まれたものであったことがわかった。今日の午前7時には、この場所に車が1台も駐車されていなかったことが確認されているため、車が爆発場所に駐車されたのは、この時間以降だと見られる。爆薬の種類については現在捜査中。 ETAメンバーと見られる14人を逮捕
スペイン国家警察は今日未明、パイス・バスコ、ナバラ、バレンシア、カディスでETAメンバーと見られる14人を逮捕した。内務省の発表によると、中央管区裁判所バルタサール・ガルソン判事の命により200人の警官が参加した今回の作戦により、ETAの新メンバー勧誘組織は壊滅したという。
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2月8日(火) レグラリサシオン初日の申請はおよそ1500人
労働・社会問題省が明らかにしたところによると、外国法改正にともなう“レグラリサシオン”(これまで不法滞在就労していた外国人に対し、一定の条件を満たせば居住就労許可を与える特別措置)受付開始の昨日は、スペイン各地でおよそ1500人分の申請があったという。昨日の申請は、マドリッド、サラゴサ、バレアレス、マラガ、バレンシア、ナバラ、ムルシアの自治州の順で多かった。 ベルンのスペイン領事館襲撃される
昨日の午前8時前、スイスのベルンにあるスペイン領事館をピストルとナイフで武装した3人組が襲撃、職員2人を人質にとり、金庫を開けるよう要求した。事件が起きたのがスペイン領事館内であったため、スイス警察はスペイン外務省の許可を得なければならなかったほか、スイスの法務大臣が休暇中だったため、スイス警察が突入したのは午後1時半。しかし、内部は空だった。人質は領事館内の一室に閉じ込められていたが、10時半頃、警察の助けにより脱出に成功しており、犯人は警察が建物を包囲する以前にすでに逃亡していたと見られる。 アルモドバル兄弟、スペイン映画アカデミーを退会
映画監督ペドロ・アルモドバル氏とその兄弟でプロデューサーのアグスティン・アルモドバル氏は、昨日、12月末にスペイン映画アカデミー退会を申請したことを発表した。1987年から会員であるアルモドバル兄弟によると退会の主な原因は、“アカデミーの機能の仕方、特にゴヤ賞の投票方式に賛同できないため”だという。兄弟が退会を決めたのは、ペドロ・アルモドバル監督の新作『Mala Educacion(日本公開タイトル“バッド・エデュケーション”)』がわずか4部門でのノミネートに終わったゴヤ賞の候補作品発表後。(結局この映画はゴヤ賞を1部門も獲得していない。)アルモドバル監督は、「いくつ受賞するかの問題ではない。我々はすでにたくさんの賞を受けている。我々の退会は、同業者組合的投票方式によるものだ。」と述べている。 |
2月7日(月) 一酸化炭素中毒で18人が死亡(カステジョン)
日曜日未明、カステジョン県トドレジャにある宿泊施設で、ストーブの不完全燃焼による一酸化炭素中毒で25歳から50歳の男女18人が死亡した。 “レグラリサシオン”今日から申請受け付け開始 居住・就労許可のない外国人を雇用し、これらの従業員の居住・滞在を合法化したいと考えている経営者は、今日の午後4時からこの申請を行うことができる。“レグラリサシオン”と呼ばれるこの措置は、現在不法就労しているが、昨年8月7日以前からスペインに滞在していること、自国およびスペインで前科のないことを証明でき、なおかつ雇用期間が半年以上の雇用契約書を提出することができる外国人に対し、居住・就労許可を与える特別措置。申請は全国160箇所で、平日午後4時から7時まで受け付けられ、受付は5月7日をもって締め切られる。政府は、今年の夏の終わりにはすべての申請の結果が出ていることを約束している。レグラリサシオンのねらいは、ブラックマネーで就労している外国人に所得税、社会保険料を納めさせることで、現在スペインには100万人以上の外国人が不法滞在していると見られている。政府は明日から電話902−401015(受付:平日9時〜21時)による情報提供を開始するが、すでに数日前からインターネットの4つのサイト(www.mtas.es www.map.es www.mir.es www.seg-social.es)でも情報を得ることができるようになっている。 ギニア共和国、200人を乗せた移民船の出航阻止
ギニア共和国からカナリアス諸島に向けて出航しようとしていた200人の密入国者を乗せた漁船が、5日前に警察により出航を阻止されていたことがわかった。船に乗っていた200人は出身国へ送還され、乗組員は逮捕されたという。 スペイン、ハンドボール世界選手権優勝 チュニジアで行われていたハンドボール世界選手権で、スペインがアテネオリンピック覇者兼前回世界選手権チャンピオンであるクロアチアを40-34で下し、優勝し、アトランタ、シドニー・オリンピックで銅メダル、1996年、98年の欧州選手権銀メダル、2000年銅メダルだったスペインにとって初めての優勝となった。
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2月4日(金) EU憲法批准国民投票キャンペーン開始
2月20日に投票が行われるEU憲法批准国民投票キャンペーンが今日の午前0時、開始し、PSOE(社労党)党首のホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相はマドリッドのカサ・デ・カンポから国民の共存と発展を保証するなどの理由から批准に投票するよう国民に呼びかけた。与党PSOEと最大野党PP(国民党)は共同で15日間にわたるキャンペーン活動を行うが、国民に向かってEU憲法批准の必要性を訴えかけるため、期間中にはスペイン全土でおよそ1200(PSOE主催750、PP主催500)の行事が予定されている。 イギリス原子力潜水艦ジブラルタル到着にスペイン抗議
ジブラルタルにある英海軍基地に修理のため原子力潜水艦HMS Sceptreが昨日の午後2時到着したことについて、昨日、ミゲル・アンヘル・モラティノス・スペイン外務大臣はイギリスのジャック・ストロー外務大臣に電話で“断固とした抗議”を伝えた。 ムルシア、この6日で2度目のM4以上の地震
先週の土曜日、マグニチュード4.7の地震が起き、100軒以上の家屋に被害が出たたムルシアで、今度はマグニチュード4.2の地震が起きた。昨日の12時45分に起きたこの地震の震源地はブジャスで、土曜日の地震の余震と見られている。ムルシア州ロルカのサルシジャ・デ・ラモス、ラ・パカ、フォンタナレスの村では人々が地震に驚いて外に飛び出したが、負傷者は出ていない。
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2月3日(木) イバレチェ知事、バスク州選挙前倒しを決定
国会でプラン・イバレチェが否決されて24時間後、バスク州政府特別会議を開いたフアン・ホセ・イバレチェ知事は、「国との交渉開始を要求するバスク社会の声を聞かせるべきときが来た」と、5月13日に予定されていたバスク州選挙をほぼ1ヶ月早い4月17日に開催することを決定した。このため州議会は2月23日をもって解散となるが、承認に向けての今後のさらなる審議が予定されていた11の新自治法のうち、少なくとも2つの承認が解散までに行われるよう知事は諸野党に努力を呼びかけた。 オリンピック委員会、今日からマドリッド視察
2012年の夏季オリンピック開催をめざす5都市の視察が今日のマドリッドを皮切りに始まる。視察団は、マドリッドの後、ロンドン、ニューヨーク、パリ、モスクワの順に回り、最終開催地は今年7月6日にシンガポールで決定される。 道路一部陥没のオルタレサ通り、今日通行再開へ(マドリッド) 国鉄アトチャ駅とチャマルティン駅を結ぶ地下トンネル工事により火曜日にあいた、幅10メートル、深さ4メートルのマドリッドのオルタレサ通りの穴は、昨晩コンクリートによって埋められ、今日からこの通りの通行が再開となった。勧業省は、穴は完全に埋められており、穴が広がる兆候も認められていないことから周辺地域の住民に今後危険はないとしている。この事件は、トンネル工事中に下水タンクが破壊され、ここから出た水により陥没がおこり、地上の建物3つで壁に亀裂が入ったもの。
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2月2日(水) 国会、プラン・イバレチェに“NO”
昨日、下院議会は、バスク州政府で承認を受けたバスク州自治州憲章改正案“プラン・イバレチェ”を、ほぼ8時間にわたる審議ののち、313(PSOE5議員、PP1議員欠席のため)対29で否決した。 11−M犯行声明ビデオ出演者と見られる男、ブリュッセルで逮捕
アルカエダのヨーロッパにおけるスポークスマンを務め、11−Mの犯行声明ビデオに出演したのと同一人物と見られるユッセフ・ベルハジ容疑者(1976年モロッコ生まれ)がベルギーのブリュッセルで逮捕されたことが、昨日中央管区裁判所の発表により明らかになった。このほか、マドリッド州レガネス市でテロに関与した疑いで新たにモロッコ人の4人家族が逮捕された。犯行声明ビデオには指紋が残っていたが、この指紋に該当する人物はこれまで発見されておらず、これからベルハジ容疑者の指紋との照合が行われる。ブリュッセルで逮捕されたベルハジ容疑者のいとこ、モハメッド・ベルハジは、7人のテロリストが4月3日に自爆死したマドリッド州レガネス市の団地の借主で、現在逃亡中。 ネット投票実験開始
EU憲法批准国民投票のネット投票実験が、昨日スペイン全土から選ばれた52都市(一県につき人口10万人以下の一都市、ただし県都は対象外)で始められた。投票権を持つ人口のおよそ6%、200万人が参加できる今回の実験はこれまでスペインで行われてきたインターネット投票実験の中で最大規模のもの。52都市の住民には2月18日までが投票期間として与えられるが、この投票はあくまでも実験で、実際にEU憲法批准に投票したい場合は、20日に投票所に赴かなければならない。
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2月1日(火) プラン・イバレチェ、今日国会審議
昨夜遅く、憲法裁判所がPNV(バスク民族党)、EA(バスク連合)、IU(統一左翼)、NB(アラバ連合)からの告訴を却下したことにより、プラン・イバレチェについての国会審議は予定通り今日の午後
4時から行われることが確定した。 カタルニャ州の4病院、治療目的でのマリワナ処方開始へ
カタルニャ州内の4病院と60薬局は、2005年4月頃から、多発性硬化症、エイズ、ガン、神経性の痛みを伴う疾患を持つが、従来の薬品では痛みが緩和されない患者に対し、カプセル状のマリワナの投与を始める見通しとなった。 今日からRENFE中距離以下列車全線禁煙
10月にマグダレナ・アルバレス勧業大臣が発表したとおり、今日から中距離以下(走行時間が5時間未満)の列車でRENFE車両は全面禁煙となる。走行時間が5時間以上の列車でも、廊下、カフェテリアは禁煙、他の乗客の迷惑とならないよう先頭または最後尾車両に喫煙車両が設置される。この措置は、政府がすでに発表したすべての職場と交通機関内の密閉空間での禁煙プランに先駆けて行われるもので、このプランは、100u以下のレストラン、バル(禁煙にするかどうかはオーナーが決定)、大規模娯楽施設内での隔離された場所の例外を除いて順次適用される。厚生省の禁煙プランはまだ承認されていないが、来年中には道路、または家庭以外のすべての場所を禁煙にすることを見込んでいる。RENFE車両内での禁煙は乗務員にも適用されるため、RENFEでは従業員対象に禁煙から来る不安感を解消する方法についてなどのセミナーを行った。
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