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3月31日(木) 自宅に爆発物保管の建物取り壊し会社社長を逮捕
バルセロナ県グルブで、自宅のガレージに11−Mで使用されたのと同じ爆薬Goma2750キロと電動爆破装置5312個を保管していた50歳の男性が火曜日の夜、逮捕された。 スペイン、セルビア・モンテネグロと引き分け
2006年ドイツで開催されるサッカー・ワールドカップの出場権をかけた試合が昨日ヨーロッパ各地で行われ、スペインはユーゴスラビアのベルグラードでセルビア・モンテネグロと対戦した。
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3月30日(水) 首相、南米3カ国首脳と会談
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は昨日、ベネズエラのグアヤナ市でウゴ・チャベス・ベネズエラ大統領、アルバロ・ウリべ・コロンビア大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ・ブラジル大統領との4カ国会談に出席、テロと飢餓に対し法律をもって闘っていく宣言に調印した。この宣言は、飢餓を、“不均衡の最大の原因”で、“世界に存在する最も強力な大量破壊兵器”と定義、今回の宣言調印においては具体的な条約、同盟についての話し合いは行われなかったが、サパテロ首相は今後4カ国で対話が続けられることに期待を示した。 ETAの爆弾製造材料隠し場所を発見(ブルゴス)
サン・セバスティアンで先週金曜日逮捕された3人のETAメンバーのうちの1人の供述により、昨日スペイン国家警察はブルゴス県の村で、塩素酸ナトリウム8キロと硫黄1キロを発見した。これは、ETAの最近のテロで使用された爆弾と同等の爆弾6つを製造することが可能な量。これらの化学薬品が見つかったのは、登録人口16人、実際の住民数は3人、県都ブルゴス市からおよそ30キロのカバニャス村で、50センチ×60センチの穴の中にはこのほかに爆発遠隔操作装置も隠されていた。 今年12件目のガス爆発
昨日マラガ県ミハスのアパートでガス爆発があり、この部屋の住人の29歳の女性が重傷を負ったほか、この建物の住民と周辺住民が避難した。原因については現在調査中だがブタンガスボンベからのガス漏れと見られる。
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3月29日(火) イバレチェ知事、AG代表者と会談
フアン・ホセ・イバレチェ・バスク州知事は昨日、政治団体Aukera Guztiakの代表者たちと会談した。先週土曜日、最高裁判所はこの団体が非合法政党バタスナ党と同一グループであると認め、政党法を適用し同団体の候補リストを無効としており、与党PSOE(社労党)の組織部長ホセ・ブランコ氏は知事が“ETAを支持する者たち”の援護に出たと批判、最大野党PP(国民党)バスク州知事候補マリア・サン・ヒル氏は、会談を行ったことにより知事は、被害者側ではなくテロリスト側に立ったと非難した。 ホアキン・ルキ氏死去
昨日午前4時、マドリッドのクリニコ病院でラジオのパーソナリティ、音楽評論家として有名だったホアキン・ルキ氏が亡くなった。享年57歳。ルキ氏は、今月18日、友人宅の階段から落ち脳内出血を起こし、病院に運ばれ、手術後昏睡状態となり人工呼吸器をつけ集中治療室で手当を受けていた。 地下鉄運賃改定(マドリッド)
来月15日から、地下鉄1回券の運賃が改定される。メトロスル(12号線)または、アルガンダ・デル・レイからマドリッド市内までの地下鉄1回券の料金は、現在1.15ユーロだが、これが13%値上げされ、1.30ユーロとなる。一方、メトロスルのみ、マドリッド市内またはアルガンダ市のみで地下鉄を利用する場合の1回券の料金は値下がりし、現在の1.15ユーロから1ユーロとなる。
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3月28日(月) バタスナ党の許可なしデモに警察が介入(パンプローナ)
Aberri Eguna(バスク愛国の日)を祝うために非合法政党バタスナ党が企画したデモは、ナバラ州政府からの開催許可が下りないまま、昨日パンプローナで開催された。デモ開催を許可しない決定については、ナバラ州政府最高裁判所からも支持されていたにもかかわらず、アルナルド・オテギ代表を始めとするバタスナ党幹部および支持者はデモを決行、即座にスペイン国家警察の警官およそ40人からなる警官隊が介入し、デモは10分あまりで解散させられた。 セマナサンタ連休中の交通事故死者数90人以上
カタルニャ、バレンシア、ラ・リオハ、ナバラ、パイス・バスコ州は今日も祝日であるため、今月18日に始まったセマナサンタ(イースター/聖週間)特別警戒体制は今日の真夜中で終了するが、DGT(交通総合局)の発表によると、今日までのセマナサンタ連休中の交通事故死者数は、91人で、昨年を少し下回っているという。
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3月24日(木)、25日(金) 聖木曜日、聖金曜日の祝日のため、スペインニュースはお休みです。 |
3月23日(水) セベロ・オチョア病院責任者3人を更迭(マドリッド)
救急センターにおいて鎮静剤の誤った投与が行われているとの2件の匿名での告発があったレガネス市のセベロ・オチョア病院を調査していたマドリッド州政府衛生局は、昨日マネージャー、医長、救急センター長の更迭を発表した。 セマナサンタの連休、予想される車の移動は1200万台
今日からセマナサンタ(聖週間/イースター)の5連休が始まるが、DGT(交通総合局)はこの連休中に1200万台の車の移動があると予想している。今朝から明日の午後にかけて、明日が祝日でないカタルーニャ州をのぞくスペインの自治州では、特別警戒態勢が敷かれる。DGTでは、今日のお昼頃からノロノロ運転または渋滞がスペイン各地で発生すると見ている。 チリ国会、カルメロ・ソリア氏遺族に賠償金支払いを決定
1976年ピノチェト独裁制時代に暗殺されたスペイン人外交官カルメロ・ソリア氏の遺族に対し、国家が150万ドルの賠償金を支払うことが昨日チリ下院で、45対38で可決された。
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3月22日(火) インドネシア人道派遣のスペイン軍撤退
12月26日、地震と津波で大きな被害を受けたインドネシアのバンダ・アチェ沖3マイルに停泊中のスペインの軍艦“ガリシア”で昨日、人道支援のため同地域に駐屯していたスペイン軍(530名を派遣)の送別式が行われ、在ジャカルタ・スペイン大使、インドネシア政府関係者が出席した。 カルメル地区の3住宅取り壊し始まる
地下鉄5号線延長工事が原因で1月末に地面の陥没が起きたバルセロナのカルメル地区で、昨日から損壊の激しい3つの建物の取り壊しが始められた。すでに機械により取り壊しが終了した住宅と異なり、この3つの建物の取り壊しは隣接する建物(住民避難済みで先週すでに支柱が設置されている)の安全確保のため、ほぼ手作業で行われる。 覆面パトカーを使ってセマナサンタ特別交通警戒体制
今日からカタルーニャ州とパイス・バスコ州をのぞくすべての自治州の道路で、覆面パトカーを使ったセマナサンタ特別交通警戒体制が敷かれる。覆面パトカーは、車種、ナンバープレートとも普通の乗用車と変わらず、パトロールにあたる治安警備隊員はこの車に制服で乗り込む。道路走行中に交通違反を犯している車両を発見すると、車の屋根に青色灯が設置され、車の後部に設置された文字盤に“停車しなさい。治安警備隊です。”のメッセージが流される。パトロールの目的は、飲酒運転、スピードの出しすぎ、シートベルト、チャイルドシート、ヘルメットの未着用、運転中の携帯電話の使用、交通ルール違反などの取り締まり。
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3月21日(月) 10人に6人のバスク人、プラン・イバレチェに反対
州選挙を来月17日に控えたパイス・バスコ州で新聞社Vocentoが行ったアンケートによると、パイス・バスコ州の住民の63.2%は、昨年12月30日にバスク州議会で承認されたプラン・イバレチェは、民族主義と非民族主義の対立を生み、共存に貢献しないと考えており、貢献すると答えた36%を大きく引き離していることがわかった。 フェルナンド・アロンソ選手、マレーシアGPで勝利
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたF−1今シーズン第二戦、マレーシアGPでスペインのフェルナンド・アロンソ選手(ルノーチーム)が優勝、スペイン人として初めてF−1総合成績1位の座に着いた。
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3月18日(金) バタスナ党と隠れ蓑政党との結びつきを示す証拠
ラジオ局SERの番組出演中にカンディド・コンデ-プンピド国家検事が明らかにしたところによると、検察局は、4月17日に行われるパイス・バスコ州選挙にバタスナ党の隠れ蓑として出馬を表明している政治団体“Aukera Guztiak(バスク語で‘すべての選択肢’の意)”とバタスナ党の結びつきを示す証拠を所持しているという。 民法改正修正案国会で否決、同性愛者婚許可前進
昨日、下院審議において3時間の審議の結果、178対135で、PP(国民党)とUDC(カタルニャ民主主義連合)の提出した民法修正案が否決された。現在、国会では民法改正による同性愛者の婚姻を認める動きが進んでいるが、両党は同性愛者間での婚姻には反対でないものの、養子縁組を含め異性愛夫婦と全く同等の権利を同性愛夫婦に与えることに反対していた。 カルメル地区トンネル補強セメント強度は予定の38% 1月末、地下鉄5号線延長工事が原因で地面の陥没が起こったバルセロナのカルメル地区では、地下トンネルの補強に使われていたセメントの強度が一部の場所で工事計画時の38%にしか達していなかったことが判明した。バルセロナの警察署に工事材料納入会社社員により匿名で提出された告発状によると、トンネル補強セメントに求められていた強度が1cuあたり350キログラムであったにもかかわらず、工事ではセメントが節約され、強度がわずか135〜200キログラムだった場所があったといい、現在カルメル地区陥没事故担当のバルセロナ市第33法廷でこの内容が調査されている。
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3月17日(木) 小児ポルノインターネット配信容疑でスペインで19人を逮捕
スペインの治安警備隊が開始した小児ポルノインターネット配信容疑国際捜査作戦により、スペイン、フランス、イタリア、スウェーデン、オランダ、アルゼンチン、チリ、パナマ、コスタリカ、メキシコ、ドミニカ共和国、ウルグアイの12カ国の900台以上のパソコンから2万以上の小児ポルノ関連コンテンツ(ビデオ、写真、MP3)が配信され、500人以上が関わっていたことが明らかになった。 国会11-M調査委員会、結論作成段階へ
マドリッドで昨年3月11日に発生したテロについて調査を進めている国会調査委員会は、PP(国民党)の反対にもかかわらず、各政党が4月19日までに調査の結論報告書を提出することを決定した。さらなる証人喚問を要求したもののこれが却下されたPPは、調査委員会を“だまし”だと定義づけ、PP以外のすべての政党がテロ発生から総選挙までの期間に起きた出来事を“隠したがっている”と非難した。 マドリッド市内最後のフランコ将軍騎馬像撤去
公共建築物からすべてのフランコのシンボルを撤去する決定が下院で承認されたのが昨年11月、今日午前1時55分、ヌエボス・ミニステリオス地区のサン・フアン・デ・ラ・クルス広場に残っていたフランシスコ・フランコ将軍騎馬像が勧業省のクレーンにより撤去され、これにより、1975年11月20日の死去から30年、マドリッド市内からフランコ将軍の銅像が完全に撤去された。
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3月16日(水) マルベジャの資金洗浄関与、10人を収監
マルベジャを中心とする犯罪組織の資金洗浄網にかかわっていたとし逮捕された41人のうち、ミゲル・アンヘル・トレス判事の命により10人が証拠隠滅などの可能性があるとし、刑務所に収監された。捜査は引き続き進行中であるが、これまでの調べにより、資金洗浄網の中心となっていたと見られる弁護士事務所の住所がおよそ50の会社の本社所在地として登記されている、またはされていたことが明らかになっている。 ETA関係の疑いで3人を逮捕
治安警備隊は昨日未明、ETAとのつながりがある疑いで3人を逮捕した。3人の名前はETA幹部イボン・フェルナンデス・デ・イラディ“ススペル”逮捕の際に押収された書類に上がっていた。ビスカヤ県フォルアではベルネテギ(バスク語寄宿学校)で、ゴルカ・ディアス・デ・ウルスルン・コロナド容疑者が逮捕された。1980年生まれのディアス・デ・ウルスルン容疑者は、2002年器物破損の罪で逮捕歴がある。また、パンプロ−ナでミケル・シアウリス・マルコ(1981年生まれ)、ナバラ県エステジャでエデル・アリツ・リサソ(1982年生まれ)容疑者も逮捕されている。 対外負債前年比から倍増、史上最高額に
スペイン対外負債は、2004年395.38億ユーロに達した。この金額は2003年のほぼ2倍(90%以上増)で、GDP(国内総生産)の5%という数字は史上最高。
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3月15日(火) 点数制運転免許導入クリスマスにずれ込み DGT(交通総合局)のペレ・ナバロ局長は昨日上院で、点数制免許制度の導入は当初予定の夏前でなく、早くとも年末頃にずれ込む見通しであることを発表した。これは、免許制度の変更を含む道路安全法改正案がいまだに国会審議の段階であり国会での承認が4月末から5月頭になると見られているほか、導入に際し“解決されるべき技術上の問題”が山積しているため。政府の見積もりでは、新免許制度の導入により年間6000人が免許停止となり、彼らの再教育のためのセンターがおよそ400は必要となると見られている。ナバロ局長は導入開始時期を楽観視した場合でクリスマス頃と見ているが、点数制免許を導入したフランスでは、法改正から導入までに3年間を要している。 キューバ外相訪西
スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相、ミゲル・アンヘル・モラティノス外相が、6月にEUが対キューバ政策の見直しを行う前に、キューバにおいて民主主義的改革特に人権問題の改善が見られなければ、キューバとEUの関係を軟化させるのは難しいとコメントしたことに対し、スペインを訪問中のキューバのフェリペ・ペレス・ロケ外務大臣は昨日マドリッドで、国連人権委員会においてアメリカの提案をEUが支持しないという条件において、キューバ政府はヨーロッパとの対話を開始する用意があると述べ、EUの対キューバ政策緩和のためのスペインの協力を仰いだ。2年前から刑務所に入れられている60人の政治犯については、ペレス・ロケ外務大臣は、60人はキューバの法律に基づき逮捕、収監されており、彼らの釈放について決定するのはキューバでもスペインと同じように判事であると述べるにとどめている。 絶滅危機のスペインオオヤマネコ、車に轢かれて死ぬ
昨日、ドニャーナ国立公園近く、エル・ロシオとマタラスカニャスを結ぶ道路で、絶滅の危機に瀕しているスペインオオヤマネコ1頭が車に轢かれて死んでいるのが見つかった。死んでいたのは、2歳のオス“テナサ”で、車に轢かれて死んだスペインオオヤマネコの数はこの5年で14頭となった。現在、ドニャーナ国立公園内には、20〜25頭のオスと子供を産める状態のメス5頭ほどが生息していると見られているが、このペースで車にオオヤマネコが車に轢かれた場合、公園内では10年以内にオオヤマネコが絶滅する計算。
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3月14日(月) マルベジャでの資金洗浄捜査に7カ国が参加
スペンのミゲル・アンヘル・トレス・セグラ判事により壊滅状態に追い込まれたコスタ・デル・ソル、マルベジャを拠点とした資金洗浄網の捜査に、フランス、オランダ、イギリス、ロシア、アメリカ、カナダ、ドイツからも判事が加わることになった。この捜査では資金洗浄の中心となっていた弁護士事務所に関与する41人がすでに逮捕されており、うち4人に対しては昨日拘置所行きが命じられた。今日からマラガでは、テクノロジー犯罪専門調査官が押収された22台のパソコンハードディスク内のデータの調査を開始、調査の進行状況によっては新たな家宅捜査もありえるという。 滞在合法化に消極的な企業家を糾弾し、モロッコ人がデモ(ムルシア)
2月7日からスペインで実施されている“レグラリサシオン”(非合法で滞在・就労している外国人の滞在・就労を合法化する特別措置)にムルシアの企業家が消極的であることを糾弾するデモが昨日ムルシアで開催された。デモを召集したのはATIME(スペイン在住モロッコ人働・移住者協会)で、参加者数は主催者側の発表で3000人、警察の発表で300人だった。 “Bosque de los Ausentes”週末の人出は1.3万人以上 11-Mテロの犠牲者追悼のため、マドリッドのレティロ公園に造られた192本の糸杉とオリーブの木からなる“Bosque de los Ausentes(不在者の森)”をこの週末1.3万人以上が訪れた。小高い丘となったこのモニュメントはレティロ公園内でもテロの現場の一つとなったアトチャ駅に最も近い広場に造られており、丘の頂上には3本の糸杉が立ち、昨日はこの周りをたくさんのろうそく、花束、聖母や聖人のカードが取り囲んでいた。好天にめぐまれた週末は、老人、若者、カップル、車椅子の人、友人のグループ、親子連れなど多くの人出で賑わい、昨日正午頃には丘に登る小道の入口は20分以上の待ち時間となった。
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3月11日(金) 11-Mから今日で1年
192人が死亡、ほぼ2000人が負傷したマドリッドので同時テロから今日で1年、最初の爆発が起きた午前7時37分には、マドリッド州650の教会の鐘が5分間にわたって一斉に鳴らされた。マドリッド州庁舎前では、エスペランサ・アギレ知事、フランシスコ・ホセ・アルカラスAVT(テロ被害者協会)会長、マリア・アンへレス・ドミンゲス・11-M被害者支援協会会長出席のもと、マドリッド州警察学校の生徒2人が州庁舎の壁にはめられた記念プレートに月桂樹の輪を供えた。州庁舎では今日、マドリッド州、スペイン、EUの旗は半旗として掲げられる。また、この時間、マドリッド市役所は、テロが起きた4地点で黙祷。アトチャ駅ではアルベルト・ルイス-ガジャルドン市長が犠牲者の死を悼み1分間の黙祷を捧げた。 マラガル知事、カタルニャ州政危機をもたらしたことを謝罪
ジョセップ・ピケ・PP(国民党)カタルニャ支部長によりパスクアル・マラガル州知事の辞任が求められているカタルニャ州だが、昨日この審議が州議会で行われ、州知事は前政権CiUが公共工事発注に際して3%のコミッションを受け取っていた可能性があると発言したことにより州政危機をもたらしたことについて、“カタルニャ州のみなさん”に対し謝罪したが、汚職に対しては断固とした姿勢で臨むことは強調した。この謝罪を受け、CiUは誹謗中傷でマラガル知事相手に準備を進めていた告訴を行わないことを宣言した。 宗教の科目支持の父兄、300万人の署名集める
Concapa(父兄カトリック協議会)は昨日、宗教の科目を他の科目と全く同等に扱うよう求める300万人の署名を下院に提出した。
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3月10日(木) “トランプ殺人犯”に懲役142年の宣告
マドリッド地方裁判所は、昨日“トランプ殺人犯”として知られるアルフレド・ガラン・ソティジョ被告(28歳)に対し、殺人6件、殺人未遂3件、武器不法所持隠匿の罪で懲役142年の刑を言い渡した。 11-M担当検事「レガネスで自爆した7人はさらなるテロを準備していた」
11−M調査を担当しているマドリッド中央管区裁判所のオルガ・サンチェス検事は、昨日エル・パイス紙の取材に対し、昨年4月3日、マドリッド州レガネス市のマンションで自爆死した7人のテロリストには、自殺の意志はなかったとの見方を示した。爆発後にマンションから見つかったビデオの内容から、テロリストたちはイラクからのスペイン軍撤退が4月4日までにない場合は、学校、ユダヤ教会などを対象にアストゥリアスの鉱山から盗まれた爆薬の残りを使用してさらなるテロを準備していた可能性が高いと見られているが、この計画は7人が死んだことによって頓挫。また、テロリストの遺体の1つはベッドの下から見つかっており、テロのさらなる計画を立てていたことから見ても彼らには自爆の意図はなかったというのが検事の考え。 5人の治安警備隊を轢いたトレーラー運転手は不法就労者 火曜日、マドリッド州ブイトラゴ・デ・ロソヤの高速道路で、いねむり運転により検問撤去中の治安警備隊員5人をひき殺し、2人に重傷を負わせたルーマニア人のトレーラー運転手は、スペインでの運転免許を所持していなかっただけでなく、居住・就労許可ももっていなかったことが労働省の発表により明らかにされた。昨日すでにこのルーマニア人を雇っていたスペイン人が逮捕されている。6台のトラックを持ち運送会社を経営する35歳のこのスペイン人は、これまでにもすでにルーマニア人を不法に就労させ罰せられており、ヘスス・カルデラ労働大臣によると、この会社は現在3人の従業員しか社会保険に加入させていないという。現在、この会社所有のトラック6台すべてに保険がかけられているかを調査中。
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3月9日(水) 検問撤去中の治安警備隊員5名トレーラーにはねられ死亡
昨日の午前3時8分、マドリッドとブルゴスを結ぶ高速道路A-1の73,400キロ地点でテロ対策検問を終えた治安警備隊員が交通規制コーンを撤去していたところへ、居眠り運転のトレーラーが突っ込み、5人が即死、2人が重傷を負った。 CEE代表にビルバオ司教
昨日、CEE(スペイン司教協議会)代表を選ぶ選挙が行われ、再選が予想されていた現職のアントニオ・マリア・ロウコ・バレラ・マドリッド枢機卿が続投に必要な52票を獲得するに至らなかった上、決選投票の結果40対37でリカルド・ブラスケス・ビルバオ司教(1942年アビラ生まれ)が、アントニオ・カニサレス・トレド大司教を破って代表に選ばれる波乱があった。バレンシア出身59歳のカニサレス大司教はその後カルロス・アミーゴ・セビジャ枢機卿との副代表選挙で41対30で副代表に選ばれた。 11−M調査委員会、政府への提案書を承認可決
11-M調査委員会は、これまでの証人喚問と書類調査の結果から、136の治安およびテロ被害者への支援改良案を含む提案書を作成、この文書は昨日内容を不服としたPP議員の欠席により満場一致で可決承認された。この文書については3月11日の閣僚会議で検討される予定。
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3月8日(火) スペイン皇太子、テロと安全についてのマドリッド国際大会の開会を執り行う マドリッドで民主主義、テロリズム、安全をテーマにした国際大会が行なわれ、 その開会式をフェリペ皇太子が行なう予定。 同大会には20カ国の国家元首、30名におよぶ元・元首、165名の同テーマにおける 専門家などが参加し、木曜日まで続く予定であるが、終了時にはアヘンダ・デ・マドリッドと呼ばれる、テロに対する規範書のようなものが作成される。 その中には、民主主義がテロと戦うための効果的な方法などについて記される模様。 マドリッド、世界で29番目に物価の高い街
バンクグループUBSによって実施された調査によると、マドリッドは世界で29番目に
物価の高い街としてランキングされている。 スペイン第2の都市として知られるバルセロナは35番目。 マドリッド・プラド美術館にてデューラー展 3月8日から5月29日にかけてプラド美術館にてデューラー展が行なわれる。 同特別展示会については、予てからプラド美術館が予定を発表していたが、 オーストリア当局の、「特に国家のシンボル的とも言える貴重な美術品は出来る限り 長期で国外へ出さない」と言うポリシーのため、手続きが難航し、なかなか実現出来ずにいた。 今回の展示会ではウィーン・アルベルティーナ美術館にあるアルブレヒト・デューラー のコレクション86点を観ることが出来る。
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3月7日(月) ウィンザービル火災跡より回収される約3万トンの瓦礫は国道工事に再利用 先日、火災にあったウィンザービルの焼け跡から出る瓦礫はおよそ10万トンと 見られが、そのうちの約6万トンが金属質のもので再利用は困難と見られているが 残り4万トンのうち、約3万トン程度が、国道建設工事に再利用。 この計画を実現させるために、マドリッド行政側とウィンザービルの解体作業を請け負った会社オルティスとの間で交渉が行なわれているもよう。 オルティス社は費用を自己負担でナバルカルネロにある廃棄物リサイクル処理工場へ これらの瓦礫を運び、リサイクル処理をすると言う条件で、その後の国道工事をも 請け負う権利を得ることとなる。 ウィンザービルの解体作業は順調に進んでいるため、 オルティス社がこの条件を受諾するかどうかは遅くとも15日以内に決めることとなる。 週末24時間に凶器を伴なう強盗事件30件
土曜日の朝10時から日曜日の朝10時までの24時間にマドリッド内で起きたもの
だけで、凶器を伴った強盗件数が30件。 雪のため16個所の峠で通行止め、その他27箇所でチェーンの義務。 今朝の交通局発表によると、スペインを覆う寒波によってもたらされた雪のため 16箇所の峠が通行止めとなり、更に27箇所の峠で、タイヤ・チェーンの着用が 義務付けられている。 アストゥリアス地方ではコベルトリア、タルナ、ベンタナ峠で、ブルゴスでは ラ・シア、ルナダ、エスタカス・デ・トゥルエバ峠で、カンタブリアではパロンベラ、ブラニャビエハ、ロス・トルノスで、ウエスカではポルタレ峠で、ラ・リオハでは ペニャ・インカーダで、レオンではフォンテ・ダ・コバ、ピエドラフィータ、ラス・セナレス、アラジャ、ベガラダなどで通行止めとなっている。
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3月4日(金) モロッコ国王、11−M追悼式典に出席 191人が犠牲となったマドリッドのテロ一周年となる今月11日、中央政府とマドリッド州政府主催のもと、追悼式典が行われるが、この式典にモロッコのモハメッド6世も出席することが明らかになった。この日はマドリッドのレティロ公園に犠牲者の数だけ糸杉とオリーブを植樹した“Bosque de los Ausentes(不在者の森)”がオープンし、国王夫妻、皇太子夫妻、政府関係者、8日から10日まで開催される国際テロ対策会議に出席の各国首脳などが参加、5分間の黙祷を捧げる。遺族の意志を尊重し、演説は行われない。また、AVT(テロ被害者協会)はこの日、パセオ・デ・コチェスからボスケ・デ・ロス・アウセンテスまでのデモを召集している。 CiUとPP、カタルニャ州議会特別審議開催を要求
CiUのアルトゥール・マス代表は、昨日、“マラガル知事に発言訂正の最後のチャンスを与えるため”カタルニャ州政府特別審議の開催を要請した。一方、PP(国民党)は知事リコール審議の要求を今日にも議会に提出する見通し。 アメナバル監督凱旋帰国
アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞したアレハンドロ・アメナバル監督がスペインに帰国、記者会見の会場となったマドリッドのカサ・デ・アメリカは寒さの厳しい日であるにもかかわらず、1時間以上も前から監督の登場を待つ取材陣で溢れかえった。
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3月3日(木) カルメル地区陥没被害者への賠償金合意
2月11日から始まり、幾度となく決裂の危機に瀕していた交渉は昨日4時間の話し合いの末、終結。バルセロナのカルメル地区陥没により被害を受けた34家族の弁護士は、カタルニャ州政府と賠償金についての合意に達した。被害家族はそれぞれ新しいマンション一戸と新しい家具備品の購入のために7万ユーロ、これに加え被害者が受けた精神的苦痛に対し、世帯主に3万ユーロ、残りの家族に1万ユーロが支払われる。調印は来週中に行われる予定。 ビデオ分析の結果、炎上中のウィンザービル内に人がいたとの結論
警察は、ウィンザービル火災の模様を録画した夫婦のビデオを分析した結果、このビデオは修正が加えられたものでもなく、ビデオに写る人影は隣のビルからの反射でもないという結論に達した。これにより、2月13日の午前3時半から4時までの間、炎上中のウィンザービル12階に人間が2人いたということになる。 新たに2つ冬の嵐が到来
昨日、勢力が弱まった前線に続き新たにイベリア半島を襲来する2つの前線の影響で、スペインは引き続き低気温、大雪に見舞われる見込み。雪と寒さは来週火曜日まで続く模様。
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3月2日(水) サパテロ首相、フランス国会で演説
昨日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相はフランス国会答弁席に立ち、およそ10分間にわたり演説を行った。フランス議会で演説を行ったのは、スペイン首相としては初めて、スペイン人としても1993年の国王に続いて2人目となる。この席で首相は、ヨーロッパを“世界の不正義との闘争、平和への大きな希望”と定義、演説中は発言の内容により、左翼席、右翼席から称賛またはブーイングが起こった。演説後首相は、与党1議員、社会党、フランス民主主義団体、共産党の3議員の4人からの質問を受けた。 寒波の勢力、今日にも弱まる見通し
日曜日からスペインで勢力をふるっている寒波の影響で、スペインの多くの地域では気温が零下20度近くまで下がった。この寒波は今日にも勢力を弱める見通しだが、明日と今週末に新たに2つの寒波の到来が予想されている。グラナダとハエンを結ぶA−92、A−44の道路は雪のため通行が不能となっており、月曜日からおよそ2500人が途中のサービスエリアで寝泊りしている。
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3月1日(火) 雪によりバルセロナから発着の180便が欠航 バルセロナが雪に見舞われた昨日、午後9時の時点でエル・プラット空港発着の180便が欠航となり、運航された便でも平均2.5時間の遅れが出た。大量に欠航が出たのは、通常雪があまり降らないバルセロナの空港には、雪や氷を取り除く設備が不足していたため。この寒波の被害を最も受けたのは他にマドリッド、パルマ・デ・マジョルカ、ビルバオの空港で、雪によりスペイン国内では21の峠が通行止め、37ヶ所でチェーンの装着が義務づけられた。14の自治州(アストゥリアス、カンタブリア、パイス・バスコ、ナバラ、ラ・リオハ、カタルニャ、アラゴン、マドリッド、カスティジャ・ラ・マンチャ、バレンシア、ムルシア、アンダルシア、バレアレス、カナリアス)とセウタには引き続き雪、雨または強風の注意報が発令されているほか、今夜はアラゴン、両カスティジャでマイナス15度まで気温が下がることが予想されている。国立気象協会によると、現在スペインを襲っているのはこの20〜30年で最強の寒波だという。寒波の勢力が弱まるのは木曜の見通し。 CiU、新自治憲章についての知事との交渉中止を宣言
CiU(カタルニャ連合)のアルトゥール・マス代表は、パスクアル・マラガル知事が5政党を召集しているカタルニャ州新自治憲章についてのとの話し合いに“知事が発言を訂正しない限り”出席しないことを宣言した。 マリン議長、下院でのカスティジャ語以外の言語使用禁止を決定
マヌエル・マリン下院議長は今日、下院評議会に地方公用語についての柔軟な規定の撤回を正式に申し入れることを決めた。これにより、来週からは国会審議だけでなく、委員会の席でもカスティジャ語(スペイン語)を使用しない議員は静粛を求められ、カスティジャ語以外の言語の使用を繰り返す場合は発言の権利を奪われることになる。
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