スペインニュース・コムがお届する
毎日のトップニュース
今日の新聞よりトップニュースを毎日更新でお伝えします |
---|
過去のニュ−ス
JAN2005
FEB2005
MAR2005
JAN2004
FEB2004
MAR2004
ABR2004
MAY2004
JUN2004
JUL2004
AGO2004
SEP2004
OCT2004
NOV2004
DEC2004
JAN2003
FEB2003
MAR2003
APR2003
MAY2003
JUN2003
JUL2003
AGO2003
SEP2003
OCT2003
NOV2003
DEC2003
JAN2002
FEB2002
MAR2002
APR2002
MAY2002
JUN2002
JUL2002
AGO2002
SEP2002
OCT2002
NOV2002
DEC2002
JAN2001
FEB2001
MAR2001
APR2001
MAY2001
JUN2001
JUL2001
AGO2001
SEP2001
OCT2001
NOV2001
DEC2001
JAN2000
FEB2000
MAR2000
APR2000
MAY2000
JUN2000
JUL2000
AUG2000
SEP2000
OCT2000
NOV2000
DEC2000
MAR99
`APR99
MAY99
JUN99
JUL99
AUG99
SEP99
OCT99
NOV99
DEC99
4月29日(金) 統計新システム導入により2005年度第一四半期における失業者数は59700人の減少 雇用管理局がEU諸国の方式に揃えるべく従来とは違った方法による失業率の算出を 行なった。 その結果、本年度第一4半期における失業者の数は59700人の減と 発表された。 がしかし、仮に従来の方法で計算した場合、同時期の失業者数の変動は 18100人の増加となる。 新方式による算出では、現時点でのスペインにおける失業者数は2.099.500名と なっている。 交通局、連休に向けて特別安全体制開始 明日から始まる連休に向けて、交通局はおよそ600万台におよぶ車の移動があることを 予想しており、特別安全体制を本日15時より開始。同体制は月曜の早朝0時まで続く。 また、マドリッドにおいては、5月3日、火曜日も祝日になるため、市内中心を始め、マドリッド生活圏に含まれる郊外においても同体制は火曜日まで続けられる。 海外からの養子縁組受け入れ数 EU内最大 スペイン国内で行なわれている養子縁組の中でその80%が海外からの受け入れと なっており、その数はアメリカ合衆国についで世界第2位、EU内では第1位と なっている。 昨年度の海外からの受け入れ総数は5541件。 性転換者の身分証明書表記変更を認可 第一副首相マリア・テレサ・フェルナンデス氏は、現在政府は性転換者が身分証明書に 記載する氏名と性別を、より自身に適した性に合わせて変更することを認可する方向で 進めていると発表した。 これは特に外科手術を行なった人々が対象とされている。
|
4月28日(木) ヨーロッパ憲法を後押しするスペインはEUのお手本 ホセ・ルイス・サパテロ首相は国会において、ヨーロッパ憲法についての追認を求め、 スペインで行なわれたヨーロッパ憲法承認に関する国民投票の結果は他のEU諸国に とって貴重な判断基盤となるものであり、何かを新しく作り上げる時には常に、様々な 不安を乗り越え無ければならに時があると述べた。 ヨーロッパ憲法の追認投票は本日、行なわれる。 首相は同憲法承認の意思を問う国民投票は去る2月20日に行なわれており、 その結果からすでにスペイン国民の大半がこれを受け入れると言う意思を表明している事を強調した。 パイス・バスコ州選挙において非合法政党バタスナ党役員がPCTVの代理人を務める 去る4月17日に行なわれたパイス・バスコ州選挙の際、ETAメンバーとして服役歴のあるものや、テロに関わったとして取り調べを受ける者などを含む非合法政党バタスナ党員が数名、バスクの地共産党の代理人として手伝っていた事が判明。 これを受けて国家検事カンディド・コンデ・プンピド氏は、2001年にEH党に ついて行なったのと同様に、バスク3県の選挙管理委員会に、選挙時、バスク地共産党に関わった人物についての調査と情報の提示を要求。 グラナダ、24時間内に147名の違法入国者 昨日90名の違法入国者が発見されたばかりだが、更に57名を乗せたボートが発見、保護された。 発見されたのは昨夜22時50分頃で、グラナダの海岸からおよそ11マイル沖。 その中には4人の子供と4人の女性が含まれており、一人は妊娠4ヶ月。 午前1時半頃、モトリルの海岸に到着後、赤十字スタッフ陣が彼等の世話にあたったが 妊婦も含め全員ほぼ健康であったもよう。 グラナダの海で発見された違法入国者はすでに4月だけで298名、今年に入って からの合計では617名となり、昨年の同時期に比較すると大きく増加している。
|
4月27日(水) バスク州におけるPPからの協定オファーに不信表明 PSOEスポークスマン、アルフレド・ペレス・ルバルカバ氏は、PPのラホイ党首から のパイス・バスコ州における協定提案に対し、全く信用出来るものでは無いと批判した。 これは、昨日、ラホイ氏の行なった「PSOEがそう望むなら、我々はパイス・バスコ州においてPNV党に対抗するための勢力を得るべく協力体制をしく可能性について話し合う用意がある」と言う発言に対して出されたもので、アルフレド氏は更に次のように付け加えた。 「朝には我々PSOEに対し、ETAがバスク議会に参加出来るように手助けをしたと異常とも言える批判を行い、午後には我々に対して協定の申し出をすると言う信じられない行為を行なっている。 これは朝に嘘をついたのか、午後に 嘘をついているのか、そうでなければ、一日中嘘をついていると言う表れである。」 PSOEとPPとの協定が成立しない場合、自動的に暫定知事イバレチェ氏の連立政権の成立を助ける形となる。 アミーゴ枢機卿、同性愛者の結婚が政府と教会との関係にもたらす問題について 再表明 セビージャの大司教であり枢機卿をも務めるカルロス・アミーゴ・バジェホ氏は 同性愛者の結婚の認可について触れ、男女間における結婚のみを認める教会と、政府との 間に深刻な問題を引き起こす事を再表明した。 が、同時に、この問題は、互いに反発するためのものではなく、両者が話し合いを持つきっかけとすべきであると付け加えた。 これは同枢機卿が新ローマ教皇の選出より戻ったあと最初に行なった発表にあったもので、カトリックにおける婚姻の秘蹟は男女間のみに授けられるものである事を確認した。 この発言に対して、PP所属の市長達は賛否両論に分かれる見解を示した。 バジャドリやレオンの市長はこれを拒絶し、マラガやウエルバの市長はこれに賛同。 グラナダで違法入国者90名を収容 合計90名の違法入国者を乗せたボート2艘がグラナダの海岸、カステル・デ・フェロとカルチュナの間で摘発、収容された。 2艘のボートは僅かな距離をおきながら、同じルートを渡ってきたと見られ、90名の 中には5人の子供、9人の女性が含まれており、その中には妊娠3ヶ月の女性が一人いた。これらのボートに今回の違法入国の手引きをした者が含まれているかどうかは現在のところ未明。
|
4月26日(火) バスク州暫定知事イバレチェ氏、EHAK(バスクの地共産党)と会談 バスク州選挙終了後、イバレチェ氏は連立政権を確立すべく議席を持つ各党との 会談を持っているがその一環として今朝10時30分よりEHAK(バスクの地共産党)の幹部ネカネ・エラウスキン、マイテ・アランブル、カルメレ・ベラサテギ氏らとの 会見を行なう。 すでに協力を見越しているPNV、EB、アララル党の議席数を足しても33議席に しかならず、これはPSEとPPの両党が持つ議席数と並ぶため、この均衡を破る ためにはEHAKの協力が不可欠となる。 バスク州議会の取り決めでは、州知事の選出は第一回目の選出で絶対多数票を獲得 した場合に決定され、絶対多数に達しなかった場合は2度目の選出を行い、 過半数獲得が条件となる。 EHAKの幹部等は報道陣に対して次のように発言。 「本日行なわれる暫定知事との会見の目的は連立政権を確立にするにあたって、 バスク内部衝突の解決が最優先されるのかどうかと言う点である。 バスク政府の あり様として二つの可能性が存在する。 一つは25年もの間、政治を行い、平和も 民主主義をももたらす事は無く、自己中心に動いてきたもの。 そして もう一つはバスクの持つ問題解決のためにその身を捧げ、そのために周囲との強調を 求めるもの、つまり我々が協力を惜しまないものである。」 エラウスキン氏は次のように語る。 「現時点ではイバレチェ暫定知事からの具体的なプランを提示されていないため、 我々としてどう動くかは何も決定していない。」 バジャドリ市長の「同性愛者結婚式拒否」発言をアビラ市長が称える バジャドリ市長ハビエル・レオン・デ・ラ・リバ氏が市役所における結婚挙式を 拒否する旨を発表したのに対して、アビラ市長ミゲル・アンゲル・ガルシア・ニエト氏 は、これを賞賛した。 司法省は法の執行は宗教とは何ら関係は無いと通告。 スペインでは先日、国会において同性愛者の結婚が認められたが、ハビエル市長は 同性愛者の結婚の可否についての議論と、その儀式の執り行ないを強制する事とは 全く別の事であると主張し、「私は現時点でそれを権利として主張する気もなければ 他人に強制する気も無い」発言した。 アル・カエダ、スペイン部隊のヘッドとされるアブー・ダダ、「ジハッド」を 「正当防衛における力」と表現 昨日の法廷で、アブー・ダダは「ジハッド」や「聖戦」と言った言葉は彼にとって 「正当防衛における力の行使」であると発言した。 コーランの中で、ジハッドと言う言葉が使われている個所は420節にも及び、 言語的には「努力する」と言う意味であると説明。 これに対し、裁判官が同語彙についての個人的な理解の説明を求めたところ、 「正当防衛における力の行使」と理解していると答え、ビン・ラデンと言う人物の事は 何も知らないと証言。
|
4月25日(月) ロペス、イバレチェ両氏、バスク州政権確立について協議
バスク州暫定知事イバレチェ氏との会見のあと、バスク社会党書記長ロペス氏は
報道陣に対してこう伝えた。 アル・カエダ、スペイン支部指導者、米国11―Sテロ関与について否定 スペインにおけるアル・カエダ指導者とされるアブー・ダダは、「アラーの兵士」と 称するイスラム過激派グループの創立や、そのメンバーの獲得、教育、軍事訓練などに ついての関与を法廷において全て否定した。 検察側の用意した報告書によると、アブー・ダダは1995年よりスペインのおける アル・カエダの指導者となっており、集めた同志をアフガンの軍事訓練所へ送り、 米国の11―Sテロの際には、スペインにおいて同テロを行なった部隊の活動援助を 行なっていたとされている。 違法移民合法化処置進む 移民管理局秘書コンスエロ・ルミ女史は現在行なわれている違法移民の合法化処置、 レグラリサシオンの申請者数が最も多い都市を中心に、書類の直接受け渡し窓口を 設ける予定であると発表。 2004年8月8日以前よりスペインに居住し、雇用契約を持ち、犯罪前科の無い 外国人であれば、一人たりともこの合法化処置の対象から漏れることは無いと発言。 また、ほとんどの企業が合法的な雇用を行なっている事を述べたうえで、違法移民の 弱みに付け込み、これを怠る企業については、今後、厳しい監査と厳しい処罰を受ける であろうと強調した。
|
4月22日(金) 国会で同性婚承認
スペイン国会は昨日、PSOE(社労党)政権の2大公約の1つである同性婚と、離婚手続きの改編を承認した。同性婚の承認は議員の57%が支持、離婚申請の必要条件として求められていた一定の別居期間を廃止し手続きを迅速化する離婚手続き改編についてはPP(国民党)が棄権し、5議員が反対しただけだった。 ガリシア州選挙、6月19日に前倒し開催へ
1ヶ月少し前に州選挙は10月末に開催すると述べていたマヌエル・フラガ・ガリシア州知事は、昨日、自治州選挙を6月19日に前倒しすることを発表した。 ドンキホーテをテーマにしたタペストリー、スペイン初公開
今日からアルカラ・デ・エナレスのセルバンテス協会で、“El Quijote de Carlos III”展が始まる。この展覧会では、ドン・キホーテのシーンを描いた18世紀イタリアの下絵36点、タペストリー5点がスペインで初公開されている。展覧会は6月19日までアルカラ・デ・エナレス、その後、サラマンカ(6月28日から8月27日)、セビジャ(9月7日から10月23日)、ア・コルニャ(11月10日から12月11日)でも開催される。
|
4月21日(木) カリジョ氏襲撃未遂事件の犯人4人を逮捕
土曜日、マドリッドの有名書店で起きた元PCE(スペイン共産党)書記長サンティアゴ・カリジョ氏(90歳)襲撃未遂事件に関与した疑いで、昨日マドリッドでさらに1人が逮捕、公共秩序かく乱の罪により逮捕者された過激右翼者の数は4人となった。このうちセビジャでの逮捕者は、マドリッド配属の空軍軍曹(44歳)だったことが警察の発表により明らかになっている。4人は全員、警察で供述した後、釈放された。1人は傷害での前科があり、全員が過激右翼組織に所属していると見られる。 イバレチェ氏、3党連合見直しの意向
昨日、バスク知事官邸で開かれたジャーナリストとの朝食会で、フアン・ホセ・イバレチェ暫定知事は、州政権確立に向けての今後の動きの一部について明らかにした。これによると、前政権で連合を組んでいた与党3党(PNV-バスク民族党、EA-バスク同盟、EB-バスク左翼党)に、アララル党が参加する可能性があるという。イバレチェ知事は3党連合による基盤にアララル党との“特別な関係”を加え、政権を確立し、必要に応じて、PP(国民党)、PSE(バスク社会党)、EHAK(バスクの地共産党)との合意を取り付けていきたいと述べたものの、この“特別な関係”が意味するところについては明らかにしなかった。 カルロス・フエンテス氏、カスティジャ-ラ・マンチャ名誉教授に
メキシコ人作家カルロス・フエンテス氏は昨日、カスティジャ-ラ・マンチャ大学名誉教授に任命された。就任式はシウダ・レアルにある同大学の大講堂で行われ、友人のスペイン元首相フェリペ・ゴンサレス氏、歴史家カルメン・イグレシアス氏などのほか、カルメン・カルボ文部大臣も出席した。
|
4月20日(水) サパテロ首相、新教皇就任ミサには出席せず スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、昨日、新教皇ベネディクト16世選出の知らせを受けただちにバチカンへ祝電を送ったが、24日に行われる新教皇就任のための荘厳ミサには出席しないことを明らかにした。スペインからの代表としてこのミサには、国王と外務大臣、法務大臣、防衛大臣が出席する。新教皇に選ばれたヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿は、昨年11月、スペイン政府の同性愛婚認可政策を厳しく批判しているが、法務省宗教局のメルセデス・リコ氏は、ラッツィンガー氏は保守派で知られるものの各国司教協議会の権限を増やす方向で改革を進めている人物であり、スペイン政府はバチカンよりもスペイン司教協議会とのコンタクトに焦点を当てていくため、同氏が新教皇に選ばれたことについて政府は前向きに受け止めていると述べた。 シリンゴ被告に懲役640年の宣告
中央管区裁判所は昨日、独裁政権下において暗殺、拷問、不法逮捕により30人の死に関わっていた容疑で裁判にかけられていたアルゼンチン人元軍人のアドルフォ・シリンゴ被告(58歳)に対し、人権蹂躙の罪で懲役640年の刑を言い渡した。290ページにわたる判決文では、アルゼンチン独裁政権下の特にESMA(海軍高等技術学校)においての、殺人、誘拐、拷問についての詳細が述べられており、この中には、麻酔をかけた人間を飛行機から落とす“死の飛行”に2度参加し、30人を殺害した旨も記されている。 サパテロ-イバレチェ会談、5月5日開催へ
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相とフアン・ホセ・イバレチェ・バスク州暫定知事との会談の日取りが5月5日木曜日に決まった。この会談で首相は、イバレチェ氏にバスク州の住民がプラン・イバレチェを支持していないことを認め、方向転換のチャンスを逃さないよう述べる意向。
|
4月19日(火) イバレチェ氏各党代表と会談へ
日曜日に行われたパイス・バスコ州選挙で、前回選挙より4票議席を減らしたPNV-EA(バスク民族党とバスク同盟の連合)は、イバレチェ氏の3期目確定のための同盟の可能性を模索するため、各政党代表に電話を開始した。PNV-EAが前期と同様EB(バスク左翼党)と連合を組んだとしても議席は6足りず、連合を組める可能性を持つのは、非合法政党バタスナ党の支持を受ける9議席のEHAK(バスクの地共産党)、または議席数を13から18に伸ばしたPSE(バスク社会党)。 プラド美術館で“Venus, Adonis y Cupido”展示開始
昨日から、マドリッドのプラド美術館で修復が行われていたアンニバーレ・カラッチ(1560年ボローニャ生まれ〜1609年ローマ没)作“Venus, Adonis y Cupido(ビーナス、アドニスとキューピッド)”の展示が始まった。
|
4月18日(月) バスク州選挙、PNV苦戦
昨日、州議会(総議席数75)選挙がパイス・バスコ州で行われた。投票率は、史上最高となった4年前の投票率78.9%を下回る69%にとどまり、同州の自治憲章改正案“プラン・イバレチェ”を推進する与党PNV-EA(バスク民族党とバスク同盟の連合)にとっては、4議席を失い29議席に終わる厳しい結果となった。 週末のスポーツの結果
テニス:男子マスターシリーズ・モンテカルロ大会決勝で、マジョルカ島出身のラファエル・ナダル選手が、昨年勝者のアルゼンチンのギジェルモ・コリア選手を6-3、6-1、0-6、7-5で破って優勝した。18歳のナダル選手の今季大会優勝は、コスタ・ド・サウピエ(ブラジル)、アカプルコ(メキシコ)に次いで3度目。
|
4月15日(金) 工場で爆発、20人以上が負傷(ウエスカ)
昨日の午後6時半頃、ウエスカ市市街地にある製粉工場が爆発、従業員14人のうち13人が負傷、歩行者にも多数被害が出た。 EU、スペインにおける外人許容力低下に警鐘
EU所属機関EUMC(ヨーロッパ人種差別主義および外国人排斥監視センター)は昨日、スペイン社会は日ごとに外国人許容力が低下し、機械的に移民を犯罪、テロリストと結びつける傾向が強くなっていると警鐘を鳴らした。マドリッド、バルセロナ、バレンシアなどの大都市では人種差別による外国人襲撃が増加しているという。 モロッコで服役中の4人のスペイン人囚人に恩赦 ムライ・ハッサン王子の割礼式が行われたのに伴い、モロッコ国王モハメッド6世は麻薬密輸で同国で服役中のスペイン人4人(男3人、女1人)に恩赦を認めた。スペイン法務省に入った連絡によると、恩赦では4人の即時釈放が認められたため、4人は今日スペインに到着するという。現在、モロッコでは76人のスペイン人が服役中で、その大半はタンジェにある刑務所に収監されている。
|
4月14日(木) 妻と子供2人を撲殺した男を逮捕(エルチェ)
自宅で寝ている妻(34歳)と6歳、2歳の子供を金槌で殴り殺したホセ・マリア・マシア(36歳)容疑者が昨日、逮捕された。容疑者は犯行を認めたが、動機は不明。犯行前夜は一晩中酒を飲み、麻薬を摂取していたと供述しているが、詳細があいまいなため警察ではこの供述を疑っている。 石油、衣料品の値上がりが影響、3月のインフレ率は3.4%
昨日発表になった3月のIPC(消費者物価指数)は、石油価格の上昇とバーゲンの終了の影響を受け前月比0.8ポイント増となり、これにより物価は2ヶ月連続で上昇、この1年でのインフレ率は3.4%となった。この数字は昨年11月以来最も高い数字で、昨年同時期は2.1%だった。
|
4月13日(水) 首相、ポルトガルとの関係緊密化を約束
ポルトガルのジョゼ・ソクラテス首相は、首相就任後最初の外国訪問先にスペインを選んだ。これは、イベリア半島両国の協力関係を固め、ポルトガルへのスペインからの投資を促進させたいという意志の反映で、ソクラテス首相とホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、両国の協力関係のレベルを史上最高値に高める努力をすることで意見を一致させた。 バルセロナでのテロ計画容疑逮捕の11人を起訴
中央管区裁判所のイスマエル・モレノ判事は、フアン・モラル判事からの申請を受け、テロリスト組織アルカイダへの資金調達およびバルセロナでのテロ計画容疑で昨年9月から11月にかけて逮捕された11人のパキスタン人を起訴した。 レストラン“El Descanso”テロから20年
1985年4月12日、マドリッドのレストラン“El Descanso”でのテロで18人が死亡、82人が負傷してから昨日で20年が経過した。マドリッドとバルセロナを結ぶ国道14200キロ地点にあったこのレストランは、近くのトレホン・デ・アルドス基地に勤務する米兵の通うレストランで、テロ発生時、中ではほぼ200人が食事をしていた。犯人はレバノンのベイルートでテロを起こしたグループ“イスラミック・ジハード”であると公式に発表されたものの、詳細が明らかにならないまま事件は時効を迎え、捜査はお蔵入りとなった。
|
4月12日(火) 検察庁、証拠不十分でEHAK候補リスト提訴せず
検察庁と国家弁護士会は、EHAK(バスクの地共産党)について治安警備隊から提出された報告書を詳細に検討した結果、同党と非合法政党バタスナ党とを結びつけ、EHAKのバスク州選挙候補者リストを提訴するだけの法的根拠は不十分であるとの結論に達した。これにより、検察局が数週間前にバタスナ党の隠れ蓑であるとし最高裁に提訴、最高裁が候補リストの取消を決め、憲法裁においてもこの判決が支持された別の政治団体AGとは異なり、EHAKは今週日曜日のバスク州選挙での投票対象となる。 アルムデナ大聖堂で教皇追悼ミサ
スペイン司教協議会の協力によりマドリッド大司教区が昨日、アルムデナ大聖堂でヨハネ・パウロ2世教皇追悼ミサを行った。ミサには、国王夫妻、皇太子夫妻、サパテロ首相、モラティノス外相、ボノ防衛相、モンテイロ・デ・カストロ・バチカン大使、アギレ・マドリッド州知事、ガジャルドン・マドリッド市長、上下院議長、憲法裁判所長官のほか、ラホイ党首、アセベス書記長、サプラナ広報官などPPからも出席があった。 国立図書館でドン・キホーテ出版400周年記念展 スペイン文学作品の中で世界的に最も有名なミゲル・セルバンテスの『ドン・キホーテ』のスペイン語版3000冊、外国語版2800冊を所有する国立図書館で、“El Quijote. Biografia de un libro”展が開催、初日の昨日、国王夫妻、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相、カルメン・カルボ文化相、ホセフィーナ・アルデコア女史、フランシスコ・アヤラ氏など複数の著名作家の訪問を受けた。今年は『ドン・キホーテ』が出版されてから400年にあたるため、スペイン各地で記念イベントが多数行われており、そのうちの1つとして行われるこの記念展では、会場を5つのセクションに分け、挿絵をまじえて『ドン・キホーテ』の時代による変化が見られるように250点を年代順に展示している。開催は10月まで。
|
4月11日(月) 山火事で230人が非難(タラゴナ)
昨日の午後4時ごろタラゴナ県のレス・ボルヘス・デル・カンプで出火した山火事はこれまでに90ヘクタールを焼失し、鎮火のめどはまだ立っていない。火災地域は樹木の密集した地域であるため、消火活動は主に空から行われており、今日の午前中には火がコントロールされることが予測されている。この山火事で近隣の住民230人が昨日は一時避難したが、消防署の発表によると昨夜のうちに段階的にほぼ全員が自宅に戻ったという。 ETAのダイナマイト50キロを押収 スペイン国家警察は、昨日未明、ギプスコア県エルナニでダイナマイト50キロと火薬と見られるもの、爆薬の材料と共に、サブマシンガン2丁とカートリッジ、弾丸を押収した。これは2週間前に警察が壊滅させたETAのドノスティ部隊捜査の一環で、爆薬は今月7日に逮捕されたマルタ・イガリス容疑者の母親所有の民家から発見されている。発見されたダイナマイトは1999年フランスで盗まれたもので、爆薬のほか、起爆装置、時限装置、リモコン、偽造ナンバープレートなども押収された。 YAK犠牲者追悼モニュメント、マドリッドに建設 防衛省は、先週木曜日に遺族と会合を持ち、2003年5月26日トルコで墜落した軍用チャーター機YAK42の犠牲者追悼モニュメントの建設地をマドリッドにある空軍本部前に決定、モニュメントのデザインは、国家造形芸術賞などの受賞者、マルティン・チリノ氏(1925年ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア生まれ)が担当する。モニュメントは高さ5メートル、デザインは、中心の鉄の迷路から両側に羽のように2本の腕が広がり風を感じさせる、最近のチリノ氏の作品群“Aerovolo”シリーズから着想を得たものとなる予定。 週末のスポーツの結果 バイク:ヘレスサーキットで行われたスペインGPは、125CCクラスで7位から10位をスペイン勢が占めたほか、250CCクラスで昨季世界チャンピオンのダニ・ペドロサ選手(ホンダチーム)が優勝、総合成績1位の座を保持、エクトル・バルベラ選手(ホンダチーム)が5位、ホルへ・ロレンソ選手(ホンダチーム)が6位、アレックス・デボン選手(ホンダチーム)が9位に入賞した。モトGPクラスではセテ・ジベルナウ選手(ホンダチーム)がバレンティーノ・ロッシ選手(ヤマハチーム)に8.631秒差で敗れ2位。このレースでは、ロッシ選手が最後のカーブでジベルナウ選手に接触するまで近づき、危険を感じたジベルナウ選手がコースを外れたため2位となり、ゴールしたロッシ選手にブーイングが出る騒ぎとなった。
|
4月8日(金) “レグラリサシオン”30万人強が申請
昨日、ヘスス・カルデラ労働大臣は、2月7日から受け付けが行われている不法滞在移民滞在合法化特別措置“レグラリサシオン”は申請期間が残りほぼ1ヶ月となった4月6日の時点で、313,501人が申請していることを発表した。 1000人以上が州議会前で抗議集会(マドリッド)
レガネス市セベロ・オチョア病院救急センターでの鎮痛剤の使用法をめぐる問題について報告するため、マドリッド州衛生局長マヌエル・ラメラ氏が自ら希望して州議会に出頭した昨日、ラメラ氏の辞職を求め、病院、労組関係者、レガネス市住民ら1000人以上が集まった。
|
4月7日(木) バスク語を話さない小中学校教師の立てこもり続く
ビルバオのベルテンドナ校では、45日前からバスク州内で教鞭を取るがバスク語を話せない教師が交代で抗議のための立てこもりを続けている。 ETA逮捕者、11-M直後のテロ中止を告白
先月逮捕されたETAメンバーの2人が、マドリッドで同時多発テロが起きた昨年3月11日にスペイン国内に潜伏し、4件のテロを準備していたことを告白した。このテロはいずれもバスク州内で、州警官1人、刑務官1人、治安警備隊のパトロール2組を対象としたものだったが、11-Mの発生により、ETA幹部のガリコイツ・アスピアス“チェロキ”から直接指令が下り、テロ活動は一時休止することが告げられたという。 アスナル前首相、国務院入り 先月1日、国務院代表フランシスコ・ルビオ・ジョレンテ氏が決定したとおり、ホセ・マリア・アスナル前首相が国務院に入り、4月21日の予定で、入会式典が催されることが明らかになった。式典では、前首相にガウンとバッジが渡され、その後、アスナル氏は入会順に会員に与えられる席に就く。就任後アスナル氏は、国務院の会議に名誉終身会員として出席する。 |
4月6日(水) 首相、ブラスケス司教と会談
昨日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相はCEE(スペイン司教協議会)のリカルド・ブラスケス新代表と首相官邸で初めて会談した。首相がローマ教皇の死のお悔やみの言葉をブラスケス司教に伝えた後会談はスタート、2時間にわたる話し合いの後、政府とスペインカトリック教会の間で今後も建設的な話し合いを続けていくこと、両者からの代表者により委員会を即刻立ち上げ、“両者の共通の関心事”の解決を探していくことで合意に達した。 セベロ・オチョア病院問題で州内病院が団結(マドリッド)
セベロ・オチョア病院の救急センターで鎮静剤の誤った投与があったとし、救急センター長のルイス・モンテス医師が更迭された件で、同病院職員は同医師の復職を要求しているが、昨日マドリッド州内の11病院の人事部代表者が同病院で会議を開き、マヌエル・ラメラ・州衛生局長の辞任を要求し、ラメラ氏がマドリッド州議会に状況説明のため出頭する木曜日午後6時に議会前で抗議集会を行うことを決定した。
|
4月5日(火) 教皇葬儀出席スペイン代表団団長は国王夫妻
昨日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相はスペイン国王夫妻に電話、金曜日バチカンで営まれるローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀に出席するスペイン代表団の団長をフアン・カルロス1世とソフィア王妃が務めることを提案し、国王夫妻はこれを承諾した。また首相は、マリアノ・ラホイPP党首も代表団に招待、ラホイ氏もこれを承諾している。 バスク州公共テレビで知事候補者討論を放送
昨日、バスク州で初めて、フアン・ホセ・イバレチェ現職知事(PNV/EA-バスク民族党とバスク連盟の連合)、マリア・サン・ヒル氏(PP-国民党)、パチ・ロペス氏(PSE-バスク社会党)、ハビエル・マドラソ氏(EB-バスク左翼党)の知事候補者4人の討論会が公共テレビ放送局ETBにより1時間半にわたって放送された。 スペイン、フランス、ドイツ、ベルギー、前科者ファイル共有へ
昨日、4ヶ国の法務大臣がパリに集まり、今年末までにフランス、スペイン、ドイツ、ベルギー間で前科者ファイルを共有することを決定した。ファイルの共有に際しては、各国ですでに存在しているファイルの内容を変更する必要は一切なく、ファイルをすでにEU内での機密保持システムを供えたネットTESTAにつなぎ、それぞれの国から参照できるようにするのみ。
|
4月4日(月) スペイン服喪の1日
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が土曜日に死去したため、スペインは今日一日喪に服する。このため、17日に選挙を控えたパイス・バスコ州では、選挙運動が今日は中止となる。全国的に喪に服すのは今日一日のみだが、服喪期間は各自治州で決定、マドリッド州など大半の自治州は服喪期間を3日間と決定したが、カスティジャ・イ・レオン州は葬儀開催まで、カナリアス州は1週間に定めている。教皇が亡くなった土曜日の夜、スペイン国王フアン・カルロス1世はバチカンに弔電を送り、昨日はソフィア王妃と共にマヌエル・モンテイロ・デ・カストロ・バチカン大使を弔問、各政党代表者もお悔やみの声明文を発表した。また、昨日スペイン各地の教会はローマ教皇の死を悼むミサへの参列者で溢れ、ヨハネ・パウロ2世の銅像が建つマドリッドのアルムデナ大聖堂では、銅像の周りに花やろうそくが供えられ、予想を越えるミサ参列者の数にろうそくが不足する事態となった。 セビジャでも地下鉄工事で地面が陥没
土曜日の午後7時頃、セビジャの中心地にあるブラス・インファンテ、ロペス・デ・ゴマラ、サンタ・フェ通りの交差点で道路が陥没、道路2車線におよそ40センチの段差が生じた。この付近の地下では地下鉄建設工事が行われているが、アンダルシア鉄道局は今回の陥没はすでに完成しているトンネルの外で起きたものであり、原因はトンネルの片側の土地の固め方が不十分であったためである可能性が高いと発表している。 週末のスポーツの結果
F−1:バーレーンGPで、スペイン人フェルナンド・アロンソ選手(ルノーチーム)が、前戦のマレーシアGPに続いて、ポールポジションスタートからの優勝を飾り、総合成績1位の座を保持したほか、負傷したフアン・パブロ・モントーヤ選手の代わりに出場したペドロ・マルティネス・デ・ラ・ロサ選手(マクラーレンチーム)も5位の健闘を見せた。2位はマレーシアGPと同じで昨年ルノーチームでアロンソ選手のチームメイトだったヤルノ・トゥルーリ選手(トヨタチーム)で、総合成績でもアロンソ選手と10ポイント差の2位につけている。
|
4月1日(金) 憲法裁、AGについての最高裁の判決を支持
昨日、8時間にわたる話し合いの末憲法裁判所の6人の判事は、政治団体Aukera Guztiakの上訴を満場一致で却下することを決定した。AGは最高裁で4月17日に行われるバスク州選挙への候補者リストを抹消する判決を受けていたが、憲法裁判所は、AGはバタスナ党の隠れ蓑にすぎず、テロへの明確な糾弾も行っていないという根拠において、最高裁の判決を支持、上訴を却下した。 首相、コロンビアを訪問
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、コロンビアのアルバロ・ウリベ大統領と対談、コロンビアがテロと闘うための“全面的援助”を約束した。 カタルニャ州、同性愛者の養子縁組承認へ
カタルニャ州議会は昨日、同性愛者のカップルにも未成年者の養子縁組の権利を与える法改正案を承認可決した。
|
メールコンタクトはspnews@spainnews.comまで
QUEDA TOTALMENTE PROHIBIDO LA REPRODUCCIÓN, LA REPUBLICACIÓN, O COPIAR CUALQUIER CONTENIDO DE NUESTRAS PÁGINAS.
全て内容おいて無断で使用・転載・複製することを禁じます