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5月31日(火) 2000人近くが正義を求めて裁判所前に集結(カタルニャ)
土曜日、痴話げんかの末ナイフで22歳の青年が刺し殺されたバルセロナ県ベルガ市(人口1.5万人)では市内の緊張が高まっており、昨日は午前8時頃から地方裁判所前に人々が集まり始め、裁判所で供述する逮捕者たちの到着を待ち受けた。集まった人々の持つプラカードには正当な裁きを求めるメッセージのほか、事件発生時の警察の対応に疑問を投げかけるメッセージも見られた。15時半から開かれた葬儀に出席した後裁判所前に駆けつけた人々もいたため、集まった人々は2000人近くになり、彼らは、19人の逮捕者(うち8人は未成年)を釈放しないよう求める9000人の署名を裁判所に提出した。裁判所前の緊張した状態に、担当判事は州警察署に赴いて供述を取らざるを得なかった。今日は、残る2人の逮捕者の供述が取られる予定。 厚生省、猛暑対策プランを発表
ここ数日は気温の上昇も落ち着いているが、気象庁では今年の夏は特に南部で例年より雨が少なく、気温が高くなることを予想しており、昨日、エレナ・サルガド厚生大臣は、明日から9月まで適用される猛暑対策プランを発表した。
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5月30日(月) オテギ氏「平和交渉開始には政府はまだ未熟」
ETA所属容疑で先週木曜日マドリッドのソト・デル・レアル刑務所に収監され、翌金曜日に40万ユーロの保釈金を支払って釈放された非合法政党バタスナ党のアルナルド・オテギ氏は、昨日釈放後初めての記者会見をサン・セバスティアンで開いた。記者会見でオテギ氏は、パイス・バスコでの平和プロセスに参加するには政府はいまだ“未熟”であるとの考えを示したものの、これは決定的評価ではなく、左翼民族主義政治団体として紛争解決を模索する意志は「中央管区裁判所にも刑務所にも左右されるものではない」と、ETAとの交渉係を務める可能性を残した。 Festimad 最終日に破壊行為
マドリッド南部のフエンラブラダで毎年開かれる音楽フェスティバルFestimadが、今年は破壊行為で終わった。土曜日の午後9時半頃、強風(主催者側の発表で風速70キロ)により、会場の1つのテントが船の帆のようにふくらみ、ステージの鉄骨が抜かれそうになったため、その時演奏していたフマンチューのライブは安全上の理由により中止となった。その後、午後11時半に再び主催者側代表者がステージに上がり現状について説明、残り3組のライブを予定通り行うと発表したが、午前1時を過ぎてもライブが再開されなかったため、2.5万人の観客の一部が飲物クーポン販売小屋を破壊、破壊行為は会場のテント全体に広がり、内部にあったものはことごとく破壊され、飲物はすべて盗まれた。アーティストを乗せるためのライトバンは壊され、あたり一面にスプレーで落書きがされ、ステージには石が投げられた。 週末のスポーツの結果
F-1:ドイツGPで、最終周でトップを走っていたキミ・ライコーネン選手(マクラーレンチーム)のマシンが故障、2位につけていたフェルナンド・アロンソ選手(ルノーチーム)が今シーズン4度目となる優勝を飾った。アロンソ選手は引き続き総合成績1位の座をキープ、2位のライコーネン選手、トゥルリ選手(トヨタチーム)との差は27ポイント。 |
5月27日(金) 小児性愛者網発見、5人を逮捕
スペイン警察は、9人の男児に対しわいせつ行為を行っていた疑いで、5人を逮捕した。逮捕者のうち23歳から24歳の3人は、被害者の男児にわいせつ行為を働いている様子を収めた20本ほどのビデオに出演しており、警察によるとこれらの映像はインターネットを通じて他の小児性愛者に提供されていたという。被害者9人のうち5人は12ヶ月から2歳の子供だった。 バスク州政府、オテギ逮捕は“バスク平和確立の障害”との見方
PNV(バスク民族党)、EA(バスク同盟)、IU(統一左翼)で構成されるバスク州暫定政府は、昨日、非合法政党バタスナのアルナルド・オテギ代表逮捕の裏には政治的圧力があるとの疑いが濃い上、この政治的圧力は、バスク州平和確立のためには逆効果を与えるとの考えを示した。また、バタスナ党は、PSOE(社労党)がこの逮捕を宣戦布告と受け取っており、「バスク紛争の民主主義的解決の可能性を締め出した」と首相を批判、ビルバオのPSE(バスク社会党)本部前では昨日200人ほどのバタスナ党支持者が逮捕反対集会を開いたほか、ギプスコア県のエルゴイバルでもバタスナ党幹部の参加した反対集会が開かれた。 Yak-42機事故から2年
62人のスペイン人兵が犠牲となった軍用チャーター機Yak-42機墜落事故から2年、昨日防衛省の中庭で追悼式典が行われた。昨日は真夏並みに日差しの強い一日となったため、防衛省では参列した300人以上の遺族に野球帽を配布した。犠牲者の冥福への祈りが捧げられた後、62人の名前が読み上げられ、最後の1人の名前が読まれた後、参列者からは拍手が起こった。その後ホセ・ボノ防衛大臣、フェリックス・サンス将軍と共に遺族の代表者4人(遺児、未亡人、犠牲者の兄弟と母親)は、花輪を捧げ、上空を偵察機アギラが飛び、スペイン国旗色のスモークを空中に残した。午後には合同ミサが行われ、その後遺族はほとんどの犠牲者の出身地であるバレンシア、ブルゴス、サラゴサへと帰って行った。
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5月26日(木) ETA、マドリッドでテロ
ETAの武装放棄を条件に対話を開始する政府の提案が国会で承認されてから1週間、昨日、マドリッドのサン・ブラス地区でETAによるテロが発生、事前に車種、車の色、ナンバープレートを知らせる予告電話があったため、爆発時、現場からの避難はほぼ完了しており、5人が軽傷を負ったものの死者・重傷者は出ていない。負傷して病院に運ばれた5人のほか、42人が鼓膜の痛み、パニック症状または避難時の転倒などにより現場で手当を受けた。また爆発したライトバンの近くに駐車されていた車8台が損傷したが、現場のアルカラ通りが広い通りであったため、爆風が拡散し、被害の拡大は防がれた。爆弾の入ったリュックが置かれていたライトバンは、爆発後原形を留めていなかったが、警察はこの車が前夜、マドリッド州サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルで盗まれた車であることを突き止めた。持ち主からは昨日の午前7時に盗難届が出されていた。 ETAとの関連疑惑でアルナルド・オテギ逮捕
ヘスス・アロンソ検事は無条件収監を求めていたが、中央管区裁判所のフェルナンド・グランデ-マルラスカ判事は、昨夜、非合法政党バタスナ党のアルナルド・オテギ代表に対し、テロリスト組織ETAへの“指導者的地位”所属容疑による保釈金(40万ユーロ)付刑務所収監を命じ、昨日オテギ容疑者と出頭するはずであったSA(愛国社会主義同盟)のジョン・サラベリア元議員に対しては、国際指名手配が出された。 Yak墜落事故の賠償金をNATOに請求
スペイン防衛省は、2年前の5月26日に墜落しスペイン兵62人が死亡したYak42機をチャーター手配したNATO内機関のNAMSA(NATO保守・供給エージェンシー)に対し、“下請け会社の監督とコントロール義務の不履行”を理由に、賠償金として370万ユーロの支払いを求める書簡を送付した。防衛省によると、本来ならNAMSAが使う下請け会社はNATOの認可企業でなければいけないにも関わらず、Yak-42機チャーターにあたって使われた下請け会社はNATOに加盟していない3ヶ国(アイルランド、レバノン、ウクライナ)の認可を受けていない企業であったほか、乗客1人につき7.5万ドルかけられるべき生命保険もかけられていなかったといい、同省ではこれはNAMSAの監督義務不履行が原因だとしており、亡くなったスペイン人兵62人の遺族が本来受け取るべきであった保険料と同額をNAMSAに請求した。
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5月25日(水) NGO団体職員、不法滞在移民への詐欺で逮捕(ウエルバ)
治安警備隊は昨日、ウエルバにあるNGO団体Huelva Solidariaの幹部職員5人を詐欺の容疑で逮捕した。5人には、この5年間でおよそ4万人以上の不法滞在移民から、本来無料で行うべき書類の手続き、保管などの費用を支払わせ、600万ユーロ以上を騙し取っていた疑いたもたれており、このうち3人は別の不法滞在移民相手の詐欺事件の捜査対象にもなっている。 バレンシア州自治憲章改正、PPとPSOEが合意
「州内で幅広い同意が得られ、憲法を遵守する範囲であれば州自治憲章改良を後押しする」とサパテロ首相が宣言してから1年、初めての州自治憲章改正についての合意がバレンシア州で達成された。この合意では、国家税務局に協力する形で機能するバレンシア州収税局の設立が見込まれている。 エトー選手に罰金1.2万ユーロ
スペインサッカー協会競技委員会は、先月18日、カンプノウ・スタジアムで行われた優勝祝賀セレモニーで9万人以上のファンを前にレアル・マドリッドを侮辱するフレーズを6回にわたって繰り返したとし、FCバルセロナのサミュエル・エトー選手に対し、1.2万ユーロの罰金を言い渡した。エトー選手の発言について、委員会は「行われた時期と場所を考慮すれば、この発言はバルセロナとレアル・マドリッドのライバル関係をさらに深めるもので、将来の暴力の種の効果をさらに増長させかねないという点で、重大発言だ。」と述べたが、翌日公の場で謝罪したエトー選手の反省した態度を評価し、罰金額は規定より下げられたという。1.2万ユーロは罰金としてはこの9年間で最高額だが、選手には10日間の控訴猶予が与えられる。
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5月24日(火) バスク州議会議長ようやく決まる
PNV(バスク民族党)は昨日、これまで議長候補として固執しつづけてきたフアン・マリア・アトゥチャ氏を候補から取り下げ、代わりにイサスクン・ビルバオ氏を候補とすることを決定。3日間、9回にわたる投票で議長が決まらなかったパイス・バスコ州州議会は、ようやくPNV、EA(バスク同盟)、EB(統一左翼)、EHAK(バスクの地共産党)、Aralar党の42票により、同氏を州議会議長に選んだ。アトゥチャ氏の候補取り下げを受け、PP(国民党)はカルメロ・バリオ氏を候補に立て投票、PSE(バスク社会党)はミゲル・ブエン氏を議長候補から取り下げ、白紙で投票したが、PNVの決定は、ビルバオ氏自身が審議開始15分前に知らされたほど予想されないものだったことから、PP議員の1人はすでに候補となっていないミゲル・ブエン氏に投票、1人は白紙で投票している。 フランスでETA幹部3人を逮捕
スペイン、フランス警察の共同捜査により、昨日フランス南東部、リヨンの南に位置するRomans-Sur-Isereで、3人のETA幹部が逮捕された。3人はETAの国際部隊のリーダーで、外国での武器調達、ETAメンバーの逃亡、隠れ家手配などを担当していた。3人が逮捕された民家のガレージからは、盗難車と偽造ナンバープレートが見つかっているほか、この民家からは爆弾を製造するための材料が見つかった。逮捕されたのは、ラモン・サガラス・ガステルメンディ(37歳)、オイレル・ゴイティア・アバディア(33歳)のスペイン人2名と、フランス人のベルナル・サン・セバスティアン(55歳)で、フランスを拠点とした活動部隊の立ち上げを準備していたと見られている。 コロンビアでゲリラの人質となっていたスペイン人、脱走に成功 駐コロンビアEC(欧州委員会)の発表により、2002年11月から同委員会に勤務し、今年4月15日に誘拐されたスペイン人公務員カルロス・アヤラ・サアベドラさん(59歳)が脱走に成功、日曜日ベネズエラで無事保護されたことがわかった。アヤラ氏は、この日、あるNGO組織のための土地買い付けに赴いた際、首都ボゴタの590キロ西にあるククタ市近くで同行していたコロンビア人女性アシスタント(10日後に解放)と共に誘拐されていた。アヤラ氏の誘拐から5週間、犯人側からECには何の接触もなかったが、同氏は犯人はFARC(コロンビア武装革命軍)で、日曜未明、見張りが眠っている間に脱走したと証言している。
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5月23日(月) 首相、ギプスコア県での小規模テロを糾弾
先週日曜日にパイス・バスコ州で起きた4件の小規模テロを公式に糾弾しなかったとし、最大野党PP(国民党)から非難されていたホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、昨日は、ギプスコア県サラウツで起きた2件の小規模テロ(うち1件は未遂)を糾弾する声明を滞在先のハエン県で行った。記者を前にサパテロ首相は、このテロに対する“深い拒絶”を表明した後、このテロによりETAが武装放棄すれば交渉を開始するという政府の姿勢が変わることはないことを改めて強調した。 Yak-42機事故原因は、乗組員の“極度の疲労”
2003年5月26日にトルコのトラブゾンで墜落、スペイン人兵62名とウクライナ人乗組員13人の全員が死亡したYak-42機の事故原因について調べている調査委員会の最終報告書草案によると、事故の主要原因は乗組員の極度の疲労だったと見られるという。
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5月20日(金) バスク州議会議長選出、依然として平行線
月曜日、火曜日に続いて、昨日もバスク州議会で州議会議長選挙投票が行われたが、3回の投票の結果は第2回目から変化を見せず、バスク州議会では依然として州議長を選出できない状態が続いている。投票前には、アトゥチャ氏が党の決定としてではなく個人的決定として候補から下りるとの噂も流れたが、投票の結果は同じで、投票後ジョス・ジョン・イマスPNV党首はマスコミの前に姿を表し、噂の否定と党はあくまでもアトゥチャ氏を候補とすることについて改めて表明した。 警官、治安警備隊、ETAとの交渉開始国会決議を支持
UGT(労働総同盟)、PSOE(社労党)寄りの、警察の労働組合SUP(5万人のうち2.8万人が加入)と治安警備隊の労働組合AUGC(7万人のうち2.3万人が加入)は合わせて5.1万人の組合員を抱えているが、この2団体は昨日、国会が支持を決めたETAが武装完全放棄すれば交渉を開始するという政府の提案を受け入れることを表明した。 アトレティコ練習場に過激ファン乱入
昨日、マドリッド北西部マハダオンダでアトレティコ・マドリッドの選手が練習を行っていたところ、フェンスを倒し、“ウルトラ”と呼ばれる過激派ファン11人が練習場に乱入。選手、コーチ陣を罵倒し、キーパーのトレーナー、ミゲル・バストン氏は、集団のリーダーと見られる覆面をしたスーツの男から「お前の命はもう終わりだ」などと脅迫を受けた。
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5月19日(木) サパテロ対ラホイ国会国政討論は、サパテロ首相に軍配
CIS(社会学調査センター)が先週の金、土曜日に行ったアンケート調査によると、先週行われた国政討論を見なかった人は48%だった。テレビで中継を見た(34.5%)または、ラジオで聞いていた(5.8%)人を対象に質問したところ、13議員が発言したにもかかわらず、対象者のほとんどはサパテロ首相とラホイ氏の演説の内容しか覚えておらず、この2人の“決闘”について質問したところ、サパテロ首相の演説内容について、“とてもよかった”または“かなりよかった”と答えた人は56.7%で、22.8%が反対に“とても悪かった”または“かなり悪かった”と答えている。ラホイ氏の演説内容については、31.7%が“とてもよかった”または“かなりよかった”と答え、47.1%が“とても悪かった”または“かなり悪かった”と答えた。 ペセス-バルバ氏、ETAとの交渉開始について被害者、警察と会談へ ハエン県の高校で昨日行った演説の中でテロ被害者支援担当高等委員グレゴリオ・ペセス-バルバ氏は、「ETAとの交渉はどこに武器があるかを知り、そのメンバーを裁き、必要条件を満たす者については社会復帰を助けるためのものとならなければならない」との考えを示し、ETAが武装放棄した後平和交渉を開始するという火曜日国会で承認された決議について、被害者協会と警察労働組合を集め、来週話し合う予定であることを明らかにした。 空港トランジットゾーンから密入国手引きのグループを逮捕
スペイン治安警備隊とモロッコ警察共同捜査により、マドリッドのバラハス空港の監視のない場所から300人程度のモロッコ人を密入国させていたグループの19人が逮捕された。
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5月18日(水) 国会、武器放棄を条件にETAとの対話を開始することを確認
昨日国会は、武器を放棄すればETAとの対話を開始するというPSOE(社労党)からの提案について審議を行い、197対147でこれを可決承認した。反対票を投じたのは最大野党PP(国民党)のみで、PPは、この提案は両党間で結ばれている対テロ協定に反するとPSOEを激しく攻撃した。 バスク州議会、2日目の審議でも議長選出ならず
バスク州議会では、月曜日に続き昨日も3度の投票が行われたが、33対33の状況は変らず、審議は明日に持ち越されることになった。月曜日白紙投票を行っていたEHAK(バスクの地共産党)は、昨日は投票用紙に“EAJ-PNV”と書いて投票、用紙には候補者の名前を記入しなければならないためこの9票は無効扱いとなったが、EHAKはこうして投票することにより、議長候補者がアトゥチャ氏でなければPNV(バスク語ではEAJ)を支持するという姿勢を改めて強調、今後48時間で新たな候補者を交渉するようPNVに呼びかけた。 マドリッド山間部で降雪
マドリッドとセゴビアの境界にあるナバセラダ峠は一昨日夜から4センチの降雪のため通行止めとなっていたが、昨日の朝、通行止めは解除となった。同じく降雪のため通行止めになっていたマドリッド山間部のナバフリア峠もすでに通行は可能となっているが、両峠共通行にはチェーンの装着が必要。
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5月17日(火) バスク州議会議長、3度の投票でも決まらず
過半数(38票)獲得が必要とされる第一回目の投票はPSE(バスク社会党)候補ミゲル・アンヘル・ブエン・ラカンブラ氏33対PNV(バスク民族党)フアン・マリア・アトゥチャ・メンディオラ前議長32、再び過半数獲得が要求される第二回目の投票では一回目で白紙投票したAralar党がアトゥチャ氏支持に回り、非合法政党バタスナ党系列であるとされるEHAK(バスクの地共産党)が白紙投票を続けたため、第3回目以降の投票は多数決であるにもかかわらず、PSEとPP(国民党)対PNV、EA(バスク同盟)、IU(統一左翼)とAralar党は33対33の引き分けとなり、バスク州議会議長選出のための投票は翌日に持ち越された。 スペイン、先進国中で男女差の大きい国であることが判明
世界経済フォーラムが男女差の少なさについて調査、発表したところによると、スペインは世界27位との結果が出た。調査は、政治、経済、教育、健康の分野について行われ、北欧五カ国がトップを占めたが、その国々でも男女完全同権はまだ確立されていない。
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5月16日(月) バルサリーグ優勝
土曜日、レバンテとの試合を1-1で引き分け、1999年以来のリーグ優勝を祝うため、この日の夜、バルセロナのカナレタスの泉には4万人が詰め掛け、日曜日午前4時頃、バレンシアから到着したFCバルセロナは、1万人以上のファンに空港で迎えられた。 PP、ETAとの対話提案取り下げをPSOE、首相に要請
ETAが停戦を受け入れた場合、平和確立へ向けての話し合いを開始するというPSOE(社労党)が金曜日に行った提案は、明日国会で審議にかけられる予定で、現在最大野党PP(国民党)を除く全ての政党が支持を表明しているが、PPは、政府とPSOEに対し、この提案について“再考し、取り下げる”よう公式に申し入れた。
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5月13日(金) ヨーロッパ5カ国共同で国境警察創設へ
フランス(ドミニク・ドビルパン)、ドイツ(オットー・シリー)、スペイン(ホセ・アントニオ・アロンソ)、イタリア(ジュゼッペ・ピサヌ)、イギリス(チャールズ・クラーク)の5カ国(G5)内相は昨日パリに集まり、密入国取締りと国境警備のため各国警察間で協力体制をとることを決めた。 スペイン初のヘリコプター工場、アルバセテに建設
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は昨日国会で、Eurocopter社の工場建設地がアルバセテに決まったことを発表した。
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5月12日(木) 国会で国政討論
昨日、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏が首相に就任して初めての国政討論が国会で行われたが、政府と最大野党PP(国民党)の議論はこれまでの国政討論の中でも最も緊迫したものの一つとなった。 造船所で4人が窒息死(ア・コルーニャ)
ア・コルーニャ県フェロールにある国営ナバンティア軍艦造船所で建造中の戦艦内で、昨日の午前8時頃、作業中の女性1人と男性3人が死亡した。この戦艦は、ノルウェー海軍からの発注で建造されていたもので、まず下請け清掃会社勤務の23歳の女性が4メートル四方のタンクの中で酸素の不足により気絶、彼女を助けようとした30歳と48歳の同僚2人、45歳の溶接工もタンク内で死亡したと見られる。
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5月11日(水) ロペス氏、EHAKと会談 PSE(バスク社会党)のパチ・ロペス党首は昨日、EHAK(バスクの地共産党)の代表3人(ネカネ・エラウスキン、マイテ・アランブル、カルメレ・ベラサテギ)とビルバオのPSE本部で会談したが、バスク州知事、バスク州議会議長選出についてはいかなる合意にも達することもなく、またEHAKからの要求である政党法廃止にロペス氏が同調することもなかった。両党の間で唯一意見が一致したのは、バスクに平和をもたらすための話し合いのため、すべての政党が参加する場を設けることが必要だという点のみ。この点については、午後ロペス氏と会談したEA(バスク同盟)のベゴニャ・エラスティ氏も同意している。 ビジャベルデの住民4000人が地域の安全を求めてデモ(マドリッド) 「暴力反対!共存賛成!」のスローガンを掲げ、昨日マドリッドのビジャベルデ地区の住民4000人以上がデモに参加した。同地区では、4月29日から1週間少しの間に、コロンビア人女性銃撃、スペイン人青年殺害、逃走中犯人によるひき逃げの3件の事件が起きており、住民は地域の安全を求める目的でこのデモを行った。ビジャベルデ地区は、人口14万人のうち18%が外国人移民だが、今月2日、17歳のスペイン人青年が19歳のドミニカ人青年にナイフで刺し殺されてから外国人排斥ムードが高まっており、デモに参加した外国人はわずかだった。 イベリア航空、今年1月からの3ヶ月で前年比58.7%増の損失
イベリア航空が発表したところによると、5%増加した収入も燃料費の高騰(30.6%増)には太刀打ちできず、今年1月から3月までで、同社は前年同期比58.7%増1600万ユーロの税引き後損失を計上したという。
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5月10日(火) “レグラリサシオン”申請者数は690,679人
先週の土曜日で3ヶ月にわたる“レグラリサシオン”(不法滞在合法化特別措置)の申請期間が終了したが、昨日労働省が発表したところによるとこの申請者数は690,679人で、うち607,898人が申請受理、61,111人が不足書類の提出待ち、21,760人が申請却下(再検討要請可)された。申請者の職業で多かったのは家政婦(31.67%)、建設業(20.76%)、農業(14.61%)の順。 コロン広場で“ヨーロッパの日”祝賀式典
EU設立・基本的人権憲章制定55周年にあたる昨日、マドリッドのコロン広場で“ヨーロッパの日”を祝う式典が行われた。広場にはスペイン国旗、EU旗、加盟25ヶ国の国旗が掲げられ、加盟国大使、欧州議会議員、ホアキン・アルムニア・EU委員、マドリッド市議会議員などが出席した。 アルカサルで中世の庭を復元(セビジャ)
スペインのムデハル建築代表作の一つであるセビジャのエル・レアル・アルカサルにあるパティオ・デ・ラス・ドンセージャス(侍女の中庭)の地中で2002年に見つかった14世紀の庭の1年にわたる復元作業が昨日終了した。作業は、この50年にアルカサルで行われた中で最も重要なもので、総工費は264,810ユーロ。
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5月9日(月) スペイン王室、皇太子妃の懐妊を発表
結婚1周年記念日を2週間後に控えた昨日の午前11時前、スペイン王室は皇太子妃レティシアさん(32歳)が現在妊娠3ヶ月目で、11月に出産予定であることを発表した。生まれてくる子供は王位継承権はフェリペ皇太子に次いで2位となり、インファンテ(男児の場合)またはインファンタ(女児の場合)・デ・エスパーニャ(スペイン親王または内親王)の称号を受ける。この称号は、フェリペ皇太子が国王に就任するまで使用され、この後は国王夫妻の子供として、第36代アストゥリアス王子または王女の称号に変えられる。 首相、マウトハウゼン解放60周年記念式典に出席
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、昨日オーストリアのマウトハウゼン強制収容所で行われた解放60周年記念式典に出席した。スペインの首相がナチスの犠牲となったスペイン人共和主義者の追悼行事に公式出席するのはこれが初めて。 週末のスポーツの結果
F-1:バルセロナのモンメロサーキットで行われたスペインGPで、後輪の1つに異常があったにもかかわらずフェルナンド・アロンソ選手が2位に入った。モンメロサーキットにはモータースポーツファンの国王フアン・カルロス1世を始めとし、観客11.6万人(会場新記録)が詰め掛け、観客席にはアロンソ選手の出身地アストゥリアスの水色の旗が踊った。アロンソ選手は開幕から表彰台に上がりつづけている唯一の選手で、2位に18ポイントの差をつけ総合成績も1位をキープしている。
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5月6日(金) 首相、イバレチェ氏と官邸で会談
昨日、4ヶ月ぶりにホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相とフアン・ホセ・イバレチェ・バスク州暫定知事の会談がマドリッドの首相官邸で行われた。会談でイバレチェ氏は自身の名のついたバスク州自治領化のための自治憲章改正案“プラン・イバレチェ”について言及することを避け、中央政府、バスク州政府関係者共に、この会談はエウスカディ(バスク)の平和を模索するため“新たな政治段階”を開こうとする両政府の意思確認に焦点が当てられたと述べている。 バジャドリッド行きAVE用トンネルの1本掘削終了
2002年9月から2003年1月にかけて4台の掘削機によりマドリッドとセゴビアを2本のトンネルでつなぐため、グアダラマ山脈で掘削が始められていたが、このうち1本の掘削が昨日正午頃終了した。全28,377キロのトンネル掘削の終了を見届けるため最後の過程は大スクリーンに映され、これをマグダレナ・アルバレス大臣を始めとする勧業省関係者、Adif(鉄道敷設管理局)、マドリッド州、カスティジャ・イ・レオン州関係者が見守った。 マウトハウゼン収容所解放60周年式典にスペインから200人が参加
今週の日曜日、解放60周年を記念してオーストリアのマウトハウゼン収容所跡で開かれる式典に出席するため、ウィーンのスペイン大使館に昨日210人のスペイン人が集まった。同収容所では、11万から15万人が亡くなり、このうち5000人はスペイン人だったとされている。日曜日の式典にはサパテロ首相も出席の予定。
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5月5日(木) 経済成長率全国一位はマドリッド州
Funcas(信用金庫財団)の調べにより、2004年前年と比べて最も経済成長率が高かったのはマドリッド州で3.29%で、反対に2004年の成長率が最も低かったのはバレアレス州の1.45%であったことがわかった。また1人あたりの収入はパイス・バスコ州が年間16,070ユーロと最も高く、これにアラゴン州の16,061ユーロが続いている。スペイン平均は13,760ユーロ。 国連援助がなければスペインはハイチから撤兵
アメリカを訪問中のホセ・ボノ防衛大臣は昨日ニューヨークで、国連平和維持活動担当事務次長のジャン・マリー・ゲーノ氏に対し、国連の約束した援助金の支払いが行われない場合、スペイン軍は今年末にハイチから撤兵すると通知、フアン・アントニオ・ヤニェス国連スペイン大使を伴って国連本部を訪れたボノ防衛相は、各国から約束されたハイチ援助金の金額が7億ドルだったのに対し、3月までに集まった額が3億ドルにも満たないことを明らかにした。 降雨不足でスペインのダム貯水量59%まで下落 クリスティーナ・ナルボナ環境大臣は昨日、現時点でのスペインのダム貯水量を発表し、国民に節度ある水の使用を呼びかけた。大臣の発表によると、現在の貯水量は59.6%、32169ヘクト立方メートルで、このまま雨不足が続けば、農業用水の使用規制を始めなければならない可能性が高いという。貯水量が少ないダムは、セグラ(21.7%)、グアディアナ・ウエルバ(29.8%)、フカル(34.4%)、カタルニャ(45.1%)、タホ(47.3%)で、逆にパイス・バスコ、アストゥリアス、カンタブリアなどスペイン北部の州では80%以上の貯水量となっている。スペイン全土ではこの数週間の降水量はほとんどゼロだった。
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5月4日(水) イバレチェ氏、バタスナ党代表者と会談
政党法の制定、適用により非合法政党となったため今回の州選挙に候補者を立てることができず、したがって州議員をもたないにもかかわらず、先週発表したとおり、昨日、バスク州政府暫定知事フアン・ホセ・イバレチェ氏はバタスナ党のアルナルド・オテギ、ペルナンド・バレナ両氏を知事公邸に迎え会談。ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相との会談を48時間後に控え行われたこの会談は、4月17日の州選挙で議席を確保したどの政党よりも長く2時間5分にわたって行われた。 ボノ防衛大臣、ラムズフェルド防衛長官と会談
スペインのホセ・ボノ防衛大臣は昨日アメリカのワシントンでドナルド・ラムズフェルド防衛長官と会談、両国はスペインのイラク撤兵から生じた関係危機の時期を乗り越えたとの見解を示した。
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5月2日(月)、3日(火) メーデー振替休日およびマドリッド州の日の祝日のため、ニュースはお休みです。 |
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