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6月30日(木) 離婚手続き簡略化の法改正、下院で承認
今日午前1時、離婚手続きを簡略化するための法改正が下院で承認された。これにより、別居の事実、離婚請求の理由(不貞、アルコール、同居の終了など)が離婚成立のための要件から外されるほか、結婚後、離婚請求ができる期間が1年から3ヶ月に短縮される。改正法は官報掲載の翌日から効力を発生させ、現在離婚手続き中のすべての夫婦に適用される。 国会防衛委員会、トリジョ前防衛大臣を公式に非難
昨日国会防衛委員会は、22対15で、前防衛大臣で現下院議員のフェデリコ・トリジョ氏をYak-42機の責任者として公式に非難することを承認した。同議員の所属するPP(国民党)以外のすべての政党は承認に投票したが、トリジョ議員は事故の責任者として軍隊と、現在治安警備隊長官を務めるカルロス・ゴメス・アルチェ氏(事故当時レバンテ空軍司令官)の名を挙げた。 点数制運転免許証制度導入、国会で承認
昨日国会は賛成310対反対7(PNV-バスク民族党)の投票結果により、点数制免許証制度の導入を決定した。新免許証制度では、免許証所持者はそれぞれ12点(免許取
得から3年間は8点)を与えられ、違反を犯すごとにここから減点されていく。政府はこの制度により2008年までに交通事故を40%削減させたい意向で、対象者数は2400万人にのぼる。
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6月29日(水) 430以上の法廷でDVを専門的に取り扱い
昨年12月、国会で満場一致で可決承認された性暴力完全保護法の残りの部分が今日から効力を発生し、これにより、スペイン全国435の法廷で、配偶者、元配偶者、恋人、元恋人により虐待の対象となっている女性からの告発が専門的に処理される。JVM(女性への暴力法廷)と呼ばれるこれらの法廷は、各件の虐待レベルに応じて、被害者への自宅出口からの護衛、接近禁止命令、連絡禁止命令、養育権の剥奪などを決定、しかしこの法廷を利用できるのが女性に限定されている上、加害者が男性であるか女性であるかにより懲罰の重さが異なるため批判の声も強く、CGPJ(司法権統括委員会)は、これらの法廷の合憲性について疑問を投げかけている。 ペレス・トウリーニョ氏、自治州憲章改正は憲法を尊重して行うことを約束
ガリシア州知事に就任予定のPSdeG(ガリシア社会党)のエミリオ・ペレス・トウリーニョ氏は、今後4年にわたる連合政権樹立のため昨日、BNG(ガリシア民族党)のアンショ・キンタナ氏と早速コンタクトを取った。両党とも自治州憲章改正時に“ガリシアを国家として認知”することを目標にしているが、ペレス・トウリーニョ氏は、自治州憲章改正は、幅広い同意のもとに行われ、内容が憲法の範囲を越えることはないことを約束している。 トラファルガーの海戦200周年記念式典に35ヶ国が参加
昨日、イギリス南部ポーツマス沖でトラファルガーの海戦200周年を記念する式典が行われ、35ヶ国から100以上の艦船と3万人以上の乗組員が参加した。スペインからは、航空母艦プリンシペ・デ・アストゥリアスと最新鋭の戦艦ブラス・デ・レソが参加、イギリス女王エリザベス2世は、夫のエジンバラ公、ウェールズ皇太子夫妻と共にHMS Endurance丸に特設されたデッキに立って艦船を見て回り、ポーツマス、ゴスポート、ワイト島合わせて25万人の観衆があった。
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6月28日(火) PP、在外投票によるガリシア州議会過半数獲得ならず
ガリシア州議会選挙の在外投票が開票された昨日、5期目の知事就任を目指していた現職のマヌエル・フラガ知事(82歳)のPP(国民党)が過半数を獲得できないことが確実となった。結果は6月19日から変らず、PPが過半数に1議席足りない37議席の獲得、PSdeG(ガリシア社会党)が25議席、BNG(ガリシア民族党)13議席の獲得となり、1990年から続いたフラガ政権は終結、新たにPSdeGのエミリオ・ペレス・トウリーニョ氏がBNGとの連合により州政権を握ることとなる。結果が明らかになった今日未明、トウリーニョ氏は支持者の前に姿を見せ“変化と改革”の政権のため、全精力を注ぐことを約束した。 パイス・バスコ新州政府発足
PNV(バスク民族党)、EA(バスク連盟)、EB(バスク統一左翼)は、昨日新政権連合協定に署名した。イバレチェ知事出席のもと、ジョス・ジョン・イマスPNV党首、ベゴニャ・エラスティEA代表、ハビエル・マドラソEB代表が署名した合意内容は64ページに及び、前政権でイバレチェ知事が行った、民族自決の権利、住民投票実施を含む独立に向けた提案がすべて含まれており、バスク州議会で可決承認されたものの、国会で否決された“プラン・イバレチェ”は“バスク政治正常化”のため、存続する旨が記されている。 軍事博物館、移転にともない閉館(マドリッド) マドリッドの軍事博物館は今月30日をもって閉館となる。これは、この博物館の所蔵品がトレドのアルカサルにある軍事博物館に移され、2007年再オープンするためで、スペイン陸軍管轄、1841年オープンのマドリッド軍事博物館は長い歴史に幕を下ろすこととなる。今後は、所蔵品の分類と梱包が始められ、博物館への入場が許可されるのは、研究者と特別許可を持つグループのみとなる。軍事博物館はおよそ3万点を所蔵、中でも8000冊の蔵書を誇る図書室と絵画コレクションが特に有名。今回の移転は、1999年PP政権時の決定によるもの。
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6月27日(月) 土曜日の爆弾設置はETA移動部隊によるものとの見方
マドリッドのラ・ペイネタスタジアム駐車場で車両爆弾が土曜日爆発したテロについて、捜査を進めている警察では犯人はETAの移動部隊であるとの見方を強めている。犯行に使われた車両は、5月30日ビトリアで盗まれたルノー19で、偽造ナンバープレートがつけられていた。現場は、地下鉄工事のため鉄柵で囲まれており、警察では防犯ビデオの映像を元に犯人がどのようにして駐車場に入ることができたのかを捜査中。すでに、爆発した車に積まれていたのが塩素酸塩爆弾20キロだったことがわかっている。 貧困撲滅を求め、3.5万人がデモ(マドリッド)
貧困撲滅と国連ミレニアム開発目標達成努力を求めるデモが昨日、マドリッドのシベレス広場からプエルタ・デル・ソルまでの区間で行われ、主催者側発表5万人、エル・パイス紙調査で3.5万人が参加した。 週末のスポーツの結果
バスケットボール:ACBリーグ優勝決定戦第五戦タウ・セラミカ対レアル・マドリッドが昨日、ビトリアで行われた。82対84、74対68、83対82、82対88とこれまでの4試合は接戦が続いていたが、最終戦も接戦。しかし、残り1分を切った時点で69対61と8点リードしていたタウがミスを続け、誰もがタウの優勝を信じていた試合は、残り6秒で36歳のベテラン選手エレロがコーナーから決めたスリーポイントでレアル・マドリッドの逆転優勝となった。レアル・マドリッドがACBリーグチャンピオンの座に就くのは5年ぶり。 |
6月24日(金) イバレチェ氏、3期目の知事就任
昨日、フアン・ホセ・イバレチェ氏は、前州連合政権PNV(バスク民族党)の22票、EA(バスク連盟)の7票、EB(バスク統一左翼)の3票に加え、EHAK(バスクの地共産党)の2票を獲得し、PSE(バスク社会党)の18票とPP(国民党)の15票を獲得したPSEのパチ・ロペス氏一票差をつけ、3期目の知事就任を決めた。イバレチェ氏は明日、ゲルニカの木の前で宣誓を行う。 人身売買関与の容疑で22人を逮捕
スペイン警察は、バレンシアとアリカンテで展開していた人身取引網関与の22人を逮捕した。逮捕者の大半はルーマニア人で、捜査は2003年、ルーマニア人未成年女子が、ルーマニア人のグループに売春を強要されていると告発したことから始められ、ルーマニアから女性をスペインに密入国させ、スペイン各地で売春をさせているこのグループは、昨年、ムルシアとサンティアゴ・デ・コンポステ―ラでも合わせて25人の逮捕者を出している。 被害者の母親に火をつけられた強姦犯、死亡
今月13日、アリカンテのベネフサルにあるバルで、ガソリンをかけられ火をつけられた69歳の男性が昨日の午後10時頃バレンシアのラ・フェ病院集中治療室で死亡した。この男性は、7年前に強姦を犯した罪で刑務所服役中だったが、外泊許可を取りベネフサルのバルにいたところを被害者女性が発見し、母親に連絡。50歳の母親がバルに急行し、ガソリンをかけ火をつけた後逃亡、女性はその日のうちに逮捕、娘の強姦事件の影響で精神科の治療を受けていたため、精神病患者収容施設に拘置されている。男性は、体の60%に一度から三度の火傷を負い、肺機能は停止、人工呼吸器を使って集中治療室で手当を受けていた。 |
6月23日(木) イバレチェ氏、EHAKの票により知事再任へ
フアン・ホセ・イバレチェ暫定知事は、今日の州議会審議でバスク州知事に再選される見通し。過半数獲得が条件の昨日の第一回目の投票では、PNE(バスク民族党)のイバレチェ氏がPNV、EA(バスク連盟)、IU(統一左翼)という前政権で連合を組んでいた3党の票のほか、EHAK(バスクの地共産党)からの2票を加えた34票を獲得、一方のPSV(バスク社会党)のパチ・ロペス氏は、自党とPP(国民党)の33票の得票で、両者共、必要とされる38票を獲得することができなかった。EHAK残り7票は“demokrazia eta bakea”(民主主義と平和)と書いた紙で投票され、Aralar党1票は白紙を投票した。今日の投票結果は多数決で決められるため、非合法政党バタスナ党が投票を呼びかけたEHAKの票のおかげでイバレチェ氏が1票差で知事に再選される見通しとなっている。 11-M国会調査委員会“アスナル政権はテロ後情報操作を行った”との結論
昨年3月11日マドリッドで起きた列車同時多発テロの前後の状況について調査を進めている11-M国会調査委員会は、昨日、PPをのぞくすべての政党が最終報告書の内容に合意した。最終報告書には、テロ発生前アスナル政権がイスラム主義の脅威を甘く見ていたこと、テロ発生後“選挙利益のため”情報操作を行ったことが記されている。昨日はこのほか、今後同様のテロ発生を防ぐための対策についての提案書も作成され、これについてはPPを含めた7政治団体すべてが賛成承認した。 1985年以来最高の出生率を記録
スペインの出生率は6年連続で上昇を続けていることがわかった。2004年スペインでは453,278人の新生児が誕生(前年比3%増)し、1985年(456,298人)と同程度の出生率を記録。このうち13.7%は外国人移民女性による出産で、スペイン人女性から生まれた新生児数が前年比1.2%増にとどまっているのに対し、外国人移民女性から生まれた新生児数は前年比16.6%の伸び。INE(国立統計局)によると、出産年齢にある女性1人あたりの子供の数の平均は1.30人から1.32人となり、90年代初頭レベルまで回復したというが、EU平均の1.52人にはまだ遠い数字となっている。出産した外国人移民女性の出身地は、モロッコが20.8%(12,953人)で最高、続いてエクアドル17.8%(11,048人)。
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6月22日(水) 首相、テロ被害者主要団体と会談
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、昨日首相官邸にテロ被害者主要団体を招き、政府の対テロ政策について説明し、ETAとの闘いを続け、ETAが完全に武装放棄した場合は平和交渉を開始するという政府の決定に信頼を求めるための会談を行った。 水不足によりタホ川の水をめぐる紛争再発
現在スペインのダム平均貯水量は54.9%であるが、タホ川上流のダムは21%、セグラ川流域ダムは15.9%と危機的数字を記録、これによりカスティジャ・ラ・マンチャ州とムルシア州、バレンシア州の間で水をめぐる紛争が再発している。通常、タホ川からセグラ川への取水量は取水調査委員会で決定されるが、タホ川上流にあるエントレペニャスダム、ブエンディアダムの貯水量が550ヘクトメートルより少なくなった場合は、法律により閣僚会議で取水量が決定されなければならず、昨日、貯水量がこの値を10年ぶりに下回ったことが発表された。 セレクティビダ(大学入学試験)受験者合格率は87.77%(マドリッド) マドリッド州でセレクティビダ(大学入学試験)を受験した23,123人のうち、前年比1.6%増の87.77%が合格点に達したことが昨日の結果発表でわかった。合格者は今年も女子生徒57%、男子生徒42%と女子の方が多く、州内最高得点はアルカラ市のインマクラーダ・レンテロ・レボジョさんの9.96点だった。州内6大学のうち、最も志願者合格率が高かったのはコンプルテンセ大学の89.6%で、これにマドリッド自治大学89.43%が続いており、一方合格率が最も低かったのは、工業大学の73.3%。また専攻別では、健康科学(医学、歯科学、薬学など)の合格率が最高の91.79%で、最も合格率が低かったのは社会科学の84.32%だった。 ソフィア王妃芸術センターでフアン・グリス展(マドリッド) サバティーニ館、ヌーベル館の2つの大展示室を使って今日からフアン・グリス(本名ホセ・ビクトリアーノ・ゴンサレス、1887年マドリッド生まれ、1927年フランス、ブローニュ・スル・セーヌ没)展がマドリッドのソフィア王妃芸術センターで開催される。展示される250点の絵画と素描は、ヨーロッパおよびアメリカの主要美術館、個人収集家130から貸与されたもので、このうち半数はスペイン初公開。
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6月21日(火) 中央管区裁判所、ハライはテロ組織ではないと判断
中央管区裁判所刑事裁判第四セクションは、昨日、バルタサ−ル・ガルソン判事によるハライ、ハイカ、セギがETAの青年部であるとの見方を否定した。これらの団体に所属する容疑で24人が同時に裁かれた昨日の裁判で、3人の判事は、これらの団体を非合法結社とは見なしたが、活動内容はテロリズムではないとし、幹部に6ヶ月から3年、メンバーに6ヶ月から2年の懲役刑を言い渡した。 石油、天然ガス、石炭、ダイヤモンド密輸のロシア人マフィアボス22人を逮捕
ロシア人マフィアがらみの資金洗浄を調査していた“スズメバチ作戦”は、石油、天然ガス、石炭、ダイヤモンド密輸に関与していた28人(うち22人はマフィアのボス)を逮捕、41ヶ所で家宅捜査が行われ、スペイン全土の42の銀行に広がっていた銀行口座、金庫800が差し押さえ、10万ユーロの手形、16200ユーロの小切手に加え、232,982ユーロと11,524ドルの現金、高級車42台が押収された。 M-30工事が原因の故障で6万世帯が停電(マドリッド)
チャマルティン地区でM-30(マドリッド市内環状線)の道路改良工事を行っていたOHL社のショベルカーが昨日午前11時39分、地下高圧線を壊し、マドリッド市北部6万世帯に停電を起こした。目撃者の話では、突然黄色い巨大な炎が上がり、爆発でショベルカーは1.5Mほど持ち上がったという。
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6月20日(月) ガリシア州選挙最終結果は、在外投票者開票結果待ち
昨日、ガリシア州議会選挙(75議席)が行われ、100%開票の結果、5期連続当選を目指す現職マヌエル・フラガ知事(82歳)を擁立するPPが、2001年の前回選挙から4票減、過半数に1議席足りない37議席を獲得、エミリオ・ペレス・トウリ−ニョ氏(56歳)擁立のPSdeG(ガリシア社会党)が25議席獲得と4年前から8議席増の躍進を見せた一方、アンショ・キンタナ氏(46歳)を推す民族主義政党BNG(ガリシア民族党)は17議席から13議席へと転落、PPが過半数を獲得するかどうかは、7万人以上の在外投票の結果が出る来週月曜日27日を待たなければならない。投票率は、4年前の64.2%を越え、史上最高の68.1%を記録した。 マドリッドで同性婚反対デモ(マドリッド)
土曜日、マドリッドで同性間での婚姻を認め、異性婚者と全く同等の権利を与える民法改正に反対するデモが開かれた。参加者数には、主催者側発表で150万人、マドリッド州発表で70万人、国家警察発表16.6万人(エル・パイス紙の調べでは18万人)と大きな違いが出ている。 ETA、政治家をテロの標的から外すことを表明
金曜日、武装放棄については全く言及せず、政府と交渉開始を始める用意があるとの声明文を発表したETAは、昨日バスク地方紙GARAに、政治家をテロの標的から外すとの新たな声明文を発表。政府は改めてETAとの交渉開始条件は完全武装放棄であることを確認したが、同時にETAが停戦へと向かっているとの見通しを述べた。 週末のスポーツの結果
F-1:タイヤの安全性に問題性があると指摘されたミシュラン社がレース代替案を提案したものの、これが国際自動車連盟(FIA)に受け入れられなかったため、現在総合成績1位のフェルナンド・アロンソ選手所属のルノーチームを含む同社のタイヤを使用する7チームの14台がレースをボイコット。ブリジストン社のタイヤを使用する6台のマシーンだけでのレースになったアメリカGPは、フェラーリチームのM・シューマッハ−選手の今季初の優勝に終わった。 |
6月17日(金) 国土の31%が砂漠化の危機
世界砂漠化対策デーの前日にあたる昨日、スペイン環境省は、スペインの国土の31.5%が高い砂漠化の危機にあり、カナリアス、バレンシア、ムルシア州では州内90%以上の土地が砂漠化の危険にさらされていることを発表、クリスティーナ・ナルボナ環境大臣は、砂漠化対策のために2008年までに植樹、地表侵食観察システムの構築などに8250万ユーロを投じることを明らかにした。 同性愛者、マドリッドで同性婚支持集会開催へ
国際ゲイ・プライド・デーの行事内容発表の席で、Felgt(国立レズビアン・ゲイ・性転換者連盟)は、スペイン家族フォーラムが同性愛者に婚姻を認めるための民法改正反対デモを開く6時間前にあたる土曜日正午に、マドリッドのカステジャーナ大通りとビトゥルビオ通りの角にある憲法モニュメントの前に集まり、同性婚支持を表明するよう支持者に呼びかけた。すでにマドリッド社会フォーラム、女性芸術家団体、国家家族協会連盟など多数のNGO団体が参加を表明しているこの集会では、民法改正を支持し、同性愛者への差別撤廃を呼びかける声明文が読み上げられる予定。 2012年オリンピック招致のため12人の大使を任命
7月6日に2012年夏季オリンピック開催地投票が行われるシンガポールに赴くスペイン使節団はソフィア王妃を団長とし、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相、エスペランサ・アギレ・マドリッド州知事、アルベルト・ルイス-ガジャルドン・マドリッド市長が参加する予定だが、昨日、この使節団に参加する12人の大使が発表された。この12人は、マヌエル・サンタナさん(テニス)、ミゲル・インドゥラインさん(自転車)、パウ・ガソルさん(バスケットボール)、アランチャ・サンチェス・ビカリオさん(テニス)、ブランカ・フェルナンデス・オチョアさん(スキー)、マヌエル・エスティアルテさん(水球)、ラウル・ゴンサレスさん(サッカー)、フェルミン・カチョさん(陸上)、メルセデス・コヘンさん(ホッケー)、ヘマ・ハッセン-ベイさん(フェンシング)、ベアトリス・フェレ・サラさん(馬術)とスペインオリンピック委員会副会長で元ハンドボールオリンピックメダリストのイニャキ・ウルダンガリンさん(現パルマ・デ・マジョルカ侯爵)で、このメンバーで合わせて16のオリンピックメダルを所持している。
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6月16日(木) イラクでの自爆テロ志願者を集めていたテロ組織関与で16人を逮捕
爆発物処理特別班の隊員を含め500人の警官が出動し、昨日、スペインにおける2つのイスラム組織を壊滅、16人が逮捕された。中央管区裁判所の命による今回の逮捕の内訳は、マドリッド5人、バレンシア1人、カディス2人、バルセロナ2人、サンタ・コロマ・デ・グラメネ3人、サバデル1人、ビラフランカ・デ・ペネデス1人、セウタ1人。 マドリッド大司教も同性婚反対デモに参加を表明
昨日、前CEE(スペイン司教協議会)会長、アントニオ・マリア・ロウコ・マドリッド大司教は、3人の補佐司教、ヘタフェ、アルカラ・デ・エナレスの司教と共に、スペイン家族フォーラムにより今週土曜日に予定されている同性愛者の婚姻許可のための民法改正反対デモに参加することを表明した。CEE副会長のアントニオ・カニサレス・トレド大司教も参加を表明したが、通信社Efeでは、さらに15〜20人の高位聖職者がデモに参加すると見ている。 警備員殺害時の模様が録画されたビデオテープを発見(サン・セバスティアン)
ラディオ・エウスカディの放送したところによると、バスク州警察は、日曜日の朝、警備員のマヌエル・イグナシオ・アパオラサ容疑者が、上司のフロレンシオ・パラさんのこめかみを撃ち殺害する模様を写した防犯ビデオのテープを入手した模様。テープには、殺害後、アパオラサ容疑者が床に広がった血を片付けている様子も写っており、撮影されていた時間は記録によると日曜日午前7時頃だった。火災を免れたギプスコア県財務局本部の防犯ビデオテープはこれだけでなく、別のテープには、パラさん殺害の日の夜10時半の映像にアパオラサ容疑者が紙の束に火をつけている様子が写っているという。近隣の住民により建物から煙が出ているとの通報があったのは、この20分後だった。アパオラサ容疑者は、事件の2日後の火曜日、数年前に勤務していたサンセバスティアン郊外の科学博物館そばにある森の中で死体で見つかっており、胸部には弾痕があり、警察によると、ポケットにはパラさん殺害を自供する文書が入っていた。
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6月15日(水) ギプスコア財務局放火容疑者、死体で発見(サン・セバスティアン)
サン・セバスティアンにあるギプスコア県財務局本部が放火され、焼け跡から警備員の1人がうなじに銃弾を受けてみつかった事件で、事件当日から行方が不明で、容疑者として指名手配されていた別の警備員が昨日、死体で発見された。指名手配されていたマヌエル・アパオラサ容疑者の死体が見つかったのは、サン・セバスティアン科学博物館そばの森の中で、昨日午後3時過ぎ、森で遊んでた子供達により発見された。死体は胸部に弾痕があり、わきには、財務局勤務の警備員が勤務中に携帯するが火災現場から見つからなかった38口径のリボルバーが落ちていた。指名手配後、バスク州警察はアパオラサ容疑者の自宅に家宅捜査のため入ったが、マンションは空だった。 グラナダ大司教、同性婚反対デモ参加を表明
ハビエル・マルティネス・グラナダ大司教は、今週土曜日マドリッドで行われる同性愛者の婚姻を認める法改正に反対するデモに参加する声明文を昨日発表した。聖職者として初めて土曜日のデモ参加を表明したマルティネス大司教は司教協議会家族委員会代表で、参加希望者のために22台のバスをチャーターすることを明らかにした。 ヒラルディージョのレプリカ、塔から下ろされる(セビジャ)
昨日、強風のため中止されたヒラルディージョ(セビジャのカテドラルにあるヒラルダの塔の風見)のレプリカを下ろす作業は、今日の午前中に完了する予定。1999年1月からヒラルダの塔に上げられているこのレプリカを下ろすため、ビルヘン・デ・ロス・レジェス広場には高さ100メートル以上のクレーンが設置された。下ろされたレプリカはセビジャ司教区が管理する倉庫に当面保管され、その後(日取りは未定)カテドラルの“プエルタ・デル・プリンシペ(王子の入口)”で展示される予定。
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6月14日(火) 財務局の建物放火、警備員を指名手配(サン・セバスティアン)
日曜日の午後10時51分、サン・セバスティアンにあるギプスコア県財務局本部の建物内数ヶ所で出火、消火後の昨日午前4時、警備員詰所でこの時間に勤務していたフロレンシオ・パラさん(41歳)の死体が見つかった。バスク州警察によると、死体は火による損傷が激しいものの、頭に銃弾を受けたと見られる跡があり、勤務交代の際に置いていくことになっている警備員用ピストルおよびパラさんが通勤に使っていた大型バイクがなくなっているという。裁判所は出火時に勤務についていたはずで、現在行方がわからなくなっている部下のマヌエル・イグナシオ・アパオラサをパラさん殺害および放火の容疑者として指名手配した。パラさんとアパオラサ容疑者は勤務シフトをめぐり、口論が絶えなかったという。 デ・フアナ・チャオス受刑囚、2ヵ月後に釈放
中央管区裁判所のサンティアゴ・ペドラス・ゴメス判事は、昨年12月、Gara紙に掲載されたフアン・イグナシオ・デ・フアナ・チャオス受刑囚が執筆した2つのコラム記事は、同受刑囚がテロリスト組織に所属すると証明するには十分な証拠とならないと判断、同受刑囚に対するETA所属容疑裁判を開始しないことを昨日決定した。デ・フアナ・チャオス受刑囚は、25人の暗殺に関与した罪で懲役3129年を宣告されているが、裁判当時に適用されていた1973年制定の刑法に基づいて、18年の懲役刑を終了する8月で刑期を全うしたとみなされ釈放される。 58歳以上の公務員に早期退職勧める
ジョルディ・セビジャ行政大臣は昨日、全体の10%に相当する58〜64歳の公務員約2.5万人に“割増退職金付早期依願退職”を勧め、これにより“公務員と民間職員間の格差”をなくす考えであることを明らかにした。
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6月13日(月) ERC、サラマンカでのスト主催者告訴へ
ERC(カタルニャ左翼共和党)のジョセップ・カロ・ロビラ党首は、昨日、同政党が今日にも先週土曜日にサラマンカで行われたデモの主催者を相手どり刑事訴訟を起こす所存であることを明らかにした。このデモは、土曜日午後8時からサラマンカのマジョ−ル広場とその近辺で、サラマンカ文書保管庫に保管されている一部の文書のカタルニャ州への返却に反対する目的で行われたもので、参加者数はカスティジャ・イ・レオン州知事(PP所属)によると10万人、市警察によると8万人、政府サラマンカ出張所によると2万人。このデモで“カロ、これがお前の箱だ”という文字の下に棺が描かれたものなど、ロビラ氏に対し死をもって脅迫する内容のプラカードを取り外すことなく行進が行われたため、カロ・ロビラ氏は、刑事訴訟の用意を進めると同時に、このデモを公式に支持していたPP(国民党)に対し、この脅迫プラカードの内容も支持するのか明らかにするよう要求。ERCのマリナ・リャンサナ広報官は、これらのメッセージは、PPの“カタルニャ憎悪を育てる政策”の一環であるとの考えを示している。 コカイン密輸関与容疑で9人を逮捕(ポンテベドラ)
ポンテベドラ県アロウサとオ・モラソで昨日の午後コカイン密輸に関わった容疑で9人が逮捕された。これは、アゾレス諸島沖でおよそ3トンのコカインを積んだ船が逮捕されたのに伴って行われた捜査の結果で、このコカインは通称“カリブ・ルート”と呼ばれるルートを通ってガリシア海岸に水揚げされ、その後ヨーロッパ各地に配達される予定だった。9人のほかに、マラガでも1人が逮捕されている。治安警備隊麻薬捜査特別班がビラガルシア裁判所第一法廷の協力を受けて行ったこの捜査はこれで一旦終結。今後新たな逮捕は予定されていない。 週末のスポーツの結果
F-1:モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたカナダGPで、好スタートを切ったフェルナンド・アロンソ選手は32周目でトップに立ったものの、マシンが壁をこすった際にサスペンションが故障。今シーズン初のリタイアとなった。レースは総合成績2位のキミ・ライコーネン選手が勝ち、総合成績1位のフェルナンド・アロンソ選手との差を22ポイントに詰めた。次回レースは19日に行われるアメリカGP。 |
6月10日(金) CEE、同性婚反対デモ支持表明
CEE(スペイン司教協議会)は、今月18日、マドリッドでスペイン家族フォーラムの主催により開かれる同性婚反対デモへの支持を公式に発表した。CEEが政策反対デモを支持するのは、フェリペ・ゴンサレス政権時代の1983年の初の教育システム改正反対デモ以来。 交通事故死者の3人に1人はシートベルト着用せず
今年の1月から5月の間に交通事故で亡くなった872人のうち37.7%にあたる329人は、事故発生時シートベルトまたはチャイルドシートを着用していなかったことが昨日、DGT(交通総合局)の発表により明らかになり、このデータを受け、DGTでは今月13日から26日までシートベルト着用取締り特別キャンペーンを行うことを決めた。 明日から地下鉄3号線が運休(マドリッド) 明日から地下鉄3号線が工事のため全線運休となるのに伴い、EMT(マドリッド市交通局)は、昨年と同様午前6時から翌日午前1時半までレガスピ広場からモンクロア地区までの無料代替バスを運行することを発表した。EMTの発表によると、レガスピ行きはアルベルト・アギレラ66番地を得て、プリンセサ、プラサ・デ・エスパーニャ、バイレン、ロンダ・デ・トレド、ロンダ・デ・バレンシア、バタジャ・デル・サラドを通ってプラサ・デ・レガスピまで、逆向きのバスは、プラサ・デ・レガスピを出て、パセオ・デ・ラス・デリシアス、エンバハドーレス、ロンダ・デ・トレド、プエルタ・デ・トレド、バイレン、プラサ・デ・エスーパーニャ、プリンセサ、アルベルト・アギレラまでのルートを運行する。マドリッド市役所副市長マヌエル・コボ氏は工事にともなう迷惑について市民に謝った上で、「工事が終了した暁には市民への利益は多大なものとなる」ことを約束した。 RENFE夏のダイヤを発表
これに伴う6月13日からの主な変更は以下の通り。 |
6月9日(木) 首相、ETA武装放棄後の交渉開始の意志を改めて強調
ピオ・ガルシアPP(国民党)上院議員代表は、政府はETAのテロ対策として有効であることが示されていた政策(PPとPSOE間で結ばれた対テロ協定)を捨て、テロリズムの終結について“馬鹿げた期待”を持たせたとし、首相を非難、政府に対し、下院で承認可決された“ETAが武装放棄した場合は、平和交渉を開始する”という決議を撤回するよう求めた。 モロッコ政府、スペイン外交使節団の西サハラ入国3度目の拒否
モロッコ政府は、昨日、サハラウィ(西サハラ住民)の人権状態について調査するためエル・アアイウン空港に着陸したカタルニャ州使節団の入国を拒否した。モロッコ政府がスペイン外交使節団の西サハラ入国を拒否するのはこの4日で3度目。
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6月8日(水) 首相、クリントン元大統領と会談
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は昨日、首相官邸でビル・クリントン・元アメリカ大統領と会談、首相は9月15日から17日にNYで開かれ、アブダラ・ヨルダン国王、トニー・ブレア英首相、コフィ・アナン国連事務総長、シモン・ペレス・イスラエル副首相、アーノルド・シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事などが出席するクリントン・グローバル・イニシエイティブへの参加招待を受けた。 NATO、Yak-42機墜落事故の責任認める
2年前の5月26日に墜落しスペイン兵62人が死亡したYak42機をチャーター手配したNATO内機関のNAMSA(NATO保守・供給エージェンシー)は、フェリックス・サンス・ロルダン防衛長官に宛てた書簡で、乗客1人につきかけられているべきだった7.5万ドルの生命保険がかけられていなかったこと、および使用機のチャーターに6社もの会社が仲介に入った下請け会社のコントロールが欠如していたことについて初めて責任を認めた。 カハマドリッド、スペイン現代絵画所蔵作品60点を初展示(マドリッド)
カハ・マドリッド財団所蔵の20世紀後半以降のスペイン人作家の作品が、今日から9月4日まで同財団(Plaza de San Martin, 1 火〜日10時から20時まで。入場無料)で公開される。この“Acentos”展で公開されるのは、同財団所蔵の所蔵するエドゥアルド・アロジョ、ミケル・バルセロ、アントニオ・サウラ、アントニ・タピエスといったこの半世紀で最も活躍している画家の作品300点の中から選ばれた60点。
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6月7日(火) 首相、テロ被害者団体と個別に会談へ
マドリッドでAVT(テロ被害者協会)が最大野党PP(国民党)支援のもと政府とETAとの交渉開始反対デモを開催してから2日、昨日サパテロ首相は、ガリシア州選挙終了後の今月21日からすべてのテロ被害者団体と順番に会談を持ち、彼らの意見を聞き、テロ被害者支援法改正について説明すると発表した。首相は、政府がすでにETAとの交渉を始めているという噂を否定し、改めて政府とETAとの交渉はETAが武装放棄しない限りは開始されず、いかなる政治的代償を払うこともないことを改めて説くという。 秋田犬に噛まれ、2歳の女児死亡
日曜日午後、2歳の女児がバルセロナ県シッチェスで秋田犬に噛まれ、病院に運ばれたが月曜深夜死亡した。この犬は、女児の母親が同居している交際相手の男性が飼っていたもので、日曜午後5時半頃、女児が犬に襲われ頭と首に大怪我を負ったと救急車に通報があった。犬が女児に噛み付いたときこの男性は留守で、母親は女児のそばにいたものの、犬を止めることができなかった。女児は救急車により近くの病院に運ばれたが、重傷であったためその後別の町にあるさらに大きな病院に移送された。女児は治安警備隊のパトカーの先導で高速道路を使って運ばれたものの、治療の甲斐なく月曜深夜死亡した。 地下鉄10号線、9月から4ヶ月間工事のため一部運行停止(マドリッド)
チャマルティン駅改装工事に伴い、7月1日から地下鉄10号線はチャマルティン駅に停車しなくなるほか、9月10日から1月まではプラサ・デ・カスティージャ駅-フエンカラル駅間が運行停止となることが交通局により発表された。チャマルティン駅停車は来年2月末に再開の見込み。交通局からはすでに、6月11日からの3号線の全線運行停止も発表されている。
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6月6日(月) ナダル選手、初出場の全仏オープンで優勝
19歳の誕生日の2日後、マジョルカ島マナコル出身のラファエル・ナダル選手が初出場の全仏オープンで優勝という快挙を成し遂げた。アルゼンチンのマリアノ・プエルタ選手(世界ランキング34位)との決勝戦は3時間24分に及ぶ厳しい試合となったが、この試合を6―7、6―3、6―1、7―5で制することにより、ナダル選手は現時点でクレーコートに最も優れた選手の1人であることを証明した。全仏優勝は、ナダル選手にとっては今シーズン6つ目のタイトルで、選手は現在24連勝中。初出場で全仏オープンを制したのは、1982年スウェーデンのマッツ・ビランデル選手以来。スペイン人選手が全仏オープンシングルスで優勝するのはこれで8人目。 マドリッドでETAとの交渉開始に反対するデモ
国会で過半数以上の票により承認可決された政府の提案に反対し、いかなる場合にもETAとは話し合いを行うべきでないとするデモがAVT(テロの被害者協会)の呼びかけにより、土曜日マドリッドで開かれた。参加者数については、マドリッド州が100万人に達したと発表する一方、政府は24万人と発表している。 マドリッド市役所、2012年オリンピック招致後押しのための祭典を開催
シンガポールでの2012年夏季オリンピック開催地最終決定まで1ヶ月となった昨日、マドリッドでは市役所主催で招致を後押しするための祭が開かれた。メイン会場となったカステジャーナ大通りには、ステージ、屋台が設置されたほか、レスリング、バスケットボール、アーチェリーなど15種類のスポーツ体験ができ、日中は30度を越す暑さとなったにもかかわらず会場は朝から大勢の人出でにぎわった。 クリスティーナ王女、女児出産
昨日の午後3時55分、バルセロナのテクノン・クリニックで、国王夫妻の次女クリスティーナ王女がパルマ公爵夫妻(クリスティーナ王女と夫の元ハンドボールスペイン代表選手イニャキ・ウルダンガリン氏)にとっては初めての女児となる3685グラムの女児を自然分娩で出産した。4人目の子供となる女児はイレネと名づけられた。
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6月3日(金) オテギ、サラベリア訴訟手続き開始
中央管区裁判所のフェルナンド・グランデ-マルラスカ判事は、テロリスト組織ETAの幹部であるという容疑において非合法政党バタスナ党のアルナルド・オテギ代表とジョン・サラベリア同党選出元議員の訴訟手続き開始を決定した。オテギ代表は先週逮捕され48時間にわたってマドリッドの刑務所に収監された後、40万ユーロを支払い保釈中で、先週の中央管区裁判所の召喚に姿を見せなかったサラベリア元議員に対しては、国際指名手配が出されている。 ペセス-バルバ氏、AVT召集デモ不参加を表明
テロ被害者支援担当高等委員グレゴリオ・ペセス-バルバ氏は、明日、AVT(テロ被害者協会)主催でマドリッドで開催されるデモに参加しない旨を書簡で通達した。デモは、政府とETAの交渉開始に全面反対を表明するためのもので、ペセス-バルバ氏が、AVT会長フランシスコ・ホセ・アルカラス氏に宛てた書簡には、「デモに参加しない旨をご連絡いたします。欠席の理由は、このデモが政府反対表明のものではないものの、国会で過半数により承認支持されたことを修正するよう求めるものだからであります。」と述べられているほか、ペセス-バルバ氏は、ETAとの対話反対がすべてのテロ被害者団体から支持されているものでないことも理由として挙げている。 アストゥリアス皇太子夫妻訪日
妊娠4ヶ月に入ったレティシア皇太子妃の同行が最後の最後に決まり、アストゥリアス皇太子夫妻が昨日日本に到着した。夫妻は日曜日帰国の予定。
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6月2日(木) アルカイダ裁判にゾウガン容疑者が証人として出頭
11-Mで使用された携帯電話の販売店店主で、このテロの実行犯の1人として現在刑務所に収監されているモロッコ人ジャマル・ゾウガン容疑者が、昨日11-Sに関係したと見られるスペインのアルカイダメンバー24人についての裁判に証人として出頭した。担当判事がこの裁判は、11-Mとは何ら関係のないものであることをあらかじめ言い渡しておいたにもかかわらず、裁判中2度にわたってゾウガン容疑者は、自身の11-Mへの関与を否定、無罪を主張した。ゾウガン容疑者に対しては、2004年3月11日にマドリッドでテロ対象となったうちの2車両に爆弾入りリュックサックを置いたのを見たとする3人の証人がいる。 フランス警察、ETAの爆弾製造所発見
フランス警察は、サンゴーダンでETAが爆弾の製造に使っていたと見られるアパートを発見した。このアパートは今年3月にサンゴーダン近くで逮捕されたETAメンバー、ジョセバ・セグロラの借りていたアパートで、セグロラは、ガリコイツ・アスピアス“チェロキ”に次ぐETAのナンバー2だった。アパートからは、電話帳、爆破装置などが見つかった。 グアダラマ山脈で工事中のAVEトンネルで事故 昨日の午前4時頃、マドリッドとセゴビアの境にあるグアダラマ山脈で工事中のマドリッドとバジャドリッドを結ぶAVEトンネルで事故が起き、作業員5人が負傷した。この事故は、トンネル北口近くで掘削のための爆破による落石を防ぐための使用済み衝立を移動中、この衝立が倒れたため起こったもので、34歳から42歳までの男性5人(2人はスペイン人で3人は東欧出身者)の負傷者はただちに病院に運ばれたが、1人は重傷。工事を担当している勧業省所属ADIF(鉄道敷設管理局)では、事故原因の調査を開始した。
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6月1日(水) CISによるガリシア州選挙予想発表
CIS(社会学調査センター)が4月29日から5月11日にかけて行ったアンケート調査によると、今月19日に行われるガリシア州議会(過半数38)選挙で、PP(国民党)は2001年の前回選挙から5議席少ない36議席にとどまり、過半数を失うとの結果が出た。ガリシア州4県(ア・コルーニャ、ルーゴ、オウレンセ、ア・コルーニャ)の中でPP離れが最も深刻なのはア・コルーニャ県。アンケート時点では、PPのほか、BNG(ガリシア民族党)も1議席を減らし、この6議席がPSdeG(ガリシア社会党)に流れることが予想されており、ガリシア州知事を4期連続で務め、5期目を目指すマヌエル・フラガ氏(PP)が敗れ、PSdeGとBNGが連合政権を立て、PSdeGのエミリオ・ペレス・トウリーニョ候補が知事となる可能性が出てきた。 家庭内暴力被害者を難民として初めて受け入れ
スペイン政府は昨日、家庭内暴力被害者の38歳のアラブ人女性を難民として受け入れることを決めた。女性についての詳しい情報は、女性の安全のため明らかにされえていないが、この女性はペルシャ湾岸国出身で、訴えによると、この女性は未成年者のときに誘拐され、結婚を強制されて以来夫とその家族から日常的に暴力を受け、結果、何度も負傷し病院に運ばれ、離婚を申請したものの、出身国では夫の同意がなかったため申請が受理されず、そのため出身国から逃げだしたという。数ヶ月前、女性からの難民としての受け入れ要請を受けた政府は出身国では彼女の身柄の保護が十分に行われないという理由において、この女性に難民としての居住許可を与えた。 イルレタ氏、デポルティ−ボ監督を退任
アントニオ・ロペス監督が月曜日にバレンシアを去り、昨日は、デポルティーボのハビエル・イルレタ監督が退任し、アトレティコ・デ・マドリッドのセサル・フェランド監督の契約が解消された。
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