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6月29日(金)

バカンスに向けての大移動始まる

7月1日より夏のバカンスに入る人々は、今日、金曜の午後、午前中に仕事を終えた時点で、 事実上、バカンスに突入する訳で、ここに最初の民族大移動が始まる。
交通局は、本日15時より明後日、日曜日の夜中までの間に、およそ4300万台の車が バカンスに向けて動き出すであろうと予測している。

新築物件、7.4%の値上がり

スペイン全国の県庁所在地におけるスタンダードタイプの新築マンションの値段が、 平均で、一平米あたり2874ユーロとなっており、昨年6月から比べて、約7.4%の 値上がりとなっている。
 2005年6月から2006年6月にかけての上昇率は 11.9%であったのに比べると、随分と不動産価格の上昇にブレーキがかかり始めている のが判る。
 殆どの県庁所在都市では、上昇が見られたが、ビトリアとセゴビアにおいては 僅かに下降線を辿った。

100万年以上前の人類の存在を立証

ヨーロッパ最古の人類の骨が発見されたブルゴス県、アタプエルカで発掘調査に あたっていたチームが、更に古い人類の歯の化石を発見し、ヨーロッパ大陸には 100万年以上前にすでに人類が生息した事が明らかになった。
同地ではすでにヨーロッパ最古の人骨が発見され、世界遺産としての指定を 受けていたが、今回は、更にその先祖とも呼べる人類の存在を示す化石の発見となった。


6月28日(木)

自営業者に対する新法可決

今日の国会で自営業者の様々な権利を守るために提案された新法が可決される見込みである。
これにより、自営業者は早期リタイアの権利、労災の改善、親族との雇用契約、 ビジネス上の借り入れに対する個人財産の独立性など、様々な面において、より 確実にその権利が保証されるようになる。
また、その収入の75%以上が同一業社から支払われるものであるような場合、 その業社に対し、年間18日の休暇を申請する権利が守られるようになる。

中国、スペイン生ハムの輸入を開始

国をあげてのスペイン年が開催されている中国を、現在、スペインのドン・フアン・カルロス国王 が訪問し、今後の両国の更なる強い関係を結ばんと交流が続けられているが、昨日、 中国のウェン・チアパオ首相が、スペイン産生ハムの輸入へ向けて門戸を開く事を スペイン国王に告げた。
 これにより、中国側は今後、スペインとのより親密な国交を 望んでいる事を明確に表したと言える。
早速、生ハム輸入に向け、中国商務大臣によって必要な手続きが進められるが 今年2007年が、中国の暦によると600年に一度巡ってくる「金の豚年」に当るため、 中国歴で今年が終わる時、西洋歴で言う来年の二月までにスペイン生ハム解禁を実現し 中国国民がスペイン産パタ・ネーグラを楽しめるようにする意向。

賃貸マンション生活者は極僅か

スペインは昔も今もマンション所持者が多く、賃貸マンションに住む家族の割合は 極めて低い状況が続いている。
ここ数年、政府は、賃貸マンションの普及を進めて来たが、2001年に11.4%が 賃貸生活をしていたのに対し、昨年では11.25%と、ほとんど変化が見られず、 依然、10家族につき、1家族しか賃貸マンションでの生活を送っていない事が明らかと なっている。
 賃貸物件の値段は、全国平均すると100平米のマンションで月額536 ユーロとなっているが、首都マドリッドでは811ユーロ、エクストレマドゥーラでは その3分の1と、地域によって大きな格差がある。


6月27日(水)

ETA、注意をひくためのテロを計画

テロ組織ETAが、停戦集結を発表した依頼、警察はその動きについて調査を続けているが 具体的な人的標的を持ったテロではなく社会的な注意をひき、また社会不安を巻き起こす 目的のテロを計画している事が予測されるとの見方が強まっている。
しかしながら、殺人を目的としていなかった第4ターミナルでのテロの際にも、非難勧告に 気づかなかった2名が死亡している。

賃貸マンション、2006年に0.6%の値上がり

スペイン賃貸住居統計の結果によると2006年度の賃貸マンションの値段は、 2005年と比較して、0.6%の値上がりとなり全国平均、1平米につき月額7.2ユーロ であった。
 また、2006年度末の時点で賃貸物件として利用されていたマンションの 数は1.791.475件となっており、過去5年間の平均よりも11%増となっている。
最も賃貸料が高かったのがマドリッドの11.38ユーロ/u、バスク諸国の 9.92ユーロ/u、ナバーラの7.92/u で、最も安かったのがガリシアの 3.29ユーロ/u、エクストレマドゥーラの3.91ユーロ/u であった。
また、最も賃貸物件の数が多いのがカタルーニャとマドリッドで、最も少ないのが ナバーラとリオハ。

グラン・カナリア島南部に63名を乗せた密入国船

今朝、早朝、グラン・カナリア島の南、400メートルの海域で、地元漁民達が 密入国船を発見、通報した。治安警備隊はこれを受け、同船をアルギネギン港へと 誘導し保護したが、すでに1名は死亡しており、また3名が極度に衰弱しており 病院へ運ばれた。
 乗っていたのは全て成人男性。


6月26日(火)

レバノンでテロの犠牲となったスペイン兵6名の遺体がマドリッドに到着

去る日曜日にレバノンにてテロ攻撃の犠牲となったスペイン兵6名の遺体が今朝2時30分 にマドリッドのトレホン・デ・アルドス空軍基地に到着した。
同空港ではフェリペ皇太子、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相などが出迎え、 亡くなった6名が所属するパラシュート隊の本部があるパラクエージョス・デル・ハラマへ と移動し、そこで12時半より皇太子と首相の司式による国葬が行なわれる予定。
現在、スペイン年が開催されている中国を訪問中のドン・フアン・カルロス国王は欠席の模様。

検察庁、ANV党の解散に難色

ANV党がバスク愛国主義左翼と同じイデオロギーを持つ政党であるとしても、 テロ組織ETAの一部を成す組織である事も、違法政党バタスナの後身であると言う事に ついても何ら証拠になり得る物は無く、現時点で、検察側は同党の解党命令を出す事に 難色を示している。

EU議会、国外における携帯電話通話料金の値下げを決定

EUは、自国以外のEU諸国で携帯電話を使った場合の通話料金を最高70%引き下げる よう電話オペレーター各社へ義務付ける事を最終決定した。
新しい規定によると、自国の携帯電話をEU内の別の国で使用した 場合の税別通話料金は、2007年中は1分間につき49センティモ以内であること、2008 年には46センティモ以内に、2009年には43センティモ以内に押える事を義務付けて いる。 現行のタリフは、平均すると1分間につき1ユーロから1.25ユーロとなっている。

卵子提供、ずさんな管理

高齢出産や様々な原因による不妊問題が増える中、人口的な妊娠処置を受ける夫婦が 益々増える傾向にあるが、そう言った中で40歳以上の女性の間で、最も確実とされ、 最も依頼数の多いのがドネーション卵子による受胎である。
しかしながら、これらのケースを正確に管理するシステムは全く出来ておらず、 例えば、同じ女性が提供した卵子によって残してよい子孫は最大で6名までと、決められて いるにも関わらず、これを監視、コントロールする機関もシステムも存在していない。
そのため、同じ女性が複数の病院へ出向き、無制限に卵子提供を行い、無制限にその子孫を 残すと言う事があり得る状況となっている。
専門家達は、同問題に関する適切な法律と管理システムをスペイン政府とEU政府の両方が 早急に確立するよう求めつづけている。


6月25日(月)

スパンエアー、ストライキにより60便のフライトキャンセル

スパンエアーの乗務員ストライキにより、本日予定されていたフライトの内、約60便が 欠航となった。
 同社は国内線、国際線フライトの50% 、バレアレス諸島、カナリアス諸島を結ぶ国内線の全てのフライトなど 最低限必要なサービスは守られていると説明している。
同社の客室乗務員労働組合は今月の頭にも過剰労働や人員不足などの改善を求めて ストライキを行なっていた。

ブリティッシュ・エアウェイズ地上職員、マドリッド、バルセロナ空港にてストライキ

7月1日よりイベリア航空との雇用契約に変わる現英国航空の地上スタッフが本日より マドリッドのバラハス空港、バルセロナのプラッツ空港にてストライキに入った。
イベリア航空側はまだこれら職員の扱いについて正式発表を行なっていないが、 これまでの英国航空社員としての勤務実績は一切、考慮されず、新入社員としての ベース料金からのスタートとなる模様。
同処置の影響を受けるのはマドリッドに勤務する者が約40名、バルセロナ勤務の者が 約20名で、ある程度の管理職に就いている者は現状のまま、英国航空の社員として 残される。

FCセビージャ、三冠獲得

土曜日にマドリッドのサンティアゴ・ベルナベウスタジアムで行なわれた スペイン・サッカー国王杯決勝戦は、セビージャとヘタフェの対決となったが、 1−0でセビージャが勝利し、優勝を決めた。
これで今シーズン、セビージャが獲得したタイトルは、ヨーロッパ・スーパーカップ優勝、 UEFAカップ優勝に続いて、3つめのタイトルとなり、見事、3冠王に輝いた。


6月22日(金)

プリペイド携帯電話のユーザー管理義務

特にテロ対策が目的であるとの説明は無いが、事実上、それを第一の目的としているのは 明らかである。 
昨日、上院議会において最大野党PP欠席の中、その他の全ての政党の 賛同を受けて電信通信に関するユーザーデータ管理における新法プロジェクト案が可決 された。
同案は、まだ下院において可決される必要があるが、これが施行されると テレ・オペレーターはプリペイド携帯電話を購入した者の氏名、住所、電話など、 基本的な情報を少なくとも12ヶ月間、保持することが義務付けられ、この期間は 最大で2年まで延長される事もある。
また、「重大な犯罪」調査において警察より 求められた場合はこれらの情報を提供する事が義務付けられる。

ヨーロッパでは猛暑、スペインでは普通の夏

いよいよ今日、20時06分に夏が始まる。
スペイン気象庁のアンヘル・リベラ氏によると、この夏、ヨーロッパ全体としては 記録的な暑さが予想される中、スペインにおいては、バレアレス諸島他、地中海地方で一部、例年よりも暑くなる可能性が高いことを除けば、平均的な暑さにとどまり、更にカナリアス諸島においては例年よりも涼しい夏となる事が予想されている。 

住宅ローン支払遅延例、急増

スペイン住宅ローン協会の調べによると、2006年3月の時点で、住宅担保ローンとして 組まれたクレジットの総額は4.369億3.200万ユーロであったが、内、 16億8700万ユーロ分が、毎月の期日内に支払われなかった。
2007年3月では、クレジット総額は5.267億4700万ユーロとなり、前年度比、 20.56%増しとなっていたが、内、24億4800万ユーロが正常に支払われる事は なかった。
 よって、この支払遅延は1年間で45.1%の伸びを示しており、投資業界に 大きな不安をもたらしつつある。


6月21日(木)

マドリッド、夏のバーゲン早まる

他の多くの地域では7月の初日より夏のバーゲンが始まるが、マドリッドでは 一足先に今日、明日の開始となる。
消費者連盟の予測ではこのバーゲンで、国民一人当たりおよそ150ユーロの消費を 行なうと見ている。 同連盟に属する各団体は、購入時、購入後の消費者に保証された権利などについて説明し、理性ある行動をとるよう呼びかけている。
消費者連合調べによると、約70%の消費者が特に衣類、靴、その他雑貨の購入目的で バーゲンの時期を待っており、その中の10人中、1名が、バーゲン価格で購入する物の 品質について、あまり期待はしていないと答えている。
バーゲン期間は、ほとんどの地方で7月の1、2日より始まるが、マドリッド、 カスティージャ・ラ・マンチャでは6月22日から、バレンシアでは6月25日から、 バレアレス諸島では7月8日からの予定をしている。 マドリッドのバーゲンは9月 21日まで続く。

プラド美術館でヨアヒム・パティニール展

7月3日から10月7日まで、マドリッドのプラド美術館において、16世紀に活躍した フランドル画家、ヨアヒム・パティニールの特別展が行なわれる。
パティニールは、風景を2次的なものではなく、作品の中心に据え付ける事に成功した 画家でその独自の画風は1つの独立したジャンルにまでなった。

スペインで最も良質な生活を送っているのはパンプロナ、ビルバオ、ヒホン?

ある消費者協会が行なった調査によると、スペインで生活の場として、最もその住人より 評価が高い町は、パンプロナ、ビルバオ、ヒホンで、最も評価が低かったのがセビージャと ビゴであった。
これは、17の都市、2900名を対象に行なったアンケートの結果で、調査対象と なったのはアルバセテ、バダホス、バルセロナ、ビルバオ、ヒホン、ログローニョ、 マドリッド、ムルシア、パルマ・デ・マジョルカ、ラス・パルマス、パンプロナ、 サンタンデール、セビージャ、バレンシア、バジャドリ、ビゴ、サラゴサの町々である。
アンケートの内容としては、幾つかの項目に分けられており、主なものとしては 文化、娯楽、スポーツ、教育、交通機関、街中の風景、雇用、自然環境と公害、 市民の安全性、商業とサービス、自治体政府、医療環境、、などとなっていた。
マドリッドの場合、高額の住居費、教育面、自然環境と公害、市民の安全面、風景などで 評価が低く、文化面ではバルセロナやヒホンと同様に非常に高い評価を得ている。


6月20日(水)

違法政党バタスナ、和平プロセス継続のため、ANV党を投じる

テロ組織ETAは、いつでもテロを行なうと言う圧力を維持しつつ、 政府へ平和プロセスの再開を強要すべく、その全ての手足を動かそうとしている。
同時に、ETAのスポークスマンである違法政党バタスナは全政党に対し、 ETAと政府が政治的合意に達するための交渉を再開するよう動くように呼びかけた。
新たなるETAの分身となりつつあるANV党は来る土曜日に全国規模のデモをもって 平和プロセスの再開を訴えかける予定。

サパテロ首相、対ETA体制を強化すべく、イバレチェ氏と会見

サパテロ首相は今朝10時40分にバスク州知事イバレチェ氏を迎えた。
サパテロ政権になって以来、同氏との会見が持たれたはこれが9度目で ETAの脅迫を前に、中央政府とバスク州政府との協力体制を再確認した。

社会党のエレナ・トーレス女史、UPN、PSN、CDN党の票を得て、ナバーラ議会議長に 就任

5月に行なわれた地方選の結果、いずれの政党も政権を得るための必要議席数を 得られなかったため、各政党間で複雑な交渉が続けられてきたが、 PSN(ナバーラ社会党)のナンバーツーであるエレナ・トーレス女史が、 自党票に、UPN(ナバーラ国民党)、CDN(ナバーラ民主党)の票を加えて ナバーラ議会議長に就任した。 
一方、ほぼ孤立した形となったナファロア・バイ党は 自党票に、国家主義連合党からの12票を受けるに留まった。


6月19日(火)

外務省秘書、ETAとの会談があったことを否定

ETAの機関紙ガラが、去る5月に行なわれた地方選の直前に政府がETAと再度の会談を 持ったと報道したのを受け、ABC紙、El Mundo紙などが同情報を報道したが、 これを受けて、外務省秘書のベルナルディーノ・レオン氏は、そのような会談に出席 したことは無く、それらの報道は全て偽りであると断言した。
これに対し、ABC,El Mundo 両紙は、先週のガラの発表を真実と受け取る 体制を変えず、5月の14,15,16日にかけてベルナルディーノ・レオン氏が ジュネーブにてETAとの会談を持ったとしている。

更に100名の密入国者、テネリフェ島に到着

テネリフェ島南部の海岸へ、4時間以内に100名の密入国者が到着した。
今日の早朝に37人のサハラ方面からの移民を乗せた簡易船がテネリフェ島からおよそ 64マイルの海域にあるのを海上保安警備隊のパトロール機が発見、保護したもので 健康状態は良好の模様。
 また、その僅か3時間前には、63名の移民を乗せた船を 島の住民が発見し、通報。
 全員が保護されたが、3名程の未成年者を含めてこちらも 全員が無事の様子。

マドリッド、バルセロナ、31大物価高都市に含まれる

2007年前半に渡り、世界各国の主な都市を対象に行なわれた生活費比較調査によると マドリッドは世界で26番目、バルセロナが31番目の「生活費が高くつく都市」と言う 位置付けとなっている。 
僅か半年前まで、これら両都市は、それぞれ53位、56位であったのが、急激な勢いで 上位に浮上して来ているのが判る。
  これは、海外のどの町でビジネスを行なった場合に最もその人件費がかかるのかを把握 する目的でメルセル・コンサルタント社が行なった調査結果であるが、これによると、 世界で最も生活費が高く付くとされたのがモスクワで、次にロンドン、ソウル、東京、 香港、コペンハーゲン、ジュネーブ、大阪、チューリッヒ、オスロー、ミラノ、、と続く。 パリは13番目に位置し、14番目にニューヨークとなっている。
合衆国の町々の位置が非常に低い位置に見られるのは、昨今のドル安ユーロ高による影響も 大きいと見られる。


6月18日(月)

レアル・マドリッド、4年ぶりのタイトル

昨夜、幕を閉じたスペインサッカー、リーグ戦は、最終節まで、上位3チームの いずれの優勝となるか判らなかったが、レアル・マドリッドが4年ぶりのタイトルを 獲得した。
 首位を守っていた同チームは、昨夜ホーム戦で相手チームのマジョルカに 先制点を許し、一方、2位にあったバルサがヒムナスティックを相手にゴールの雨を 浴びせる中、レアル・マドリッドの選手も応援団も次第に意気消沈して行くかに見えた。
前半戦が0−1で終わり、後半戦では主砲のニステルロイが足を痛め交代、ベッカムも まだ治りきっていない故障もあり交代と、更にマドリッド勢を苦しめる状況に追いやられたが ベッカムの代わりに入ったレジェスが1点を返し同点。士気を取り戻したマドリッドは 更にディアラのヘディングで逆転を遂げ、その数分後には再びレジェスがエリア外からの シュートを決めて勝利を不動のものとした。
試合終了後、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムでの祝賀イベントが行なわれたあと、 恒例のシベレス広場での大集結となった。 マドリッドのあらゆる方角からシベレス広場へ 向けて夥しい人の群れが押し寄せ、試合終了後2時間を経過したところで選手達がバスに 乗ってシベレス広場に到着。 
30回目のリーグ優勝を記念して、30個の巨大な風船の 塊が空へ放たれ、クレーン車で中刷りにされたキャプテン・ラウルがシベレス噴水の女神像に レアル・マドリッドの紋章入り国旗とマフラー、そして旗を持たせ、勝利を祝った。

ホセ・トマス、バルセロナにて復帰

闘牛中の事故による5年近くのブランクのあと、昨日、バルセロナにて闘牛士ホセ・トマスが その姿を現した。
この記念すべき闘牛に同伴したのはフィニート・デ・コルドバとカジェタノ・リベラ。
この日、切符は完売、超満員となった。反闘牛の声が強いバルセロナでは、闘牛場が満杯になることは極稀で、実に1985年以来の出来事である。 昨日は早朝よりチケット売り場に長蛇の列が出来、ダフ屋経由の値段は3000ユーロにも 跳ね上がった。
ホセ・トマスが、耳を3枚、カジェタノ・リベラが4枚を獲得し、共にプエルタ・グランデ を果たした。

新たに35名の密入国者が到着

今朝5時30分に35名の密入国者を乗せた船がカナリアス諸島のランサロテ島に到着した。
搭乗者の内、未成年1名を含む32名がサハラ方面からの移民で、残る3名がマグレブからの 移民である。
 同時にグラン・カナリア島でも移民船が発見されたが、誰も乗っていなかった ため、彼らの行方を追っている。


6月15日(金)

26名の移民を救出した漁船、保有する食料は1週間分

昨日、リビア沖で26名を乗せた移民船を救出したスペイン漁船は、リビアのトリポリ港へ 移民を降ろしに向ったが、港まで僅か7マイルの所までたどり着いたところで、リビア政府が 受け入れを拒否していると言う知らせを受け、再度、後戻りをしてリビア領海から出なければ ならなかった。
同漁船には、あと1週間分の食料が残されており、救出した移民をどこへ 連れて行くのか、依然、スペイン政府からの指示待ちの状態が続いている。

アルタミラ洞窟、2年半の調査へ

アルタミラ洞窟見学のための、正しい制限と規則を確立するため、2年半計画での 調査が開始される。
同調査は、洞窟内の環境や壁画保存に直接影響を及ぼす要因について調べ、 今後、より良い保存状態に保つためには、この人類遺産の今後の公開に、 どう言った規制を設ける必要があるのかを正確に分析するのが目的となる。


6月14日(木)

サパテロ首相、対ETA対策において、全党の支持・協力を獲得

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、昨日午後、スペインに不在であった CIU党とEA党以外の全ての政党代表と個別の会見を持ち、対テロ組織ETA政策に おける一致協力を求めた。
昨年春より続けられてきたETAとの平和交渉の間、各政党から受けた協力に改めて 感謝の意を示したあと、失敗に終わった同平和交渉の分析と、テロとの戦いの現状などに ついて説明した。 
また、ETAの脅迫に対して、今こそ全ての政党、国民が団結して 立ち向かうべき時であることを述べ、同テーマに関する全政党の協力を得ることに成功。

オリーブオイルの効果、確認

地中海料理の健康に及ぼす効果について行なわれた研究によると、バージンオリーブオイルや 胡桃、アーモンドなどの木の実を使った食生活をおくった場合、油分を控えた食事を とる場合に比較して、心臓、循環器系の病を煩う確立がはるかに低くなる事が明らかに なった。
  これは、55歳から80歳の372名を対象に行なった調査結果である。
調査は三つのグループに分けて行なわれ、第一グループには地中海料理+バージンオリーブ オイルを、第二グループには地中海料理+木の実類を、第3グループには低脂肪メニューを 3ヶ月の間、続けてもらったあとでコレステロール値の変化を調べた。
その結果、最も大きな効果が認められたのがバージンオリーブのグループで、その次が 木の実類のグループであった。

スペイン漁船、リビア沖で29名の移民を救出

アリカンテのサンタ・ポーラに基地を持つスペイン漁船「ロレトの聖母号」は リビア海岸沖25マイルの海域で29名の移民を乗せた船を救出した。
いずれも身分証明書を持たない者ばかりで、中に、すでに死亡者一名を含んでいるもよう。
同漁船はどこへ寄航すれば良いのか、スペイン政府からの連絡待ちの状態が続いている。


6月13日(水)

サンタンデール銀行、その全ての所有不動産を売却

サンタンデール銀行は、かつてスペインでは例の無い程の大規模な不動産攻勢に 出た。 サンタンデール市内のペレダ大通りにあるその本店のみを残し、その他の全ての 自社ビル、自社オフィスを売り飛ばすと言うもので、その数はビルが44件、オフィスが 1200件にのぼる。
  その総売却額は、およそ40億ユーロと見られており、 このオペレーションのあと、同銀行は、それぞれの物件を賃貸の形で利用を続ける。 また、後々、買戻しを行なう場合には常にその優先権を持つ事を売却契約の条件にあげている。
サンタンデール銀行は、この前代未聞の大オペレーションは、オランダの金融グループ ABN Amro に属するBanco Real と Antonvenetaを 買収するための資金作りであると説明。

サパテロ首相、ETA停戦終了宣言について各政党代表と会見

本日の午後、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、各政党の代表と 個別に面会を持ち、今後のテロ対策について話し合う予定。
首相は去る月曜日に最大野党代表のマリアノ・ラホイ氏との会見から始め、 その他の代表との会談を本日、全て終了する予定であったが、CIU党と、 Eusko Alkartasuna党の代表が、現在、不在のため、後日に 遅らされる事となった。
  本日、首相との会見を終えたあと、各党代表は 内務大臣アルフレド・ペレス・ルバルカバと会見を行なう予定。

不動産ブームの終わりに伴い、45000の不動産業社が消滅

RR de Acunya コンサルタント社の予測によると、2011年が不動産バブルのはじける年 となる。 その時が、勝者と敗者に分かれる時で、この時期から後に不動産を購入する者が 勝者となると言う。
 敗者の中には不動産仲介業者も含まれ、現在、機能している約6万の プロモーターのうち、特に小規模なものを中心におよそ75%にあたる45000業社が 極端な収益減により消え失せて行くであろうと予測している。
 これに対して、マドリッドの不動産プロモーター協会ASPRIMAは、無責任で 信憑性に欠ける予測であると批判。


6月12日(火)

2009年よりバイオ燃料導入

スペインでは2009年より、全ての交通機関燃料におけるバイオ燃料導入が 義務付けられる。
2008年は過渡期にあたり、義務ではないが、1.9%の割合でバイオ燃料を混ぜるよう 指導を行い、2009年には3.4%、2010年には5.75%の混合を義務付ける事と なる。
 バイオ燃料は、動植物から生成されるバイオエタノールなどで、環境に優しい 未来燃料として注目を浴びているが、同時にその原料となるコーン、大豆、サトウキビなどの 栽培のため、森を切り開くなど、自然環境が大きく変わる事が、また、基本的な食料不足 などが懸念されている。

電気代、7月より1.81%の値上げ

去る1月1日に、2.8%の値上げが行なわれたばかりであるが、 7月1日より、一般家庭向けの電気代が更に、1.81%、引き上げられる。
一方、ガス代については、3ヶ月ごとに自動的な調整が行なわれているが、 今回は、据え置きとなっている。

ヨーロッパ音楽デー開催、5都市において無料同時コンサート

6月21日に、マドリッド、バルセロナ、バレンシア、ビルバオ、マルベージャにおいて 無料コンサートが同時開催される。
ミキ・プイ、アストゥルー、ハッピー・マンデーなど、18のグループが、この無料公演に 参加する。
 会場は、Plaza Vazquez de Mella(マドリッド)、Plaza de la Merced(バルセロナ)、Plaza de San Agustin(バレンシア)、Polideportivo Riohuelo(マルベージャ)、 Explanada del Museo Guggenheim(ビルバオ)が予定されている。


6月11日(月)

サパテロ首相とPP党首ラホイ氏、対ETAにおける協力体制を巡って会見

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相とPP党首であるマリアーノ・ラホイ氏は 3年間に及ぶ相互意見不一致のあと、先日のETA側から出された停戦終了宣言を受けて、 対テロ体制における協力体制を取り戻すべく、本日11時より会談を予定している。
同会見は、ETAの停戦終結宣言を受け、サパテロ首相が、ラホイ氏へ電話をかけて 予定を組んだもので、会見に先立って、ラホイ氏は、政府の対テロ政策について具体的に その失敗を認め、具体的な今後の方針を明らかにするよう求めた。同時に、対テロ対策の 手始めとして、先の地方選に参加したANV党そのものを違法化するよう要求している。
  一方、サパテロ首相は、それらのPPの言動について、「絶え間無い、政府への非協力的な 圧力」と批評。

トレド大司教、教会内の団結不足を認める

昨日の日曜日、トレド市内でも盛大な御聖体行列が行なわれたが、その途中で トレド大司教アントニオ・カニサレス氏は、様々な社会問題がある中、昨今のスペイン社会が 大きく分裂している状況下で、人々が協力と団結を取り戻すためにそのお手本を見せなければ ならない教会が、その内部でスペイン社会同様に分裂があり、その大切な役割を充分に 果たせていない事を認めた。

超特急AVE,フランス国境までの路線延長を延期

AVEがフランス国境まで到達するのは、国土・運輸省大臣が予定していた時期よりも 3年先の2012年となりそうである。
これは、同路線が通過するバルセロナやジロナの市内中心部分の安全性を保障するために 下された判断で、国土省基礎開発国家秘書ビクトル・モラン氏は、「大切なのは工期が どうなるかと言う事ではなく、市民にとっての安全性と安心である」とコメントした。


6月8日(金)

ETAの休戦破棄通達後、初の首相インタビュー

テロ組織ETAがその休戦破棄を通達したあと、初のインタビューで ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は「自分の首相としての権利と義務は、 暴力を終結させる努力を惜しまぬ事」であったと強調した。
また、「仮に、話し合いによるバスク諸国の平和実現の可能性が万に1つでもあると した場合、その実現に向けて努力を怠るのでは、一人のスペイン人として、また首相として、あまりにも無責任と言わざるを得まい。 平和交渉が失敗に終わった現状況の唯一の 責任はETAにあり、来る月曜に予定されている野党代表マリアノ・ラホイ氏には 対テロ対策における協力を求めるつもりだ」と語った。

河川浄化プランのため、水道水15%値上げが必要

スペインの河川は近年、その汚染が進んでおり、この10年間で1000箇所に及ぶ 浄水場が建設されている。 が、しかし、EUで定める水質基準を維持するためには これを更に2倍以上に増やす必要があるとされ、これの実現には向こう8年間で 200億ユーロの資本が必要となる。
 政府予算はこの4分の1を充当する予定で、 EUからの補助金もあるが、その大半は各消費者の財布から出ることになる。
同施設の設置が最も進んでいるアラゴン地方ではすでに水道代の値上げが行なわれて いるが、同様に他の地方でも少なくとも15%の値上げが必要になると予測される。
スペインでは全国平均で、一人当たり年間にして102ユーロの水道代を支払っている ので、具体的には年間、約15ユーロの増額と言う事になる。
水道代は、スペイン各地によってばらつきがあり、最も安いのがルーゴの0.49ユーロ/ 1000リットルから、バレアレス諸島の2.06ユーロ/1000リットルとなっている。

ローン金利、天井知らず

住宅担保ローンを組む際、多くの場合に変動性金利の基準とされるエウリボル値の 5月の終わり値は4.373%であった。
これは、この6年間における最高値で、その後、6月に入って、ヨーロッパ中央銀行は 更なる切り上げを行なっている。
過去2年間だけで、2.24ポイントの上昇を見せており、担保ローンを組んでいる者の 80%近くが、月々の支払額の増額を顕著に感じている。
特に大きな増額を感じているのが、2003年から2005年にローンを組んだ人々で その間、金利は最低値を記録していた。
 ユーロ通過導入後、不動産ラッシュが続き、 低金利の中、住宅ローンを組む者が急増したが、今、継続する金利上昇により、日々、 月末を迎えるのが苦しい家庭が目立ち始めている。


6月7日(木)

南フランスにて少なくとも3名のETAメンバーを拘束

フランス、スペイン両国の共同作業により南フランスのバグネレス・ビゴレにおいて 少なくとも3名のETAメンバーが逮捕された。 同テロ組織による停戦終結通達以降、最初の逮捕である。
同3名はETAの戦闘部隊に所属しており、内、1名が1979年生まれの女性で、 ギプスコア方面における新しいメンバーの勧誘に携わる者として治安警備隊による 最重要指名手配リストに挙げられていた。
また、2006年10月にフランスで350丁の銃器が盗まれる事件が起きたが、これにも関与したと見られている。

サグラダ・ファミリア、国土交通省を訴える覚悟

超特急AVEの新ラインの工事が進む中、AVE用のトンネルがサグラダ・ファミリア教会の傍にあるマジョルカ通りの地下に作られる予定であるが、これが正式に決定されるようであれば、サグラダ・ファミリア教会建設委員会は、国土交通省を相手に訴訟を起こす旨を 通達した。
同教会建築の指揮をとるジョルディ・ボネ建築士は、トンネル建設工事によって生じる どのような振動も、サグラダ・ファミリア教会の部分的な崩壊の原因となり得ると警告。
また、AVEのトンネルだけではなく、この付近には、すでに地下鉄の5番線がプロベンサ 通りの下を走り、2番線がマリナ通りの下を走っており、すでに教会の幾つかのピースが落下 するなどの被害が出ていると同氏は付け加えた。

冷蔵、冷凍食品売り場、規定の温度調節を満たさず

消費者協会が、スペイン国内の8大都市における70件の食料品店、348の冷蔵、冷凍食品を対象に行なった調査によると、 冷蔵食品においてはその56%が、冷凍食品についてはその48%が、定められた低温度を上回る温度で保存、 販売されている事が判った。
適温で保存されなかった場合、バクテリアの繁殖が進み、品質の維持が出来ないばかりか 食中毒を引き起こす確立も高まるため、これから夏に突入する中、厚生省や保健所による チェックを充分に行なうよう、同協会は求めている。


6月6日(水)

サパテロ首相、停戦終結後のPPの攻撃を非難

昨日の国会でサパテロ首相は、ETAの停戦終結宣言に伴って、政府の責任を追及する PPに対し、PSOE党とPP党との違いについて次のように強調した。
「テロ組織の開戦宣言を前に、政治団体が一致団結して立ち向かうのではなく、 野党が政府を攻撃するなど、前代未聞である」と。
また同氏は政治的団結の必要性の再確認を促した上で、今、自分にとって大切なのは 「政党」ではなく、「スペイン国民」であると強調した。

サパテロ首相とPP党首ラホイ氏、月曜日に会見予定

サパテロ首相と最大野党PPのラホイ党首は、ETA対策における協力体制を 回復すべく、来る月曜日に会談を持つ予定。
 ETAが停戦終結通告を行なったあと、サパテロ首相はラホイ氏に電話をかけ、 来週中に同問題について協議する必要性を伝えていたが、月曜日の午前11時の ミーティング設定が発表された。

オディッセイ社の船を拘束命令

カディスの裁判官が、スペイン近海で発見された沈没船内の財宝を引き上げている オディッセイ社の元で稼動している2艘の船について、その積荷を検査するため、 拘束するよう要請した。
それら2艘の船が、国際海域、イギリス領海域にある間は拘束出来ないため、 治安警備隊のパトロール艇がジブラルタル海域にて待機し、スペイン領海域に進入するのを 待つことにしている。


6月5日(火)

ETA 停戦終結を通告

テロ組織ETAは、「6日の零時をもって停戦を終了する」と通告した。
ETAは昨年3月24日に停戦を通達し、政府との間で平和交渉が模索されていたが、 停戦通達の9ヵ月後にはマドリッドのバラハス国際空港に新設された第4ターミナルの 駐車場を爆破している。 
それでもETAは平和交渉の継続を主張していたが、この時より 政府は、ETAの停戦も、平和交渉も終結したとしている。

ETA、再び過ちへ

ETAの停戦終結宣言を受けて、本日10時45分よりホセ・ロドリゲス・サパテロ首相は 記者会見を行なったが、その中で、「スペイン国民は再度、このような脅迫に ひれ伏す事が無い事を証明するだろう。 ETAはまたしても過ちを犯し、バスク国民や その他のスペイン国民の意思とは全く違った方向へ進もうとしている。全ての国民が 望む道は、唯一、暴力を完全放棄してでなければ有り得ない。」と述べた。
また、首相は、今後、同状況に対処して行くために、全ての政党の一致協力が必要であり、 これを得るための最大限の努力を惜しまない事を付け加えた。

オディッセイ社、ジブラルタル付近の海底より引き上げた財宝の販売開始

ジブラルタル付近の海底で発見された沈没船より引き上げた巨額の財宝について、 オディッセイ社は、インターネット上での販売を開始した。
同発見では、金、銀貨などを含む約50万ピースの財宝が引き上げられたが、 これについて、スペイン政府は海底に沈んだものであっても、当時の所有者の 権利は守られるべきであり、また、今回のオディッセイ社による引き上げ後の 行動は、歴史、文化遺産の侵犯であると告訴している。


6月4日(月)

スペイン国歌に歌詞を

各方面より、スペイン国歌に歌詞をつけたいと言う声が聞かれる中、PP(国民党)党首、マリアノ・ラホイ氏は、国会内に同目的の委員会設立を提案した。
これは、スペイン・オリンピック委員会より出された「選手達が大舞台での感動の中、 国歌を歌いたいと言う気持ちに答えるべく、歌詞付けを検討すべきでは?」と言う提案に 答えたもので、特別委員会設置により、3ヶ月以内に歌詞を確定させようとするものである。

失業者数、2,4%減に

5月に登録された失業者数は前月に比べ、49893名減(2.4%減)となった。
これにより、労働省の発表によると、失業者数は200万人を切り、1.973.231名 となっている。 
この統計は昨年度の同時期に達成された71.148名減と比較 すると、かなり下回るものとなっている。
5月に職安で登録された新規契約数は1.625.492件で、昨年度同時期と比べて −12.074件となっている。

レンガブーム終結、1%の国内総生産減と50.000人の失業

レンガブーム(不動産ラッシュ)が今や、最終時期を迎えている事を疑うものはいない。
ある者にとってはスペイン経済の奇跡的発展の終結を、またある者にとっては 必要な経済社会正常化を意味するのであろうが、具体的な動きは本年度末あたりから 予想され、3、4年間に渡って続くと見られている。
これにより、国内総生産が1%の影響を受け、約5万人の失業者が出ると予測されるが 現在のところ、政府はこの件について特に懸念を示すことは無く、同現象は、極端な 形ではなく、徐々に進み、これは、かえって社会にとって望ましい変化と言えるだろう との見方を示している。


6月1日(金)

ライス米国国務長官、スペイン軍イラク撤兵以来初の訪西

2004年4月にスペインがイラクから撤兵して以来、米国とスペインの関係は 良好と言えるものでは無かったが、最近のキューバ政策における意見不一致により 更に悪化した。
こう言った状況を改善すべく、ライス国務長官がマドリッドを訪問する。
両政府間の断絶は、2003年10月、イスパニアデーに行われたパレードの際、 米国の国旗が通過する時に、当時の野党リーダーであったサパテロ氏が、米国のイラク政策に 対する抗議の印として起立しなかった時より続いていた。
サパテロ政権になってから、米国政府の最高位メンバーが訪西するのはこれが初めてで ライス国務長官は、約8時間の滞在を予定している。
 この間に、国王ドン・フアン・カルロス、サパテロ首相、ミゲル・アンヘル・モラティノス外務大臣、 野党リーダーのマリアノ・ラホイ氏等と会見する予定。

マジョルカに密入国船

マジョルカ島、サンタニーの地方警察の発表によると、今朝7時頃、20名弱の密入国者を 乗せた簡易船がサンタニー、正確にはカラ・ジョンバルツの海岸に到着した。
搭乗していたのは北アフリカの住民。
昨日には、グラナダとアルメリアの海岸に2隻の密入国船が到着しており、1艘には3人の あかごが、もう一層には6名の未成年が含まれていたが、全員、健康に異常は無かった。

スペイン在住移民、450万人に

国家統計局・局長カルメン・アルカイデ女史によると、スペイン国内に居住する移民人口は 450万人にのぼり、人口の約10%を占めている。
また、スペイン人の中で65歳以上の人口は18%を占めるのに対し、在住移民においては 5%。
男性人口の比率は、スペイン人で49%、在住移民で53%となっている。
EU圏内出身の在住者の割合として最も多いのがイギリス人で314.000人、次に ドイツ人の164.000人、次いでイタリア人が135.000人、フランス人が100.000人 となっている。




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