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12月31日、1月1日は、ニュースはお休みさせて頂きます


12月28日(金)

マドリッド州知事、地下鉄の清掃サービス・ストライキに介入

マドリッドの地下鉄構内清掃サービスのストライキが11日目に突入し、 労働組合側と雇用者側との間で何ら妥協点が見出されない中、 エスペランサ・アギーレ マドリッド州知事が、業を煮やし、突然の介入を 見せた。
これまで同サービスを請け負っていた4社との契約を解除し、緊急に他の業者に 地下鉄構内にたまったゴミを撤去させ、同時に今後の同サービスを請け負う業者の 募集をかけると言うもの。
これにより、本日中に、清掃作業が開始される模様。

ETA,ANVの後身を模索

ANV党の違法化準備が進む中、同党幹部は間もなく違法化される事を認識している旨を洩らした。
が、同時に、来年3月9日に予定されている総選挙に向けて、 ETA内部の者を政界へ送り込むべく、新たな政党の発足など、すでに数ヶ月前より 何らかの策を講じている模様。

2006年度の経済成長率、ムルシア、カンタブリア、バスク、ガリシアがトップ

昨日、発表された国家統計局のまとめによると、2006年度の国内総生産伸び率は スペイン全国平均が3.9%であったのに対し、ムルシア、カンタブリア、バスク、 ガリシアでは4.1%と、平均を0.2%上回る伸びを示した。
また、最も伸び率が低かったのは、カナリアスの3.3%、バレアレスの 3.4%であった。
同時期のユーロッパ・ユニオンの平均値は3%。


12月27日(木)

クリスマスの夢、モトリルに73名の密入国者、到着

水曜日の朝に、アルボラン島沖で密入国船を発見したとの通報を受け、海上保安局が 調査を開始。
後に、グラナダの海岸より70キロの水域で同船が確認され、 海上救助船ハマル号によってグラナダ県、モトリルの海岸へ誘導、無事、保護した。
同密入国船には、73名が乗っており、コートジボワール、ギネア、コンゴ、アンゴラなどの国籍が多く見られた。
また、73名中、2名が未成年で、その内1名は 9歳の女子であった。 全員、健康状態は良好。

新年よりガス代、4.8%の値上げ

国家エネルギー委員会の報告によると、産業省は、年明けと共に、 天然ガスの料金を、4.8%値上げする予定であると言う。
平均的な消費量を持つ一般家庭については、請求されるガス代はおよそ4.93%の増加となり、 より大量に消費している家庭では、4.84%の増加となる。
また、中小企業名義の契約については、それぞれ4.4%、4.1%の増加と なる模様。

国鉄、4%の値上げへ

スペイン国鉄RENFEは、新年より、近距離列車、中距離列車の運賃に、 物価上昇率にほぼ合わせた形で4%の値上げを適用する旨、すでに国の許可を 得て、発表している。
同時に、超高速列車AVEや、その他の長距離線サービスについても、同様の 値上げを適用出来るよう、政府に申請中。

マドリッド地下鉄清掃サービスのストライキ継続

マドリッド市の地下鉄清掃サービスを行なう約1500名の従業員が クリスマスシーズンに合わせたストライキに突入して昨日で10日目を向かえる。
クリスマスが明けた昨日、組合側と、同サービスを運営している4社との間で 会談が持たれたが、交渉は決裂。
 更に、ストライキは継続されており、同市内 地下鉄の中は、依然、ゴミの山となっている。


12月26日(水)

ETA、クリスマス・イブに攻撃

テロ組織ETAは、去る12月24日の夜、ビスカヤ県、バルマセダ市にある 社会党オフィスに爆弾を仕掛けた。
政党オフィスが狙われるのは、停戦状態が集結してから、初めての事で、 当日、スペイン国王がテレビを通じて、ETAに対する国民の一致団結を 呼びかけているその時間に合わせたような形で、21時に約5キロの火薬を 抱えた爆弾が爆発した。
 いつものように、ETAの名前で爆発の予告電話が あったため、死傷者は出ていないが、爆発により、生じた物的被害は大きく、 影響を受けた住宅に住む隣人、およそ15名が爆発前に非難後、クリスマスに 自宅へ戻ることは出来なかった。

クリスマス休暇中の交通事故死者数37名

先週金曜日の15時より、昨日25日の夜中24時まで、交通安全特別取り締まり体制が、布かれていたが、この間にスペイン国内の道路で起きた交通事故件数は 30件で、その中で37名が死亡、16名が重症、15名が軽症となった。
昨年度の同時期は、特別体制の対象となった期間が1日少なく、結果、その間の 死亡者数は27名と、今年よりも10名少なかった。

中古マンション、バルセロナで2%、マドリッドで0.3%下落

不動産業界大手、イデアリスタ・ドット・コムの年間まとめによると、 2007年度における住居マンションの中古物件については、2000年以降、 初めての下落が見られる。
マドリッドでは0.3%、バルセロナでは2%の落ち込みが見られるが、 大都市の全てで同じ変化を迎えている訳ではなく、バレンシアでは3.7%の高騰と なっている。
しかしながら、この現象には、スペインにおける不動産の一つの 時代が終わり、新たなる調整の時代に入りつつある事が伺われる。


明日、25日(火)はクリスマスの祝日のため、ニュースはお休みさせて頂きます


12月24日(月)

クリスマス休暇に突入、日曜午後までに23名が交通事故死

クリスマス休暇に向けて、特別交通取り締まり体制が布かれているが、 去る金曜日の午後15時から日曜日の午後20時までの間に、すでに23名が 交通事故で亡くなっている。
その他に重症を負った者が12名、軽症者が13名。
同特別体制は、年明け後、7日まで持続される。

ANVとバタスナ、共通の銀行口座確認

現在進行中である、ANV、EHAK、そしてすでに違法化されているバタスナ との関連調査が、概ね、1月の前半で完了する予定である。
 が、すでに、これらの政治団体の経済システムについてのネック情報が発覚している。
それはる銀行口座で、唯一の口座が、これら諸団体の中央口座として 機能しており、3政党の主要メンバー間での活動資金の行き来が確認された模様。

マドリッド、地下鉄内清掃サービスのストライキ、更に継続か

マドリッド市の地下鉄は、その清掃サービスをクレセ、バロリサ、エウロリンプ、 フェロセルの4社に任せているが、これらの会社によって、同じ労働であっても そのベース賃金に大きな開き(最大300ユーロ)があり、労働者組合は これら基本賃金条件の平等性と、週35時間の労働時間遵守、そして、労働環境、内容の 危険性と有毒性に見合った手当てとして現給料の20%アップなどを求めて 先週月曜日にストライキを開始した。
 組合側の要求を給料に反映すると、事実上、最大で80%の給料アップとなり、 これに応えるのは無理であるとして、要求を却下した4社であるが、 結果、ストライキは今も続き、マドリッド市内の地下鉄構内は、クリスマス休暇の 真っ最中に、大量のゴミがたまり、異臭が漂っている。
 現時点で、組合と4社との間での交渉が再開される見通しは無く、少なくとも クリスマス明けの26日までは、現状況が続く模様。


12月21日(金)

総選挙、3月9日に確定

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は昨日、来年の総選挙日程を 3月9日に据える事を発表した。
現国会は1月の14日に解散となり、2月の22日から3月7日までが 選挙運動期間となる。
10月末に社会学研究センターによって行なわれた国民の意識調査では 現政権のPSOEに投票しようと言う国民が39.7%、最大野党PPに投票しよう と言う者が37.4%となっており、PSOE有利となっている。

高速列車AVE新路線開通へ

経済産業省大臣は年内に計312KMの新路線開通(マドリッドーバジャドリ間の 179.5KM,タラゴナーバルセロナ間の78キロ、アンテケラーマラガ間の 5.5KM)を約束していたが、以前からの予測どおり、バルセロナへの開通は まだ先に伸びることとなった。
これにより、スペイン国内を走るAVEの総路線距離は1543キロにとどまる事 となる。
マドリッドからセゴビアを経由してバジャドリへ向かうAVEは、その開通式が 明日、執り行われ、通常サービスの開始は日曜日からとなる。
また、また、マラガーアンテケラ線については、開通式が日曜日に、サービス開始は 月曜日となる。

子供への体罰、禁止

3年前から、議題に上っていた、教育法の改正であるが、総選挙を目の前にして、 政府は、改正案の可決を行なった。
賛成したのはPSOE、IU,ERC,BNG、反対したのはPP,CIU,PNV。
この改正により、今まで認められていた条項「親権者は適切な範囲内で、また、 良識の範囲内で子供の教育に体罰を加えても良い」が、削除される。
これにより、子供を叱る時に、叩くような行為は出来ないと言う事になり、 世論は賛否両論に分かれるところとなっている。


12月20日(木)

悪天候、ジブラルタル海峡の交通を遮断

東からの強い風により、セウターアルへシラス間の船が全て運行停止となっている。
強度7、風速にして50Kmの風が吹いており、波は強く、同区間を運行する 高速船にとっては危険が大きいため。
気象庁の予報ではこの悪天候は今週いっぱい続く見通し。

セビージャ、路上での売春を禁止。利用者に罰金

セビージャ市は、来年1月末に開かれる会議にて、路上での売春禁止を決定 する予定。
これを守らず、路上で売春婦と交渉、性行為に及ぶ者には、3000ユーロもの 罰金が課せられると同時に、売春婦には同行為が禁じられた事を説明し、 社会的なサポートを行なう事となる。
が、注意を受けても、改めない場合には、売春を行なう側にも、罰金が課せられる。
 同政策はすでにバルセロナ市でもとられているが、バルセロナでは顧客に 課せられる罰金が、750〜3000ユーロであるのに対し、セビージャでは 更に厳しく、1500〜3000ユーロに定められる予定。

イスラムの、生贄の祭典は、スペインでは違法か?

イスラム世界の聖地、メッカへの大巡礼が行われる中、全世界に散在する イスラム教徒達は、アブラハムの息子、イサクの生贄にちなんだ、羊の生贄の 儀式を行なう。
が、これをスペインの法律内で、合法的に行なうのは非常に困難で、多くの場合、 充分な衛生環境の整わない所で、隠れて行なわれている。
更に、今年は、先日、リビアの代表ムアマル・ガダフィ氏が、スペインを訪問した 際、同祭典をセビージャのホテル前、路上で行なったのが端を発し、これを真似よう とするものが後を絶たない。
 中には、食肉工場に依頼して、屠殺を行なってもらうケースもあるが、 スペインの場合、屠殺後の食肉内でのバクテリア繁殖を防ぐため、肉内の温度を 7度以下にしてから出荷する義務がある。
が、これをクリアするためには、通常、48時間の冷蔵をする必要があるため、 この規制を無視して出荷しているのが実情。


12月19日(水)

EU、来年度の漁獲割り当てを発表

EU加盟国の水産省大臣等による2008年度、各国漁獲割り当てに関する 会議が行なわれていたが、20時間以上に及ぶ検討を重ねた末、27カ国が 合意に達した。
主な変更点としては、ビスカヤ湾、グラン・ソル湾、アイルランド近海、スコットランド近海などにおけるメルルーサ(鱈科の魚)の漁獲量が2.5%増やされる事、 また、メルルーサや蝦蛄類の漁の年間日数を10%減らし、2007年度の216日から194日に減らす事などが挙げられる。
スペインでは、メルルーサは最も好んで消費される魚類の一つであり、 この漁獲量の拡大は、同国民にとって好ましい結果となった。
また、隣国フランスとの争点となってきた、ビスカヤ湾でのカタクチイワシ漁に ついては、その数が減っているため、2008年7月まで、禁猟体制が継続 される事に決まり、これもスペイン側の希望が受け入れられた形となった。

郵便局従業員、3日間のストライキに突入

1年で最も郵便物が多くなるクリスマス時期に合わせて、郵便局従業員は UGT労働組合の召集のもとに、本日水曜日より金曜日までストライキに突入した。
賃金値上げ、機会均等、責任に見合った報酬などを求めてのストライキである。

ヨーロッパ中央銀行、高金利の更なる持続の必要性を示唆

ユーロ圏における高金利が続く中、ヨーロッパ中央銀行総裁を務める ジャン・クロード・トリシェ氏は、ユーロ圏で見られるインフレ状況を鑑み、 高金利体制は当初の予想以上に長期化する必要性があることを指摘。

クリスマス・イルミネーション観光バス運行

マドリッド市の依頼で、同市内をクリスマス期間限定の青いバスが運行されている。
これは、同市内のクリスマス・イルミネーションが特に綺麗な箇所を巡るもので、 12月6日に運行を開始したもの。
乗車運賃は1ユーロで、6歳未満は無料となっており、乗車券はバスの中、または プラド美術館とリッツホテルの間にあるフェリペ4世通りにあるインフォーメーションにて購入が可能。
運行時間帯は18時から22時で、12月24日、31日、1月1日、5日は 運休予定。
同サービスはすでに大変な人気を得ており、乗り込むのに平均2時間待ちの状態が続いている模様。


12月18日(火)

PNV、バタスナとの対談を予告

バスク国民党PNVの新リーダー、イニゴ・ウルクジュ氏は、全てのイデオロギーを 対談の対象とみなし、その中には、現在政府が違法化に向けて準備を進めている バスク愛国左翼連合や、その前身であるバタスナをも含むと発表。
また、それらの対談は、公開、非公開を問わず、必要な形でもって行なう事を 宣言。
更に、話し合いのテーブルに国民党PPにも参加するように要求し、これに応じない 場合には、PPとの対話を絶つ旨を通告した。

クリスマス以降、肉製品が再度の値上がり

多くの食品が急激な値上がりを見せる中、クリスマスシーズン中、食肉の値上げを 抑えるよう、政府は食肉生産・流通系統全てに依頼していたが、クリスマスが 終わった後、少なくとも、10%以上の値上げを行なう事を関連業者協会が 通達した。

大雪注意報

気象庁は全国的に雨と雪に対する注意を促している。
昨夜、地中海側では標高600M以下で雪の予報であったが、更にその高度は下がる 込みで、エブロ川上流域では標高200M以上での降雪が予測されている。
交通局の知らせによると、今朝、9つの峠が雪のため、通行止めとなり、7つの 峠でチェーン着用が義務付けられた。
また、4つの地方道、一つの国道が 通行止めとなった。
気象庁は、西方より接近中の低気圧と、すでに停滞している冷たい空気との 影響により、本土中央部でも標高600M以上で、また、本土南東部では800M以上での降雪を予告、 警戒を呼びかけている。


12月17日(月)

テロ問題、社会問題についての国民の信頼、PSOEが優勢

ラジオ局CadenaSERの行なったアンケート調査によると、 答えた人の40%以上が社会問題全般についてPSOE党が最も的確な対処を 出来る政党であると考えている。
また、テロ問題についても、PSOEに最多票が入り、同党に投票したのが36%で あるのに対し、最大野党PPに投票したのが30%。
同時に、どちらの党もテロを解決する能力無しとしたのが20%あった。
PSOE−PP間でより大きな差がみられたのは、例えば、教育問題についての 信頼性がPSOE43%に対し、PP30%。
  厚生、健康問題などについてはPSOE47%ーPP25%、住居問題がPSOE45%−PP23%、 失業他、労働関連の問題がPSOE44%−PP30%となっており、最近、 クローズアップされている経済問題についての信頼度は、両党共に36%の 信頼度となった。

スペイン人の半数がユーロ統一貨幣を使いこなせない

スペイン国民の56%が、ユーロによる支払いの際、お金の使いすぎを心配して 不必要に節約してしまう事や、使っている金額をうまく把握できずに、使いすぎて しまう事があると告白している。
去る土曜日に、ペドロ・ソルベス財務省大臣のコメントにあったもので、 これは、2006年11月に、ヨーロッパ委員会よりまとめられた 「ユーロ通貨導入5年後のユーロゾーン」の中で行なわれた調査に基づく数値。
同調査では、@使いすぎが心配であまりお金を使えない、A実際いどれだけ 使っているのか把握出来ずに使いすぎてしまう、B特に問題は無い、の三つの 選択肢から選ぶ形で行なわれたもので、スペインにおいては、28%がお金を 使いすぎと答え、26%が節約し過ぎであると答えた。

対外債務、国内総生産の10%近くに

スペインがかかえる対外債務は、国内総生産の8.5%にあたる830億ユーロと なり、新記録を更新した。
これは、アメリカ合衆国に次ぐ数値となる。
専門家達によれば、今年の対外債務は9.5%まで達するのではないかと予測 されていたが、これには及ばなかったものの、今年9月の時点においては、 9.8%にまで達していた。


12月14日(金)

クリスマスにはウサギ肉を

食料品の値段が急激に上がる中、クリスマスから年末にかけての時期には 子羊や子豚など、同シーズンに特に好まれる食材の値上がりが更に激しくなる。
そのため、政府は、極端なインフレの影響をあまり受けていない食材として ウサギ肉をあげ、クリスマスには、伝統的な人気メニューではなく、ウサギ肉の 消費を奨励している。
ウサギの肉は、ほとんど値上がりを示しておらず、現時点では一キロあたり、 5ユーロ程度。

バルセロナ住民、マドリッドに比べて19%少ない税金

バルセロナ市役所の発表によると、2008年に同市市民が納める税金は マドリッド市の住民が納める税金よりも19%少ない。
両市共に、2007年度に比べて、税金の増額は顕著で、バルセロナでは、住民一人当たり41ユーロ、マドリッドでは81ユーロの増額となっているが、概算では 2008年の1年間に住民一人が納める税額はバルセロナでは平均、497ユーロ、 マドリッドで583ユーロとなる。

タラゴナの大聖堂、地下発掘調査開始

タラゴナの大司教、ジャウメ・プジョル氏は、昨日、同市大聖堂地下の発掘調査の 許可を発表した。
これは同地初の発掘調査で、大聖堂の一部改装工事に合わせて 行なわれる模様。
タラゴナにはローマ時代の遺跡が多数残っており、考古学学者等の調べでは ローマ皇帝神殿があった事も推測される。
が、正確にそれがどこにあったのかは 未だ、確認、立証されていない。
他の調査で作成された3次元映像により、同大聖堂地下に25M×40Mの 長方形をした建築跡が確認されおり、これは、ローマ時代のコインに刻まれた 8つの柱を持つ正門がある神殿の規模と一致している。
研究班は、発掘調査が終わり、完全に確認されるまで、正式な発見の発表は 控えているが、同地に神殿があった事についてはほぼ確信している。


12月13日(木)

アラゴン、ロス・モネグロスに世界最大の娯楽施設を建設

アラゴン州政府と国際レジャー開発財団は、アラコン州ウエスカ県、ロス・モネグロスに 世界最大規模のレジャーランドの建設を行なうベース案にサインした。
これに要する費用はおよそ170億ユーロとされる。
同施設はグラン・スカラと命名され、2008年第3四半期より工事が開始される 予定。
  この中に32件のカジノ、70件のホテル、232件のレストラン、 約500件のショップ、競馬場、ゴルフ場、複数の遊園地、美術館などが作られる 予定で、その敷地面積は2000ヘクタールとなる。
 カジノとしては、ラス・ベガスに次いで世界2番目の規模を持つものとなり、 2015年には2500万人のツーリストの来訪を見込んでいる。
また、アラゴン州にもたらされる年収益がおよそ6億7700万ユーロ、 国家財政にもたらされる年収益を約10億ユーロ、そして同施設運営により 65000人の雇用が見込まれている。
 同施設の建設費用はあくまでも、多国籍企業の集まりである国際レジャー開発 財団によって賄われるが、アラゴン州は施設へのアクセス道路など、周囲の開発に おいて協力を行なう。
 建設工事は第一段階が2008年第3四半期から2010年にかけて行なわれ、 これが終わった時点で三つの遊園地と、幾つかのカジノの運営が開始される予定 であるが、全てが完成して、完全な形で機能するのは2023年になる見通し。

地下鉄、市バス運賃、消費者物価指数に合わせて値上げ

毎年、改正される公共交通機関の運賃であるが、間もなく正式発表される11月の 物価指数(4.1%)に合わせて、平均4.1%の値上げが行なわれるとの発表が あった。
これにより、10回券が30センティモ、通常の定期券が1.65ユーロ の値上げとなる。
1回券については、現状維持。

グラン・カナリア島に密入国者52名を乗せた簡易船到着

今朝4時30分ごろ、モガン市の浜に、52名の密入国者を乗せた簡易船が 自力で到着した。
いずれもサハラ付近の住民で、5名の未成年者を含んでいた。


12月12日(水)

10人中8人のイスラム教徒移民がスペインの習慣に適合

法務大臣、内務大臣、移民管理局秘書等から提出された報告書によると、 スペイン国内に住むイスラム教徒の移民の中で、その83%がスペインの社会生活に 馴染んでいると感じており、70%がここでの生活が気に入っていると感じている。
また、90%が、信仰を守るためや広めるために暴力を用いる事はあり得ない行為 であると考えており、95%が、イスラム過激主義とは縁の無いものと感じている。
また、75%が男女平等を、65%が基本的な自由を認めており、スペイン人の 多くが抱いているイスラム教徒像とは、大きな違いがあることを示している。
同調査は、スペイン国内に住むイスラム教徒2000人を対象に行なったもので その中の20%は違法滞在者。
国籍別では、大半がモロッコで、その他、セネガル、パキスタン、アルジェリア、 ガンビア、マリ、バングラデシュ、モーリタニア、ナイジェリアとなっている。

テレフォニカ、ADSL料金を値下げ

スペインの大手企業テレフォニカが、昨日、ADSL契約の値下げを発表したが、 ヨーロッパ委員会は、これを良い兆候であると評価している。
ヨーロッパ委員会の調べでは、スペイン国民はヨーロッパの他の諸国民と比べると 約20%も高い料金を払っており、これをテレフォニカ社の独占であると判断 した同委員会が去る7月に1億5千180万ユーロと言う、テレコミュニケーション企業に対する記録的な罰金を課すという経過があった。
同委員会では、同社がこの処分を受けた事により、タリフを下げたと理解しており、 スペインの消費者にとって、良い知らせであると解釈している。
今回の値下げで、ADSL常時接続(1Mg)サービスに国内通話料が全て 含まれた形で月額29.9ユーロと、30ユーロを切るタリフとなった。
テレフォニカ社は、このプロモーションサービスとは別に、現在、販売許可申請中の 上位サービスとして、ADSL常時接続(10Mg)、国内通話料付きと言うものを 準備中で、これについては、月額45ユーロ程度での販売となる見込み。
他社が以前より常時接続(20Mg/秒)のサービスを販売しているが、 実際に、20Mg/秒の速度が出ることは、ほぼ皆無で、事実上、これらの速度表示 は、全く意味の無いものであるという事が暗黙の了解となっていたが、テレフォニカ は今まで、3Mg/秒の商品でとどめていた。
間もなく、販売開始を予定している10Mb/秒のサービスは、実際にその記述通り の速度が出ると言う事をアピールしている模様。

マドリッドーマラガ間のAVE運行開始まであと12日

12月24日より、超特急AVEの新路線、マドリッドーマラガ間の運行が 開始されるが、現在も尚、同ルートの試運転が続けられている。
マラガーアンテケラ間で、すでに予定速度である330キロ/時による試運転も 行なわれたようで、予定通りに進めば、24日からマドリッドーマラガ間、513 キロの距離を所要時間2時間半で、月〜木曜日は一日に22本(片道11本)、 金曜日は26本(片道13本)、土曜日は18本(片道9本)、日曜日は20本(片道10本)のAVEが運行を開始する事となる。
マドリッドーマラガ間のノーマル料金はツーリストクラスで76.1ユーロであるが 一定の日数以上前に、ネット販売を通じて購入する場合には30.40ユーロの チケットもある。 
先月の28日から先週末までに、同路線のチケットはすでに 1万席分、販売済みとなっている。


12月11日(火)

ANVの違法化に向け、警察からの最終報告待ち

フランス国内で起きたETAのテロにより二人の治安警備隊員が無くなった事件への 糾弾を拒否したANV党であるが、これにより同党の違法化の声は高まる一方である。 これを受け、政府は、同措置に踏み切るため、警察からの最終情報提出待ちとなっている。
この違法化により、来る3月9日に行なわれる総選挙へのANV参選を防ぐのが第一の 狙いであるが、通常の手続きをとっていたのでは選挙までに間に合わない可能性が 高いため、政党に関する法令を専門に担当する高等裁判所第61法廷において 緊急手続きをとる予定をしている。
 同時に、検察庁側でもANVについて独自の捜査が行なわれており、同党の 活動停止に向けての準備が進行中。

電気代、1月より3.3%の値上げ

2007年度末の予想インフレ率は4.1%となっているが、電気代については これより0.8%低い3.3%の値上げが2008年1月1日より適用される模様で 改正後のタリフは来年度第一四半期内有効と言う。
これは、第2四半期の開始と共に、再度の見直しがあることを思わせるが、 政府は、インフレ率をベースにした値段改正は年に一度だけ行なわれるもので その後、再度の改正はあり得ないと強調している。

クリスマスシーズンに向けて飲酒運転特別取り締まり体制実施

クリスマス気分が高まる中、忘年会その他、大小、様々な催し物が行なわれる中、 交通局では全国内800箇所において、一日平均15000件、合計20万件の 飲酒運転チェックを今月の23日までに行なう旨を発表。
昨年度の12月にあった交通事故による死亡者は237名、負傷者が1000人以上 であった。


12月10日(月)

インフレにより企業の人件費、30億ユーロの増加

高いインフレ率が続く中、スペインの企業は来年度の給与アップに30億ユーロを 充てる事になる。
労働人口の約70%は、その雇用契約の中で、毎年、インフレ率に沿った形での 昇給が保障されているが、今年年末のインフレ率が4%を下る事は無く、これを ベースに来年度の給料を計算すると、スペインの企業は、計30億ユーロの 人件費増額となり、物価上昇に加え、企業にとっては厳しい2重苦となることが 予測される。

飛び石連休、交通事故死者数42名

憲法記念日(12月6日)、無原罪の御宿りの祝日(8日)、を含む飛び石連休が 終わったあと、交通局が発表した報告によると、12月5日15時から9日の24時 までの間に起きた交通事故件数は35件で、死亡者数は42名であった。
昨年度の同連休は、今年の連休よりも1日長かったが、死亡者数は41名であった。
昨夜24時現在における年間比較をした場合、今年の死亡者数は2594名と なっており、昨年度同日と比べると259名少なく、9%減となってはいるが、 交通違反に関する刑法改正が行なわれた直後の飛び石連休で、死亡者数減少は 見られなかった事になる。

フェルナンド・アロンソ、ルノーとの契約確定

マクラーレンにおけるチーム内のいざこざで苦しいシーズンを強いられた フェルナンド・アロンソであったが、それも過去の出来事となり、かつて 世界チャンピオンの座を手にした時の思い出のチーム、ルノーへの復帰が 確定した。
向こう2シーズンの契約が結ばれ、1シーズンにつき、3500万 ユーロと言う記録的な契約金が支払われる。
また、契約は2シーズンとなってはいるが、1シーズンが終わった時点で、 チームを出る可能性が残された形となっている。


12月7日(金)

ヨーロッパ中央銀行、金利4%を持続

インフレが続く中、再度の金利上昇の可能性も噂されていたが、 ヨーロッパ中央銀行は、現在の金利4%を維持する形で2007年を閉じる事を 発表した。
同利率に達したのが今年の7月で、2001年8月以来の高値となっており、 これで6ヶ月間、同値を維持する形となる。

本年度の交通事故死者数、3000人を下回るか

国が運営する交通事故被害者協会は、最近行なわれた交通違反に関する 刑法改正によって、2007年度の交通事故死者数が3000人を下回る事を 期待している。
昨年度、1年間にスペイン国内の道路交通事故で亡くなった人の数は3300名で 今年は現時点で約2700名となっている。
昨年度の12月の死者数を見ると、憲法記念日の連休中に40名、そして クリスマス時期に150名となっており、被害者協会が目指している 年間死者数3000人以下は、実現性のある数字となりつつある。

好天に恵まれ、東海岸にぎわう

昨日の憲法記念日より飛び石連休が始まっているが、スペイン東部の レバンテ地方沿岸部では好天に恵まれ、クリスマス間近だと言うのに 20度を超える気温となり、砂浜は水着姿の人々で賑わっている。
 今回の飛び石連休でスペイン人の約20%がバカンスに出かけると見られ、 そのうちの40%が温暖な地中海方面へ、また、山へウィンタースポーツを 目的に出かけるものが15%程度と見られる。


12月6日(木)は憲法記念日の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます


12月5日(水)

反ETAデモ、5分で解散

昨夜、マドリッド市内中心にあるアルカラ門においてテロ組織ETAに対する 全政党参加によるデモが行なわれた。
これは、去る土曜日に、フランス国内で起きた同テロ組織によるスペインの 治安警備隊員殺害に対する抗議と国民の団結を訴えかけるために、近年、 あらゆる面において反発を続けてきた与党PSOEと最大野党PPの両党も 参加する全党統一デモとなったが、フィリピン大統領を迎えていた首相は 欠席する形となった。
 今回のデモでは、全政党参加と言う一面があった反面、同種のデモが行なわれる際、常に参加し、また国民の参加を呼びかけてきたテロ被害者協会が欠席したため、 その影響は大きく、実際に集まった人々の数は予想外に少ないものとなった。
各政党、警察機構、治安警備隊などが、テロ撲滅の目的における国民一致団結の 必要性などについて触れたが、デモ開始後、5分で解散となり、予定されていた 時間に遅れて来た市民の中には、デモが中止となったものと勘違いするものも 多く見られた。

明日からの飛び石連休に向けて交通局、特別体制に

明日、木曜日の憲法記念日から、土曜日の「無原罪の御宿りの祝日」、 そして日曜日へと続く飛び石連休に向けて、約600万台の車が移動を行うと交通局 は予測。特別安全取り締まり体制をとることにしている。
同体制は本日の15時より開始され、日曜日の夜中24時まで続けられる。
 今回の連休が、交通違反に関する刑法が改正されたあと、初めての連休となり、 改正の効果が現れる事が期待される。

ガルソン判事、ANVとバタスナ違法政党についての情報を国家警察に要請

テロ組織ETAの機関であるとして違法化されているバタスナの、そのまた 後身であると見られるANV党は、ETAが行なったテロ行為について 一切の糾弾を行なっておらず、これをベースに、同党の違法化を進める動きが 目立ち始めている。
同件を扱うガルソン判事は、国家警察の情報中央局に対し、ANVとバタスナ、 そしてETAとを関連付けるあらゆる情報の提供を要請した。
検察庁でも同様の動きが見られ、来年の3月の総選挙を控え、選挙の前に ANVを違法化しようとする意図が明白になりつつある。


12月4日(火)

ANV違法化準備進行

すでに違法化された政党バタスナが、5月の地方選で投票するように呼びかけた ANV党の違法化が騒がれる中、検察庁長官カンディド・コンデ・プンピード氏は、 違法化に向けての調査と証拠収集はすでにかなりのラインまで進んでいる事を もらした。
昨日、グラナダで行なったコメントによると、バルタサル・ガルソン判事が 担当する国家裁判所第5番法廷では同党に関する調査が継続されており、同党と テロ組織との関連を示しうるあらゆる情報が集められていると言う。
また、検察庁としても独自の調査が続けられており、いつ情報要請を受けても 対応出来る準備が出来ていると語った。

11月の失業者、45896名増

11月に新たに登録された失業者数は45.896名で、月末の時点での失業者数は、10月末のそれと比較して、2.24%増の2.094.473名となった。
昨年11月に登録されたのは30.328名で、同時期比較としては、これを大きく上回る数字となった。
今回、目立ったのは男性の失業で、女性失業者が14.680名増(+1.1%) であったの対し、男性失業者は31.216名増(+3.8%)となり、 総失業者数は女性の1.260.426名に対し、男性は834.047名となった。

無免許運転の外国人、国外追放に

スペインには約3万人の無免許運転者がいると推測されているが、 来年の5月1日より無免許での運転は、3ヶ月から6ヶ月の服役義務、そして 多額の罰金と労役が課せられる事になる。
また、期間限定の滞在許可証を有する外国人滞在者については、服役義務に加えて、 国外退去を強いられる事となる。
 交通違反に関する刑法改正案はすでに2週間前に可決され、去る日曜日から 施行されているが、無免許運転に関する項目のみ、現在、無免許で運転をしている者が、免許証を取得し、自己の状況を合法化するための猶予として、その効力開始時期が5ヶ月先に設定されている。


12月3日(月)

政府、ANV党の総選挙参選阻止を検討

政府は、来年3月9日に予定される総選挙について、ANV党が、先日、フランス 国内で起きたETAによるテロ(治安警備隊員1名が死亡、他一名が重症)を 政党として糾弾しないようであれば、同党の参選を禁止するよう国家裁判所へ 要請する構え。
ANVは、去る5月の地方選挙でバスク内337区、ナバーラ内100区において そのメンバーを送り込む事に成功しているが、すでに時期総選挙への参加も 表明しており、政府はバスク愛国左翼の延長上にある同党を違法化する可能性を 検討中。

バルセロナの近距離列車、復旧後最初の月曜日

新幹線AVEの工事の影響で、40日以上の間、サービスを停止していた バルセロナの近距離鉄道、C−2,C−7,C−10、それぞれのラインが 土曜日より運行を再開したが、週末を終えた今日、初の平日運行となり、 その機能が正常に働くかどうか、試されることとなる。
国鉄は、急激な混雑を避けるために、これまで代わりに運行してきた路線バスの サービスも継続し、今月いっぱいかけて、バスの本数を徐々に減らす予定。

マドリッド市長、30分間の「光のショー」で40万ユーロの予算

マドリッドの中心にあるシベレス広場に位置する旧央郵便局が、 先月頭より同市市役所として使われるようになったが、ガジャルドン市長は この建物を使った「光のファンタジーショー」を12月23日の夜に予定している。
同ショーは23時に開始し、23時半まで、およそ30分間続く予定であるが、 これに充てられる予算が38万4.140ユーロ。
マドリッド市は、2007年度クリスマスの一イベントである同ショーに加え、 2008年1月に行なわれるレジェスのパレードショー、そして2月に行なわれる カーニバルのイベントなどに550万ユーロの予算を組み、これらの請負業者と すでにサインを交わしているが、経済面、また地球環境保護の面などから、 疑問の声も上がっている。



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