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3月31日(月)

クリック・エアーの利用客340名が飛行機を乗り過ごし

昨日の早朝より夏時間の採用が開始されているが、クリック・エアー社が 販売した航空券の一部に、出発時刻の誤記があったため、夏時間への変更が 行なわれた昨日のフライトに乗るはずであった人々340名が、予定していた 飛行機に乗り遅れる結果となった。
誤記があったのは、3月14日から20日の間に販売されたチケットで いずれも、利用客が自宅のプリンターで印刷したもの。
インターネット上のシステムに、夏時間への変更が反映されていなかった事に 気づいたクリック・エアー社は、購入した人々への連絡を試みたが、 連絡の取れなかったユーザー340名が、予定便に乗り遅れる事となった。
そのうち、208名は、同航空会社の別便で同日に飛ぶ事が出来、 42名は、同日の他社便に搭乗、80名が一泊を余儀なくされ翌日のフライトを 待つ事となり、10名が各自で他の移動手段を選ぶ結果となった。

マドリッド自治州住民の16.6%が外国人

移民局のハビエル・フェルナンデス・ラスケティ氏の報告によると、 2008年1月に発表された同局まとめでは、マドリッド自治州に 住む外国人、または元外国籍保有者であった者の数は1.060.600名に達し、 同自治州総人口の16.6%に相当すると言う。
また、前年度同時期と比較すると、59.548名の増加となっている。
地域別に見た場合、最も多いのがラテン・アメリカ出身で全体の47%を占め、 次いでヨーロッパ出身の35.13%(内ルーマニア、ブルガリアが21.4%)、 マグレブ出身が8%、アジアの6%、サハラ近辺の4%と続く。
 自治州内の分布としては、最も多いのがマドリッド市の548.648名で 全体の51.73%を占め、次に多いのがアルカラ・デ・エナレスの41.705名。

スペインのワイン輸出量、記録更新

スペインワイン業界は、昨年において、その輸出量、売り上げ総額、共に、 記録を更新し、それぞれ、1500万ヘクトリットル、18億3300万ユーロに 達した。
前年度と比較すると、輸出量が6.6%増、総売上が12.4%増と なり、同業界では、2010年には2000万ヘクトリットル達成を目指している。


3月28日(金)

ベルナベウ・サッカー場、2010年のチャンピオンズリーグ決勝戦会場に決定

マドリッドのベルナベウ・サッカー場はUEFAサッカー協会よりエリート・スタジアムの カテゴリーに認定されているが、2010年のチャンピオンズリーグ・決勝戦の会場として 選ばれた事が、レアル・マドリッドのオフィシャルサイトを通じて発表された。
同サッカー場が、過去にチャンピオンズリーグ決勝戦の会場として使われたのは 1957年、69年、80年の3回で、2010年が4度目となる。
また、チャンピオンズリーグ以外にも、82年にはワールドカップ決勝戦が 行なわれている。

夏時間への変更により3億ユーロの省エネ効果

1974年より世界各国で採用されるようになった夏時間・冬時間の切り替え制度であるが、 今年も明後日、3月30日の早朝2時に夏時間が始まり、2時の時点で3時となる。
その後、夏時間が7ヶ月間続く事になるが、これにより、カタルーニャだけでも、 およそ1700万ユーロの省エネ効果が見込まれ、スペイン全国では3億ユーロ相当の 省エネとなる。
その中の9千万ユーロ分は、一般家庭の消費電力が占めている。
 一方、同システムに関して、生活の時間帯が変わるのは、子供や老人にとって 悪影響を与えるとの見方もある。


3月27日(木)

AVE開通により、マドリッドーバルセロナ間の鉄道利用者数242%増し

去る2月20日にマドリッドーバルセロナ間のAVE新路線が開通して以来、 これを利用した人の数は398.539名にのぼり、その内、155.168名が 途中下車ではなく、マドリッドーバルセロナ両都市間の移動に利用している。
新幹線が開通する以前、在来線サービスのみが行なわれていた昨年度の 同時期と比較すると、鉄道利用者数は242%増しと言う事になる。
これまでに、バルセロナ発着を行なった新幹線の数は1485便で、 その総席数は577.551席となっており、平均69%の割合で座席が 埋まった事となる。
また、運行時刻の正確さについては、93.5%の 確立で正確に運行されており、これは、これまでに15便が15分以上の 遅延を伴ったことを意味する。

ガリシア、過去67年間で最も暖かく、雨の少ない冬

2007年9月から今年の2月までの半年間で、ガリシアにおける平均気温と 降水量は、共に過去67年間における記録を更新した。
降水量については、過去平均の半分にも満たない程度に終わり、また 平均気温については、去る2月の例を挙げると、過去平均よりも2.5度も 高いものとなった。
ア・コルーニャに至っては、1930年に公式な 観測が開始されて以来、全ての記録を塗り替えて、過去平均よりも3度高い 気温を記録した。

セビージャ、ビエナルの準備進む

第15回目のフラメンコフェスティバル「ビエナル」が今年も9月10日から10月11日まで 32日間に渡って行なわれる。
この間、54の公演が予定されており、その中に25の初演が含まれる。
これらの公演は6箇所の会場に分けて行なわれるが、売り出される入場券は45000枚。


3月25日(火)

セマナ・サンタ連休中の交通事故死者数、初めて100名を切る

昨夜、バルセロナで起きた交通事故により、セマナ・サンタ連休中の 交通事故死亡者数は、最終的に63名となった。
2007年度と比較すると、死亡者数は40%減少し、これまでで 初めて、100名を下回る結果となった。
アルフレド・ペレス・ルバルカバ内務大臣は、昨年比較40%減と言う 変化を、ポジティブなものとして受け取って良いが、63名が命を失った 事実を忘れる事無く、更に被害者を減らすべく努力を続ける必要があると 語った。

マドリッド、年間1100人が結核に感染

マドリッドの呼吸器病学会(ネウモマドリッド)のまとめによると、同市では、年間1165人が 新たに結核に感染しており、これは、10万人に19.65人の割合で 感染していることとなる。
また、マドリッド市内に限らず、郊外まで広げて見た場合、その数は 更に大きくなり、年間感染者数は、3000人に達すると言う。
結核の感染は、多かれ少なかれ、貧困による不衛生など、生活環境の 悪さに起因するもので、整った環境での生活を営む事の出来ない 移民達を中心に広がっているものと見られる。
同学会のまとめによると、マドリッド在住移民がわずらう疾病のうち 35%が結核と言う統計となっており、これは、同市内、Usera地区など、 特定の地区に限った場合、その数字は70%まで跳ね上がる。
こう言った状況を受け、ネウモマドリッドは、結核感染状況について、 国レベルでのコントロールを行なう必要性を呼びかけている。

風力発電、全需要の40%をカバーし、記録更新

全国規模で増加を続ける風力発電であるが、去る3月22日、18時の時点で、 総電力需要量の40.8%を供給するに至り、同種の発電としては、その記録を 更新した。
これは、セマナ・サンタの連休中、電気消費量が減ったのに加え、 全国的に風が観測されるなど、好条件が揃ったためと見られる。


3月24日(月)

セマナ・サンタの連休、交通事故死亡者数55名

去る14日、金曜日の15時に始まった交通特別取り締まり体制は、今夜の0時に 終了するが、同体制が開始されてからの交通事故による死亡者数は、55名となっており、 99名死亡した昨年同時期と比較すると、45名減となった。
カタルーニャ、バレンシア、バレアレス、ナバーラ、バスク、ラ・リオハでの連休が 今日まで続く事から、同特別取り締まり体制は、本日の深夜0時まで継続される。

マドリッド、地下鉄2番線サービス復旧

去る18日に、マドリッドの中心、ソル駅地下で一部、空洞化している部分が 発見されて以来、部分的にサービスを停止していた地下鉄2番線であったが、 今朝6時より、そのサービスが全面的に再開された。
今まで閉鎖されていたのは、2番線の中のバンコ・デ・エスパーニャ駅から オペラ駅までの4駅を含む区間。

アストゥリアス、カンタブリア、バスク、ナバーラで大雪警報

セマナ・サンタに重なってスペイン中央部以北の各地で大雪が見られたが、 アストゥリアス、カンタブリア、バスク、ナバーラなど4つの自治州では 更なる積雪が予想されており、市民保安局は、これら4地域の住民に対して 注意を呼びかけている。

マドリッド、自転車の地下鉄内持込可能時間を拡張

今まで、自転車を持って地下鉄を利用出来るのは週末のみに限られていたが、 本日より、平日についても、一定の時間帯のみ、可能となった。 平日に自転車を持ち込めるのは、午前10時〜12時半と、午後21時〜サービス終了時まで となっている。


3月20日(聖木曜日)、21日(聖金曜日)は、祝日のため、ニュースはお休みさせて頂きます


3月19日(水)

マドリッドーバルセロナ間のAVE,開通後1ヶ月で30万人が利用

マドリッドーバルセロナ間を結ぶ新幹線AVEは、今月の20日で、 開通後1ヶ月を迎えるが、すでにその利用者数は30万人を越えている。
これにより、両都市間を結ぶ空の便は、必然的にその利用者が減少し、 現時点で、フライト数を減らした航空会社は無いが、ブエリング社、 エアーヨーロッパ社などは、10〜15%の便数削減を検討中。
イベリア航空は往復便トータルで毎日90便を運行しているが、 便数を減らす代わりに、現在使用されている200席の機体を 150席の機体に取り替える事により対処する方向。

マドリッド、カイシャ・フォーラムにてウフィッツィ・コレクション展

マドリッドに新たにオープンしたカイシャ・フォーラムでは、 「天使達のパン」と題して、本日より5月25日までボッティチェリ、ルカ・ジョルダーノ、 アッローリなど、ウフィッツィ美術館のコレクション45点が展示される。

マドリッド、バルセロナ、物価高ランキング世界25位入り

スイスのUBS銀行調べによると、昨今のドル安と、スペインのインフレが重なった結果、 マドリッド、バルセロナの物価は、世界ランキング25位以内にその名を連ねた。
2006年の調査ではバルセロナが28位、マドリッドが32位であったのが、 最新情報では、それぞれ、20位、24位となっている。
同調べによると、ニューヨークは18位となっており、バルセロナやマドリッドの住民に とって、ニューヨークへ旅行するうえで、以前のような大きなギャップを感じる必要が 無くなったと言える。


3月18日(火)

マドリッド、地下鉄2番線、一部、運転中止

マドリッドの中心にある太陽門広場の地下では、既存の地下鉄駅に加え、 国鉄近距離線の新駅の増設工事が続けられているが、同地点を通過する 地下鉄2番線の線路下辺りに、直径2メートル半ばかりの空洞が生じている事が 判明し、急遽、同ラインの運行を停止した。
サービスが停止したのは今日の午前11時半ごろで、バンコ・デ・エスパーニャ駅から オペラ駅までの区間が、今週末ごろまで閉鎖となる模様。

寒気団到来によりセマナ・サンタは全国的に雨

北方より進入して来た寒気によりスペイン北部は雨や強風に見舞われている。
その他の地域でも、バレンシア、ムルシアなどを除いて、雲の多い不安定な お天気となっているところが多く、今後、この寒気団は南下し、アンダルシア西部、 エクストレマドゥーラを中心に影響を及ぼす見込み。
また、気象庁の予測によると、更なる寒気団が北方より接近しており、セマナ・サンタの 聖金曜日あたりから、カナリアス諸島、バレアレス諸島を除いて、全国的に天候が悪化する 模様。

バレンシアの市バス、24時間ストライキを続行

バレンシアでは、セマナ・サンタに重なる形で、スペイン3大祭りの一つに数えられる火祭りが 行なわれいてるが、その真っ只中で、市バスのストライキが行なわれている。
最低限、守らなければならないミニマム・サービスが定められているが、今朝も、市バス車庫からは 1台も発進する事は無く、昨日に続いて、二日目の24時間ストライキが継続されている。


3月17日(月)

マドリッド、新たに1629名の警察官を配備

総選挙が終わったあと、新しい政府が編成されるまでの間、これまでの閣僚が その任務を続行しているが、その中の一人、アルフレド・ペレス・ルバルカバ内務大臣は マドリッドにおいて、新たに同地に配属される1629名の警察官の着任式を執り行った。
彼等は去る2月15日にアビラの警察学校を卒業したメンバーで、全卒業生2661名の内、 その62%にあたる1629名が、首都マドリッドに配属されることとなった。
また、その中の1300名が、マドリッドの中心部での勤務となり、これは、かねてより 中央政府が約束していた、「首都における警官の増員と市民へのサービス向上」を果たすものであると 内務大臣は述べた。

REPSOL社 油田にCO2を注入

スペインの主要石油会社であるRepsol YPF社は、タラゴナ沖43キロに1983年から 稼動している石油採掘プラントを持ち、その付近の海底にはチピロン、ルビナ、ロダバジョ、 アングラ、ボケロン、モンタナソと言った油田がある。
が、80年代には一日あたり4000バレルの採掘量があったこれらの油田も、今では2800バレルに 減少し、確実に底をつき始めており、より多くの抽出を可能にするため、地中海底地下に年間50万トンの CO2を注入するプロジェクトを進めている。
これは、タラゴナにある精製場から出るCO2を、煙突から放出される前に集め、これを圧縮する 事によって、液体状に変え、これを43キロ沖にあるプラントまでパイプを使って運び、油田付近の 海底地下に注入するもので、これにより、地下の圧力が上がり、より石油の採掘がやりやすくなると 推測されている。
また、大気中に放出されるCO2の量を減少させる事にも役立つところから、 同社では、一石二鳥の計画として進められている。

欧州中央銀行、更に金利引き上げ

一般に、ローン金利の指標とされる欧州銀行が定めるエウリボル率であるが、 本日、更に引き上げられ、4.631%と、この2ヶ月間で最高値を記録した。
時を同じくして、スペイン中央銀行は、今年1月には、ローン滞納がローン全体の 1%に達したことを報告した。

聖週間連休開始以降、交通事故死者数18名

先週の金曜日から聖週間へ向けての連休に備え、交通特別取り締まり体制が 布かれているが、金曜日から日曜の24時までの間に、交通事故で 死亡したのは18名で、昨年度の同時期と比較して16名の減となっている。


3月13日(木)

2月のインフレ上昇率4.4%に

スペイン国立統計局の発表によると、2月の物価上昇率は0.2%だった。 これによりインフレ上昇率は4.4%となり1995年11月以来最も高い数値となった。 ここ数年の平均値が上昇した主な理由は、交通費(7.3%)食料品(7%) 不動産(5.3%)などが挙げられる。食料品の中でも特に牛乳(27.7%) 牛肉及び鶏卵(10.5%)の上昇が際立っている。一方、2月の物価上昇率では、 アルコール類やタバコ(1%)ホテル、レストランなどのサービス業(0.6%)に上昇がみられる。

スペイン最大の海賊版DVD偽造団を摘発

スペイン国家警察は、昨日マドリッド州で1日に8万枚のCDやDVDの海賊版を作成していた 偽造団を摘発した。逮捕されたのは中国籍の男女6人で、州内の数箇所に倉庫や作業所を 構え全国に流通。道端などで販売する係は、カタログのような物を購入希望者に渡し、 希望者が欲しいDVDやCDに枚数を記入すると、それを本部に知らせて販売、 という形式をとっていた。ほとんどのDVDは、すでに店頭で販売されている 製品のコピーだったが、中にはまだスペインで公開されていない作品を米国などの 映画館で撮影し南米訛りの吹き替えを付けるなど質が劣悪な物もみられた。 音楽CDの場合インターネットを利用して店頭では販売されていない独自の セレクション集なども作成していた。

外務大臣の座は誰に?

総選挙の結果が判明した直後からすでに新内閣の顔ぶれについて取りざたされているが、 元法務大臣のロペス・アギラル氏は、党内で外務大臣のポストへの希望をかなり積極的に 表明している。同氏は2004年の内閣発足時に法務大臣に就任したが、 サパテロ首相の指名により出身地であるカナリアスの地方選に知事として立候補した。 得票数では上回ったものの他党に連立政権を樹立され知事のポストは夢と消えてしまった。 語学に堪能で会話も饒舌、長身で見栄えも良いので他国の大臣らと並んでも見劣りがしない等と いくつかの利点がある同氏だが、このポストにはライバルも多い。まず、現役のモラティノス氏。 すでに経験者であるという最大の利点がある他、首相の信頼も厚い。 一方では、現防衛大臣のアロンソ氏。前期は内務大臣も勤め、何をやらせても卒の無い マルチぶりと首相の幼馴染で、今までの政治活動も二人三脚でやってきただけにかなり 手ごわい相手とみられる。


3月12日(水)

列車テロから4年、マドリッドで追悼式

マドリッドの列車同時爆破テロから丸4年を迎えた昨日、 事件現場の一つであるアトーチャ駅で追悼式典が行われた。 フアン・カルロス国王夫妻を筆頭にサパテロ首相、ガジャルドンマドリッド市長などが参列した。 国王夫妻がモニュメントに花輪を捧げた後1分間の黙祷が行われ、 追悼の曲がコーラスによって歌われた。この曲は「主よ平和を与えたまえ」というタイトルで、 このテロ事件をきっかけにエストニア人音楽家が作曲した。合唱には、 スペイン国営放送交響楽団のコーラスメンバーであるサパテロ夫人も参加した。 この日一日マドリッド各地では、様々なセレモニーが行われた。

ラホイ氏、次期党首選に立候補を表明

先日の総選挙で敗北を喫した民衆党(PP)のラホイ党首の進退が注目されていたが、 昨日同党の主要メンバーとの協議の結果、再出馬を決めたことを発表した。 選挙には負けたものの、議席数は、前回よりも伸ばしたことや、 野党第一党としての与党への戦術などが党内で評価された模様。 党首選出の党大会は6月に行われる予定。

サン・セバスティアンでも天候大荒れ

ここ数日イベリア半島北部の海岸地域で続いている悪天候のため、 バスクのサン・セバスティアンでも海岸沿いの遊歩道が壊滅的な打撃を受け、 付近の商店や家屋にも被害を及ぼした。コンチャ海岸では、高波で街灯がなぎ倒され、 手すりも壊れた。また路上駐車してあった数台の車も水流で押し流された。一方、 下水道もあふれたため、各地で床上浸水が起こった。この嵐は、今日には収束する見通し。


3月11日(火)

テロの犠牲者追悼、各地で黙祷

先週の金曜日テロリスト集団ETA(バスク祖国と自由)に射殺されたPSOE党員で 元モンドラゴン市会議員の追悼集会が各地で開かれた。昨日正午にマドリッド、 ビルバオや事件の起こったモンドラゴン市などの市役所前で各自治体の首長や議員らが 中心となって5分間黙祷した。その後ほとんどの集会で、被害者敬意を表して 拍手が沸き起こった。モンドラゴン市長はETAを擁護しているANV党から選出されて いるため集会に出席しなかった。

総選挙の投票率は75%

スペイン内務省の発表によると今回の総選挙の投票率は75.33%で、 2004年の75.66%とほぼ同じ結果となった。地域別では、 バスク地方が前回より大幅に下がった。これは、ETAや彼らを擁護する政党による 投票ボイコット運動に影響されたものと見られる。一方で前回に比べて飛躍的に 伸びたのはマドリッド州で、80.83%で1982年の総選挙に次いで最も高い 数値となった。逆にカタルーニャでは、前回より5ポイント近く少ない73.68%だった。 スペインの民主化以降で最も投票率が高かったのは社労党が初勝利を飾った1982年で、 79.97%。10人に8人の有権者が投票所に駆けつけた計算となる。

ア・コルーニャで8Mの高波

昨日の午後6時頃ガリシアのア・コルーニャ県で、悪天候による強風のため 最大8メートルもの高波が発生、海岸沿いの遊歩道の手すりや駐車を壊したり 駐車してあった車が流されたりした。また散歩中であった4人の歩行者が一時的に 波にさらわれ怪我をして病院で手当てを受けた。このため治安警察は付近を通行止めにした。 当時付近には強風であおられた高波を見ようと多くの人が集まっていた。


3月10日(月)

総選挙、与党が勝利

昨日投開票が行われたスペイン総選挙で、サパテロ首相率いる社会労働党が勝利を収めた。 社労党は、169議席を獲得し過半数である176には届かなかったものの、 2004年の総選挙より5議席増やした。サパテロ首相は、大勢が判明した夜11時ごろ、 社労党本部前の特設ステージで支持者らの前で勝利宣言した。
一方野党第一党の民衆党も前回より5議席多く獲得したが、社労党に16議席の差をつけられた。
ラホイ氏はこれで2期連続の敗退となったため、今後の進退が注目される。
また左派連合は、2大政党に票が集中したあおりを受け、前回の5議席から2議席へと大きく後退した。 代表のジャマサレス氏は昨夜の記者会見で、この結果の責任を取り次回の連合代表選挙に 立候補しない旨を発表した。

アンダルシア自治州選挙、社労党が3期連続勝利

総選挙と同時に行われたアンダルシア州選挙で、社労党が56議席を獲得し、過半数を超える勝利を収めた。 前回よりも5議席減らしたものの、マヌエル・チャベス州知事にとって6度目の勝利、 3期連続の単独統治となり、アンダルシアでの社労党の強さをみせつけた。 一方の民衆党も勝利には届かなかったものの、10議席増やし大きく躍進した。

鉄道とフライトのコンビチケット発売か

昨日、エル・パイス紙のインタビューを受けたスペイン国鉄レンフェのカリージョ氏は、 航空会社エアー・エウロパと共同で鉄道とフライトのコンビチケットを発売するための 協議に入っている事を示唆した。それによると、例えばマラガからブラジルの リオ・デ・ジャネイロに向かう場合、マラガからマドリッドまでAVEを使い、 マドリッドのアトーチャ駅から同市内の空港まで送迎バスを利用してブラジルまでの フライトに乗れるというもの。これらのチケットはレンフェでもエアー・エウロパでも購入でき、 航空会社同士のコードシェアと似たようなシステムになるという。 しかしながら現在の所このプロジェクトのネックとなっているのは、 航空チケット発券システムであるアマデウスにレンフェの発券システムが組み込まれていないことであり、 この点をどう解決するかが焦点となる模様。また同氏は、 使いにくいと不評のレンフェのオンライン発券ウェッブページについてその問題点を認め、 数週間以内に改善されるであろうと述べた。


3月7日(金)

元PSOE党モンドラゴン市会議員、イサイアス・カラスコ氏、殺害される

元社会労働党所属のギプスコア県、モンドラゴン市、市議会議員であったイサイアス・カラスコ氏は 現在、国道A−8号線の料金所に勤務していたが、自宅前で数発の銃弾を受け、病院に運ばれたが 間もなく死亡した。
警察ではテロ組織ETAによる犯行と見て捜査を開始。
目撃者によると、殺害時には傍に家族も同伴しており、その目の前で銃弾を受け倒れた模様。
報告を受けたサパテロ首相は、二日後に控えた総選挙を前に続けていた選挙戦を急遽中止し 今回のテロに対応するためマドリッドへ戻った。
殺害されたカラスコ氏は、2007年の市議会議員選挙では社会労働党の立候補リスト内、 第7番目に控えていた人物であるが、社会労働党は同選挙で4議席しか獲得できなかったため、 議員にはなっておらず、総選挙を前に最高レベルのテロ警戒態勢が発令されている今も 彼については護衛は付けられていなかった。
また、彼の住居は、町のセンターからは 離れており、警察では、テロ組織ETAが、「狙いやすい標的」として彼を選んだものと 見ている。

アンダルシア州民、ネット通販が嫌い?

アンダルシア・ネット通販協会の調べによると、エクストレマドゥーラ、アラゴンに次いで スペインで3番目にネット通販を利用しないのがアンダルシア州となっており、 インターネット利用者の中で、ネット経由で買い物をする者は僅か5%に過ぎない。
アンダルシア州民がネット通販を利用しない理由として、最も目立つ(30.1%)のが 「直接、人と対話を持って買い物をしたい」と言うもの。
次いで「ネットのセキュリティー面に不安を感じる」と言うのが22.3%、 「個人情報などプライバシーを守りたい」が19.6%、などとなっている。
 2007年度に、ネット販売の利用が最も多かったのは、飛行機チケット購入(25%)、 その他旅行業関連商品(10.5%)であった。


3月6日(木)

コルドバ新空港、2009年末には完成予定

コルドバ空港の拡張工事が終わり、一般旅客機の発着陸が可能になるのは 2009年の末頃になる予定であるが、予定通りに進めるためには これから825.000平米の土地買収手続きを済ませなければならない。
用地獲得はコルドバ市役所と中央政府によって進められるが、両者間で 交わされた契約によると、中央政府が637.962平米を、また コルドバ市が136.466平米分のコストをそれぞれ負担する事と なっている。
同用地には、数十件もの家屋が存在するため、まず今月末までに土地の査定を終わらせ、 その後、既存家屋のオーナーとの交渉が開始される。

マドリッド市バス・スト、交渉決裂により明日も24時間スト

マドリッド市バスと、労働組合との交渉が本日、2時間半にわたって行なわれたが、 合意に至ること無く、決裂に終わった。
これにより、明日もまた24時間ストライキが行なわれる。
次の交渉は11日に予定されているが、それまでにも10日に時間限定ストライキが 予定されている。
 一方、バルセロナ市バスのストも、今日で4日目に突入するが、 ミニマムサービスを行なっているバスの内、2台が石を投げられガラスが割れるなどの トラブルがあった。

マドリッド市、ゴミ回収サービス・スト、終了

月曜日の夜から始まったマドリッド市内、ゴミ回収サービスのストライキであったが、 労働組合側と政府との間で行なわれていた交渉が合意に達し、ストは二日間で終了した。


3月5日(水)

北部で雪と強風

全国的に気温が下がり、各地で強風や雪の警報が出されているが、 北部では標高200M〜800M以上で降雪が観測されている。
また、本土北東部、バレアレス諸島などでは強い風に見舞われ、 パンプロナに着陸予定の便がビトリアやサン・セバスティアンに 着陸するなど、空の便にも一部、変更が生じている。
また、北部の自動車道では、峠を中心に、複数箇所で通行止め、 または、チェーン着用が義務付けられている。
この悪天候は明日まで続き、明後日以降、徐々に回復に向かう見込み。

マドリッド市バスのスト、6日目に突入

マドリッド市、市バスサービスのストは、解決を見ることもなく6日目に 突入した。
が、本日のストは24時間ストではなく、午前6時半〜9時の間と 午後17時〜19時半の間に行なわれるもので、およそ70万人の足に影響を 与えることとなる。
マドリッド市では、ミニマムサービスとして、地下鉄が 通っている地域については、通常の50%のサービスを、また、地下鉄が 通っていない地域については、通常の60%のサービスを行なうよう指導 している。

テネリフェ島に54名の密入国者漂着、内、2名が死亡

今朝4時半ごろ、カナリアス諸島のテネリフェ島の港に54名の密入国者を乗せた 簡易船が漂着した。
道中、何ら監視の目に触れる事もなくテネリフェ島にまで 到着したが、これを港の警備員が発見し通報。
これを受けて、救急班が駆けつけたが、54名の乗員の健康状態は悪く、 その中の2名はすでに心臓が停止しており、救急班の努力空しく、同2名の死亡を 確認することしか出来なかった。


3月4日(火)

2月の失業者数、97年以降、3度目の増加

首都マドリッドにおける失業者数は2月の1ヶ月間に8542名の増加となった。
これは、前月比較3.46%増となっており、失業者の数は255.339名となった。
また、カタルーニャでは、同じく2月の1ヶ月間に8015名(前月比2.83%増) となっており、失業者の数は290.912名となった。
スペイン全国平均で見ると、2月の1ヶ月間で、53.406名(2.36%)の増加と なっており、失業者の総数は2.315.331名。
2月に失業者数が増えたのは、1997年以来、3度目のこと。

マドリッドのゴミ回収サービス、50%がストップ

約1700名が従事するマドリッドのゴミ回収サービスであるが、昨夜よりストが開始されており 現在、定められたミニマムサービス(全体の50%)だけを行なっている。
これにより、通常では24時間に一回の割合で行なわれる回収が、48時間に一回となるため、 マドリッド市では、市内を2分し、1日おきに、それぞれの地区で回収が行なわれるよう指導して いる。
今夜、家庭内のゴミを出せるのは、アルガンスエラ地区、サラマンカ地区、チャンベリ地区、 テトゥアン地区、フエンカラル地区、ウセラ地区、ラティナ地区、プエンテ・デ・バジェカス地区、 モラタラス地区、ビジャ・デ・バジェカス地区、ビカルバロ地区のみで、その他の地区での回収は 明日の夜まで待たなければならない。

偽ブランド商品販売サイトに、スペインで初の閉鎖判決

偽ブランド商品の販売を行なっていたインターネット・WEBサイトについて、 スペインで初めて、その閉鎖を命じる判決が下された。
同サイトは中国から発信されているものだが、これについて、商標保護協会が昨年11月に訴えを 起こしていた。
今回の判決は、あくまでもスペイン国内にのみその効力が及ぶもので、同国内に置かれたサーバー についてのみ、閉鎖義務が生じ、スペイン国外に置かれたサーバーについては、その限りでは無い。


3月3日(月)

最高裁、サパテロ氏、ラホイ氏、両名の討論中止について本日決議

去る2月25日の夜、サパテロ首相と最大野党PPのラホイ党首による、 討論対決が全国放送されたが、今夜、2度目の対決の放送が予定されている。
これについて、他の政党の存在を無視し、2大政党だけを特別扱いするもの であるとして、IU党、CIU党、PNV党などが、最高裁に訴え出たため、 今夜22時に予定されている討論を急遽中止にするべきかどうかを、 間もなく、最高裁で決議される模様。

マドリッド、4種の同時ストライキ開始

マドリッドの市バスサービスは、今朝0時より、今回5度目のストライキを開始し、 マドリッド住民の足に大きな影響を出しているが、これに重なって、ゴミ回収サービス のストライキが回避されるか否かの境目となっている。
また、その他の清掃サービス、中国系レストランチェーン、THE Workの従業員による ストライキなども重なり、首都マドリッド住民は、同時期に集中したストライキに悩まされている。
 一方、バルセロナでも本日と金曜日の2度に分けて、市バスのストが予定されていたが、 今日のスト開始の時点で、労働者側と警察との衝突があり、警察1名が負傷を負う事態となった。

冬へ逆戻り

先週末より全国的に春の陽気が続いていたが、明日より急激に気温が下がるとの予想を スペイン気象庁は発表した。
特に影響を受けるのは、本土北部、北西部、バレアレス諸島、地中海沿岸部などで、 平均6度から12度程度、気温が下がる見込み。

4人に一人の若者はマンション購入は不可能と考える

26歳から45歳のスペイン人を対象に、ドイツ・バンクの行なったアンケートによると、 4人に一人は、自分のマンションを購入する事は不可能であろうと考えており、また一方では 4人に二人は3年以内に購入したいと考えていることが判った。
26歳から35歳までを対象とした場合、4人中、3人までが、マンション購入は不可能と 考えている。



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