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6月30日(月)

サッカー・ユーロカップ、スペイン優勝

昨夜行なわれたサッカー・ユーロカップの決勝戦で、フェルナンド・トーレス選手が 32分に同試合唯一のゴールを決め、スペインがドイツを0−1で下して優勝を決めた。
実に44年ぶりの優勝である。
この試合をスペイン国内で放送していたテレビ局Cuatro調べによると 平均視聴者数は1450万人、瞬間最大視聴者数は1800万人を突破し、 視聴率は80.9%にも及んだと言う。
 また、スペイン各地で市内の広場などに巨大モニターが設置され、市民が集まって 観戦できる場を設けたが、首都マドリッドの市内中心にあるコロン広場でもおよそ2万人の ファンが押し寄せ、代表チームを応援した。
優勝決定後、2万人が市内中心に広がり、明け方まで騒ぎが続いたが、割れたグラスや ボトルの破片などで怪我をするものも多く、約120名が救急隊による処置を受け、 26名が入院、内、1名は重態。

テネリフェ島に179名の密入国者到着

昨日、テネリフェ島に179名の密入国者を乗せた簡易ボートが到着した。
到着後、その健康状態の確認と手当てにあたった赤十字によると、中には39名程度の 未成年者が含まれていたと思われる。
彼等を乗せた簡易ボートはテネリフェ島沖8マイルの水域を航行中に発見され 当局へ通報されたもの。


6月27日(金)

スペイン代表チーム、決勝進出

昨夜のサッカーユーロカップ準決勝戦でスペインはロシアを0−3で下し、 同カップ戦、3度目の決勝戦進出を決めた。
優勝は29日の日曜日にドイツとスペインによって競われるが昨夜の試合で スペインのゴールメーカーの一人、ビジャ選手が負傷し、決勝戦出場は不可能となった。
 スペイン国内では民放局CUARTOを通じて、今期ユーロカップのテレビ放送が 行なわれているが、同テレビ局調べによると、昨夜の放送の視聴者数は 平均1300万人で、瞬間最高視聴者数は1700万人を突破し、過去最大記録と なったと言う。
 前回のイタリアースペインによる準々決勝戦の時には平均1150万人強で、 最後のPK戦における瞬間最大視聴率は77.5%と、最高記録となっていたが 昨夜の試合では84.1%に達し、記録を大きく塗り替えた。

気象庁、猛暑につき注意を呼びかけ

気象庁は少なくとも今週末まで猛暑が続くとして、スペイン各地に警報を発している。
最も危険度が高い警報が赤色で表され、その後にオレンジ色、黄色、緑色と続くが、 気温が40度に達する事が予想されるバダホス、コルドバ、セビージャ、ハエンなどでは オレンジ警報が発せられた。
また、黄色警報が出されているのはグアダラハラ(予想気温36度)、マドリッド(38度)、 クエンカ(36度)、トレド(38度)、アルバセテ(38度)、シウダ・レアル(38度)、 グラナダ(38度)、マラガ(38度)、カディス(38度)となっている。


6月26日(木)

治安警備隊、警察のストに合流

明日から予定されている国家警察によるストに、治安警備隊の4つの協会が合流する事を 発表した。
給料引き上げを求めてのストであるが、いずれの機関も、通常のストライキ権を持たない ため、今回、行なわれるのはその業務の極端な遂行によるデモ行為となる。
最も大きな影響が予想されるのは、港、空港、国道などで、全てのコントロールを 極端なまでに厳しく行なう事によって、社会機能に停滞が生じる事が予測される。
政府との合意が得られない場合、無期限ストとなるが、8月の観光ハイシーズンに スペインを訪れるツーリストなどへの影響を考慮し、7月いっぱいで一旦中止し、 9月から再開する予定となっている。

Euribor5.36% 過去最高記録

スペインのローン金利のほとんどがその指針としているヨーロッパ中央銀行が示す Euribor金利は、この6月、5.36%に収まりつつあるが、これは 1999年1月に同制度が開始されて以来、過去最高記録を更新する事となる。
これまでの最高記録は2000年8月の5.248%であった。
 これにより、150.000ユーロの25年返済と言う平均的な住宅ローンを 例に挙げた場合、ローン金利の見直しを6月に行なう者は、月々の返済額にして 76ユーロ、年間にして913ユーロの支出増となる。

「巨人」、ゴヤの作品ではなかった?

プラド美術館の作品保存に携わるマヌエラ・メナ女史、ガブリエレ・フィナルディ氏、 ホセ・ルイス氏などの間で行なわれた調査と協議の結果、これまでプラド美術館に ゴヤの作品として展示されてきた「巨人」が、ゴヤによるものではない事が ほぼ確認された。
判断の基準となった要素はいくつかあるが、巨人の肉体の描写において、 人体の構造をよく学んでいたとされるゴヤにしては考えにくいミスがある事、 そして、周囲の描写が、ゴヤにしては繊細さに欠ける事、更には、作品の下方に 見られる謎の文字が、これまでは数字の「17」を表すものと解釈されて来たが、 今回の調査で、当時の字体で「A J」の2文字が書かれたものであると判断された事などが 挙げられる。
この「A J」の2文字は、恐らく、この時代、ゴヤのアシスタントを務めた画家、 アセンシオ・フリア氏のイニシャルと見られ、ゴヤが持った唯一の弟子とされる彼による 作品の可能性が高まっている。
プラド美術館館長は、「巨人」がゴヤの作品であるか否かについての結論は、今回の調査の最終結果が まとめられるまで待ちたいとコメント。


6月25日(水)

2009年度には失業者数250万人に

経済危機が続く中、セレスティーノ・コルバチョ労働省大臣は、来年度の予想として、 失業率が11%に近づく可能性を洩らした。
これは、現時点よりも、更に375000人が、職を失い、計250万人が失業する事を 意味する。

ビルバオ、バスクで人気ナンバー1

2007年度にビルバオを訪れた観光客は1.566.790人で、バスク地方の中では トップの座を占めた。
が、ビルバオを訪れる人数のわりには、同地に宿泊する者の数は少なく、日帰り遠足と 言った形で去っていく者が多い。
調べによると、ホテルに宿泊した者が623.229名、家族や知人の家に宿泊したと 見られるものが224.031名、そして、宿泊せずに去った者が719.530名。
これらのツーリストがビルバオで費やした費用は一人平均183.3ユーロとなっており 飲食費、宿泊費、交通費、娯楽費などを差し引くと、商店でのショッピングに費やした 費用は一人当たり、僅か24ユーロと言う計算になる。

ビスカヤに新たなるグッゲンハイム美術館

ビスカヤ議会議員のホセ・ルイス・ビルバオ氏は、ビルバオにあるグッゲンハイム美術館を 拡張し、その新館をビスカヤ県のウルダイバイに建築する計画がある事を発表した。
同計画実現のため、ビスカヤ議会は1億ユーロの資本投入を見込んでいるが、それ以上の 詳細については触れられなかった。
ウルダイバイには1984にユネスコより指定された広大な自然保護地区が広がる。


6月24日(火)

スペイン各地で嵐

今日は夏の到来を告げる「洗礼者ヨハネ生誕」の日であるが、夏入りを告げるかのように 昨夜、23時ごろから2時ごろにかけて、スペイン各地を嵐が襲った。
嵐は強風、豪雨、雹などを伴い、特に首都マドリッドでは雨が強く降り、家屋や ガレージへの浸水など、雨による被害が続出した。
マドリッドでは緊急電話112番への通報が379件記録され、これらの通報を受けて 消防局が出動した回数は実に100回を数えた。
 気象庁は更に、カンタブリア、バスク、ラ・リオハ、カスティジャ・イ・レオン東部、 カスティージャ・ラ・マンチャ北部、アラゴン、カタルーニャなどで、強い雨が降る 可能性を警告している。

漁業組合、サンティアゴ大聖堂前に集結

燃料費の値上げに伴う、漁民達によるストが続く中、昨日、約2000人の 漁民がサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂前に集結し、その苦しい現状を 訴えた。
漁業保護組合が中心となって行なわれたデモであったが、参加者の内、1名が逮捕。
組合側は、ガリシア州政府に対し、同州にとって最も重要な産業の一つである漁業を擁護 するために、中央政府との交渉に、より強固な姿勢で臨むべきであると主張。

不動産売買、31.8%減

今年の第一・四半期に売買された不動産物件は、157.539件で、 昨年度の同時期と比較すると、31.8%の減となっている。
内、新築物件については、89.543件で、前年度比12.9%の減、 そして、中古物件が67.996件で実に46.9%ダウンとなった。

外国人ツーリスト、3.5%増加

政府筋発表によると、今年の1月から5月までの5ヶ月間にスペインを訪れた 外国人観光客の数は2千90万人で、前年度同時期比較、3.5%の増となった。
また、5月だけを比較してみると、570万人が訪西しており、昨年度5月より 4.2%の増加となっている。
1月から5月にかけて、最も多くの外国人ツーリストを受け入れたのが カタルーニャの520万人(全体の24.9%)、カナリアスの410万人(19.8%)、 アンダルシアの290万人(14.2%)、バレアレスの260万人(12.7%)、 バレンシアの210万人(10.2%)、マドリッドの190万人(9.2%)。
また、国籍別に見た場合、最も多くスペインを訪れているのが、 イギリス人の560万人で、全体の26.8%を占めており、前年度と比較すると 2.9%の増となっている。
これに次ぐのがドイツ人の370万人で、前年度比3.3%増、そして、 フランス人の290万人、イタリア人の110万人と続く。

闘牛士ホセ・トマス、まだ復帰出来ず

6月15日にマドリッドのラス・ベンタス闘牛場において、重症を負ったホセ・トマス氏は 今週末の土曜日、アルヘシラスでの闘牛より復帰する可能性が囁かれていたが、 未だ、容態は復帰出来る程のものではなく、土曜日の欠場を発表した。
ラス・ベンタスでの事故のあと、同氏は20日のアリカンテ、23日のバダホスでの 闘牛をキャンセルしており、今回が3度目の欠場となる。
マネージャーのボイス氏は、おそらく、7月23日のサンタンデールでの闘牛が復帰戦と なるのではないかとコメント。


6月23日(月)

グラナダに116名の密入国者

夏の到来と共に天候が良くなり、海が静かになると例年、アフリカからやってくる 密入国者の数が増加するが、ヨーロッパが移民に対する門戸を完全に閉ざすと言う 嘘の情報がマフィアによって流されているため、海を渡りスペインへの密入国を 果たそうとする者が急増している。
 昨日もグラナダ県モトリル市の海岸に96名の男性、15名の女性、5名の子供達が 上陸した。
これにより、今年になってからアンダルシアの海岸にたどり着いた 密入国者は1260名となる。
ジブラルタル海峡付近の警備が特に厳しいため、上陸経路がグラナダやアルメリア方面へと 移動しつつあるのが伺われる。

ユーロ・カップ、24年ぶりの準決勝進出

サッカー・ユーロ・カップが行なわれる中、昨夜は準決勝進出をかけての スペインーイタリア戦が行なわれた。
試合は延長戦が終わるまで0−0が続き、ペナルティー合戦へもつれ込んだが、 キーパーのカシージャスがイタリアのシュートを2度止めて、スペインが勝利。
スペインが同カップ戦で準決勝にまで進出したのは1984年が最後で 実に24年ぶりの進出となる。
また、1986年、1996年、2002年と3度にわたって、昨日と同じ 聖パウリーノの日に、スペインはペナルティー合戦で敗れており、スペイン代表チーム にとっては呪われた日とまで言われていたが、ついにこの呪縛を打ち破る一夜となった。
マドリッドの中心にあるコロン広場では、約2万人が集まり、広場に設置された 大画面を通じて代表チームに声援を送っていたが、夜中の0時も近くなって 勝利が決定した瞬間から、マドリッドの町はまるで優勝でもしたかのごとく、 歓声と車のクラクションの渦と化した。


6月20日(金)

タリファの山火事、6人逮捕

昨日、タリファ市街の傍にある国定公園内、ラ・ぺニャ山付近であった山火事の 消火作業には180名の地元民、14機の飛行機やヘリ、マラガから駆けつけた 消火特別チームに、軍隊の非常時用特別部隊が40名加わった。
これにより火は収まったが、およそ480ヘクタールが焼け野原と化した。
地元警察では、今回の山火事の原因として、自治体が契約していた森林警備会社社員の 不注意と怠慢によるものとして、当時、現場にて勤務中であった社員6名を逮捕した。

経済危機、宝くじ売り上げ増大

全ての物価が急激に上がり、失業率が増加し、人々の生活が苦しくなって来た今日の状況を 経済危機と呼ぶ者が増える中、政府はこれを依然、否定しているが、そう言った中で 一攫千金をもとめて賭け事に夢を託す人が増えつつある。
特に、その変化が目立つのがバルセロナで、スペイン国営宝くじの調べによると 今年に入って最初の3ヶ月間のバルセロナでの売上高が2億7千万ユーロで、前年度の 同時期比較、5%の増加となっている

マドリッド、営業時間の自由化決定

マドリッド州議会において、月曜日から土曜日まで、商店の営業時間は、それぞれの 営業主の自由意思に任せる事が可決された。
これにより、マドリッドはスペイン国内で最初の自由化された町となり、24時間体制で 営業する商店が現れる可能性もある。
同案が施行されるのは数週間先の見通し。

不動産価格、7.7%下落、2004年度の相場に

スペインの不動産価格は下降線を辿っているが、今年第1・四半期には、1uあたりの 値段が全国平均250.9ユーロまで下がり、前年度比7.7%の減となった。
また、インフレ率などを考慮の入れると、実際には12.2%の下落となり、 7つの州で2004年度の相場まで、その他の州では2005年度の相場まで下がった 事になる。


6月19日(木)

ア・コルーニャの卸市場、昨日も活動停止

遠洋漁業組合のストと、これに協力しない者への嫌がらせが続く中、 政府は警官隊を配備する事により漁港、卸市場での安全を保障し、 営業再開を促したが、ア・コルーニャでは昨日もその活動は停止された ままであった。
夜間から明け方にかけて、政府の通達どおり、警備網が布かれたが 関係者達は、その時点での妨害は免れても、後日の「仕返し」を恐れて 近づこうとはしなかったと言う。
 徐々に再開されつつある沿岸漁業については、政府筋情報によると約80%が 活動を開始しているが、港へ戻ったあとの流通が正常化されていないため、 まだまだストの影響は続く見込み。

マグロ紛争

今週の月曜日より、EUでは減少するマグロを保護するための禁猟期の開始が 告げられているが、昨日、バレンシアの港でフランスのマグロ漁船が6トンの マグロを降ろしたため、ヨーロッパの注目を浴びることとなった。
スペインの港では環境省指導の下に、去る月曜日よりマグロの水揚げを禁止 していたが、昨日、同船が持ち込んだマグロが、禁猟期が開始される前に 捕獲されたものであると認め、許可したもの。
中には200キロ程度のものも含まれていた。

暑さ到来

「5月の40日までは上着を手放すな」と言う格言どおり、今月の半ばまで スペインを覆った寒気が去り、代わってアフリカから吹き寄せる熱波が スペイン全土を覆い始めた。
この影響により、今日、一日で気温が大きく変わる事が予想され、 カンタブリア東部、エブロ川上流域などでは6度から8度上昇する見込み。
全国的に良いお天気となり、内陸部では30度を、南部のグアダルキビール側流域では 35度を越える所も多くなる事が予想される。


6月18日(水)

プラッツ空港、国内線利用者数減、国際線利用者数増

新幹線AVEが、マドリッドーバルセロナ間をつないだ事により 両都市の空港利用者数に大きな変化が現れた事を「AVE効果」と呼んでいるが マドリッド−バルセロナ間を結ぶシャトル便の利用者数は、昨年度5月と、今年の同時期 とでは、32.7%減となっている。
この状況下、バルセロナのプラッツ空港所長であるフェルナンド・エチェガライ氏は、 「シャトル便の利用者数ダウンは事実であるが、これについても今年が終わり、 1年を通じての推移を見るまでは、結論を出すべきものでは無い。
また、国内線の 一部で利用者が減った分、国際線利用者の増加が穴埋めしており、一部の国内線を 除けば、空港全体としては伸びていると見るべきである」と述べた。
 前年度5月と本年度5月では、プラッツ空港全体の利用者数は4.7%減となっており マドリッドのバラハス空港では4%増となっている。

漁業組合スト、続行

政府機関である漁業保護委員会よりなされた提案について、昨日、ア・コルーニャでは 各地で無数の会議が行なわれたが、全く受け入れられるものでは無いとして、組合側より 全面的な却下を受け、遠洋漁業組合は、無期限ストの続行を決定した。
 これに対し、沿岸漁業組合はすでにストを解除して、それぞれの判断での漁を再開 しているが、スト破りとしての嫌がらせを受けるのを恐れ、未だ、漁に出られない船が 数多い。
昨日、ア・コルーニャの漁港は、暴力による嫌がらせ行為を恐れ、事実上、活動を 停止していた。
が、政府は漁港での安全な活動を保障するため、本日より警官隊などによる コントロールの強化を行なう旨、発表した。


6月17日(火)

移民労働者の自主的帰国を促進

セレスティーノ・コルバチョ労働・移民省大臣によると、経済の低迷が続く中、 約10万人の外国人労働者が失業中となっており、経済の早期回復が見込めない今、 これら外国人労働者の自主的な帰国を促す政策案が検討されている。
同案は、あくまでも自主的な帰国を促すもので、失業中の外国人労働者に対し、自らこの適用を 申請すれば、失業保険の全額を2度の支払いで受け取る事が出来ると言うもの。
1度目は40%の支給がスペイン国内で行なわれ、2度目は自国へ戻ってから残りの 60%が支払われる。
セレスティーノ・コルバチョ大臣は、10万人の外国人失業者の内、15〜20%が これを申請するものと見込んでいる。
同案によると、この適用を受けるものは、現在、所持している滞在・労働許可証を 返還し、帰国したあと、向こう3年間はスペインへ戻る事は出来ないとされており、 コルバチョ大臣は、この3年間の猶予は、国内経済が、ある程度の回復を見せるために 必要な期間としている。

運送業者による抗議活動続く

先週の頭から始まった運送業界による全国規模のストは、政府との合意があったあと、 収まるかに見えたが、合意に納得出来ない者も多く、再度の交渉の場を求めて 抗議活動が続いている。
多くのトラックがスペイン各地から首都マドリッドへ向けて 走り、マドリッドに近づくと速度を落とし、低速運転を始める。
これにより首都交通の混乱をきたし、社会にアピールするのが目的であるが、 交通混乱を最小限に止めるため、マドリッドの周囲には、依然、警官が取り締まり網を しいており、積荷を伴って営業している事を証明出来るトラック以外は全て強制停車 させる作業を続けている。
 積荷があり、更に配送ルートなどの書類を提示すれば通過を許可されるか、 仮に、空車でマドリッドに入り、マドリッド市内で積み込んで、市外へ運び出す予定の トラックなどは、無条件に強制停車を命じられており、中には、「先週は仕事をしよう にも、スト破りと呼ばれ、同業者からの妨害暴力行為で働けなかったが、今週は 交通渋滞を避けるためと言う理由で働かせてもらえない」と嘆くドライバーもいる。

ホセ・トマス、順調に回復

去る日曜日にマドリッドのラス・ベンタス闘牛場で行なわれた闘牛で、 3度にわたって角による攻撃を受けた闘牛士ホセ・トマス氏は、重症と報道されていたが、 その後、順調に回復しており、あと4,5日もすれば、退院して自宅療養へ移れる模様。
今後の回復状況にもよるが、6月23日に予定されているバダホスでの闘牛には 出場出来る可能性もあると言う。


6月16日(月)

運送業スト、更に続行

すでに開始されて1週間が経過した運送業界ストであるが、 未だ、解決は見られない。
先週水曜日にあった政府との合意について、多大な不満を持つものも多く、 週末にも運送業組合による様々な会議が行なわれたが、幾つかの組合は 週明け、月曜日にマドリッドに集結して交通の混乱をきたす事によって ストは終わっていない事実を示し、再度、政府が話し合いに応じるよう 要求する事を決めた。
 これを受けて、先週の混乱が再現されないために、政府は警官隊を マドリッドの周囲に配備し、全国各地より押し寄せるトラックのコントロールを 行ない、営業目的で動いているトラックのみ、マドリッド方面への通過を許可し、 そうでないトラックは強制的に停車させた。
これにより、今朝、強制停車を受けたトラックは300台以上にのぼる。

ホセ・トマス、重症

昨日、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場で行なわれた闘牛に、 稀代の名闘牛士ホセ・トマスが出場したが、その魔術とも思える 彼の闘牛を目に焼きつけようと、膨大な人の群れがラス・ベンタス闘牛場へと 殺到した。
僅かに残された当日券を入手しようと前夜から並ぶ人の群れには 純粋に闘牛を見たいと言うファン以外に、大金を稼ぐチャンスとして集まった ダフ屋も多い。 
これらのダフ屋行為は、法律で禁じられているため、周囲には多数の私服警官が 観光客になりすましてその摘発に当たったが、最前列のチケットは実に3000ユーロ にまで値がつりあがったと言う。
今回の闘牛で、ホセ・トマスは耳を3枚獲得し、本来なら肩車されて堂々と 闘牛場を去るはずであったが、闘牛中に3度受けた角による負傷により、 最後には、医務室へ運ばれる事となった。
  「1年に12回、闘牛士は命を賭けなければならない」と言うのがホセ・トマスの 信条として知られるが、傷は重症と報じられている。


6月13日(金)

漁業組合スト、終結か

昨夜、全国漁業組合連盟と政府との間で得られた合意について、漁業関係者達の 間で、大きく意見が分かれている。
今回の合意に妥協して、漁を再開するものと、更にストを続けるものとに 2分されているが、連盟は、その判断については、それぞれの漁港に委ねることに した。

バルセロナのタクシー、時間限定スト

火曜日にタクシー業界の一部によって行なわれたストの結果、次期タクシータリフ 見直しの際に、通常の値上げだけでなく、燃料費値上げを補うプラスアルファーに ついても検討すると言う約束をとりつけた。
が、これだけで満足出来ない幾つかのタクシー組合が、今日、午前6時から午後 14時までの時間限定ストを行なう模様。

マドリッド中央卸市場、平常を取り戻すのに1週間必要

運送業ストが続く中、昨日、マドリッドの中央卸市場には、警官隊に 警護されたトラックが計273台到着し、約120万キロの食料を下ろした。
先週の同じ木曜日に同市場へ持ち込まれた積荷は900万キロ以上であった ことを考えると、普段、扱われている量とは比較にならない少量である事が 判る。
 最も欠乏しているのが野菜や果物で、これらの食品については、ほとんど ゼロに等しい状態となっている。
また、肉類については冷蔵保存されている ものがすでに4%を切っており、間もなく底をつく状態で、唯一、冷凍食品に より動きが見られるのが魚類である。
が、今日の時点で引き続き入荷しないようで あれば、国産の魚のストックはゼロになるだろう、と魚屋組合長を務める フアン・ホセ・カマレロ氏は語る。


6月12日(木)

暴力行為に対しては同情の余地なし

数日前より運送業界の全国ストが続く中、本日、アルフレド・ペレス・ルバルカバ 内務大臣は、「ストライキによる交通封鎖は解決された」と発表した。
しかしながら、実際にはその後も各地でトラブルが起きており、これに対し、 サパテロ首相は、「業界の88%と政府との間で達した同意に従おうとせず 暴力行為による更なる社会混乱をきたすものについては、軍や治安警備隊に よる、より厳しい対応がなされ、また暴力を行使するものに対しては、 一切、政府からの同情の余地は無い」と通達。

ロッテリア詐欺、バレンシアで51名を逮捕

「ナイジェリアの手紙」の名で知られるロッテリア詐欺の被害が広まっていたが これは、外国人をターゲットに行なわれていた宝くじ詐欺のこと。
スペイン国外向けに行なわれているスペインの宝くじプロモーションであると 称して、ある日、外国人に手紙が届けられるが、後日、次なる手紙が届き、 60万〜300万ユーロ程度の当選金があったことが告げられる。
これらの書簡には、スペイン政府や、金融機関、保険会社などのロゴや印付きで 正式な書類に見せかけたものがそろっており、賞金を受け取るための手続きに 必要な費用、税金、などの名目で900〜9万ユーロ程度の費用の 支払いを求めるもの。
これを信じた外国人が請求額を支払うに至るが、伝えられた当選金は待てど暮らせど 届かない、と言うのが「ナイジェリアの手紙」詐欺であるが、すでにアメリカ合衆国や ヨーロッパ諸国の国民から、112件、総額210万ユーロの被害届けが 出されていた。
実際には、被害件数はこの10倍程度、被害総額は4千万ユーロを 越えると見られており、警察が捜査を続けていたが、この程、バレンシアで同犯罪に 関わっていたメンバー51名が逮捕された。
同捜査に伴い、ポータブルパソコンが24台、携帯電話が305個、 テレフォンカード80枚、偽造書類1300件、国外へ送るための詐欺用書簡が 15000通(内8000通は送付される準備が整っていた)、現金4万ユーロ、 500ユーロの偽札500枚、海外からの送金受領控えなどが押収された。


6月11日(水)

サラゴサ万博の警備に軍隊より750名を動員

いよいよ今週の金曜日に開会式、土曜日よりサラゴサ万博が一般公開されるが、 本日より軍隊から750名が動員され、警察機構と協力して万博施設、 高速列車の線路、そしてサラゴサ上空などの警備にあたる。
更に、予期せぬ非常時に備え、緊急時用ユニットの配備も予定されている。

運送ストメンバー、スト中に車にひかれ死亡

全国規模での運送業ストライキが続く中、昨日、17時頃、グラナダ県の アタルフェにて、スト中のトラック運転手がワゴン車にひかれ死亡する事故が 起きた。
死亡したのはフリオ・セルビジャ・ソホ氏、47歳で、同時刻、他の数人と 一組となって、ストに参加せず通過しようとする運送車の通行妨害運動を 行なっていたが、彼等に石を投げられ、妨害を受けたワゴン車運転手が 前方に立ち進路を阻む彼等に向かって前進をやめず、それを避けなかった フリオ氏と接触、そのまま逃走した模様。
ワゴン車ドライバーはその後すぐに逮捕された。
 亡くなったフリオ氏を偲んで、本日12時ごろ、事故のあった地点より ストメンバーによるデモが行なわれる予定。

ガリシア、漁港が沈黙、コルーニャ港、混乱

漁師によるストライキが続く中、日に日に魚が姿を消し始めているが、 昨日、ア・コルーニャやルゴの卸し市場では、ほとんど閉鎖された状態となり、 また、ポンテベドラでも極僅かな活動が見られるだけとなった。
更には運送業者トライキにより、およそ40%のガソリンスタンドで、 燃料の供給が滞り、コールーニャの港では、船の積荷を降ろしたものの、 これらがどこへも配送されず貯まる一方となり、大きな混乱が続いている。


6月10日(火)

運送業ストライキ継続

昨日、政府と運送業界との間で行なわれた交渉では両者の間で同意に 達する事は無く、今日もストライキ継続が決定された。
両者間の交渉は本日、再開されるが、今日も大量のトラックが 道路を占領し、マドリッドの出入り口付近などでは大変な渋滞と なり、ガソリンスタンドでは燃料の補給がままならず、「売り切れ」状態が 続くところも見られる。
 国境を通過する国道では、スペイン国内外への運搬を妨害すべく、 多数のトラックが停車し、その通行の監視を続けている。
乗用車、バスについては通行を許可しているが、トラックについては、 全面的に停止させているため、積荷を積んだままのトラックが 身動き出来ずに立ち往生を続けている模様。

対イスラム系テロ捜査、8人以上を逮捕

バルセロナ、カステジョン、パンプロナなどで、少なくとも8名が、 イスラム系テロの準備を行なっていたとして逮捕された。
まだ詳細は発表されていないが、その中にはアルジェリア人が数名、含まれており、 少なくとも2名は、バルセロナで拘束された模様。
彼等は、スペイン国内にてテロメンバーのリクルートや、テロ資金の海外への送金を 行なっていたと見られる。
 今年1月にもバルセロナで、インド国籍、パキスタン国籍などの14名が逮捕 されており、当時、バルセロナ市内でのテロが計画されていた事が判明しているが、 今回、逮捕されたメンバーとの関連性は無いものとして調査が進められている。


6月9日(月)

ETA,メディアに対しテロを再開

テロ組織ETAは、この6年間、報道機関に対するテロを停止していたが、 昨日、ビスカヤ県、サムディオ市にあるバスクの地方紙、El Correoの オフィスに対し、爆弾テロを行なった。
 約5キロの爆薬を詰め込んだリュックサックがオフィスのある建物の裏に置かれ、 昨日の早朝3時過ぎに爆発。
当時、オフィス内では50名が当日の新聞の発行作業に 追われていた。
今回のテロを行なうにあたって、ETAからの通報は全く無く、死者が出なかったのは 幸運の産物と言ったところ。
今年に入って、ETAが、通達無しのテロを行なったのは4度目。

運送業界、全国ストに

燃料費高騰が続くなか、ディーゼルはこの1年間で20%以上の値上がりを見せたが、 これに対し、運送業界が全国ストに突入した。
昨日よりすでにストを開始する者も見られたが、正式には今朝0時より開始された。
ストをまとめているのは、FENADISMER連盟で、スペイン全国の運送業界の 主に自営業者によって構成される組合で、全業界の約3分の1を占めている。
その他の組合は同ストに参加はしていないが、フランス、ポルトガルの組合がこれに 合わせてストを開始した。
また、ストに参加しないものも、スト参加者からの攻撃を恐れ、自由な活動を行なえない のが現状。
 これにより、物資の運搬が滞る事が予想され、昨日は、ガソリンスタンドへ燃料を 満タンにするために駆けつけた人々による長蛇の列が見られ、「ガソリン売り切れ」の 看板を出す所もあった。
  また、スーパーマーケットへ食料品の買占めに行くものもあり、 大手スーパーでは、翌日からの仕入れが滞る事を予想して、大量仕入れを行ない、 スト長期化に備える所も見られた。


6月6日(金)

RENFE、マドリッドーバルセロナ間の夜行列車サービスを維持

スペインの首都マドリッドと第2の都市バルセロナを結ぶ新幹線AVE路線が 開通して以来、両都市間を結ぶ在来線の中で、唯一、夜行列車である エストレージャ・コスタ・ブラバ号が運行を続けているが、これについても 廃止されるのではないかとの噂があり、これについて、利用者や、 公共交通機関プロモーション協会などから、抗議の声があがっていた。
これについて、マグダレナ・アルバレス経済産業省大臣は、現時点で 同サービスを廃止する予定は無く、6月15日以降の予約がRENFEの HPから出来なくなっているのは、必要な調整を行なっているために過ぎないと コメント。

漁船スト、続行

原油価格高騰に伴う燃料費値上げを訴える漁師達のストが8日目に突入するなか、 アンダルシアとガリシアを中心に各地でデモが行なわれている。
ウエルバ県では、200人程の漁師が集結し、Ayamonteにあるスペインと ポルトガルの国境をなす橋の交通をおよそ3時間に渡って遮断した。
ア・コルーニャでは、同問題について世間一般に訴えかけるため、 街頭で住民に無料で魚を配り、また、その他各地でも、交通の遮断、タイヤを 焼くなどの形での抗議活動が見られた。
これらのデモは、本日、マドリッドで開かれているスペイン、フランス、ポルトガル、 イタリアの水産省首脳会議に合わせて行なわれたもの。


6月5日(木)

マドリッドのタクシー、燃料値上げを訴えデモ

燃料費が上がり続ける中、マドリッドのタクシー組合が首都中心において デモを行なった。
デモは、本日11時30分にシベレス広場から始まり、レティロ公園横を 経由して、アトーチャに到着したのが13時頃で、参加したタクシーは およそ280台。
  タクシーは、公共サービスと見なされるため、同種のデモには、合法的には 最大で50台までしか参加することは認められていない。
組合側は、燃料費の値上がりに対処するため、半年に一度のタリフ改正を 要求。

ガリシアの漁船ストライキ、7日目に突入

燃料費高騰により、ガリシアの漁船ストライキが続いているが、 今日で、7日目に突入し、同地の水揚げ量の減少が目立ち始めている。
現時点では、まだ83.3%の漁船が漁に出ているが、スト通達を受けた際、 すでに遠洋に出ていた漁船が来週頭あたりから帰港し始めると見られ、 これにより、ストの影響は一気に表面化する見込み。


6月4日(水)

悪質な交通違反の場合、車両を没収?

ストップ・アクシデント協会によりマドリッドで開かれた第五回・路上バイオレンス対策集会において 交通安全を担当するバルトロメ・バルガス検事長は、免許取消処分を受けても日常的に運転を続けている者や、 同じ重度違反を繰り返すものなどについて、その所有する車を没収すると言う措置について検討中であると 発言した。
しかしながら、内務省筋はバルガス氏が述べた案について、何ら、政府はその相談すら受けていないと コメント。

エブロ河、増水。サラゴサ万博会場に浸水

サラゴサ・水万博の会場予定地では、いよいよ開幕を目の前にして その工事がラストスパートに突入しているが、そう言った中、5月から続く雨のため エブロ河が増水を続け、ついに万博会場予定地にまで浸水が始まった。
昨日まで川と会場との間にあった芝生が、今日はその姿は見えず、ただ濁流が 流れており、会場の周囲には、水の侵入を防ぐ為、砂袋が置かれた。
 現場では、比較的、楽観視されており、これ以上の増水は心配されていない様子。

サンティアゴ大聖堂、栄光の門修復準備開始

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂内にあるオリジナルの門、「栄光の門」の 修復を行うため、足場が組まれた。
スキャナー調査によって、彫刻の痛み具合などが確認されたあと、より正確な工期が 発表されるが、概ね2010年頃まで作業は続く見込み。
栄光の門の中央には、聖サンティアゴの像があり、世界中から訪れる巡礼者は 18世紀に増築された新しい門をくぐったあと、12世紀に作られた聖人像を支える柱に手をあて、 無事到着を感謝しつつ、聖堂内へと足を進めるが、しばらくはこの伝統的な習慣はお預けとなる模様。


6月3日(火)

バレンシア沖で大量の油を発見

バレンシア州政府の発表によると、バレンシア港から僅か2キロの海上で 今朝、長さ3.7キロ、幅50メートルに渡って広がる巨大な油膜が確認された。
これは、およそ20個のサッカー場を合わせただけの規模に匹敵する。
現時点で、この付近でトラブルに遭遇した船の連絡は入っておらず、依然、 どこから流出したものなのかは不明。
油は海岸線に沿って、徐々に北上している模様。

バレンシア、アンダルシアの水不足続く

5月にあった連日の雨で、スペイン全国平均としてはその貯水量が59.3%まで 達し、とりあえず、旱魃から抜け出したかに見えるが、セグラ川やフカル川の 貯水池では、それぞれ、その水位が未だに21.2%、25.6%となっており、 依然、深刻な水不足が続いている。
 カタルーニャではすでに50%まで戻り、バスクではすでに100%に達した。

マドリッドーバルセロナ間AVE客室乗務員スト

RENFEの乗務員はベース給与として745〜900ユーロが支給され、 更に、実際に列車に乗り込んだ時間によって、追加支給を受けているが、 マドリッドーバルセロナ間のAVE開通に伴い、乗務員の収入が大きく減少 する事になった。
 在来線の時には両都市間の移動には約5時間を要していたが AVEに変わってから、彼等の勤務時間は一便につき、3時間から3時間半程度に 減り、その結果、収入も月額にして400ユーロ少なくなったと言う。
これらの改善を求めて、労働者組合は、6月の2日から4日まで、14日から15日までの 2回にわたるストライキを発表した。


6月2日(月)

ビスカヤ、大雨で浸水

日曜の朝方に降った集中豪雨によりビスカヤ県では、 各地で床上浸水や道路の寸断が起こった。
このため一部の地域では、消防隊員が住民をボートで 救出する一幕もあった。
また、近郊線やビルバオ市内の地下鉄も一部区間で運休された。
記録的となった5月の降水量のため、 各地の河川が増水し、今回の雨で氾濫した。
予報では、この地域では月曜の夜から火曜にかけても雨となる見込み。

軍隊の日サラゴサで式典

昨日、サラゴサで軍隊の日の式典が行われ、国王、皇太子夫妻 ら王族や政府関係者が参列した。
チャコン防衛大臣は産休中のため、代行を務めるルバルカバ内相が出席した。
戦闘機によるアクロバットショーを皮切りに1700人の 兵士と90台の軍用車が行進した。
続いて出席者らは、サラゴサ市長の主催した夕食会に招かれた。

ジロ・デ・イタリア、史上二人目のスペイン人優勝

イタリア最大の自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア の最終ステージが昨日行われ、マドリッド出身のアルベルト・コンタドール選手が 初の総合優勝を果たし、1992−3年にミゲル・インドゥラインが、連勝して以来 スペイン人としては二人目となった。
同選手は、どのステージでも優勝することなく総合優勝を 飾るという珍しい記録も作った。
コンタドール選手は、現在25歳昨年のツール・ド・フランスでも 初優勝しており、これがらが期待されている。



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