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9月30日(火)

テネリフェ島に229名の密入国者

昨日の夕刻18時35分頃、グラン・カナリア島沖55マイルの水域で 密入国者を乗せた簡易船が発見された。
海上救助隊の船、マリア・サンブラノ号によって保護、けん引された密入国船は テネリフェ島のロス・クリスティアノス港へ無事、到着。
乗っていたのは229名で、内6名だけが体温低下により、病院へ運ばれたが その他は全員、健康状態は良好。
全員、男性で、25名の未成年者が含まれていた模様。

バルサファン5名を逮捕

先週末に行なわれたスペイン・サッカーリーグの、エスパニョールVsバルサ戦の中で、 バルサファンが集まる観戦席から、エスパニョールファンが集まるエリアへ向けて、 複数の発炎筒が投げ込まれる事件が起きた。
一時、混乱となり、試合は10分近く中断となったが、スタジアムの防犯カメラが とらえた画像により、発炎筒に火をつけ、投げ込んだバルサファン5名が確認された。
これら5名について、バルセロナの裁判所では、公共の治安を乱したものとして有罪とし、 仮服役を命じたが、2003年に改正された法によれば、最大で4年半の服役が命じられ、 服役期間が終わったあとも、サッカースタジアムへの入場は更に向こう3年間、 禁じられる事となる。

エウリボル5.38%に

ヨーロッパ市場の金利エウリボルは8月に下降線を見せたが、再び上昇を開始し、 9月は、5.383%で閉じられようとしている。
多くのローン金利は、このエウリボルを基準としているため、変動性金利ローンを 組んでいる者で、今、金利の定期更新が行なわれる場合、スペイン国内での平均的 ローン(エウリボル+0.5%の金利適用で25年返済)の返済で月額約59ユーロの アップ、年間にして709ユーロのアップとなる。
 こう言った中、金利上昇に伴って上がるローン返済額に対応できなくなり、返済不能に陥る住民が 目立ち、過去1年間に、その数は0.5%から1.3%に増加している。


9月29日(月)

アンダルシア各地で大雨警報

本日早朝、大雨のため、セウタで洪水、市内各地で家屋への浸水があり、 公立の学校は全て休校となった。
今後も、更なる降雨が予想されるため、セウタでは、大雨洪水警報(赤に次ぐオレンジ警報)が 持続されている。
また、セウタ以外にもマラガ、カディス、グラナダなど、広範囲にわたって同様の警報が 発動されているため、今後、これらの地域では注意が必要。

国産オリーブ油、13%の値下がり

国産オリーブ油の価格が、今年1月から13%下がり、1キロあたりの値段が2.26ユーロ と、過去4年間で最低値を記録した。
今年1月には、キロ当たりの値段が2.6ユーロであったものが下がり続け、夏場には かろうじて2.3ユーロの壁を保っていたが、夏が終わると共に、これを維持出来なくなり、 一旦、2.26ユーロまで落ち、現在、2.29ユーロとなっている。
原因としては、未だ、販売出来ずに残っている在庫の量が多い事が挙げられるが、 8月31日時点で、スペイン全国での在庫が528.500トンと、昨年に比べて 18.8%も多い数字となっていた。
国内最大の生産地ハエン県では、213.830トンの在庫を抱えており、これは アンダルシア全体が抱える在庫の60%、全国の52%に相当する。

9月のインフレ率、0.3%下がって4.6%に

EU圏内共通の方式で算出される統一年間インフレ率の9月分が、本日、国家統計局より 発表されたが9月時点でのインフレ率は0.3%減の4.6%となった。
先月、8月にも0.4%減を記録しており、今回で2ヶ月続けての減少となる。
2007年9月からの石油価格高騰と、それに伴う基本物資価格の高騰により、 物価上昇率は史上最高値を記録したが、先月から見られる石油価格の下落により 2ヶ月連続でのインフレ率減があったと見られる。


9月26日(金)

バルセロナ、走行速度80キロ制限により大気汚染が4%減少

大気汚染の緩和を目的として、バルセロナ市への出入り口付近では、 高速道路であっても、制限速度が時速80キロに設定されているが、 今年前半の結果を見ると、これにより排気ガスによる汚染が3.5〜4%減少した。
この新条例の施行については、賛否両論に分かれていた中、環境保護の ための一応の成果が確認された訳だが、カタルーニャ環境庁が予測していた 効果(20%減)と比較すると、大幅に下回る結果となった。
 バルセロナ工科大学で行なった計算によると、この半年間の推移が一年を 通して持続するとした場合、年間93400トンのCO2の発生が抑制され、 4450万ユーロ相当の燃料の節約になると言う。

不動産売買、26.3%減

2008年7月に行なわれた売買契約は46467件で、前年度同時期比較26.3%減と なった。
不動産業界の低迷は依然、深刻な状況となっているが、そう言った中でも、 ややポジティブな傾向が見られたのがこの7月の売買状況で、年間比較の数値のみを 見れば、前年度比26.3%減となるが、1ヶ月ごとの動きを見た場合、今年5月には 34.3%のマイナスであったのものが、6月には29.6%のマイナスと、下降線が やや緩やかになり、そして7月には6月よりも1%プラスとなり、これまで落ち続けて いたものが、やや安定の兆しを見せ始めた模様。

中国製キャラメル、各地で販売、メラミン混入か?

中国本土にてメラミン混入の被害が発覚した後、同様の製品がEU諸国内へも 流通している可能性が高く、政府や消費者協会連盟などが調査にあたっていたが、 メラミン混入の疑いがもたれる中国製キャラメル、ホワイト・ラビットが、 ムルシア、セビージャ、マドリッドなどで販売されているのが確認された。
このキャラメルを輸入している業者はスペイン国内に複数あるとされるため、 同製品について、部分的な検査ではなく、ロット単位での広範囲な検査を行なう 必要があると、消費者協会連盟は指摘している。


9月25日(木)

プラッツ空港、経済危機とAVEの影響により利用者8.6%減

経済危機と旅行業の低迷、燃料費値上げは、スペイン全国の空港に打撃を 与えているが、主要空港の中では、バルセロナのプラッツ空港が最も大きな 影響を受けており、昨年8月と今年8月の利用者数を比較すると、実に8.6%の減少 となった。
また、国鉄が運行する新幹線AVEの影響も大きく、マドリッドーバルセロナ間を 結ぶAVEは、開通後、すでに300万人の利用者を獲得しており、これは両都市間の 移動者数の約40%を占めると言う。
また、スペイン空港事業団によると、航空機利用者マーケットの19%がAVEに 流れたと言う。
しかしながら、同じ経済危機、同じAVEの影響下にあるマドリッドのバラハス空港では 同時期の減少率は2.7%となっており、バルセロナに比較すると受けた影響は少ないと 見られる。
またこの1年間の総利用者数で比較すると、バルセロナの空港が、4%の 利用者数減であったのに対し、マドリッドの空港では2.7%の増加となった。

マドリッド市、まだ開始されていない全てのプロジェクトを見合わせる事を発表

経済危機の続く中、マドリッド市は、現時点で開始されていない全てのプロジェクトの 実行を見合わせる事を発表した。
これは、予定されていたプロジェクトの完全なキャンセルではなく、現在遭遇している 経済危機への対応策の一環として、開始時期を遅らせるものであると市の財務担当 フアン・ブラボ氏は語る。
これにより、約2億ユーロの資金が、一旦、余剰資本として確保される。
プロジェクト延期によって影響を受ける主なものとして、学校、老齢者用施設、 道路整備などが挙げられる。

狂牛病被害、4人目を確認

8月にレオンの病院で死亡した64歳の女性が、狂牛病患者であったかどうかについて マドリッド、アルコルコン市の病院で検査が行なわれていたが、予想通りの結果が 発表された。
この女性には41歳の息子がいたが、彼も今年の2月に狂牛病で 亡くなっている。
これでスペイン国内における狂牛病感染例は4件目となり、 また、同じ家族内での患者が出たのは世界初の報告例となる。
 4件の感染例は、ヨーロッパでは少ない方で、また、潜伏期間が長く、発症するまで 5年から10年かかるとされる事から、今回の2件については、90年代に発見された 狂牛病についての世界規模での対策が行なわれる前に感染したものと見られる。


9月24日(水)

各地で大雨

レバンテ、アンダルシアなどの各地で大雨の被害が続出している。
バレンシアのスエカでは、昨日の15時30分から17時30分までの4時間に 1uあたり328リットルの降雨を記録したが、これは、例えば、アルメリアの 1年間の降水量を上回るものである。
街の排水設備は、これだけの水量に対応する事が出来ず、街中は水深50センチの 洪水となり、地上階、地下階に、多大な被害を出した。
エルチェでは、35分間に1uあたり40リットルの豪雨となり、同市内にある 病院では天井裏に溜まった水を取り除くため、天井の一部を壊さなければならなかった。
また、同市内のガソリンスタンドの屋根が落ち、4台の車が押しつぶされるなどの 事故も見られた。
気象庁では、本日付で、今後もアルバセテ、アリカンテ、バレンシア、ムルシアなどを 対象に大雨警報を発動し、一時間辺り、30〜40リットル/u、12時間に100 リットル/uの雨量を予測している。

不動産中古物件価格、更に下落

不動産業界の低迷が続く中、中古物件の価格は、更に落ち続け、2008年度 第3・四半期には、バルセロナで5.3%、マドリッドで1.5%の下落となり、 これらスペイン2大都市における中古物件の値段は2005年から2006年当時の レベルにまで落ちた事となる。
これにより、中古物件の価格相場はバルセロナで4416ユーロ/u、マドリッドで 4106ユーロ/uとなった。
2大都市以外での変化を見ると、バレンシアが2.4%減で2708ユーロ/u、 セビージャが3.3%減で3030ユーロ/u、サラゴサが5.2%減で2922ユーロ/u、 トレドが1.6%減で2411ユーロ/u、バジャドリが3.2%減で2237ユーロ/uと なった。
一方、相場価格が上昇したところもあり、オビエドが4.2%増の5453ユーロ/u、 パルマ・デ・マジョルカが0.1%増の5415ユーロ/u、サンタンデールが1%増の 3142ユーロ/u、ムルシアが3.7%増の2167ユーロ/uとなった。


9月23日(火)

国庫赤字、国民総生産の1.31%に

経済危機が続く中、スペインの国庫収支は6月に、2005年の同時期以来、 初めて赤字となり、その後3ヶ月間、状況は悪化を続けた結果、8月には 146億3800万ユーロの赤字を記録、国民総生産の1.31%に達した。
国庫収入は今年1月から8月にかけて、前年度同時期比17.7%の減少となり、 838億3800万ユーロに止まった一方で、支出は前年度同時期比9.4%増の 984億7600万ユーロに達した。
収入減の大きな原因となっているのが、不動産売買の極端な減少であるが、 税別に見ると、所得税が0.5%減、法人税が29.6%減、付加価値税が15.8%減、 となっている。

600個以上の偽2ユーロコインを押収

セビージャで進められていた捜査により、600個以上の偽2ユーロコインが 発見された。
偽コインは、精巧に作られており、本物との識別はほとんど不可能で、 これまでに何ら、疑いを持たれる事も無く、数度にわたって銀行に入金されていた。
今回の捜査で見つかった偽コインの流通に関わっていたのは中国国籍の女性で これらのコインが中国から持ち込まれているとの見方が強まっている。

イベリア航空、マドリッドージブラルタル間のルートを廃止

マドリッドのバラハス空港とジブラルタルとをつないでいたイベリア航空のフライトが 廃止される事となった。
9月28日の便を持って、運行は終了となる。
利用者が少なく、収益につながらないと言うのが理由であるが、今後、状況が変化 した場合、運行の再開の可能性は常にあるとの事。


9月22日(月)

ETAによるテロ、24時間以内に3つの爆弾が爆発

昨日早朝から今朝にかけて、ETAによる爆弾が3箇所で爆発した。
一つ目はETAの名による電話通告のあと、ビトリア市内で約82キロの 爆発物を積んだ車が爆発。
破壊されたのは、一年前にオープンしたビタル銀行の 所有物で、非営利の社会的活動を行なうためのセンターとして利用されていたもの。
周囲に住宅街は無く、電話通告のあと、付近を立ち入り禁止にする事により、 人的被害は防がれた。
 二つ目は、ビスカヤ県オンダロア市の地方警察エルツァインツァの入り口に 仕掛けられ、事前通告無しに午前4時30分ごろ、爆発した。
爆発物は約100キロと思われる。
テロリストは、車のトランクに積んだ爆弾の破壊力を最大に引き上げるため、 トランクを開けた状態で放置し、更に、人的被害を増大させるため、爆発させる前に 警察署内へ2本の火炎瓶を投げ入れ、内部の人々が、爆弾が置かれた建物の出入り口へ 出てくるように仕向けた。
警察署内にいた人々は、この際、表口から出ず、裏口から避難したため、爆弾による 被害は、最悪の事態を免れ、数名の怪我人を出すに止まった。
 三つ目は今朝1時前に起きた爆発で、カンタブリアのサントニャ市にある 軍施設の近くに仕掛けられた。
爆発の30分程前に、ETAの名前で通告があったが この爆発により、46歳の軍人1名が死亡、6名以上が重軽傷を負った。

マドリッド東部で、豪雨、1名死亡、4名負傷

今朝6時から7時15分にかけて、マドリッド州東部で集中豪雨となり、 大きな混乱をもたらした。
この中で、女性1名が死亡、4名以上が負傷した模様。
死亡した女性は、水に流され、車の下敷きなっているのが発見され、 現場での緊急処置を受けたがすぐに心臓が停止し、死亡が確認された。
大雨と洪水による緊急体制は午前11時頃、解除されたが、その後も 交通の乱れは続いている模様。

闘牛士ホセ・トマス、今シーズン終了

昨日、バルセロナで行なわれた闘牛に、ホセ・トマス、ルイス・フランシスコ・エスプラ、 セラフィン・マリンが登場。
3名の闘牛士達は、ビセンテ・アミーゴがホセ・トマスのために作曲したパソドブレを バックに入場行進を行なった。
今回の闘牛で、稀代の名闘牛士ホセ・トマスは今シーズンを終えたが、1頭目の闘牛で 耳を1枚、2頭目の闘牛では、耳2枚と尾が授与された。
2頭目の牛は、その勇猛さが認められ、殺さず、種牛として生かされる事となったため、 尾を切り落とす事が出来ず、その授与は、シンボリックなものとなった。


9月19日(金)

移民失業者の自発的帰国推進プロジェクト今日承認か。

政府閣僚審議会は、合法的に労働している移民に対し 希望者には、該当する失業保険をあらかじめ 給付するかわりに出身国への帰国を促すプロジェクトを 今日可決する見込み。
これは、経済危機の影響で、建設関係を中心に移民の 失業者が増大したことを受けたもので、エクアドル、モロッコなど スペインの社会保険庁と協定を結んでいる国が対象となる。
希望者は、最初にスペインで保険総額の40%を受け取り、翌月 残りの金額を自国で受給できる。一方で労働・滞在許可証の権利 を放棄し、3年間スペインへの入国は許されない。
この時点で労働のため の入国を申請した場合、許可が下りるかどうかは保障されないが、帰国から 5年後以降に同じ申請をした場合、優先的に仕事の契約を得られるだけでなく 以前に持っていた許可証と同レベル(永住権など)のものが支給される。
ただし、このプロジェクトがいつから施行されるかは未定

ロルカの遺族、共同墓地の発掘を了承

フランコ独裁政権時代に銃殺されたグラナダの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ が埋葬されている共同墓地の発掘について、同氏の遺族らは、これを了承した と発表した。
これは、同じ墓地に埋葬されているとされる教員の遺族らが希望していたもので ロルカ家側は当初反対していた。ロルカの兄弟の孫にあらる女性は、反対していた理由は 遺体発掘が見世物になることを恐れていたためであるが、他の家族の気持ちを尊重して今回の 了承に踏み切ったと語った。
尚、発掘後もロルカの遺体は、同じ場所に再び葬られることを希望している。

サン・セバスティアン国際映画祭開幕

ギプスコア県のサン・セバスティアンで毎年行われている映画祭が昨日開幕
第56回を迎える今年はゲストにアントニオ・バンデラス、ハビエル・バルデムら スペイン出身の国際的俳優のほか、バルセロナを舞台にバルデムやペネロペ・クルス 出演の映画を監督したウディ・アレンも参加した。
同映画祭は今月27日まで開催され 最終日にコンチャ・デ・オロ(金の貝殻賞)が発表される。


9月18日(木)

国会、妊娠中絶法改革委員会の設置を承認へ

本日スペイン国会で、現行の妊娠中絶法に対する改憲案を討議するための 小委員会の設置が承認される見通しとなっている。
同法は、22年前から 施行されているが、現行法では、1妊娠が暴行によるものである、2 胎児に重大な障害等が認められる、3妊婦の心身の健康 に危険が及ぶ場合のみ中絶が許されており、女性の権利の軽視 など様々な問題が指摘されている。
野党第一党の民衆党は、反対を表明しているが、 その他の政党は、ほぼ賛成票を投じると見られ、可決が見込まれている。

雄牛の看板にマスク

環境保護団体グリーンピースは昨日、CO2の排出による地球温暖化を訴える ため、マドリッド郊外の街道沿いに建てられている酒造メーカーの牛を模った 看板にマスクとSTOP CO2と書かれた標識を掲げた。
同団体代表は、この牛の 看板を国内における不必要なCO2排出の証人とみなし、国民に削減への自覚を訴えた。
この巨大な雄牛の看板は、スペイン各地の街道沿いに建てられており、 この会社だけでなくスペインのシンボルとして映画などでとりあげられている。

マドリッドに音楽学院新校舎完成

スペイン国内だけでなく、ヨーロッパ、アメリカから多くの才能ある音楽家を輩出している アルベニス財団高等音楽院の新校舎がマドリッドに完成。昨日ソフィア王妃とガジャルドン市長 出席のもと、オープニング・セレモニーが行われた。
新校舎は、オペラ劇場や王宮に 近いラマレス広場に位置し、教室やリハーサル室のほか、パイプオルガンを擁する音楽堂が 付属しており、11月2日にズビン・メータ氏指揮によるコンサートが予定されている。


9月17日(水)

スパンエアー、離陸時のアラームシステム点検を拡張

バラハス国際空港で起きた離陸直後の墜落事故のあと、スパンエアー社は 毎回の離陸時にアラームシステムの点検を行なうようパイロットに指示を出した。
8月20日にバラハス空港で起きた事故の原因として、離陸時に用いられる 高揚力装置の一つであるフラップが正常なポジションに無く、この異常を アラームシステムが警告しなかったためと言う見方が強まっている。
これまでの調査の結果では、このフラップが正常位置に無かった可能性を 挙げているが、もう一つの高揚力装置スラットについては、触れられていない。
専門家によれば、フラップが機能していない場合でも、スラットが働いていれば 離陸は出来たはずであると言う。
今回、事故を起こしたボーイング社のMD型機は、1987年にもデトロイトで 同様の事故を起こしており、その時もフラップが開いておらず、この事を 離陸時アラームシステム、TOWSが警告しなかった。
この事故のあと、ボーイング社は、毎回の離陸時に、アラームシステムの点検を 行なう事を奨励したと言うが、スパンエアーは、一日に一度行なうだけで、毎離陸時の 点検は行なっていなかった。
8月20日も、事故を起こしたMD-82は、朝、バルセロナを飛び立つ時には、 日に一回の点検を行なっていたが、その後、マドリッドからカナリアスへ飛び立つ際 には、これを行なわなかった。
 スパンエアーのオペレーション・ディレクターであるハビエル・ムエラ氏は、 「ボーイング社がデトロイトでの事故のあと、毎離陸時の点検を奨励したと言うのは 実に20年前、1987年の事である。スパンエアーが生まれたのは1988年で、 ボーイング社から、スパンエアー社に向けて、毎離陸時の点検を行なうべきであるとの 指示も情報も、一切、届いた事は無い」とコメント。
民間機事故調査委員会CIAIACは、EUとアメリカ合衆国に対し、これら 高揚力装置を含む、離陸時のアラームシステムが正常に機能しているかどうかの点検を 毎回の離陸前に行なう事を義務付けるよう要求を出した。

マラガの旱魃、深刻化

マラガ県では、4年間の旱魃が続いており、現時点であと6か月分の水しか 残っていない。
このままでは10月から緊急警戒態勢に突入し、1月から 大幅な断水が行なわれる事となる。
マラガ県では、1995年に一度、奇跡が起きた。
この時にも、4年間の旱魃が続き、マラガ市では毎日12時間の断水、マルベージャ市 では17時間の断水となっていたが、まさに、水道が枯れ尽きる寸前になって、 95年の9月11日、それまで曇る事を知らなかった空が突然雲に覆われ、雨を 落とし始めたかと思えばそのまま40日間、降り続けた。
 その後、再び空は晴れ渡り、現在に至っているが、この秋、マラガの人々は 再度の奇跡を待ちわびている。

ローン未返済率、更に増加

今年7月までの7ヶ月間のカタルーニャにおけるローン未返済は、2007年同時期に 比べて、65.7%の増加となり、22億9800万ユーロに達した。
7月だけで比較すると、昨年度同時期比較、87.8%増となった。
スペイン全国平均としてみると、今年7ヶ月間と昨年の7ヶ月間を比較した場合 その増加率は84.5%で、総額114億7800万ユーロに達する。

警察官、自家用車に仕掛けられた爆弾を積んだまま10キロを走行

ビルバオの傍にあるバサウリの国家警察官舎まで、自宅から10キロの道のりを 一警察官が昨日の午後、自家用車で移動したが、運転席下部に爆弾が仕掛けられている 事を発見し、爆発物処理班TEDAXへ通報した。
爆発物は午後19時ごろ、無事、取り外され、爆発も怪我人も出なかったが、 これは、仕掛けられた起爆装置が機能しなかったからである。
バサウリの警察官の車に爆弾が仕掛けられ、爆弾を積んだまま走行した例は、 1989年、1991年に続いて、これで3度目となるが、いずれも爆発はせず、 テロ失敗に終わっている。


9月16日(火)

最高裁 ANV党を違法と判決

違法政党バタスナの後継者であり、テロ組織ETAの政治介入の道具であるとして 政府や検察庁より告訴されていたANV党について、本日、最高裁は訴えを認め、 同当に対し、全員一致で違法判決を下した。
正式な告知は近日中に行なわれる模様。
これにより、ANVは解散を命じられる事となる。
また、同様にETAとの関わりが指摘されているPCTV党に対する訴えについても 明日から審議が開始される。

2万人のスペイン人が出稼ぎ、18万人の移民が失業保険を受けとる

先日、最大野党PPのラホイ代表が、政府の経済危機対策に対する批判の中で行なった 「18万人もの移民が失業保険を受け取っている一方で、2万人ものスペイン人が フランスのブドウ畑へ収穫作業の出稼ぎに出ている」と言う発言が、大きな世論を 呼んでいる。
これまで、合法的に労働を行ない、年金や健康保険を支払い続けてきたにも関わらず 移民であると言う理由だけで、このような言われ方をするのは前代未聞であると 政界や、特に労働組合などからの非難の声が高まっている。


9月15日(月)

サンティアゴ巡礼路に南京虫が大発生、巡礼宿3件、閉鎖

サンティアゴ(ヤコブ)巡礼路上にある巡礼宿で、南京虫が大発生し、 広範囲わたって広がりつつある。
南京虫は、衣類やリュックなどに付着して、人の移動と共に移動を続けるが、 その先々で、異常な勢いで増殖する。
サンティアゴ巡礼路には、沢山の巡礼宿が点在しているが、衛生対策が徹底されて いないため、今年の夏も、南京虫が大繁殖し、その被害は、徐々に巡礼宿から、 通常のペンションやオスタルにまで広がりつつある。
こう言った状況下、フィステラ、トリアカステラ、ポルトマリンにある 巡礼宿3件が、閉鎖された。
また、メリデの巡礼宿も全館殺虫消毒が行なわれた。
事態の重大さに、夏の終了に合わせて、今回初めて、巡礼路上にある全巡礼宿の消毒が 行なわれ、その後、15日間はすべての巡礼宿が閉鎖される模様。
 巡礼宿の利用者の中に、南京虫の被害にあった人が続出し、これが原因で 巡礼を途中で断念する人も多く、また、巡礼を辞めるようにと、ネット上で 呼びかける例も増えつつある。

政府、「カタルーニャの日」に起きた不祥事について早急な報告を要求

9月11日、「カタルーニャの日」には例年のごとく、カタルーニャの独立を叫ぶ 過激主義者によるトラブルが起きたが、その中でスペイン国王の写真や、 スペイン国旗、そしてフランス国旗を燃やすと言う光景が見られた。
更に、13日の土曜日には、バルセロナにあるクリスティナ王女の自宅に 火炎瓶が投げ込まれるなどの事件が続いたが、この犯人については、 仮拘束処分がとられた。
スペインの国家裁判所は、カタルーニャ自治政府内務省に向けて、 今回の不祥事についての詳細と、カタルーニャ自治警察がとった対応などについて 早急に報告をするよう要求した模様。

サン・セバスティアン、ETAシンパとバスク警察が衝突

昨日、サン・セバスティアンでは、コンチャ海岸において恒例のボートレースが 行なわれていたが、これに合わせて、13時45分ごろ、テロ組織ETAのシンパによる デモが開始された。
  同デモは、許可がおりず禁止されていたものであるが、シンパによる強行を予測して 配備されていたバスク警察が、これの阻止にあたった。
デモ隊は、警官隊に対し、 石、瓶、椅子などを投げつけるなどの行為に出たため、機動隊が出動し、ゴム弾を 発砲、激しい衝突となった。
午後4時ごろ、騒動は治まったが、5名が逮捕者が出た。

 


9月12日(金)

スパンエアー墜落事故による死亡者の合同葬儀行なわれる

8月20日にマドリッドのバラハス国際空港において起きた スパンエアー墜落事故による154名の死亡者のための葬儀が 昨日、マドリッドのアルムデナ大聖堂で行なわれた。
葬儀は国王夫妻の司式により、ミサはマドリッド大司教により執り行われた。
およそ2000人が参列したが、その中には首相、最大野党代表、 スパンエアー役員、SAS役員などの他、パイロットや客室乗務員などが 制服姿で参列した。

バルセロナ・セビージャ間のAVE,所用時間1時間の短縮

マラガ/セビージャとバルセロナをつなぐ新幹線AVEは、現在、 6時間40分かけて運行されているが、新しいバイパス工事が完了すると 1時間短縮されて5時間40分で移動できるようになる。
現時点では、この路線はマドリッドのアトーチャ駅を経由しているが、 新バイパスが完成すると、マドリッドに立ち寄る必要がなくなるため、 町への出入り口での減速の必要が無くなり、更に走行距離が約26キロ短縮される 結果、所要時間が1時間減少することとなる。
このバイパス工事は年内、或いは、来年の頭には終了する予定。

イバレチェ氏、判決を「民主主義のつまずき」と批評

憲法裁判所により、バスク州知事のイバレチェ氏により提案された バスク国民意識調査は、違憲であると判定が下されたが、これに対し、 イバレチェ氏は、「民主主義の躓きである」と批評した。
同意識調査の実施について、政府はその違憲性を憲法裁判所に 訴え、違憲判決を引き出した訳だが、これを受けて、バスク州知事は 思想と表現の自由、そして政治への参加の権利を妨げられたとして、 EU政府の人権裁判所へ告訴する旨を再確認した。

 


9月11日(木)

サンツ駅内のバスターミナル工事、2014年の完成を目指す

バルセロナのサンツ駅が、国鉄、地下鉄、バスなどを含めた総合ステーションに なるには2014年まで待たなければならない。
予定では、バスターミナルの工事は2011年に開始され、2014年に完成と 言う見通しが立てられているが、サンツ駅のリフォーム工事は2005年に 始まっており、2014年完成と言う事は、実に10年越しの作業となる。
 全体的な構想は、具体的なプランに沿って進められている訳ではなく、 まだまだ構想の段階を越えない部分が多いが、予定としては、新サンツ駅が 完成した時には、その面積は現在の18000uから、35000uに拡張される 事となる。

4ヶ月ぶりにインフレ下がる

石油価格が少し落ち着き始めた影響で、スペインのインフレ率も 4ヶ月ぶりに下降線を示し、8月のインフレ率は4.9%と、7月に 比べると0.4%減となった。
がしかし、1年前の2007年8月には2.2%であったのと比べると、 インフレは依然、高い数値を示しているのに変わりは無い。
今朝、財務大臣ペドロ・ソルベス氏は、2008年ののインフレ率は 4%以下で終わる事が予想されるが、これはあくまでも石油価格が現状を 維持してくれればの事であるとコメント。

石が降った日

1昨日から昨日に日付が変わって間もない午前1時過ぎ、マドリッドの 南西部から北東部にかけて、約4キロX20キロの広範囲を突然、嵐が 襲った。
上空13キロに広がった冷たい空気と、地上付近の28度と言う気温との アンバランスが原因となり、直径3センチにもなる石のような雹と、雷を伴った 嵐となった。
この時の降水量は1uあたりおよそ60リットルを記録しており、また 計300の落雷が観測された。
車のガラスや、家屋のガラスが割れ、高速道路を走行中の車両も停止し、 地下トンネルや、地下鉄駅はあっという間に水が溜まり通行不能と化した。
夜が明けたあとのマドリッドの町は、溶けずに残った雹や水溜り、そして 嵐の影響で落ちた街路樹の葉や枝、なぎ倒された大木などに埋め尽くされ、 これらの撤去作業は今日も続いている。

 


9月9日(火)は、マドリッドの祝日にあたる為、ニュースはお休みさせて頂きます


9月8日(月)

週末の事故死者数、1964年以来の最小記録

今年に入って、9月7日までにスペイン国内の交通事故による死亡者数は 1525名を数えているが、これは全年度に比べ、20%少なくなっている。
また、今年の夏は、交通局が統計を取り始めて以来、最も死亡者数の少ない夏 となった事が話題となった。
更に、9月の第一週末における死亡事故件数は8件で、死亡者数は 9名となり、これは、実に1964年以来の最小記録となった。

カタルーニャ自治政府、地元製品販売促進援助

カタルーニャ自治政府と大手スーパー・チェーンのカプラボとの間で 一つの協定が結ばれた。
それは、カタルーニャ地方の地元製品のプロモーションを行なうため、 カプラボを通じて、地元製品を20%割引で販売すると言うもの。
これを実現するために、カタルーニャ政府は300.000ユーロの 援助金を用意した。
これにより、カタルーニャにある264件のカプラボ支店において、 オイル、水、米、コーヒー、カバ、チョコレート、保存食品、卵、 ビール、パスタ他、さまざまな地元製品が、9月末まで、20%割引で 販売される。

2007年、92万人の移民を受け入れ

経済危機が続き、失業率が急上昇する中でも、スペインへやってくる移民の数は 多く、2007年度の統計では、920.534名の移民を受け入れるに 至った。
性別で見ると、以前は圧倒的に男性の移民が多かったが、2007年度の 統計では、男性が502.168名、女性が418.366名と、大差は 見られない。
これら移民の出身地別に見た場合、ヨーロッパからの移民はバレンシア方面を 居住地として選ぶものが多く、イベロ・アメリカからの移民はマドリッド、 アフリカ、アジアからの移民はカタルーニャを選ぶ者が多い。

 


9月5日(金)

アトーチャ駅、チャマルティン駅のチケット売り場職員スト

マドリッドの国鉄アトーチャ駅、チャマルティン駅のチケット売り場の スタッフが本日よりストを開始。
断続的なストが予定されており、この後、15日、19日、24日、26日の 12時から15時と、20時から24時の時間帯にストを行なう予定。

ミハスで山火事

昨日の午後19時45分ごろ、マラガ県ミハス近辺の2箇所でほぼ同時に 山火事が発見された。
火がミハス市の居住区傍まで迫ってきたため、およそ300人の住民が 住居を離れ体育館へと避難した。
今朝7時ごろ、約75ヘクタールの山を焼いて、火はおさまった模様。

アビラの中世祭り開始

本日より日曜日の夜21時30分まで、アビラ市では中世祭りが開催される。
毎年、この時期に行なわれてきた祭りは、今年で12回目を迎えるが、 これまでの「中世祭り」から更にそのコンセプトを広げ、今年は 「中世3文化の祭り」とされる。
3文化とは、キリスト教文化、イスラム教文化、ユダヤ教文化の事で、 アビラの町にこれら3教徒達が共存してきた事実にちなんで行なわれる 中世祭りとなる。
町の人々は中世の衣装を身に付け、町中が中世色に彩られるこの祭りは アビラにとって一年間で最も大きな行事と言えるもので、大勢の観光客が この中世の町を埋め尽くす事となる。

  スパンエアー利用者、8%減

8月にバラハス空港で墜落事故を起こしたスパンエアーは 一時的にその利用者が減り、同月の利用者数は、前年度同時期と比べて 8%減となった。
同社のオーナーであるスカンジナビア航空は、事故による影響を認めつつも、 「事故直後には大きな影響が見られたが、それもすぐにおさまり、平常を 取り戻しつつある」とコメント。

 


9月4日(木)

カディスの山火事、1000人が避難

カディス県のアルヘシラスにある自然公園で発生した山火事は、 すでに150ヘクタールを焼き、依然、燃え続けている。
昨夜、23時30分頃から付近住民への避難命令が出され、明け方までに およそ1000人の住民が避難した。

ラ・ノチェ・エン・ブランコ、地下鉄は午前3時まで運行

9月13日から14日にかけて、マドリッドでは去年に引き続き ラ・ノチェ・エン・ブランコが開催され、一晩中、市内各所で様々な 催しが行なわれる。
これに伴い、マドリッド市では、地下鉄の運行を午前3時まで延長する旨を 発表した。

女達のカーブ

カディス県にあるアラミージョ峠とロンダ街道との間に、昔から 「女達のカーブ」と呼ばれるカーブがある。
山間部に幾つものカーブが続く中、その一つがこう呼ばれるようになったのは、 その脇に、少なくとも15人の女性と一人の子供の遺体が埋められたから である。
彼女達は1936年夏にあった拷問の被害者達である。
スペイン市民戦争の被害者についての研究の一環として、カディス県の 山間部で行なわれた拷問とその被害者について調査が行なわれていたが この「女達のカーブ」で発見された遺骨について、その身元が明らかに なった。
 今後、彼女達の死因が究明されて行くが、銃器による傷の跡が 無いことからも、拷問による死を遂げた可能性が高いとされる。

 


9月3日(水)

グラン・カナリア島に13名の死人を乗せたボート到着

今朝8時30分ごろ、グラン・カナリア島南部、モガン市のアルギネギン港に 59名の密入国者を乗せたボートが、治安警備隊の誘導によって到着した。
乗っていたのはいずれもサハラ近辺の住民で、13名がすでに死亡していた。
46名の生存者には2名の女性と数名の子供が含まれていた。
ボートは今朝7時40分ごろに漂流していたのを発見され、治安警備隊の船に 引かれて港に到着した。
発見された時には、すでに8日から12日程度、 漂流していた模様。

スパンエアー墜落事故の被害者遺族、ボーイング社を訴える

8月20日にマドリッドのバラハス国際空港で起きた、離陸直後の墜落事故で 無くなった被害者の、少なくとも10家族以上が、航空機事故を専門に 扱っているシカゴの弁護士事務所リーベック・ローと契約を交わした
同事務所は、依頼を受けると即刻、事故を起こしたMD-82型機を製造した ボーイング社に対し訴えを起こした。

ラファエル・ナダル、プリンシペ・デ・アストゥリアス賞決定

ローラン・ガロス、ウィンブルドン、クィーンズ、ハンブルグ、カナダなど で優勝をおさめ、ATPランキング世界1位に輝き、北京オリンピックで 金メダルを受賞したテニス選手、ラファエル・ナダルに対し、 プリンシペ・デ・アストゥリアス賞の授与が決定した。
同賞を受賞したスペイン人はラファが10人目となる。

 


9月2日(火)

8月の失業者数、103.085人

8月に登録された失業者の数は103.085名にのぼり、過去10年間で 最悪の夏となった。
7月に比べると4.2%の増加となり、失業者総数は2.530.001名に 達した。
実に1998年以来、最悪の数字である。
 ホセ・ロドリゲス・サパテロ首相は、この状況を「好ましくない」と 認めつつ、10日、水曜日の国会で、建設業界で職を失った人々の再就職についての 対策を含め、経済政策について説明したいとコメント。

カタルーニャ、3000人以上がイスラムに改宗

カタルーニャにはイスラム教国からの移民により、イスラム信者が およそ30万人いるとされるが、近年になって地元カタラン人の中に イスラムへ改宗する者が目立っている。
カタルーニャ・イスラム文化協会によると、現時点で、イスラムに改宗した カタラン人は少なくとも3000名を越え、カタルーニャには144件の イスラム礼拝堂があると言う。
また、カタルーニャ政府が持つ資料では 実際には169件のイスラム礼拝堂が機能していると言う。

マドリッド地下鉄1番線、Atocha−Tribunal間の運行再開

プエルタ・デル・ソルで進められている国鉄近距離列車新駅の工事に伴い、 8月2日より、地下鉄1番線のAtocha-Tribunal間のサービスが停止され、 代わって、臨時バスサービスが提供されていたが、今週木曜日より、 地下鉄サービスは平常どおりの形で再開される。
これに伴って、臨時バスのサービスは終了となる予定。


9月1日(月)

2008年、交通事故件数20%減少

今年、2008年の交通事故による死亡者数は1837名となっており、 前年度同時期に比べると348名少なくなっている。
バカンスシーズンと重なる8月、一ヶ月間の統計を見ても、死亡者数は 前年度よりも56名少なく213名となった。
バカンスシーズンが終わる8月最後の週末では12件の事故で13名が 亡くなったが、これも30名が亡くなった前年度同時期に比べると17名、 56%の減となった。

エコロジーカーの販売伸びる

8月における乗用車、4駆車の新規ナンバー登録数は58530件と、 前年度同時期比較41.3%減となった。
8月は、例年、登録数が少なくなる時期であるが、41.3%減と言うのは 1993年1月以来、2番目の大幅な後退である。
 しかしながら、そう言った状況の中でも、ナンバー登録の際に必要な税金が免除 されている、CO2排出量を120Grに押さえたエコロジーカーに ついては、その販売数が伸びつつある。



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